JPH08502189A - あらゆる様式の床および/または床張りを清掃および/または手入れするための方法および装置 - Google Patents

あらゆる様式の床および/または床張りを清掃および/または手入れするための方法および装置

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JPH08502189A JP6509583A JP50958394A JPH08502189A JP H08502189 A JPH08502189 A JP H08502189A JP 6509583 A JP6509583 A JP 6509583A JP 50958394 A JP50958394 A JP 50958394A JP H08502189 A JPH08502189 A JP H08502189A
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Abstract

(57)【要約】 じゅうたん、合成物質、リノリウム、フローリング、セラミック、板石或いは大理石等のようなあらゆる様式の床および/または床張りを、少なくとも一つの駆動デイスク(2)を備えた単板式或いは多板式回転機械により清掃を行う方法であって、この際床張り(49)を場合によっては熱の供給の清掃物質或いは手入れ物質により清掃する様式の、あらゆる様式の床もしくは床張りを清掃および/または手入れする方法において、熱担持体もしくは活性媒体として加熱空気(23)および/または加熱補助媒体を使用し、加熱空気流(23)および/または加熱補助媒体を駆動デイスク(2)を経て床表面に適用する。この方法を実施するために適した装置は、切込みもしくは孔(4,3)を備えた駆動デイスク(2)と加熱空気ジェネレータ(20)を備えている。駆動デイスク(2)がその下側においてブラッシとして形成されておりおよび/または一緒に回転するマット(50)と作用結合している。

Description

【発明の詳細な説明】 あらゆる様式の床および/または床張りを清掃および/または手入れ するための方法および装置 本発明は、じゅうたん、合成物質、リノリウム、フローリング、セラミック、 板石或いは大理石等のようなあらゆる様式の床および/または床張りを単板式或 いは多板式回転機械で清掃および/または手入れするための方法および装置に関 する。 床および/または床張りを清掃するための装置は多数公知である。これらの装 置のうち最も多くの数を占めるのは、その形態および装備が専ら繊維製品から成 る床張りのためのものであり、合成物質、リノリウム、フローリング或いは大理 石のような他の種類の床張りの清掃或いは手入れには適していない。 ドイツ連邦共和国実用新案第304 300.7号から、汚物粒子の静電気的 な帯電を利用するじゅうたん清掃装置が知られている。高温での清掃は行われな い。もちろん、ヨーロッパ特許第0 188 475号には、床じゅうたんのた めの40〜80℃の高温での清掃が提案されている。他の床の高温での処理は行 われていない。 合成物質張り床、フローリング或いは石張り床を清掃しかつ手入れするための 、たくさんの回転するブラッシを備えた単板式機械が知られている。しかし、こ のような回転−清掃機械は一般に、清掃される床面に熱を作用させるための手段 を備えていない。汚化或いは擦り切れにより見すぼらしくなった古い光沢層を新 しい光沢層を施す前に床から剥がさなければならない場合、大抵は化学的な清掃 材、特に生態学系を憂慮しなければならない、いわゆる下地清掃材(Grundreini ger)、アルカリ性の強い或いは酸性の強い物質を多量に使用して、並びに温水 を使用して清掃が行われる。その際、温水に溶け込んでいる下地清掃材は床上に 振りかけられるか、或いは掃除用モップで拡散され、所定の作用時間が経た後汚 くなった層が清掃機械で剥がされる。その際、この経費を要しかつ環境保全の立 場から憂慮されるような作業を行うのに、経済的に極めて不利な手による作業力 を費やす 必要えない。その際、この様式の床清掃の際の温水の作用も迅速に減衰する。何 故なら床上に塗布される水膜が、清掃されるべき床層の有効な加熱を保証しない 程度に僅かな蓄積体でしかないかるからである。 じゅうたん清掃機はドイツ連邦共和国特許出願公告公報第26 15 501 号からも公知である。このじゅうたん清掃機にあっては、固く付着した物体を湿 式清掃するための清掃吸引−圧縮空気−噴霧兼吸引システムが使用され、これに より清掃液体は圧縮空気によりフアンジェトノズルを介して清掃されるべき物体 に圧送され、強制的に行われる吸引により直ちに吸引される。圧縮空気は電気的 な加熱手段により加熱され、同様に物体もまた強制的に送られる加熱空気により 乾燥される。このシステムの著しい欠点は、構造上極めて経費を要し、構造が複 雑にならざるを得ず、その上システムを効果的に使用するには多くの経験を要す ると言うことである。更に、多量の清掃材を必要とし、加熱するにもかかわらず 乾燥するのに比較的長い時間を要する。 本発明の根底をなす課題は、じゅうたん、合成物質、リノリウム、フローリン グ、セラミック、板石或いは大理石等のようなあらゆる様式の床および/または 床張りを自在に清掃および/または手入れするのに適しており、かつ価値の機器 の上記の難点、欠点を回避し、技術的な限界を取り払う、方法および装置を提供 することである。 特に、この方法および装置により作業野の領域内における実際に一定した温度 が調節可能であるようにし、しかもこの場合水および/または清掃材或いは手入 れ材の貯蔵部を別個に加熱する必要がないようにすることである。 更に、この方法および装置により、あらゆる様式の床或いは床張りの下地清掃 (Grundreinigung)もまた、作業力並びに清掃材或いは手入れ材の著しく節減さ れた使用の下に、また化学的な、特に生態系を憂慮しなければならないような下 地清掃材を適用することなく、従来よりは僅かな経費で行うことが可能である。 上記の課題は冒頭に記載した様式の方法にあって、本発明により、熱担持体お よび活性化媒体として加熱空気流および/または加熱補助媒体を使用し、上記の 加熱空気流もしくは加熱補助媒体を駆動デイスクを経て床表面にも与えることに よって解決される。 この方法により先ず予想外に、作業野の領域内において清掃される床もしくは 床張りの実際に一定した温度が得られ、維持され、しかもこの目的のために準備 されている水もしくは清掃材或いは手入れ材を別個に加熱する必要がなくなった 。これにより、例えばあらゆる様式の床の下地清掃も、作業力並びに清掃材或い は手入れ材の著しく節約された使用の下に、また化学的な、特に生態系を憂慮し なければならないような下地清掃材を使用することなく、従来よりは比較的僅か な作業労力で行うことが可能であると言うほどの清掃効果或いは手入れ効果が達 せられる。この方法により、特に、脂分を含んでいる汚物(すべての汚物の約5 0%は脂分を含んでいる)は、規制された熱供給を行うことにより、従来の方法 よりは迅速に剥離され、除去される。例えば病院にような施設において、作業員 が大きく不足していること、および作業員のための経費が増大していることを考 慮して、試みによって清掃効果の改善が確かめられ、これにより著しい経費およ び人件費による負担の軽減が可能となった。 この方法の他の構成にあっては、加熱補助媒体は段階的に加熱され、その際こ の加熱補助媒体は第一の段階において加熱空気流内において予加熱され、その後 駆動デイスクを通過ける際に更に加熱される。 この方法の他の構成にあっては、加熱補助媒体は第一の加熱段としての加熱可 能な捕集シャーレを使用して予加熱される。 この方法の他の構成にあっては、加熱補助媒体は回転中央部を経て清掃される べき面に与えられる。これにより清掃材もしくは手入れ材並びに床面が同時に加 熱される極めて良好な配分が達せられる。 他の構成にあっては、加熱空気流は、比較的高い速度で、エネルギーに富んだ 流れとして駆動デイスクとマットに対して放流され、その際流動圧力により、水 のような加熱補助媒体或いは液状のもしくはペースト状の清掃材或いは手入れ材 が駆動デイスクを経て床上にもたらされ、均一に配分される。 この方法の他の構成により、清掃される面の温度は特にロータの回転中央部に 存在している温度感知器を使用してコントロールされる。 この方法の他の構成により、清掃された面の温度は所定の清掃或いは手入れプ ログラムの基準に従って、および/または敷物の様式に応じて調節される。これ によりエネルギー使用が比較的節減された量に調節される。 総じて、最適な清掃効果或いは手入れ効果が達せられると同時に、清掃材或い は手入れ材の、並びにエネルギーおよび作業力の極めて節減されたかつ有効な使 用が可能となる。 機械ハウジングの上方においてモータハウジング内に設けられている駆動機構 ユニット並びにこの駆動機構ユニットから軸を介して駆動されるロータとこのロ ーたの下側に設けられている駆動デイスクとを備えた、あらゆる様式の床および /または床張りを清掃および/または手入れするための上記の方法を実施するた めの装置の特徴とするところは、 −この装置が加熱空気導管および機械ハウジングの内部において下方へと整向さ れている加熱空気−噴出ノズルとを備えたエネルギー豊富な加熱空気流を発生さ せるためのジェネレータを備えていて、この際多数の温度段階のための加熱空気 −ジェネレータが温度−選択スイッチを備えていること、 −駆動デイスクが孔もしくは切込みを備えていること、 および −ジェネレータの吹出し機構がロータの軸に対してほぼ平行な軸線内に設けられ ており,その開口が特に駆動デイスクの直ぐ上方で回転中央部と駆動デイスクの 周面間のほぼ中央に設けられていること、 である。 他の有利な構成は、請求の範囲の第2項以下に記載した。本発明の詳細な点、 特徴および利点を以下に図面に示した実施例を基として詳細に説明する。 第1図は装置の側面図である。 第2図は穿孔さた駆動デイスクの平面図である。 第3図は装置の一部断面で示した側面図である。 第3a図はまとめて設けられている手動スイッチも見られる案内ロッドの上方 端部の図である。 第4図は装置の下方部分の図である。 第5図は第6図の切断線V−Vに沿った駆動デイスクの断面図である。 第6図は第5図による駆動デイスクの平面図である。 第7図は加熱補助媒体のための液体管体のほぼ原寸大の図である。 第8図は加熱された捕集シャーレを備えた装置の図である。 第9図はまとめられた電気加熱部を備えた駆動デイスクの平面図である。 第1図に図示した装置はモータハウジング25内に駆動機構ユニット5を備え たロータ1を有している。このロータ1は機械ハウジング24内で(図示してい ない)軸上に載っており、その下側に一緒に回転するマット50を備えた、下側 が特に成形されている駆動デイスク2を備えている。 マット50は、清掃される床49の種類に相応して、異なった構成で設けられ ていてもよい。このマットは、例えばしゅうたんを清掃するために使用する場合 は、清掃剛毛を備えた上張りを有している。マット50は多孔性の繊維材、例え ばニードルパンチ処理により起毛した材料から成り、その下側にその都度の清掃 手順に適合した立体構造の上張りを有している。清掃の様式に応じて極めて色々 な−“パッド”とも称される−マット50が存在している。これらのマットは多 少硬質の繊維材料から織られた織物から成る。これらのマットはじゅうたん或い は材料の清掃のため空気透過性或いは空気不透過性であってもよく、例えばポリ ビニイル繊維から成る。基礎清掃のための硬質の織物はポリエステルもしくはポ リエチレン(ナイロン)から成る。清掃ブラッシ掛け或いは清掃シャンプー掛け による作業には硬質剛毛を備えたブラッシが使用される。円板状のフリース、例 えばポリエステル或いはナイロンから成る他のパッドは、硬さに応じて内蔵され た研磨体を備えている。このようなパッドは、それらの特徴として、それらの僅 かな或いは激しい擦れ切れの程度に応じて色々に着色されている。緑色に着色さ れているパッドは中程の擦れ切れの程度を有している。これらのパッドは大抵ク リーナー方法において使用される。黒色に着色されたパッドは下地清掃に使用さ れる。時としてパッドは切通しを備えている。 装置は加熱空気流23を発生させるためのジェネレータ20を備えている。こ の加熱空気流の温度は清掃される床もしくは床張り49の様式に適合して調節可 能である。好都合な清掃温度は例えば繊維製の敷物では40℃があり、繊維製で ない床および/または床張りには最高80℃である。 加熱空気ジェネレータ20は吹出し機構21を備えており、この吹出し機構の 開口22は駆動デイスク2の直ぐ上方に設けられている。吹出し機構21の開口 22は回転中央部と駆動デイスク2の周面との間のほぼ中央に存在している。 このような配設により、有利に加熱空気流23とこの加熱空気流と共に与えら れる清掃材或いは手入れ材が、駆動デイスクもしくはブラッシ2および/または マット50を経て清掃されるべき床面49上にもたらされる。この際、工業用炉 20は、比較的高い速度で流出する加熱空気流23を発生させ、その際加熱空気 の作用は、例えばマット50内の孔を経て床面49に対して及ぼされる作用は、 清掃作用の増大を誘起する。利点は、加熱空気流23に帯行されて送られて来る 熱量が短い道程で駆動デイスク2とこれと一緒に回転するマット50を経て、清 掃或いは手入れ中の床面49に対して作用されることである。 本発明による清掃兼手入れ装置は、通常の走行台枠で、例えば二つの車輪44 を備えている走行台枠、並びに特に重量のある機械ハウジング24に取付けられ る案内ロッド45とを備えている。この装置は清掃材或いは手入れ材のための配 量装置38を備えており、この配量装置の流出口開口は駆動デイスク2の上方に 設けられている。この配量装置38をロータ1の軸の回転軸線X−X内に設けら れている流出管路を備えている構成も利用することが可能である。これにより、 回転中央部を経て流出する清掃材或いは手入れ材は回転するマット50を通って 均一に、かつ極めて節減された、清掃される床面49に与えられ、その場所で配 分される。更に、回転軸線X−X内には、清掃れさる床面49にまで達する温度 感知器が設けられている。この温度感知器は自体公知の制御装置と協働して、清 掃れさる床面49の温度が所定の清掃或いは手入れプログラムの基準に従ったお よび/または床張りの様式に応じた最適な作業状態に調節が行われるように働く 。 第3図は清掃装置の側面図であるが、一部断面図で示している。この清掃装置 は、二つの車輪44を備え、傍らに走行台枠を備えた、ダイカスト体から成る機 械ハウジング24を備えている。この走行台枠には案内ロッド45が、そしてこ の案内ロッドの端部には、第3a図に示すように、入り切りスイッチ47を備え た操作−握り46が設けられている。案内ロッド45はリンク機構43内で機械 ハウジング24と起伏可能に結合されている。この装置は液体容器39を備えて おり、この液体容器には選択的に加熱補助媒体として水或いは清掃物質もしくは 手入れ物質が収容されている。この液体容器には可撓性のホース37が接続され ており、このホースは加熱補助媒体を配量装置38に導く。このような構成を基 礎として、流出管体40が接続されており、この流出管体は出口側において第7 図に示した流出ノズル41を備えた蛇管42で形成されている。更に、図面は内 部にモータを備えたモータハウジング25並びに駆動デイスク2を備えたロータ 1および床もしくは床張り49と作用結合しているマット50を示している。断 面で示されている、固定された機械ハウジング24は、その上側に、加熱空気導 管29が接続されている加熱空気ジェネレータ20を備えている。この加熱空気 導管は加熱空気−噴出ノズル30を備えた吹出し機構21に開口している。 清掃されるべき床もしくは床張り49に相応したこの装置にあっての作業温度 の調節は極めて重要な役割を果たすので、加熱空気ジェネレータ20は多数の温 度段と温度−選択スイッチ31とを備えている。床49の領域内における作業温 度を監視するために、第1図に示す回転軸線X−X内に清掃されるべき床49も しくは床張りにまで達している温度感知器(図示していない)が設けられている 。この温度感知器は加熱空気ジェネレータ20の温度−制御装置31と協働して 、予め調節された作業温度がすべての作業条件において維持されるように働く。 第4図には、機械ハウジング24が下方から見た図で示されている。この機械 ハウジングは釣鐘状の、下方からリブ10により分割されている中空室に形成さ れている機素であり、この機素はリブ10の端部にわたって延在している面y− y(第3図)内において、特に熱絶縁作用するカバー11により下方が閉じられ ている。更に、第4図と第7図から認められるように、加熱補助媒体のための流 出ノズル41を備えた流出管体40はその流出口側端部において熱交換器を形成 する蛇管42に形成されている。この蛇管は、第3図に示すように、加熱空気− 噴出ノズル30から成る吹出し機構21の下方において、第1図に示す加熱空気 流23内に設けられている。これにより、流出管体40を経て流出する加熱補助 媒体は、250℃〜400℃間の温かい空気流23内で激しく加熱される。第4 図は更に、配量装置38へ接続された状態および加熱空気−噴出ノズル30の下 方における加熱空気流23の領域内での蛇管42として形成された状態をも含め てこの流出管体40の配設を示している。機械ハウジング24の延長部26には 走行台枠44の車輪が設けられている。 第5図および第6図には駆動デイスク2が断面図および平面図で示されている 。この駆動デイスクはその上側において回転中央部から周辺方向へと増大してい る半径方向の間隔で設けられている、同心的な、第1図の加熱空気流23からの 熱伝導を増強するリブ15を備えている。これらのリブを、部分的な環状の、上 方へと開いている室16を形成しながら、半径方向のリブ17が満たしており、 その際各々の室16は供給される加熱補助媒体のための切通し4を備えている。 これらの切通しは−駆動デイスク2の回転運動方向で見て−各々の半径方向のリ ブ17の前側面に隣接している。 第8図には、装置の他の実施例が示されている。この実施例にあっては、加熱 補助媒体は専ら電気加熱部材6を備えた加熱段により加熱される。第一の加熱段 として、駆動デイスク2の上方には、加熱可能な捕集シャーレ7が設けられてい る。この捕集シャーレに加熱補助媒体が噴出ノズル36により与えられる。この 捕集シャーレ7はその面全体にわたってほぼ均一に配分された流出孔を備えてお り、これらの流出孔を介して加熱補助媒体が均一に配分されて同様に電気的に加 熱可能な駆動デイスク2上に流れ、この駆動デイスクが第二の加熱段を形成して いる。これらの加熱段を経て、加熱された加熱補助媒体はマット50内に流入し 、所定の温度状態で清掃されるべき床もしくは床張り49の面に達する。 この実施例にあっては、第9図に全く概略図で示したように、駆動デイスク2 内に電気加熱部材6が内蔵されている。この駆動デイスク2は水流過孔3を備え ており、この水流過孔は−駆動デイスク2の回転運動方向で見て−各々のリブ7 の前側面に隣接して設けられている。駆動デイスク−回転中央部の領域内におい て、(図示していない)まとめられた流れ供給部を備えた黒く着色した円として 示した帯行フランジ8が設けられている。 本発明による方法および装置により、以下のような利点が得られる、即ち −熱エネルギーの節約された使用の下に実質的に一定した温度が作業野において 発生される、 −例えばワックス或いは清掃溶媒のような清掃材或いは手入れ材を別個に加熱す る必要がない、 −清掃効果が増大され、極めて効果的であるので、場合によって清掃溶剤を含ん でいる温水を使用する必要がなく、同様に手入れ材の供給、配分および処理の際 の作業員に使用人数が著しく低減され、これにより明白な費用の節減が達せられ る。 −作業野における作業温度が高いので“優しい”清掃が行い得るようになったの で、強いアルカリ性の或いは酸性の濃縮液を使用する、生態系を憂慮しなければ ならない下地清掃材の使用量が、完全とは言わないまでも、著しく低減される。 この方法および清掃機械の使用分野にとって、入り用作業員の数が低減される にもかかわらず、高い作業効率が達せられるので、極めて広い分野に適用可能で ある。例えば −従来、場所の関係上自動走行機構を再使用するに至らなかった、在り来たりの やり方でブラッシ掛けおよびスイパーで清掃されて来た百貨店、特に肉販売ブー ス、チーズ販売ブース等で使用可能である。作業様式が短く、容易でありかつ経 費を要さないので有利である。 −けば床は従来単板式清掃機および清掃ブラッシで清掃されて来た。その際、水 噴霧により、装置構成部分が汚化され、後清掃のために更に作業が必要である。 この場合、本発明による方法および装置が助けとなる。 他の適用例は以下の通りである。 −高温が作用した際に縮むことのない繊維材料の敷物の場合の加温シャンプー処 理。有利には、加温処理による高温の汚物溶解と僅かな化学的な成分。 −クリーナー−方法:熱が汚物溶解と汚物吸収を助ける。 −大きな床のていねいな維持清掃(中間清掃)が僅かな経費で可能である。 −光沢のある床の清掃の後の縞模様、くもりおよび条痕が低減される。何故なら 、従来の冷間の作業様式において、大抵多過ぎるか、或いは少な過ぎる清掃材が 使用されているからである。 −中性でない清掃材は、清掃されるべき床張りを、もはや多すぎる配量により損 傷するようなことがない。何故なら、係数により、熱が弱い清掃材および/また は清掃材の僅かな濃度を必要とするに過ぎないからである。 −最適な磨き品質が、高速による作業領域内で可能であると言うことにとらわれ ることなく、同様に熱作用により損傷された光沢床の修復が可能である。 総じて、本発明により、適用可能性が著しく拡張され、清掃方法が合理化され 、これにより驚くほど好都合な経費の節約が達せられ、人件費の高騰により圧迫 を受けているサービス業がより経済的にかつ効率的に運営されることが可能とな る。 本発明による構成は、図面に図示した実施例に限定されない。本発明による装 置の可能な変形は、温度発生のための他の様式或いは加熱空気の案内の他の様式 を採用することである。また、一つ或いは多数の駆動デイスクを任意の様式で形 成することが可能であり、空気流過および/または清掃材もしくは手入れ材の流 過のための孔の形式もしくは開口の形式、並びに異なるブラッシプロフイルも色 々な様式のものを備えていてもよい。その都度の構造的な形態は、装置の特別な 使用に合わせて当業者に任されている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月2日 【補正内容】 請求の範囲 1 機械によりあらゆる様式の床および/または床張りを清掃および/または手 入れする方法であって、その際清掃される床もしくは床張り(49)か場合によ っては水のような加熱補助媒体により熱の供給の下に処理され、かつ熱担持体と して加熱空気流(23)が使用される様式の、あらゆる様式の床および/または 床張りを清掃および/または手入れする方法にあって、機械か少なくとも一つの 駆動デイスク(2)を備えた単板式或いは多板式一回転機械であること、および 加熱空気流(23)および/または水のような加熱補助媒体および/または液状 もしくはペースト状の清掃材或いは手入れ材か駆動デイスク(2)を経て床面( 49)に与えられ、加熱補助媒体を使用する際はこの加熱補助媒体を段階的に加 熱し、その際加熱補助媒体を第一の段階において加熱空気流内で予備加熱し、そ の後駆動デイスク(2)を通過する間に更に加熱することを特徴とするあらゆる 様式の床および/または床張りを清掃および/または手入れする方法。 2.加熱補助媒体を第一の加熱段としての加熱可能な捕集シャーレ(7)の使用 の下に予加熱することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.加熱補助媒体をロータ(1)の回転中央部を経て与えることを特徴とする請 求の範囲第1項或いは第2項に記載の方法。 4.・・・・ことを特徴とする請求の範囲第1項から第3項までのいずれか一つ に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.じゅうたん、合成物質、リノリウム、フローリング、セラミック、板石或い は大理石等のようなあらゆる様式の床および/または床張りを、少なくとも一つ の駆動デイスク(2)を備えた単板式或いは多板式回転機械により清掃を行う方 法であって、この際清掃されるべき床もしくは床張り(49)を熱の供給の下に 水のような加熱補助媒体および/または液状もしくはペースト状の清掃材或いは 手入れ材により処理する様式の、あらゆる様式の床もしくは床張りを清掃および /または手入れする方法において、熱担持体として加熱空気(23)および/ま たは加熱補助媒体を使用し、加熱空気流(23)および/または加熱補助媒体を 駆動デイスク(2)を経て床表面に適用することを特徴とするあらゆる様式の床 もしくは床張りを清掃および/または手入れする方法。 2.加熱補助媒体を段階的に加熱し、その際この加熱補助媒体を第一の段におい て加熱空気流内で予備加熱し、その後駆動デイスク(2)を流過する間に更に加 熱することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.加熱補助媒体を第一の加熱段としての加熱可能な捕集シャーレ(7)を使用 して予加熱することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 4.加熱補助媒体をロータ(1)の回転中央部を経て供給することを特徴とする 請求の範囲第1項から第3項までのいずれか一つに記載の方法。 5.加熱空気流(23)を、比較的高い速度で、エネルギー豊富な流れの形成の 下に、駆動デイスク(2)に対して放出させ、その際流動圧力により水のような 加熱補助媒体或いは液状もしくはペースト状の清掃材或いは手入れ材をこの駆動 デイスク(2)を経て供給し、かつ均一に配分することを特徴とする請求の範囲 第1項から第4項までのいずれか一つに記載の方法。 6.清掃される床(49)の温度を、特にロータ(1)の回転中央部内に存在し ている温度感知器を使用して調整することを特徴とする請求の範囲第1項から第 5項までのいずれか一つに記載の方法。 7.加熱空気流(23)もしくは清掃される床(49)の温度を、清掃および/ または手入れプログラムの基準に従っておよび/またはこの床(49)の様式に 応じて調整することを特徴とする請求の範囲第1項から第6項までのいずれ か一つに記載の方法。 8.清掃される床面(49)の加熱を、無線のエネルギー伝達部材を使用してマ イクロ波或いは赤外線により行うことを特徴とする請求の範囲第1項から第7項 までのいずれか一つに記載の方法。 9.機械ハウジング(24)の上方において機械ハウジング(25)内に設けら れている駆動機構ユニット(5)並びにこの駆動機構ユニットから軸を介して駆 動されるロータ(1)およびこのロータ(1)の下方において設けられている駆 動デイスク(2)とを備えている様式の、あらゆる様式の床もしくは床張りを清 掃および/または手入れする装置において、 −この装置が加熱空気導管(29)および機械ハウジングの内部において下方 へと整向されている加熱空気−噴出ノズル(30)とを備えた、エネルギー豊富 な加熱空気流(23)を発生させるためのジェネレータ(20)を備えていて、 この際多数の温度段階のための加熱空気−ジェネレータ(20)が温度−選択ス イッチ(31)を備えていること、 −駆動デイスク(2)が孔(3)もしくは切込み(4)を備えていること、 および −ジェネレータ(20)の吹出し機構(21もしくは30)がロータ(1)の 軸に対してほぼ平行な軸線内に設けられており,その開口(22)が特に駆動デ イスク(2)の直ぐ上方で回転中央部と駆動デイスク(2)の周面間のほぼ中央 に設けられていること、 を特徴とするあらゆる様式の床もしくは床張りを清掃および/または手入れする 装置。 10.この装置が、清掃材或いは手入れ材のための配量装置(38)を備えており 、この配量装置の流出開口が駆動デイスク(2)の上方に設けられており、この 装置が清掃材或いは手入れ材のための、上記の配量装置(38)の手前に設けら れている容器(39)並びに流出ノズル(41)を備えている上記の配量装置の 前方に設けられている流出管体(40)とを備えており、この場合管体(40) がその出口側の端部において熱交換器を形成する蛇管(42)に形成されており 、かつこの蛇管が流出ノズル(30)から成る吹出し機構(21) の下方において加熱空気流(23)内に設けられていることを特徴とする請求の 範囲第9項に記載の装置。 11.機械ハウジング(24)が釣鐘状の、下方へとリブ(10)によって分割さ れている中空室に形成される部材であり、この部材がリブ(10)の端部にわた って延在している面(y−y)内で特に熱絶縁作用を行うカバー(11)で下方 が閉じられていることを特徴とする請求の範囲第9項或いは第10項に記載の装 置。 12.駆動デイスク(2)が、その上側において、回転中央部から周囲方向に増大 している半径方向の多数の間隔で設けられている、同心的な、加熱空気流(23 )からの熱の伝達を増強するリブ(15)を備えており、これらのリブを、部分 環状の、上方へと開いている室(16)の形成の下に、半径方向のリブ(17) が貫通しており、その際各々の室(16)が供給される加熱補助媒体のための穿 孔部材(3)もしくは切開部材(4)を備えており、かつこれらが−駆動デイス ク(2)の回転方向で見て−各々半径方向のリブ(17)の前側に隣接して設け られていることを特徴とする請求の範囲第9項から第113項までのいずれか一 つに記載の装置。 13.駆動デイスク(2)内に電気加熱装置が内蔵されていること、および駆動デ イスク(2)の上方において加熱補助媒体のための加熱可能な捕集シャーレ(7 )が設けられており、この捕集シャーレがその面一体に配分された流出孔を備え ていることを特徴とする請求の範囲第9項から第12項までのいずれか一つに記 載の装置。 14.ロータ(1)が回転軸線(X−X)内設けられている流出管路を備えており 、この流出管路内に清掃される床もしくは床張り(49)にまで達する温度感知 器が設けられていること、および加熱空気ジェネレータ(20)が多数の温度段 のための温度−選択スイッチ(31)を備えていることを特徴とする請求の範囲 第9項から第13項までのいずれか一つに記載の装置。 15.駆動デイスク(2)がその下側においてブラッシとして形成されていること を特徴とする請求の範囲第9項から第14項までのいずれか一つに記載の装置。 16.機械ハウジング(24)の内部に赤外線放射器或いはマイクロ波発生器が設 けられていることを特徴とする請求の範囲第9項から第14項までのいずれか一 つに記載の装置。
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