JPH08617Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH08617Y2
JPH08617Y2 JP7114790U JP7114790U JPH08617Y2 JP H08617 Y2 JPH08617 Y2 JP H08617Y2 JP 7114790 U JP7114790 U JP 7114790U JP 7114790 U JP7114790 U JP 7114790U JP H08617 Y2 JPH08617 Y2 JP H08617Y2
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忠男 戸塚
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忠男 戸塚
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば電子機器、装置等における筺体内温
度を制御するために用いて好適な熱交換器の改良に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、多数の電子部品やその実装用プリント基板群、
さらには電源等を内蔵してなる各種の電子機器、装置に
あっては、通電による発熱量が大きく、そのため筺体内
部が温度上昇すると、電子部品の性能が低下するため、
通常ファンによって筺体内に外気を導入し、筺体内部の
温まった空気を強制的に外部に排出して電子部品を空冷
し、その温度上昇を防止するようにしている。しかし、
このような方式では筺体内への塵埃等の侵入をフィルタ
等によって防止する必要があり、しかもその目詰まりに
より保守、点検作業を定期的に行わなければならず、ま
たその濾過性能面でも確実性に欠け、さらには湿度など
については全く無防備であると云う欠点があった。特
に、この種の電子機器、装置にあっては、電子部品の性
能を維持するため筺体内への塵埃や湿気等の侵入を極力
防止しなければならないものである。
このため、この種の電子機器、装置においては熱交換
器を設け、筺体内部を冷却するようにしたものが知られ
ている。第4図および第5図はこの種の熱交換器の従来
例を示すものであり、1は電子機器の筺体、2は筺体1
の内面に取り付けられた熱交換器で、この熱交換器2
は、ケーシング3と、ケーシング3の内部中央に配設さ
れた伝熱プレート4と、ケーシング3の前面下部に開設
された吸入口5と、ケーシング3の背面上部に開設され
た吸気口6に対応してケーシング3内にそれぞれ配設さ
れたファン7A、7B等で構成されている。
前記ケーシング3の内部で前記伝熱プレート4の上方
には前記吸気口6を介して機器筺体1の内部と連通する
上部空気室8が、伝熱プレート4の下方には前記吸入口
5を介して機器外部と連通する下部空気室9がそれぞれ
形成されている。
前記伝熱プレート4は、アルミニウム等の金属板を表
面側と裏面側に交互に折り曲げて形成されるかもしくは
押出成形によって形成されることにより、筺体外部空気
H1と筺体内部空気H2をそれぞれ流通させる複数個の第
1、第2通路溝10、11を表裏面に外向き、内向きに交互
に形成してなる形状を呈している。第1、第2通路溝1
0、11は、断面形状が略横長コ字状とされる。伝熱プレ
ート4の前面上部と、後面下部には前記各第1、第2通
路溝10、11にそれぞれ連通する出口12、13が開設され、
さらに伝熱プレート4の表裏面には、前記第1、第2通
路溝10、11の表面側開口部と、裏面側開口部14、15をそ
れぞれ閉鎖するシール材16、17が密接固定されている。
各シール材16、17の前記開口12、13に対応する箇所には
略同一の大きさを有する開口28、19がそれぞれ開設さ
れ、さらにこれら開口18、19に対応して前記機器筺体1
の上部と、前記ケーシング3の背面下部にそれぞれ排気
孔20、21が形成されている。
一方、伝熱プレート4の上、下面には、前記第1通路
溝10の上端開口部22と、第2通路溝11の下端開口部23を
気密に閉鎖する蓋部材24、25がそれぞれ設けられてい
る。蓋部材24、25は各第1、第2通路溝10、11の断面形
状と略同一の大きさを有する角棒状体に形成されて、第
1通路溝10の上端開口部22と、第2通路溝11の下端開口
部23にそれぞれ嵌合固定される。第1通路溝10は、下端
が開放して前記下部空気室9と連通し、第2通路溝11は
上端が開放して前記上部空気室8と連通している。
このような構成において、ファン7A、7Bによって筺体
外部の冷たい空気H1と、筺体内部の温かい空気H2を下部
空気室9と上部空気室8内にそれぞれ導入すると、冷た
い空気H1は伝熱プレート4の第1通路10の下端開口部よ
り該通路溝内を通って排気口20から筺体外部へ排出さ
れ、温かい空気H2は伝熱プレート4の第2通路溝11の上
端開口部より該通路溝内を通って排気口21から筺体内部
へ排出され、これら間で熱交換を行わせ、筺体1内を冷
却するようにしている。
第6図および第7図は蓋部材の他の従来例を示す斜視
図および要部断面図である。この蓋部材26は、樹脂等に
よって伝熱プレート4の下端面の輪郭形状より若干大き
い板状体に形成されて、第1通路11の下端開口部27に対
応する部分に開設された開口28と、裏面側に突設され第
2通路11の下端開口部23内に嵌挿される蓋部28および裏
面周縁部と蓋部28の周囲に設けられ伝熱プレート4の下
端部が嵌合する嵌合溝29を有するもので、前記第1通路
溝10の下端開口部27を残して伝熱プレート4の下面全体
を覆うように形成されている。
なお、29は補強リブ、矢印は空気H1、H2の流れの方向
を示す。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の熱交換器2にあって
は、特に第5図に示した角棒状体からなる蓋部材24、25
によって第1、第2通路溝10、11の上端開口部22と下端
開口部23を閉鎖する場合、蓋部材24、25を一本、一本前
記開口部22、23内に嵌合して溶着、溶接等を行わなけれ
ばならず、そのため蓋部材24、25の取付作業が面倒で時
間がかかると云う問題があった。一方、第6図および第
7図に示した蓋部材26の場合は一度で取り付けることが
できると云う大きな利点を有する反面、開口部28と嵌合
溝29とを仕切る側壁部30の厚みによって下端開口部27の
断面積が小さくなるため、空気H1の供給量が減少し、熱
交換効率が低下すると云う問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に
鑑みてなさたもので、その目的とするところは、蓋部材
の取付作業が簡単かつ容易で、しかも開口部断面積を小
さくすることがなく熱交換効率を良好に保持し得る熱交
換器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、筺体外部空気と
筺体内部空気をそれぞれ流通させる断面横長コ字状の第
1、第2通路溝を表裏面に交互に形成してなる伝熱プレ
ートと、この伝熱プレートの表裏面にそれぞれ接合固定
され前記各第1、第2通路溝のプレート表裏面側開口部
を閉鎖するシール材と、前記各第1、第2通路溝の両端
開口端部のうち互いに反対側開口端部をそれぞれ閉鎖す
る蓋部材とを備え、前記蓋部材は、通路溝の側端開口部
内にそれぞれ嵌合される複数個の蓋本体と、蓋本体の一
端を一連に連結する連結体とで略櫛歯状に形成されるも
のである。
[作用] 本考案において、蓋部材は複数個の蓋本体と、蓋本体
を一連に連結する連結体とで櫛歯状に形成され、各蓋本
体が通路溝の側端開口部内に嵌合され、該開口部を閉鎖
する。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示す一部
破断分解斜視図、第2図は蓋部材を伝熱プレートに取り
付けた状態を示す要部斜視図である。なお、図中第4図
〜第7図と同一構成部品のものに対しては同一符号を以
て示し、その説明を省略する。これらの図において、本
実施例は伝熱プレート4に設けられた第1通路溝10の上
端開口部22を閉鎖する蓋部材40を、角棒状体からなる複
数個の蓋本体40Aと、これらの蓋本体40Aの一端を一連に
連結する連結体40Bとで略櫛歯状に形成し、また第2通
路溝11の下端開口部23を閉鎖する蓋部材41を上記蓋部材
40と同様、角棒状体からなる複数個の蓋本体41Aと、こ
れらの蓋本体41Aの一端を一連に連結する連結体41Bとで
略櫛歯状に形成した点に特徴を有するものである。
蓋部材40は、各蓋本体40Aが第1通路溝10の上端開口
部22内に嵌合されて溶接、溶着等により固定されること
により、前記開口部22を気密に閉鎖し、連結体40Bが伝
熱プレート4の表面上端部に接合される。
蓋部材41は、各蓋本体41Aが第2通路溝11の上端開口
部23内に嵌合されて溶接、溶着等により固定されること
により、前記開口部23を気密に閉鎖し、連結体41Bが伝
熱プレート4の裏面下端部に接合される。
その他の構成は第4図および第5図に示した従来例と
同様である。
かくしてこのような構成からなる熱交換器にあって
は、それぞれ複数個からなる蓋本体40A、41Aを伝熱プレ
ート4の側端開口部22、23に一度に嵌合することができ
るため、蓋部材40、41の取付作業が簡単かつ容易で、迅
速に行うことができるものである。
なお、蓋本体40A、41Aの断面形状は種々変更が可能で
あり、例えば第3図に示すように略砲弾形の断面形状と
して開口部23(または22)に嵌合し、その頂部を外側に
突出させると、第1通路溝10の下端開口部27付近におけ
る空気H1の乱流を軽減することができる利点を有する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る熱交換器は、伝熱プ
レートの側端開口部を閉鎖する蓋部材を、複数の蓋本体
と、蓋本体の一端を一連に連結する連結体とで櫛歯状に
形成したので、蓋部材の伝熱プレートに対する取付作業
が簡単かつ容易で、しかも隣接する他の通路溝の開口面
積を減少させることがなく、熱伝導効率を良好に保持し
得るなど、その実用上の効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示す一部破
断分解斜視図、第2図は蓋部材を伝熱プレートに取付け
た状態を示す要部斜視図、第3図は蓋部材の他の実施例
を示す断面図、第4図は従来の熱交換器の断面図、第5
図は同熱交換器の主要構成部品の分解斜視図、第6図は
蓋部材の他の従来例を示す斜視図、第7図は蓋部材を伝
熱プレートに取り付けた状態を示す断面図である。 1……機器筺体、2……熱交換器、3……ケーシング、
4……伝熱プレート、5……吸入口、6……吸気口、7
A、7B……ファン、10……第1通路溝、11……第2通
路、12、13……開口、14……表面側開口部、15……裏面
側開口部、16、17……シート材、18、19……開口、20、
21……排気口、22、23……側端開口部、24、25、26、4
0、41……蓋部材、40A、41A……蓋本体、40B、41B……
連結体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体外部空気と筺体内部空気をそれぞれ流
    通させる断面横長コ字状の第1、第2通路溝を表裏面に
    交互に形成してなる伝熱プレートと、この伝熱プレート
    の表裏面にそれぞれ接合固定され前記各第1、第2通路
    溝のプレート表裏面側開口部を閉鎖するシール材と、前
    記各第1、第2通路溝の両端開口端部のうち互いに反対
    側開口端部をそれぞれ閉鎖する蓋部材とを備え、前記蓋
    部材は、通路溝の側端開口部内にそれぞれ嵌合される複
    数個の蓋本体と、蓋本体の一端を一連に連結する連結体
    とで略櫛歯状に形成されていることを特徴とする熱交換
    器。
JP7114790U 1990-07-05 1990-07-05 熱交換器 Expired - Lifetime JPH08617Y2 (ja)

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