JPH0848308A - 割箸自動包装機 - Google Patents

割箸自動包装機

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Publication number
JPH0848308A
JPH0848308A JP19766494A JP19766494A JPH0848308A JP H0848308 A JPH0848308 A JP H0848308A JP 19766494 A JP19766494 A JP 19766494A JP 19766494 A JP19766494 A JP 19766494A JP H0848308 A JPH0848308 A JP H0848308A
Authority
JP
Japan
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lower film
film
main drum
conveyor
upper film
Prior art date
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Pending
Application number
JP19766494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Ogura
正司 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ogura Kogyo KK
Original Assignee
Ogura Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Ogura Kogyo KK filed Critical Ogura Kogyo KK
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Publication of JPH0848308A publication Critical patent/JPH0848308A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状の樹脂フィルムを用い、皺による見栄え
の悪さ,シール性の悪化、更に、印刷のズレ、自動カッ
ト時の不具合等のない割箸自動包装機を提供する。 【構成】 外周面に凹溝14を複数形成したメインドラ
ム10と、下フイルム22をメインドラムの外周面上に
繰り出す下フイルム供給手段20と、凹溝14に合致す
る突起31が形成されメインドラムと共に回転し下フイ
ルム22を突起31によりメインドラムの表面に沿わせ
二次元的に屈曲させる押圧ローラ30と、メインドラム
が回転するに伴い凹溝14中に割箸51を一つずつ装填
させる整列装填手段50と、装填された割箸51上に上
フイルム62を繰り出す上フイルム供給手段60と、メ
インドラム10の外周面に圧着し下フイルム22と上フ
イルム62を幅方向に熱シールするエンドシールローラ
70と、下フイルム22と上フイルム62の両側縁を熱
シールするサイドシールローラ80とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は割箸を合成樹脂製の包装
フイルム中に封入する割箸自動包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に割箸を合成樹脂製のフイルム中
に封入する従来の自動包装機を現わす。同図において、
符号a1,a2は外周面に長方形状の窪みbが定ピッチ
で形成された一対のドラムで、符号c1,c2はドラム
a1,a2が矢印の方向に回転するに伴い、該ドラム間
に供給される合成樹脂製の一対の包装フイルムを示す。
また、符号dは装填機eよりフイルムc1,c2間に一
個ずつ装填される割箸を示し、ドラムa1,a2の挟着
によりフイルムc1,c2は熱シールされ、図11,図
12のごとくの包装形態となる。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかるに、上記自動包装機によれば、内容
物が扁平のもの、例えば味付けノリ等では有効である
が、三次元状態をつくる体積のある割箸等については、
角部に不特定形状の皺fができて見苦しくなり易かった
(図11)。また、この種の包装機では包装形状が安定
しておらず、フイルムc1とc2とがドラムa1,a2
間に必ずしも定量繰り出されるとは限らなかった。その
結果、表面側に印刷を施してもその印刷部分が次第にズ
レ、見栄えを悪くした。更に、包装フィルム全体に丸み
をもたせて内容物を包んでいるために、各割箸包装品毎
に自動カット(又はミシン目)を付与しようと試みて
も、基準点がとれず次第にズレ、折角の包装した袋を切
り込んでしまう欠陥があった。フィルムc1,c2の繰
り出し寸法が一定とならず、また、不定形な丸みを有す
る割箸包装品を決まった位置で係止させること(基準点
を決めること)は困難を極めた。
【0004】一方、三次元状態をつくる体積品の包装に
関して、例えば、錠剤或いはハム等の食品で、熱可塑性
シートを真空吸引金型により深絞り成形してその中に内
容物を装填し、周囲を熱シールする包装形態はあった。
ところが、これらは、深絞り成形工程を新たに必要と
し、加えて、厚手シートを用いなければならないので、
包装コストが高くなっていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するもので、包
装用に巻回された帯状の樹脂フィルムをそのまま用いな
がら、皺による見栄えの悪さ、更に印刷のズレ、自動カ
ット時の不具合等のない割箸自動包装機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第一発明の割箸自動包
装機は、外周面に回転軸方向と平行な凹溝を定ピッチで
複数形成したメインドラムと、合成樹脂製の定幅帯状の
下フイルムをメインドラムの外周面上に繰り出す下フイ
ルム供給手段と、上記凹溝に合致する突起が表面に形成
され、メインドラムと共に所定方向に回転し、下フイル
ムを該突起によりメインドラムの表面に沿わせ二次元的
に屈曲させる押圧ローラと、メインドラムが回転するに
伴い凹溝中に割箸を一つずつ装填させる整列装填手段
と、装填された割箸上に合成樹脂製の定幅帯状の上フイ
ルムを繰り出す上フイルム供給手段と、メインドラムの
外周面に圧着し下フイルムと上フイルムを幅方向に熱シ
ールするエンドシールローラと、該下フイルムと上フイ
ルムの両側縁を熱シールするサイドシールローラとを具
備し、メインドラムの周囲にその回転方向に順じて上記
押圧ローラと整列装填手段とエンドシールローラを配設
してなることを特徴とする。本第二発明の割箸自動包装
機は、第一発明の割箸自動包装機でメインドラムの凹溝
に吸気孔を設けて下フイルムを該凹溝内に真空吸引する
ことを特徴とする。本第三発明の割箸自動包装機は、第
一又は二発明の割箸自動包装機で、メインドラムが回転
するに伴い、凹溝中に爪楊枝を一つずつ装填させる整列
装填手段を具備することを特徴とする。
【0007】本第四発明の割箸自動包装機は、外周面に
進行方向に直交する凹溝を定ピッチで複数形成したコン
ベアと、合成樹脂製の定幅帯状の下フイルムをコンベア
の外周面上に繰り出す下フイルム供給手段と、上記凹溝
に合致する突起が表面に形成され、コンベアと共に所定
方向に回転し、下フイルムを該突起によりコンベアの表
面に沿わせ二次元的に屈曲させる押圧ローラと、コンベ
アが進行するに伴い凹溝中に割箸を一つずつ装填させる
整列装填手段と、装填された割箸上に合成樹脂製の定幅
帯状の上フイルムを繰り出す上フイルム供給手段と、コ
ンベアの外周面に圧着し、下フイルムと上フイルムを幅
方向に熱シールするエンドシールローラと、該下フイル
ムと上フイルムの両側縁を熱シールするサイドシールロ
ーラとを具備し、コンベア面にその進行方向に順じて上
記押圧ローラと整列装填手段とエンドシールローラを配
設してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】本第一発明の割箸自動包装機によれば、下フイ
ルムがメインドラムの表面の凹溝に沿い二次元的に屈曲
し、その上に割箸が装填され、そして、上フイルムが平
面状を保ちながら重合されるので、下フイルムの膨らみ
中に割箸が収納される。上フイルムは、屈曲がなくフラ
ットに繰り出されるので、印刷部分のズレ等がなく、不
定形な皺の発生もなくなる。そして、上記下フイルムの
膨らみ部分に嵌合する嵌合溝を形成したカッター機構を
備えると、上記膨らみ部分との嵌合で位置ズレが増長し
ていくのを是正するので、自動裁断を確実になし得る。
また、本第二発明の割箸自動包装機によれば、下フイル
ムを吸気孔により凹溝に吸着させるので、下フイルムの
二次元屈曲形状が安定して造られ、割箸装填時に割箸を
しっかり凹溝中に保持できる。更に、本第三発明のごと
く爪楊枝を供給する整列装填手段を設けると、割箸と爪
楊枝をセットにした商品がたやすくできる。本第四発明
の割箸自動包装機は、第一発明のメインドラムに代え、
コンベアを構成要素としたもので、第一発明と同様の作
用が働く。そして、コンベアの上面側に押圧ローラ,整
列装填手段,エンドシールローラを配設できるので、信
頼性が高く、保守が容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 図1に、爪楊枝と共に割箸を自動包装する割箸自動包装
機の縦断面を示す。各機能部の配置を簡単に説明する
と、符号10はメインドラム、符号20は下フイルム供
給手段、符号30は押圧ローラ、符号40は爪楊枝の整
列装填手段、符号50は割箸の整列装填手段、符号60
は上フイルム供給手段、符号70はエンドシールロー
ラ、符号80はサイドシールローラである。メインドラ
ム10の周囲に、その回転方向に順じて押圧ローラ30
と整列装填手段40と整列装填手段50とエンドシール
ローラ70を配設している。
【0010】メインドラム10は内部が空洞に形成され
たもので、図3に示すごとく、機枠1に水平に軸支した
中空状の回転軸11により回転自在に支持され、該回転
軸の一端に固着した歯車12をモータ(図示せず)に連
結している。メインドラム10の外周面には、角棒状の
凸条部13を回転軸方向と平行に定ピッチで複数本設け
て、各凸条部13,13,…間に凹溝14を形成してい
る(図2,図4)。そして、凹溝14に吸気孔15を設
けると共に回転軸11に通気孔16を形成し、回転軸1
1の一端をロータリー管継手17を介して真空ポンプ
(図示せず)に連結し、該ドラム内を負圧に保持し得る
ようにする(図3)。吸気孔15からの吸引によって、
メインドラム10に送り込まれる下フイルム22(後
述)の凹凸付形の維持が図られる。符号18はメインド
ラム10内に設けられた電熱ヒータ、符号19はヒータ
18に電源を供給するため回転軸11の他端部に設けら
れた給電ロールである。尚、凸条部13の外周側面に
は、後述する熱シールでフイルム表面に編目を付与すべ
く、編目状の微細凹凸模様が形成されている。
【0011】下フイルム供給手段20は、リール21に
巻回された定幅帯状のポリエチレンフイルム等の合成樹
脂製の下フイルム22をガイドローラ23、一対の巻き
戻し用ローラ24,24、テンションレバー25、ガイ
ドローラ26を経てメインドラム10の外周面上に繰り
出すものである(図1)。
【0012】押圧ローラ30は、メインドラム10の上
記凹溝14に合致する突起31が表面に形成されたもの
で、その回転軸に設けられた歯車(図示せず)を上記歯
車12に噛合させ、メインドラム10が回転するに伴い
同一周速度で図2の矢印の方向に回転する。そして、下
フイルム22を該突起31により凹溝14中に押し込
み、メインドラム10の表面に連続する凸条部13と凹
溝14からなる凹凸に、この下フイルム22を沿わせて
二次元的に屈曲させている。
【0013】整列装填手段40は、内容物の一つとなる
爪楊枝41をメインドラム10が回転するに伴い、凹溝
14中に一本ずつ装填させるために設けられたものであ
る(図2)。斯る整列装填手段40は、メインドラム1
0と同一周速度で図2の矢印方向に回転動する装填用ド
ラム42と、装填用ドラム42に外周面を互いに接して
回転するように配置された整列用ドラム43と、ホッパ
44と、このホッパ44内に設けた回転ブラシ45とを
有する。そして、装填用ドラム42,整列用ドラム43
の外周面に、爪楊枝41を保持し得る半円状凹み46,
47がそれぞれ等ピッチで形成され、整列用ドラム43
の上面部分がホッパ44の底部に面している。このた
め、ホッパ44内の爪楊枝41は整列用ドラム43の半
円状凹み47に一本ずつ嵌って装填用ドラム42の半円
状凹み46に受け渡され、装填用ドラム42からメイン
ドラム10の凹溝14中に装填される構造になってい
る。尚、回転ブラシ45が半円状凹み47に爪楊枝を一
本以上食い込ませないようにするため、整列用ドラム4
3の表面をブラッシングしている。また、爪楊枝41の
移動中における脱落防止用として、機枠1に装填用ドラ
ム42及び整列用ドラム43の表面に沿うよう円弧状の
カイド片48,49を設けている。
【0014】符号50は、割箸51を一本ずつメインド
ラム10の凹溝14中に装填させるために設けられた整
列装填手段を示す(図1,図2)。整列装填手段50
は、メインドラム10と同一周速度で図2の矢印の方向
に回転動する装填用ドラム52と、該装填用ドラム52
の上方に設けられた傾斜樋53と、該傾斜樋53中に設
けられたベルトコンベヤ54と、傾斜樋53の上部に設
けられたホッパ55と、該ベルトコンベヤ54の上部に
設けられた整列用ホイール56とを備える。装填用ドラ
ム52は外周面にラチェット車状の爪が定ピッチで形成
され、傾斜樋53の下端部からは装填用ドラム52の爪
面上に沿ってガイド片58が延設されている。また、符
号56はベルトコンベヤ54の搬送面と割箸51の厚さ
分の間隔を離してホッパ55内に設けられた爪車状の整
列用ホイールで、ホッパ55中での割箸の固まりをほぐ
してベルトコンベヤ54上を割箸が上下に2本以上重な
って送られることのないようにしている。この整列用ホ
イール56が矢印の方向に回転することによって、ホッ
パ55内の割箸51はベルトコンベヤ54上に横向きで
一列に並んで送られ、更に、ガイド片58中を通って装
填用ドラム52の各爪間に一本ずつ供給される。このた
め、ベルトコンベヤ54によって送られた割箸51は、
装填用ドラム52の爪間に一本ずつ保持され、装填用ド
ラム52が回転動することによりメインドラム10の凹
溝14中に装填され、爪楊枝41と一緒になる。
【0015】上フイルム供給手段60は、リール61に
巻回された定幅帯状のポリエチレンフイルム等の合成樹
脂製の上フイルム62をガイドローラ63、一対の巻き
戻し用ローラ64,64、テンションレバー65、ガイ
ドローラ66,67を経て凹溝14中に装填された爪楊
枝41及び割箸51上に繰り出し、下フイルム22に重
合させるものである。尚、上フイルム62は要望に応
じ、商品名等の印刷が予めなされたものを使用し得る。
【0016】エンドシールローラ70は電熱ヒータが内
設されたヒートローラで、その外周面が下フイルム22
と上フイルム62とをメインドラム10の上記凸条部1
3へ圧着することよって、下フイルム22と上フイルム
62を定ピッチで幅方向に熱シールする(図2)。符号
71は、エンドシールローラ70の給電用ロールである
(図3)。また、符号72はこうして熱シールされた両
フイルムを次のサイドシールローラ80に導くガイドロ
ーラである。
【0017】サイドシールローラ80は一対のヒートロ
ーラからなり、下フイルム22と上フイルム62の両側
縁をこれら両ヒートローラ間に挟着することにより、両
フイルム22,62の両側縁を互いに熱シールする。
【0018】また、符号90は上記のようにして熱シー
ルされた両フイルム22,62の両側縁を切り揃えるた
めに設けられたスリッター、符号91は該スリッター9
0に両フイルム22,62を引き込むために設けられた
挟着ローラ、符号92,93はスリッター90にて生じ
た切り屑を巻き取るスクラップ巻取リールを示す。符号
94はエンドシールローラ70により熱シールされた両
フイルム22,62の幅方向シール部分をカットし、割
箸,爪楊枝の一セットずつの割箸包装品Kとする自動カ
ッター部94である。自動カッター部94に係るカット
ドラム941の外周面には、下フイルム22がつくった
膨らみ部分Qを収納する嵌合溝942が設けられている
(図5)。そして、隣合う嵌合溝942,942の中央
に深溝943を形成し、更に、この深溝943にカッタ
ー944が切り込む構成として一セットずつ割箸包装品
Kに分断するようにしている。尚、ミシン目を付与する
場合も上記のような嵌合溝942を設けることで、同様
の取扱いができる。
【0019】このように構成した割箸自動包装機では、
下フイルム供給手段20より繰り出された下フイルム2
2がメインドラム10の表面で押圧ローラ30によって
凹溝14中へ押し込まれることにより、その凹凸に沿い
下フイルム22がメインドラム10の表面に二次元的に
屈曲して巻付く。更に、凹溝14の吸気孔15に真空吸
引された状況で爪楊枝41,割箸51等の内容物が該下
フイルム22上に装填される。そして、その上に上フイ
ルム62が重合されエンドシールローラ70が凸条部1
3に圧着することより、下フイルム22と上フイルム6
2が先ず幅方向に熱シールされる。次いで、サイドシー
ルローラ80により下フイルム22と上フイルム62の
両側縁が熱シールされる。図6,図7に、こうして熱シ
ールされた割箸包装品Sを示す。このように、下フイル
ム22が二次元的に屈曲し、その上に内容物が装填さ
れ、上フイルム62を重合させ熱シールしたことによっ
て、下フイルム22の両側縁のみがZ形に折り畳まれた
状態になって上フイルム62と熱融着する。従って、従
来のような不定形な皺が生じることなく見栄えがよくな
る。また、密着強度も増して気密性が高くなると共に、
割箸を常に下フイルムがつくる膨らみ部分Q内に収納で
きるので、上フイルム62は殆ど折れ曲がることなく繰
り出し量は一定となり上フイルムに施した印刷部分のズ
レ等をなくすことができる。
【0020】加えて、吸気孔15は、押圧ローラ30に
より凹凸に付形された下フイルム22を凹溝14に吸着
させるので、下フイルム22をしっかり該凹溝14中に
保持した状態で割箸,爪楊枝を確実に装填することがで
きる。そして、下フイルム22の凹凸付形によって造ら
れた膨らみ部分Qは、断面略四角形で、凹溝14に沿っ
た安定した形状が得られるので、自動カッター94の嵌
合溝942に順次セットしていけば、寸法ズレを矯正し
つつ、自動カットによる割箸包装品K,K,…を得るこ
とができる。割箸包装品Kの自動裁断を達成すること
で、省力化に寄与する。
【0021】(2)実施例2 本実施例は、実施例1のメインドラム10をコンベア1
00に代えた割箸自動包装機である(図8,図9)。
尚、前述の実施例と同一部分は同一番号を付してその説
明を省略し、異なる部分のみ述べる。コンベア100
は、ベルト110が溝付きローラ111,112で保持
され、その外周面に進行方向に直交する凹溝140を定
ピッチで複数形成している(図9)。凹溝140幅は定
幅帯状の下フィルム22幅より僅かに広めで、凹溝14
0,140,…間が凸状部130となっている。そし
て、コンベア100の両側面はカバーで被われ、凹溝1
40に吸気孔(図示せず)を設けて、コンベア100に
送り込まれる下フイルム22を吸気孔からの吸引によっ
て凹凸付形が図られるようにしている。押圧ローラ2
1,整列装填手段40,50,上フイルム供給手段60
等の構成,機能は実施例1と基本的に同じであり、コン
ベア100の上面側で、図9中、右方からベルト110
の進行方向に向かって押圧ローラ21,整列装填手段4
0,50,エンドシールローラ70を配設している。符
号80はサイドシールローラを示す。他の構成は実施例
1に準じる。
【0022】このように構成した割箸自動包装機は、実
施例1同様、下フイルム22が、まず押圧ローラ21に
より凹溝140中に押し込まれ、二次元的に屈曲する。
そして、吸気孔からの吸引で凹状に付形した下フイルム
22が維持されるので、割箸,爪楊枝を確実に装填し得
るようになる。その後、下フイルム22上に上フイルム
62が重合され、エンドシールローラ70で下フイルム
22,上フイルム62の幅方向が熱シールされ、続い
て、サイドシールローラ80でこれらの両側縁が熱シー
ルされる。かくして、下フイルム22の両側縁のみがZ
形に折り畳まれて割箸,爪楊枝が収納される膨み部分Q
を形成するので、不定形な皺等はなくなる(図6)。そ
して、下フイルム22の凹凸付形によって造られた膨み
部分Qが自動カットの便に供する(図5)。また、上フ
イルム62は平面状態を保ちながら割箸包装品Sに至る
ので、上フイルム62に配された印刷部分がズレること
はない。更に、コンベア100を採用したことによっ
て、実施例1に比し各構成部品間のスペースが確保でき
るので、装置の信頼性が高くなり、保守も容易になって
いる。
【0023】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。メインドラム10,下フイルム供給手段
20,押圧ローラ30,整列装填手段50,エンドシー
ルローラ70,サイドシールローラ80,コンベア10
0等は目的に応じて形状,寸法を種々選択できる。
【0024】
【発明の効果】以上のごとく本発明の割箸自動包装機
は、下フイルムのみを二次元的に屈曲させ内容物を包装
するものであるので、上フイルムの繰り出し量の変動を
なくすことができ、上フイルムに施した印刷部分がズレ
て包装されることはない。また、各割箸包装品毎に分割
していく際には、下フイルムのつくる膨らみ部分を嵌合
させることで、基準点が確保され、自動カットやミシン
目がズレることもない。更に、立体形状の内容物にあっ
ても、従来のように中央に向かう皺を生じさせることも
なく、製品歩留り向上,品質向上等に優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の割箸自動包装機の縦断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図1のメインドラムの斜視図である。
【図5】自動カッター部の拡大断面図である。
【図6】実施例1の割箸自動包装機による割箸包装品の
斜視図である。
【図7】図6の割箸包装品の断面図である。
【図8】実施例2の割箸自動包装機の縦断面図である。
【図9】図8の要部の拡大図である。
【図10】従来の自動包装機の斜視図である。
【図11】従来の自動包装機による割箸包装品の斜視図
である。
【図12】図11の割箸包装品の断面図である。
【符号の説明】
10 メインドラム 11 回転軸 14 凹溝 15 吸気孔 20 下フイルム供給手段 22 下フイルム 30 押圧ローラ 31 突起 40 整列装填手段 41 爪楊枝 50 整列装填手段 51 割箸 60 上フイルム供給手段 62 上フイルム 70 エンドシールローラ 80 サイドシールローラ 110 コンベア 140 凹溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に回転軸方向と平行な凹溝を定ピ
    ッチで複数形成したメインドラム(10)と、合成樹脂
    製の定幅帯状の下フイルムをメインドラムの外周面上に
    繰り出す下フイルム供給手段(20)と、上記凹溝に合
    致する突起が表面に形成され、メインドラムと共に所定
    方向に回転し、下フイルムを該突起によりメインドラム
    の表面に沿わせ二次元的に屈曲させる押圧ローラ(3
    0)と、メインドラムが回転するに伴い凹溝中に割箸を
    一つずつ装填させる整列装填手段(50)と、装填され
    た割箸上に合成樹脂製の定幅帯状の上フイルムを繰り出
    す上フイルム供給手段(60)と、メインドラムの外周
    面に圧着し、下フイルムと上フイルムを幅方向に熱シー
    ルするエンドシールローラ(70)と、該下フイルムと
    上フイルムの両側縁を熱シールするサイドシールローラ
    (80)とを具備し、メインドラムの周囲にその回転方
    向に順じて上記押圧ローラと整列装填手段とエンドシー
    ルローラを配設してなることを特徴とした割箸自動包装
    機。
  2. 【請求項2】 メインドラム(10)の凹溝に吸気孔
    (15)を設けて下フイルムを該凹溝内に真空吸引する
    ことを特徴とする請求項1に記載の割箸自動包装機。
  3. 【請求項3】 メインドラムが回転するに伴い、凹溝中
    に爪楊枝を一つずつ装填させる整列装填手段(40)を
    具備する請求項1又は2記載の割箸自動包装機。
  4. 【請求項4】 外周面に進行方向に直交する凹溝を定ピ
    ッチで複数形成したコンベア(100)と、合成樹脂製
    の定幅帯状の下フイルムをコンベアの外周面上に繰り出
    す下フイルム供給手段(20)と、上記凹溝に合致する
    突起が表面に形成され、コンベアと共に所定方向に回転
    し、下フイルムを該突起によりコンベアの表面に沿わせ
    二次元的に屈曲させる押圧ローラ(30)と、コンベア
    が進行するに伴い凹溝中に割箸を一つずつ装填させる整
    列装填手段(50)と、装填された割箸上に合成樹脂製
    の定幅帯状の上フイルムを繰り出す上フイルム供給手段
    (60)と、コンベアの外周面に圧着し、下フイルムと
    上フイルムを幅方向に熱シールするエンドシールローラ
    (70)と、該下フイルムと上フイルムの両側縁を熱シ
    ールするサイドシールローラ(80)とを具備し、コン
    ベア面にその進行方向に順じて上記押圧ローラと整列装
    填手段とエンドシールローラを配設してなることを特徴
    とした割箸自動包装機。
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