JPH08505996A - 永久磁石同期モータのオブザーバ・ベースの制御方法 - Google Patents

永久磁石同期モータのオブザーバ・ベースの制御方法

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JPH08505996A
JPH08505996A JP6512207A JP51220794A JPH08505996A JP H08505996 A JPH08505996 A JP H08505996A JP 6512207 A JP6512207 A JP 6512207A JP 51220794 A JP51220794 A JP 51220794A JP H08505996 A JPH08505996 A JP H08505996A
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JP6512207A
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ジー. テイラー,デビッド
アール. シャウス,ケニス
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ジョージア テック リサーチ コーポレーション
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
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    • HELECTRICITY
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    • H02P2209/07Trapezoidal waveform

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 固定子相電流のみを高サンプリング・レートで測定することによって多相ブラシレス永久磁石形モータの回転子の位置および速度を推定し制御する方法。固定子相電流の測定値を使用して、回転子の位置および速度の推定値を得る。さらに、これらの推定値を使用して、回転子の位置または速度の所望の調整を得て、あるいは固定子の位置および速度を所望の軌跡に従うように命令するために、各固定子相に印加すべき電圧の量を求める。回転子の位置および速度の推定および制御は、近似離散化技法によってミリ秒当たり数回にわたって実施される。さらに、回転子の位置は、零回転子速度で観測可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 永久磁石同期モータのオブザーバ・ベースの制御方法 本発明の背景 1.本発明の分野 本発明は、一般に、多相永久磁石形同期モータのセンサレス速度・位置制御に 関する。 2.従来の技術 永久磁石(PM)形モータは、コストが低いこと、物理的に頑丈であること、 構成が簡単であることを特徴とする。永久磁石形モータは、一定の回転子電流に よって交流同期モータと同様に動作する大型のモデルから、回転子と固定子との 両方上に突極性、すなわち突出する極を有する非常に小型のステッピングモータ まで、様々な設計のものが入手可能である。PM形モータは、トルク/重量比が 高いため、サーボ装置として魅力的である。 永久磁石形同期モータは、アクチュエータおよび運動のセンサとして同時に使 用することができる。モータは、回転子の運動が、測定可能な数量であるモータ の電流および電圧を誘導するので、回転子の運動のセンサとして使用することが できる。この同時タイプのモータ操作は、従来型の運動センサが高価で、大型で 、重量が大きく、信頼できるものでなく、あるいは、その他の点で望ましくない とみなされる場合常に有益である。 永久磁石形モータは一般に、回転子上に据え付けられた1つまたは複数の永久 磁石と、回転子上でトルクを発生させるよう電気的に励起される2つ以上の固定 子相または巻線とで構成される。固定子の巻線に近接して回転子が回転すること によって、回転子の運動を反映する測定可能な信号が誘導される。 センサレス・モータ制御は、一般に、モータ端子で得られた測定値からモータ 位置情報を決定するものと定義されている。測定される数量は、一般に、電圧、 電流、または逆EMF(起電力)である。逆EMFとは、回転子の磁界によって 生成される電圧である。この電圧はさらに、トルクを発生させ、それによって、 モータは電力を機械的な力に変換することができる。既存のセンサレス制御方式 では、離散モータ位置を示す何らかの検出可能なイベントに関してモータ端子で 測定された電圧、電流、または逆EMFの波形が分析される。典型的な検出可能 なイベントは、相電流ピーク、相電圧ピーク、および逆EMFが零と交差する点 (零交差技法)である。こうしたすべての技法は最終的に、逆EMF信号に関す るものである。しかし、逆EMF零交差技法は、低速での逆EMF信号の大きさ が小さいために、低速では信頼できない。 実質的に全ての既存の永久磁石形モータ・センサレス制御技法は、回転子の位 置または速度、あるいはその両方を推定する状態フィードバック制御装置を駆動 することを含む。永久磁石形モータ状態フィードバック制御技法は、転流専用制 御(PMCOC)および高精度制御(PMHAC)の2つの広い範疇に分類する ことができる。PMCOCは、Mを相の数、npをモータ中の極の数とすると、± (π/Mnp)の誤差でしかない正確な回転子位置情報に基づいて制御動作を行う ことを特徴とする。さらに、電圧PMCOCおよび電流PMCOCの2つの基本 タイプのPMCOCがある。電流PMCOCの下では、駆動回路は、エレクトリ カル・ダイナミクスを無視できるほど高速の電流応答をもたらす電流フィードバ ックを使用すると仮定される。その場合、回転子の運動は、方形波外側ループ制 御方式によって制御される。その場合、速度または位置の制御は、切替え角度ま たはスケール・ファクタを変化させることによって行われる。これは、開ループ 的に行われ、あるいは、切替えの瞬間の間の時間を測定することによって行われ る速度の概略の推定を用いて行われる。重要な点は、この方式の下で使用される 回転子運動情報が、相巻線の数および極の数によって制限されることである。例 えば、3相2極モータの場合、既存の回転子位置推定方式は、π/6ラジアンま たは30度の範囲内の誤差でしか回転子位置を測定できない。 電圧PMCOCの場合、定電圧を使用して、転流方式によって選択された相が 励起されることを除き、同じ一般的方式が使用される。この電圧のバージョンは 、電流PMCOCの場合と異なり、結果として得られるトルクを容易に推定する ことができないという欠点を有するが、内側ループ電流フィードバックのコスト を節約する。 PMHACモータ制御装置は、位置または速度の高精度の制御が行われるよう に固定子の相電圧を連続的に変化させることによって、PMCOCよりもずっと 高い性能を達成しようとする。ここで、「連続的に」は、アナログ信号のみなら ず、さらに一般的には、高サンプリング・レートのディジタル制御装置を介する ことを意味することに留意されたい。大部分の電気駆動システムでは、高性能の 制御を達成するために高精度の回転子位置・速度情報が必要とされる。具体的に は、閉ループ運動制御システム(すなわち、位置または速度の制御)は定義上、 回転子位置・速度情報を必要とする。そのようなモータ用の駆動回路は通常、平 均技法によって線形増幅器としてモデル化されるほど高い切替え頻度で動作する PWM(パルス幅変調)型増幅器である。PMHACには高精度の回転子位置・ 速度情報が必要なので、周知の簡単な検出方式は、運動センサに取って代わるの に十分なものではない。 米国特許第5134349号は、2相の誘導された逆EMFを検出して回転子 の相位置を検知する2極ブラシなしDCモータ制御装置を開示している。しかし 、この技法は、2相正弦モータに関してしか開示されておらず、したがって、適 用性が限られている。また、米国特許第5134349号は、速度制御方法しか 教示しておらず、位置制御については開示していない。正弦励起に限定されない 多相同期モータ用の制御システムが依然として必要とされている。米国特許第5 134349号ではまた、磁束を検知して回転子の位置および速度を求める検知 コイルも必要とする。そのような検知コイルの要件によって、モータ制御方式の 全体的なコストが増加されると共に、モータの寸法が増大する。加えて、そのよ うなコイルは、普通なら、トルクを発生させる巻線に使用できる空間を占有する 。さらに、米国特許第5134349号では一般に、積分器を使用して、測定さ れた固定子電流を積分する必要がある。そのような積分は、避けられない測定雑 音の影響を非常に受けやすい。したがって、固定子電流を時間積分する中間ステ ップを必要としないモータ制御方式が必要である。 「Real-Time Observer-Based(Adaptive)Control Of A Permanent-Magnet Sy nchronous Motor Without Mechanical Sensors(Sepe,R.B.およびLang,J.H.、 1991年)」と題する論文では、いくつかの欠点を有するセンサレス制御方式が開 示されている。これらの欠点には、(1)非正弦トルク角特性をもつモータにこ の方式を拡張することが困難であること、(2)この方式が低速では信頼で きないものであり、そのため、この方式では位置制御ができないこと、(3)オ ブザーバのゲインを最適に選択することが速度に強く依存し、非定速応用例での 低性能を招致すること、(4)オブザーバが収束するという分析的な証明がない ことが含まれる。オブザーバが収束しない場合、モータの動作が安定せず、場合 によっては破壊的な動作になる。 周知の従来技術の技法では、π/Mnpラジアンの範囲内の誤差でしか回転子位 置を推定できない。したがって、一般に、測定可能な端子数量しか使用せずに多 相(すなわち、2相に限らない)永久磁石形モータの回転子の位置および速度の 正確かつ高サンプリング・レートの推定を行うことができる、より厳密なエステ ィメータまたはオブザーバが必要である。 回転子が回転していないとき、永久磁石形同期モータの逆EMF電圧は零であ る。したがって、モータが使用される応用例で、モータが時々停止する必要があ る場合、測定すべき逆EMF電圧がないので、モータの位置情報は失われる。零 速度での回転子位置を推定できる技法が依然として必要である。本発明は、この ような要望を満たすことに関する。 発明の概要 簡単に説明すると、本発明は、多相ブラシレス永久磁石形モータの回転子位置 および回転子速度を高分解能で制御する方法である。この方法は、固定子相電流 の測定値しか使用せずに回転子の位置および速度を推定することによって実施さ れる。回転子の位置および速度の推定値を使用して、所望の回転子位置調整また は速度調整を得て、あるいは、所望の位置軌跡または速度軌跡に従うよう回転子 に命令するために、各固定子相に印加すべき電圧の量を求める。 位置・速度推定ステップおよび位置・速度制御ステップは、零速度でも基本的 に連続的な回転子位置・速度制御が得られるように、ミリ秒当たり数回にわたっ て推定関数および制御関数を更新する近似離散化プロセスによって実施すること が好ましい。 離散時間観測は、電圧、電流、または逆EMFを表す波形のピークまたは零交 差でしか回転子の位置および速度を推定しない既存のEMF零交差ベースの技法 に勝る大幅な改良である。これに対して、本発明は、回転子の位置および速度を 推定し、次いで、ほぼ連続的な制御が行われるほど高いサンプリング・レートで 回転子の位置および速度に基づいて制御を実行する。関連波形を「連続的に」監 視するこの能力のために、高分解能の回転子位置・速度制御が得られる。 本発明のオブザーバ/制御装置は、数学的モータ・モデルに対する2つの簡略 化に基づくものである。第1に、特異摂動技法を使用して、近似低オーダー・モ デルを導出する。そのようなモデルによって、PM形モータの機械的時定数と電 気的時定数の間の通常大きな分離を最適に使用することができる。第2に、近似 離散化技法を低オーダー・モデルに使用して、零点保持器等価物の近似を得る。 これらの離散時間モデルは実際上、オブザーバ設計問題を軽減して代数写像反転 の問題を簡略化する。さらに、本発明では、スカラ相自己インダクタンスが小さ いと仮定する。この仮定によって、必要ではあるが、本発明のオペラビリティに 必須のものではない数学的計算が簡略化される。この仮定によってさらに、1サ ンプリング周期の範囲内程度における任意の瞬間の回転子位置・速度を与える1 組の非線形代数式が、固定子電流測定値から導出される。技術を熟知した者にと っては明白なように、インダクタンスが小さいと仮定されないケースでは、フル ・オーダーの回転子位置方程式および回転子速度方程式を得ることができる。 本発明の方法は、2つが速度制御用のモータ制御アルゴリズムであり、2つが 位置制御用のモータ制御アルゴリズムである、4つの異なるモータ制御アルゴリ ズムのうちの1つを実行できるオフライン参照テーブルを使用して実施すること が好ましい。他の形としては、本発明の方法は、高速マイクロプロセッサによっ てオンラインで実施される。回転子速度制御の場合でも、回転子位置制御の場合 でも、提示した2つの方法は、(1)スカラ相自己インダクタンスが小さいと仮 定されるケースと、(2)スカラ相自己インダクタンスが非常に小さいと仮定さ れるケースに基づく。インダクタンスに関する仮定を行う効果は、本発明の方法 によって実施される計算の複雑度が低減されることである。 したがって、本発明の目的は、低速および零速度で極めて正確なセンサレス制 御方式を提供することである。 本発明の他の目的は、位置推定値および速度推定値を使用して回転子の位置お よび速度を制御するモータ制御方式を提供することである。 その他本発明は、高性能のセンサレス回転子速度・位置制御の達成を目的とす る。 本発明の他の目的は、使用される相の数またはモータのトルク角特性にかかわ らず、高分解能の回転子位置・速度制御を行うことができる汎用モータ制御方式 を提供することである。 本発明の目的は、永久磁石形同期モータ用のセンサレス回転子位置制御方式を 提供することである。 本発明のこれらおよびその他の目的、特徴、および利点は、添付の図面に関す る以下の説明を読めばさらに明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は本発明の方法を実施するシステムの概略ブロック図である。 図2は図1のシステムの一実施例の概略図である。 図3は図1のシステムの他の実施例の概略図である。 図4〜図12は、本発明のシミュレーションおよびその結果のグラフである。 詳細な説明 次に、同じ参照符号が同じ部品を表す図1から図3を参照すると、本発明のオ ブザーバ/制御装置10が、従来型の運動センサが接続されておらず、増幅器3 2に電気的に接続された相巻線または固定子巻線を含む永久磁石形同期モータ1 2と共に示されている。増幅器32は、相入力電圧38を固定子巻線に印加する よう命令する。電流センサ24は、A/D(アナログ/ディジタル)変換器34 を介してマイクロプロセッサ26によって相電流測定値44として検知される固 定子電流22を測定する。マイクロプロセッサ26は、回転子位置20および回 転子速度18を推定し、観測された推定値に基づいて回転子位置20および回転 子速度18を制御する。回転子位置20および回転子速度18を推定し制御する 態様は共に、マイクロプロセッサ26のハードウェアおよびソフトウェア内に組 み込まれる。マイクロプロセッサ26は、A/D変換器28を介して入力コマン ド36を受け取る。マイクロプロセッサ26は、入力コマンド36で提示される コマンドのタイプに応じてセンサレス速度制御またはセンサレス位置制御を命令 することができる。また、マイクロプロセッサ26は、指定された電圧量を相入 力電圧38としてモータ12に印加するよう増幅器32に命令する。オブザーバ /制御装置10によって実施される制御は、デジタル的に実施され、したがって 、雑音およびその他の妨害にさらされたとき、この回路のアナログ実施態様より も優れた性能を有する。 次に、さらに具体的に、図3を参照すると、マイクロプロセッサ26と、増幅 器32と、電流センサ24とを備える本発明の代替実施例が示されている。この 実施例で、アナログまたはディジタルの位置コマンド入力または速度コマンド入 力は、入力コマンド36でマイクロプロセッサ26に送ることができる。できる だけ高いセンサレス性能を得るには、最新の32ビット浮動小数点DSPマイク ロプロセッサを使用することができる。この実施例は、約0.01電気ラジアン の範囲内の誤差で位置制御を行うことができ、負荷パラメータまたはモータ・パ ラメータの変動の影響を受けない。増幅器32は、モータ12の電力要件に応じ た寸法の一般的なPWM電力増幅器でよい。 本発明による一般的な制御方式を説明したが、次に、本発明の数学的基礎に注 意を向ける。この点に関して、本発明の制御方法を適用する前に、周知の従来の 方法によってモータを制御できるように、項K(θ)を求めなければならない。 [モータ・モデル] 次式によって与えられる磁気的に線形のp相モータ・モデルを検討する。 上式において、θ(0)=θ0、ω(0)=ω0、i(0)=i0である。(1) 式から(4)式において、θ(t)は、ロータ位置、ω(t)はロータ速度、i (t)は固定子相電流のpベクトル、y(t)は測定された出力、v(t)は固 定子相入力電圧のpベクトル、TL(θ(t)、ω(t)、t)は負荷トルク、 K(θ(t))はトルク角特性関数のpベクトル、Jは総回転子慣性、Lはスカ ラ相自己インダクタンス、Rはスカラ相抵抗である。y(t)が測定される唯一 の数量であり、モータ状態に関する他の情報は分からないことを強調しておきた い。 入力電圧v(t)が、デジタル・アナログ変換器によって駆動される線形増幅 器によって生成される区分定信号であり、したがって、次式が成立すると仮定す る。 υ(t)=υ(nT)=:υ[n],t∈[nT,(n+1)T) (5) 上式で、Tはサンプリング周期である(「=:」表記は、左側の数量が右側の数 量を定義することを意味することに留意されたい。同様に、「:=」は、右側の 数量が左側の数量を定義する)。この代わりに高周波数PWM増幅器が使用され るとき、v(n)は、n番目のサンプリング間隔において印加される電圧の平均 値を表す。Tの値は、低速機械ダイナミクスに従って選択される。例えば、TL =Bωである(すなわち、負荷トルクが単純粘性摩擦である)場合、サンプリン グ周期の合理的な選択はT=0.001J/Bとなる)。 (近似時間スケール分解) 第1の簡略化は、L≪1であると仮定することである。この仮定の下では、シ ステム(1)から(3)は、機械的な変量θおよびωが電気的な変量iよりもず っと低速の時間スケールで変動することによって特異摂動される。従来型の近似 は、分析および設計を簡略化するために、滑らかな入力を含む特異摂動されるシ ステムのために呼び出されることが多い。しかし、区分定入力(5)があり、し たがって、高速推移は各瞬間t=nTで再励起される。この複雑さに対処するた め、各間隔t∈[nT(n+1)T)において区分分解を実行した。 L=0を形式的に設定して、状態量を(3)中の前記状態量の低速近似で置き 換 えると、低速多様体のファミリが定義される。 機械状態方程式に(6)式を代入すると、低速サブシステムが得られる。 上式で、θ3(0)=θ0であり、ω3(0)=ω0である。(6)式からの電気状 態変数の導出をモデル化するには、高速時間スケール および関連する高速サブシステム・ファミリ を使用する。上式において、 であり、添え字(n)は、t∈[nT(n+1)T)に関する当該のn番目のフ ァミリ・メンバを示す。初期条件(13)が、入力ステップv[n]からv[n −1]に比例するファミリ・メンバの再設定を行うことに留意されたい。 低オーダー・サブシステム(7)から(9)および(11)から(12)を使 用して最初のシステム(1)から(4)のダイナミクスを近似することができる ことが分かる。これらのサブシステム・モデルは、近似に基づくものであるが、 それらによって、制御装置またはオブザーバ、あるいはその両方の設計問題を2 ステップ手順として分解することができる。具体的には、分離された低速2次問 題および高速2次問題を別々に解決し、次いで、最初の設計問題の近似解が得ら れるように解を構成する。 (近似離散化) 離散時間オブザーバ方法を追求しているので、低速サブシステムおよび高速サ ブシステム・ファミリの近似離散化を求める必要がある。したがって、瞬間t= nTにおける低速サブシステムをサンプリングし、オイラー近似を使用する。 Tにおいて高い精度をもたらす離散化方法を使用することができるが、結果とし て得られる簡略性のために(14)を使用する。(14)を(7)から(9)に 適用すると、離散低速サブシステムが得られる。 )を強調するものであることに留意されたい。 離散時間での低速サブシステムと高速サブシステム・ファミリの間の時間スケ ール分離を維持するために、高速サブシステム・ファミリを低速サブシステムよ りも高率でサンプリングした。具体的には、瞬間Tn=mT/(kL)で(11 )から(12)をサンプリングした。ここで、kは、T/k=O(L)であるよ う な整数である。したがって、高速サンプリング・レートと低速サンプリング・レ ートは係数kだけ異なる。入力v(t)はT秒ごとにしか更新されないが、出力 i(t)をT/k秒ごとに測定できると仮定していることに留意されたい。(1 1)から(12)が各n1ごとに線形なので、厳密な離散化が可能である。この 結果、高速サブシステムの離散ファミリが得られる。 上式で mT/(kL))場合でも、このようなサブシステムの離散時間性質を強調する ために保持されていることに留意されたい。 (近似の精度) 以下の定理は、離散低速サブシステムおよび高速サブシステムの離散ファミリ を、最初のシステム(1)から(4)の実際の軌跡の近似として確立するもので ある。行った近似の妥当性を確立することが重要である。なぜなら、以下のオブ ザーバおよび制御装置の分析および設計に使用されるのは離散サブシステム(1 5)から(17)および(18)から(19)だからである。 のTについて、離散時間近似サブシステム(15)から(17)および(18) から(19)の解が、n≧0であるすべての有限なnについて、以下の数式を満 ある任意のLについて(21)および(22)が成立し、かつn≧1であるすべ ての有限nについて 証明:各時間間隔t∈(nT,(n+1)T)においてTikhonovの定理を直接 、誘導適用することによって、滑らかな差分方程式の解が最初の条件に連続的に 1)T)であるすべてのtおよびn≧0であるすべての有限nについて、 θ3(t)=θ(t)+O(L) (25) ω3(t)=ω(t)+O(L) (26) y3(t)+yf(n)n)=i(t)+O(L) (27) がO(T2)程度に正確(高速サブシステムの場合は厳密)なものなので、(2 1)から(23)がこの直後に続く。(24)が成立するには、次式が成立する 必要がある。 (18)に鑑み、これが、次式を要件とすることに相当することは明らかである 。 R>0なので、所望の結果が証明される。 [状態フィードバック制御] 本明細書で検討されるすべての出力フィードバック制御装置は、状態フィード バック制御装置を駆動するオブザーバから成る。さらに、使用される制御方式が システムの可観測性に影響を及ぼすので、オブザーバを設計する前に状態フィー ドバック制御問題を検討せざるを得なかった。θ[n]=θ(nT)およびω[ n]=ω(nT)を測定値として使用できると仮定することによって制御装置設 計プロセスを開始した。 (トルク/加速度制御の線形化) まず、離散低速サブシステム(15)から(17)に対して、p相電圧を印加 した。 υ[n]=υr[n]+υ3[n] (30) 上式で、vr[n]はトルクを発生させ、理想的には、可観測性ランク要件を満 たすために次の節で使用される検知電圧の零トルク生成ベクトルである。トルク 生成電圧を次式として選択した。 上式で、rd[n]は電気トルク・コマンド信号である。すべての実際のモータ ])=0であるようにv3[n]が選択された場合、電圧を印加すると、離散低 速電気トルクはr3[n]にまったく等しくなる。運動制御については、電気トル クではなく角速度を制御する必要がある。次式を選択する場合、 γd[n]=γL(θ[n],ω[n],nT)+Jαd[n] (32) ]にまったく等しい角加速度を有する。定理1に鑑み、このように非線形フィー ドバックを選択した場合の(1)から(3)の実際の運動は次式を満たすと結論 することができる。 言い換えると、LおよびTが十分に小さい場合、閉ループ運動軌跡はほぼ、線形 制御可能な差分方程式によって支配される。 もちろん、θ[n]およびω[n]は測定されず、オブザーバアルゴリズムに よって推定しなければならない。したがって、トルク制御および加速度制御の実 施可能なバージョン(31)および(32)は、 である。 (運動追跡制御) 線形化トルク/加速度制御装置が得られたので、軌跡追跡外側ループ制御を設 計する準備が整った。速度追跡および位置追跡の2つの可能性を検討した。第1 のケースでは、ある所望の速度軌跡ωd[n]が得られ、第2のケースでは、所 望の位置軌跡θd[n]が得られた。これらの項から、関連する速度軌跡ωd[n ]=(θd[n+1]−θd[n])/Tを定義した。 θ[n]およびω[n]を測定値として使用できる瞬間を仮定して、次式に従 って加速度を制御した。 上式において、軌跡追跡誤差は、εθ[n]:=(θ[n]−θd[n])およ びεω[n]:=(ω[n]−ωd[n])によって定義される。速度制御用に (37)を実施した場合、(33)からの誤差ダイナミクスは次式のとおりであ る。 εω[n+1]=Kωεω[n]+O(L+T2) (38) −1<K<1を選択することによって、漸近速度追跡から摂動を達成した。位置 制御用に (37)を実施した場合、(33)からの誤差ダイナミクスは次式のとおりであ る。 θ<0およびT/2Kθ−1<Kω<TKθ+1を選択することによって、 漸近位置追跡を達成した。 もちろん、θ[n]およびω[n]は、測定されず、オブザーバアルゴリズム によって推定しなければならない。したがって、追跡制御装置の実施可能なバー ジョン(37)は、 [状態オブザーバ] これで、フィードバック制御装置に状態情報を供給するオブザーバを設計する 準備が整った。以下の節では、2つが速度制御用の方法であり、2つが位置制御 用の方法である、4つの異なるオブザーバ方法を提案する。したがって、さらに 明確にするために、(34)から(35)および(40)が実際には以下の割当 てで実施されたことに留意されたい。 (41)の右辺は数列で定義される。 (速度制御オブザーバ) 速度制御用のオブザーバを構成する際の第1のステップは、低速出力方程式( 17)を再構成することである。 vel(・,・)が局所反転可能である場合、p非線形方程式(42)を反転さ な条件はHvel(・,・)のp×2ヤコビアン が全列ランクを有することである。 0である。 例:トルク角特性関数 による3相モータを検討する。上式で、Kmは磁気定数であり、Npは磁極対の数 である。 Hvel(・,・)のヤコビアン がって、仮定1の要件を満たす。仮定1が、正弦トルク角特性をもつ任意のp相 モータに対して満たされ、トルク角曲線の平坦な部分が重ならない場合は、台形 トルク角特性をもつ任意のp相モータに対して満たされることも分かる。 仮定1の妥当性はv[n]に依存しないので、最も効率的な動作が得られるよ うに、速度制御に関してv3[n]=0、n≧0を選択した。 仮定1が真であるとき、Hvel(・,・)を反転させることは理論的に可能で あり、次式が与えられる。 上式で、Hvel -1は、暗黙的に定義された逆関数である。しかし、この式は、仮 この問題を解消するには、まず、(23)および(20)から、n≧1について 、 [k]を推定できる場合、y3[n]を推定し、それによって、実施可能なオブ ザーバを実現することができる。(18)から(19)を使用して、差分 伝搬させて、次式を得た。 T/k=O(L)なので、低速数量は、ある高速サンプリング瞬間から次の高速 サンプリング瞬間までほぼ一定である。具体的には、y3(t)−y3(t−T/ k)=O(L)が得られる。このことと(27)を共に使用すると、次の近似式 が与えられる。 りである。 )[k]で置き換え、これを(46)に代入して実施可能な低速オブザーバを生 成 上式は、n≧1について計算することができる。 証明:この結果が定理1から得られ、これが近似(50)および関数の連続を 含む。 定できることを暗黙的に示す。この場合、オブザーバを簡略化して次式を得るこ とができる。 上式はn≧1について計算することができる。このオブザーバは(51)の計算 を不要にするだけでなく、より速いサンプリング間隔T/kでi(t)を測定す ることを必要としない。 系1 仮定1の下で、T>0である十分に小さなTについて、L∈(0,L( T))である任意のLについて であるようなL(T)>0が存在する。 (位置制御オブザーバ) れが位置制御に受け入れられないことは明らかである。このため、零速度ケース を処理するように手法を拡張しなければならない。このために、2つの未知数に おける2p非線形方程式の集合を構成する。 上式で、 である。(58)の反転可能性の十分な条件は、2p×2ヤコビアン が全列ランクを有することである。ここで、JHvelは(43)と同様である。 して全列ランクを有する。 この要件を明らかにするために、JHposを拡張する。 Hvelの全列ランクがJHposの全列ランクを暗黙指定することに留意されたい。 ≠0であることが必要とされることにも留意されたい。しかし、(43)によっ は、 ∂Hvel/∂θ3=0を暗黙指定する。したがって、Hpos(・,・,・)の局所反 転可能性を保証するには、JHposの第1列の下部のp個の要素のうちの少な 明するだけでよい。これらの条件を組み合わせると、仮定2は仮定1が満たされ 、 である場合に満たされる。 純粋な仮想負荷の場合(非常に一般的なケース)、負荷トルクTLがθから独 立しており、そのため、(62)の第1項がなくなることに留意されたい。より 重要なことは、v3[n]=0を選択した場合、首尾良く所望の位置に調整した とき(そのときω=0である)は必ずv[n]が零になる傾向があることである 。しかし、この選択は明らかに(62)の違反になる。このため、以下の2つの 重大な特性を満たすv3[n]を選択する。 これらのうちで第1の特性は、純粋な仮想負荷の下で検知電圧が維持される(6 2)ようにする。第2の特性は(仮定θ3[n]=θ[n]の下で)、検知電圧 がトルクを発生させず、したがって、v[n]の設計に干渉しないことを暗黙的 に示す。 検知電圧に関する選択は以下のとおりである。 上式で、γは小さな正のスケーリング定数であり、符号(0)=0をとった。こ の を示すのは容易である。さらに努力すれば、正弦波トルク特性をもつモータ、ま たはトルク角曲線の平坦な部分が重ならない場合は台形トルク角特性もつモータ クの大きさは、小さなγを選択することによって制限することができる。しかし 、γが非常に小さいと、オブザーバの零速度での条件が不適切になる)。γが正 、システムが不安定化する傾向があるので、γ>0とすることを主張する。 例:この場合も、(44)によって与えられたトルク角特性関数をもつ3相モ ータを検討する。さらに、負荷トルクが純粋に仮想のものであり、そのため、∂ TL/∂θ=0であると仮定する。モータが仮定を満たすことは既に示した。さ らに、(63)によって与えられる検知電圧によって、次式を示すことができる 。 したがって、仮定2は、vr[n]=0であるときに満たされる。仮定2がすべ て n]=0である厳密な瞬間に、トルクを発生させるvr[n]は、(62)の違 反である値をとる可能性がある。しかし、これは、孤立したイベントであり(十 分に粗な数値実施態様によって処理することができる)。検知電圧は、零速度で 励起されないモータに固有の可観測性問題のシステム損失を解決する。 仮定2によって、Hpos(・,・,・)の局所反転を求めて、次式を与えるこ とができる。 [n]に依存するので計算できない。この場合も(51)を使用して、実施可能 上式は、n≧2であるすべてのnについて計算可能である。 証明:この結果が定理1から得られ、近似(50)および関数の連続を含む。 速度制御のケースと同様に、Lが十分に小さい場合、低速オブザーバを簡略化 して、すべてのn≧2について計算できる を得ることができる。系1のオブザーバと同様に、このオブザーバは、if(n)[ k]の計算を必要とせず、より低速のサンプリング間隔Tで出力i(t)をサン プリングできるようにする。 (T))である任意のLと、n≧2であるすべてのnについて (オブザーバ実施態様問題) 実際は、一般に、Hvel -1またはHpos -1についての閉じた形式の式を書くこと は不可能である。その代わり、反転問題を各nごとに数値的に解いた。実際にう まく機能した1つの技法は、非線形最小2乗法簡単化に基づくものである。具体 的には、定理2のオブザーバについては、 を解き、定理3のオブザーバについては、 を解いた。2つの系オブザーバの実施態様は、同じように進行する(各nごとに 関連する線形化最小2乗法問題を各nごとに反復的に解く技法を使用して、両 方の最小化問題を実施した。予期されるように、最適化手順を介して数組の非線 形方程式を解くため、この技法には、方程式の解に対応しない最小値に収束する という欠点がある。しかし、この技法は、すべてのp個または2p個の方程式を 使用して近似根を見つけて、センサ雑音に対するロバストネスをもたらすという 顕著な利点を与える。この技法では、位置制御オブザーバ問題でときどき発生す るランクの喪失をうまく処理できるようになる。 仮定1および2では、写像HvelおよびHposがグローバルな単射となることは 保証されない。そればかりか、すべてのモータは、オブザーバ反転問題に対す を解く。さらに、大部分のモータのトルク各特性関数は奇対称性を有し、そのた め、ヒューリスティック規則を使用して正しい解を選択する必要がある。回転子 が低速サンプリング瞬間の間で移動する距離が±π/(2Np)よりも少なくな るほどTが小さいと仮定した。この場合、正しい解は、以前の推定に最も近いも のである。最初の回転子位置がこれと同じ公差の範囲内で分かれば、この方式は 正しい解を与えることになる。そのような仮定では、所与のTについて、確実に 達成できる最大回転子速度が制限されることに留意されたい。さらに、比較的小 さなT(より高速の動作を可能にするもの)を選択すると、系1および2のオブ ザーバを適用できるLの値を厳しく制限することができる。最後に、高速機械動 作は本質的に、技法全体の基礎である時間スケール分離を減少させ、それによっ て、場合によっては、高速応用例での定理2オブザーバおよび定理3オブザーバ の適用性をさらに制限する傾向がある。 [シミュレーションの結果] 前節で提示した出力フィードバック制御法則を試験するために、(44)によ って与えられた正弦トルク各特性関数をもつ3相モータに関してコンピュータ・ シミュレーションを実行した。負荷は、純粋な粘性摩擦TL=Bωであると仮定 した。市販のモータに基づいて、シミュレーションで使用したパラメータは、Np =2極対、R=0.418Ω、Lnom=0.131mH、Km=29.4mNm /A、J=0.0205gm2/rad、B=0.013gm2/rad sec、T=0. 001sec、およびk=10であった。トルク角特性(K(θ)を台形と仮定し 、図4に示した。上記のインダクタンスが名目値であることに留意されたい。閉 ループ性能に対する時間スケール分離の影響を示すために、回転子が名目値から 誤りであった(θ[0]=0radであるがθ0=0.2rad)と仮定する。速度制 御の場合は、Kω=0.8を選択し、位置制御の場合は、ゲインKθ=−0.0 25およびKω=0.99を選択した。 まず、図5に示した所望の軌跡によって、速度軌跡追跡を検討した。回転子を 静止位置から円滑に案内しようとはしなかったことに留意されたい。というのは 、円滑に案内しようとすると、オブザーバアルゴリズムの剛性問題が発生するか 、Lnom、10Lnom、および50Lnomでのこの構成に関する追跡誤差を示す。 システムは、Lnomで優れた追跡性能を示し、50Lnomでは性能が適当に低 2のオブザーバに基づくものである。図7は、50Lnom、100Lnom、および 500Lnomでの対応する誤差を示す。これらのプロットは特に良好な追跡性能 を示すものはないが、追跡誤差はほぼ完全に、オブザーバではなく制御装置に よるものである。これは図8で明確である。図8では、系1(ω=ωvel)オブ れている。定理バージョンの方が系バージョンよりもはるかに性能が優れており 、性能の低さがオブザーバではなく制御装置によるものであることを暗黙的に示 している。 次に、図9で与えた所望の軌跡によって位置軌跡を検討した。最も簡単な出力 ブザーバに基づくものである。0.5Lnom、Lnom、および2Lnomでのこのシ ステムの追跡誤差を図10に示す。システムは、0.5LnomおよびLnomでは良 好な性能を示すが、2Lnomでは完全に故障した。オブザーバが故障したことが 、2Lnomで性能が低いことの理由である。これよりも複雑な出力フィード に基づくものである。Lnom、2Lnom、および2Lnomでのこのシステムの追跡 誤差を図11に示す。インダクタンスが増加すると共に性能が低下したが、追 れている。系オブザーバはこのインダクタンスで完全に故障し、始動シーケンス の後に電気サイクル・ジャンプ(これは、上述のヒューリスティクスにかかわら ず発生した)を示した。これに対して、定理オブザーバは、シミュレーション全 体にわたって優れた推定を行った。 [結論] 本出願では、永久磁石形同期モータの新しいセンサレス速度・位置制御技法を 提示した。この技法は、一般的な正弦ケースおよび台形ケースを含め、広範囲な 種類の同様なモータに適用することができる。時間スケール分離近似に基づく本 発明の顕著な利点は、回転子位置・速度の推定値を、固定子電流測定値のみから 、O(L+T2)程度の誤差で求める、新しい離散時間低オーダー非線形オブザ ーバである。次いで、このような推定値を使用して、線形化低速制御装置を駆動 し、その結果、出力フィードバック制御を得る。可観測性の零速度損失を解消す るには、検知電圧を使用して、この技法を位置制御ケースに拡張する。 図4は、シミュレーション下の台形巻線モータに関して仮定されたトルク角特 性を示す。図5は、永久磁石形同期モータに関する所望の回転子速度軌跡のグラ フ表現を示す。図6は、(55)式を使用する本発明の速度追跡誤差のグラフ表 現を示す。図7は、(52)式を使用する本発明の速度追跡誤差のグラフ表現を 示す。図8は、(52)および(55)式を使用する本発明の速度追跡誤差のグ ラフ表現を示す。図9は、永久磁石形同期モータに関する所望の回転子位置軌跡 のグラフ表現を示す。図10は、(70)および(71)式を使用する本発明の 位置追跡誤差のグラフ表現を示す。図11は、数式66および67を使用する本 発明の位置追跡誤差のグラフ表現を示す。図12は、(70)から(71)およ び(66)から(67)式を使用する本発明の位置追跡誤差のグラフ表現を示す 。 本発明は、非線形代数式のシステムのオンライン解またはオフライン解を構想 するものである。オンライン解は、マイクロプロセッサ26を介したリアルタイ ム解を含む。代替例では、本発明は、相電流測定値44のすべての可能な入力値 に関して非線形方程式のシステムによって解を得て、例えば、EPROMメモリ・チ ップにプログラムされた参照テーブルに解を格納することを含む。 本発明は、転流専用制御技法に固有の非一定速度でメモリ記憶媒体を回転させ るのではなく、定速で媒体を回転させるが望ましいディスク・ドライブ・システ ムに直接適用することができる。ロボティクスなどディスク・ドライブ位置決め サーボ・システムおよびその他の位置決めサーボ・システムも、本発明を使用す ることによって利益を得ることができる。 本発明の精度は、極の数や相の数によって影響を受けることがない。その代わ りに、本発明は、使用されるマイクロプロセッサの精度によってのみ制限される 特定の角回転子位置を厳密に推定する。 本発明は、多数の種類の永久磁石形モータおよび様々な種類のそのようなモー タ用の既存の制御技法よりも高い分解能の情報を与える。さらに、本発明は、検 知コイルも積分器も必要としないので、既存の技法よりも少ない構成要素で済む 。本発明の概念全体を、集積回路を含むプリント回路ボード上にパッケージング し、個別に、あるいは、モータ/増幅器対としてまとめて販売することができる 。この点に関して、本発明は、センサレス制御問題の独立型解決策を表す。 本発明をセンサレス制御方式に関して説明したが、技術を熟知した者にとって は、本発明がタコメータ、リゾルバ、光学エンコーダなど従来型の運動センサを 使用する制御方式にも適用できることは明白である。 技術を熟知した者にとっては、添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨から逸 脱せずに、本発明を製作して使用する最良のモードを示すために選択された実施 例に多数の変更を加えられることが明白である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 多相ブラシレス永久磁石形モータのモータ位置を制御する方法において、 予め選択された継続時間であるサンプリング周期の間に固定子相電流を測定し、 各固定子相で流れる電流の量を示す固定子相電流信号を生成するステップと、固 定子相電流信号を使用して回転子の位置および速度の推定値を得るステップと、 回転子の位置および速度の推定値を使用して所望の回転位置を達成するために各 固定子相に印加すべき電圧の量を求めるステップと、所望の回転子位置を達成す るために求められた量の電圧を各固定子相に印加するステップと、連続回転子位 置制御を達成するために電流測定値と位置および速度の推定値と求められた電圧 量を各サンプリング周期の間に近似離散化技法によって更新するステップとを含 むことを特徴とする方法。 2. 各ステップがマイクロプロセッサによって実行されることを特徴とする請 求項1記載の方法。 3. 回転子の位置および速度の推定値が以下の数式 に従って算出されることを特徴とする請求項1記載の方法。 4. 回転子の位置および速度の推定値が以下の数式 に従って算出されることを特徴とする請求項1記載の方法。 5. 回転子の速度が零であるとき、回転子の位置が観測可能であることを特徴 とする請求項3記載の方法。 6. サンプリング周期Tの持続時間が約1ミリ秒であることを特徴とする請求 項4記載の方法。 7. サンプリング周期の持続時間が約1ミリ秒であることを特徴とする請求項 1記載の方法。 8. 多相ブラシレス永久磁石形モータのモータ位置を制御する方法において、 予め選択された継続時間のサンプリング周期の間に固定子相電流を測定し、各固 定子相で流れる電流の量を示す固定子相電流信号を生成するステップと、固定子 相電流信号を使用して回転子の位置および速度の推定値を得るステップと、回転 子の位置および速度の推定値を使用して、所望の回転位置を達成するために各固 定子相に印加すべき電圧の量を求めるステップと、所望の回転子位置を達成する ために求められた量の電圧を各固定子相に印加するステップと、連続回転子位置 制御を達成するために電流測定値と位置および速度の推定値と求められた電圧量 を各サンプリング周期の間に近似離散化技法によって更新するステップとを含む ことを特徴とする方法。 9. 各ステップがマイクロプロセッサによって実行されることを特徴とする請 求項8記載の方法。 10. サンプリング周期Tの持続時間が約1ミリ秒であることを特徴とする請求 項8に記載の方法。 11. 回転子の位置および速度の推定値が以下の数式 に従って算出されることを特徴とする請求項1記載の方法。 12. 回転子の位置および速度の推定値が以下の数式 に従って算出されることを特徴とする請求項8記載の方法。
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