JPH0839357A - 放電加工システム - Google Patents

放電加工システム

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JPH0839357A
JPH0839357A JP6174518A JP17451894A JPH0839357A JP H0839357 A JPH0839357 A JP H0839357A JP 6174518 A JP6174518 A JP 6174518A JP 17451894 A JP17451894 A JP 17451894A JP H0839357 A JPH0839357 A JP H0839357A
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JP
Japan
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electrode
work
electric discharge
machining
pallet
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JP6174518A
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English (en)
Inventor
Sakae Kasazaki
栄 笠崎
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Makino Milling Machine Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 段取り時間を短縮する放電加工システムを提
供する。 【構成】 複数台の放電加工機11〜15と、ホストコ
ンピュータ1と、電極パレットまたはワークパレット上
に載置された電極またはワークを測定する測定機3とを
備えて構成され、測定機3が、加工に使用される加工用
電極の基準電極に対する相対位置を示す電極補正データ
と、加工用ワークの基準ワーク対する相対位置を示すワ
ーク補正データとを予め測定し、それらをホストコンピ
ュータ1が記憶し、かつ加工プログラムを複数個記憶
し、さらに電極補正データとワーク補正データと加工プ
ログラムとを組み合わせて工程プログラムを作成して記
憶し、所定の放電加工機へ所定の工程プログラムを送出
し加工を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電加工システムに関
し、特に電極パレットに載置した電極やワークパレット
に載置したワークの測定を行う測定機を有した放電加工
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の放電加工システムは、複数の電極
を載せた電極パレットまたは複数のワークを載せたワー
クパレットをそれぞれ複数個準備し、複数台の放電加工
機(EDM)の何れか1台へ電極パレットを搬送しその
EDMのテーブル上に載せ、その電極パレット上に装着
された複数個の電極をEDMの自動電極交換装置(AT
C)のマガジンへ収納し、空となった電極パレットをE
DMから搬出し、その後ワークパレットを搬送しEDM
のテーブル上に載せ前記電極をATCのマガジンから主
軸に取り付け、主軸を位置決め制御して放電加工を行
い、一個目のワークを加工後に二個目のワークを加工
し、同様にワークパレット上のワーク全てを加工し、加
工完了後のワークパレットをEDMから搬出し、その
後、空の電極パレットをEDMへ搬送しEDMのテーブ
ル上に載せ、主軸に取り付けられた使用済みの電極およ
びATCのマガジンに収納された使用済みの電極を全て
電極パレットの上に装着し、その電極パレットをEDM
から搬出する運転サイクルを繰り返し実行する放電加工
システムである。
【0003】このような放電加工システムにおいて、複
数のEDMは各々の組立精度や据え付け精度等にばらつ
きがあるので、各EDM間に機械間誤差が生じる。一方
電極パレットまたはワークパレットもそれぞれパレット
製作精度および経年変化等によりパレット間誤差が生じ
る。それゆえ電極パレットまたはワークパレットの何れ
か1つを、何れか1台のEDMへ搬送しそのEDMのテ
ーブル上に載せて加工したとき、すでに前記機械間誤差
または前記パレット間誤差により加工精度が不十分とな
り加工不良を発生する場合がある。すなわち、所定のパ
レット(以下電極パレットおよびワークパレットを総称
して単にパレットと呼ぶ。)に対して特定のEDMを組
み合わせないと加工精度が保証できず、それゆえ複数の
EDMを有する放電加工システムにおいて、所定のパレ
ットに対して加工精度が保証された特定のEDMが使用
中であって、加工精度が保証できないEDMがアイドリ
ングであるとき、加工待ちとなりEDMを有効に使用で
きないという問題がある。それゆえ各EDMでパレット
毎に誤差修正する誤差修正プログラムを予め作成し、そ
の誤差修正プログラムを加味して加工プログラムを実行
するという手順を踏んでいる。
【0004】しかしながら、パレット毎にオペレータが
前記誤差修正プログラムをEDMのNC装置にロード
し、それから加工プログラムを実行するのは、前記誤差
修正プログラムの管理等に時間と労力を要し、かつオペ
レータの操作が煩雑となり操作ミスを引き起こし、ひい
ては加工不良が発生するという問題がある。
【0005】それゆえ本願出願人は、特開平6−131
019号公報に開示されたように、任意のパレットを任
意のEDMで加工しても加工精度が保証され加工不良と
ならない放電加工システムにおける座標系設定方法を発
明し、前述の問題を解決した。この方法は、複数台の放
電加工機と複数の電極パレットと複数のワークパレット
とシステムコンピュータとからなる放電加工システムに
おいて、予めシステムコンピュータのメモリに機械間誤
差を登録する第一ステップと、パレット間誤差を登録す
る第二ステップと、加工に使用する放電加工機やパレッ
トの識別番号から登録した前記機械間誤差データやパレ
ット間誤差データをその放電加工機のNC装置にて読み
取り、その放電加工機の座標系の補正量を演算する第三
ステップとから構成され、その補正量に従って放電加工
機の座標系を補正した後に加工プログラムを実行するも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
放電加工システムにおける座標系設定方法は、使用され
る電極パレットおよびワークパレットの各パレット上に
おける基準点位置が全て同一でなければパレット間誤差
が設定できず、パレット上における基準点位置が異なる
種々の電極パレットおよびワークパレットが混在した場
合には適用できない。このようなパレットに対しては各
放電加工機の段取り作業をシステム運転前に機上で行わ
なければならず、段取り時間に長時間を要するという問
題がある。
【0007】それゆえ、本発明は上記問題のない、すな
わち使用される電極パレットおよびワークパレットのパ
レット上における基準点位置が異なっても適用でき、任
意のパレットを任意のEDMで加工しても加工精度が保
証されそれゆえ加工不良とならず、かつ段取り時間を短
縮可能な放電加工システムを提供することを目的とす
る。また、複数の放電加工機が形彫り放電加工機とワイ
ヤ放電加工機の両方を含むことを可能とし、形彫り放電
加工機のみまたはワイヤ放電加工機のみの専用加工場で
なくても適用可能な放電加工システムを提供することを
他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明による放電加工システムは、複数台の放電加工機と、
前記複数台の放電加工機の各々に通信可能に接続された
ホストコンピュータと、加工に使用される電極を載せた
複数の電極パレットおよび加工されるワークを載せた複
数のワークパレットと、前記各電極パレットまたは各ワ
ークパレットを受け入れて電極またはワークの測定を行
う測定機と、を備える放電加工システムにおいて、前記
測定機は、前記電極パレット上に装着された基準電極の
位置に対する前記各電極パレット上に装着された電極の
相対位置を示す電極補正データと、前記ワークパレット
上に装着された基準ワークの位置に対する前記各ワーク
パレット上に装着されたワークの相対位置を示すワーク
補正データとを予め測定し、前記ホストコンピュータ
は、複数の前記電極補正データと複数の前記ワーク補正
データとを記憶し、前記放電加工機用の加工プログラム
を複数個記憶し、前記電極補正データと前記ワーク補正
データと前記加工プログラムとを組み合わせて工程プロ
グラムを作成し、その工程プログラムを記憶し、前記複
数台の放電加工機における所定の1台へ所定の前記工程
プログラムを送出し加工を行わせることを特徴とする。
本発明の放電加工システムは、前記複数台の放電加工機
が、少なくとも1台の形彫り放電加工機と少なくとも1
台のワイヤ放電加工機とから成り、前記測定機が、形彫
り放電加工機に使用される電極パレットやワークパレッ
トでも、ワイヤ放電加工機に使用される電極パレットや
ワークパレットでも受け入れ可能である。
【0009】
【作用】本発明の放電加工システムは、測定機により、
電極パレット上に装着された基準電極の位置に対するそ
の電極パレット上に装着された電極の相対位置を示す電
極補正データと、ワークパレット上に装着された基準ワ
ークの位置に対するそのワークパレット上に装着された
ワークの相対位置を示すワーク補正データとを予め測定
し、複数台の放電加工機の各々に通信可能に接続された
ホストコンピュータにより、複数台の放電加工機により
加工が開始される前に、測定機により測定された複数の
電極補正データと複数のワーク補正データとを記憶し、
複数台の放電加工機の何れか1台により放電加工する加
工プログラムを複数個記憶し、電極補正データとワーク
補正データと加工プログラムとを組み合わせて工程プロ
グラムを作成し、その工程プログラムを記憶し、かつ複
数台の放電加工機における所定の1台へ所定の工程プロ
グラムを送出することにより、複数台の放電加工機の各
々の段取り作業を各放電加工機の機上で行わず、測定機
とホストコンピュータ側で予め行うので各放電加工機に
おける段取り時間が短縮する。またシステム加工運転中
でも測定機による測定データを取り込める。また本発明
の他の放電加工システムは、測定機が、形彫り放電加工
機およびワイヤ放電加工機に使用される電極パレットや
ワークパレットを受け入れ可能であるので、複数台の放
電加工機が、形彫り放電加工機とワイヤ放電加工機の両
方を含んでも適用可能である。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例のブロック構成図であ
る。図示するように、ホストコンピュータ1にはCAM
(Computer Aided Manufacturing System)2が通信可能
に接続されている。形彫り放電加工機またはワイヤ放電
加工機で使用する加工プログラムはCAM2を用いて作
成され、その加工プログラムはホストコンピュータ1へ
転送され、ホストコンピュータ1のメモリに記憶され加
工プログラムリストの形式で管理される。ホストコンピ
ュータ1にはさらに測定機3が通信可能に接続されてい
る。測定機3は測定対象の電極の位置データを複数個測
定し、基準電極の位置データに対する測定対象の電極の
位置データの差を演算した電極補正データを求め、各種
電極の電極補正データからなる電極リストを作成する。
その電極リストのデータはホストコンピュータ1へ転送
され、ホストコンピュータ1のメモリに記憶される。同
様に、測定機3は測定対象のワークの位置データを複数
個測定し、基準ワークに対する測定対象のワークの位置
データの差を演算したワーク補正データを求め、各種ワ
ークのワーク補正データからなるワークリストを作成す
る。そのワークリストのデータはホストコンピュータ1
へ転送され、ホストコンピュータ1のメモリに記憶され
る。また測定機3は加工したワークの加工精度の測定に
も使用できる。なお、測定機3については図4を用いて
後述する。一方、ホストコンピュータ1は放電加工を行
う加工場に据え付けられた3台の形彫り放電加工機1
1、12、13と2台のワイヤ放電加工機14、15と
に通信可能に接続されている。ホストコンピュータ1に
より電極リスト、ワークリストおよび加工プログラムリ
ストとを組み合わせて工程プログラムが作成され、作成
された複数の工程プログラムから加工に必要な1つの工
程プログラムが形彫り放電加工機11、12、13また
はワイヤ放電加工機14、15の何れか1台へ順次送出
される。
【0011】図2は本発明のホストコンピュータのメモ
リに記憶されるデータを示す図であり、(A)は電極リ
スト、(B)はワークリスト、(C)は加工プログラム
リストである。図2の(A)に示されるように、電極リ
ストは測定される電極の電極番号、電極名称、測定日お
よび基準電極に対する誤差量を示す補正データ(X、
Y、Z)に関する各データの欄を有する。測定された各
電極のデータは各列に示される。図2の(B)に示され
るように、ワークリストは測定されるワークのワーク番
号、ワーク名称、測定日および基準ワークに対する誤差
量を示す補正データ(X,Y,Z)に関する各データの
欄を有する。測定された各ワークのデータは各列に示さ
れる。図2の(C)に示されるように、加工プログラム
リストは放電加工機により使用する加工プログラムのプ
ログラム番号、プログラム名称および登録日に関する各
データの欄を有する。登録された各加工プログラムのデ
ータは各列に示される。なお、図2に示した電極リス
ト、ワークリストは、電極パレットに1つの電極、ワー
クパレットに1つのワークがそれぞれ装着されたときに
得られる例を示すものである。
【0012】図3は本発明の工程プログラムを示す図で
あり、(A)は形彫り放電加工機の工程プログラム、
(B)はワイヤ放電加工機の各工程プログラムである。
図3の(A)に示されるように、形彫り放電加工機の工
程プログラムは、図2において説明した電極リストとワ
ークリストおよび後述の加工データとから構成される。
ここで加工データとは形彫り加工するワークの加工深さ
と、電極側面とその側面に面したワーク加工側面間の距
離に相当する電極減寸量と、仕上げ面粗さや揺動パター
ン等からなるデータを言う。このような複数の工程プロ
グラムがホストコンピュータ1のメモリに記憶される。
図3の(B)に示されるように、ワイヤ放電加工機の工
程プログラムは、図2において説明したワークリストと
加工プログラムおよび後述の加工データとから構成され
る。ここで加工データとは仕上げ面粗さ等からなるデー
タを言う。このような複数の工程プログラムがホストコ
ンピュータ1のメモリに記憶される。
【0013】図4は本発明による実施例の測定機の構成
図である。本図は主軸51に把持された測定子45で基
準ワーク41にて基準点を測定後、図示しない形彫り放
電加工機により実際に加工される加工用ワーク41の前
記基準点からの補正値を測定する状態を示す。測定機3
のベッド57に搭載されたテーブル55上には形彫り放
電用チャック47とワイヤ放電用チャック49が設けら
れ、形彫り放電用またはワイヤ放電用に使用される電極
またはワークの測定に応じて選択使用される。前記電極
または前記ワークは前記形彫り放電用チャック47の位
置で装着可能になっている。測定制御装置59は測定機
3の全ての動作を制御し駆動する装置である。
【0014】測定機3による測定手順について以下に説
明する。なお下記においてSに続く数字はステップ番号
を示す。また図4において、参照番号41は電極測定時
には基準電極または加工に使用される加工用電極を、ワ
ーク測定時には基準ワークまたは加工される加工用ワー
クをそれぞれ示し、参照番号43は電極測定時には電極
パレットを、ワーク測定時にはワークパレットをそれぞ
れ示す。 S1:主軸51で測定子45を把持し、形彫り放電用チ
ャック47に基準電極41を載置したパレット43を装
着し、タッチセンサ方式で接触した瞬間のX、Y、Zの
座標値を読み込み基準電極原点を求める。この基準電極
原点を、(X,Y,Z)=(0,0,0)とする。 S2:次に基準電極を加工用電極に取り替え、電極パレ
ット43内に任意に装着された加工用電極41の測定さ
れた加工用電極原点(−5,0,5)とステップS1に
より求めた基準電極原点との差、すなわち電極補正デー
タ(−5,±0,+5)を求める(単位μm)。 S3:同様に、形彫り放電用チャック47に基準ワーク
41を載置したパレット43を装着し、タッチセンサ方
式で接触した瞬間のX、Y、Zの座標値を読み込み基準
ワーク原点を求める。この基準ワーク原点も、(X,
Y,Z)=(0,0,0)である。 S4:次に基準ワークを加工用ワークに取り替え、ワー
クパレット43内に任意に装着された加工用ワーク41
の加工用ワーク原点(3,0,−3)とステップS3に
より求めた基準ワーク原点との差、すなわちワーク補正
データ(+3,±0,−3)を求める(単位μm)。 S5:S1からS4を加工に使用する全ての加工用電極
と加工用ワークについて測定する。
【0015】これまで説明した実施例は、電極パレット
上には基準電極1つまたは加工用電極1つのみが装着で
き、ワークパレット上には基準ワーク1つまたは加工用
ワーク1つのみが装着できる場合について説明してきた
が、電極パレット上には基準電極1つまたは複数の加工
用電極が装着でき、ワークパレット上には基準ワーク1
つまたは複数の加工用ワークが装着できる場合について
も同様に各電極補正データとワーク補正データを求める
ことができる。すなわち、基準電極原点を求め(ステッ
プS1)、複数個の加工用電極の各加工用電極原点を測
定し、求めた基準電極原点との差から各加工用電極の電
極補正データを求める(ステップS2)。同様に基準ワ
ーク原点を求め(ステップS3)、複数個の加工用ワー
クの各加工用ワーク原点を測定し、求めた基準ワーク原
点との差から各加工用ワークのワーク補正データを求め
る(ステップS4)。実施例の放電加工システムは1つ
の電極パレットに対し20個の加工用電極、1つのワー
クパレットに対し20個の加工用ワークの各データが格
納できるようになっている。そしてステップS1からス
テップS4を加工に使用する全ての加工用電極と加工用
ワークについて測定する(ステップS5)。
【0016】本発明における機械間誤差の補正方法につ
いては、特開平6−131019号公報に開示された放
電加工システムにおける座標系設定方法とは異なり、各
放電加工機の機械原点の設定は機械据え付け時に行われ
ることは同一であるが、機械間誤差の補正は、各放電加
工機の主軸に基準電極を把持し、形彫り放電用チャック
またはワイヤ放電用チャックの何れかにそれらの基準ワ
ークを装着したワークパレットを把持し、基準電極と基
準ワークで心出しをし、その時の心出し座標データ例え
ば(X,Y,Z)=(0,0,0)を、特開平6−13
1019号公報に開示された放電加工システムの場合に
はホストコンピュータが記憶するのに対し、本発明の放
電加工システムは各放電加工機において記憶され、その
後ホストコンピュータから送出された工程プログラムか
ら加工に使用される加工用電極の加工用電極補正データ
と加工用ワークの加工用ワーク補正データを受信し、各
放電加工機が記憶した心出し座標データに対し、これら
の電極補正データとワーク補正データの分だけ補正した
点を心出し点とするように機械間誤差の補正を行う。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放電加工
システムによれば、使用される電極パレットおよびワー
クパレットの各パレット上における基準点の位置が異な
っても適用でき、任意のパレットを任意のEDMで加工
しても加工精度が保証されるので加工不良とならず、か
つ放電加工システムが稼動中でも測定機により電極補正
データおよびワーク補正データの測定が行えるので段取
り時間を短縮可能な放電加工システムを提供することが
できる。また、複数の放電加工機が形彫り放電加工機と
ワイヤ放電加工機の両方を含むことを可能とし、形彫り
放電加工機のみまたはワイヤ放電加工機のみの専用加工
場でなくても適用可能な放電加工システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明のホストコンピュータのメモリに記憶さ
れるデータを示す図であり、(A)は電極リスト、
(B)はワークリスト、(C)は加工プログラムリス
ト、をそれぞれ示す図である。
【図3】本発明の工程プログラムを示す図であり、
(A)は形彫り放電加工機の工程プログラム、(B)は
ワイヤ放電加工機の各工程プログラム、をそれぞれ示す
図である。
【図4】本発明による実施例の測定機の構成図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ 2…CAM 3…測定機 11、12、13…形彫り放電加工機 14、15…ワイヤ放電加工機 41…基準電極(または加工用電極、基準ワーク、加工
用ワークの何れか1つ) 43…電極パレット(またはワークパレット) 45…測定子 47…形彫り放電用チャック 49…ワイヤ放電用チャック 51…主軸 55…テーブル 57…ベッド 59…測定制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の放電加工機と、前記複数台の放
    電加工機の各々に通信可能に接続されたホストコンピュ
    ータと、加工に使用される電極を載せた複数の電極パレ
    ットおよび加工されるワークを載せた複数のワークパレ
    ットと、前記各電極パレットまたは各ワークパレットを
    受け入れて電極またはワークの測定を行う測定機と、を
    備える放電加工システムにおいて、 前記測定機は、前記電極パレット上に装着された基準電
    極の位置に対する前記各電極パレット上に装着された電
    極の相対位置を示す電極補正データと、前記ワークパレ
    ット上に装着された基準ワークの位置に対する前記各ワ
    ークパレット上に装着されたワークの相対位置を示すワ
    ーク補正データとを予め測定し、 前記ホストコンピュータは、複数の前記電極補正データ
    と複数の前記ワーク補正データとを記憶し、前記放電加
    工機用の加工プログラムを複数個記憶し、前記電極補正
    データと前記ワーク補正データと前記加工プログラムと
    を組み合わせて工程プログラムを作成し、その工程プロ
    グラムを記憶し、前記複数台の放電加工機における所定
    の1台へ所定の前記工程プログラムを送出し加工を行わ
    せることを特徴とする放電加工システム。
  2. 【請求項2】 前記複数台の放電加工機が、少なくとも
    1台の形彫り放電加工機と少なくとも1台のワイヤ放電
    加工機とから成り、前記測定機が、形彫り放電加工機に
    使用される電極パレットやワークパレットでも、ワイヤ
    放電加工機に使用される電極パレットやワークパレット
    でも受け入れ可能な請求項1に記載の放電加工システ
    ム。
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