JPH0856256A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH0856256A
JPH0856256A JP21062194A JP21062194A JPH0856256A JP H0856256 A JPH0856256 A JP H0856256A JP 21062194 A JP21062194 A JP 21062194A JP 21062194 A JP21062194 A JP 21062194A JP H0856256 A JPH0856256 A JP H0856256A
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JP
Japan
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signal
line
hook
predetermined
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP21062194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kaneko
正巳 金子
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0856256A publication Critical patent/JPH0856256A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回線閉結状態でイタズラ撃退用信号を相手方
に送出中、相手が電話を切るとこれを正確に検出し、確
実に自動オンフック可能とする。 【構成】 フックスイッチ回路8が回線を閉結した状態
で、イタズラ撃退ボタンを押すと、コントロールマイコ
ン24はアナログスイッチ19を閉じるとともに音声合
成回路18を制御して不快音を音声合成させ、不快音の
音声信号をスピーチネットワーク回路10を介して回線
に送出させる。コントロールマイコン24は定期的にア
ナログスイッチ19を開いて不快音の音声信号送出を中
断させる。そして、不快音の音声信号の送出を中断して
いる間にBT信号検出回路23がBT信号を検出すると
コントロールマイコン24は音声合成回路18の音声合
成を停止させ、フックスイッチ回路8を制御して回線を
開放させ電話機を待機状態とさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機に係り、とくに回
線閉結状態下でイタズラ撃退用、保留用などの所定信号
を生成し回線を通じて相手方に送出可能にした電話機に
関する。
【0002】
【従来の技術】電話機には、イタズラ電話が掛かったと
き、イタズラ電話撃退信号として所定の不快音や威嚇音
声を相手方に送出したり、相手方の声を録音しそれを再
生して送り返すイタズラ電話撃退機能が備えられたもの
がある。また、他の人を呼び出したり、調べもののため
に相手に少し待ってもらうために保留メロディー信号を
送出する保留機能は殆どの電話機に備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、イタズラ電話
撃退機能の場合、或る時間以上相手方にイタズラ電話撃
退信号の送出を続けなければ撃退効果が期待できないの
で、イタズラ電話撃退機能を稼働させたあとすぐに受話
器を電話機本体に置きオンフック操作することはできな
い。といって、相手が電話を切るのを受話器で確認して
からオンフック操作するのでは聞きたくもない相手の声
を聞くことになってしまう。このためオンフック通話で
イタズラ電話撃退信号の送出を続けることが考えられる
が、相手が途中で電話を切って交換機から回線が開放さ
れたことを示す回線開放信号が送られても、こちらから
はイタズラ電話撃退信号の送出を続けているため回線開
放信号の検出をすることができず、自動的にオンフック
し待機状態とすることができない。よって、イタズラ電
話が切れたあと他の人が電話を掛けてきても通じない。
また、保留機能をオンしたときは受話器を電話機本体に
戻しておくのが普通であるが、この場合、長く待たされ
た相手方が電話を切ってしまうことがある。このときも
保留メロディー信号の送出を続けているため相手が途中
で電話を切っても回線開放信号を検出することができ
ず、自動的にオンフックし待機状態とすることができな
い。よって、他の人が電話を掛けてきても通じない。
【0004】なお、相手方が回線を開放したことを示す
回線開放信号は、NTTの電話回線においては、通話中
の一方が電話を切ったことを電話局の交換機が検知した
とき、相手方が電話を切ったので受話器を置きなさいと
いうことを知らせるために交換機が他方の電話機に送る
所定の信号音である。この信号音は電話回線で繋がって
いる電話機の内、一方のみが受話器を上げているとき発
せられる信号音、いわゆる話中音(ビジートーン=Busy
Tone 、以下BT信号という)と称せられるものと同じ
ものである。以下の記載では相手方が回線を開放したこ
とを示す回線開放信号をBT信号と記載することがあ
る。
【0005】本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、
回線閉結状態下で所定信号を生成し相手方に送出中、相
手方が電話を切るとこれを正確に検出し、確実に自動オ
ンフックすることができる電話機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つでは、回線
閉結状態下で所定信号を生成し回線を通じて相手方に送
出可能にした電話機において、前記所定信号の送出時、
定期的に信号送出を中断させる中断手段と、相手方が回
線を開放したことを示す回線開放信号が送られてきてい
るか検出する回線開放信号検出手段と、前記所定信号を
送出中に受話器がオンフック状態にされても回線を開放
せず、前記所定信号の送出が中断されている間に回線開
放信号検出手段で回線開放信号が検出されたときに回線
を開放し待機状態とする制御手段を備えたことを特徴と
している。
【0007】本発明の他の1つでは、中断手段は所定信
号の送出レベルを所定の一定値に低下させることで信号
送出の中断を行うようにしたことを特徴としている。
【0008】本発明の他の1つでは、制御手段は、回線
開放信号検出手段で回線開放信号が検出されないまま所
定信号の最初の送出が開始されてから所定の一定時間経
過したときも回線を開放し待機状態とすることを特徴と
している。
【0009】また、本発明の他の1つでは、制御手段
は、回線開放信号検出手段で回線開放信号が検出されな
いまま中断手段が所定信号の送出の中断を所定回数繰り
返したときも回線を開放し待機状態とすることを特徴と
している。
【0010】
【作用】本発明の1つによれば、所定信号の送出を定期
的に中断して回線に回線開放信号が乗っているか検出を
行う。そして、所定信号を送出中に受話器がオンフック
状態にされても回線を開放せず、所定信号の送出が中断
されている間に回線開放信号が検出されたときに回線を
開放し待機状態とする。これにより、回線開放信号を検
出する際、イタズラ撃退用、保留用などの所定信号が回
線開放信号に混ざらないようにできるので、相手が既に
電話を切っているか耳で聞いて確認し、手動でオンフッ
ク操作したりしなくても相手方が電話を切ったことを正
確に検出し、確実に自動オンフックすることができる。
よって、その後、他の人が掛けて来た電話を受け付ける
ことができる。
【0011】本発明の他の1つによれば、中断手段は所
定信号の送出レベルを所定の一定値に低下させることで
信号送出の中断を行う。これにより、所定信号の中断中
も回線開放信号の検出に影響を与えないようにレベルを
抑えながら相手方へ所定信号の送出を続けることができ
る。
【0012】本発明の更に他の1つによれば、回線開放
信号が検出されないまま所定信号の最初の送出が開始さ
れてから所定の一定時間経過したときも回線を開放し待
機状態とする。これにより、相手方がなかなか電話を切
らない場合でも自動的にオンフックしてその後、他の人
が掛けて来た電話を受け付け可能とできる。
【0013】本発明の他の1つによれば、回線開放信号
が検出されないまま所定信号の送出の中断が所定回数繰
り返されたときも回線を開放し待機状態とする。これに
より、相手方がなかなか電話を切らない場合でも自動的
にオンフックしてその後、他の人が掛けて来た電話を受
け付け可能とできる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る電話機の回路
図である。1は受話器であり、送話マイク2、受話スピ
ーカ3を備えている。4は電話機本体であり、この内、
5は公衆電話回線(L1,L2)と接続された端子、6
は電話が掛かってきたとき呼び出し音を鳴らすリンガ回
路、7は電話機本体内部と公衆電話回線を接続させると
ともに公衆電話回線の極性切り換えに関わらず、電話機
本体内部の極性を同一にする極性一致回路、8はオンフ
ック/オフフックを電気的に行うフックスイッチ回路で
あり後述するコントロールマイコンによって制御され
る。9は回線信号より受話音声信号、側話音声信号を取
り出すバランスネットワーク回路、10は受話器1の送
話マイク2などから入力した音声信号を回線側へ送出し
たり、バランスネットワーク回路9から入力した音声信
号を受話器1の受話スピーカ3へ出力したりするスピー
チネットワーク回路、11はバランスネットワーク回路
9から入力した音声信号を所定レベルまで増幅するプリ
アンプ、12はコントロールマイコンによって開閉制御
されるアナログスイッチ、13はアナログスイッチ12
を介して入力した音声信号の電力増幅を行うパワーアン
プ、14はパワーアンプ13によって駆動される拡声ス
ピーカである。
【0015】15はカセットテープ、16はコントロー
ルマイコンの制御に従いバランスネットワーク回路9か
ら入力した音声信号をカセットテープ15に録音させた
り、カセットテープ15の録音信号を再生して出力した
りするテープ録再回路、17はコントロールマイコンに
よって開閉制御されるアナログスイッチ、18はコント
ロールマイコンの制御に従いイタズラ撃退用の不快音ま
たは威嚇音声、保留メロディー音等の音声信号を合成し
て出力する音声合成回路、19はコントロールマイコン
によって開閉制御されるアナログスイッチ、20はアナ
ログスイッチ17と19から出力される音声信号及びコ
ントロールマイコンが出力するダイヤルトーン信号等を
加算する加算器であり、出力側がスピーチネットワーク
回路10と接続されている。
【0016】21は受話器1が電話機本体2の上に置か
れると開き、電話機本体2から持ち上げられると閉じる
スイッチ、22はキーマトリクスであり、ダイヤルボタ
ン、オンフックボタン、イタズラ撃退ボタン、保留ボタ
ン等を備えている。23はプリアンプ11の出力からB
T信号を検出してコントロールマイコンにBT信号検出
信号を出力するBT信号検出回路、24はコントロール
マイコンであり、通常の通話動作のほか、イタズラ撃退
動作、保留動作、自動オンフック動作などを実行するた
めの各種制御を行う。
【0017】次に本実施例の動作を図2と図3を参照し
て説明する。図2、図3はコントロールマイコン24の
制御処理を示すフローチャートである。イタズラ撃退動作 予め待機状態にあるとき、コントロールマイコン24は
アナログスイッチ12、17、19を開状態としてい
る。電話が掛かってくるとリンガ回路6が呼び出し音を
鳴らす。受話器1を取り上げるとスイッチ21が閉じ、
コントロールマイコン24がスイッチ21の閉を感知し
フックスイッチ回路8を制御して回線を閉結させオフフ
ック状態とし、通話可能とする(図2のステップ10
1、102)。相手の声はバランスネットワーク回路
9、スピーチネットワーク回路10を経て受話器1の受
話スピーカ3から聞こえる。また、自分の声は送話マイ
ク2、スピーチネットワーク10を介して回線に送出さ
れるとともにバランスネットワーク9、スピーチネット
ワーク10を介して受話スピーカ3に戻り適度な音量で
聞こえる。
【0018】イタズラ電話であったため撃退したいと
き、キーマトリクス22のイタズラ撃退ボタンを押した
あと受話器1を電話機本体2の上に戻す。このとき、ス
イッチ21が開くがフックスイッチ回路8による回線閉
結状態は維持される。イタズラ撃退ボタンが押されると
コントロールマイコン24はまずテープ録再回路16を
制御して所定の一定時間T1 だけ受話音声信号をカセッ
トテープ15に録音させたのち録音開始位置まで巻き戻
す(ステップ103〜105)。そして、アナログスイ
ッチ17、19を閉じ、テープ録再回路16を制御して
カセットテープ15を再生させる(ステップ106、1
07)。また、音声合成回路18を制御してイタズラ撃
退用の不快音または威嚇音声を音声合成させて出力させ
る(ステップ108)。カセットテープ15から再生さ
せた相手の声と、音声合成回路18から出力させた不快
音または威嚇音声を合わせた音声信号はイタズラ撃退用
信号としてスピーチネットワーク回路10を介して回線
に連続的に送出される。
【0019】このあと、コントロールマイコン24は今
回のイタズラ撃退用信号の送出が一定時間T1 だけ続い
たか(ステップ109)、イタズラ撃退用信号の最初の
送出開始から所定の一定時間T2 (T2 はT1 より大き
くイタズラ撃退効果を発揮するために最低限必要な所定
の一定時間である)だけ続いたかチェックする(ステッ
プ110)。ステップ109でYESとなったときコン
トロールマイコン24はアナログスイッチ17、19を
開いてイタズラ撃退用信号の送出を一時的に中断させる
(ステップ111)。そして、BT信号検出回路23の
出力からBT信号が検出されているか否かチェックする
(ステップ112)。BT信号検出信号が出力されてい
るとき、コントロールマイコン24はステップ112で
YESと判断し、テープ録再回路16を制御して録音開
始位置まで巻き戻させて停止させ、音声合成回路18の
音声合成を停止させ、更にアナログスイッチ17、19
を開いてイタズラ撃退動作を停止させる(ステップ11
3)。続いて、自動オンフック処理をし、フックスイッ
チ回路8を制御して回線を開放させ、電話機を待機状態
とする(ステップ114)。
【0020】相手方が電話を切っていれば交換機からB
T信号が送られるが、イタズラ撃退用信号の送出が中断
されている間、BT信号検出回路23はBT信号を正確
に検出することができ、コントロールマイコン24はB
T信号に基づく自動オンフック処理を確実に実行するこ
とができる。よって、その後、他の人が掛けて来た電話
を受け付け可能となる。
【0021】若し、ステップ112でBT信号の検出が
なかったとき、コントロールマイコン24はイタズラ撃
退用信号の送出の中断動作をn回(nは2以上でイタズ
ラ撃退効果を発揮するために最低限必要な所定の回数で
ある)繰り返したかチェックし(ステップ115)、N
Oであればステップ105に戻って、再びイタズラ撃退
用信号の連続的な送出を行わせる。その後、相手方が電
話を切ったためステップ112でYESとなればイタズ
ラ撃退動作を停止させたあと自動オンフック処理をし、
フックスイッチ回路8を制御して回線を開放させ、電話
機を待機状態に戻す。若し、相手方が電話を切らなかっ
た場合、イタズラ撃退用信号の最初の送出開始からイタ
ズラ撃退に十分な時間T2 だけ経過するかまたはイタズ
ラ撃退用信号の送出の中断動作をn回繰り返したとき
(ステップ110または115でYES)、イタズラ撃
退動作を停止させたあと自動オンフック処理をする。こ
の結果、相手方がなかなか電話を切らない場合でも自動
的にオンフックしてその後、他の人が掛けて来た電話を
受け付け可能とできる。
【0022】なお、電話が掛かったとき、受話器1を取
り上げる代わりにキーマトリクス22のオンフックボタ
ンを押したとき、コントロールマイコン24はフックス
イッチ回路8を制御して回線閉結状態とするとともにア
ナログスイッチ12を閉じ、受話音声が拡声スピーカ1
4から聞こえるようにする(ステップ116、図3のス
テップ201、202。オンフック通話)。イタズラ電
話のため、イタズラ撃退ボタンを押したとき(ステップ
203でYES)、コントロールマイコン24は前述し
た図2のステップ104以降の処理を実行し、イタズラ
を撃退する。
【0023】保留動作 待機状態にあるときに電話が掛かったので受話器1を取
り上げて通話したとき、相手方の希望が他の人であった
ため呼び出しに行く間、相手に待ってもらう必要がある
場合、保留ボタンを押し、受話器1を電話機本体2の上
に戻す。このとき、スイッチ21が開くがフックスイッ
チ回路8による回線閉結状態は維持される。保留ボタン
が押されると、コントロールマイコン24はこれを感知
し、アナログスイッチ19を閉じ、音声合成回路18を
制御して保留メロディー信号を音声合成させて出力さ
せ、スピーチネットワーク回路10を介して回線に連続
的に送出させる(ステップ204〜206)。
【0024】このあと、コントロールマイコン24は今
回の保留メロディー信号の送出が一定時間T1 だけ続い
たかチェックし(ステップ207)、まだであれば保留
メロディー信号の送出を続ける。ステップ207でYE
Sとなったときコントロールマイコン24はアナログス
イッチ19を開いて保留メロディー信号の送出を一時的
に中断させ(ステップ208)、BT信号検出回路23
の出力からBT信号が検出されているか否かチェックす
る(ステップ209)。BT信号検出信号が出力されて
いるとき、コントロールマイコン24はステップ209
でYESとなり、音声合成回路18の音声合成動作を停
止させアナログスイッチ19を開いて保留動作を停止さ
せる(ステップ210)。続いて、自動オンフック処理
をし、フックスイッチ回路8を制御して回線を開放さ
せ、電話機を待機状態とする(ステップ211)。
【0025】待ちくたびれた相手方が電話を切っていれ
ば交換機からBT信号が送られるが、保留メロディー信
号の送出が中断されている間、BT信号検出回路23は
BT信号を正確に検出することができ、コントロールマ
イコン24はBT信号に基づく自動オンフック処理を確
実に実行することができる。よって、その後、他の人が
掛けて来た電話を受け付け可能となる。
【0026】若し、ステップ209でBT信号の検出が
なかったとき、コントロールマイコン24はステップ2
05に戻って、再び保留メロディー信号の連続的な送出
を行う。その後、相手方が電話を切ったためステップ2
09でYESとなれば保留動作を停止させたあと自動オ
ンフック処理をする。相手方が電話を切る前に呼び出し
を受けた人が受話器1を取り上げると、スイッチ21が
閉じる。これを感知したコントロールマイコン24は音
声合成動作を停止させアナログスイッチ19を開いて保
留動作を停止させ、受話器1による通話を可能とする
(ステップ212、213)。通話を終えたあと受話器
1を電話機本体2の上に戻すとスイッチ21が開き、こ
れを検知したコントロールマイコン24はフックスイッ
チ回路8を制御して回線を開放させ、電話機を待機状態
とさせる(ステップ214、215)。
【0027】なお、電話が掛かったとき、受話器1を取
り上げる代わりにキーマトリクス22のオンフックボタ
ンを押したとき、コントロールマイコン24はフックス
イッチ回路8を制御して回線を閉結させるとともにアナ
ログスイッチ12を閉じ、受話音声が拡声スピーカ14
から聞こえるようにする(図2のステップ116、図3
のステップ201、202。オンフック通話)。相手と
通話したい場合、受話器1を取り上げればスイッチ21
が閉じ、これを感知したコントロールマイコン24はア
ナログスイッチ12を開いてオンフック通話状態を解除
し、受話器1による通話を可能とする(ステップ21
6、217)。オンフック通話状態でオンフックボタン
を押したとき、コントロールマイコン24はアナログス
イッチ12を開いてオンフック通話状態を解除し、フッ
クスイッチ回路8を制御して回線を開放させるとともに
アナログスイッチ12を開き電話機を待機状態とする
(ステップ218〜220)。
【0028】この実施例によれば、回線開放信号を検出
する際、イタズラ撃退用、保留用の所定信号の送出を中
断し、回線開放信号に混ざらないようにするので、相手
が既に電話を切っているか耳で聞いて確認し、手動でオ
ンフック操作したりしなくても相手方が電話を切ったこ
とを正確に検出し、確実に自動オンフックすることがで
きる。よって、その後、他の人が掛けて来た電話を受け
付けることができる。また、回線開放信号が検出されな
いままイタズラ撃退用、保留用の所定信号の最初の送出
が開始されてから所定の一定時間経過したとき、或い
は、回線開放信号が検出されないまま所定信号の送出の
中断が所定回数繰り返されたときは回線を開放し待機状
態とするので、相手方がなかなか電話を切らない場合で
も自動的にオンフックしてその後、他の人が掛けて来た
電話を受け付け可能とできる。
【0029】なお、BT信号は、事業用電気通信設備規
則第33条で規定されているように、400HzのAF
信号を0.5秒間隔で断続したもので、回線への送出レ
ベルは(−29−L)dBm以上、−4dBm以下(L
は加入者回線の400Hzにおける伝送損失。NTT発
表の参考値によれば最大で7dB以下)となっている。
そこで、イタズラ撃退用、保留用などの所定信号の送出
を中断する時間は、BT信号検出回路23がBT信号で
あることを確実に検出できるようにするため、2〜3
秒、或いはそれ以上の適当な時間となるように設定する
のが好ましい。また、所定信号を中断してから次に中断
するまでの時間は、イタズラ撃退の場合は短くし、保留
の場合は長くするなど、目的に応じて適宜変更したり、
更に、所定信号の最初の送出開始から最初の中断までの
時間は或る程度長くするようにすれば所定信号の機能を
十分に発揮させることができ、好都合である。
【0030】また、上記した実施例では、イタズラを撃
退するために相手の声をカセットテープ15に録音し、
これを再生して送り返すようにしたが、半導体メモリに
相手の声をディジタル録音し、これを再生して送り返す
ようにしても良い。また、音声合成回路18でイタズラ
撃退用の不快音や威嚇音声を合成して出力する代わり
に、コントロールマイコン24でビープ音信号を生成し
て加算器20に出力するようにしても良い。この場合
は、所定信号の送出を中断するために特別なスイッチ手
段を設けず、コントロールマイコン24がビープ音信号
に定期的に無音部分または信号レベルの低い部分を形成
することで、コントロールマイコン24が所定信号の中
断手段を兼ねるようにすることもできる。なお、中断手
段は、イタズラ撃退信号に対しては一気に中断しても特
に問題はないが、保留信号の場合、急な中断は相手に不
快感を与えるので、徐々に信号レベルを落としてソフト
に中断するようにしたり、或いは、レベル低下手段とし
て、保留信号の送出を完全に中断しないでBT信号の検
出に影響は与えないが保留音の聴取は可能な程度の低い
レベル(−40dBm程度であればBT信号の検出には
殆ど影響ないが保留音としては十分機能する)に下げて
送出するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明の1つによれば、所定信号の送出
を定期的に中断して回線に回線開放信号が乗っているか
検出を行い、所定信号を送出中に受話器がオンフック状
態にされても回線を開放せず、所定信号の送出が中断さ
れている間に回線開放信号が検出されたときに回線を開
放し待機状態とするようにしたので、回線開放信号を検
出する際、イタズラ撃退用、保留用などの所定信号が回
線開放信号に混ざらないようにできるので、相手が既に
電話を切っているか耳で聞いて確認し、手動でオンフッ
ク操作したりしなくても相手方が電話を切ったことを正
確に検出し、確実に自動オンフックすることができる。
よって、その後、他の人が掛けて来た電話を受け付ける
ことができる。
【0032】本発明の他の1つによれば、中断手段は所
定信号の送出レベルを所定の一定値に低下させることで
信号送出の中断を行うようにしたので、所定信号の中断
中も回線開放信号の検出に影響を与えないようにレベル
を抑えながら相手方へ所定信号の送出を続けることがで
きる。
【0033】本発明の更に他の1つによれば、回線開放
信号が検出されないまま所定信号の最初の送出が開始さ
れてから所定の一定時間経過したときも回線を開放し待
機状態とするようにしたので、相手方がなかなか電話を
切らない場合でも自動的にオンフックしてその後、他の
人が掛けて来た電話を受け付け可能とできる。
【0034】本発明の他の1つによれば、回線開放信号
が検出されないまま所定信号の送出の中断が所定回数繰
り返されたときも回線を開放し待機状態とするようにし
たので、相手方がなかなか電話を切らない場合でも自動
的にオンフックしてその後、他の人が掛けて来た電話を
受け付け可能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電話機の回路図であ
る。
【図2】コントロールマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】コントロールマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 受話器 4 電話機本体 8 フックスイッチ回路 9 バランスネット
ワーク回路 10 スピーチネットワーク回路 15 カセットテー
プ 16 テープ録再回路 17、19 アナロ
グスイッチ 18 音声合成回路 21 スイッチ 22 キーマトリクス 23 BT信号検出
回路 24 コントロールマイコン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線閉結状態下で所定信号を生成し回線
    を通じて相手方に送出可能にした電話機において、 前記所定信号の送出時、定期的に信号送出を中断させる
    中断手段と、 相手方が回線を開放したことを示す回線開放信号が送ら
    れてきているか検出する回線開放信号検出手段と、 前記所定信号を送出中に受話器がオンフック状態にされ
    ても回線を開放せず、前記所定信号の送出が中断されて
    いる間に回線開放信号検出手段で回線開放信号が検出さ
    れたときに回線を開放し待機状態とする制御手段と、 を備えたことを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 中断手段は所定信号の送出レベルを所定
    の一定値に低下させることで信号送出の中断を行うよう
    にしたこと、 を特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、回線開放信号検出手段で回
    線開放信号が検出されないまま所定信号の最初の送出が
    開始されてから所定の一定時間経過したときも回線を開
    放し待機状態とするように構成したこと、 を特徴とする請求項1または2記載の電話機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、回線開放信号検出手段で回
    線開放信号が検出されないまま中断手段が所定信号の送
    出の中断を所定回数繰り返したときも回線を開放し待機
    状態とするように構成したこと、 を特徴とする請求項1または2記載の電話機。
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