JPH086452Y2 - 猫の首輪 - Google Patents
猫の首輪Info
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- JPH086452Y2 JPH086452Y2 JP1991019579U JP1957991U JPH086452Y2 JP H086452 Y2 JPH086452 Y2 JP H086452Y2 JP 1991019579 U JP1991019579 U JP 1991019579U JP 1957991 U JP1957991 U JP 1957991U JP H086452 Y2 JPH086452 Y2 JP H086452Y2
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K27/00—Leads or collars, e.g. for dogs
- A01K27/001—Collars
-
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- A01K27/005—Quick-couplings, safety-couplings or shock-absorbing devices between leash and collar
-
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- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
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- Buckles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、愛玩動物用、特に猫用
の首輪に関するものである。
の首輪に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】犬・猫に代表されるペットブームの高ま
りの中で、欧米諸国を筆頭に愛玩動物の安全が強く望ま
れている。
りの中で、欧米諸国を筆頭に愛玩動物の安全が強く望ま
れている。
【０００３】特に、猫については次の様な配慮がなされ
ている。猫は狭い所を通り抜ける習性を持っているが、
鈴を付けたり或いは装飾を付けるために、首輪を付ける
ことが一般に行われており、この首輪が前記の通り抜け
時に何かに引っ掛かることがある。このような際に、そ
の猫が引っ掛かった首輪から抜け出せず餓死してしまう
ケースが少なからずある。
ている。猫は狭い所を通り抜ける習性を持っているが、
鈴を付けたり或いは装飾を付けるために、首輪を付ける
ことが一般に行われており、この首輪が前記の通り抜け
時に何かに引っ掛かることがある。このような際に、そ
の猫が引っ掛かった首輪から抜け出せず餓死してしまう
ケースが少なからずある。
【０００４】このような事態は、近頃の高級化した嵩高
な首輪の場合に著しく、従来、これを解消するために、
首輪の一部に伸縮部を設け、引っ掛かった場合、ベルト
の伸びによって猫の頭が首輪から抜けるようにしたもの
がある。
な首輪の場合に著しく、従来、これを解消するために、
首輪の一部に伸縮部を設け、引っ掛かった場合、ベルト
の伸びによって猫の頭が首輪から抜けるようにしたもの
がある。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、首輪の一部に設けた伸縮部が、例えばゴム部分の伸
びによるものでは、ゴム部分のゴム弾性を強くしておけ
ば、猫の首を圧迫したり締め気味になったりして好まし
くないだけではなく、首輪が引っ掛かった場合に、周囲
の障害物の配置によっては、猫の動きが制限されて、猫
が首輪を伸ばすことができる方向に首輪を引っ張って
も、その方向では、猫がその首輪から抜け出すことがで
きるとは限らず、抜け出せなかったりする。逆に、ゴム
部分のゴム弾性を弱くして、首輪が引っ掛かった場合
に、猫が抜け出し易くすると、猫の通常の行動中に首輪
が外れることがある。
合、首輪の一部に設けた伸縮部が、例えばゴム部分の伸
びによるものでは、ゴム部分のゴム弾性を強くしておけ
ば、猫の首を圧迫したり締め気味になったりして好まし
くないだけではなく、首輪が引っ掛かった場合に、周囲
の障害物の配置によっては、猫の動きが制限されて、猫
が首輪を伸ばすことができる方向に首輪を引っ張って
も、その方向では、猫がその首輪から抜け出すことがで
きるとは限らず、抜け出せなかったりする。逆に、ゴム
部分のゴム弾性を弱くして、首輪が引っ掛かった場合
に、猫が抜け出し易くすると、猫の通常の行動中に首輪
が外れることがある。
【０００６】本考案は、首輪の連結構造を改良して、前
記の従来の相反する問題を一挙に解決することができる
猫の首輪を提供することをその課題とする。
記の従来の相反する問題を一挙に解決することができる
猫の首輪を提供することをその課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本願の
考案は、上記課題を解決するために、互いに突き合わせ
嵌合する嵌合部を有する雌部材と雄部材とをベルトの各
端部に振り分けて配し、雌雄各部材の嵌合部相互間に、
この突き合わせ方向と交差する方向に係合して引っ掛か
り合い抜け止めする係合凹部と係合突部とを有し、これ
ら係合凹部と係合突部との引っ掛かり面の少なくとも一
方が、前記突き合わせ方向に対し前記引っ掛かりを緩和
する方向に傾斜した斜面としたことを特徴とするもので
ある。
考案は、上記課題を解決するために、互いに突き合わせ
嵌合する嵌合部を有する雌部材と雄部材とをベルトの各
端部に振り分けて配し、雌雄各部材の嵌合部相互間に、
この突き合わせ方向と交差する方向に係合して引っ掛か
り合い抜け止めする係合凹部と係合突部とを有し、これ
ら係合凹部と係合突部との引っ掛かり面の少なくとも一
方が、前記突き合わせ方向に対し前記引っ掛かりを緩和
する方向に傾斜した斜面としたことを特徴とするもので
ある。
【０００８】請求項２に記載の本願考案は、上記課題を
解決するために、雄部材は、偏平な雌部材の嵌合部の嵌
合孔の両側に摺動嵌合する一対のガイド部と、これらガ
イド部の間に位置し、前記摺動嵌合の終了時に、雌部材
の前記嵌合孔の内周壁に設けられた係合凹部に弾性係合
する係合突部を持った係合片とを備えたことを特徴とす
るものである。
解決するために、雄部材は、偏平な雌部材の嵌合部の嵌
合孔の両側に摺動嵌合する一対のガイド部と、これらガ
イド部の間に位置し、前記摺動嵌合の終了時に、雌部材
の前記嵌合孔の内周壁に設けられた係合凹部に弾性係合
する係合突部を持った係合片とを備えたことを特徴とす
るものである。
【０００９】請求項３に記載の本願考案は、上記課題を
解決するために、雄部材は、偏平な雌部材の嵌合部の嵌
合孔に摺動嵌合するガイド部と、このガイド部の両側に
位置し、前記摺動嵌合の終了時に、雌部材の前記嵌合孔
の両側外面に摺動嵌合方向に形成された凹部内に設けら
れた係合突部に弾性係合する係合凹部を有する係合片と
を備えたことを特徴とするものである。
解決するために、雄部材は、偏平な雌部材の嵌合部の嵌
合孔に摺動嵌合するガイド部と、このガイド部の両側に
位置し、前記摺動嵌合の終了時に、雌部材の前記嵌合孔
の両側外面に摺動嵌合方向に形成された凹部内に設けら
れた係合突部に弾性係合する係合凹部を有する係合片と
を備えたことを特徴とするものである。
【００１０】なお、本願考案は、斜面が、係合凹部と係
合突部との双方に形成されるのが好適である。
合突部との双方に形成されるのが好適である。
【００１１】また、雌雄各部材は合成樹脂材料によって
成型されるのが好適であるが、これに限られない。
成型されるのが好適であるが、これに限られない。
【００１２】
【作用】請求項１に記載の本願考案の上記構成によれ
ば、ベルトの両端に設けた雌部材と雄部材とを互いに突
き合わせ嵌合すると、これら雌雄各部材間の係合凹部と
係合突部とが、前記突き合わせ嵌合方向と交差する方向
に係合し合って抜け止めするので、ベルトの端部どうし
をその長さ方向の遊びや伸縮なしに連結してベルトを輪
にすることができる。
ば、ベルトの両端に設けた雌部材と雄部材とを互いに突
き合わせ嵌合すると、これら雌雄各部材間の係合凹部と
係合突部とが、前記突き合わせ嵌合方向と交差する方向
に係合し合って抜け止めするので、ベルトの端部どうし
をその長さ方向の遊びや伸縮なしに連結してベルトを輪
にすることができる。
【００１３】特に、特に係合凹部と係合突部とは、これ
らの引っ掛かり面の少なくとも一方が、前記突き合わせ
方向に対し前記引っ掛かりを緩和する方向に傾斜した斜
面とされていることにより、使用中に限度以上の外力が
ベルトに働くと、前記斜面部に滑りが生じて係合凹部と
係合突部との前記係合が外れるので、雌雄各部材の突き
合わせ嵌合が外れてベルトの連結が解かれる。
らの引っ掛かり面の少なくとも一方が、前記突き合わせ
方向に対し前記引っ掛かりを緩和する方向に傾斜した斜
面とされていることにより、使用中に限度以上の外力が
ベルトに働くと、前記斜面部に滑りが生じて係合凹部と
係合突部との前記係合が外れるので、雌雄各部材の突き
合わせ嵌合が外れてベルトの連結が解かれる。
【００１４】請求項２に記載の本願考案の上記構成で
は、請求項１に記載の考案においてさらに、単純構造で
成型が容易であり、雌部材が偏平なので、これに嵌合す
る雄部材も偏平になり、雌雄両部材をたがいに突き合わ
せた連結部の厚さをベルトの厚さに近い嵩低いものとす
ることができる。又、嵌合孔とガイド部とで確固な嵌ま
り合いを保証しながら、係合片の弾性係脱スペースを充
分にとることができる。従って、前記雄部材の係合片と
その係合突部の形状及び係合時の弾性変形の程度を自由
に設計し、所望の係止力を得ることができる。
は、請求項１に記載の考案においてさらに、単純構造で
成型が容易であり、雌部材が偏平なので、これに嵌合す
る雄部材も偏平になり、雌雄両部材をたがいに突き合わ
せた連結部の厚さをベルトの厚さに近い嵩低いものとす
ることができる。又、嵌合孔とガイド部とで確固な嵌ま
り合いを保証しながら、係合片の弾性係脱スペースを充
分にとることができる。従って、前記雄部材の係合片と
その係合突部の形状及び係合時の弾性変形の程度を自由
に設計し、所望の係止力を得ることができる。
【００１５】請求項３に記載の本願考案の上記構成で
は、請求項１に記載の考案においてさらに、係合凹部お
よび係合突部が外方にオープンな凹部内に成型されるも
のなので、どのような形状にも成型できるため、係合凹
部および係合突部の設計が請求項２に記載ものよりも自
由になり、さらに適正な係止力を得ることができる。
は、請求項１に記載の考案においてさらに、係合凹部お
よび係合突部が外方にオープンな凹部内に成型されるも
のなので、どのような形状にも成型できるため、係合凹
部および係合突部の設計が請求項２に記載ものよりも自
由になり、さらに適正な係止力を得ることができる。
【００１６】係合凹部と係合突部とに斜面を設けると、
限度以上の外力が働いたときの滑りが円滑になり、万一
外れないことによる危険を防止するし、合成樹脂材料で
あると、この滑りにより係合が外れるための弾性を得や
すい。
限度以上の外力が働いたときの滑りが円滑になり、万一
外れないことによる危険を防止するし、合成樹脂材料で
あると、この滑りにより係合が外れるための弾性を得や
すい。
【００１７】
【実施例】本願の第１考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。図１は本願の第１考案の一実施例の斜視図、
図２は図１の雌部材Ｂの一部断面平面図、図３は図１の
雌部材Ｂの側面図、図４は図２のIV−IV断面図、図５は
図１の雄部材Ａの平面図、図６は図１の雄部材Ａの側面
図、図７は図５のVII−VII断面図、図８は図１の雄部材
Ａと雌部材Ｂとの連結状態の断面図である。
説明する。図１は本願の第１考案の一実施例の斜視図、
図２は図１の雌部材Ｂの一部断面平面図、図３は図１の
雌部材Ｂの側面図、図４は図２のIV−IV断面図、図５は
図１の雄部材Ａの平面図、図６は図１の雄部材Ａの側面
図、図７は図５のVII−VII断面図、図８は図１の雄部材
Ａと雌部材Ｂとの連結状態の断面図である。
【００１８】図１に示すように、首輪は雄部材Ａ、雌部
材Ｂ、ベルトＣによって構成されている。
材Ｂ、ベルトＣによって構成されている。
【００１９】ベルトＣの一端は雌部材Ｂのベルト接続穴
９に通して折り返し、逢着等の方法で固定される。ベル
トの他端は雄部材Ａに設けた２つのベルト接続穴１６、
１７に通して、ベルト長さ、即ち、首輪の直径を調節し
て固定部材Ｄによって固定できるように図られている。
雄部材Ａと雌部材Ｂとを連結することによりベルトは輪
になり、首輪として使用される。
９に通して折り返し、逢着等の方法で固定される。ベル
トの他端は雄部材Ａに設けた２つのベルト接続穴１６、
１７に通して、ベルト長さ、即ち、首輪の直径を調節し
て固定部材Ｄによって固定できるように図られている。
雄部材Ａと雌部材Ｂとを連結することによりベルトは輪
になり、首輪として使用される。
【００２０】図２から図４に示す雌部材Ｂと、図５から
図７に示す雄部材Ａはポリカーボネート等の合成樹脂弾
性材料の成型品である。
図７に示す雄部材Ａはポリカーボネート等の合成樹脂弾
性材料の成型品である。
【００２１】雌部材Ｂは、矩形断面の偏平中空形状に成
型されている。一端に雄部材Ａと嵌合するための開口部
１が形型され、他端にベルトＣを接続するための長穴９
を有する接続部２が成型されている。中空部分は上下に
対向する長側壁３、４、と、左右に対向する短側壁５、
６及びベルト接続部側の奥壁７とで囲まれ、一方を開口
部１により開放されている。又、長側壁４の中央部分で
奥壁７に接する位置に、外側面まで貫通する係合凹部８
を設けている。
型されている。一端に雄部材Ａと嵌合するための開口部
１が形型され、他端にベルトＣを接続するための長穴９
を有する接続部２が成型されている。中空部分は上下に
対向する長側壁３、４、と、左右に対向する短側壁５、
６及びベルト接続部側の奥壁７とで囲まれ、一方を開口
部１により開放されている。又、長側壁４の中央部分で
奥壁７に接する位置に、外側面まで貫通する係合凹部８
を設けている。
【００２２】雄部材Ａは矩形板状の偏平な基部１１の一
方にベルト接続部１２が形成されると共に、他方に一対
の両側ガイド１３と係合片１４を突出させている。一対
の両側ガイド１３の左右両端面間及び上下の寸法は、雌
部材Ｂの中空部分に摺動嵌合してガタツキのない寸法に
成形されている。係合片１４の上面は雌部材Ｂの上側長
側壁３に対して間隙を有し、係合片１４の下面は雌部材
Ｂの下側長側壁３に対して摺動する寸法位置とし、且
つ、その先端部に係合凸部１５を設けている。係合凸部
１５は図７に断面で示すように、雌部材Ｂへの挿入方向
には緩やかな傾斜であり、引き抜き方向には急な傾斜を
有している。
方にベルト接続部１２が形成されると共に、他方に一対
の両側ガイド１３と係合片１４を突出させている。一対
の両側ガイド１３の左右両端面間及び上下の寸法は、雌
部材Ｂの中空部分に摺動嵌合してガタツキのない寸法に
成形されている。係合片１４の上面は雌部材Ｂの上側長
側壁３に対して間隙を有し、係合片１４の下面は雌部材
Ｂの下側長側壁３に対して摺動する寸法位置とし、且
つ、その先端部に係合凸部１５を設けている。係合凸部
１５は図７に断面で示すように、雌部材Ｂへの挿入方向
には緩やかな傾斜であり、引き抜き方向には急な傾斜を
有している。
【００２３】雄部材Ａを雌部材Ｂに連結するとき、雄部
材Ａの両側ガイド１３及び係合片１４を、雌部材Ｂの開
口部１から挿入すると、両側ガイド１３は雌部材Ｂの中
空部分の短側壁５、６に摺動して挿入を案内する。この
とき係合片１４はその先端部の係合凸部１５が中空部分
の長側壁４に当たって挿入が阻害されるが、係合凸部１
５の反対面が長側壁３に対して間隙を有する形状である
ため、係合片１４は係合凸部１５の緩傾斜面が受ける緩
やかな抵抗によって撓み、挿入が可能になる。
材Ａの両側ガイド１３及び係合片１４を、雌部材Ｂの開
口部１から挿入すると、両側ガイド１３は雌部材Ｂの中
空部分の短側壁５、６に摺動して挿入を案内する。この
とき係合片１４はその先端部の係合凸部１５が中空部分
の長側壁４に当たって挿入が阻害されるが、係合凸部１
５の反対面が長側壁３に対して間隙を有する形状である
ため、係合片１４は係合凸部１５の緩傾斜面が受ける緩
やかな抵抗によって撓み、挿入が可能になる。
【００２４】雄部材Ａの基部１１が雌部材Ｂの開口部１
に当接するまで挿入されたとき、係合凸部１５は長側壁
４に穿たれた係合凹部８に係合し連結が完了する。
に当接するまで挿入されたとき、係合凸部１５は長側壁
４に穿たれた係合凹部８に係合し連結が完了する。
【００２５】図８に示すように、係合凹部８に係合した
係合凸部１５は、抜き出し方向には急傾斜面を有してい
るため、この首輪をつけた猫の通常の行動中において発
生する程度の力が引き抜き方向に加わっても、係合凸部
１５の急傾斜面と係合凹部８との係合力により抜けるこ
とはない。しかし、首輪が何かに引っ掛かって、猫が暴
れたときのような強い力が加わった場合には、引き抜き
力が係合凸部１５と係合凹部８との係合力に勝り、係合
片１４を撓めて係合凸部１５が係合凹部８から外れ、雄
部材Ａと雌部材Ｂとの連結が解放されて首輪の輪が解か
れるので、異常状態にある猫を解放することができる。
係合凸部１５は、抜き出し方向には急傾斜面を有してい
るため、この首輪をつけた猫の通常の行動中において発
生する程度の力が引き抜き方向に加わっても、係合凸部
１５の急傾斜面と係合凹部８との係合力により抜けるこ
とはない。しかし、首輪が何かに引っ掛かって、猫が暴
れたときのような強い力が加わった場合には、引き抜き
力が係合凸部１５と係合凹部８との係合力に勝り、係合
片１４を撓めて係合凸部１５が係合凹部８から外れ、雄
部材Ａと雌部材Ｂとの連結が解放されて首輪の輪が解か
れるので、異常状態にある猫を解放することができる。
【００２６】本願の第１考案の他の実施例を図面に基づ
いて説明する。図９は本願の第１考案の他の実施例の斜
視図、図１０は図９の雌部材Ｂの一部断面平面図、図１
１は図９の雌部材Ｂの一部断面側面図、図１２は図９の
雄部材Ａの平面図、図１３は図９の雄部材Ａの一部断面
側面図、図１４は図９の雄部材Ａと雌部材Ｂとの連結状
態の一部断面平面図、図１５は図９の固定部材Ｄの断面
図である。
いて説明する。図９は本願の第１考案の他の実施例の斜
視図、図１０は図９の雌部材Ｂの一部断面平面図、図１
１は図９の雌部材Ｂの一部断面側面図、図１２は図９の
雄部材Ａの平面図、図１３は図９の雄部材Ａの一部断面
側面図、図１４は図９の雄部材Ａと雌部材Ｂとの連結状
態の一部断面平面図、図１５は図９の固定部材Ｄの断面
図である。
【００２７】図９に示すように、首輪は雄部材Ａ、雌部
材Ｂ、ベルトＣ、固定材Ｄによって構成されている。
材Ｂ、ベルトＣ、固定材Ｄによって構成されている。
【００２８】ベルトＣの一端は雌部材Ｂのベルト接続穴
９に通して折り返し、逢着等の方法で固定される。ベル
トの他端は雄部材Ａに設けた２つのベルト接続穴１６、
１７に通して折り返され、固定部材Ｄによって、ベルト
長さ、即ち、首輪の直径を調節して固定できるように図
られている。雄部材Ａと雌部材Ｂとを連結することによ
りベルトは輪になり、首輪として使用される。
９に通して折り返し、逢着等の方法で固定される。ベル
トの他端は雄部材Ａに設けた２つのベルト接続穴１６、
１７に通して折り返され、固定部材Ｄによって、ベルト
長さ、即ち、首輪の直径を調節して固定できるように図
られている。雄部材Ａと雌部材Ｂとを連結することによ
りベルトは輪になり、首輪として使用される。
【００２９】図１０と図１１に示す雌部材Ｂと、図１２
から図１４に示す雄部材Ａはポリカーボネート等の合成
樹脂弾性材料の成型品である。
から図１４に示す雄部材Ａはポリカーボネート等の合成
樹脂弾性材料の成型品である。
【００３０】雌部材Ｂは、偏平な矩形板状の基部２０の
一方にベルトＣを接続するための長穴９を有する接続部
２が成形されると共に、他方に偏平な雌部材Ｂの外形を
構成している平行に対向する２枚の平板２１、２２が成
型されている。これら平板２１、２２の間隙の中央部に
は、基部２０を奥壁７とし、上下に対向する平板２１、
２２及び左右に対向し平板２１と２２とを接続する横壁
２３、２４とで囲まれ、一方を開口部１により開放され
ている中空部分が形成されている。これら横壁２３、２
４の中空部分側は平滑であるが、横壁２３、２４の外側
は係合凸部２５に成形されると共に平板２１と２２とに
挟まれている。この係合凸部２５は図１０に断面で示す
ように、開口部１から係合凸部２５への挿入方向には緩
やかな傾斜で高くなっており、係合凸部２５から奥壁７
への引き抜き方向には急な傾斜で低くなっている。そし
て、係合凸部２５はその上下を前記平板２１と２２で挟
まれており、係合凸部２５とこの部分の前記平板２１と
２２とが、後述の雄部材Ａの係合片３１、３２をガイド
し係止する。
一方にベルトＣを接続するための長穴９を有する接続部
２が成形されると共に、他方に偏平な雌部材Ｂの外形を
構成している平行に対向する２枚の平板２１、２２が成
型されている。これら平板２１、２２の間隙の中央部に
は、基部２０を奥壁７とし、上下に対向する平板２１、
２２及び左右に対向し平板２１と２２とを接続する横壁
２３、２４とで囲まれ、一方を開口部１により開放され
ている中空部分が形成されている。これら横壁２３、２
４の中空部分側は平滑であるが、横壁２３、２４の外側
は係合凸部２５に成形されると共に平板２１と２２とに
挟まれている。この係合凸部２５は図１０に断面で示す
ように、開口部１から係合凸部２５への挿入方向には緩
やかな傾斜で高くなっており、係合凸部２５から奥壁７
への引き抜き方向には急な傾斜で低くなっている。そし
て、係合凸部２５はその上下を前記平板２１と２２で挟
まれており、係合凸部２５とこの部分の前記平板２１と
２２とが、後述の雄部材Ａの係合片３１、３２をガイド
し係止する。
【００３１】雄部材Ａは、偏平な基部１１の一方にベル
ト接続部１２を設けると共に、他方の中央部にガイド３
０を、両側に一対の係合片３１、３２を突出させてい
る。ガイド３０の上下左右方向の寸法は、雌部材Ｂの中
空部分に摺動嵌合してガタツキのない寸法に成型されて
いる。係合片３１、３２の上下両面間の寸法は、前記係
合凸部２５を挟んでいる部分の前記平板２１と２２と、
摺動嵌合してガタツキのない寸法に成型されている。こ
れらの係合片３１と３２の両外側は雌部材Ｂの上下に対
向する平板２１、２２の形状に合わせて滑らかになって
いるが、基部１１側の根本の部分は、係合片３１、３２
が弾性変形し易いように左右方向の厚さが内側で薄くな
っている。又、係合片３１、３２の内側には前記雌部材
Ｂの係合凸部２５と係合する係合凹部３３、３４が形成
されている。そして、係合片３１、３２の先端部の内側
には、前記係合凹部３３、３４の先端側の傾斜面の途中
からその先端に向かって、先端の厚さが薄くなるような
傾斜面が設けられている。
ト接続部１２を設けると共に、他方の中央部にガイド３
０を、両側に一対の係合片３１、３２を突出させてい
る。ガイド３０の上下左右方向の寸法は、雌部材Ｂの中
空部分に摺動嵌合してガタツキのない寸法に成型されて
いる。係合片３１、３２の上下両面間の寸法は、前記係
合凸部２５を挟んでいる部分の前記平板２１と２２と、
摺動嵌合してガタツキのない寸法に成型されている。こ
れらの係合片３１と３２の両外側は雌部材Ｂの上下に対
向する平板２１、２２の形状に合わせて滑らかになって
いるが、基部１１側の根本の部分は、係合片３１、３２
が弾性変形し易いように左右方向の厚さが内側で薄くな
っている。又、係合片３１、３２の内側には前記雌部材
Ｂの係合凸部２５と係合する係合凹部３３、３４が形成
されている。そして、係合片３１、３２の先端部の内側
には、前記係合凹部３３、３４の先端側の傾斜面の途中
からその先端に向かって、先端の厚さが薄くなるような
傾斜面が設けられている。
【００３２】雄部材Ａを雌部材Ｂに連結するとき、雄部
材Ａのガイド３０及び一対の係合片３１、３２を、雌部
材Ｂの開口部１側から挿入すると、ガイド３０は雌部材
Ｂの中空部分の上下に対向する平板２１、２２及び左右
に対向し平板２１と２２とを接続する横壁２３、２４に
摺動して挿入を案内する。このとき一対の係合片３１、
３２はその先端部が中空部分の横壁２３、２４に当たっ
て挿入が阻害されるが、係合片３１、３２の先端部の内
側に先端に向かって、先端の厚さが薄くなるように設け
られている傾斜面と、雌部材Ｂの横壁２３、２４の外側
の先端部に設けられた緩やかな傾斜面とによって、係合
片３１、３２は、その先端の傾斜面が受ける緩やかな抵
抗によって撓み、挿入が可能になる。雄部材Ａの基部１
１が雌部材Ｂの開口部１に当接するまで挿入されたと
き、前記雄部材Ａの係合凹部３３、３４は、前記雌部材
Ｂの係合凸部２５に係合し連結が完了する。
材Ａのガイド３０及び一対の係合片３１、３２を、雌部
材Ｂの開口部１側から挿入すると、ガイド３０は雌部材
Ｂの中空部分の上下に対向する平板２１、２２及び左右
に対向し平板２１と２２とを接続する横壁２３、２４に
摺動して挿入を案内する。このとき一対の係合片３１、
３２はその先端部が中空部分の横壁２３、２４に当たっ
て挿入が阻害されるが、係合片３１、３２の先端部の内
側に先端に向かって、先端の厚さが薄くなるように設け
られている傾斜面と、雌部材Ｂの横壁２３、２４の外側
の先端部に設けられた緩やかな傾斜面とによって、係合
片３１、３２は、その先端の傾斜面が受ける緩やかな抵
抗によって撓み、挿入が可能になる。雄部材Ａの基部１
１が雌部材Ｂの開口部１に当接するまで挿入されたと
き、前記雄部材Ａの係合凹部３３、３４は、前記雌部材
Ｂの係合凸部２５に係合し連結が完了する。
【００３３】図１４に示すように、係合凸部２５に係合
した係合凹部３３、３４は、抜き出し方向には急傾斜面
を有しているため、この首輪をつけた猫の通常の行動中
において発生する程度の力が引き抜き方向に加わって
も、係合凸部２５の急傾斜面と係合凹部３３、３４の急
斜面との係合力により抜けることはない。しかし、首輪
が何かに引っ掛かって、猫が暴れたときのような強い力
が加わったときには、引き抜き力が係合凸部２５と係合
凹部３３、３４との係合力に勝り、係合片３１、３２を
撓めて係合凸部２５が係合凹部３３、３４から外れ、雄
部材Ａと雌部材Ｂとの連結が解放されて首輪の輪が解か
れるので、異常状態にある猫を解放することができる。
した係合凹部３３、３４は、抜き出し方向には急傾斜面
を有しているため、この首輪をつけた猫の通常の行動中
において発生する程度の力が引き抜き方向に加わって
も、係合凸部２５の急傾斜面と係合凹部３３、３４の急
斜面との係合力により抜けることはない。しかし、首輪
が何かに引っ掛かって、猫が暴れたときのような強い力
が加わったときには、引き抜き力が係合凸部２５と係合
凹部３３、３４との係合力に勝り、係合片３１、３２を
撓めて係合凸部２５が係合凹部３３、３４から外れ、雄
部材Ａと雌部材Ｂとの連結が解放されて首輪の輪が解か
れるので、異常状態にある猫を解放することができる。
【００３４】本願の第２考案の一実施例を図面に基づい
て説明する。図１６は本願の第２考案の一実施例の雄部
材Ａと雌部材Ｂとの連結状態の一部断面平面図、図１７
は図１６のＸ−Ｘ断面図である。
て説明する。図１６は本願の第２考案の一実施例の雄部
材Ａと雌部材Ｂとの連結状態の一部断面平面図、図１７
は図１６のＸ−Ｘ断面図である。
【００３５】雌部材Ｂは、雌ケース４４と雄部材Ａとの
衝合面側に、永久磁石４０を内装し、その両外側にヨー
ク４１を取り付けて磁力線の集中を図り磁気吸着力を高
め、このヨーク４１を雌ケース４４から突き出させてい
る。一方雄部材Ａは、雄ケース４５と雌部材Ｂとの衝合
面側に、磁性材４２（例えば、鉄板）を内装している。
雄部材Ａと雌部材Ｂとを突き合わせると、前記ヨーク４
１と磁性材４２とが磁気吸着して連結される。このと
き、雌ケース４４と雄ケース４５とは衝合部で互いに嵌
め合い構造になっているので、前記ヨーク４１と磁性材
４２とが吸着することにより、所定位置に連結される。
尚、雄部材Ａと雌部材Ｂとの衝合面には、雄部材Ａ側に
突出部４３を設けて、雌部材Ｂの同形凹部と衝合して、
雄・雌両部材の連結の表裏を規制している。
衝合面側に、永久磁石４０を内装し、その両外側にヨー
ク４１を取り付けて磁力線の集中を図り磁気吸着力を高
め、このヨーク４１を雌ケース４４から突き出させてい
る。一方雄部材Ａは、雄ケース４５と雌部材Ｂとの衝合
面側に、磁性材４２（例えば、鉄板）を内装している。
雄部材Ａと雌部材Ｂとを突き合わせると、前記ヨーク４
１と磁性材４２とが磁気吸着して連結される。このと
き、雌ケース４４と雄ケース４５とは衝合部で互いに嵌
め合い構造になっているので、前記ヨーク４１と磁性材
４２とが吸着することにより、所定位置に連結される。
尚、雄部材Ａと雌部材Ｂとの衝合面には、雄部材Ａ側に
突出部４３を設けて、雌部材Ｂの同形凹部と衝合して、
雄・雌両部材の連結の表裏を規制している。
【００３６】上記構成において、雄部材Ａと雌部材Ｂと
にベルトＣの各端部を接続して、両部材Ａ、Ｂを突き合
わせると、磁気吸着により両部材Ａ、Ｂは連結されベル
トＣを輪にすることができる。このように形成された首
輪をつけた猫が、その首輪を何かに引っ掛けて暴れた場
合には、強い力が連結部にかかり、磁気吸着を保つ限度
以上の引き離し力になったときに連結が外れ、首輪が解
放されて、猫は窮地を脱することができる。
にベルトＣの各端部を接続して、両部材Ａ、Ｂを突き合
わせると、磁気吸着により両部材Ａ、Ｂは連結されベル
トＣを輪にすることができる。このように形成された首
輪をつけた猫が、その首輪を何かに引っ掛けて暴れた場
合には、強い力が連結部にかかり、磁気吸着を保つ限度
以上の引き離し力になったときに連結が外れ、首輪が解
放されて、猫は窮地を脱することができる。
【００３７】又、図８、図１７に示すように、連結され
た雄部材Ａと雌部材Ｂの外形を、短側面から見て緩やか
なアールを描いて形成し、ベルトＣの両端を接続したと
きの輪の径に沿うようにして、無理のない輪を形成し、
この首輪をつけた猫に、異物感を与えないように配慮し
ている。
た雄部材Ａと雌部材Ｂの外形を、短側面から見て緩やか
なアールを描いて形成し、ベルトＣの両端を接続したと
きの輪の径に沿うようにして、無理のない輪を形成し、
この首輪をつけた猫に、異物感を与えないように配慮し
ている。
【００３８】以上のように構成された首輪を猫に付ける
には、先ず、猫の首にベルトＣを回して、猫の首回りの
径に合うようにベルトＣの長さを、図５、図１２、図１
６のベルト接続部１２で調節する。ベルト接続部１２に
は２つの長穴１６、１７によって、２本の引き留め部１
８、１９が形成されており、この引き留め部１８、１９
は図７、図１３、図１７の断面図に示すように段違いに
配置されているので、折り返されるベルトＣを表面に突
出させずに巻き留めることができる。ベルトＣの端部を
長穴１７から長穴１６に回して、引き留め部を巻いて引
けば、ベルトＣとベルト接続部１２の位置を変えること
ができるので、所望の長さになったところで、ベルトＣ
の端部を固定部材Ｄによって留めれば良い。
には、先ず、猫の首にベルトＣを回して、猫の首回りの
径に合うようにベルトＣの長さを、図５、図１２、図１
６のベルト接続部１２で調節する。ベルト接続部１２に
は２つの長穴１６、１７によって、２本の引き留め部１
８、１９が形成されており、この引き留め部１８、１９
は図７、図１３、図１７の断面図に示すように段違いに
配置されているので、折り返されるベルトＣを表面に突
出させずに巻き留めることができる。ベルトＣの端部を
長穴１７から長穴１６に回して、引き留め部を巻いて引
けば、ベルトＣとベルト接続部１２の位置を変えること
ができるので、所望の長さになったところで、ベルトＣ
の端部を固定部材Ｄによって留めれば良い。
【００３９】固定部材Ｄは、図９の斜視図及び図１５の
断面図に示すような形状を有する。
断面図に示すような形状を有する。
【００４０】雄部材Ａ側のベルトを、先ず、図１５の５
０と５１間を通し、次いで、５０と５２間を通してか
ら、雄部材Ａに設けた２つのベルト接続穴１６、１７に
通して折り返し、その先端を５０に回して更に折り返
し、逢着等の方法で固定する。そして、固定部材Ｄをベ
ルトＣの適当な位置に移動して、雄部材ＡとベルトＣと
を引っ張ると、固定部材Ｄが固定しベルトＣの長さが決
まる。
０と５１間を通し、次いで、５０と５２間を通してか
ら、雄部材Ａに設けた２つのベルト接続穴１６、１７に
通して折り返し、その先端を５０に回して更に折り返
し、逢着等の方法で固定する。そして、固定部材Ｄをベ
ルトＣの適当な位置に移動して、雄部材ＡとベルトＣと
を引っ張ると、固定部材Ｄが固定しベルトＣの長さが決
まる。
【００４１】尚、雌部材Ｂまたは雄部材Ａの外短側面に
は、図２、図１６に示すように半円状のリング１０を設
けてあるので、鈴等の飾り物を付けることができ、場合
によっては、繋ぎ紐を接続することもできる。
は、図２、図１６に示すように半円状のリング１０を設
けてあるので、鈴等の飾り物を付けることができ、場合
によっては、繋ぎ紐を接続することもできる。
【００４２】
【考案の効果】請求項１に記載の本願考案によれば、ベ
ルトの両端に設けた雌部材と雄部材とを互いに突き合わ
せ嵌合すると、これら雌雄各部材間の係合凹部と係合突
部とが、前記突き合わせ嵌合方向と交差する方向に係合
し合って抜け止めするので、ベルトの端部どうしをその
長さ方向の遊びや伸縮なしに連結してベルトを輪にする
ことができる。
ルトの両端に設けた雌部材と雄部材とを互いに突き合わ
せ嵌合すると、これら雌雄各部材間の係合凹部と係合突
部とが、前記突き合わせ嵌合方向と交差する方向に係合
し合って抜け止めするので、ベルトの端部どうしをその
長さ方向の遊びや伸縮なしに連結してベルトを輪にする
ことができる。
【００４３】特に、係合凹部と係合突部とは、これらの
引っ掛かり面の少なくとも一方が、前記突き合わせ方向
に対し前記引っ掛かりを緩和する方向に傾斜した斜面と
されていることにより、使用中に限度以上の外力がベル
トに働くと、前記斜面部に滑りが生じて係合凹部と係合
突部との前記係合が外れるので、雌雄各部材の突き合わ
せ嵌合が外れてベルトの連結が解かれる。
引っ掛かり面の少なくとも一方が、前記突き合わせ方向
に対し前記引っ掛かりを緩和する方向に傾斜した斜面と
されていることにより、使用中に限度以上の外力がベル
トに働くと、前記斜面部に滑りが生じて係合凹部と係合
突部との前記係合が外れるので、雌雄各部材の突き合わ
せ嵌合が外れてベルトの連結が解かれる。
【００４４】請求項２に記載の本願考案によれば、請求
項１に記載の考案においてさらに、単純構造で成型が容
易であり、雌部材が偏平なので、これに嵌合する雄部材
も偏平になり、雌雄両部材をたがいに突き合わせた連結
部の厚さをベルトの厚さに近い嵩低いものとすることが
できる。又、嵌合孔とガイド部とで確固な嵌まり合いを
保証しながら、係合片の弾性係脱スペースを充分にとる
ことができる。従って、前記雄部材の係合片とその係合
突部の形状及び係合時の弾性変形の程度を自由に設計
し、所望の係止力を得ることができる。
項１に記載の考案においてさらに、単純構造で成型が容
易であり、雌部材が偏平なので、これに嵌合する雄部材
も偏平になり、雌雄両部材をたがいに突き合わせた連結
部の厚さをベルトの厚さに近い嵩低いものとすることが
できる。又、嵌合孔とガイド部とで確固な嵌まり合いを
保証しながら、係合片の弾性係脱スペースを充分にとる
ことができる。従って、前記雄部材の係合片とその係合
突部の形状及び係合時の弾性変形の程度を自由に設計
し、所望の係止力を得ることができる。
【００４５】請求項３に記載の本願考案によれば、請求
項１に記載の考案においてさらに、係合凹部および係合
突部が外方にオープンな凹部内に成型されるものなの
で、どのような形状にも成型できるため、係合凹部およ
び係合突部の設計が請求項２に記載ものよりも自由にな
り、さらに適正な係止力を得ることができる。
項１に記載の考案においてさらに、係合凹部および係合
突部が外方にオープンな凹部内に成型されるものなの
で、どのような形状にも成型できるため、係合凹部およ
び係合突部の設計が請求項２に記載ものよりも自由にな
り、さらに適正な係止力を得ることができる。
【００４６】係合凹部と係合突部とに斜面を設けると、
限度以上の外力が働いたときの滑りが円滑になり、万一
外れないことによる危険を防止するし、合成樹脂材料で
あると、この滑りにより係合が外れるための弾性を得や
すい。
限度以上の外力が働いたときの滑りが円滑になり、万一
外れないことによる危険を防止するし、合成樹脂材料で
あると、この滑りにより係合が外れるための弾性を得や
すい。
【図１】本願の第１考案の一実施例の斜視図である。
【図２】図１の雌部材Ｂの一部断面平面図である。
【図３】図１の雌部材Ｂの側面図である。
【図４】図２のIV−IV断面図である。
【図５】図１の雄部材Ａの平面図である。
【図６】図１の雄部材Ａの側面図である。
【図７】図５のVII−VII断面図である。
【図８】図１の雄部材Ａと雌部材Ｂとの連結状態の断面
図である。
図である。
【図９】本願の第１考案の他の実施例の斜視図である。
【図１０】図９の雌部材Ｂの一部断面平面図である。
【図１１】図９の雌部材Ｂの一部断面側面図である。
【図１２】図９の雄部材Ａの平面図である。
【図１３】図９の雄部材Ａの一部断面側面図である。
【図１４】図９の雄部材Ａと雌部材Ｂとの連結状態の一
部断面平面図である。
部断面平面図である。
【図１５】図９の固定部材Ｄの断面図である。
【図１６】本願の第２考案の一実施例の雄部材Ａと雌部
材Ｂとの連結状態の一部断面平面図である。
材Ｂとの連結状態の一部断面平面図である。
【図１７】図１６のＸ−Ｘ断面図である。
Ａ 雄部材 Ｂ 雌部材 Ｃ ベルト １ 開口部 ３ 長側壁 ４ 長側壁 ５ 短側壁 ６ 短側壁 ７ 奥壁 ８ 係合凹部 １１ 基部 １３ 両側ガイド １４ 係合片 １５ 係合凸部 ２０ 基部 ２１ 平板 ２２ 平板 ２３ 横壁 ２４ 横壁 ２５ 係合凸部 ３０ ガイド ３１ 係合片 ３２ 係合片 ３３ 係合凹部 ３４ 係合凹部 ４０ 永久磁石 ４１ 磁性材
Claims (3)
- 【請求項１】 互いに突き合わせ嵌合する嵌合部を有す
る雌部材と雄部材とをベルトの各端部に振り分けて配
し、雌雄各部材の嵌合部相互間に、この突き合わせ方向
と交差する方向に係合して引っ掛かり合い抜け止めする
係合凹部と係合突部とを有し、これら係合凹部と係合突
部との引っ掛かり面の少なくとも一方が、前記突き合わ
せ方向に対し前記引っ掛かりを緩和する方向に傾斜した
斜面としたことを特徴とする猫の首輪。 - 【請求項２】 雄部材は、偏平な雌部材の嵌合部の嵌合
孔の両側に摺動嵌合する一対のガイド部と、これらガイ
ド部の間に位置し、前記摺動嵌合の終了時に、雌部材の
前記嵌合孔の内周壁に設けられた係合凹部に弾性係合す
る係合突部を持った係合片とを備えた請求項１に記載の
猫の首輪。 - 【請求項３】 雄部材は、偏平な雌部材の嵌合部の嵌合
孔に摺動嵌合するガイド部と、このガイド部の両側に位
置し、前記摺動嵌合の終了時に、雌部材の前記嵌合孔の
両側外面に摺動嵌合方向に形成された凹部内に設けられ
た係合突部に弾性係合する係合凹部を有する係合片とを
備えた請求項１に記載の猫の首輪。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991019579U JPH086452Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1991-03-29 | 猫の首輪 |
| US07/899,885 US5322037A (en) | 1990-05-23 | 1992-06-17 | Collar for a cat |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5394590 | 1990-05-23 | ||
| JP2-53945 | 1990-05-23 | ||
| JP1991019579U JPH086452Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1991-03-29 | 猫の首輪 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0497560U JPH0497560U (ja) | 1992-08-24 |
| JPH086452Y2 true JPH086452Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31948332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991019579U Expired - Lifetime JPH086452Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1991-03-29 | 猫の首輪 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5322037A (ja) |
| JP (1) | JPH086452Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008061606A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Taakii:Kk | ベルト連結具とそれを用いた猫の首輪 |
Families Citing this family (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5590444A (en) * | 1994-08-02 | 1997-01-07 | American Cord & Webbing Company, Inc. | Side release buckle with improved distribution of stress under loads |
| US5701849A (en) * | 1994-12-14 | 1997-12-30 | The Hartz Mountain Corporation | Device including buckle means for release of a pet collar |
| US5851194A (en) * | 1995-07-17 | 1998-12-22 | Fratrick; Richard A. | Quick release mechanism for orthopedic limb brace |
| US6299588B1 (en) * | 1995-07-17 | 2001-10-09 | Richard A. Fratrick | Quick release mechanism for orthopedic limb brace |
| US5791297A (en) * | 1996-01-29 | 1998-08-11 | Mudge; Mary Tenney | Dog collar designed to prevent entrapment strangulation or injury |
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