JPH0848660A - N− アシル− α− アミノ酸誘導体の製造方法 - Google Patents

N− アシル− α− アミノ酸誘導体の製造方法

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JPH0848660A
JPH0848660A JP7107656A JP10765695A JPH0848660A JP H0848660 A JPH0848660 A JP H0848660A JP 7107656 A JP7107656 A JP 7107656A JP 10765695 A JP10765695 A JP 10765695A JP H0848660 A JPH0848660 A JP H0848660A
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acid
formula
alkyl
amide
aryl group
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JP7107656A
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Matthias Beller
マッティアス・ベラー
Hartmut Fischer
ハルトムート・フイッシャー
Thomas Gerdau
トマース・ゲルダウ
Peter Gross
ペーター・グロッス
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/08Preparation of carboxylic acid amides from amides by reaction at nitrogen atoms of carboxamide groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/30Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by doubly-bound oxygen atoms
    • C07C233/31Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by doubly-bound oxygen atoms with the substituted hydrocarbon radical bound to the nitrogen atom of the carboxamide group by an acyclic carbon atom

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 式(I) 【化1】 (上式中、R1,R2 およびR3 は明細書中に記載された
意味を有する)で表されるアシルグリシン誘導体の製造
方法。 【構成】 式(II) 【化2】 (上式中、R1 およびR2 は上記と同様な意味を有す
る)で表されるカルボン酸アミドを溶媒および酸の存在
下に式R3 CHOで表されるアルデヒドと反応させて式
(III) 【化3】 で表されるアシルアミノメチロールを得、次いでこれを
コバルトカルボニル触媒を添加した後に、20ないし1
50℃の温度において1ないし150barのCO圧下
にカルボニル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルボン酸アミドとア
ルデヒド類およびCOとをコバルトカルボニル化合物に
よる酸触媒作用下に反応せしめることによって、N- ア
シル -α- アミノ酸誘導体、特にN- アシルサルコシン
を製造するための新規な改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】N- アシル -α- アミノ酸誘導体、特に
N- アシルサルコシン類は、界面活性剤、石ケンおよび
乳化剤の成分として工業的に重要である。
【0003】そのような化合物の合成のために現在工業
的に使用されている方法は、脂肪酸塩化物とグリシンま
たはサルコシンのナトリウム塩とを通例のシヨッテン-
バウマン(Schotten-Baumann)反応において反応させるこ
とを特徴とする。それによって自動的に塩が得られる
が、脂肪酸塩化物を製造するために、ホスゲンまたは三
塩化リンのような塩素化剤を使用することは生態学的観
点から極めて不利である〔ジャーナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサエティー(J. Am. Chem. Soc.78,
172(1956)参照〕。
【0004】一つの生態学的に改良された方法は、天然
産の脂肪酸または脂肪から直接にアミノリシスによって
得られる脂肪酸アミドとホルムアルデヒドおよびCOを
触媒の存在下に反応させることを特徴とする。アミドカ
ルボニル化と呼ばれるこの反応は、ケミカル・コムュニ
ケーション誌に所載の若松の論文(Chem. Commun.197
1,1540)およびドイツ特許第2,115,985
号に初めて記載されている。しかしながら、これらの文
献によれば、アセトアミド、パラホルムアルデヒドおよ
びCOからN- アセチルグリシンが僅かに26%の収率
において得られるのみである。
【0005】その他の変法は、例えばヨーロッパ特許第
170,839号および同第197,659号に記載さ
れている。そこにはパラホルムアルデヒドのアセトアミ
ドによるアミドカルボニル化によってアセチルグリシン
が得られ、その際ニトリル、スルホキシドまたはホスフ
アンのような助触媒が選択性を向上せしめそして触媒の
再循環を改善せしめると記載されている。しかしなが
ら、最適の条件下においても、N- アセチルグリシン
は、最もよい場合において70%の収率しか得られな
い。
【0006】文献には、N原子上でアルキル化されたア
ミドは、比較できる第1級アミドに比較して著しく劣っ
た収率においてのみN- アルキル- アシルアミノ酸をも
たらす〔マグヌス、スレーターによる論文(P. Magnus,
M. Slater, TetrahedronLett. 1987,28,28
29)参照〕。
【0007】ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー第147巻第99頁(1991年)(J. Org. Ch
em. 147,99(1991))には、200bar以
上のCO+H2 (3:1)の圧力下にN- メチルラウリ
ルアミドのカルボニル化によりN- アシルサルコシンを
製造することが記載されている。この方法においては、
所望の生成物は、著しく汚染された形態でしか得られな
い。
【0008】英国特許第2,252,770号には、金
属触媒および助触媒としての酸の存在下にカルボン酸ア
ミドをアルデヒドおよびCOと反応させることによるN
- アシルアミノ酸の1段階合成法が記載されている。
【0009】この方法においては、カルボン酸アミド
は、アルデヒドを基準にして極めて多い過剰量において
使用されるので、この方法は、使用されたアセトアミド
を基準にして低い収率においてしか得られない。更に、
これによって生成物は、出発物質の少なくとも80%に
よって汚染されており、そのことはこの方法を工業的用
途には使用できないものにしている。
【0010】不十分な変換率および選択率を伴う上記の
すべての方法は、汚染された生成物をもたらすかあるい
は極めて高いCO圧力を必要とする。ドイツ特許出願公
開第364204号には、反応媒質としての水または不
活性の含水溶媒中でコバルトカルボニル化合物の存在下
にN- ヒドロキシメチルアミドと一酸化炭素および水素
とから出発するN- アシルグリシンの製造方法のみが記
載されている。水中または高い含水量を有する溶媒中で
反応を実施することはこの方法の不利な点である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、工業的に容易
に実現しうる方法で高い収率および純度において利用し
うる、N- アシル -α- アミノ誘導体、特にN- アシル
サルコシンを得る方法に対する大いなる必要性があっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、式(I)
【0013】
【化4】 (上式中、R1 は水素、飽和の、直鎖状、分枝鎖状また
は環状の(C1-C26) アルキル基、モノ- またはポリ不
飽和の、直鎖状、分枝鎖状または環状の(C2-C24)ア
ルケニル基、(C6-C18) アリール基、(C1-C10) ア
ルキル-(C6-C18) アリール基または場合によってはポ
リ不飽和の、(C2-C10) アルケニル-(C6-C18) アリ
ール基であり、R2 は水素、飽和の、直鎖状、分枝鎖状
または環状の(C1-C26) アルキル基、モノ- またはポ
リ不飽和の、直鎖状、分枝鎖状または環状の(C2-
23)アルケニル基、(C6-C18) アリール基、(C1-
10) アルキル-(C6-C18) アリール基または場合によ
ってはポリ不飽和の(C2-C10) アルケニル-(C6-
18) アリール基であり、そしてR3 は水素、飽和の、
直鎖状、分枝鎖状または環状の(C1-C10) アルキル
基、モノ- またはポリ不飽和の、直鎖状、分枝鎖状また
は環状の(C2-C10)アルケニル基、(C6-C18) アリ
ール基、(C1-C10) アルキル-(C6-C18) アリール基
または場合によってはポリ不飽和の(C2-C10) アルケ
ニル-(C6-C18) アリール基である)で表されるアシル
グリシン誘導体の製造方法において、式(II)
【0014】
【化5】 (上式中、R1 およびR2 は上記と同じ意味を有する)
で表されるカルボン酸アミドを溶媒および酸の存在下に
式R3 CHOで表されるアルデヒドと反応させて式(I
II)
【0015】
【化6】 で表されるアシルアミノメチロールを得、次いでこのも
のをコバルトカルボニル触媒を添加した後に、20ない
し150℃の温度において1ないし150barのCO
圧下にカルボニル化することを特徴とする上記アシルグ
リシン誘導体の製造方法によって達成される。
【0016】上記の基は、好ましくは以下の意味を有す
る:R1 は飽和の、直鎖状または分枝鎖状の(C8-
24) アルキル基、特に(C10-C18) アルキル基また
はモノ- またはポリ不飽和の、直鎖状または分枝鎖状
(C8-C24) アルケニル基、特に(C1-- C18) アルケ
ニル基であり、R2 は水素、飽和の、直鎖状または分枝
鎖状の(C1-C8)アルキル基、特に(C1-C4)アルキル
基、またはモノ- またはポリ不飽和の、直鎖状または分
枝鎖状の(C2-C8)アルケニル基であり、そしてR3
水素、飽和の、直鎖状または分枝鎖状の(C1-C6)アル
キル基またはモノ- またはポリ不飽和の、直鎖状または
分枝鎖状の(C2-C6)アルケニル基である。基R1,R2
およびR3 は、場合によっては置換されていてもよい。
【0017】適当な置換基は、ヒドロキシル基、(C1-
10) アルコキシ基およびハロゲン原子である。適当な
アミドは、例えばホルムアミド、アセトアミド、N- メ
チルアセトアミド、プロピオンアミド、ブチルアミド、
アクリルアミド、N- メチルホルムアミド、N- メチル
ベンズアミド、ベンズアミドおよびクロトンアミドであ
る。
【0018】本発明による方法のために特に好適な出発
物質であるアミドは、8ないし24個の炭素原子を有す
る直鎖状または分枝鎖状の、飽和または不飽和のカルボ
ン酸のアミドおよびN- アルキルアミド、特にN- メチ
ルアミドである。特記しうるアミドには、下記のものが
ある:オクタン酸アミド、2- エチルヘキサン酸アミ
ド、デカン酸アミド、ラウリン酸アミド、パルミチン酸
アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、リノ
ール酸アミド、リノレン酸アミド、ガドレン酸アミドお
よびネルボン酸アミド。
【0019】特に好ましいアミドは、ラウリン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸およびオレイン酸のような天然
産の脂肪酸のN- メチルアミドである。式(II)のア
ミドは、純物質または混合物として使用されうる。適当
な混合物は、天然産の脂肪、例えば、ココヤシ、ババス
ーヤシ、パーム核、パーム、オリーブ、海狸香、ピーナ
ツ、菜種、ウシ、ブタおよびクジラの油脂〔これらの脂
肪の組成については、フィーザー、フィーザー著「有機
化学」ヘミー出版社1972年刊第1208頁(Fieser
and Fieser, Organic Chemistry, Verlag Chemie197
2,p.1208)参照〕。
【0020】好適なアルデヒドは、例えば、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブ
チルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、フルフラー
ル、クロトンアルデヒド、アクロレイン、ベンズアルデ
ヒド、フエニルアルデヒド、2,4- ジヒドロフエニル
アセトアルデヒドおよびα- アセトキシプロピオンアル
デヒドである。規定された反応条件下でアルデヒドを形
成しうる物質、例えば、パラホルムアルデヒドおよびパ
ラアルデヒドのようなアルデヒドオリゴマーもまた好適
である。多くの場合、パラホルムアルデヒドの形のホル
ムアルデヒドを使用することが適当であることが立証さ
れた。
【0021】本発明による方法は、2段階において実施
される。第1段階においては、アルデヒドとカルボン酸
アミドから式(III)のアシルアミノメチロールが生
成され、そして第2段階においてCOと反応せしめられ
て最終生成物が得られる。この2段階法は、驚くべきこ
とには、それぞれの段階における転化率および選択性の
著しい増加を可能にし、従ってN- アシル -α- アミノ
酸誘導体についての98%の選択性においてカルボン酸
アミドの100%の転化率が全反応にわたって達成さ
れ、すなわち、目的生成物の収率もまた98%である。
【0022】本発明による方法の特に有利な特徴は、等
モル量のアルデヒドによってすでに高い収率が得られ、
従ってアルデヒドによって汚染されていない生成物が得
られることである。しかしながら、過剰のアルデヒドを
使用することも可能である。
【0023】カルボン酸アミドを基準にして70ないし
200mol%、特に100ないし140mol%、好
ましくは100ないし120mol%のアルデヒドを使
用することが有利であることが立証された。
【0024】酸の存在下におけるカルボン酸アミドに対
するアルデヒドの添加は、溶液中で加熱することによっ
て行われる。酸としてトルエンスルホン酸、ヘキサフル
オロプロパンスルホン酸またはトリクロロ酢酸のような
有機酸および硫酸およびリン酸のような無機酸のほか
に、イオン交換樹脂もまた使用されうる。
【0025】硫酸が特に好適である。反応系に導入され
た酸は、生成されたアシル- アミノメチロールの溶液中
に、次のカルボニル化に干渉することなくその溶液中に
残留する。
【0026】多くの場合、アミドを基準にして0.2な
いし5mol%、特に0.5ないし4mol%、好まし
くは1.0ないし2.5mol%の酸濃度を使用するこ
とが好適であることが判明した。
【0027】反応を例えばテトラヒドロフラン、グリコ
ールジメチルエーテル、メチルt-ブチルエーテル、ジ
グリコールジメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドまたはアセトニトリルのような極
性非プロトン溶媒中で実施することが得策である。第1
段階において、カルボン酸アミドは、撹拌機付き反応器
内で常圧下で反応せしめられる。この反応は、65ない
し120℃において10ないし60分の間進行する。
【0028】本発明による方法を実施する場合には、反
応バッチ内に存在しまたは生成する水の量は、可能な限
り低く保たれなければならない。ここでは、水の量を反
応バッチを基準にして2重量%まで、通常0.1ないし
1重量%にすることが目標とされる。この理由から、無
水の溶媒を使用することが好ましい。水分に関して上記
の必要条件を満たすいわゆる工業溶剤の使用が考慮され
る。
【0029】室温において長時間(数日間)放置しても
固体が析出しない透明な溶液が得られる。反応手順の理
由で、これらの溶液はその製造の直後にカルボニル化に
使用される。驚くべきことには、得られた溶液は、比較
的安定であるゆえに、その後の処理を一定の貯蔵時間の
後に実施することもできる。
【0030】これらの溶液を加圧計量ポンプを介してカ
ルボニル化反応器に連続的に供給しうることは、発熱反
応を容易に制御しうることを意味するので、本発明の方
法の重要な工業的利点である。
【0031】式(I)で表される目的生成物を得るため
の式(III)の中間生成物のカルボニル化は、適当な
反応器内で1ないし150barの一酸化炭素圧の下に
20ないし150℃、特に25ないし100℃、好まし
くは30ないし70℃の温度においてコバルト化合物の
触媒作用の下に実施される。一酸化炭素は、純粋なガス
として使用することが好都合である。何故ならば、残留
ガスは次いで容易に再循環されうるからである。使用さ
れた一酸化炭素は、限られた量の水素を含有してもよ
い。使用された一酸化炭素が他のガス、例えば窒素、メ
タンまたは二酸化炭素(これは通常水性ガスを含有す
る)で汚染されているとしても、このことは反応に悪影
響を与えない。適用される圧力は、少なくとも1bar
であり、そして100barを超えてはならない。溶液
中にガスを効果的に導入するために反応器を適当に選定
することにより、例えばガス送入撹拌機を備えた撹拌反
応器あるいは気泡塔においては、COの圧力は、問題な
く50bar以下に低下されうる。従って、この方法
は、好ましくは、1ないし50bar、特に好ましくは
3ないし20barのCO圧の下で実施される。CO含
有ガス混合物、例えば、1:1の割合の合成ガスCO+
2 もまた使用されうる。しかしながら、水素は残留ガ
ス中で濃縮され、これは循環手順を複雑化し、そして反
応系の全体の圧力を増大せしめる。
【0032】カルボニル化は、コバルトカルボニルによ
って触媒作用をされる。このものは、メチロール(II
I)の溶液に固体Co2(CO)8として添加され、溶解さ
れそして次にカルボニル化反応器内に導入されうる。し
かしながら、コバルトカルボニルは、別個の加圧反応器
内で、例えば酢酸コバルト(II)、塩基性炭酸コバル
ト(II)またはエチルヘキサン酸コバルト(II)の
ような適当なコバルト(II)化合物およびCOから、
もし必要ならばH2 を添加して、メチロール段階におい
て使用されるものと同じ溶媒中で予め多量に生成するこ
ともできる。このコバルトカルボニル溶液の一部は、次
にカルボニル化反応器内でメチロール(III)の溶液
に添加される。
【0033】Co2(CO)8を貯蔵容器内で溶液として調
製し保持することは、この空気に敏感な有毒物質を固体
として取扱う必要がないという利点を有する。すなわ
ち、溶液は、COの層で覆うことによって安定化されう
る。添加されたCo2(CO)8の量は、反応混合物が段階
1において使用されたカルボン酸アミドを基準にして
0.1ないし5.0mol%、好ましくは0.6ないし
2.0mol%のCOを含有する。好ましい触媒濃度を
使用することにより、反応は、約20℃において開始
し、それはCOの吸収によって認められる。70℃の反
応温度において極めて急速になり、300g/L・hの
空間/時間収量に達しそしてそれを超える。定量的な転
化率を達成するためにはカルボニル化の間中、溶液中に
ガスの十分に強力な導入を確保しなければならない。
【0034】適用されたCO圧次第で30分ないし2時
間を要する反応が収まった後に、混合物は冷却され、そ
して過剰のガスが放出される。反応器から透明な黄色な
いし褐色の溶液が反応器から取出され、そして均一に溶
解された触媒がそれからまず除去されなければならな
い。これは通例の方法で空気を吹込むことによりコバル
トカルボニル化合物を酸化的に分解し、そしてそれによ
って生成された2価のコバルトを難溶性の塩、例えば、
シュウ酸塩、リン酸塩、硫酸塩または炭酸塩として沈殿
せしめることによって実施される。この塩は濾別され
る。得られた溶液は、せいぜい淡黄色であり、そして目
的生成物を98%の収率で含有する。単離および精製
は、容易に行われるので、この操作中に生ずる収量の損
失は僅少である。溶媒は、薄膜型蒸発器内で蒸留するこ
とによって分離され、留出物は、制限されることなくプ
ロセスに再循環されうる。溶融された粗生成物を包含す
る排出される濃縮物は、熱水中に導入され、十分に分散
されそして冷却により結晶化される。濾過することによ
り白色の、水で湿潤した生成物が単離され、これはその
まま多くの用途に適している。湿潤および乾燥生成物の
両者のHPLC分析と共に、水分を慎重に測定すること
によって、目的生成物の収率が使用された特定のカルボ
ン酸アミドを基準にして理論量の94ないし98%であ
ることが示される。
【0035】本発明による方法によって、N- アシル -
α- アミノ酸誘導体、特にN- アシルグリシンおよびN
- アシルサルコシンが、副生成物を伴うことなく、また
費用のかかる仕上げ処理または後精製を必要とすること
なしに極めて高い純度で実際上定量的な収量において得
られる。
【0036】本発明による方法は、長鎖飽和または不飽
和脂肪酸のN- アシルアミドに基づくN- アシルサルコ
シンの製造に好適である。
【0037】
【実施例】以下の例は、本発明による方法を例示するも
のであって、それを限定することを意図するものではな
い。 例1 ラウロイルサルコシンの製造 ラウリン酸N- メチルアミド213g(1mol)およ
びパラホルムアルデヒド34g(1.08molは95
%の純度に相当する)をジメトキシエタン(グリム)3
50ml中に懸濁せしめ、そしてH2 SO4 2g(0.
02mol)を添加する。1)この混合物を撹拌しなが
ら沸点(沸点=84o ) まで加熱し、そしてこの温度に
5ないし10分間保持する。この手順の間に、固形物は
大部分溶解する。この混合物を約60℃に冷却し、そし
てなお熱い僅かに濁った溶液を濾過する。
【0038】密閉容器内で分解することなく室温におい
て貯蔵されうる透明な溶液が得られる。しかしながら、
開放された容器内では、この溶液はガス状のホルムアル
デヒドを徐々に放出し、そして数日後にラウリン酸N-
メチルアミドが析出し始める。 2)ラウリン酸N- メチルアミドとホルムアルデヒドと
の付加生成物の溶液に、Co2(CO)82.02g(5.
85mmol)(CO11.7mmolまたは1.17
%に相当)を添加し、この混合物を1Lのオートクリー
ブ内に導入する。20barのCOを圧入し、混合物を
70℃に加熱する。反応の開始は、圧力の低下から検出
されうる。反応器内の圧力を維持するためにCOを補充
する。ガスの大部分は30ないし60分以内に吸収され
る。転化を確実に100%にするために、混合物を次に
1時間撹拌する。反応器を冷却し、過剰のガスを放出
し、そして透明な黄色の生成物溶液を取出する。
【0039】コバルトカルボニルを含有する溶液にシュ
ウ酸2g(22mmol)を添加し、そして十分に撹拌
しながら空気を送入する。1時間後にシュウ酸コバルト
の沈殿が終了する。このものを濾別する。次に薄膜型蒸
発器内において溶液からグリムを除去する(油温度14
0ないし150℃)。濃縮物として流出する溶融粗生成
物を反応段階1からの溶媒、ホルムアルデヒドおよび酸
の残渣を除去するために、60〜80℃の熱水1L中に
分散(乳化)せしめる。この乳濁物を撹拌しながら徐々
に冷却すると、15ないし5℃においてラウロイルサル
コシンが結晶化する。それを吸引濾別し、水で洗滌しそ
して圧縮乾燥する。水で湿潤した生成物の収量:45
1.7g。
【0040】湿分の測定は、41.2%=H2 O 18
6gの水分を示した。理論量の98%はラウロイルサル
コシンの収量=265.6を意味する。乾燥生成物は、
融点=49〜50℃を有する。HPLCおよびH- NM
Rにより>99.7%の高純度が確認される。 例2ないし9 これらの例は、異なった出発物質を用い、場合により縮
小した規模で例1に類似する方法で実施された。物質の
量および結果は、表1に要約されている。0.2mol
のバッチが200mlのオートクレーブ内で実施され、
CO圧は、50barに増加された。
【0041】
【表1】 例10 N- ラウロイル -1- プロピル- サルコシンの製造 ラウリン酸N- メチルアミド21.3g(0.1mo
l)およびブチルアルデヒド8.8g(0.12mo
l)を酢酸エチル35ml中に懸濁せしめ、そしてヘキ
サフルオロプロパンスルホン酸0.3g(1.3mo
l)を添加する。 1)この混合物をオートクレーブ内で撹拌しながら95
℃に加熱し、そしてこの温度に5ないし10分間保持す
る。次いでそれを室温まで冷却させる。 2)ラウリン酸N- メチルアミドとブチルアルデヒドと
の付加生成物の溶液にCo2(CO)80.35g(1.0
2mmol)を添加する。50barのCOを圧入し、
そして混合物を70℃に加熱する。反応の開始は、圧力
の低下によって検出されうる。反応器内の圧力を維持す
るためにCOを補充する。ガスの大部分は、60分以内
に吸収される。転化を確実に100%にするために、混
合物を次に2時間撹拌する。反応器を冷却し、過剰のガ
スを放出させ、そして黄色の透明な生成物溶液を取出
す。
【0042】コバルトカルボニルを含有する溶液にシュ
ウ酸0.5g(5.5mmol)を添加し、そして十分
に撹拌しながら空気を送入する。1時間後にシュウ酸コ
バルトの沈殿が終了する。このものを濾別する。次に薄
膜型蒸発器内で溶液から酢酸エチルを除去する(油温度
140ないし150℃)。濃縮物として流出する溶融粗
生成物を、反応段階1からの溶媒、ホルムアルデヒドお
よび酸の残渣を除去するために、60〜80℃の熱水2
00ml中に分散(乳化)せしめる。この乳濁液を撹拌
しながら徐々に冷却すると、15ないし5℃においてN
- ラウロイル -1- プロピル- サルコシンが結晶化す
る。それを吸引濾別し、水で洗滌しそして圧縮乾燥す
る。
【0043】N- ラウロイル -1- プロピル- サルコシ
ンの収量=27.0g∧理論量の86%。乾燥生成物
は、融点=50〜51℃を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 233/82 9547−4H (72)発明者 トマース・ゲルダウ ドイツ連邦共和国、65817 エップシユタ イン、アイヒエンウエーク、21 (72)発明者 ペーター・グロッス ドイツ連邦共和国、65451 ケルステルバ ッハ、ゴットフリート− ケラー− スト ラーセ、2

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (上式中、 R1 は水素、飽和の、直鎖状、分枝鎖状または環状の
    (C1-C26) アルキル基、モノ- またはポリ不飽和の、
    直鎖状、分枝鎖状または環状の(C2-C24)アルケニル
    基、(C6-C18) アリール基、(C1-C10) アルキル-
    (C6-C18) アリール基または場合によってはポリ不飽
    和の、(C2-C10) アルケニル-(C6-C18) アリール基
    であり、 R1 は水素、飽和の、直鎖状、分枝鎖状または環状の
    (C1-C26) アルキル基、モノ- またはポリ不飽和の、
    直鎖状、分枝鎖状または環状の(C2-C23)アルケニル
    基、(C6-C18) アリール基、(C1-C10) アルキル-
    (C6-C18) アリール基または場合によってはポリ不飽
    和の(C2-C10) アルケニル-(C6-C18) アリール基で
    あり、そしてR3 は水素、飽和の、直鎖状、分枝鎖状ま
    たは環状の(C1-C10) アルキル基、モノ- またはポリ
    不飽和の、直鎖状、分枝鎖状または環状の(C2-C10)
    アルケニル基、(C6-C18) アリール基、(C1-C10)
    アルキル-(C6-C18) アリール基または場合によっては
    ポリ不飽和の(C2-C10) アルケニル-(C6-C18) アリ
    ール基である)で表されるアシルグリシン誘導体の製造
    方法において、式(II) 【化2】 (上式中、R1 およびR2 は上記と同じ意味を有する)
    で表されるカルボン酸アミドを溶媒および酸の存在下に
    式R3 CHOで表されるアルデヒドと反応させて式(I
    II) 【化3】 で表されるアシルアミノメチロールを得、次いでこれを
    コバルトカルボニル触媒を添加した後に、20ないし1
    50℃の温度において1ないし150barのCO圧下
    にカルボニル化することを特徴とする上記アシルグリシ
    ン誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 式IIの化合物として天然産の脂肪酸の
    アミドが使用される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R2 が水素または(C1-C4)アルキル、
    特にメチルである請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 式(II)の化合物としてオクタン酸ア
    ミド、2- エチルヘキサン酸アミド、デカン酸アミド、
    ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸
    アミド、ラウリン酸N- メチルアミド、パルミチン酸N
    - メチルアミド、ステアリン酸N- メチルアミドまたは
    オレイン酸N- メチルアミドが使用される請求項1に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 天然物から得られるもののような混合物
    として式(II)の化合物が使用される請求項1ないし
    4のうちのいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 パラホルムアルデヒドの形のホルムアル
    デヒドが使用される請求項1ないし5のうちのいずれか
    一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 アルデヒドがカルボン酸アミドを基準に
    して70ないし200mol%、特に100ないし14
    0mol%、好ましくは100ないし120mol%の
    量で使用される請求項1ないし6のうちのいずれか一つ
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸としてイオン交換樹脂または有機また
    は無機の酸、特にトルエンスルホン酸、ヘキサフルオロ
    プロパンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、硫酸またはリ
    ン酸、好ましくは硫酸が使用される請求項1ないし7の
    うちのいずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸がアミドを基準にして0.2ないし5
    mol%、特に0.5ないし4mol%、好ましくは
    1.0ないし2.5mol%の量で使用される請求項1
    ないし8のうちのいずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶媒として双極性の非プロトン性溶
    媒、特にテトラヒドロフラン、グリコールジメチルエー
    テル、ジグリコールジメチルエーテル、ジメチルホルム
    アミドまたはジメチルアセトアミド、好ましくはテトラ
    ヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルまたはメチ
    ルt- ブチルエーテルが使用される請求項1ないし9の
    うちのいずれか一つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 アミドとアルデヒドとの反応を65な
    いし120℃の温度において実施する請求項1ないし1
    0のうちのいずれか一つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 カルボニル化が25ないし100℃、
    特に30ないし70℃の温度において実施する請求項1
    ないし11のうちのいずれか一つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 カルボニル化を1ないし50bar、
    好ましくは3ないし20barのCO圧の下に実施する
    請求項1ないし12のうちのいずれか一つに記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 カルボニル化のために純粋な一酸化炭
    素が使用される請求項1ないし13のうちのいずれか一
    つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 カルボニル化のために一酸化炭素と水
    素との混合物が使用される請求項1ないし13のうちの
    いずれか一つに記載の方法。
  16. 【請求項16】 コバルトカルボニルとしてCO2(C
    O)8が使用される請求項1ないし15のうちのいずれか
    一つに記載の方法。
  17. 【請求項17】 コバルトカルボニルがカルボン酸アミ
    ドを基準にして0.1ないし5.0mol%、特に0.
    6ないし2.0mol%のコバルト量において使用され
    る請求項1ないし16のうちのいずれか一つに記載の方
    法。
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