JPH086568Y2 - アクスルのシール構造 - Google Patents
アクスルのシール構造Info
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- JPH086568Y2 JPH086568Y2 JP1987158520U JP15852087U JPH086568Y2 JP H086568 Y2 JPH086568 Y2 JP H086568Y2 JP 1987158520 U JP1987158520 U JP 1987158520U JP 15852087 U JP15852087 U JP 15852087U JP H086568 Y2 JPH086568 Y2 JP H086568Y2
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- JP
- Japan
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- axle
- seal
- bearing housing
- side lip
- lip
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7886—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted outside the gap between the inner and outer races, e.g. sealing rings mounted to an end face or outer surface of a race
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7873—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a single sealing ring of generally L-shaped cross-section
- F16C33/7876—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a single sealing ring of generally L-shaped cross-section with sealing lips
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
- F16C19/364—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/546—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/547—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車軸にかかる荷重をアクスルシャフトとア
クスルケースとで半分づつ受け持つ半浮動式アクスル等
に適用されるアクスルのシール構造に関する。
クスルケースとで半分づつ受け持つ半浮動式アクスル等
に適用されるアクスルのシール構造に関する。
(従来の技術) 従来、半浮動式アクスルのシール構造としては、例え
ば「ニッサンサービス周報第424号160型系車の紹介」
(昭和55年6月,日産自動車(株)発行)の第87ページ
に記載されているようなものが知られている。
ば「ニッサンサービス周報第424号160型系車の紹介」
(昭和55年6月,日産自動車(株)発行)の第87ページ
に記載されているようなものが知られている。
この従来出典には、ベアリングハウジングの外端部と
アクスルシャフトとの間に、テーパーローラホイールベ
アリングの滑動性を確保するグリースの漏出を防止する
グリースシールが示されている。
アクスルシャフトとの間に、テーパーローラホイールベ
アリングの滑動性を確保するグリースの漏出を防止する
グリースシールが示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のシール構造にあって
は、グリースシールをメインリップとダストリップによ
るダブルリップ構造等にすることでグリースの漏出防止
を達成し得ても、ベアリングハウジングとアクスルシャ
フトの径方向突出部の内面との間は隙間を介在したまま
であった為、外部からの泥水やダスト等の有害な異物侵
入に対する防止効果が低い。
は、グリースシールをメインリップとダストリップによ
るダブルリップ構造等にすることでグリースの漏出防止
を達成し得ても、ベアリングハウジングとアクスルシャ
フトの径方向突出部の内面との間は隙間を介在したまま
であった為、外部からの泥水やダスト等の有害な異物侵
入に対する防止効果が低い。
そこで、シール効果を高めるべくグリースシールに、
アクスルシャフトの径方向突出部の内面に接触するサイ
ドリップ部を形成する案があるが、ベアリングハウジン
グを有するアクスルにおいて、単にサイドリップ部をシ
ール基部から延設した場合には、第6図に示すように、
サブアッシーしたアクスルユニット01の状態で位置規制
や移動規制を受けないベアリングハウジング02の自重に
よる下降移動により、グリースシール03のシール基部03
aに対しサイドリップ部03bが吸着し、その後、アクスル
ケースに組み付けてもこの吸着状態が維持されて、サイ
ドリップ部03bがその機能を果たさない。
アクスルシャフトの径方向突出部の内面に接触するサイ
ドリップ部を形成する案があるが、ベアリングハウジン
グを有するアクスルにおいて、単にサイドリップ部をシ
ール基部から延設した場合には、第6図に示すように、
サブアッシーしたアクスルユニット01の状態で位置規制
や移動規制を受けないベアリングハウジング02の自重に
よる下降移動により、グリースシール03のシール基部03
aに対しサイドリップ部03bが吸着し、その後、アクスル
ケースに組み付けてもこの吸着状態が維持されて、サイ
ドリップ部03bがその機能を果たさない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決することを目的
としてなされたもので、この目的達成のために本考案で
は、外側にロードホイールが固定される径方向突出部を
有するアクスルシャフトと、該アクスルシャフトにテー
パーローラホイールベアリングを介して設けられるベア
リングハウジングと、該ベアリングハウジングが固定さ
れるアクスルケースと、前記ベアリングハウジングの外
端部と前記アクスルシャフトとの間に介装されるグリー
スシールと、を備えたアクスルにおいて、前記グリース
シールには、前記ベアリングハウジング側に固定される
シール基部と前記アクスルシャフトの径方向突出部の内
面に接触するサイドスリップ部とを有し、且つ、シール
基部とサイドリップ部との互いに対向する面の少なくと
も一方には、サイドリップ部がシール基部に当接した際
に画成される閉鎖空間と外気とを連通させるリップ吸着
防止用段差部が形成され、このリップ吸着防止用段差部
は、外径が当接変形したサイドリップ部の外径より大き
く、内径が当接変形したサイドリップ部の外径より小さ
く、その外周端から内周端まで連通する径方向凹溝によ
る構成であることを特徴とする手段とした。
としてなされたもので、この目的達成のために本考案で
は、外側にロードホイールが固定される径方向突出部を
有するアクスルシャフトと、該アクスルシャフトにテー
パーローラホイールベアリングを介して設けられるベア
リングハウジングと、該ベアリングハウジングが固定さ
れるアクスルケースと、前記ベアリングハウジングの外
端部と前記アクスルシャフトとの間に介装されるグリー
スシールと、を備えたアクスルにおいて、前記グリース
シールには、前記ベアリングハウジング側に固定される
シール基部と前記アクスルシャフトの径方向突出部の内
面に接触するサイドスリップ部とを有し、且つ、シール
基部とサイドリップ部との互いに対向する面の少なくと
も一方には、サイドリップ部がシール基部に当接した際
に画成される閉鎖空間と外気とを連通させるリップ吸着
防止用段差部が形成され、このリップ吸着防止用段差部
は、外径が当接変形したサイドリップ部の外径より大き
く、内径が当接変形したサイドリップ部の外径より小さ
く、その外周端から内周端まで連通する径方向凹溝によ
る構成であることを特徴とする手段とした。
(作用) サブアッシーによりアクスルユニットにする時には、
アクスルシャフトのシャフト部から径方向突出部に向か
ってグリースシールを固定したベアリングハウジング及
びテーパーローラホイールベアリングを挿着し、ロック
ナット等でテーパーローラホイールベアリングのインナ
ーレース側を固定する。そして、ベアリングハウジング
を上方にしてこのアクスルユニット状態のままでアクス
ルケースへの組み付けまでしばらく放置しておくと、位
置規制や移動規制を受けないベアリングハウジングがテ
ーパーローラホイールベアリングのアウターレースと共
に下降移動し、グリースシールのシール基部に対しサイ
ドリップ部が吸着しようとする。
アクスルシャフトのシャフト部から径方向突出部に向か
ってグリースシールを固定したベアリングハウジング及
びテーパーローラホイールベアリングを挿着し、ロック
ナット等でテーパーローラホイールベアリングのインナ
ーレース側を固定する。そして、ベアリングハウジング
を上方にしてこのアクスルユニット状態のままでアクス
ルケースへの組み付けまでしばらく放置しておくと、位
置規制や移動規制を受けないベアリングハウジングがテ
ーパーローラホイールベアリングのアウターレースと共
に下降移動し、グリースシールのシール基部に対しサイ
ドリップ部が吸着しようとする。
しかし、シール基部とサイドリップ部との互いに対向す
る面の少なくとも一方には、サイドリップ部がシール基
部に当接した際に画成される閉鎖空間と外気とを連通さ
せるリップ吸着防止用段差部が形成されているため、サ
イドリップ部の当接変形により形成される閉鎖空間と外
気とがリップ吸着防止用段差部を介して連通し、吸着に
は至らず、単にシール基部とサイドリップ部とが接触し
ているに過ぎない状態となる。
る面の少なくとも一方には、サイドリップ部がシール基
部に当接した際に画成される閉鎖空間と外気とを連通さ
せるリップ吸着防止用段差部が形成されているため、サ
イドリップ部の当接変形により形成される閉鎖空間と外
気とがリップ吸着防止用段差部を介して連通し、吸着に
は至らず、単にシール基部とサイドリップ部とが接触し
ているに過ぎない状態となる。
ここで、リップ吸着防止用段差部は、外径が当接変形し
たサイドリップ部の外径より大きく、内径が当接変形し
たサイドリップ部の外径より小さく、その外周端から内
周端まで連通する径方向凹溝による構成とされているた
め、シール基部とサイドリップ部との当接状態におい
て、径方向凹溝による段差部により閉鎖空間との開口部
と外気との開口部との連通が確保され、確実にシール基
部とサイドリップ部の吸着が防止される。
たサイドリップ部の外径より大きく、内径が当接変形し
たサイドリップ部の外径より小さく、その外周端から内
周端まで連通する径方向凹溝による構成とされているた
め、シール基部とサイドリップ部との当接状態におい
て、径方向凹溝による段差部により閉鎖空間との開口部
と外気との開口部との連通が確保され、確実にシール基
部とサイドリップ部の吸着が防止される。
その後、アクスルシャフトをアクスルケースに挿着し、
ベアリングハウジングをアクスルケースに固定してベア
リングハウジングとアクスルシャフトの径方向突出部と
を正規の間隔に保つと、サイドリップ部の弾発力により
サイドリップ部がシール基部から離れてアクスルシャフ
トの径方向突出部の内面に接触し、サイドリップ部の本
来の機能が果たされる。
ベアリングハウジングをアクスルケースに固定してベア
リングハウジングとアクスルシャフトの径方向突出部と
を正規の間隔に保つと、サイドリップ部の弾発力により
サイドリップ部がシール基部から離れてアクスルシャフ
トの径方向突出部の内面に接触し、サイドリップ部の本
来の機能が果たされる。
従って、グリースシールのサイドリップ部の組付時に
おける吸着防止作用で、部品点数を増大させることな
く、組付作業の如何にかかわらず高いシール効果を確保
することが出来る。
おける吸着防止作用で、部品点数を増大させることな
く、組付作業の如何にかかわらず高いシール効果を確保
することが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例の半浮動式リヤアクスルAは、第1図に示すよ
うに、外側にロードホイール1が固定される径方向突出
部2aを有するアクスルシャフト2と、該アクスルシャフ
ト2にテーパーローラホイールベアリング3を介して設
けられるベアリングハウジング4と、該ベアリングハウ
ジング4が固定されるアクスルケース5と、前記ベアリ
ングハウジング4の外端部と前記アクスルシャフト2と
の間に介装されるグリースシール6と、を備えている。
うに、外側にロードホイール1が固定される径方向突出
部2aを有するアクスルシャフト2と、該アクスルシャフ
ト2にテーパーローラホイールベアリング3を介して設
けられるベアリングハウジング4と、該ベアリングハウ
ジング4が固定されるアクスルケース5と、前記ベアリ
ングハウジング4の外端部と前記アクスルシャフト2と
の間に介装されるグリースシール6と、を備えている。
前記アクスルシャフト2のシャフト部2bの内側端部に
は、図外のディファレンシャルのサイドギヤとスプライ
ン嵌合するスプライン部が形成されている。
は、図外のディファレンシャルのサイドギヤとスプライ
ン嵌合するスプライン部が形成されている。
前記テーパーローラホイールベアリング3は、インナ
ーレース3a,アウターレース3b及びテーパーローラ3cと
を有し、前記インナーレース3aの車両外方位置にはグリ
ースシールスペーサ7が設けられ、インナーレース3aの
車両内方位置にはロックワッシャー8を介してベアリン
グロックナット9が設けられている。
ーレース3a,アウターレース3b及びテーパーローラ3cと
を有し、前記インナーレース3aの車両外方位置にはグリ
ースシールスペーサ7が設けられ、インナーレース3aの
車両内方位置にはロックワッシャー8を介してベアリン
グロックナット9が設けられている。
前記ベアリングハウジング4は、ボルト10及びナット
11によりアクスルケース5に固定される。
11によりアクスルケース5に固定される。
前記アクスルケース5の内面には、アクスルシャフト
2のシャフト部2bに接触するオイルシール12が設けられ
ている。
2のシャフト部2bに接触するオイルシール12が設けられ
ている。
尚、第1図中は13ブレーキドラム、14はハブボルト、
15はハブナット、16はバッフルプレート、17はラビリン
スプレートである。
15はハブナット、16はバッフルプレート、17はラビリン
スプレートである。
前記グリースシール6は、第2図及び第3図に示すよ
うに、前記ベアリングハウジング4側に固定されるシー
ルリテーナ6a及びシール基部6bと、前記グリースシール
スペーサ7に接触するメインリップ6c及びダストリップ
6dと、前記アクスルシャフト2の径方向突出部2aの内面
に接触するサイドリップ部6eとを有し、且つ、前記シー
ル基部6bとサイドリップ部6eとの互いに対向する面のシ
ール基部6b側には、適宜間隔でリップ吸着防止用段差部
6fが形成されている。
うに、前記ベアリングハウジング4側に固定されるシー
ルリテーナ6a及びシール基部6bと、前記グリースシール
スペーサ7に接触するメインリップ6c及びダストリップ
6dと、前記アクスルシャフト2の径方向突出部2aの内面
に接触するサイドリップ部6eとを有し、且つ、前記シー
ル基部6bとサイドリップ部6eとの互いに対向する面のシ
ール基部6b側には、適宜間隔でリップ吸着防止用段差部
6fが形成されている。
また、第4図は実施例の半浮動式リヤアクスルAが適
応されたリーディングアーム式サスペンションの全体斜
視図であり、サスペンション部材として、リーディング
アーム20、ラテラルロッド21、ショックアブソーバ22、
コイルスプリング23を備え、これらの部材はアクスルケ
ース5に固定されたアクスル側ブラケット24に連結され
ている。
応されたリーディングアーム式サスペンションの全体斜
視図であり、サスペンション部材として、リーディング
アーム20、ラテラルロッド21、ショックアブソーバ22、
コイルスプリング23を備え、これらの部材はアクスルケ
ース5に固定されたアクスル側ブラケット24に連結され
ている。
このアクスル側ブラケット24は、第5図に示すよう
に、リーディングアームブラケット24aと、スプリング
シート24bと、パーナルロッドブラケット24cと、ショッ
クアブブラケット24dとの4部品で形成されている。
に、リーディングアームブラケット24aと、スプリング
シート24bと、パーナルロッドブラケット24cと、ショッ
クアブブラケット24dとの4部品で形成されている。
前記リーディングアームブラケット24aは状断面の
形状を有しており、ショックアブブラケット24dは部分
的に状断面の形状を有しており、連結部24d′の部分
でリーティングアームブラケット24aに溶接されてい
る。パーナルブラケット24cは一端がリーディングアー
ムブラケット24aに溶接されており、他端がショックア
ブブラケット24dに溶接されている。
形状を有しており、ショックアブブラケット24dは部分
的に状断面の形状を有しており、連結部24d′の部分
でリーティングアームブラケット24aに溶接されてい
る。パーナルブラケット24cは一端がリーディングアー
ムブラケット24aに溶接されており、他端がショックア
ブブラケット24dに溶接されている。
前記アクスル側ブラケット24は、リーティングアーム
ブラケット24aの2ケ所(24a1,24a2)ショックアブブ
ランケット24dの1ケ所24dでアクスルケース5に溶接さ
れてい。
ブラケット24aの2ケ所(24a1,24a2)ショックアブブ
ランケット24dの1ケ所24dでアクスルケース5に溶接さ
れてい。
このようなアクスル側ブラケット24とすることで、部品
点数の削減、溶接工程の簡略化、溶接トーチ用の空間を
少なくすることによる省スペース化、スプリングシート
24bからの入力ポイントの3分力化を図っている。
点数の削減、溶接工程の簡略化、溶接トーチ用の空間を
少なくすることによる省スペース化、スプリングシート
24bからの入力ポイントの3分力化を図っている。
次に、作用を説明する。
サブアッシーによりアクスルユニットにする時には、
アクスルシャフト2のシャフト部2bから径方向突出部2a
に向かってグリースシールスペーサ7,グリースシール6
を固定したベアリングハウジング4及びテーパーローラ
ホイールベアリング3を挿着し、ロックナット9でテー
パーローラホイールベアリング3のインナレース3a側を
固定する。
アクスルシャフト2のシャフト部2bから径方向突出部2a
に向かってグリースシールスペーサ7,グリースシール6
を固定したベアリングハウジング4及びテーパーローラ
ホイールベアリング3を挿着し、ロックナット9でテー
パーローラホイールベアリング3のインナレース3a側を
固定する。
そして、前記ベアリングハウジング4を上方にしてこの
アクスルユニット状態のままでアクスルケース5への組
み付けまでしばらく放置しておくと、位置規制や移動規
制を受けないベアリングハウジング4が自重によりテー
パーローラホイールベアリング3のアウターレース3bと
共に下降移動し、グリースシール6のシール基部6bに対
しサイドリップ部6eが吸着しようとする(第6図参
照)。
アクスルユニット状態のままでアクスルケース5への組
み付けまでしばらく放置しておくと、位置規制や移動規
制を受けないベアリングハウジング4が自重によりテー
パーローラホイールベアリング3のアウターレース3bと
共に下降移動し、グリースシール6のシール基部6bに対
しサイドリップ部6eが吸着しようとする(第6図参
照)。
しかし、シール基部6bとサイドリップ部6eとの互いに対
向する面のシール基部6bには、リップ吸着防止用段差部
6fが形成されている為、この段差部6fよりサイドリップ
部6eの変形により形成される閉鎖空間と外気とが連通
し、吸着には至らず、単にシール基部6bとサイドリップ
部6eとが接触しているに過ぎない状態となる。
向する面のシール基部6bには、リップ吸着防止用段差部
6fが形成されている為、この段差部6fよりサイドリップ
部6eの変形により形成される閉鎖空間と外気とが連通
し、吸着には至らず、単にシール基部6bとサイドリップ
部6eとが接触しているに過ぎない状態となる。
その後、アクスルシャフト2をアクスルケース5に挿着
し、ベアリングハウジング4をアクスルケース5に固定
してベアリングハウジング4とアクスルシャフト2の径
方向突出部2aとを正規の間隔に保つと、サイドリップ6e
の弾発力によりサイドリップ部6eがシール基部6bから離
れてアクスルシャフト2の径方向突出部2aの内面に接触
して第1図に示すようになり、サイドリップ部2eの本来
の機能が果たされる。
し、ベアリングハウジング4をアクスルケース5に固定
してベアリングハウジング4とアクスルシャフト2の径
方向突出部2aとを正規の間隔に保つと、サイドリップ6e
の弾発力によりサイドリップ部6eがシール基部6bから離
れてアクスルシャフト2の径方向突出部2aの内面に接触
して第1図に示すようになり、サイドリップ部2eの本来
の機能が果たされる。
以上説明してきたように、実施例の半浮動式アクスル
Aのシール構造にあっては、グリースシール6のサイド
リップ部6eの組付時における吸着防止作用で、部品点数
を増大させることなく、組付作業の如何にかかわらず高
いシール効果を確保することが出来るという効果が得ら
れる。
Aのシール構造にあっては、グリースシール6のサイド
リップ部6eの組付時における吸着防止作用で、部品点数
を増大させることなく、組付作業の如何にかかわらず高
いシール効果を確保することが出来るという効果が得ら
れる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても
本考案に含まれる。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても
本考案に含まれる。
例えば、実施例では、リップ吸着防止用段差部6fをシ
ール基部6bに形成した例を示したが、サイドリップ部6e
に形成したり、両者6b,6eに形成したものであってもよ
い。
ール基部6bに形成した例を示したが、サイドリップ部6e
に形成したり、両者6b,6eに形成したものであってもよ
い。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のアクスルのシール
構造にあっては、グリースシールには、ベアリングハウ
ジング側に固定されるシール基部とアクスルシャフトの
径方向突出部の内面に接触するサイドスリップ部とを有
し、且つ、シール基部とサイドリップ部との互いに対向
する面の少なくとも一方には、サイドリップ部がシール
基部に当接した際に画成される閉鎖空間と外気とを連通
させるリップ吸着防止用段差部が形成され、このリップ
吸着防止用段差部は、外径が当接変形したサイドリップ
部の外径より大きく、内径が当接変形したサイドリップ
部の外径より小さく、その外周端から内周端まで連通す
る径方向凹溝による構成としたため、グリースシールの
サイドリップ部の組付時における吸着防止作用で、部品
点数を増大させることなく、組付作業の如何にかかわら
ず高いシール効果を確保することが出来るという効果が
得られる。
構造にあっては、グリースシールには、ベアリングハウ
ジング側に固定されるシール基部とアクスルシャフトの
径方向突出部の内面に接触するサイドスリップ部とを有
し、且つ、シール基部とサイドリップ部との互いに対向
する面の少なくとも一方には、サイドリップ部がシール
基部に当接した際に画成される閉鎖空間と外気とを連通
させるリップ吸着防止用段差部が形成され、このリップ
吸着防止用段差部は、外径が当接変形したサイドリップ
部の外径より大きく、内径が当接変形したサイドリップ
部の外径より小さく、その外周端から内周端まで連通す
る径方向凹溝による構成としたため、グリースシールの
サイドリップ部の組付時における吸着防止作用で、部品
点数を増大させることなく、組付作業の如何にかかわら
ず高いシール効果を確保することが出来るという効果が
得られる。
第1図は本考案実施例のシール構造が適応された半浮動
式リヤアクスルを示す断面図、第2図は実施例のグリー
スシールを示す断面図、第3図は実施例のグリースシー
ルを示す斜視図、第4図は実施例の半浮動式リヤアクス
ルが適応されたリーディングアーム式サスペンションの
全体斜視図、第5図はアクスル側ブラケットを示す斜視
図、第6図はアクスルユニットを示す図である。 A…半浮動式リヤアクスル 1…ロードホイール 2…アクスルシャフト 2a…径方向突出部 3…テーパーローラホイールベアリング 4…ベアリングハウジング 5…アクスルケース 6…グリースシール 6b…シール基部 6e…サイドリップ部 6f…リップ吸着防止用段差部
式リヤアクスルを示す断面図、第2図は実施例のグリー
スシールを示す断面図、第3図は実施例のグリースシー
ルを示す斜視図、第4図は実施例の半浮動式リヤアクス
ルが適応されたリーディングアーム式サスペンションの
全体斜視図、第5図はアクスル側ブラケットを示す斜視
図、第6図はアクスルユニットを示す図である。 A…半浮動式リヤアクスル 1…ロードホイール 2…アクスルシャフト 2a…径方向突出部 3…テーパーローラホイールベアリング 4…ベアリングハウジング 5…アクスルケース 6…グリースシール 6b…シール基部 6e…サイドリップ部 6f…リップ吸着防止用段差部
Claims (1)
- 【請求項1】外側にロードホイールが固定される径方向
突出部を有するアクスルシャフトと、 該アクスルシャフトにテーパーローラホイールベアリン
グを介して設けられるベアリングハウジングと、 該ベアリングハウジングが固定されるアクスルケース
と、 前記ベアリングハウジングの外端部と前記アクスルシャ
フトとの間に介装されるグリースシールと、 を備えたアクスルにおいて、 前記グリースシールには、前記ベアリングハウジング側
に固定されるシール基部と前記アクスルシャフトの径方
向突出部の内面に接触するサイドスリップ部とを有し、
且つ、シール基部とサイドリップ部との互いに対向する
面の少なくとも一方には、サイドリップ部がシール基部
に当接した際に画成される閉鎖空間と外気とを連通させ
るリップ吸着防止用段差部が形成され、このリップ吸着
防止用段差部は、外径が当接変形したサイドリップ部の
外径より大きく、内径が当接変形したサイドリップ部の
外径より小さく、その外周端から内周端まで連通する径
方向凹溝による構成であることを特徴とするアクスルの
シール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987158520U JPH086568Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | アクスルのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987158520U JPH086568Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | アクスルのシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0162903U JPH0162903U (ja) | 1989-04-21 |
JPH086568Y2 true JPH086568Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31438924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987158520U Expired - Lifetime JPH086568Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | アクスルのシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086568Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345570A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-03 | Okamura Corp | 書 架 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4812263B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2011-11-09 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
WO2006008898A1 (ja) | 2004-07-16 | 2006-01-26 | Nok Corporation | 密封装置 |
JP5100056B2 (ja) * | 2006-08-17 | 2012-12-19 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
JP2015052350A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 内山工業株式会社 | 軸受密封装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56103278U (ja) * | 1980-01-09 | 1981-08-13 | ||
JPS61134404U (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-21 | ||
JPS61200704U (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-16 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP1987158520U patent/JPH086568Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345570A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-03 | Okamura Corp | 書 架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0162903U (ja) | 1989-04-21 |
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