JPH08506860A - 巻取印刷紙及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
巻取印刷紙において、塗工原紙が50重量%より多くのインキ抜きしたリサイクル繊維、10〜35重量%の無機充填剤、残余:木材パルプ及び/又はセルロースからなり、かつ30g/m2以上で60g/m2未満の面積比重量を有する。該塗工原紙の両面に2〜8g/m2・面の面積比重量を有する塗膜が施されており、かつ結合剤が、塗膜の顔料に対して、15重量%以下の量で存在する。
Description
【発明の詳細な説明】
巻取印刷紙及びその製造方法
本発明は、無機充填剤、リサイクル繊維及び場合により木材パルプ及び/又は
セルロースを含有する塗工原紙の両面に、顔料及び結合剤を含有する被膜を有す
る巻取印刷紙に関する。更に、本発明は、該巻取印刷紙の製造方法に関する。
実質的に、印刷紙は3つの主なグループに区別される:
新聞用紙
SC紙(この場合、SCはスーパー仕上げ“super calendered”を表す)
LWC紙(軽量コート紙)
前記の紙は、日刊新聞、グラフ雑誌、マガジン、カタログ、及び一般に日刊新
聞又はグラフ雑誌に添付される宣伝用パンフレットに使用される。
過去には、一面では上記の紙の品質を改良しかつ他面では製造コストを安くす
る実験は十分に行われている。この事実は、改良された新聞用紙が元来高価なS
C紙を条件とした分野で使用するようになり、さらに品質が改良されたSC紙は
再び、従来専らLWC紙が使用された分野で使用することができるという事態が
生じた。
普及している新聞用紙の概要は、“Wochenblatt fuer Papierfabrikation”9
(1988),第337〜344頁に記載されている。この論文には、当該の紙
種のための製剤を被覆するために使用されるようなフィルムプレスも記載されて
いる。SC紙及びLWC紙は、主にオフセットもしくはグラビヤ印刷法で印刷さ
れ、一方新聞用紙及び改良新聞用紙のためには専らオフセット印刷法が使用され
る。前記紙の印刷機への装着は専らロール形で行われるので、これらは用語“巻
取印刷紙”で総括される。公知のヨーロッパの木材含有オフセット印刷紙の繊維
原料組成は、セルロース4〜50%、残余:木材パルプである報告されている。
灰分含量は新聞用紙に関しては0〜7%及びSC紙に関しては18〜25%であ
ると報告されている。リサイクル繊維を使用することは言及されていない。
著者ベルク(Bergh)及びスベンカ(Svenka)は、“Wochenblatt fuer Papier
fabrikation”16(1990)、第701〜708頁及び“Pulp and Papper C
anada”92:4(1991)、第52〜58頁に印刷性能を改良するために新
聞用紙を澱粉又は顔料塗工による表面処理に関して報告している。既に専ら澱粉
で実施した表面サイジングは、1g/m2の塗工で改良された表面結合をもたら
すので、多色オフセット印刷に適する紙を生じる。しかし、白色度が低下すると
いう欠点がある。澱粉溶液の代わりに炭酸カルシウム
又はカオリンをベースとし、かつ顔料に対して澱粉エステル70重量%を含有す
る製剤をいわゆるフィルムプレスで塗工すると、もはや新聞用紙と称されない、
改良された強度及び印刷性能の品質を有する。選択された繻子仕上げ条件(スー
パーカレンダー(SC)ないしはソフト・コンパクト・カレンダー(SCC)に
依存して、最大<200(SCC)〜1000Bekk/sec(SC)の平滑値が得ら
れる。澱粉/顔料塗工のために使用される原紙は、主要繊維成分としてTMP(
thermo mechnical pulp)及び灰分含量0.4重量%を有する。
論文“THE PR0DUCTI0N 0F HIGH QUALITY UPGRADED NEWSPRINT BY AN ON MACHI
NE SURFACE TREATMENT WITH LAS(liquid Application System)”,Eucepa Con
ference Proceedings,(1988),第538〜55頁は、新聞用紙の澱粉、
CMC又は別の皮膜形成剤に関して並びに軽顔料添加した塗膜の塗工に関して報
告している。それによる製品は、LWCとSC紙の間に位置するという。この文
献によれば、表面製剤の塗工は、名称“ショート・デュエル・コーターないしは
LASで知られる装置を用いて実施される。その強度に関して良好な塗工原紙は
ショート・デュエル系で塗工されるが、一方低強度の紙は専らLAS装置で処理
できるにすぎない。顔料添加した製剤を使用する限り、該製剤は塗工カオリン5
0%及び微細粉砕した炭
酸カルシウム50%を有し、かつ結合剤成分を顔料100重量部に対して50〜
200重量部を含有する。ラテックスを結合剤として併用する限り、その全結合
剤量に対する割合は10%である。引き続き、製剤処理した紙をスーパーカレン
ダーで処理する。澱粉だけを塗工した限り、紙むけ強度の著しい上昇並びにより
低いかつ塗工した澱粉量に依存して再び低下する剛性の上昇が観察される。それ
に対して、不透明度は、塗工された製剤が澱粉だけからなっていれば、著しく低
下する。最も低い結合剤顔料を有する顔料添加した製剤が結合剤33重量%及び
顔料67重量%からなる、顔料着色した製剤の塗工は、特に製造した紙をまたス
ーパーカレンダーで処理した場合には、同様に特性、特に紙むけ強度、光沢、並
びに特に製造した紙をまたスーパーカレンダーで処理した場合には、圧縮光沢の
改良をもたらしたが、この場合には、使用される塗工装置に依存して不透明度の
劣化が生じた。
使用される塗工原紙の組成、特に場合により存在するリサイクリ繊維、充填剤
含量及び塗工原紙の面積比重量は開示されていない。
新聞用紙の品質を改良するためのもう1つの調査は、“Tappi Journal, Nobem
bar”1986,第74〜78頁に記載されている。そこには7重量%の添加量
までのカオリンの形の充填剤及び種々の歩留まり向上剤の影響に関して報告され
ている。実験室実験で製造
された枚葉紙の繊維原料組成として、TMP89%及び半漂白したセルロースが
示されている。
特開平1−174697号公報から、繊維原料組成が木材パルプ50重量%、
リサイクリ繊維30重量%及び硫酸塩パルプ20重量%からなりかつ3〜8g/
m2・面の塗膜を有する新聞用紙が公知である。該塗工顔料は、少なくとも65
cm3/100gの油吸収性能を有するという。塗工紙は61.8の白色度を有
するが、塗工原紙は50.7の白色度を有するにすぎない。
欧州特許公開第0377983(A2)号明細書は、前記公報に記載の発明の
改良に関するが、空気ブラッシ又はブレード・コーターにより塗工された塗膜内
に付加的に針状顔料が存在する。リサイクリ繊維30重量%を含有する原紙に塗
工すべき塗膜重量は、印刷面に対して1〜12g/m2、有利には3〜8g/m2
であり。総計して、60g/m2の面積比重量は上回るべきでない。原紙のため
の充填剤としては、この公開明細書によれば通常の顔料を使用することができ、
その割合は一般に0.5〜10重量%であるが、しかしながら、有利にはしかも
0.5%未満である。繻子仕上げのためには、スーパーカレンダー及び/又は片
づや工具を利用する。
文献“Wochenblatt fuer Papierfabrikation”,1(1988),p.1〜6
に開示された“Oberflaechen-
schichtete SC-Papier,eine Herausforderung fuer LWC-Papier”は、高光沢の
木材パルプ含有網版印刷用紙に関する。該文献に示されたオフセット印刷で印刷
される紙用の塗工製剤は、0.5〜1〜1:1の結合剤/顔料比を有する。高い
結合剤割合は、塗工の十分な定着及び塗工原紙の相応する強度上昇を達成するた
めに、不可避的に保持される。公知のLWC紙に対する品質比較において、表面
塗工したSC紙は、より低い白色度、高い不透明度並びに明らかに低い紙光沢を
有する。この刊行文献に記載された表面塗工したSC紙の灰分含量(充填剤含量
)は、15〜25重量%である。塗工のための塗工装置としては、SDTA塗工
系(ショート・ドウェル・タイム)が記載されている。原紙の繊維組成は、開示
されていない。
最近初めて発表された“Wochenblatt fuer Papier-fabrikation”,13(1
992),p.507〜515に記載の論文“Moeglichkeiten zum On-line-Str
eichen von gefuellten,holzhaltigren Papieren ”によれば、高充填の改良S
C紙はまずフィルムプレスにより炭酸カルシウムと、顔料に対して少なくとも3
0重量%の結合剤とからなる顔料添加した製剤で前処理されるので、該紙は、第
2工程においてブレード・コーターを用いて元来の上塗りを施すことができるた
めに、十分な強度を有する。該上塗りはカオリン及び微細な炭酸カルシウムの混
合物からなり、この場合
顔料混合物100重量%に対して結合剤は12重量%になる。上塗りのための最
小塗工量は、7g/m2・面であり、例として、下塗りのために4〜5g/m2・
面が記載されているので、少なくとも9g/m2・面が塗工される。塗工原紙の
繊維原料に関しては、何ら記載されていない。最近の塗工紙品質をなす製造され
た紙は一部分優れた特性を有しているが、またさらに、塗工原紙の高いコストと
結び付いた比較的大量の資源消費、必要な2重塗工及び上塗りのための高い塗工
重量により、その成立コストに基づき著しく使用分野が閉鎖されねばならない紙
が得られるという欠点が生じる。
従来公知の提案は、一部は、既に市場に導入されている最近の巻取印刷紙を提
供したが、達成される品質改良は著しく高い成立コストを伴うという根本的欠点
が生じる。例えば改質された新聞用紙が標準SC紙の品質水準に達するか又は改
質されたSC紙が公知のLWC紙の品質水準に近づく場合、従来はより高価な紙
種の水準への同時コスト上昇を殆ど回避することができなかったので、顧客とし
ての印刷業者にとって、新たに開発された紙種に移行する大きな魅力はほとんど
生じなかった。世界的観点において、リサイクル繊維の使用は往々にしてなお少
なすぎるという欠点が生じる。
総括すれば、本発明の課題は、使用されるリサイク
ル繊維の割合を高めかつ巻取印刷紙を好ましい製造コストで製造することができ
る、満足な品質水準を有する巻取印刷紙を提供することである。特に、本発明は
、従来は専ら標準SC紙が使用された分野で使用される、グラビヤ及びオフセッ
ト印刷用の巻取印刷紙を提供し、一方では、標準LWC紙の分野で使用すること
ができるグラビヤ及びオフセット印刷用の巻取印刷紙を開発することを目的とし
た。
この場合、本発明を実現するためには、所望の印刷特性スペクトル、特に印刷
性能を得るためには、紙の表面を、結合剤及び無機顔料を含有する塗膜又は顔料
皮膜と称される被覆層を施すことが必要であるという認識から出発した。しかし
ながら、経済的考察によれば、同時に該塗膜のためのコストを可能な限り低いコ
ストに保持することが必要である。さらに、満足すべきコスト/品質比を達成す
るためには、紙の製造の際に廉価な繊維原料に立ち戻ることが必要であることを
認識した。
前記考察から出発して、本発明の第1の実施態様によれば、無機充填剤、リサ
イクル繊維、木材パルプ及び/又はセルロースを含有する塗工原紙の両面に顔料
及び結合剤を含有する塗膜を有する巻取印刷紙が提供され、該巻取印刷紙は、
塗工原紙が30g/m2以上で60g/m2未満の面積比重量を有し、
塗工原紙が、その面積比重量に対して、
50重量%より多くのインキ抜きしたリサイクル繊維、
10〜35重量%の無機充填剤、
残余:木材パルプ及び/又はセルロースを含有し、その際全ての割合の和は1
00重量%になり、
塗膜がそれぞれの面に2〜8g/m2の量で塗工されており、かつ結合剤が、
該塗膜の顔料に対して、15重量%を越えない量で存在することを特徴とする。
本発明による巻取印刷紙の前記実施態様とは異なり、本発明のもう1つの実施
態様によれば、巻取印刷紙の繊維原料登録が専らインキ抜きしたリサイクル繊維
からなる。それに対して、充填剤含量及び塗膜は前記の実施態様に相当する。
本発明の利点、本発明の別の実施態様及び本発明による巻取印刷紙の製造方法
を詳細に説明する前に、本願明細書及び請求の範囲で使用する用語の概念につい
て説明する:
本発明による巻取印刷紙とは、例えばカートンと区別するために専ら1層の紙
であると理解されるべきである。
充填剤としては、抄紙の際に添加される無機顔料が理解されるべきである。こ
の場合、新たに添加される充填剤と、古紙から回収された繊維原料と一緒に紙製
造工程に供給される充填剤との間で区別されない。リ
サイクル繊維は古紙から回収された繊維原料であり、この場合本発明によれば、
ドイツ国の標準種のリストの相応して古紙種D31から得られたものが特に有利
である。
インク抜きしたリサイクル繊維とは、印刷インクが十分に除去された繊維であ
る。
木材パルプとしては、機械的に粉砕された木材繊維、従っていわゆる磨砕種並
びにまたリファイナーを用いて得られた種が理解されるべきである。種々の木材
パルプ種の列記は、刊行文献“Zellstoff und Papier”37(1988)、p.
212に記載されている。これらの該文献箇所に記載された木材パルプ種のうち
では、いわゆるTMPパルプ(サーモメカニカル・パルプ)が有利である。
木材パルプないしはセルロースとは、木材パルプ又はセルロースベースのリサ
イクル繊維に対して区別するために、“新鮮な”繊維を意味する。
塗工原紙の製造と関連して使用した“抄紙機の2つの網の間で同時に両面脱水
する”という表現は、抄紙機に設置された“ツイン・フォーマー”の名称で公知
になったワイヤ・セクションでの製造を意味する。
用語“フィルムプレス”とは、ここでは、“間接的に”前調合された塗料を塗
膜を形成するために塗工原紙ウエブに転写する転写ロール上でメータリング・ロ
ール、ドクター・ブレード及び平滑な又は溝付きロー
ルドクターを用いて塗料の前調合が行われる全ての装置を表す。詳細な説明は、
前記に述べた文献箇所:“Wochenblatt fuer Papierfabrikation”,13(19
92),p.507〜515;さらに文献箇所:“Wochenblatt fuer Papierfabr
ikation”,6(1992),p.193〜197に含まれている。
ホット・ソフト・カレンダーは、当業界ではソフト・コンパクト・カレンダー
とも称され、この場合にはニップは加熱される硬質鋳造ロール及び該ロールと結
合された、弾性プラスチックを有するロールとからなる(Wochenblatt fuer Pap
ierfabrikation”,16(1990),p.701〜708参照)。
繊維原料、塗工原紙及び塗工紙並びに塗膜に関する全ての重量表示は、“解放
乾燥した”重量表示に関する。結合剤に関する表示は、結合剤の固体含量に関す
る。
本発明による巻取印刷紙の利点は、経済的見地においては一面では高い割合の
インキ抜きしたリサイクル繊維により生じる、この場合特に経済的実施態様によ
れば全ての繊維原料装入物は前記のような繊維からなっていてもよく、かつ他面
では両面塗工された塗膜の比較的低い面積比重量から生じる。この場合には比較
的低い結合剤の割合により一層のコスト上の利点が生じる。有利には、充填物割
合は少なくとも15重量%である。
特許請求の範囲第1項に記載の塗工原紙の代わりに品質的に高価な標準LWC
塗工原紙を使用して、本出願人が実施した実験で、印刷結果において全く満足さ
れない紙品質が生じた。その限りにおいて、高いリサイクル繊維成分を含有する
、高充填剤割合を有する塗工原紙と、比較的低い面積比重量で塗工され、しかも
なお新聞用紙及びSC品質を改良するために従来公知になった実験に比較して顔
料/結合剤比が同様に極めて少ない塗膜との、本発明に基づく組み合わせが、本
発明で設定した課題の解決を可能にすることは、驚異的であると評価されるべき
である。
既に述べたように、本発明によれば、全ての繊維原料がリサイクル繊維からな
っているのが有利である。もう1つの実施態様によれば、塗工原紙の、面積比重
量に対して30重量%までは木材パルプからなっていてもよく、一方また、特に
面積比重量が30〜38g/m2である塗工原紙においてはセルロース割合は2
0重量%である。木材及びセルロースは混合して使用することもできるが、その
塗工原紙の面積比重量に対する最大割合は40重量%未満である。
ヨーロッパの標準SC紙品質に相当する巻取印刷紙を製造するためには、48
g/m2までの面積比重量を有し、かつその面積比重量に対して10〜15重量
%の充填剤を含有し、その際繊維原料装入物が60重量%より多くのインキ抜き
したリサイクル繊維、残余
が木材パルプ木材パルプ及び/又はセルロースからなり、その際全ての割合の和
は100重量%であるのが、全く特に有利であることが判明した。
もう1つの、経済的見地において特に有利な実施態様によれば、該塗工原紙に
おける繊維割合は、専らインキ抜きしたリサイクル繊維よりなる。
特性が通常の標準LWC紙に相当する、その品質がより高価な巻取印刷紙を製
造するためには、少なくとも38g/m2、有利には58g/m2での面積比重量
を有する塗工原紙が全く特に有利であることが判明した。このような塗工原紙は
、20〜35重量%の充填剤、50〜60重量%のインキ抜きしたリサイクル繊
維、残余:木材パルプ及び/又はセルロースを含有し、その際全ての割合の和は
100重量%である。有利には、このような紙の場合には、繊維成分は専らイン
キ抜きしたリサイクル繊維からなるが、特に38g/m2〜45g/m2の面積比
重量の塗工原紙の場合には、30重量%までの木材パルプを、場合により20重
量%までのセルロースと組み合わせて使用することにより強度特性を上昇させる
ことができる。
十分な白色度を達成するためには、リサイクル繊維を、なおもう1つの有利な
実施態様に基づき少なくとも60%の白色度が生じるように漂白するのが有利で
ある。全く特に有利には、リサイクル繊維の白色度は少なくとも65%、さらに
特に有利には少なくとも6
8%である。白色度の測定は、完成した巻取印刷紙に関しても、DIN5033
、第1〜9部及びDIN53145、第1及び2部に基づきフィルタR457を
用いて行う。しかしながら、もう1つの有利な実施態様によれば、白色度はなお
著しく高くかつ72%までである。塗工後に白色度及び明度に関する値がSC紙
に相当すべき塗工原紙に関しては、白色度に関する値は有利には60〜62であ
る。塗工後に白色度及び明度に関する値がLWC標準紙に相当すべき塗工原紙に
関しては、白色度及び明度に関する値は有利には68〜72/70〜73%であ
る。
可能な限り高い充填剤歩留まりを達成するには、塗工原紙を製造する際に場合
により歩留まり向上剤を添加する。該歩留まり向上剤は、少量で塗工原紙にも含
有されている。強度を改良するするには、塗工原紙は有利にはまたなおカチオン
性澱粉を含有し、その添加は同様に原液添加として行う。
有利には、塗工原紙の無機充填剤は、主としてカオリン、炭酸カルシウム、滑
石もしくはこれらの物質の混合物からなる。
本発明の有利な1実施態様に基づき、十分な強度、特に表面の十分な紙むけ強
度を調整するために、塗膜内に存在する結合剤成分は、塗膜の顔料に対して、4
重量%を下回るべきでない。さらに、塗膜内に含有される結合剤は50重量%よ
り多くが皮膜形成ラテック
スからなっているのが有利であることが判明した。オフセット印刷で印刷される
巻取印刷紙のためには、塗膜内の別の成分としてポリビニルアルコールが、少量
で、有利には、塗膜の全結合剤含量に対して5〜12重量%の量で存在すること
ができる。アクリル酸エステル、ポリビニルアセテート及びスチレンブタジエン
もしくはそれらのコポリマーをベースとするラテックス、特にまたこれらの2種
のラテクス型の混合物が有利である。ラテクス及び場合によりポリビニルアセテ
ートのほかに、該塗膜は別の結合剤として澱粉もしくは変性澱粉、例えば澱粉エ
ステルを含有することができる。特にオフセット印刷法で印刷される巻取印刷紙
のためには、該塗膜の結合剤はまた主として澱粉、場合により専ら澱粉からなっ
ていてもよい。
塗膜で使用すべき顔料としては、特にカオリン、炭酸カルシウム、滑石、二酸
化チタン、水酸化アルミニウム、ベントナイト又はこれらの顔料の混合物が適当
であることが立証された。この場合には、ベントナイトは前記の1種以上の顔料
と一緒に、全顔料に対して20重量%以下の量で使用する。
オフセット印刷法で印刷すべきSC品質のを有する巻取印刷紙のためには、塗
膜は2〜6g/m2の量であるのが有利であることが立証された。この場合には
、塗膜内の結合剤は、塗膜の顔料に対して、10〜15重量%の量で存在しかつ
顔料はカオリン及び/又は
炭酸カルシウム、又はカオリンと滑石の混合物、又は炭酸カルシウムと滑石の混
合物からなり、かつ顔料混合物は場合によりなお水酸化アルミニウム及び/又は
二酸化チタンを、全顔料に対して20重量%以下の量で含有する。
グラビヤ印刷で印刷すべきSC紙の品質特徴を有する巻取印刷紙は、有利には
4〜8g/m2の塗膜を有し、この場合塗膜内に、塗膜の顔料に対して4重量%
以上で10重量%未満の結合剤が存在しかつ該顔料は、カオリン、炭酸カルシウ
ム又は滑石、又は滑石とカオリンもしくは炭酸カルシウムとの混合物からなる。
品質水準が周知の標準LWC紙に相当しかつオフセット印刷で印刷される巻取
印刷紙の有利な実施態様は、2〜6g/m2の面積比重量を有する塗膜を有し、
この場合塗膜内に存在する結合剤の量は、塗膜の顔料に対して10〜15重量%
に相当しかつ該顔料はカオリン及び/又は炭酸カルシウム、又はカオリンと滑石
の混合物、又は炭酸カルシウムと滑石の混合物からなり、かつ該顔料混合物内に
場合によりなお水酸化アルミニウム及び/又は二酸化チタンが、全顔料に対して
20重量%以下の量で存在する。
しかしながら、周知の標準LWC紙に相当すべきであるが、但しグラビヤ印刷
のために使用される巻取印刷紙のためには、塗膜の面積比重量は4〜8g/m2
であり、かつ結合剤は、塗膜の顔料に対して4重量%
以上で10重量%未満の量で存在する。この場合、顔料としてはカオリン又は炭
酸カルシウム又は滑石もしくは滑石とカオリン又は炭酸カルシウムの混合物を使
用する。
しかしながら、グラビヤ印刷のための前記の2種類の巻取印刷紙においては、
有利には結合剤の割合は、塗膜の顔料に対して6重量%以下である。
以下の表1は、種々の面積比重量範囲内の本発明による巻取印刷紙の特性を示
す。
前記表中、
Iは充填剤割合>20%
IIは充填剤割合<15%
Oはオフセット品質
Tはグラビヤ品質
を表す。
本発明で使用すべきリサイクル繊維を回収する古紙は一定の割合の炭酸カルシ
ウムを含有しかつ少なくともこの炭酸カルシウムの一部はリサイクル繊維及び場
合により別の無機充填剤と一緒に、塗工原紙を製造するための材料に供給される
ので、酸性操作方式では硫酸アルミニウムと炭酸カルシウムの共働作用により生
じるような、石膏形成を十分に遮断するためには、弱酸性〜中性の操作形式が有
利であることが判明した。しかしながら、古紙内に含有される、炭酸カルシウム
以外に実質的にカオリンからなる無機顔料の併用は、いかなる場合も好ましくな
くはなく、むしろ本発明によれば、この顔料の可能な限り高い割合をリサイクル
繊維と一緒に製紙工程に新たに供給することが切望される。この場合、古紙内に
含有される充填剤の高い割合を回収すべき場合には、リサイクル繊維を回収する
際に洗浄工程を省略するのが有利であることが判明した。それに対して、一面で
は使用される古紙内に高い充填剤割合が存在しかつさらになお高い割合のリサイ
クル繊維を使用しかつ他面では極く僅かな充填剤顔料が製造すべき塗工原紙内に
存在するようにする場合に
は、特に15重量%未満の充填剤割合の場合には、ある程度の洗浄度が所望され
ることもある。
比較的高い割合の充填剤、特に15重量%を越える充填剤含量は、塗工原紙の
横断面にわたり、不均一な充填剤分布をもたらすことがある。従って、塗工原紙
を製造するには、形成される紙ウエブの脱水が2つの網の間で同時に両面で行わ
れる、いわゆるツインフォーマーを使用するのが有利である。
本発明による方法の全く特に有利な実施態様に基づき、塗工原紙の塗工をフィ
ルムプレスにより行う場合には、LWC紙に比較して低い塗膜の面積比重量にも
かかわらず、たとえ比較的低い結合剤/含量比が存在するとしても、満足な光沢
、良好な平滑度及び十分な紙むけ強度を有する巻取印刷紙が生じる。この場合、
従来の認識によれば、塗工原紙の高い充填剤割合、塗膜の間接的塗工、及びなお
液状の塗工材料が塗工工程で、塗工原紙と塗膜との良好な結合が生じるだけ塗工
原紙内に浸透し、一方大部分の塗工材料は塗工された紙表面の形成のために利用
されるという結果を伴う構成の間に共働作用が存在する。
塗膜は2工程式で、まず下塗り、次いで上塗りを施す形式で塗工することがで
きるが、塗工は唯一の工程で行うのが有利である。
十分に平滑なかつ光沢のある塗膜を形成するためには、巻取印刷紙を塗膜の塗
工及び乾燥後に通常のスー
パーカレンダー又はホット・ソフト・カレンダーで処理する。
本発明のもう1つの有利な実施態様によれば、製造をオンラインで行う。即ち
、塗工原紙をその乾燥後に直接塗膜を施すためのフィルムプレスに供給し、かつ
場合によりまた中間巻取りせずに塗工及び塗膜の乾燥後に直接繻子仕上げを行う
。
次に実施例により本発明を詳細に説明する。
例1:
長網抄紙機で、45g/m2の面積比重量で、
インキ抜きしたリサイクル繊維 62重量%
木材パルプ(TMP) 24重量%
充填剤 14重量%
からなる塗工原紙を製造した。
リサイクル繊維の白色度: 61%
木材パルプの粉砕度: 70度SR
充填剤成分: カオリン 65重量%
炭酸カルシウム 35重量%
滑石 10重量%
刊行文献でスピードサイザー(speedsizer)の名称で公知になったフィルムプ
レスで、乾燥した塗工原紙に5.5g/m2・面の面積比重量を有する塗膜を施
しかつ乾燥後にスーパーカレンダーで繻子仕上げした。塗工した塗膜の顔料組成
は、
カオリン 70重量%
滑石 30重量%
からなり、かつブタジエンスチレンラテックスからなり、全成分に対して5重量
%の結合剤割合を有していた。副次的量で、塗膜を製造するために使用した塗工
材料になおレオロジー改良のための助剤が存在した。
表2に記載した特性を有する、グラビヤ印刷法で印刷される巻取印刷紙が得ら
れた。
例2
例1に記載したと同じ条件下で、以下の組成:
インキ抜きしかつ漂白した、白色度
66%を有するリサイクル繊維 62重量%
充填剤 28重量%
木材パルプ 10重量%
を有する塗工原紙を製造した。
充填剤組成及び木材パルプの粉砕度は例1と同じであった。該塗工原紙は、4
9g/m2の面積比重量を有し、かつ該塗工原紙に例1に記載の、但し5.5g
/m2・面の面積比重量を有する塗膜を施した。
表2に記載した特性を有する、グラビヤ印刷法で印刷される巻取印刷紙が得ら
れた。
例3及び4
オフセット印刷で印刷される巻取印刷紙を製造するために、例1及び2に示し
た組成を有する塗工原紙に、30重量%がカオリン及び70重量%が炭酸カルシ
ウムからなる顔料割合を有する塗膜を施した。この場
合、塗膜はブタジエンスチレンラテックス11重量%及び澱粉2重量%からなる
結合剤13重量%並びに通常の添加量の蛍光増白剤を含有していた。塗膜の乾燥
後に、紙をスーパーカレンダーで処理した。例3で使用した塗工原紙は例1に記
載したものと同じであり、例4では例2に記載の、但し49g/m2の面積比重
量を有する塗工原紙を使用した。例3では、4.5g/m2・面及び例4では4
g/m2・面を塗工した。製造された紙の特性は、同様に例2から明らかである
。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 デーリング,パウル ハインツ
ドイツ連邦共和国 D―50189 エルスド
ルフ―エッシュ マウリティウスヴェーク
16
(72)発明者 ペレヒ,ベルント
ドイツ連邦共和国 D―47877 ヴィリッ
ヒ ドールフェルトシュトラーセ 27
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.無機充填剤、リサイクル繊維、木材パルプ及び/又はセルロースを含有す る塗工原紙の両面に顔料及び結合剤を含有する塗膜を有する巻取印刷紙において 、 塗工原紙が30g/m2以上で60g/m2未満の面積比重量を有し、 塗工原紙が、その面積比重量に対して、 50重量%より多くのインキ抜きしたリサイクル繊維、 10〜35重量%の無機充填剤、 残余:木材パルプ及び/又はセルロースを含有し、その際全ての割合の和 は100重量%になり、 塗膜がそれぞれの面に2〜8g/m2の面積比重量を有し、かつ結合剤が 、該塗膜の顔料に対して、15重量%以下の量で存在することを特徴とする、巻 取印刷紙。 2.無機充填剤、リサイクル繊維、木材パルプ及び/又はセルロースを含有す る塗工原紙の両面に顔料及び結合剤を含有する塗膜を有する巻取印刷紙において 、 塗工原紙が30g/m2以上で60g/m2未満の面積比重量を有し、かつ その面積比重量に対して、 10〜35重量%の無機充填剤、 残余:インキ抜きしたリサイクル繊維を含有し、その際全ての割合の和は 100重量%になり、 塗膜がそれぞれの面に2〜8g/m2の面積比重量を有し、かつ結合剤が 、該塗膜の顔料に対して、15重量%以下の量で存在することを特徴とする、巻 取印刷紙。 3.無機充填剤の割合が、15重量%以上である、請求項1又は2記載の巻取 印刷紙。 4.塗工原紙が、その面積比重量に対して、30重量%まで木材パルプ及び/ 又は20重量%までセルロースを含有し、その際全ての割合の和は100重量% になる、請求項1から3までのいずれか1項記載の巻取印刷紙。 5.塗工原紙が、その面積比重量に対して、60重量%より多くのインキ抜き したリサイクル繊維、10〜15重量%の無機充填剤、残余:木材パルプ及び/ 又はセルロースを含有し、その際全ての割合の和は100重量%になり、かつ塗 工原紙が48g/m2までの面積比重量を有する、請求項1記載の巻取印刷紙。 6.塗工原紙が、その面積比重量に対して、10〜15重量%の無機充填剤、 残余:インキ抜きしたリサイクル繊維を含有し、かつ48g/m2までの面積比 重量を有する、請求項2記載の巻取印刷紙。 7.塗工原紙が、その面積比重量に対して、 10〜15重量%の無機充填剤、 残余:インキ抜きしたリサイクル繊維を含有し、かつ塗工原紙が38g/ m2以上の面積比重量を有する、請求項1記載の巻取印刷紙。 8.塗工原紙が、その面積比重量に対して、 20〜35重量%の充填剤、 50より大で60重量%までのインキ抜きしたリサイクル繊維及び 30重量%までの木材パルプ及び/又は 20重量%までのセルロースを含有し、その際全ての割合の和は100重 量%になり、かつ塗工原紙が少なくとも38g/m2も面積比重量を有する、請 求項1記載の巻取印刷紙。 9.塗工原紙が58g/m2までの面積比重量を有する、請求項7又は8記載 の巻取印刷紙。 10.リサイクル繊維が漂白されている、請求項1から9までのいずれか1項記 載の巻取印刷紙。 11.リサイクル繊維が60%以上の白色度を有する、請求項1から10までの いずれか1項記載の巻取印刷紙。 12.塗工原紙が付加的に充填剤のための歩留まり向上剤を含有する、請求項1 から11までのいずれか1項記載の巻取印刷紙。 13.塗工原紙が付加的にカチオン性澱粉を含有する、請求項1から12までの いずれか1項記載の巻取印 刷紙。 14.塗工原紙の充填剤が主としてカオリン、炭酸カルシウム、滑石もしくはこ れらの物質の混合物からなる、請求項1から13までのいずれか1項記載の巻取 印刷紙。 15.塗膜の結合剤の割合が、塗膜の顔料に対して、4重量%以上である、請求 項1から14までのいずれか1項記載の巻取印刷紙。 16.塗膜内に含有される結合剤の50重量%より多くが皮膜形成ラテックスか らなる、請求項1から15までのいずれか1項記載の巻取印刷紙。 17.塗膜が、結合剤としてポリビニルアルコールを、塗膜の全結合剤含量に対 して5〜12重量%の量で含有する、請求項1から16までのいずれか1項記載 の巻取印刷紙。 18.含量として、カオリン、炭酸カルシウム、滑石、水酸化アルミニウム、二 酸化チタン、ベントナイトもしくはこれらの顔料の混合物を含有する、請求項1 から17までのいずれか1項記載の巻取印刷紙。 19.塗膜がそれぞれの面に2〜6g/m2の面積比重量を有し、 結合剤が塗膜内に、塗膜の顔料に対して10〜15重量%の量で存在し、 顔料がカオリン及び/又は炭酸カルシウム、又はカオリンと滑石の混合物 、又は炭酸カルシウムと滑 石の混合物からなり、かつ顔料混合物中に場合により水酸化アルミニウム及び/ 又は二酸化チタンが、全顔料に対して20重量%以下の量で存在する、請求項1 から6まで及び10から18までのいずれか1項の記載の巻取印刷紙巻取印刷紙 。 20.塗膜がそれぞれの面に4〜8g/m2の面積比重量を有し、 結合剤が塗膜内に、塗膜の顔料に対して4重量%以上で10重量%未満の 量で存在し、 顔料がカオリン及び/又は滑石、又は炭酸カルシウム、又はカオリンと滑 石からなる、請求項1から6まで、10から16まで及び18のいずれか1項の 記載の巻取印刷紙巻取印刷紙。 21.塗膜がそれぞれの面に2〜6g/m2の面積比重量を有し、 結合剤が塗膜内に、塗膜の顔料に対して10〜15重量%の量で存在し、 顔料がカオリン及び/又は炭酸カルシウム、又はカオリンと滑石の混合物 、又は炭酸カルシウムと滑石の混合物からなり、かつ顔料混合物中に場合により 水酸化アルミニウム及び/又は二酸化チタンが、全顔料に対して20重量%以下 の量で存在する、請求項1又は2及び7から18までのいずれか1項の記載の巻 取印刷紙巻取印刷紙。 22.塗膜がそれぞれの面に4〜8g/m2の面積比重 量を有し、 結合剤が塗膜内に、塗膜の顔料に対して4重量%以上で10重量%未満の 量で存在し、 顔料がカオリン及び/又は滑石、又は炭酸カルシウム、又はカオリンと滑 石からなる、請求項1又は2、7から16まで及び18のいずれか1項の記載の 巻取印刷紙巻取印刷紙。 23.請求項1から22までのいずれか1項記載の巻取印刷紙を製造する方法に おいて、巻取印刷紙の製造を6.5より大で8.5までのpH値で行うことを特 徴とする、巻取印刷紙の製造方法。 24.可能な限り高い割合の、リサイクル繊維を回収するために使用される古紙 原料内に存在する無機顔料を得るために、溶解した古紙原料及びリサイクル繊維 を洗浄しない、請求項23記載の方法。 25.塗工原紙を製造する際に、形成された紙ウエブの脱水を同時に両面で抄紙 機の2つの網の間で行う、請求項23又は24記載の方法。 26.塗膜をフィルムプレスにより塗工する、請求項23から25までのいずれ か1項記載の方法。 27.塗膜が下塗りと上塗り塗膜からなる、請求項23から26までのいずれか 1項記載の方法。 28.巻取印刷紙を塗膜の乾燥後にスーパーカレンダー又はホット・ソフト・カ レンダーで処理する、請求項23から26までのいずれか1項記載の方法。
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