JPH0847046A - デジタルコードレス電話機 - Google Patents

デジタルコードレス電話機

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JPH0847046A
JPH0847046A JP6178303A JP17830394A JPH0847046A JP H0847046 A JPH0847046 A JP H0847046A JP 6178303 A JP6178303 A JP 6178303A JP 17830394 A JP17830394 A JP 17830394A JP H0847046 A JPH0847046 A JP H0847046A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルコードレス電話機において、発呼側
と着呼側とにおいて互いに電波が届かない場合において
も無線接続を行えるようにする。 【構成】 親機Aからの着呼メッセージに対して中継子
機Cはその着呼メッセージをメモリ4に一時的に格納す
ると共にリンクCH確立要求メッセージを送信して中継
局として用いることが可能な旨親機Aに知らせ、子機B
からの応答がないとき親機Aが子機Cに対して代理呼出
要求メッセージを送信する。そして、子機Cにおいて代
理呼出要求メッセージに応答してメモリ4に一時的に格
納した着呼メッセージを所定のタイミングにおいて送信
し、以後子機Bからのメッセージ及び親機Aからのメッ
セージを一時的にメモリ4に格納してそれぞれ所定のタ
イミングにおいて送信することにより、子機Cを中継局
として親機Aと子機Bとの無線接続が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親機−子機間及び子機
−子機間で直接無線接続を行うことのできるデジタルコ
ードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルコードレス電話機は
電話回線を介して交換機に接続される親機(PS)と、
複数の無線子機(CS)とからなり、この親機と子機と
の無線送受信方式としてはTDMA/TDD方式(Time
Division Multipie Access /Time Division Duplex)
が採用されており、このようなデジタルコードレス電話
機は「(財)電波システム開発センター」において標準
規格の策定が行われており最終案「RCR STD−2
8」が承認されている。そして、この標準規格「RCR
STD−28」によって規定されたTDMA/TDD
方式とは、複数の送信スロットと同数の受信スロットと
により1フレームを構成すると共に個々の送信スロット
にそれぞれ受信スロットを対応させて送信スロットと受
信スロットとの組み合わせにより送受信を行うものであ
る。即ち、送信スロットと受信スロットとで送信と受信
とを時間的に分離して行うため送信周波数と受信周波数
とを同一の周波数とすることができると共に1つの周波
数で複数の送受信を行うことができる。
【0003】このようなデジタルコードレス電話機で
は、親機と子機との間及び子機と子機との間で単一の周
波数で無線接続することができ、このような無線接続は
双方の電波が届く範囲でのみ行われ、この単一の周波数
による無線接続によって直接通話を行うことができる内
線通話機能を備えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ようなデジタルコードレス電話機では、単一の周波数で
無線接続を行うには双方の電波が届く必要があり、互い
の電波が届かない範囲では無線接続を行うことはできな
かった。従って、内線通話機能を働かせて内線通話を行
うとき、内線通話による通話可能範囲としては内線通話
を行う双方の電波が届く範囲であり、その範囲を越える
親機と子機との間及び子機間では内線通話を行うことが
できないといった問題点があった。
【0005】本発明は、親機と子機との間及び子機間に
おいて互いに電波が届かない場合においても無線接続を
行うことができるデジタルコードレス電話機を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、親機と複数の子機とからな
り、送信と受信とを時間的に異ならせて通話を行い、且
つ親機と子機との間及び子機間で直接通話を行うことの
できるデジタルコードレス電話機において、着呼側を呼
び出す着呼信号を送信した後、着呼側からの応答がない
とき、通信圏内にいる他局に対して着呼側呼出要求を行
う呼出手段と、上記着呼側呼出要求を受けたとき、着呼
側を呼び出す着呼信号を送信して発呼側と着呼側との中
継を行う中継手段とを設けたものである。
【0007】請求項2記載の発明は、上記呼出手段は、
着呼側を呼び出す着呼信号を送信する着呼送信手段と、
該着呼送信手段によって送信された着呼信号に着呼側が
応答したか判断する判定手段と、該判定手段による判断
結果に基づいて通信圏内にいる他局に対して着呼側呼出
要求を送出する着呼側呼出要求手段とからなるものであ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、上記中継手段は、
着呼側への着呼信号を受信する着呼受信手段と、該着呼
受信手段によって受信された着呼信号から発呼側情報及
び着呼側情報を読み取る情報読取手段と、該情報読取手
段によって読み取られた発呼側情報に基づいて当該発呼
側に通信圏内にいる旨通知する通知手段と、該通知手段
による通知後において受信される着呼側呼出要求に応答
して上記情報読取手段による着呼側情報に基づいて当該
着呼側を呼び出す着呼信号を送出する代理着呼手段とか
らなるものである。
【0009】請求項4記載の発明は、上記中継手段は、
着呼信号の送信に応答して着呼側から送信される仮応答
信号の電波強度を検出する仮電波強度検出手段と、該電
波強度検出手段による検出信号を発呼側に送信する検出
信号送信手段とを備え、上記着呼手段は、上記検出信号
の受信に伴って当該検出信号の電波強度を検出する電波
強度検出手段と、該電波強度検出手段によって検出され
た電波強度と、上記検出信号に基づく電波強度とに基づ
いて中継に用いる他局を選択する他局選択手段とを備え
たものである。
【0010】請求項5記載の発明は、上記中継手段は、
発呼側と着呼側との中継が行えなくなったときにおいて
発呼側及び着呼側に中継中止信号を送信する中止信号送
信手段を備え、上記呼出手段は、上記中継中止信号に応
答して着呼側を呼び出す着呼信号を送信すると共に、着
呼信号送信後において着呼側からの応答がないとき通信
圏内にいる他局に対して着呼側呼出要求を行うものであ
る。
【0011】
【作用】従って、請求項1記載乃至請求項3記載の発明
によれば、親機と子機との間及び子機間で無線接続を行
うために、親機又は子機の発呼側において着呼側となる
子機又は親機を呼び出す場合であって、発呼側から送信
される着呼信号に対して着呼側からの応答がないとき、
着呼手段が着呼側が発呼側の通信圏内にいないと判断し
て通信圏内にいる他局に対して着呼側を呼び出させるよ
う着呼側呼出要求を行う。そして、発呼側の通信圏内に
いる他局においてこの着呼側呼出要求を受けたとき中継
手段が着呼側を呼び出す着呼信号を送信して発呼側と着
呼側との中継を行うことにより、発呼側と着呼側との無
線接続を行うことができる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、中継手段が
着信側を呼び出す着呼信号を送信した後、その着呼信号
に応答して着信側から仮応答信号が送信されたとき、仮
電波強度検出手段が受信した仮応答信号の電波強度を検
出し、その検出信号を検出信号送信手段が発呼側に送信
する。そして、発呼側においてこの検出信号が受信され
たとき電波強度検出手段が受信した検出信号の電波強度
を検出し、他局選択手段が電波強度検出手段によって検
出された電波強度と検出信号に基づく電波強度とに基づ
いて中継に用いる他局を選択することにより、発呼側と
着信側の双方の通信圏内にいる中継局が複数ある場合に
おいて適切なものを中継局として選択することができ
る。
【0013】請求項5記載の発明によれば、発呼側と着
呼側との中継を行っている他局がその中継が行えなくな
るとき中止信号送信手段が発呼側及び着呼側に中継中止
信号を送信する。そして、発呼側においてこの中継中止
信号が受信されたとき着呼手段が着呼側に着呼信号を送
信すると共に着呼信号に対して着呼側からの応答がない
とき着呼側が発呼側の通信圏内にいないと判断して通信
圏内にいる他局に対して着呼側を呼び出させるよう着呼
側呼出要求を行うことにより、中継を行っている他局が
その中継を行えなくなる場合においても、発呼側と着呼
側との無線接続を維持しつつ中継局としての他局を新た
に設定して無線接続を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施例であるデジ
タルコードレス電話機における子機の概略的構成を示す
ブロック図、図2は同デジタルコードレス電話機の親機
及び子機の配置状態の一例を示す説明図、図3は中継動
作における無線接続の基本動作を表す制御シーケンス
図、図4は中継動作における無線開放の動作を表す制御
シーケンス図、図5は上記デジタルコードレス電話機の
親機及び子機の配置状態の他の例を示す説明図、図6は
中継動作における中継局の選択動作を含む無線接続の動
作を表す制御シーケンス図、図7は中継動作における中
継局の切替動作を含む無線接続の動作を表す制御シーケ
ンス図である。
【0015】図1において、1は制御信号及び音声信号
の送受信を行うアンテナ、2は設定された受信タイミン
グにおいて受信系2aに切り替えられてアンテナ1によ
って受信された信号をπ/4シフトQPSKの変調方式
によって復調し、又送信タイミングにおいて送信系2b
に切り替えられて入力された送信データをπ/4シフト
QPSKの変調方式によって変調してアンテナ1に供給
する無線部、3は無線部2の受信系2aによって復調さ
れた信号をデータ伸長して復号し、信号種別を解析する
と共に入力されたデジタルデータをデータ圧縮して付加
信号を追加し、所定のフレーム構成の信号を作成して無
線部2の送信系2bに送出する信号処理部である。
【0016】4は信号処理部3の受信系3bによって信
号処理が施されたデジタルデータを一時的に蓄えるメモ
リ、5は信号処理部3の受信系3bによって信号処理が
施されたデジタルデータをアナログ信号に復号すると共
に入力されたアナログ音声をサンプリングしてデジタル
データに変換する音声コーデック部、6は音声コーデッ
ク部5によって復号された音声メッセージを放音するス
ピーカ、7は音声メッセージをアナログ音声として音声
コーデック部5に入力するマイクロホンである。
【0017】8は機器の電源となる二次電池、9は二次
電池8からの電圧を電源として各部に供給する電源部、
10は二次電池8の電池残量を検出する電池残量検出
部、11は二次電池8が充電中であるか否か検出する充
電検出部である。
【0018】12は電話番号の入力に用いるテンキー、
外線通話ボタン、内線通話ボタン及び中継機能要否切替
スイッチ等からなる操作入力部、13は操作入力部12
からの操作命令に基づいて各部の制御を行う制御部であ
る。
【0019】上記のように構成されたデジタルコードレ
ス電話機の親機及び子機を図2に示すように配置した場
合において、親機Aが子機Bを呼び出して親機−子機間
内線通話を行う場合について図3に示す制御シーケンス
に基づいて説明する。
【0020】尚、図2において、破線aは親機Aの電波
到来範囲、破線bは子機Bの電波到来範囲、破線cは子
機Cの電波到来範囲をそれぞれ示し、破線a内に子機C
が位置すると共に破線b内に子機Cが位置し、且つ破線
c内に親機A及び子機Bが位置している。即ち、親機A
と子機Bとでは互いの電波を受信することが不可能であ
り、子機Cからの電波は親機Aと子機Bの双方において
受信が可能である。
【0021】このような親機A及び子機B、Cの配置に
おいて、親機Aの操作入力部12の内線ボタンを操作し
て子機Bとの内線通話要求を行うと、制御部13がその
操作命令に基づいて信号処理部3を制御し、29bit
のシステム呼出符号と13bitの付加IDによって構
成された42bitの発識別符号(CS−ID)と、2
8bitのPS呼出符号によって構成された28bit
の着識別符号(PS−ID)とを含む呼出信号を所定の
信号フォーマットで作成する。尚、この呼出信号に含ま
れるPS−IDとは子機BのID情報である。
【0022】そして、制御部13及び信号処理部3で作
成した呼出信号を無線部2の送信系2bに送出し、無線
部2の送信系2bでは制御部13からの制御に基づいて
信号処理部3にて作成した着呼メッセージを予め定めた
送信タイミングにてアンテナ1に送出し、アンテナ1よ
り子機Bに対して送信する(a1)。
【0023】そして、子機Bにおいて親機Aからの着呼
メッセージをアンテナ1及び無線部2の受信系2aによ
って受信すると、信号処理部3の受信系3aによって所
定の信号処理が施されて着呼メッセージと判定され、制
御部13がその着呼メッセージに含まれる発識別符号
(CS−ID)と着識別符号(PS−ID)とから自局
への呼び出しであると判断される。そして、このCS−
IDを利用して信号処理部3の送信系3bが着識別符号
(CS−ID)と発識別符号(PS−ID)とを含むリ
ンクCH確立要求メッセージを所定の信号フォーマット
で作成し、無線部2の送信系2b及びアンテナ1によっ
て所定のタイミングで親機Aに対して送信する。
【0024】ところが、図2に示すように本実施例にお
ける親機Aと子機Bとの電波到来範囲から親機Aからの
着呼メッセージを子機Bによって受信することはでき
ず、リンクCH確立要求メッセージ等を親機Aに対して
送信することはない。
【0025】他方、親機Aの電波到来範囲にある子機C
では子機Bに対して送信された着呼メッセージが受信さ
れる。そして、子機Cにおいて親機Aから子機Bに送信
された着呼メッセージがアンテナ1及び無線部2の受信
系2aによって受信されると、子機Cの信号処理部3の
受信系3aによって所定の信号処理が施されて着呼メッ
セージと判定され、制御部13においてその着呼メッセ
ージに含まれるCS−IDとPS−IDとから親機Aが
子機Bを呼び出していること、即ち自局への呼び出しで
はないことを判断すると共に信号処理部3の受信系3a
によって信号処理した着呼メッセージをメモリ4に一時
的に格納する。そして、制御部13によって自局への呼
び出しではなく親機Aが子機Bを呼び出していると判断
されると、子機Cにおいては自局が親機Aの通信圏内に
いる旨報知するために、通信用キャリアの指定要求を行
うリンクCH確立要求メッセージを親機Aに対して送信
する(a2)。尚、このリンクCH確立要求メッセージ
には着識別符号としてCS−ID、発識別符号として子
機CのPS−IDが含まれている。
【0026】そして、親機Aが子機Bに対して着呼メッ
セージを送信している状態において子機Cからのリンク
CH確立要求メッセージを受けたとき、親機Aはそのリ
ンクCH確立要求メッセージに対してリンクCH割当メ
ッセージを送信せず、制御部13によってリンクCH確
立要求メッセージに含まれるCS−IDとPS−IDと
から子機Cが自局の電波到来範囲にあって自局と通信可
能であると判断し、中継局として用いることが可能であ
ると設定する。
【0027】そして、親機Aが子機Bに対して着呼メッ
セージを送信しており、且つ親機Aが中継局として子機
Cが設定された状態において、着呼メッセージに含まれ
るPS−IDに対応する子機BからのリンクCH確立要
求メッセージ等が所定時間待っても受信されないとき、
制御部13は子機Bが自局の電波到来範囲にいないと判
断し、子機Bを呼び出すように代理呼出要求メッセージ
を子機Cに対して送信する(a3)。
【0028】この親機Aよりの代理呼出要求メッセージ
が子機Cにおいて受信されると、制御部13がメモリ4
に一時的に格納した着呼メッセージを読み出し、この読
み出した着呼メッセージに信号処理部3の送信系3bに
て所定の信号処理を施して所定の信号フォーマットと
し、制御部13の制御に基づく所定の送信タイミングに
おいて送信する(a4)。
【0029】そして、子機Bにおいては子機Cの電波到
来範囲にいることから子機Cからの着呼メッセージが受
信される。そして、子機Bではこの着呼メッセージが受
信されると、制御部13がその着呼メッセージに含まれ
る発識別符号(CS−ID)と着識別符号(PS−I
D)とから自局への呼び出しであると判断され、このC
S−IDを利用して信号処理部3の送信系3bがリンク
CH確立要求メッセージを所定の信号フォーマットで作
成し、制御部13の制御に基づく所定の送信タイミング
において送信する(a5)。
【0030】そして、子機Cにおいて子機Bからのリン
クCH確立要求メッセージが受信されると、信号処理部
3の受信系3aによって所定の信号処理が施されてリン
クCH確立要求メッセージと判定され、制御部13にお
いて子機Bが自局の電波到来範囲にいると判断されると
共に信号処理部3の受信系3aによって信号処理したリ
ンクCH確立要求メッセージをメモリ4に一時的に格納
する。そして、制御部13が定めるタイミングにおいて
メモリ4に一時的に格納したリンクCH確立要求メッセ
ージを読み出し、この読み出したリンクCH確立要求メ
ッセージに信号処理部3の送信系3bにおいて所定の信
号処理を施して所定の信号フォーマットとし、制御部1
3の制御に基づく所定の送信タイミングにおいて送信す
る(a6)。
【0031】そして、親機Aにおいて子機Cからのリン
クCH確立要求メッセージが受信されると、信号処理部
3の受信系3aによって所定の信号処理が施されてリン
クCH確立要求メッセージと判定され、制御部13にお
いて所定のキャリアセンス条件に従って確認された通信
用キャリアにおける使用可能スロットが単一周波数上に
2つ以上あるものを選択し、この選択された通信用キャ
リアにおける2つの使用可能スロットを親機A−子機C
間と子機B−子機C間とにおいてそれぞれ指定し、信号
処理部3の送信系3b及び無線部2の送信系2bを制御
してリンクCH割当メッセージをアンテナ1より送信す
る(a7)。
【0032】そして、子機Cにおいて親機Aからのリン
クCH割当メッセージを受信すると、信号処理部3の受
信系3aによって所定の信号処理が施され、制御部13
において親機Aとの間で使用する物理チャンネル(スロ
ット及び周波数)を確認すると共に子機Bとの間で使用
する物理チャンネルを確認してこのリンクCH割当メッ
セージをメモリ4に一時的に格納させる。そして、制御
部13が定めるタイミングにおいてメモリ4に一時的に
格納したリンクCH割当メッセージを読み出して送信す
る(a8)と共に、制御部13において確認された物理
チャンネルに基づいて同期バーストを送信して同期確立
を行う(a9)。
【0033】そして、子機Bにおいて子機Cからのリン
クCH割当メッセージを受信すると、信号処理部3の受
信系3aによって所定の信号処理が施され、制御部13
において子機Cとの間で使用する物理チャンネルを確認
して同期バーストを送信して同期確立を行う(a9)。
【0034】次に、親機AよりSABM(Set Asynchro
nous Balanced Mode)を発信し(a10)、このSAB
Mを受信した子機Cは子機Bに対してこのSABMを送
信する(a11)。そして、子機B及び子機Cにおいて
SABMを受信すると、そのSABMに対応してUA
(Unnumbered Acknowledgement)をそれぞれに返す(a
12)。
【0035】そして、子機BにおいてUAを返した後、
子機Bの制御部13はリンクCHが確立したと判断し、
信号処理部3の送信系3b及び無線部2の送信系2bを
制御して着呼応答メッセージをアンテナ1より送信する
(a13)。そして、子機Cにおいて子機Bからの着呼
応答メッセージが受信されると、この着呼応答メッセー
ジをメモリ4に一時的に格納し、制御部13が定めるタ
イミングにおいてメモリ4に一時的に格納した着呼応答
メッセージを読み出して送信する(a14)。そして、
親機Aにおいて子機Cからの着呼応答メッセージが受信
されると、その後において親機Aと子機Bとの通話に使
用する諸機能の設定を行う所定メッセージの送受信を上
記と同様に子機Cを中継して行う。
【0036】そして、親機Aと子機Bとの間で諸機能の
設定が行われた後、子機Bにおいて図示しないリンガ等
を鳴動させて子機Bの使用者に対して呼出報知を行うと
共に、制御部13が信号処理部3の送信系3b及び無線
部2の送信系2bを制御して呼出メッセージを送信する
(a15)。そして、子機Cにおいて子機Bからの呼出
メッセージが受信されると、この呼出メッセージをメモ
リ4に一時的に格納し、制御部13が定めるタイミング
においてメモリ4に一時的に格納した呼出メッセージを
読み出して送信する(a16)。
【0037】そして、子機Bのリンガ等の鳴動による呼
出報知に応答して使用者が操作入力部12によってオン
フック操作を行うと、制御部13が操作入力部12によ
るオンフック操作に基づいて信号処理部3の送信系3b
及び無線部2の送信系2bを制御して応答メッセージを
送信する(a17)。そして、子機Cにおいて子機Bか
らの応答メッセージが受信されると、この応答メッセー
ジをメモリ4に一時的に格納し、制御部13が定めるタ
イミングにおいてメモリ4に一時的に格納した応答メッ
セージを読み出して送信する(a18)。
【0038】そして、親機Aにおいて子機Cからの応答
メッセージが受信されると、その受信された応答メッセ
ージに応答して制御部13が信号処理部3の送信系3b
及び無線部2の送信系2bを制御して応答確認メッセー
ジを送信する(a19)。そして、子機Cにおいて親機
Aからの応答確認メッセージが受信されると、この応答
確認メッセージをメモリ4に一時的に格納し、制御部1
3が定めるタイミングにおいてメモリ4に一時的に格納
した応答確認メッセージを読み出して送信する(a2
0)。
【0039】次に、親機AよりDISC(Disconnect)
を発信し(a21)、このDISCを受信した子機Cは
子機Bに対してこのDISCを送信する(a22)。そ
して、子機B及び子機CにおいてDISCを受信する
と、そのDISCに対応してUAをそれぞれに返し(a
23)、親機A−子機C間及び子機B−子機Cが通信中
となり、従って子機Cを中継局として親機A−子機B間
が通信中となる。そして、このような通信中の状態にお
いて親機Aからの音声データは上記通信チャンネルの接
続制御のときと同様に親機A−子機C間の物理チャンネ
ルによって送信され、一時的に子機Cのメモリ4に格納
された後子機C−子機B間の物理チャンネルによって送
信されることにより、親機Aからの音声データが子機B
に伝送されてスピーカ6によって放音される。尚、子機
Bからの音声データも上記同様に子機Cを介して親機A
に伝送される。
【0040】従って、親機Aの電波到来範囲に子機Bが
いない場合においても、子機Cを中継局として親機A−
子機B間において内線通話を行うことができ、且つ音声
データ及び制御メッセージは子機Cを中継して異なるス
ロットタイミングで送信されることとなり、従って互い
に電波干渉を起こすことなく子機Cを中継局として親機
A−子機B間の通話を行うことができる。
【0041】次に、上記のように子機Cを中継局とした
親機Aと子機Bとの内線通話を終了する動作について図
4に示す制御シーケンスに基づいて説明する。
【0042】例えば、親機Aにおいて操作入力部12に
よって終話操作を行うと、制御部13がその終話操作に
基づいて切断メッセージを親機A−子機C間の物理チャ
ンネルを用いて送信し(b1)、この切断メッセージを
受信した子機Cはこの切断メッセージを一時的にメモリ
4に格納し、この格納した切断メッセージを子機B−子
機C間の物理チャンネルを用いて送信する(b2)。
【0043】そして、子機B及び子機Cにおいて切断メ
ッセージを受信すると、この切断メッセージに対応して
子機Bでは子機B−子機C間の物理チャンネルを用い
て、又子機Cでは親機A−子機C間の物理チャンネルを
用いてそれぞれに解放メッセージを返し(b3)、そし
て親機A及び子機Cにおいて解放メッセージを受信する
と、この解放メッセージに対応して親機Aは親機A−子
機C間の物理チャンネルを用いて、又子機Cは子機B−
子機C間の物理チャンネルを用いて解放完了メッセージ
を送信(b4)する。
【0044】次に、親機AよりDISCを発信し(b
5)、このDISCを受信した子機Cは子機Bに対して
このDISCを送信する(b6)。そして、子機B及び
子機CにおいてDISCを受信すると、そのDISCに
対応してUAをそれぞれに返す(b7)。
【0045】そして、親機Aより無線CH切断メッセー
ジを発信し(b8)、この無線CH切断メッセージを受
信した子機Cは子機Bに対してこの無線CH切断を送信
する(b9)。そして、子機B及び子機Cにおいて無線
CH切断メッセージを受信すると、その無線CH切断メ
ッセージに対応して無線CH切断完了メッセージをそれ
ぞれに返し(b10)、通信終了として待ち受け状態に
移行する。
【0046】次に、親機Aの電波到来範囲にあって中継
局となりえる子機Cが図5に示すように複数存在した場
合における中継局の選択制御を図6の制御シーケンスに
基づいて説明する。尚、親機Aの電波到来範囲にあって
中継局となりえる子機Cの数が4台ある場合について説
明し、その4台の子機をそれぞれ子機C1、子機C2、
子機C3及び子機C4とする。
【0047】このような親機A及び子機B、Cの配置に
おいて、親機の操作入力部12の内線ボタンを操作して
子機Bとの内線通話要求を行うと、上記通信チャンネル
接続動作と同様に着呼メッセージを送信する(c1)。
そして、親機Aからの着呼メッセージを受信した子機C
1、C2、C3及びC4は各々において自局への呼び出
しではないと判断すると共にこの着呼メッセージをメモ
リ4に一時的に格納し、且つ親機Aに対してリンクCH
確立要求メッセージを送信する(c2)。
【0048】そして、親機Aが子機Bに対して着呼メッ
セージを送信している状態において各子機C1、C2、
C3及びC4からのリンクCH要求メッセージを受けた
ときそのリンク確立要求メッセージに対してリンクCH
割当メッセージを送信せず、制御部13によって中継局
として子機C1、C2、C3及びC4を用いることが可
能であると設定する。そして、親機Aが子機Bに対して
着呼メッセージを送信しており、且つ親機Aが中継局と
して複数の子機C1、C2、C3及びC4を設定した状
態において、着呼メッセージに対応する子機Bからリン
クCH確立要求メッセージ等が所定時間待っても受信さ
れないとき、制御部13は子機Bが自局の電波到来範囲
にいないと判断し、子機Bを呼び出させる代理呼出要求
メッセージを各子機C1〜C4に対してそれぞれ異なる
タイミングで送信する(c3)。
【0049】そして、子機C1、C2、C3及びC4に
おいて親機Aからの代理呼出要求メッセージがそれぞれ
個別のタイミングで受信されると、その個別に受信され
たタイミングに基づいてメモリ4に一時的に格納した着
呼メッセージをそれぞれ異なるタイミングで送信する
(c4)。そして、子機Bにおいて各子機C1〜C4か
らの着呼メッセージをそれぞれ異なるタイミングで受信
されると、その受信されたタイミングに基づいてリンク
CH確立要求メッセージをそれぞれ異なるタイミングで
送信する(c5)。尚、このとき、子機C3からの着呼
メッセージは子機Bにおいて受信されないことから子機
Bに対してリンクCH確立要求メッセージを送信するこ
とはない。
【0050】そして、子機C1、C2及びC4において
子機BからのリンクCH確立要求メッセージがそれぞれ
個別のタイミングで受信されると、無線部2の受信系2
aにおいてリンクCH確立要求メッセージを受信したと
きの電波強度を測定すると共にその測定した電波強度情
報を含ませた仮応答通知メッセージをリンクCH確立要
求メッセージが受信されたタイミングに基づいてそれぞ
れ異なるタイミングで送信する(c6)。
【0051】そして、親機Aにおいて子機C1、C2及
びC4からの仮応答通知メッセージがそれぞれ個別のタ
イミングで受信されると、無線部2の受信系2aにおい
て仮応答通知メッセージを受信したときの電波強度をそ
れぞれ測定して制御部13に送出すると共に制御部13
において仮応答通知メッセージに含まれる電波強度情報
を読み取り、仮応答通知メッセージに含まれる電波強度
情報とその仮応答通知メッセージ受信したときの電波強
度の情報とを対応して記憶する。そして、子機C1、C
2及びC4ついて仮応答通知メッセージが受信されて電
波強度情報が記憶され、且つ所定時間経過した後、子機
C3からの仮応答通知メッセージが受信されないとき、
子機C3の電波到来範囲に子機Bがいないと判断し、子
機C1、C2及びC4について何れを中継局として使用
するか判定する。
【0052】この中継局の判定は、子機C1、C2及び
C4についてそれぞれ対応して記憶した電波強度情報に
基づいて行うものであり、子機C1、C2及びC4にお
いて子機BからリンクCH確立メッセージを受信したと
きの電波強度と、親機Aにおいて子機C1、C2及びC
4から仮応答通知メッセージを受信したときの受信強度
とがほぼ同等であって、且つ同等であるものが複数ある
場合にはその電波強度が最も強いものを選択する。この
ような電波強度情報に基づく選択規定によって親機Aと
子機Bとのちょうど中間に位置すると思われる子機C2
が中継局として選択されることとなる。
【0053】そして、親機Aにおいて中継局として子機
C2を用いると選択すると、以後上記通信チャンネル接
続制御と同様の動作にリンクCH割当(c7、c8)等
の処理を行っていき最終的に通信中とする。
【0054】従って、親機Aの電波到来範囲に子機Bが
いない場合であって中継局として用いることのできる子
機が複数あるときであっても、中継局として用いるのに
最も適した子機を選択し、その選択した子機を中継局と
して親機A−子機B間において内線通話を行うことがで
きる。
【0055】次に、親機Aの電波到来範囲に子機Bがお
らず、中継局として用いることのできる子機C1及びC
2が親機Aの電波到来範囲にいる場合であって、子機C
1を中継局として用いて親機A−子機B間において内線
通話を行っているときにおいて、子機C1が電池容量不
足又は電波強度の劣化等によって親機A−子機B間の中
継を行えなくなったときにおける通話接続切換制御を図
7の制御シーケンスに基づいて説明する。
【0056】子機C1を中継局とした親機A−子機B間
の通信中において子機C1が電池容量不足又は電波強度
の劣化等によって親機A−子機B間の中継を行えなくな
ったと判断されたとき、子機C1より親機A及び子機B
に対してそれぞれ異なるタイミングによって中継中止通
知メッセージを送信する(d1、d2)。
【0057】そして、親機Aにおいて子機C1からの中
継中止通知メッセージを受信すると、子機C1との通信
に用いているタイミングとは異なるタイミングにおいて
子機Bを呼び出す着呼信号を送信する(d3)。又、子
機Bにおいて子機C1からの中継中止通知メッセージを
受信すると、子機C1との同期を保持して通信を行いつ
つ着呼待受状態とする。
【0058】他方、子機C2において親機Aからの着呼
メッセージを受信すると、その着呼メッセージから自局
への呼び出しではないと判断すると共にこの着呼メッセ
ージをメモリ4に一時的に格納し、且つ親機Aに対して
リンクCH確立要求メッセージを送信する(d4)。
【0059】そして、親機Aが子機Bに対して着呼メッ
セージを送信している状態において各子機C2からのリ
ンクCH要求メッセージを受けたときそのリンク確立要
求メッセージに対してリンクCH割当メッセージを送信
せず、制御部13によって中継局として子機C2を用い
ることが可能であると設定する。そして、親機Aが子機
Bに対して着呼メッセージを送信しており、且つ親機A
が中継局として子機C2を設定した状態において、着呼
メッセージに対応する子機BからリンクCH確立要求メ
ッセージ等が所定時間待っても受信されないとき、制御
部13は子機Bが自局の電波到来範囲にいないと判断
し、子機Bを呼び出させる代理呼出要求メッセージを子
機C2に対して送信する(d5)。
【0060】そして、子機C2において親機Aからの代
理呼出要求メッセージを受信すると、メモリ4に一時的
に格納した着呼メッセージを読み出し、所定のタイミン
グで送信する(d6)。そして、子機Bにおいて子機C
2からの着呼メッセージを受信すると、所定のタイミン
グでリンクCH確立要求メッセージを送信し(d7)、
子機C2で子機BからのリンクCH確立要求メッセージ
を中継し(d8)、親機Aによって受信される。
【0061】親機Aでは子機C2からのリンクCH確立
要求メッセージに対して所定のキャリアセンス条件に従
って確認された通信用キャリアにおける使用可能スロッ
トが単一周波数上に2つ以上あるものを選択し、この選
択された通信用キャリアにおける2つの使用可能スロッ
トを親機A−子機C間と子機B−子機C2間とにおいて
それぞれ指定し、リンクCH割当メッセージとして送信
する(d9)。
【0062】そして、子機C2において親機Aからのリ
ンクCH割当メッセージを受信すると、その受信したリ
ンクCH割当メッセージから親機A−子機C間と子機B
−子機C間とで用いる物理チャンネルを確認すると共に
このリンクCH割当メッセージをメモリ4に一時的に格
納して所定のタイミングで送信する(d10)。そし
て、子機C2及び子機Bにおいて受信したリンクCH割
当メッセージに基づく物理チャンネルにおいてそれぞれ
同期バーストを送信し、同期確立を行う(d11)。
尚、このとき所定のタイミングにおいて子機C1からも
同期バーストが送信されるが、親機AがリンクCH確立
要求メッセージに応答して前回とは異なる物理チャンネ
ルにおいて同期バーストを送信しているため、子機C1
からの同期バーストによって親機A−子機C1間の物理
チャンネルにおける同期確立が行われることはない。
【0063】次に、親機AよりSABMを発信(d1
2)し、このSABMを受信した子機C2は子機Bに対
してこのSABMを送信する(d13)。そして、子機
B及び子機C2においてSABMを受信すると、そのS
ABMに対応してUAをそれぞれに返す(d14)。
【0064】そして、子機BにおいてUAを返した後、
リンクCHが確立したと判断して着呼応答メッセージを
所定のタイミングにおいて送信し(d15)、子機C2
において子機Bからの着呼応答メッセージをメモリ4に
一時的に格納し、所定のタイミングにおいて読み出して
親機Aに送信する(d16)。親機Aにおいて子機C2
によって中継された子機Bからの着呼応答メッセージが
受信されると、その後において親機Aと子機Bとの通話
に使用する諸機能の設定を行う所定メッセージの送受信
を上記と同様に子機C2を中継して行う。
【0065】そして、親機Aと子機Bとの通話に使用す
る諸機能の設定が行われると、次に親機AよりDISC
を発信し(d17)、このDISCを受信した子機C2
は子機Bに対してこのDISCを送信する(d18)。
そして、子機B及び子機C2においてDISCを受信す
ると、そのDISCに対応してUAをそれぞれに返す
(d19)。
【0066】親機AではUAを受信すると、応答メッセ
ージを所定のタイミングにおいて送信し(d20)、子
機C2において親機Aからの応答メッセージをメモリ4
に一時的に格納し、所定のタイミングにおいて読み出し
て子機Bに送信する(d21)ことにより、親機A−子
機C2間及び子機B−子機C2間が通信中となり、従っ
て子機C2を中継局として親機A−子機B間が通信中と
なって通話が行える状態となる。
【0067】次に、中継局として用いることのできる子
機において中継を行うか否かを判定するときの動作制御
を図8のフローチャートに基づいて説明する。尚、中継
局として用いられる子機には中継動作を行うか否かを切
り替える中継オン/オフボタン及び中継動作を行うシス
テム限定を設定する設定ボタンが操作入力部12に設け
られているものとする。
【0068】子機の主電源が投入されることによってこ
のフローチャートが開始され、ステップF1に移行す
る。ステップF1では無線部2の受信系2a及び受信系
2bを制御して待受状態として保持してステップF2に
移行する。ステップF2では他局から発せられる着呼メ
ッセージが有るか否か判断され、着呼メッセージが無い
と判断された場合、ステップF1に移行して上記動作を
繰り返し、又着呼メッセージが有ると判断された場合、
ステップF3に移行する。
【0069】ステップF3ではステップF2の着呼メッ
セージから発識別符号及び着識別符号を読み取ってステ
ップF4に移行し、ステップF4ではステップF3で読
み取った発識別符号及び着識別符号に基づく発信元及び
着信元が自システムか否かを判断し、自システムである
と判断された場合、ステップF5に移行し、又自システ
ムでないと判断された場合、ステップF6に移行する。
【0070】ステップF5では操作入力部12の中継オ
ン/オフボタンによって中継動作を行うモードに設定さ
れているか否か判断し、中継動作を行うモードであると
判断された場合、ステップF7に移行してここで中継動
作を行うと判断してこのフローチャートを終了し、又中
継動作を行わないモードであると判断された場合、ステ
ップF8に移行してここで中継動作を行わないと判断し
てこのフローチャートを終了する。
【0071】他方、ステップF4によって自システムで
はないと判断されてステップF6に移行した場合、ステ
ップF6では操作入力部12の中継オン/オフボタンに
よって中継動作を行うモードに設定されているか否かを
判断し、中継動作を行うモードであると判断された場
合、ステップF9に移行し、又中継動作を行うモードで
ないと判断された場合、ステップF8に移行してここで
中継動作を行わないと判断してこのフローチャートを終
了する。
【0072】又、ステップF9では操作入力部12の設
定ボタンによって自システムの中継のみを行うモードで
あるか否か判断し、自システムの中継のみを行うモード
であると判断された場合、ステップF8に移行してここ
で中継動作を行わないと判断してこのフローチャートを
終了し、又自システムの中継のみを行うモードでないと
判断された場合、ステップF7に移行してここで中継動
作を行うと判断してこのフローチャートを終了する。
【0073】尚、ステップF7で中継動作を行うと判断
した場合にはこのフローチャート終了後において中継動
作制御を行い、又ステップF8で中継動作を行わないと
判断した場合にはこのフローチャート終了後において待
受状態に移行する。
【0074】従って、操作入力部12の中継オン/オフ
ボタン及び設定ボタンによって中継を行うか否かの判断
を行うことができ、中継局として用いられてたく無い場
合等においても対応が可能となる。
【0075】次に、中継局として用いることのできる子
機において中継を行うか否かを電池残量により判定する
ときの動作制御を図9のフローチャートに基づいて説明
する。
【0076】子機の主電源が投入されることによってこ
のフローチャートが開始され、ステップF21に移行す
る。ステップF21では無線部2の受信系2a及び受信
系2bを制御して待受状態として保持してステップF2
2に移行する。ステップF22では他局から発せられる
着呼メッセージが有るか否か判断され、着呼メッセージ
が無いと判断された場合、ステップF21に移行して上
記動作を繰り返し、又着呼メッセージが有ると判断され
た場合、ステップF23に移行する。
【0077】ステップF23では充電検出部11によっ
て二次電池8が充電中であるか否か判断され、充電中で
あると判断した場合、ステップF24に移行してここで
中継動作を行うと判断してこのフローチャートを終了
し、又充電中でないと判断した場合、ステップF25に
移行する。
【0078】ステップF25では電池残量検出部10に
よって二次電池8の電池残量を測定させてステップF2
6に移行し、ステップF26ではステップF25で測定
した電池残量が所定値以上あって十分であるか判断し、
十分あると判断された場合、ステップF24に移行して
ここで中継動作を行うと判断してこのフローチャートを
終了し、又十分でないと判断された場合、ステップF2
6に移行してここで中継動作を行わないと判断してこの
フローチャートを終了する。
【0079】尚、ステップF24で中継動作を行うと判
断した場合にはこのフローチャート終了後において中継
動作制御を行い、又ステップF26で中継動作を行わな
いと判断した場合にはこのフローチャート終了後におい
て待受状態に移行する。
【0080】従って、二次電池8の充電状態及び電池残
量によって中継を行うか否かの判断を行うことができ、
電池残量が少ない場合には中継局として用いられないこ
とから中継局として用いられた子機の使用者の通信に影
響を与えることのないときのみ中継局として動作させこ
とが可能となる。
【0081】尚、本実施例では、中継局を用いて無線接
続を行うものとして、親機−子機間の内線通話であって
中継局が子機である場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、子機間直接通話であって中継局
が親機又は子機であっても良く、この子機間直接通話で
は専用の制御用キャリアを設けず、発信側が通信用キャ
リアの空きスロットを検出して発呼し、着信側が全チャ
ンネルをスキャンする方式とされていることから、発信
側において呼出信号を送信するとき予め単一の周波数上
に2つ以上の空きスロットがあるものを選択したり、又
代理呼出要求を行うとき単一の周波数上に2つ以上の空
きスロットがあるものを選択し、代理呼出要求を受けた
中継局において受信された周波数で且つ異なる送信タイ
ミングの空きスロットを用いて呼出信号を送信するよう
にすれば良い。又、内線通話に限定するものでもなく、
例えば親機において電話回線から到来する着信信号に対
して子機を呼び出す場合であっても良い。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載乃至請求項
3記載の発明によれば、発呼側から送信される着呼信号
に対して着呼側からの応答がないとき、着呼側が発呼側
の通信圏内にいないと判断して通信圏内にいる他局に対
して着呼側を呼び出させるよう着呼側呼出要求を行い、
発呼側の通信圏内にいる他局においてこの着呼側呼出要
求を受けたとき着呼側を呼び出す着呼信号を送信して発
呼側と着呼側との中継を行うことにより、発呼側と着呼
側との無線接続を行うことができるため、発呼側の通信
圏内にいない着呼側との無線接続を行うことができ、通
話を行うことができる。
【0083】請求項4記載の発明によれば、着信側を呼
び出す着呼信号を送信した後、その着呼信号に応答して
着信側から仮応答信号が送信されたとき、その仮応答信
号を受信したときの電波強度を検出して検出信号として
発呼側に送信し、発呼側においてこの検出信号を受信し
たとき電波強度を検出し、その電波強度と検出信号に含
まれる電波強度とに基づいて中継に用いる他局を選択す
ることにより、発呼側と着信側の双方の通信圏内にいる
中継局が複数ある場合において適切なものを中継局とし
て選択することができるため、良好な通話を行うことが
できる。
【0084】請求項5記載の発明によれば、発呼側と着
呼側との中継を行っている他局がその中継が行えなくな
るとき、発呼側及び着呼側に中継中止信号を送信し、発
呼側においてこの中継中止信号が受信されたと着呼側に
着呼信号を送信すると共に着呼信号に対して着呼側から
の応答がないとき着呼側が発呼側の通信圏内にいないと
判断して通信圏内にいる他局に対して着呼側を呼び出さ
せるよう着呼側呼出要求を行うことにより、中継を行っ
ている他局がその中継を行えなくなる場合においても、
発呼側と着呼側との無線接続を維持しつつ中継局として
の他局を新たに設定して無線接続を行うことができるた
め、不本意な通話切断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデジタルコードレス電
話機の子機の概略的構成を示すブロック図。
【図2】上記デジタルコードレス電話機の親機及び子機
の配置状態を表す説明図。
【図3】上記デジタルコードレス電話機における中継動
作を表す制御シーケンス図。
【図4】上記デジタルコードレス電話機における中継動
作を表す制御シーケンス図。
【図5】上記デジタルコードレス電話機の親機及び子機
の配置状態を表す説明図。
【図6】上記デジタルコードレス電話機における中継動
作を表す制御シーケンス図。
【図7】上記デジタルコードレス電話機における中継動
作を表す制御シーケンス図。
【図8】上記デジタルコードレス電話機における中継判
定の動作制御を表すフローチャート。
【図9】上記デジタルコードレス電話機における中継判
定の動作制御を表すフローチャート。
【符号の簡単な説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 信号処理部 4 メモリ 5 音声コーデック部 6 スピーカ 7 マイク 8 二次電池 9 電源部 10 電池残量検出部 11 充電検出部 12 操作入力部 13 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/72

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と複数の子機とからなり、送信と受
    信とを時間的に異ならせて通話を行い、且つ親機と子機
    との間及び子機間で直接通話を行うことのできるデジタ
    ルコードレス電話機において、 着呼側を呼び出す着呼信号を送信した後、着呼側からの
    応答がないとき、通信圏内にいる他局に対して着呼側呼
    出要求を行う呼出手段と、 上記着呼側呼出要求を受けたとき、着呼側を呼び出す着
    呼信号を送信して発呼側と着呼側との中継を行う中継手
    段とを設けたことを特徴とするデジタルコードレス電話
    機。
  2. 【請求項2】 上記呼出手段は、着呼側を呼び出す着呼
    信号を送信する着呼送信手段と、 該着呼送信手段によって送信された着呼信号に着呼側が
    応答したか判断する判定手段と、 該判定手段による判断結果に基づいて通信圏内にいる他
    局に対して着呼側呼出要求を送出する着呼側呼出要求手
    段とからなることを特徴とする請求項1記載のデジタル
    コードレス電話機。
  3. 【請求項3】 上記中継手段は、着呼側への着呼信号を
    受信する着呼受信手段と、 該着呼受信手段によって受信された着呼信号から発呼側
    情報及び着呼側情報を読み取る情報読取手段と、 該情報読取手段によって読み取られた発呼側情報に基づ
    いて当該発呼側に通信圏内にいる旨通知する通知手段
    と、 該通知手段による通知後において受信される着呼側呼出
    要求に応答して上記情報読取手段による着呼側情報に基
    づいて当該着呼側を呼び出す着呼信号を送出する代理着
    呼手段とからなることを特徴とする請求項1記載のデジ
    タルコードレス電話機
  4. 【請求項4】 上記中継手段は、着呼信号の送信に応答
    して着呼側から送信される仮応答信号の電波強度を検出
    する仮電波強度検出手段と、 該電波強度検出手段による検出信号を発呼側に送信する
    検出信号送信手段とを備え、上記着呼手段は、上記検出
    信号の受信に伴って当該検出信号の電波強度を検出する
    電波強度検出手段と、 該電波強度検出手段によって検出された電波強度と、上
    記検出信号に基づく電波強度とに基づいて中継に用いる
    他局を選択する他局選択手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のデジタルコードレス電話機。
  5. 【請求項5】 上記中継手段は、発呼側と着呼側との中
    継が行えなくなったときにおいて発呼側及び着呼側に中
    継中止信号を送信する中止信号送信手段を備え、 上記呼出手段は、上記中継中止信号に応答して着呼側を
    呼び出す着呼信号を送信すると共に、着呼信号送信後に
    おいて着呼側からの応答がないとき通信圏内にいる他局
    に対して着呼側呼出要求を行うことを特徴とする請求項
    1記載のデジタルコードレス電話機。
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