JPH052093Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052093Y2
JPH052093Y2 JP1988130984U JP13098488U JPH052093Y2 JP H052093 Y2 JPH052093 Y2 JP H052093Y2 JP 1988130984 U JP1988130984 U JP 1988130984U JP 13098488 U JP13098488 U JP 13098488U JP H052093 Y2 JPH052093 Y2 JP H052093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
female
male
gripping
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988130984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0252609U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988130984U priority Critical patent/JPH052093Y2/ja
Priority to KR2019890005854U priority patent/KR910005457Y1/ko
Publication of JPH0252609U publication Critical patent/JPH0252609U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052093Y2 publication Critical patent/JPH052093Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/02Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts frictionally engaging surface of straps
    • A44B11/16Strap held by spring action
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts

Landscapes

  • Buckles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は挿入係止されている雄具の開放をなす
スライダーを有し、係脱操作が容易であると共
に、係合時における雌、雄バツクル相互間が傾動
に伴つて外れたりすることのないようにした薄型
のバツクルの提供に関する。
(従来の技術) 従来のヘルメツト等に用いられているバツクル
類であって、雌具に雄具を押し込んで係合させる
ようにしたバツクルでは雌具に挿入、係止されて
いる雄具の係止片を直接手指で内方に撓め込み、
この係止片の雌具に対する係止を解きながら更に
雄具を雌具から引き出すようにして雌雄バツクル
の開放をなす構成とされていた。又、雄雌バツク
ル相互が傾動した場合、雌具に係止されている雄
具の係止爪が外れて係止されているバツクルが開
放離脱されることから、実公昭62−39691号に係
るバツクルのように雄具の挿入表面の中央に挿入
方向に向けて条溝を設け、又、この雄具の挿入さ
れる雌具の内面に前記条溝に係入する凸条を設け
てバツクルの雄具、雌具が互に正対して係合し、
傾かないように嵌め合わせる構成とされていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記のように雌具に係合されて
いる雄具の係止片を直接手指で摘み、これを雌具
の内方に窄ませるように撓み入れて雌具の係止縁
との係合を解く方法では、先ず係止片の摘み部分
が小さく、これを雌具の内方に迅速、確実に押込
むことが難しく、押し込みにも拘らず往々にして
雄具が雌具から解除されないことがあつた。又、
このように雄具の係止片を直接雌具内に手指で押
し入れる方法では、係止片の押し込みに比較的大
きな力を要すると共に、この係止片の押し込み方
向と略直交する向きに、この押し込み動作を持続
している状態で雄具を引く離す操作を要してい
た。この結果、雄雌バツクルの開放が難しく老幼
者の使用に不向きとされ、又緊急時に開放を要す
るバツクル類としても不向きであつた。
更に、係止片を直接手指で雌具内に押し入れる
バツクル類では、この係止片が雌具の側面から外
方に突き出された状態で設けれていることが多
く、この係止片が他の物に接触して予期しないと
きに雌雄のバツクルが開放されてしまう不都合が
あつた。
又、嵌め合せた雄雌バツクルの傾動をなくす意
図を有する上記の凸条と条溝とを設けたバツクル
においては条溝を雄具の表裏両面に設け、雌具に
もこれと対応する凸条を設けることによつて雌雄
バツクルが相互に傾動して外れないように防止す
る効果が大である反面、雌雄バツクル間の嵌め合
い間隙が大となり、バツクルそのものの厚味が大
となる欠点があつた。そこで嵌め合いの条溝を雄
具の何れか片面のみに設け、これに対応する雌具
の凸条も片面のみとした場合、バツクルの嵌め合
いに嵌め合いの方向性が生じ、バツクルの相互の
係合に急を要する場合にも嵌め合いの表裏を逐一
一致させて雄具を雌具に挿入する必要があつた。
更にバツクルの厚幅を少くするために前記の条
溝の深さを浅くし、これに対応する凸条の高さを
低くした場合、雌雄バツクルの係合が充分でなく
なり当然ながら外れ易くなる。又、この状態で条
溝の深さを深くした場合、雄具の強度が著しく低
下することゝなりバツクルに一定以上の厚味を持
たせなければならなくなるという欠点があつた。
本考案に係るバツクルは雌具に弾発係止されて
いる雄具の係止片を、雌具に設けたスライダーに
よつて開放することによつて雌雄バツクルの迅
速、確実且つ容易な開放をなし、操作に不馴れな
場合あるいは緊急の際でも確実なバツクルの開放
を可能とし、しかも雌具に係止されている係止片
が他の物に接触して予期せずに雄具が雌具より離
脱する不都合を無くすと共に、雌雄のバツクル相
互にもたらされた捻れ方向の外力の付加に際して
も雄具の係止片が雌具に確実に係合され続け、し
かも薄型で充分な強度を有するバツクルの提供を
目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために雄具A
と、雌具B及びスライダーCとでバツクルを構成
し、先ず雄具Aをベルト等を繋着するためのスリ
ツトを有する抓み部1と、該抓み部1から一体に
突設される偏平で且つ該抓み部1より細幅とされ
た挿入部2と、該挿入部2の自由端側から該挿入
部2の両側縁に沿つて設けられる一対の弾性片
3,3とで形成し、前記挿入部2の基部両側部は
前記弾性片3の外側面より側方に突き出した横振
れ防止段部4とし、次いで該弾性片3の自由端側
には前記横振れ防止段部4の側面の延長上の位置
よりも外側方に突き出すように係止突部5を設
け、更に前記挿入部2の自由端部には前記横振れ
防止段部4の側面間の間隔以内の幅で両側方に突
き出した偏平な係当頭部6を設けて構成してい
る。
又、雌具Bは、一方の側面8aが開口部9とさ
れ、前記雄具Aが装脱自在に挿入される偏平な箱
状の本体部8と、該本体部8の他方の側面8bに
沿つてベルト等の繋着用スリツトを有する抓み部
11とからなり、前記本体部8における他の対を
なす両側面8c,8dに前記開口部9に開口縁部
9′と前記抓み部11の間に窓13が開設されて
おり、前記本体部8の奥部には前記雄具Aの挿入
部2の自由端側が当接される受部14が、その両
内側面14a,14aが互いに傾斜する先細り状
に設けられている。又、前記開口縁部9′の両内
側面に前記雄具Aの挿入部2の基部に設けられて
いる横振れ防止段部4が支承される係合段部15
が設けられている。
更にスライダーCは、前記雌具Bの、本体部8
の天壁10に跨り、前記雌具8の抓み部11と本
体部8の開口縁部9′との間の窓縁に沿つて摺動
する略コ字状の摺動体であつて、該摺動体の両側
部は抓み部17,17とされていると共に該抓み
部17の内側上部に前記窓縁の上縁にある天壁縁
10aが係入する溝17aが設けられて構成され
ている。
(作用) 上記の構成からなるバツクルはスライダーCの
抓み部17内側上部にある溝17aに雌具Bの窓
13の上縁にある天壁縁10aを係入するように
して該スライダーCを雌具Bの天壁10上に摺動
自在に跨らせてある。そこで雄具Aは雌具Bのス
ライダーCの存在にも拘らず雄具Aの挿入部2を
雌具Bの本体部8内に該雄具Aの、弾性片3の弾
発力に抗して押込むことによつて該弾性片3が弾
性変形して窄められ、開口縁部9′を通り抜けた
時点で弾発復帰し、窓13面より外側に係止突部
5を突き出して雌具Bに係止される。
かゝる状態で、雄具Aと雌具Bとを夫々係合を
外す方向に向けて強く引張つても係止突部5が開
口縁部9′の後面に当つて抜け出すことがない。
又バツクルを形成する雄具Aの基部の横揺れ防止
段部4が雌具Bの開口縁部9′内に形成されてい
る係合段部15に支承され、しかも雄具Aの挿入
部2の自由端側が雌具Bの先細り状の受部14に
支承されることから雄具Aと雌具Bとが互に横振
れ方向に向けて傾動することがない。
又、バツクルを構成する雄具Aと雌具Bとの係
合を外す時はスライダーCを雌具Bの開口縁部
9′の側に単に引寄せることのみでよく、このス
ライダーCの引寄せに伴つてスライダーCの抓み
部17の内側面が雄具Aの係止突部5の外側面に
当接し、該係止突部5を窓13の面より内側に押
込むことゝなり、弾性片3の係止突部5が係合段
部15の内側傾斜面15bに沿つて内方に滑り込
み、雄具Aの挿入部2は弾性片3の弾発復元力に
よつて雌具Bから外方に押出され雄具バツクルの
係合が外される。
(実施例) 以下本考案の一実施例について図面に従い説明
する。
Aは合成樹脂製のバツクルの雄具であつて、ベ
ルト繋着部を有する抓み部1と、この抓み部1か
ら突設された偏平で且つ、この抓み部1より細巾
であり、厚みもこの抓み部1より薄く形成された
挿入部2とで構成されている。
そして、抓み部1には、幅方向に設けられたベ
ルト繋着杆1c,1dと抓み部の幅方向にベルト
等の挿入用スリツト1a,1bが該繋着杆1c,
1dで区分されて形成されている。又、繋着杆1
c,1dは段違いの平行状に設けられ、第1図に
おける底面側からスリツト1bに挿通し繋着杆1
dに捲回したベルトをスリツト1aから繋着杆1
cの底面を迂回動して引き出すことによりベルト
を雄具Aに繋着する構成としている。
又、挿入部2は後記する雌具Bとの係合時にバ
ツクルを構成する雄具Aと雌具Bの嵌め合せ上面
及び下面とが同面上になるようにするため抓み部
1の比較的底面寄り(第1図々示の)に突設して
ある。そして、雄具Aの抓み部1は繋着杆cを設
けた側の側部を稍底面側に湾曲させて雄具Aに
表、裏の方向性が付与されるようにしてある。
(以下第1図における上下を雄具A雌具Bの上下
として述べる。) 次いで、前記挿入部2は略先細り形状であつ
て、この挿入部2の自由端側から両側縁に沿つて
一対の弾性片3,3がスリツト2aにより形成さ
れており、又このスリツト2aにより弾性片3と
区別された挿入部2の基部の両側部は何れも前記
弾性片3の外側面3aより側方に突出しており、
互いに平行な側面4aとこれに連続する自由端方
向に互に近接する傾斜側面4bとよりなる横振れ
防止段部4とされている。
又、前記の弾性片3における挿入部2の自由端
側には、少なくともその一部が前記の段部4の傾
斜側面4bの延長線上にある位置よりも外側方に
突出して係止突部5が、弾性片3の外側面3aか
ら更に側方に向けて該外側面3aに沿つて一体に
形成されている。
即ち、この弾性片3は、その自由端側に係止突
部5と、弾性片3の本来の外側面3aとの間で係
当段部が形成されることゝなり、追つて説明する
雌具Bの窓縁の手前側の縁に該係止突部5を、又
この窓縁の内側の壁面に外側面3aが係当される
ようにしてある。かゝる機能を有する限り、係止
突部5は弾性片3の外側3aに沿つて長く設けら
れる必要はなく、その自由端側に前記雌具Bの窓
縁の内側の壁面に係当するに必要な外側面3aを
形成し、この係当に要する外側面3aを置いた位
置に凸起状の係止突部5を設け、弾性片3におけ
るその他の外側面を前記外側面3aの延長上に設
けても良い。
尚、スリツト2aで挿入部2より区分された弾
性片3は、その弾性変形が強く、操作時に嵌め合
いが固すぎる場合には、該弾性片3の基部方の挿
入部2に凹欠部2bを設け、スリツト2aと、こ
の凹欠部2bとで弾性片3の基部の幅を限定す
る。従つて、弾性片3の弾性変形に要する押圧力
を自由に設定することができ、雌雄のバツクルの
嵌め合いの強さを任意に設定することが可能であ
る。
又、挿入部2の自由端部は,前記凹欠部2a,
2bの位置から先端に向けて両側方に偏平状に張
り出され、その先端面及び側面が一体に円味を有
する偏平な係当頭部6とされており、その両側面
には上段が稍々側方に張り出された上下二段の段
部6a,6bが夫々設けられ、先端面にかけて次
第に段差がなくなるように形成されている。
又、この係当頭部6は前記の横振れ防止段部
4,4の側面4a,4a間の間隔よりも挟い幅と
されて該段部4,4の横振れ防止の支障とならな
い構成とされている。
更に挿入部2の上下両面の中央には基部から自
由端部にかけて形成歪防止用の凹溝7が設けられ
ている。
次いで、Bは同様な合成樹脂の雌具であつて、
一方の側面8aが開口部9とされ、前記雄具Aが
装脱自在に挿入される偏平な箱状の本体部8と、
この本体部8の他方の側面8bに沿つて一体に設
けられ該本体部8よりも稍高さのある抓み部11
とで構成されている。又抓み部11には幅方向の
スリツト11aがベルト等の繋着杆11bとの間
に形成されており、又自由端側が雄具Aと同様に
稍底面側に向けて湾曲されており、雄具Aとの嵌
め合いに際して、その雌具Bの向きが上向きであ
るか、下向きであるかの確認をすることができ
る。
又、前記本体部8における他の対をなす側面8
c,8dは、前記抓み部11と開口部9に開口縁
部9′間の側壁12該側壁12の下部を残してこ
の側壁12と連続する天壁10の両側部分と共に
切欠されて窓13が開設されている。又、本体部
8の奥部即ち抓み部11側は両内側面14a,1
4aを傾斜させた先細り状の受部14となつてい
る。更に本体部8内の内底面8e上には前記受部
14の内側面14aとの間に追つて説明するスラ
イダーCの突部が入り込む間隔を置いて、前記雄
具Aの係当頭部6の下段6bに当接する低寸の突
壁12′が設けられており、該突壁12′の開口部
側の内側の面を傾斜面12′aとして該雄具Aの
円滑な挿入に適する構成としている。
又、前記開口縁部9′の内側は本体部8内に挿
入される前記雄具Aの横振れ防止段部4の外側面
4aに対応する挿入方向に平行な面15aと、こ
れに連続して形成され、前記段部4の傾斜4bと
対応する傾斜面15bとからなる係合段部15と
なつている。
又、開口縁部9′の両側の上部から天壁10の
上面の両側部にかけて段状にゲート9″,9″が隆
起して設けられている。
次いで、Cは前記雌具Bの本体部8の天壁10
の上に跨がつて設けられる合成樹脂製のスライダ
ーであつて、天壁10に摺接する細巾板状の摺動
部16と、その両端に夫々直交状に設けられた抓
み部17,17とで略コ字状を形成されている。
更に、抓み部17の外側面には滑り止め用の凹
凸条が設けられ、内側上部には前記雌具Bの窓1
3の上縁に位置する天壁縁10aに係入する溝1
7aが設けられている。又、摺動部16の中央の
側部にはその一方の側に突出する板部16aが該
摺動部16と同一平面状に設けられ、前記雌具B
の前記ゲート9″,9″をガイドとしその両側縁を
挾まれるようにしてスライダーCが摺動されるこ
とから、スライダーCはその摺動操作に際して傾
くことが一切なく、均一の圧で雄具Aの弾性片3
を内方に撓み入れることができる。又、この板部
16の突き出し幅mを前記雌具Bのゲート9″,
9″の幅mより大きくしておくことによつて、雌
具Bの天壁10上に跨設されたスライダーCは、
該雌具Bの開口縁部9′からその板部16aを前
方に突出するように摺動させることができる。こ
の結果雌具Bに嵌め入れられた雄具Aの段違い状
に設けられている抓み部1を、このスライダーC
の板部16aで押動することができ、雄具Aの雌
具Bより脱装が、より円滑になされる。更に抓み
部17の下端である自由端内側には雌具Bの窓1
3の下縁にある側壁12の内側面に係当し、且つ
該雌具Bの本体部8の内底面8eに摺動する突部
17bが設けられており、前記の窓13の上縁に
位置する天壁縁10aに係入する前記抓み部17
の内側上部の溝17aの構造と相俟つて雌具Bに
対するスライダーCの確実な係合に供せられる。
本考案にかゝるバツクルは叙上の構成からし
て、先ず雄具Aの抓み部1の湾曲方向を雌具Bに
おける抓み部11の湾曲方向に一致させた状態で
雄具Aの挿入部2を雌具Bの本体部8内に、その
開口部9から押し入れる。この雄具Aの押し入れ
に伴つて該雄具Aの挿入部2にある弾性片3が雌
具Bの開口縁部9′の面15aで内方に撓み込ま
れ、その中心線寄りに弾性変形し、弾性片3にあ
る係止突部5が該開口縁部9′に設けられている
係合段部15の傾斜面15bから外れた時点で窓
13から外方向に弾み出して、窓13の開口縁部
9′にある面9′aに、該係止突部5が当接され
る。そして、このときに弾性片3の自由端側にあ
る外側面3aが雌具Bの開口縁部9′の傾斜面1
5bに係当される状態とされていることから、雌
具B内に挿入した雄具Aを強く引き抜き方向に引
いても弾性片3が内方に窄められたり、外方に膨
み見出して雌具Bに係止した雄具Aが抜け出すこ
とがない。
又、雄具Aの挿入部2の自由端側にある係頭部
6が上下方向に段違い状とされており、この段違
い部分に雌具Bの突壁12′が収まる構成とされ
ていることから雌雄のバツクルの表裏を誤つて挿
入した場合に、雌雄のバツクルが係合されること
がない。
尚、雌具Bに雄具Aを挿入することによつて、
雌具BにあるスライダーCは雄具Aの弾性片3に
よつて雌具Bの抓み部11の側に押し入れられ、
このスライダーCの突部17bが雌具Bの内側面
14aと突壁12′との間に係入された状態とな
る。この結果、スライダーCの抓み部17に強い
押圧力が付加された場合でも、スライダーCの突
部17bが、内方に撓むことがなく、雄具Aの弾
性片3を内方に窄めせることもない。
又、雄具Aは、その挿入部2の係当頭部6を突
片12′に沿つた受部14内で支承されると共に、
横振れ防止段部4は開口縁部9′内に密に収まつ
た状態で、前記係止突部5が係合段部15に係合
されることから、雌具バツクルは、その嵌め合い
の状態で幅方向にがたつきを生ずることがなく、
この幅方向のがたつきによつて生ずる弾性片3の
撓みだしを原因とする雄具Aの抜け出しが防止さ
れている。
次いで、雌雄バツクルの係合はスライダーCの
摺動によつて開放される。この際、スライダーC
を雌具Bの開口部9の側に引き戻すように摺接さ
れることによつてスライダーCの抓み部17の両
内側面が雌具Bの窓13から突出している雄具A
の弾性片3を内方に撓め、この弾性片3にある係
止突部5と雌具Bの係合段部15との係合を解く
と同時に、スライダーCの板部16aが雄具Aの
抓み部1を押して、雄具Aを雌具Bから押し出す
ように作用する。
この係合解除に伴つて雄具Aは、その弾性片3
の外側面が雌具Bの傾斜面15bに沿つて滑り、
前記スライダーCの板部16aによる押動と共
に、この弾性片3の弾発復元力に相応した強さで
雌具Bから外方に押し出される。
尚、前記のスライダーCは、雌具Bの天壁10
の上面に跨がる構成とされ、溝17a内に該天壁
10の両側縁の天壁縁10aを係入させ、しかも
突部17bを雌具Bの側壁12の内側面に当接さ
せて雌具Bに取付けられていることから、一度雌
具Bに取付けられたスライダーCは、いずれの方
向からの外力に対しても、雌具Bから抜け出すこ
とはない。又、雌具Bに装着されたスライダーC
は、板部16aが雌具Bの天壁10の上面に密着
した状態で摺動されると共に、この板部16が雌
具Bのゲート9″,9″の間に挾まれて摺動される
構成とされていることから、スライダーCは雌具
Bにある雄具の挿入孔に対して常に平行に移動さ
れ、傾いた状態で摺動することがない。この結
果、スライダーCが雄具Aの挿入の支障となるこ
とがなく、又雄具Aの脱装に際して雄具Aの弾性
片3,3を均等の圧で押し出すと共に、雄具Aの
抓み部1を押動することゝなり、雄具の脱装が軽
い押圧力で、確実になされることゝなる。
(効果) 本考案に係るバツクルは上記にように構成さ
れ、バツクルの雌具B内に挿入される雄具Aの挿
入部2に設けられた弾性片3の弾性変形により窄
められた係止突部5が雌具本体部8の開口縁部
9′を通過した後復帰してこの開口縁部9′の後面
9′aに係止し、特に雄具Aの挿入部2の基部両
側に設けられた横振れ防止段部4が雌具Bの開口
縁部9′の両側に設けられた係合段部15,15
に支承されると共に、前記挿入部2の自由端部に
設けられた係当頭部6が前記本体部8における奥
部の受部14に当接してその傾斜面14a,14
a間に支承されていることから、従来のバツクル
のように横触れを防止するために雄具と雌具との
夫々の摺接面の挿入方向に凸条と凹溝と設ける必
要がなく、雄具Aと雌具Bとが互いに横振れする
ことなく確実に係合され、一度係合された雌雄バ
ツクルはスライダーCの操作なしで外れることが
ない。
又、雄具と雌具とに凸条や凹溝のないことから
バツクルの厚味を薄くすることができる。
更にスライダーCを雌雄バツクルと別体に形成
していることにより着色、マーク付け等が自由に
できると共に、該スライダーCは雌具Bに対し単
に嵌め合入れるのみで取付けられることから組付
けコストが割安とされる。
又、雌雄バツクルを開放する手段が雌具Bに被
せるように取付けられたスライダーCを単に引く
方向に摺動させることのみで良いことから従来の
バツクルにおけるように指先で抓んだり、雄具の
引き抜き方向に直交する向きに押し入れる必要が
なく、スライダーCを握るようにして雄具Aをそ
の引き抜き方向に引つ張ることのみで雌雄バツク
ルの開放がなされる。
このことから雄雌バツクルの開放操作が容易と
なり、厚手の手袋等をしていても開放操作が可能
であると共に、雄雌バツクルの開放が緊急に必要
とされるバツクルに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバツクルの実施例の分解
斜視図、第2図は係合状態の同側面図、第3図は
同断面図、第4図は挿入時の同断面図、第5図は
係合解除開始時の同断面図、第6図は雌具とスラ
イダーCの組付状態を示す断面図である。 A……雄具、B……雌具、C……スライダー、
1……抓み部、2……挿入部、3……弾性片、4
……横振れ防止段部、5……係止突部、6……係
当頭部、7……凹溝、8……本体部、9……開口
部、9′……開口縁部、10……天壁、11……
抓み部、12……側壁、13……窓、14……受
部、15……係合段部、16……摺動部、17…
…抓み部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベルト等を撃着するためのスリツトを有する抓
    み部と、該抓み部から一体に突設される偏平で且
    つ該抓み部より細幅とされた挿入部と、該挿入部
    の自由端側から該挿入部の両側縁に沿つて設けら
    れる一対の弾性片とからなり、前記挿入部の基部
    両側部は前記弾性片の外側面より側方に突出して
    横振れ防止段部とされていると共に該弾性片の自
    由端側には前記横振れ防止段部の側面よりも外側
    方に突出した係止突部が設けられており、且つ前
    記挿入部の自由端側には前記横振れ防止段部の側
    面間の間隔以内の幅で両側方に突出した偏平な係
    当頭部が設けられている雄具と、 一方の側面が開口部とされ、前記雄具が装脱自
    在に挿入される偏平な箱状の本体部と、該本体部
    の他方の側面に沿つてベルト等の撃着用スリツト
    を有する抓み部とからなり、前記本体部における
    他の対をなす両側面には前記開口部の開口縁部と
    前記抓み部との間に窓が開設されており、前記本
    体部の奥部には前記雄具の挿入部の自由端側両側
    面が当接される互いに傾斜する先細り状の受部が
    設けれらていると共に、前記開口縁部の両内側面
    には前記雄具の挿入部の基部に設けられている横
    振れ防止段部が支承される係合段部が形成されて
    いる雌具と、 前記雌具の本体部の天壁上に跨り、前記雌具の
    抓み部と本体部の開口縁部との間の窓縁に沿つて
    摺動する略コ字状をなす摺動体であつて、該摺動
    体の両側部は抓み部とされていると共に該抓み部
    の内側上部に前記窓上縁の天壁縁が係入する溝が
    設けられているスライダーとからなることを特徴
    とするバツクル。
JP1988130984U 1988-10-07 1988-10-07 Expired - Lifetime JPH052093Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988130984U JPH052093Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07
KR2019890005854U KR910005457Y1 (ko) 1988-10-07 1989-05-04 버클

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988130984U JPH052093Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0252609U JPH0252609U (ja) 1990-04-16
JPH052093Y2 true JPH052093Y2 (ja) 1993-01-20

Family

ID=31386637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988130984U Expired - Lifetime JPH052093Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH052093Y2 (ja)
KR (1) KR910005457Y1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4912251B2 (ja) * 2007-08-08 2012-04-11 Ykk株式会社 バックル
JP5458104B2 (ja) * 2009-09-30 2014-04-02 Ykk株式会社 サイドリリースバックル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0252609U (ja) 1990-04-16
KR910005457Y1 (ko) 1991-07-27
KR900007928U (ko) 1990-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4831694A (en) Buckle having external finger grip
US8763217B2 (en) Buckle
JPH0411531Y2 (ja)
JP3064176B2 (ja) コネクタのロック解除構造
JP3049381B2 (ja) ツーピース・バックル
TWI303160B (en) Slide fastener slider with automatic locking device
JPH0719286Y2 (ja) バックル
JP2001252108A (ja) 安全性の高いバックル・アセンブリ
EP1029465B1 (en) Bottom end stop for slide fastener
GB2318827A (en) Auto-lock slider for slide fastener
EP0581319B1 (en) Separable bottom end stop assembly and its assembling and separating method for concealed slide fasteners
US6163941A (en) Adjustable buckle device
JPH0629428U (ja) 係止具
US20190037973A1 (en) Buckle
US7181813B2 (en) Low-profile heavy-duty buckle
JPH052093Y2 (ja)
CN111150180B (zh) 拉链用连结件
JP3007167B2 (ja) ベルト連結用のバックル
CA1166829A (en) Buckle for belts or the like
JP3056347B2 (ja) バックル
US6647599B2 (en) Positioning mechanism of a zipper slide
JPS6228884Y2 (ja)
JP3411407B2 (ja) バックル
JP4324927B2 (ja) オープンファスナーの連結用具
CN108813831B (zh) 拉链