JPH0866923A - タイヤ加硫用金型と空気入りタイヤ - Google Patents
タイヤ加硫用金型と空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH0866923A JPH0866923A JP6204062A JP20406294A JPH0866923A JP H0866923 A JPH0866923 A JP H0866923A JP 6204062 A JP6204062 A JP 6204062A JP 20406294 A JP20406294 A JP 20406294A JP H0866923 A JPH0866923 A JP H0866923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- sipe
- metal plate
- thin metal
- flask
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1272—Width of the sipe
- B60C11/1281—Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイヤのトレッドに湾曲または屈曲部分を有
するフラスコ形サイプを、コスト増やサイプの品質低下
等の問題を招かずに得ることのできるタイヤ加硫用金型
と、前記フラスコ形サイプを配置した空気入りタイヤの
提供。 【構成】 第１発明は、フラスコ形サイプを形成するた
めの金属製ブレードを成型面に植設したタイヤ加硫用金
型において、該ブレードは、金属薄板が植設部分では成
型面に沿って湾曲・屈曲しているのに対して、端部では
実質直線状となっており、この端部に円柱状のピンを溶
接してなることを特徴とする。第２発明は、トレッドに
フラスコ形サイプを配置した空気入りタイヤにおいて、
該サイプがトレッド表面ではこれに沿って湾曲・屈曲し
ているのに対して、サイプ底部分では実質直線状となっ
ていることを特徴とする。
するフラスコ形サイプを、コスト増やサイプの品質低下
等の問題を招かずに得ることのできるタイヤ加硫用金型
と、前記フラスコ形サイプを配置した空気入りタイヤの
提供。 【構成】 第１発明は、フラスコ形サイプを形成するた
めの金属製ブレードを成型面に植設したタイヤ加硫用金
型において、該ブレードは、金属薄板が植設部分では成
型面に沿って湾曲・屈曲しているのに対して、端部では
実質直線状となっており、この端部に円柱状のピンを溶
接してなることを特徴とする。第２発明は、トレッドに
フラスコ形サイプを配置した空気入りタイヤにおいて、
該サイプがトレッド表面ではこれに沿って湾曲・屈曲し
ているのに対して、サイプ底部分では実質直線状となっ
ていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤのトレッドにフ
ラスコ形サイプを形成するための金属製ブレードを成型
面に植設したタイヤ加硫用金型と、トレッドにフラスコ
形サイプを配置した空気入りタイヤに関する。
ラスコ形サイプを形成するための金属製ブレードを成型
面に植設したタイヤ加硫用金型と、トレッドにフラスコ
形サイプを配置した空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ウェット路での操縦性等を目
的として、タイヤのトレッドに複数のサイプを設ける技
術が知られている。このようなサイプの種類として、サ
イプ底の亀裂発生防止を目的とした断面がフラスコ形状
のいわゆるフラスコ形サイプがある。ウェット路での操
縦性を向上させるためにも、前記フラスコ形サイプは好
ましく、そしてサイプの形状を湾曲または屈曲させるこ
とにより路面に対するエッヂを多くすることが、さらに
好ましい。
的として、タイヤのトレッドに複数のサイプを設ける技
術が知られている。このようなサイプの種類として、サ
イプ底の亀裂発生防止を目的とした断面がフラスコ形状
のいわゆるフラスコ形サイプがある。ウェット路での操
縦性を向上させるためにも、前記フラスコ形サイプは好
ましく、そしてサイプの形状を湾曲または屈曲させるこ
とにより路面に対するエッヂを多くすることが、さらに
好ましい。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】湾曲・屈曲したフラス
コ形サイプを形成する場合、タイヤ加硫用金型の金属製
ブレードを湾曲・屈曲しなければならない。その方法と
して、まず、特開平４−２１５５０７号公報に示されて
いるように、金属製薄板を二つ折りにして金属製ピン軸
を挟み込んでおいて、ブレードを湾曲・屈曲させる方法
があるが、この方法ではコスト増を招いてしまうので好
ましくない。そこで、前記金属製ピン軸をなくして、金
属製薄板を二つ折りにする際に折り曲げ部分に空間部を
形成する方法が考えられるが、この方法ではブレードを
湾曲・屈曲させる際に、該空間部が潰れてしまう虞があ
って、高品質のフラスコ形サイプを形成することができ
ない。
コ形サイプを形成する場合、タイヤ加硫用金型の金属製
ブレードを湾曲・屈曲しなければならない。その方法と
して、まず、特開平４−２１５５０７号公報に示されて
いるように、金属製薄板を二つ折りにして金属製ピン軸
を挟み込んでおいて、ブレードを湾曲・屈曲させる方法
があるが、この方法ではコスト増を招いてしまうので好
ましくない。そこで、前記金属製ピン軸をなくして、金
属製薄板を二つ折りにする際に折り曲げ部分に空間部を
形成する方法が考えられるが、この方法ではブレードを
湾曲・屈曲させる際に、該空間部が潰れてしまう虞があ
って、高品質のフラスコ形サイプを形成することができ
ない。
【０００４】これらを考慮すると、金属薄板に円柱状の
ピンを溶接してブレード全体を所望の程度に湾曲・屈曲
する方法が好ましいと考えられる。しかし、溶接後の湾
曲等は困難で、金属薄板とピンとの間での溶接割れの虞
もある。そこで金属薄板とピンとを別々に湾曲・屈曲さ
せて、後にこれを溶接する方法も考えることができる
が、その作業は困難となってしまう。
ピンを溶接してブレード全体を所望の程度に湾曲・屈曲
する方法が好ましいと考えられる。しかし、溶接後の湾
曲等は困難で、金属薄板とピンとの間での溶接割れの虞
もある。そこで金属薄板とピンとを別々に湾曲・屈曲さ
せて、後にこれを溶接する方法も考えることができる
が、その作業は困難となってしまう。
【０００５】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、タイヤのトレッドに湾曲または屈曲部分を有するフ
ラスコ形サイプを、コスト増やサイプの品質低下等の問
題を招かずに得ることのできるタイヤ加硫用金型と、前
記フラスコ形サイプを配置した空気入りタイヤの提供を
目的とする。
で、タイヤのトレッドに湾曲または屈曲部分を有するフ
ラスコ形サイプを、コスト増やサイプの品質低下等の問
題を招かずに得ることのできるタイヤ加硫用金型と、前
記フラスコ形サイプを配置した空気入りタイヤの提供を
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第１発明
は、タイヤのトレッドにフラスコ形サイプを形成するた
めの金属製ブレードを成型面に植設したタイヤ加硫用金
型において、前記金属製ブレードは、金属薄板が前記植
設部分では成型面に沿って湾曲または屈曲しているのに
対して、端部では実質直線状となっており、この端部に
円柱状のピンを溶接してなることを特徴とするタイヤ加
硫用金型である。また第２発明は、トレッドにフラスコ
形サイプを配置した空気入りタイヤにおいて、前記サイ
プがトレッド表面では該表面に沿って湾曲または屈曲し
ているのに対して、サイプ底部分では実質直線状となっ
ている空気入りタイヤである。
は、タイヤのトレッドにフラスコ形サイプを形成するた
めの金属製ブレードを成型面に植設したタイヤ加硫用金
型において、前記金属製ブレードは、金属薄板が前記植
設部分では成型面に沿って湾曲または屈曲しているのに
対して、端部では実質直線状となっており、この端部に
円柱状のピンを溶接してなることを特徴とするタイヤ加
硫用金型である。また第２発明は、トレッドにフラスコ
形サイプを配置した空気入りタイヤにおいて、前記サイ
プがトレッド表面では該表面に沿って湾曲または屈曲し
ているのに対して、サイプ底部分では実質直線状となっ
ている空気入りタイヤである。
【０００７】
【作用】本発明の第１発明のタイヤ加硫用金型は、成型
面への植設付近では金属薄板が湾曲・屈曲しているもの
の、ピンを溶接する端部では実質直線状となっており、
その溶接作業は容易となる。また、考察したようなコス
ト増やサイプの品質低下を招く虞もない。
面への植設付近では金属薄板が湾曲・屈曲しているもの
の、ピンを溶接する端部では実質直線状となっており、
その溶接作業は容易となる。また、考察したようなコス
ト増やサイプの品質低下を招く虞もない。
【０００８】本発明の第２発明の空気入りタイヤは、ト
レッド表面に湾曲・屈曲したサイプを有しているので路
面へのエッヂが増え、ウェット路の操縦性が向上する。
また摩耗末期においては、サイプ底のフラスコ部分によ
って排水性低下が食い止められ、新品時から摩耗末期ま
で高いウェット路操縦性を得ることができる。
レッド表面に湾曲・屈曲したサイプを有しているので路
面へのエッヂが増え、ウェット路の操縦性が向上する。
また摩耗末期においては、サイプ底のフラスコ部分によ
って排水性低下が食い止められ、新品時から摩耗末期ま
で高いウェット路操縦性を得ることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図１において、符号10は本発明に係るタイヤ
加硫用金型、符号 1はタイヤ加硫用金型10の成型面12に
植設された状態のフラスコ形サイプ形成用の金属製ブレ
ードを示している。この金属製ブレード 1は、成型面12
の隣接する２つの溝形成骨の間に位置し、タイヤのトレ
ッドにフラスコ形サイプを形成するようになっている。
説明する。図１において、符号10は本発明に係るタイヤ
加硫用金型、符号 1はタイヤ加硫用金型10の成型面12に
植設された状態のフラスコ形サイプ形成用の金属製ブレ
ードを示している。この金属製ブレード 1は、成型面12
の隣接する２つの溝形成骨の間に位置し、タイヤのトレ
ッドにフラスコ形サイプを形成するようになっている。
【００１０】この金属製ブレード 1は、図１に示すよう
に、板厚が０．２〜１．０ｍｍ程度のステンレス、チタ
ニウム等の金属薄板 2と、金属薄板 2の端部2aに、自身
の溝4を嵌合させて溶接されたピン 3とから構成されて
いる。図１は金属製ブレード 1中央部における厚み方向
断面図を示している。ここに金属薄板 2が曲がっている
様子が示されているが、これは、金属薄板 2が植設部分
2bでは成型面12に沿って湾曲または屈曲しているのに対
して、端部2aでは実質直線状となっているためである。
に、板厚が０．２〜１．０ｍｍ程度のステンレス、チタ
ニウム等の金属薄板 2と、金属薄板 2の端部2aに、自身
の溝4を嵌合させて溶接されたピン 3とから構成されて
いる。図１は金属製ブレード 1中央部における厚み方向
断面図を示している。ここに金属薄板 2が曲がっている
様子が示されているが、これは、金属薄板 2が植設部分
2bでは成型面12に沿って湾曲または屈曲しているのに対
して、端部2aでは実質直線状となっているためである。
【００１１】ピン 3にはその軸線に沿って軸線と平行に
金属薄板 2の板厚よりも僅かに幅広の溝 4が加工され、
溝 4の両端はピン 3の両端に達している。このピン 3の
溝 4と金属薄板 2の端部2aとは互いに嵌合し、金属薄板
2の厚み方向に直交する中心線はピン 3の軸心を通って
いる。ピン 3と金属薄板 2とは周知の方法で溶接される
が、ピンを溶接する端部2aでは実質直線状となっている
ので、その溶接作業は容易となり、また、すでに考察し
たようなコスト増やサイプの品質低下を招く虞もない。
金属薄板 2の板厚よりも僅かに幅広の溝 4が加工され、
溝 4の両端はピン 3の両端に達している。このピン 3の
溝 4と金属薄板 2の端部2aとは互いに嵌合し、金属薄板
2の厚み方向に直交する中心線はピン 3の軸心を通って
いる。ピン 3と金属薄板 2とは周知の方法で溶接される
が、ピンを溶接する端部2aでは実質直線状となっている
ので、その溶接作業は容易となり、また、すでに考察し
たようなコスト増やサイプの品質低下を招く虞もない。
【００１２】また金属薄板 2のピン 3よりも遠い位置で
あって、タイヤ加硫用金型30の成型面31の植設部分2b
に、該金属薄板 2をタイヤ加硫用金型側に固着するのに
利用する比較的大径の大孔 5が１個以上厚み方向に貫通
している。
あって、タイヤ加硫用金型30の成型面31の植設部分2b
に、該金属薄板 2をタイヤ加硫用金型側に固着するのに
利用する比較的大径の大孔 5が１個以上厚み方向に貫通
している。
【００１３】図１に示された金属製ブレード 1を成型面
12に植設したタイヤ加硫用金型10を用いて得られたトレ
ッドパターンの展開図を図２に示している。符号20が空
気入りタイヤ、22が周溝、24が横溝、26がフラスコ形サ
イプ、28が通常のサイプを示している。横溝24、フラス
コ形サイプ26、サイプ28は全体として矢筈状になってお
り、当該トレッドパターンはいわゆる方向性パターンを
示している。
12に植設したタイヤ加硫用金型10を用いて得られたトレ
ッドパターンの展開図を図２に示している。符号20が空
気入りタイヤ、22が周溝、24が横溝、26がフラスコ形サ
イプ、28が通常のサイプを示している。横溝24、フラス
コ形サイプ26、サイプ28は全体として矢筈状になってお
り、当該トレッドパターンはいわゆる方向性パターンを
示している。
【００１４】図３は、フラスコ形サイプ26のみを拡大し
た透視図を示している。該フラスコ形サイプはトレッド
表面では該表面に沿って湾曲している（26a ）のに対し
て、サイプ底部分では実質直線状となっている（26b
）。このようにフラスコ形サイプはトレッド表面で湾
曲していても、または屈曲していてもよく、種々の態様
が考えられる。
た透視図を示している。該フラスコ形サイプはトレッド
表面では該表面に沿って湾曲している（26a ）のに対し
て、サイプ底部分では実質直線状となっている（26b
）。このようにフラスコ形サイプはトレッド表面で湾
曲していても、または屈曲していてもよく、種々の態様
が考えられる。
【００１５】
【発明の効果】本発明の第１発明のタイヤ加硫用金型に
よれば、タイヤのトレッドに湾曲または屈曲部分を有す
るフラスコ形サイプを、コスト増やサイプの品質低下等
の問題を招かずに得ることのできる。
よれば、タイヤのトレッドに湾曲または屈曲部分を有す
るフラスコ形サイプを、コスト増やサイプの品質低下等
の問題を招かずに得ることのできる。
【００１６】次に、本発明の第２発明の空気入りタイヤ
のウェット路操縦性に関する試験とその結果を以下に示
す。この試験に用いるタイヤサイズは２３５／４５ＺＲ
１７であり、タイヤ内部の補強構造は周知の構造を用い
ているので記載を省略する。トレッドパターンについて
は、図２に示したパターンを有する空気入りタイヤを実
施例とし、図４に示したパターンを有するタイヤを従来
例とする。ここで、従来例のパターンと実施例のパター
ンとの相違点を述べる。実施例の場合、周溝22のうち、
タイヤ赤道面Ｍ近傍において延びる周溝22a とそのタイ
ヤ幅方向外側に延びる周溝22b に挟まれたリブ30を横切
るサイプが本発明によるフラスコ形サイプ26となってい
るのに対して、比較例の場合、リブ30を横切るサイプが
フラスコ形でない通常の断面形状になるサイプであっ
て、しかもトレッド表面においても直線状に延びてい
る。尚、それぞれサイプ深さは６．５ｍｍ、トレッド表
面でのサイプ幅は０．７ｍｍであった。フラスコ形サイ
プ26の場合、サイプ底近傍の最も広幅部分で１．５ｍｍ
とした。
のウェット路操縦性に関する試験とその結果を以下に示
す。この試験に用いるタイヤサイズは２３５／４５ＺＲ
１７であり、タイヤ内部の補強構造は周知の構造を用い
ているので記載を省略する。トレッドパターンについて
は、図２に示したパターンを有する空気入りタイヤを実
施例とし、図４に示したパターンを有するタイヤを従来
例とする。ここで、従来例のパターンと実施例のパター
ンとの相違点を述べる。実施例の場合、周溝22のうち、
タイヤ赤道面Ｍ近傍において延びる周溝22a とそのタイ
ヤ幅方向外側に延びる周溝22b に挟まれたリブ30を横切
るサイプが本発明によるフラスコ形サイプ26となってい
るのに対して、比較例の場合、リブ30を横切るサイプが
フラスコ形でない通常の断面形状になるサイプであっ
て、しかもトレッド表面においても直線状に延びてい
る。尚、それぞれサイプ深さは６．５ｍｍ、トレッド表
面でのサイプ幅は０．７ｍｍであった。フラスコ形サイ
プ26の場合、サイプ底近傍の最も広幅部分で１．５ｍｍ
とした。
【００１７】これら供試例を、まず、新品時におけるウ
ェット路操縦性の試験として、リム組み後に内圧：２．
３kgf/cm2 を充填して、実車装着し、半径５０ｍのウェ
ットスキッドパッド上を走行可能限界速度で走行させ
て、横方向加速度を測定した。この結果、従来例を１０
０とする指数表示で、実施例は１０３であった（指数は
大きいほど良い）。
ェット路操縦性の試験として、リム組み後に内圧：２．
３kgf/cm2 を充填して、実車装着し、半径５０ｍのウェ
ットスキッドパッド上を走行可能限界速度で走行させ
て、横方向加速度を測定した。この結果、従来例を１０
０とする指数表示で、実施例は１０３であった（指数は
大きいほど良い）。
【００１８】次に、摩耗末期におけるウェット路操縦性
の試験として、トレッドを５ｍｍ摩耗させた後に、リム
組み後に内圧を充填して実車装着し、水深１０ｍｍの滞
水路を直進させて、ハイドロプレーニング現象が発生す
る速度を測定したところ、従来例を１００とする指数表
示で、実施例は１０４であった（指数は大きいほど良
い）。
の試験として、トレッドを５ｍｍ摩耗させた後に、リム
組み後に内圧を充填して実車装着し、水深１０ｍｍの滞
水路を直進させて、ハイドロプレーニング現象が発生す
る速度を測定したところ、従来例を１００とする指数表
示で、実施例は１０４であった（指数は大きいほど良
い）。
【００１９】以上のように、本発明による空気入りタイ
ヤは、新品時から摩耗末期まで高いウェット路操縦性を
得ることができる。
ヤは、新品時から摩耗末期まで高いウェット路操縦性を
得ることができる。
【図１】本発明に従うタイヤ加硫用金型に植設された金
属製ブレードの断面図である。
属製ブレードの断面図である。
【図２】本発明に従うタイヤのトレッドパターン展開図
である。
である。
【図３】図２におけるフラスコ形サイプ26の拡大透視図
である。
である。
【図４】従来例のトレッドパターン展開図である。
1 金属製ブレード 2 金属薄板 3 ピン 10 タイヤ加硫用金型 11 成型面 20 空気入りタイヤ 26 フラスコ形サイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 21:00 105:24 Ｂ２９Ｌ 30:00
Claims (2)
- 【請求項１】 タイヤのトレッドにフラスコ形サイプを
形成するための金属製ブレードを成型面に植設したタイ
ヤ加硫用金型において、前記金属製ブレードは、金属薄
板が前記植設部分では成型面に沿って湾曲または屈曲し
ているのに対して、端部では実質直線状となっており、
この端部に円柱状のピンを溶接してなることを特徴とす
るタイヤ加硫用金型。 - 【請求項２】 トレッドにフラスコ形サイプを配置した
空気入りタイヤにおいて、前記サイプがトレッド表面で
は該表面に沿って湾曲または屈曲しているのに対して、
サイプ底部分では実質直線状となっている空気入りタイ
ヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6204062A JPH0866923A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | タイヤ加硫用金型と空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6204062A JPH0866923A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | タイヤ加硫用金型と空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866923A true JPH0866923A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16484131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6204062A Pending JPH0866923A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | タイヤ加硫用金型と空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0866923A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7350552B2 (en) * | 2001-01-10 | 2008-04-01 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Directional tread having incisions of varying inclination |
| JP2008155634A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | タイヤトレッドの沈み溝と、沈みブレードと、大型キーホール・サイプの成形用のフレキシブルなモールド装置 |
| JP2010513117A (ja) * | 2006-12-21 | 2010-04-30 | ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 改良トレッドパターンを有する車両ホイール用タイヤ |
| WO2014030476A1 (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP6204062A patent/JPH0866923A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7350552B2 (en) * | 2001-01-10 | 2008-04-01 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Directional tread having incisions of varying inclination |
| JP2008155634A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | タイヤトレッドの沈み溝と、沈みブレードと、大型キーホール・サイプの成形用のフレキシブルなモールド装置 |
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| WO2014030476A1 (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| CN104395108A (zh) * | 2012-08-20 | 2015-03-04 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
| US9302550B2 (en) | 2012-08-20 | 2016-04-05 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
| CN104395108B (zh) * | 2012-08-20 | 2016-05-04 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
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