JPH083666A - 加工性および耐食性に優れたNi基合金 - Google Patents

加工性および耐食性に優れたNi基合金

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JPH083666A
JPH083666A JP15909694A JP15909694A JPH083666A JP H083666 A JPH083666 A JP H083666A JP 15909694 A JP15909694 A JP 15909694A JP 15909694 A JP15909694 A JP 15909694A JP H083666 A JPH083666 A JP H083666A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐硫酸腐食性に優れたNi基合金を提供す
る。 【構成】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:16
〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:1.
1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.00
01〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:0.
001〜0.1%、Mg:0.0001〜0.3%を含
有し、さらに、必要に応じて、下記の(a)〜(e)の
内の1種または2種以上を含み、残部がNiおよび不可
避不純物からなる組成を有する加工性および耐食性に優
れたNi基合金。(a)B:0.001〜0.01%、
Zr:0.001〜0.01%、Ca:0.001〜
0.01%のうち少なくとも1種、(b)Nb:0.1
〜0.5%、W:0.1〜2%、Cu:0.1〜2%の
うち少なくとも1種、(c)Ti:0.05〜0.8
%、Al:0.01〜0.8%のうち少なくとも1種、
(d)Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%のう
ち少なくとも1種、(e)Hf:0.1〜2%。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐食性、特に耐硫酸
腐食性に優れ、したがって、硫酸酸性環境がFe3+やN
3 - などの酸性物質を含む環境、例えば、B、C重油
焚ボイラーの燃焼ガス処理システムにおける空気予熱
器、脱硫装置、煙道、煙突などのごみ焼却炉の排気系構
造材として用いるのに適したNi基合金に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、火力発電所においては、ボイラ
ーにB、C重油または石炭などを燃やして純水を加熱
し、高温水蒸気を作製し、この高温水蒸気を利用して蒸
気タービンを回して発電している。
【0003】このボイラーで発生した燃焼ガスは、図1
に示されるように、まず脱硝装置により脱硝処理された
のち、空気予熱器に送って燃焼用空気を加熱し、さらに
脱硫装置にて脱硫処理し、ついで煙突から大気中に放出
される。前記脱硝装置によりNOx が除去された燃焼ガ
スは、空気予熱器に送られ、そこで燃焼用空気を予熱す
ることにより150〜250℃に冷却され、さらに脱硫
装置を通ることにより150℃未満(通常は約80℃)
に冷却された後、煙突から放出される。
【0004】脱硝装置により脱硝処理された燃焼ガス
は、その温度が250℃以下に下がるが、その成分は空
気以外にCOx 、SOx を多く含み、その他HCl、脱
硝されなかった微量のNOx の他、装置から発生するF
3+イオンを含み、さらには未燃焼炭素のススやダスト
などの固形浮遊物を含むといわれている。この脱硝装置
を通過した燃焼ガスは150℃に程度に冷却されると水
蒸気とSO3 が反応してH2 SO4 となって結露し、8
0%前後の濃硫酸が生成する。この結露した硫酸にはH
Cl、NOx 、O2 、COx を始めとする腐食性ガスお
よび酸化性イオンのFe3+を含み、さらにススの本体で
ある微細な炭素やダストが含まれている。
【0005】かかる多様な腐食因子が含まれている結露
した硫酸は特に腐食性が強く、この結露した硫酸による
腐食を「硫酸露点腐食」という。水蒸気とSO3 が反応
してH2 SO4 となって結露する量は110〜130℃
の温度範囲で最大となるところから、この温度範囲で金
属材料の硫酸露点腐食量は最大となる。この硫酸露点腐
食は、図1の点線で囲まれた部分、すなわち、空気予熱
器、電気集塵器、集電板、煙道、脱硫装置、煙突などの
燃焼ガスが150℃以下に低下する部分で主に発生す
る。空気予熱器内の燃焼ガスは、150℃以上となって
いるが、燃焼用空気が通るパイプの表面は150℃以下
になっており、このパイプに接触した燃焼ガスは150
℃以下に温度低下し、硫酸が結露してこのパイプ部分で
硫酸露点腐食が発生する。
【0006】かかる空気予熱器、電気集塵器、集電板、
煙道、脱硫装置、煙突には、従来、低合金鋼、ステンレ
ス鋼などのFe基耐食合金が使用され、硫酸が結露する
ことのないように保温されていたが、硫酸の凝縮を10
0%防止することはできず、部位によっては硫酸露点腐
食が発生するのを避けることはできなかった。
【0007】近年、脱硫装置などの一部において、Fe
基合金に比べて格段に優れた耐硫酸腐食性を有するNi
基合金を用い、腐食に対する信頼性を改善するケースも
ある。これらNi基合金として、例えば、米国特許明細
書第168237号記載の、重量%(以下、%は、重量
%を示す)で、Cr:21.5%、Mo:13.2%、
Fe:4.1%、W:3.0%を含有し、残部がNiお
よび不可避不純物からなる組成を有するNi基合金(以
下、従来Ni基合金Aという)、特開昭58−2545
0号公報記載のCr:30.3%、Mo:5.14%、
Nb:0.52%、Ta:0.21%、Fe:15.1
%、W:2.53%を含有し、残部がNiおよび不可避
不純物からなる組成を有するNi基合金(以下、従来N
i基合金Bという)、ハステロイ(商品名)242と称
するCr:8.4%、Mo:25.4%、Fe:1.6
2%を含有し、残部がNiおよび不可避不純物からなる
組成を有するNi基合金(以下、従来Ni基合金Cとい
う)、ハステロイ(商品名)B−2と称するMo:2
8.1%、Fe:1.92%を含有し、残部がNiおよ
び不可避不純物からなる組成を有するNi基合金(以
下、従来Ni基合金Dという)、特開昭62−4033
7号公報記載のCr:30.4%、Mo:19.6%を
含有し、残部がNiおよび不可避不純物からなる組成を
有するNi基合金(以下、従来Ni基合金Eという)、
などが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来N
i基合金A〜Dは、純粋の硫酸水溶液に対して優れた耐
食性を示すものの、前記のような複数のイオン、ススな
どを含む硫酸に対する耐食性は十分でなく、特に硫酸露
点腐食には十分な耐食性を示さず、化石燃料を燃やす燃
焼ガス処理システムにおける機器を製造するための材料
として満足のいくものではなかった。一方、従来Ni基
合金Eは、硫酸露点腐食には十分な耐食性を示すが熱間
加工中に割れが発生するなど塑性加工性に劣り、複雑な
形状を有する燃焼ガス処理システムにおける機器を製造
することはできなかった。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明者等は、かかる硫酸露点
腐食に対して十分な耐食性を示しかつ塑性加工性に優れ
たNi基合金を得るべく鋭意研究の結果、重量%で、C
r:16〜27%、Mo:16〜25%(ただし、Cr
+Mo≦44%)含有するNi基合金にTaを1.1〜
3.5%含有せしめ、さらにFe:0.01〜6%、M
n:0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3
%、C:0.001〜0.1%、Mg:0.0001〜
0.3%に規定し、その他、B、Zr、Ca、Nb、
W、Cu、Ti、Al、Co、V、Hfなどをバランス
良く添加したNi基合金は、熱間加工性に優れ、さらに
耐硫酸腐食性などの耐食性に共に優れているという知見
を得たのである。
【0010】この発明は、かかる知見に基づいてなされ
たものであって、 (1) 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:16〜
25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:1.1
〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.000
1〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:0.0
01〜0.1%、Mg:0.0001〜0.3%を含有
し、残部がNiおよび不可避不純物からなる組成を有す
る加工性および耐食性に優れたNi基合金、 (2) 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:16〜
25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:1.1
〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.000
1〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:0.0
01〜0.1%、Mg:0.0001〜0.3%を含有
し、さらに、(a) B:0.001〜0.01%、Z
r:0.001〜0.01%、Ca:0.001〜0.
01%のうち少なくとも1種、(b) Nb:0.1〜
0.5%、W:0.1〜2%、Cu:0.1〜2%のう
ち少なくとも1種、(c) Ti:0.05〜0.8
%、Al:0.01〜0.8%のうち少なくとも1種、
(d) Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
うち少なくとも1種、(e) Hf:0.1〜2%、前
記(a)〜(e)の内の1種または2種以上を含み、残
部がNiおよび不可避不純物からなる組成を有する加工
性および耐食性に優れたNi基合金、に特徴を有するも
のである。
【0011】次に、この発明のNi基合金の合金組成に
おける各元素の限定理由について詳述する。 Cr、Mo CrおよびMo成分は、共に素地に固溶して耐食性向上
を果たす成分であり、特にCrは酸化性酸に対する耐食
性を向上させ、Moは非酸化性酸に対する耐食性を向上
させる作用があることは知られているが、CrおよびM
oがTaと同時に含有することにより各種の硫酸酸性環
境、特に硫酸露点腐食環境において耐食性を向上させる
作用がある。しかし、Crの含有量が16%未満では合
金表面に緻密な不働態被膜を形成することができないた
めに十分な耐硫酸露点腐食性が得られず、一方、27%
を越えて含有すると、耐硫酸露点腐食性が劣化するので
好ましくない。従って、Crの含有量を16〜27%に
定めた。Crの一層好ましい含有量は17〜22%であ
る。さらに、Moは16%未満では十分な耐硫酸露点腐
食性が得られず、一方、25%を越えて含有すると、加
工性が極端に低下し、圧延加工中に割れが発生するので
好ましくない。従って、Mo含有量は16〜25%に定
めた。Moの一層好ましい含有量は19〜24%であ
る。
【0012】Ta Ta成分には、素地に固溶して不働態被膜を安定化させ
ると同時に不働態化を促進させる効果があり、Cr:1
6〜27%、Mo:16〜25%を満足する量のCrお
よびMoとともに含有させることにより、耐硫酸腐食性
特に耐硫酸露点腐食性を向上させる成分であるが、その
含有量が1.1%未満では所望の効果が得られず、一
方、3.5%を越えて含有すると、合金のコストを大き
く引き上げかつ加工性を低下させることからその含有量
を1.1〜3.5%に定めた。Taの一層好ましい含有
量は1.2〜3%である。
【0013】Fe この発明のNi基合金にはCrおよびMoが多量に含ま
れているため、塑性加工性が悪化するが、Feを0.0
1%以上添加することにより加工性の低下を防ぐことが
できる。しかし、6%を越えて含有すると、加工性は向
上するが、耐硫酸腐食性を著しく低下させることからそ
の含有量を0.01〜6%に定めた。Feの一層好まし
い含有量は0.01〜4%である。
【0014】Mg Mg成分は、熱間加工性向上に多大に寄与するが、しか
し、その含有量が0.0001%未満では所望の効果が
得られず、一方、0.3%を越えて含有するとMgが粒
界に偏析して割れが発生し、熱間加工性が低下するので
好ましくない。したがって、Mgの含有量を0.000
1〜0.3%に定めた。Mgの一層好ましい含有量は
0.001〜0.03%である。
【0015】Si Siは、脱酸剤として添加することにより、酸化物を低
減する一方、粒界割れを抑制する効果があるため、熱間
加工性を向上させるが、Siの含有量を0.3%を越え
て含有すると、TCP相の析出量の許容範囲を越えて熱
間加工性が低下するので好ましくないことから、その含
有量を0.0001〜0.3%に定めた。Siの一層好
ましい含有量は0.001〜0.1%である。
【0016】Mn Mn成分は、脱硫剤として添加されるが、3%を越えて
含有すると、TCP相の析出量の許容範囲を越え、耐食
性が低下するので好ましくないことからその含有量を
0.0001〜3%に定めた。Mnの一層好ましい含有
量は0.001〜1%である。
【0017】C Cは、合金中に0.1%を越えて含有すると、粒界に存
在する炭化物の量が増大するようになって、合金の延性
および靭性が劣化するところからその含有量を0.00
1〜0.1%に定めた。Cの一層好ましい含有量は0.
001〜0.02%である。
【0018】B、Zr、Ca これらの成分は、熱間加工性を向上させる効果があるの
で、さらに優れた熱間加工性が要求される場合に必要に
応じて添加されるが、その含有量がB:0.001%未
満、Zr:0.001%未満、Ca:0.001%未満
では所望の効果が得られず、一方、B:0.01%を越
え、Zr:0.01%を越え、Ca:0.01%を越え
て含有すると、加工性が劣化するので好ましくない。し
たがって、B:0.001〜0.01%、Zr:0.0
01%〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%に
定めた。一層好ましい範囲は、B:0.002〜0.0
08%、Zr:0.002%〜0.008%、Ca:
0.002〜0.008%である。
【0019】Nb、W、Cu これらの成分は、各種硫酸環境、特に耐硫酸露点腐食性
を向上させる効果があるので、必要に応じて添加する
が、その含有量がNb:0.1%未満、W:0.1%未
満、Cu:0.1%未満では所望の効果が得られず、一
方、Nb:0.5%を越え、W:2%を越え、Cu:2
%を越えると加工性が劣化するので好ましくない。した
がって、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
Cu:0.1〜2%に定めた。一層好ましい範囲は、N
b:0.2〜0.4%、W:0.2〜1%、Cu:0.
2〜1%である。
【0020】Ti、Al これらの成分は、熱間加工性を向上させる効果があるの
で、さらに優れた熱間加工性が要求される場合に必要に
応じて添加されるが、その含有量がTi:0.05%未
満、Al:0.01%未満では所望の効果が得られず、
一方、Ti:0.8%を越え、Al:0.8%を越える
と、逆に加工性劣化傾向が現れるので好ましくない。し
たがって、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01
〜0.8%に定めた。一層好ましい範囲は、Ti:0.
1〜0.4%、Al:0.05〜0.4%である。
【0021】Co、V これらの成分は、熱間加工性および強度を向上させる効
果があるので、さらに優れた熱間加工性および強度が要
求される場合に必要に応じて添加されるが、その含有量
がCo:0.1%未満、V:0.1%未満では所望の効
果が得られず、一方、Co:5%を越え、V:0.5%
を越えると、必要以上に強度が増し、逆に加工困難とな
るので好ましくない。したがって、Co:0.1〜5
%、V:0.1〜0.5%に定めた。一層好ましい範囲
は、Co:0.2〜2%、V:0.2〜0.4%であ
る。
【0022】Hf、 Hf成分は、耐硫酸露点腐食性を向上させる作用と熱間
加工性を向上させる作用があるのでさらに優れた耐硫酸
露点腐食性および熱間加工性が要求される場合に必要に
応じて添加されるが、Hf:0.1%未満では所望の効
果が得られず、一方、Hf:2%を越えて含有すると有
害相であるTCP相の析出量の許容範囲を越えて析出
し、耐硫酸露点腐食性および熱間加工性を著しく低下さ
せることから、Hf:0.1〜2%に定めた。一層好ま
しい範囲は、V:0.2〜1%である。
【0023】不可避不純物 不可避不純物としてS、Sn、ZnおよびPbの含有は
避けられない。しかし、S:0.01%以下、Sn:
0.01%以下、Zn:0.01%以下およびPb:
0.01%以下であれば、合金特性はなんら損なわれる
ものではない。
【0024】
【実施例】通常の高周波溶解炉を用いて溶解し、表1〜
表12に示される成分組成を有し、厚さ:8.5mmの
インゴットを作製し、このインゴットを1000〜12
30℃の範囲内の所定の温度に加熱し、この温度に保持
しながら、まず、1回の熱間圧延で8mmの厚さに減少
させ、以下、1回の熱間圧延で1mmの厚さを減少させ
つつ、最終的に厚さ:3mmの本発明Ni基合金板1〜
54、比較Ni基合金板1〜11および従来Ni基合金
板1〜5を作製し、圧延中の割れの有無を観察し、その
観察結果を表13〜表19に示した。前記本発明Ni基
合金板1〜54、比較Ni基合金板1〜11および従来
Ni基合金板1〜5を切断して、縦:25mm×横:5
0mmの寸法を有する試験片を作製した。
【0025】一方、60%H2 SO4 および80%H2
SO4 を用意し、60%H2 SO4 3ccにつき活性炭
微粉末1gの割合で懸濁させた液(以下、60%H2
4 +活性炭と記す)、80%H2 SO4 3ccにつき
活性炭微粉末1gの割合で懸濁させた液(以下、80%
2 SO4 +活性炭と記す)、60%H2 SO4 につき
100ppmのHClを添加した液(以下、60%H2
SO4 +HClと記す)、60%H2 SO4 につき10
ppmのHNO3 を添加した液(以下、60%H2 SO
4 +HNO3 と記す)、60%H2 SO4 につき400
ppmのFe3+を添加した液(以下、60%H2 SO4
+Fe3+と記す)、をそれぞれ用意した。
【0026】これら硫酸溶液を温度:120℃に加熱
し、この加熱した硫酸溶液に前記本発明Ni基合金板1
〜54、比較Ni基合金板1〜11および従来Ni基合
金板A〜Eの試験片をそれぞれ24時間浸漬し、取り出
して重さを測定し、減少した重量を表面積と時間で割
り、1年間の腐食速度(mm/year)を算出し、そ
の値を表13〜19に示した。
【0027】
【表1】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 1 2 3 4 5 6 Cr 17.2 21.9 20.0 20.4 17.8 19.2 Mo 21.5 19.6 19.8 19.1 23.9 22.1 Ta 2.24 2.38 1.92 1.88 1.24 1.22 Fe 3.79 0.03 0.50 0.12 2.11 3.87 Si 0.0161 0.0002 0.0979 0.0354 0.0212 0.0053 Mn 0.0471 0.4989 0.3653 0.2346 0.3351 0.2128 C 0.012 0.008 0.001 0.014 0.019 0.006 Mg 0.0191 0.0238 0.0246 0.0119 0.0062 0.0088 B − − − − − − Zr − − − − − − Ca − − − − − − Nb − − − − − − W − − − − − − Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0028】
【表2】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 7 8 9 10 11 12 Cr 20.4 19.6 20.8 21.1 18.4 18.0 Mo 20.5 20.8 20.5 19.6 21.2 21.3 Ta 2.96 1.56 2.02 1.89 1.57 2.23 Fe 1.54 0.02 3.95 0.65 2.73 2.92 Si 0.0876 0.0734 0.0565 0.0996 0.0038 0.0397 Mn 0.3521 0.4235 0.1256 0.3219 0.4822 0.3579 C 0.020 0.005 0.013 0.018 0.003 0.018 Mg 0.0162 0.0187 0.0224 0.0289 0.0117 0.0116 B − − − − − − Zr − − − − − Ca − − − − − − Nb − − − − − − W − − − − − − Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0029】
【表3】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 13 14 15 16 17 18 Cr 20.5 20.6 16.1 26.8 23.7 17.4 Mo 19.8 20.4 23.6 16.1 16.2 24.8 Ta 2.48 1.89 2.25 2.59 2.96 1.52 Fe 3.06 2.18 3.65 0.27 1.18 2.71 Si 0.0650 0.0077 0.0516 0.0923 0.0008 0.0428 Mn 0.1954 0.0104 0.4154 0.0738 0.0126 0.3942 C 0.007 0.015 0.016 0.004 0.011 0.005 Mg 0.0041 0.0291 0.0242 0.0104 0.0095 0.0081 B − − − − − − Zr − − − − − − Ca − − − − − − Nb − − − − − − W − − − − − − Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0030】
【表4】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 19 20 21 22 23 24 Cr 19.6 20.8 20.5 21.1 19.6 20.8 Mo 20.3 18.5 19.1 20.5 20.9 19.4 Ta 1.12 3.45 1.92 2.08 1.74 1.66 Fe 3.00 2.82 0.05 5.98 3.49 3.51 Si 0.0062 0.0001 0.0918 0.0726 0.2981 0.0242 Mn 0.3385 0.4650 0.3673 0.3113 0.2701 2.956 C 0.003 0.015 0.012 0.014 0.009 0.001 Mg 0.0116 0.0231 0.0262 0.0130 0.0164 0.0059 B − − − − − − Zr − − − − − − Ca − − − − − − Nb − − − − − − W − − − − − − Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0031】
【表5】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 25 26 27 28 29 30 Cr 19.2 26.2 20.0 19.9 21.4 21.0 Mo 21.1 20.2 20.4 19.5 19.1 19.4 Ta 2.14 2.41 2.09 1.87 1.56 1.92 Fe 2.07 3.17 0.53 2.28 0.63 3.19 Si 0.0048 0.0324 0.0781 0.0855 0.0283 0.0109 Mn 0.3732 0.4304 0.0382 0.4051 0.4876 0.0032 C 0.095 0.001 0.002 0.011 0.005 0.016 Mg 0.0061 0.0003 0.2964 0.0068 0.0281 0.0194 B − − − 0.009 − − Zr − − − − 0.008 − Ca − − − − − 0.009 Nb − − − − − − W − − − − − − Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0032】
【表6】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 31 32 33 34 35 36 Cr 17.8 18.5 20.5 20.2 19.6 20.7 Mo 21.3 20.8 19.6 20.4 19.8 18.9 Ta 2.05 2.14 2.25 1.96 1.73 1.54 Fe 2.78 1.65 2.07 1.59 1.33 2.49 Si 0.0172 0.0676 0.0005 0.0728 0.0371 0.0518 Mn 0.4115 0.3789 0.5852 0.0006 0.4912 0.0721 C 0.013 0.008 0.015 0.004 0.018 0.013 Mg 0.0214 0.0188 0.0246 0.0219 0.0083 0.0183 B 0.004 − 0.004 0.001 − − Zr 0.005 0.003 − 0.002 − − Ca − 0.005 0.004 0.002 − − Nb − − − − 0.48 − W − − − − − 1.97 Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0033】
【表7】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 37 38 39 40 41 42 Cr 20.2 19.9 20.0 20.5 19.2 19.5 Mo 19.7 20.3 20.2 19.6 21.1 20.4 Ta 1.81 2.12 2.33 2.21 1.93 1.78 Fe 2.51 0.04 3.11 4.00 3.62 3.57 Si 0.0707 0.0192 0.0325 0.0158 0.0734 0.0055 Mn 0.0351 0.0215 0.1802 0.0108 0.2235 0.3472 C 0.006 0.008 0.011 0.007 0.004 0.011 Mg 0.0233 0.0106 0.0020 0.0209 0.0216 0.0248 B − 0.003 − − 0.004 − Zr − − 0.002 − 0.001 − Ca − − − 0.002 − − Nb − 0.21 − 0.33 0.12 − W − 0.43 0.28 − 0.15 − Cu 1.98 − 0.92 1.08 0.13 − Ti − − − − − 0.78 Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0034】
【表8】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 43 44 45 46 47 48 Cr 20.8 19.4 19.8 20.0 19.7 20.1 Mo 19.6 20.2 20.8 21.1 20.5 19.4 Ta 1.85 1.61 1.93 2.07 2.11 2.05 Fe 2.33 1.67 2.89 0.33 3.52 0.02 Si 0.0185 0.0249 0.0088 0.0636 0.0614 0.0489 Mn 0.4806 0.3120 0.0631 0.1115 0.1253 0.4211 C 0.001 0.015 0.007 0.013 0.002 0.019 Mg 0.0238 0.0161 0.0118 0.0131 0.0092 0.0046 B − − − − − − Zr − 0.02 − − − − Ca − − − − 0.003 − Nb − − − − 0.21 − W − 0.43 − − − − Cu − − − − − − Ti − 0.05 − − 0.14 − Al 0.77 0.02 − − − − Co − − 4.94 − 0.12 − V − − − 0.49 0.14 − Hf − − − − − 1.97Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0035】
【表9】 本発明Ni基合金板(単位:重量%)元素 49 50 51 52 53 54 Cr 20.6 19.3 19.6 19.1 20.1 20.2 Mo 20.4 19.4 19.2 19.5 20.1 19.2 Ta 2.18 2.02 1.91 1.85 1.63 1.72 Fe 2.73 0.55 0.31 1.14 0.09 0.73 Si 0.0327 0.0351 0.0254 0.0201 0.0115 0.0197 Mn 0.1240 0.0155 0.0237 0.1439 0.0882 0.0765 C 0.011 0.027 0.004 0.003 0.008 0.005 Mg 0.0158 0.0112 0.0094 0.0075 0.0188 0.0124 B − 0.006 − − − 0.001 Zr − − 0.004 − − 0.002 Ca − − − − − 0.001 Nb − − − − − 0.14 W − − − 0.83 − 0.11 Cu − − − − 0.45 0.13 Ti − − − − − 0.07 Al 0.018 − − − − 0.02 Co 0.14 − 0.59 − − 0.13 V − − − 0.20 − 0.11 Hf 0.15 0.23 − − 0.22 0.13Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0036】
【表10】 比較Ni基合金板(単位:重量%)元素 1 2 3 4 5 6 Cr *15.6 *27.5 20.1 21.2 19.6 19.9 Mo 20.0 20.3 *15.4 *25.6 21.1 23.8 Ta 2.24 2.38 1.92 1.88 *0.94 4.0 Fe 3.57 3.08 3.32 1.59 0.41 2.65 Si 0.0854 0.0021 0.0368 0.0509 0.0199 0.0236 Mn 0.1432 0.1411 0.3176 0.3518 0.4762 0.3826 C 0.009 0.012 0.005 0.003 0.017 0.011 Mg 0.0239 0.0262 0.0110 0.0139 0.0085 0.0229 B − − − − − − Zr − − − − − − Ca − − − − − − Nb − − − − − − W − − − − − − Cu − − − − − − Ti − − − − − − Al − − − − − − Co − − − − − − V − − − − − − Hf − − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示し、*印は、この発明の範囲から外れ た値を示す)
【0037】
【表11】 比較Ni基合金板(単位:重量%)元素 7 8 9 10 11 Cr 18.2 20.8 20.2 19.5 20.6 Mo 18.4 20.1 19.7 20.8 20.1 Ta 1.43 1.82 2.02 1.95 1.93 Fe *7.54 3.14 1.59 2.65 2.73 Si 0.0813 *0.3524 0.0365 0.0742 0.0161 Mn 0.4911 0.1314 *3.5216 0.0581 0.0720 C 0.017 0.007 0.010 *0.132 0.009 Mg 0.0193 0.0230 0.0123 0.0176 *0.3527 B − − − − − Zr − − − − − Ca − − − − − Nb − − − − − W − − − − − Cu − − − − − Ti − − − − − Al − − − − − Co − − − − − V − − − − − Hf − − − − −Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示し、*印は、この発明の 範囲から外れた値を示す)
【0038】
【表12】 従来Ni基合金板(単位:重量%)元素 A B C D E Cr 21.5 30.3 8.4 − 30.4 Mo 13.2 5.14 25.4 28.1 19.6 Ta − 0.21 − − − Fe 4.11 15.1 1.62 1.92 − Si − − − − − Mn − − − − − C − − − − − Mg − − − − − B − − − − − Zr − − − − − Ca − − − − − Nb − 0.52 − − − W 3.03 2.53 − − − Cu − − − − − Ti − − − − − Al − − − − − Co − − − − − V − − − − − Hf − − − − − Ni+imp 残り 残り 残り 残り 残り (ただし、imp は不可避不純物を示す)
【0039】
【表13】
【0040】
【表14】
【0041】
【表15】
【0042】
【表16】
【0043】
【表17】
【0044】
【表18】
【0045】
【表19】
【0046】表1〜表19に示された結果から、本発明
Ni基合金1〜54は従来Ni基合金A〜Eに比べて、
いかなる種類の硫酸に対しても耐腐食性が格段に優れて
いることが分かる。しかし、この発明の範囲から外れた
比較Ni基合金1〜11は熱間加工性および耐硫酸腐食
性のうち少なくとも1つの特性が劣っているので好まし
くないことが分かる。
【0047】
【発明の効果】上述のように、この発明のNi基合金で
作製した装置は、硫酸腐食を主とする湿潤な腐食環境下
においても長期間使用することができ、産業上優れた効
果をもたらすものである。
【0048】なお、この発明のNi基合金は、上述のご
とく、硫酸腐食を主とする湿潤な環境下で使用すること
が最も有効であるが、これに限定されるものではなく、
塩酸、弗酸、臭酸、燐酸、硝酸などの酸や水酸化ナトリ
ウムなどのアルカリ、さらに中性である海水などにも使
用可能であり、したがって、化学プラント、電気めっき
装置、半導体装置などの構造用部材、食品加工機械およ
び医療器具、湖水にさらされる各種刃物や手工具などの
材料として適用できる。さらに、この発明のNi基合金
を粉末化し、溶射用粉末、肉盛用粉末、焼結用粉末など
としても使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のNi基合金の使用することのできる
箇所を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊蔵 康司 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社中央研究所内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.1%、Mg:0.0001〜0.3%
    を含有し、残部がNiおよび不可避不純物からなる組成
    を有することを特徴とする加工性および耐食性に優れた
    Ni基合金。
  2. 【請求項2】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.1%、Mg:0.0001〜0.3%
    を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避不純
    物からなる組成を有することを特徴とする、加工性およ
    び耐食性に優れたNi基合金。
  3. 【請求項3】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、残
    部がNiおよび不可避不純物からなる組成を有すること
    を特徴とする、加工性および耐食性に優れたNi基合
    金。
  4. 【請求項4】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、残部がNiお
    よび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  5. 【請求項5】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避
    不純物からなる組成を有することを特徴とする、加工性
    および耐食性に優れたNi基合金。
  6. 【請求項6】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
    加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  7. 【請求項7】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、残
    部がNiおよび不可避不純物からなる組成を有すること
    を特徴とする、加工性および耐食性に優れたNi基合
    金。
  8. 【請求項8】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、残部がNiお
    よび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  9. 【請求項9】 重量%で、Cr:16〜27%、Mo:
    16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、Ta:
    1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:0.
    0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、C:
    0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜0.3
    %を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避
    不純物からなる組成を有することを特徴とする、加工性
    および耐食性に優れたNi基合金。
  10. 【請求項10】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  11. 【請求項11】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、残部がNiお
    よび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  12. 【請求項12】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%
    のうち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可
    避不純物からなる組成を有することを特徴とする、加工
    性および耐食性に優れたNi基合金。
  13. 【請求項13】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  14. 【請求項14】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避
    不純物からなる組成を有することを特徴とする、加工性
    および耐食性に優れたNi基合金。
  15. 【請求項15】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
    加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  16. 【請求項16】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
    加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  17. 【請求項17】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、残部がNiお
    よび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  18. 【請求項18】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避
    不純物からなる組成を有することを特徴とする加工性お
    よび耐食性に優れたNi基合金。
  19. 【請求項19】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
    加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  20. 【請求項20】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避
    不純物からなる組成を有することを特徴とする加工性お
    よび耐食性に優れたNi基合金。
  21. 【請求項21】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
    加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  22. 【請求項22】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
    加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  23. 【請求項23】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、残部がNiおよび不可避
    不純物からなる組成を有することを特徴とする、加工性
    および耐食性に優れたNi基合金。
  24. 【請求項24】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、さらに、B:0.001〜0.01
    %、Zr:0.001〜0.01%、Ca:0.001
    〜0.01%のうち少なくとも1種を含有し、さらに、
    Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、Cu:
    0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  25. 【請求項25】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  26. 【請求項26】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  27. 【請求項27】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る、加工性および耐食性に優れたNi基合金。
  28. 【請求項28】 重量%で、Cr:16〜27%、M
    o:16〜25%(ただし、Cr+Mo≦44%)、T
    a:1.1〜3.5%、Fe:0.01〜6%、Mn:
    0.0001〜3%、Si:0.0001〜0.3%、
    C:0.001〜0.01%、Mg:0.0001〜
    0.3%を含有し、 さらに、B:0.001〜0.01%、Zr:0.00
    1〜0.01%、Ca:0.001〜0.01%のうち
    少なくとも1種を含有し、 さらに、Nb:0.1〜0.5%、W:0.1〜2%、
    Cu:0.1〜2%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Ti:0.05〜0.8%、Al:0.01〜
    0.8%のうち少なくとも1種を含有し、 さらに、Co:0.1〜5%、V:0.1〜0.5%の
    うち少なくとも1種を含有し、 さらに、Hf:0.1〜2%を含有し、残部がNiおよ
    び不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする
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