JPH085361Y2 - 合成樹脂製リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止め構造 - Google Patents

合成樹脂製リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止め構造

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JPH085361Y2
JPH085361Y2 JP14272689U JP14272689U JPH085361Y2 JP H085361 Y2 JPH085361 Y2 JP H085361Y2 JP 14272689 U JP14272689 U JP 14272689U JP 14272689 U JP14272689 U JP 14272689U JP H085361 Y2 JPH085361 Y2 JP H085361Y2
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JP
Japan
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filter element
synthetic resin
rib
tank
reservoir tank
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JP14272689U
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JPH0381403U (ja
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靖司 尾作
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、タンク上部にキャップを備えた注入口を設
け、タンク内部にフィルタエレメントを螺着した合成樹
脂製リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止め構造
に関する。
[従来の技術] 金属製リザーバタンクの内部にフィルタエレメントを
設けた技術は、例えば本出願人による実開昭63-152902
号公報及び実開昭63-152001号公報等で知られている。
これらの技術は、エレメントの中心に保持用の棒体を
設け、その棒体をタンクの底部に形成された比較的長い
ボス部に螺合又は固定してエレメントをタンクに取付け
るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、合成樹脂製リザーバタンクにおいては、製造
の過程において上記の比較的長いボス部を形成してエレ
メントを固定することは困難である。更に、合成樹脂製
のタンクに一体成形されたボス部にエレメントの合成樹
脂製のねじ部を螺合すると、ねじ部の振動や熱クリープ
などの影響で万一、締め付けトルクが低下して緩み易
く、エレメントが緩み方向に回転してボス部から脱離す
る不具合がある。
本考案は、フィルタエレメントが緩み方向に回転する
のを防止する合成樹脂製リザーバタンクのフィルタエレ
メントの緩み止め構造を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、タンク上部にキャップを備えた注入
口を設け、タンク内部にフィルタエレメントを螺着した
合成樹脂製リザーバタンクにおいて、前記エレメントを
前記注入口の下方に位置させると共に、エレメントの上
部に第1の突部を形成し、前記注入口及びキャップに挟
持される筒体の下部に第2の突部を形成し、その第1、
又は第2の突部の少なくとも一方の形状を、キャップの
締め付け状態で両突部がエレメント回転方向に干渉する
重合部分を形成するような突出した形状としている。
上記筒体は、上端のフランジ部外周にリング状のシー
ルが設けられ、筒部の中程に注入する液体の異物を若干
濾過するスクリーンが設けられ、筒部の内方底部に第2
の突部である第2のリブが設けられたスクリーン筒で構
成するのが好ましい。
また、第1の突部は、フィルタエレメントのアッパプ
レートの上面に設けるのが好ましい。
上記第1及び第2のリブは、それぞれ円筒等配に複数
枚設けるのが好ましい。
[作用] 上記のように構成された合成樹脂製リザーバタンクの
フィルタエレメント緩み止め構造においては、フィルタ
エレメントをタンク本体の底部に螺着したのち、スクリ
ーン筒を注入口から挿入し、キャップによりシールを挟
持して固定する。
この状態において、第1のリブは第2のリブの間に位
置している。したがって、ねじ部が緩んでフィルタエレ
メントが緩み方向に回転しても、重合部より両リブが干
渉し、第1のリブは第2のリブに係止され、それ以上緩
み方向に回転するのが防止される。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、合成樹脂製のリザーバタ
ンクの本体1には、上部の一側にキャップ2を備えた注
入口3が設けられている。この注入口3の下方には、全
体を符号10で示すフィルタエレメントがタンク底部の流
入口4の部分に取付けられている。そして、例えばパワ
ーステアリングオイル等の作動流体は、矢印で示すよう
に流入口4から流入し、フィルタエレメント10で異物が
除去され、流出口6から流出するようになっている。な
お、図中の符号7は大気開放口、8は作動流体の液面で
ある。
このフィルタエレメント10は、筒状のエレメント11の
底部に合成樹脂製のロアプレート12が設けられ、その下
方に突出された筒状のねじ部12aで流入口4のボス部4a
に取外しが容易な程度の締付けトルクTで螺着されてい
る。また、エレメント11の上部には、合成樹脂製のアッ
パプレート13が設けられ、そのアッパプレート13の上面
には、第1の突部である蝶ナット状の4枚の第1のリブ
14が円筒等配に突設されている。そして、第3図に示す
ように、ボス部14aの内孔には、エレメント11側からの
流出を許すチェック弁15が設けられている。
他方、キャップ2と注入口3との間には、リング状で
内周に環状溝5aが形成されたシール5が挟持されてい
る。その環状溝5aにフランジ部20が嵌着された筒体であ
る全体を符号20で示す合成樹脂製のスクリーン筒が設け
られている。
そのスクリーン筒20には第4図にも示すように、筒部
22の内方底部に第2の突部である十字状の第2のリブ24
が設けられ、このリブ24の上面には、注入する作動流体
中の異物を若干濾過することができる網目のスクリーン
25が設けられている。
そして、第5図に示すようにキャップ2の締付け状態
において、第1のリブ14〜14が第2のリブ24〜24のリブ
間角度α内にある状態からフィルタエレメント10が矢印
方向の緩み方向に回転した場合、第6図及び第7図に示
すように、○字で示す接触部Aで干渉するような斜線で
示す重合部Bが第1のリブ14に形成されている。なお、
この重合部Bは、第1のリブ14の頂部を平面状に形成し
て第2のリブ24に形成し、又は両リブ14、24に形成する
ことができる。
フィルタエレメント10の取付けに際し、ねじ部12aを
ボス部4aに螺合し、第1のリブ14を持ってエレメント10
の取外しが容易な程度の締付けトルクTで締付けて固定
する。
次いで、シール5が取付けられたスクリーン筒20を注
入口3に挿入したのち、キャップ2を注入口3に螺合
し、締付けてスクリーン筒20を本体1に固定する。
したがって、この状態においては、リブ14は第5図に
示すようにリブ24のリブ間角度α内にある。そのため、
ねじ部12aが緩んで矢印方向に回転しても、第6図及び
第7図に示すように、最大でもリブ14がリブ間角度αよ
り更に小さい回転角βだけ回転した時点で重合部Bによ
り接触部Aでリブ24に係止され、それ以上エレメント10
が緩み方向に回転するのが確実に防止される。
第8図及び第9図は本考案の別の実施例を示し、第1
のリブ14A及び第2のリブ24Aをそれぞれ円周等配な5枚
とし、他を第1図と同様に構成した例である。この実施
例では、リブ間角度α1(72°)を前実施例のリブ間角
度α1(90°)より小さくし、その分、前記回転角βを
小さくすることができる。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されているので、
エレメントのねじ部の締付けトルクが低下してエレメン
トが緩み方向に回転しても、両リブの相互干渉で小さい
回転角に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第2図は要
部を示す分解斜視図、第3図はアッパプレートを示す斜
視図、第4図はスクリーン筒を示す斜視図、第5図はキ
ャップ締込時の両リブの相対位置の一例を示す第7図に
相当する図面、第6図は第1のリブが第2のリブに係止
された状態を示す側面図、第7図は第6図のA−A線矢
視断面図、第8図及び第9図は本考案の別の実施例を示
す第1及び第2のリブの平面図である。 A……接触部、B……重合部、1……本体、2……キャ
ップ、3……注入口、5……シール、10……フィルタエ
レメント、12a……ねじ部、14……第1のリブ、20……
スクリーン筒、24……第2のリブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク上部にキャップを備えた注入口を設
    け、タンク内部にフィルタエレメントを螺着した合成樹
    脂製リザーバタンクにおいて、前記エレメントを前記注
    入口の下方に位置させると共に、エレメントの上部に第
    1の突部を形成し、前記注入口及びキャップに挟持され
    る筒体の下部に第2の突部を形成し、その第1、又は第
    2の突部の少なくとも一方の形状を、キャップの締め付
    け状態で両突部がエレメント回転方向に干渉する重合部
    分を形成するような突出した形状としたことを特徴とす
    る合成樹脂リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止
    め構造。
JP14272689U 1989-12-12 1989-12-12 合成樹脂製リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止め構造 Expired - Lifetime JPH085361Y2 (ja)

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JP14272689U JPH085361Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 合成樹脂製リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止め構造

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Publication Number Publication Date
JPH0381403U JPH0381403U (ja) 1991-08-20
JPH085361Y2 true JPH085361Y2 (ja) 1996-02-14

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JP14272689U Expired - Lifetime JPH085361Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 合成樹脂製リザーバタンクのフィルタエレメント緩み止め構造

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