JPH08338034A - クレーンの固定構造、その固定方法及びその固定構造の撤去方法 - Google Patents

クレーンの固定構造、その固定方法及びその固定構造の撤去方法

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JPH08338034A
JPH08338034A JP14709895A JP14709895A JPH08338034A JP H08338034 A JPH08338034 A JP H08338034A JP 14709895 A JP14709895 A JP 14709895A JP 14709895 A JP14709895 A JP 14709895A JP H08338034 A JPH08338034 A JP H08338034A
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忠 松浦
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孝一 後田
Ryohei Miyahara
良平 宮原
Tatsuo Makita
辰雄 牧田
Keiya Sato
圭也 佐藤
Yoshio Ishinabe
好夫 石名部
Tadaaki Oikawa
忠彰 及川
Hiroshi Takano
高野  博
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定式クレーンのコンクリート基礎部分を小さ
くし、設備物量を低減すると共に、短期間での設定,解
体撤去を可能にする方法の提供。 【構成】鋼製ワイヤーと、その周りに加圧充填されたグ
ラウト材から成る定着体、引っ張り力を定着体に伝達す
る鋼製ワイヤーで構成される自由長部、引っ張り力を保
持する役目を持つ頭部定着具とを備えたアースアンカー
21で鋼製のクレーンの脚11と、これをを設定する鉄
筋コンクリートの基礎2が地盤1に固定されることによ
り、クレーン稼働,風,地震に耐える引張り強度を有す
る強固な固定式クレーン基礎を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの固定構造に
係り、特に固定式クレーンの地盤への固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11aは従来から知られている固定式
クレーン(タワークレーン)の基礎の平面図を示し、図
11bはその断面図を示している。
【0003】従来から知られている固定式クレーンの基
礎では、クレーンを設置する地盤上に均しコンクリート
を打設しておき、この上に鉄筋コンクリート製の基礎2
が乗った構造であり、基礎2中に基礎ボルト61部分が
埋設固定された状態の固定式クレーンの鋼製脚支柱部材
11は、風,振動,クレーン稼働に伴う引張力を基礎2
の重量で抵抗している。従来からの鉄筋コンクリート重
量で全ての引張荷重を支持する方式の固定式クレーンの
基礎2では、十分な厚さ(重量)を有する強固な基礎2
を造成することが必要となる。
【0004】このように建築物の建築現場において、資
材の搬入,搬出,製品の据付け等に用いる固定式クレー
ンを支える基礎部分には、クレーン稼働時、あるいは強
風時にクレーン脚部に加わる荷重に対して十分耐える強
固な構造が求められる。そのため、基礎部分のコンクリ
ート造成は、大きく,厚く施工する必要があった。
【0005】高さの高い鉄骨構造物を固定設置する技術
としては、コンクリートを地盤に設置して、そのコンク
リート内にアースアンカーを固定設置して、前記アース
アンカーで前記コンクリートに前記鉄骨構造物を固定設
置する技術が特開平5− 179657号公報に開示されてい
る。この技術を採用しても、鉄骨構造物の転倒しようと
する力にコンクリートの重量で対抗してその転倒を阻止
しているから、そのコンクリートを大きく,厚く施工し
て重くする必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固定式クレーンの一般
的な基礎は、鉄筋コンクリートクリートを基礎設定範囲
全面にわたり厚く造成することによって、クレーン稼働
時の圧縮(重量)荷重、並びに引張荷重に耐える強度を
確保している。しかしながら、建設工事工程の関係で、
短期間で固定式クレーンの基礎造成が必要なケースや、
稼働中の固定式クレーンの基礎造成範囲に、建物等別の
計画物が存在していて、計画物建造のために、固定式ク
レーンの基礎撤去期間を短縮せざるを得ないようなケー
スにおいては、従来からの固定式クレーンの基礎では、
設定,解体方法が困難である。
【0007】本発明の目的は、クレーンを短時間に設置
できるクレーンの固定構造及びその固定方法を提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の目的は、短時間に撤去できる
クレーンの固定構造の撤去方法のことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ための第1手段は、地盤に設置されたクレーン基礎を貫
通して前記地盤内に埋設されたアースアンカーによっ
て、前記クレーン基礎上に設置されたクレーンの脚部を
固定していることを特徴とするクレーンの固定構造であ
る。
【0010】同じく第2手段は、地盤に設置されたクレ
ーン基礎を貫通して前記地盤内に埋設されたアースアン
カーによって、前記クレーン基礎を固定しており、前記
クレーン基礎に設けられたボルトによって前記クレーン
基礎上に設置されたクレーンの脚部を固定していること
を特徴とするクレーンの固定構造である。
【0011】同じく第3手段は、第1手段または第2手
段において、前記地盤内の複数個所にそれぞれ注入され
たグラウト材を備え、前記クレーン基礎を貫通した前記
アースアンカーが、前記各グラウト材内にそれぞれ設置
され、隣接する前記アースアンカーを取り囲む前記グラ
ウト材は互いに接触していないクレーンの固定構造であ
る。
【0012】同じく第4手段は、地盤内でグラウト材に
より取り囲まれ前記グラウト材に接する鋼製ワイヤーの
部分である定着体と、引っ張り力を前記定着体に伝達す
る鋼製ワイヤーの部分である自由長部と、クレーン基礎
を貫通して前記クレーン基礎より上方で前記鋼製ワイヤ
ーに取り付けられ、前記クレーン基礎上に設置されたク
レーンの脚部を固定する定着具とを有する複数のアース
アンカーを備え、少なくとも前記定着体は、前記地盤内
に注入された前記グラウト材により前記地盤に圧着して
埋設されており、隣接する前記アースアンカーを取り囲
む前記グラウト材は互いに接触していないことを特徴と
したクレーンの固定構造である。
【0013】同じく第5手段は、地盤内でグラウト材に
より取り囲まれ前記グラウト材に接する鋼製ワイヤーの
部分である定着体と、引っ張り力を前記定着体に伝達す
る鋼製ワイヤーの部分である自由長部と、クレーン基礎
を貫通して前記クレーン基礎より上方で前記鋼製ワイヤ
ーに取り付けられ、前記クレーン基礎を固定する定着具
とを有する複数のアースアンカーを備え、少なくとも前
記定着体は、前記地盤内に注入された前記グラウト材に
より前記地盤に圧着して埋設されており、隣接する前記
アースアンカーを取り囲む前記グラウト材は互いに接触
していなく、前記クレーン基礎上に設置されたクレーン
の脚部を前記クレーン基礎に設けられたボルトによって
固定することを特徴としたクレーンの固定構造である。
【0014】同じく第6手段は、第4手段または第5手
段において、クレーン基礎は鉄筋コンクリートで造成さ
れているクレーンの固定構造である。
【0015】同じく第7手段は、第4手段または第5手
段において、クレーン基礎は鉄板とコンクリートの組み
合わせで構成されているクレーンの固定構造である。
【0016】同じく第8手段は、第4手段または第5手
段において、クレーン基礎は鉄板で構成されているクレ
ーンの固定構造である。
【0017】同じく第9手段は、第4手段または第5手
段において、自由長部は、筒状体内に配置された前記鋼
製ワイヤーの部分であるクレーンの固定構造である。
【0018】同じく第10手段は、地盤内にアースアン
カー設定用の孔をあけ、この孔内に1つのアースアンカ
ーを挿入した状態で前記孔内に注入した前記グラウト材
を加圧し、前記クレーン基礎上に設置した前記クレーン
脚部を前記アースアンカーに張力を与えた状態で固定す
ることを特徴としたクレーンの固定方法である。
【0019】本発明の他の目的を達成するための第11
手段は、クレーン基礎を貫通して地盤に埋設されたアー
スアンカーによって前記クレーン基礎上に固定されたク
レーン脚部を固定しているクレーンの固定構造を、クレ
ーン使用後に撤去する方法であって、前記地盤内から、
前記アースアンカー又は前記アースアンカー周りに注入
されたグラウト材の一部を露出させ、その後、前記地盤
から露出している部分で前記アースアンカーを切断し、
この切断位置より上方の部分を撤去し、その切断位置よ
り下方の部分を前記地盤内に残存させることを特徴とし
たクレーンの固定構造の撤去方法である。
【0020】
【作用】第1手段によれば、アースアンカーがクレーン
の転倒しようとする力を引張力として受け止めて地盤に
伝え、クレーンの転倒を防止するので、クレーン基礎に
よるアースアンカーの引張力支持の負担を軽減でき、ク
レーン基礎の容積を減少でき軽量化できる。このため、
従来のようにその転倒防止に強固で大重量の鉄筋コンク
リートを採用せずに済み、クレーンの固定構造の建設時
間が短縮できる。このため、クレーンの設置に要する時
間を著しく短縮できる。更に、クレーン脚部を固定する
ボルトをアースアンカーとは別にクレーン基礎に設ける
必要がないので、クレーンの固定構造を単純化できる。
【0021】第2手段によれば、アースアンカーが、ボ
ルトを介してクレーン基礎に伝えられるクレーンの転倒
しようとする力を引張力として受け止めて地盤に伝え、
クレーンの転倒を防止するので、クレーン基礎によるア
ースアンカーの引張力支持の負担を軽減でき、クレーン
基礎の容積を減少でき軽量化できる。このため、従来の
ようにその転倒防止に強固で大重量の鉄筋コンクリート
を採用せずに済み、クレーンの固定構造の建設時間が短
縮できる。このため、クレーンの設置に要する時間を著
しく短縮できる。
【0022】第3手段によれば、第1手段または第2手
段で生じる作用に加えて、グラウト材と地盤との摩擦力
が増加するので、アースアンカーの引き抜き抵抗力増大
し、より大きな転倒力を支持できる。すなわち、クレー
ン脚部と地盤またはクレーン基礎と地盤とのアースアン
カーによる一体化がより強固に達成される。
【0023】第4手段によれば、アースアンカーの定着
部が地盤に対して摩擦力で固定され、アースアンカーの
自由長部が、クレーンの転倒しようとする力を引張力と
して受け止めて定着部を介して地盤に伝えるので、クレ
ーン脚部が地盤と一体化される。従って、クレーンの転
倒は強固で大重量のコンクリートブロックを基礎に採用
することなく確実に阻止できる。クレーン基礎の容積は
小さくて済み、クレーンの固定構造の建設時間が短縮で
きる。このため、クレーンの設置に要する時間を著しく
短縮できる。更に、クレーン脚部を固定するボルトをア
ースアンカーとは別にクレーン基礎に設ける必要がない
ので、クレーンの固定構造を単純化できる。
【0024】第5手段によれば、アースアンカーの定着
部が地盤に対して摩擦力で固定され、アースアンカーの
自由長部が、ボルトを介してクレーン基礎に伝えられる
クレーンの転倒しようとする力を引張力として受け止め
て定着部を介して地盤に伝えるので、クレーン基礎が地
盤と一体化される。従って、クレーンの転倒は強固で大
重量のコンクリートブロックを基礎に採用することなく
確実に阻止できる。クレーン基礎の容積は小さくて済
み、クレーンの固定構造の建設時間が短縮できる。この
ため、クレーンの設置に要する時間を著しく短縮でき
る。
【0025】第6手段によれば、第4手段又は第5手段
による作用に加えて、クレーン基礎として鉄筋コンクリ
ートを採用しても、クレーンが転倒しようとするときに
発生する引張力はアースアンカーで受けるので、クレー
ン基礎はその引張力を受けることなく小型軽量で薄いも
ので足りる。クレーン基礎の容積が減少した分、クレー
ンの固定構造の設置及び撤去が容易になりこれらに要す
る時間が短縮できる。第7手段によれば、第4手段又は
第5手段による作用に加えて、クレーン基礎として鉄板
とコンクリートの組み合わせ構造物を採用することで、
鉄板部分でクレーン脚部が支持されかつアースアンカー
の引張力を受けるので、クレーン基礎がコンクリートの
みで造成されている場合に比べてクレーン基礎に割れな
どが生じない。このため、クレーン脚部の確実な固定が
可能になる。
【0026】第8手段によれば、第4手段又は第5手段
による作用に加えて、第7手段と同様な作用が生じる。
また、クレーン基礎を鉄板で構成することにより、コン
クリートを用いるものに較べてクレーン基礎の薄型化が
達成できる。
【0027】第9手段によれば、筒状体内に配置された
鋼製ワイヤーの部分が地盤またはグラウト材と接触しな
いので、アースアンカーの機能、すなわち鋼製ワイヤー
に十分な引張力を生じせしめられ、この引張力によるク
レーンの転倒防止の機能を十分に発揮させることができ
る。
【0028】第10手段によれば、地盤にあけた孔にア
ースアンカーを入れてグラウト材を加圧することによ
り、グラウト材は地盤とアースアンカーとに圧着されア
ースアンカーの地盤からの引き抜き抵抗力を増加でき
る。このため、アースアンカーにゆるみなく張力を加え
た上でそのアースアンカーでクレーン脚部を地盤に強固
に固定できる。クレーン基礎によるアースアンカーの引
張力支持の負担を軽減でき、クレーン基礎を軽量化でき
る。
【0029】第11手段によれば、アースアンカーを途
中で切断して基礎を撤去し、切断位置から下方のアース
アンカー部分は地盤に残留させることにより余分な撤去
作業を省略し、その地盤を次の作業のために早くあけわ
たせる作用が得られる。
【0030】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0031】図1aは、第1実施例におけるアースアン
カー21を用いた固定式クレーンの基礎の平面図を示し
ている。また、図1bは、第1実施例におけるアースア
ンカー21を用いた固定式クレーンの基礎の断面図を示
したものである。
【0032】第1実施例におけるアースアンカー21を
用いた固定式クレーンの固定構造においては、固定して
いる固定式クレーンの鉄筋コンクリート造の基礎2が、
基礎2を貫通して地盤1深くまで埋設されているアース
アンカー21によって地盤に固定されている。固定式ク
レーンの鋼製脚支柱部材11は、基礎2の上面に設置さ
れ、アースアンカー21とは別の、基礎2に埋設された
ボルトにナットにより固定されている。固定式クレーン
の鋼製脚支柱部材11は、風,振動,クレーン稼働に伴
う引張力を、固定式クレーンの基礎2の重量ではなく、
アースアンカー21の引き抜き抵抗力(引き抜き強度)
でもっている。ボルトを設置せず、図10に示すように
基礎2を貫通するアースアンカー21によって、鋼製脚
支柱部材11の下端に取り付けられた鋼材52を固定し
てもよい。ボルトを設けない分、固定式クレーンの固定
構造が単純化される。
【0033】従来からの鉄筋コンクリートの重量で全て
の引張荷重を支持する方式(例えば、特開平5−179657
号公報の図1の構造)の固定式クレーンの基礎コンクリ
ート2では、十分な厚さ(重量)を有する強固な鉄筋コ
ンクリート造の基礎2を造成することが必要となるが、
本実施例における基礎2が支持するのは圧縮荷重のみな
ので、基礎2の面積に対して厚さが薄くても良いことを
特徴とする。
【0034】本実施例における固定式クレーンの基礎2
は、鉄筋コンクリートで造成するほか、代替方法とし
て、上表面を鉄板とした鉄板とコンクリートとの複合構
造とする方法、または、鉄板部材で構成する方法も考え
られる。
【0035】図2に、第2実施例である、固定式クレー
ンの基礎に鉄筋コンクリートを使用した固定式クレーン
の固定構造を示す。
【0036】第2実施例においては、固定式クレーンの
鋼製脚支柱部材11は、鉄筋コンクリート造の基礎2に
設定される基礎ボルトにより固定される。基礎2は、基
礎2を貫通して地盤1深くまで埋設されているアースア
ンカー21によって地盤に固定されている。第1実施例
と同様に、図10のように基礎2を貫通するアースアン
カー21によって、鋼製脚支柱部材11の下端に取り付
けられた鋼材52を固定してもよい。
【0037】図3に、第3実施例である、固定式クレー
ンの基礎に鉄板とコンクリートとの複合構造を使用した
固定式クレーンの固定構造を示す。
【0038】第3実施例においては、固定式クレーンの
鋼製脚支柱部材11は、鉄板コンクリート造の基礎3に
埋設される基礎ボルトにより固定されている。図10の
ように基礎3を貫通するアースアンカー21によって、
鋼製脚支柱部材11の下端に取り付けられた鋼材52を
固定してもよい。また鉄板コンクリート造の基礎3を構
成する鉄板部材31は固定式クレーンの鋼製脚支柱部材
11に溶接して固定してもよい。固定式クレーンの基礎
3に用いる鉄板部材31の下面に、予めジベルスタッド
32を溶着しておき、そのジベルスタッド32を基礎3
のコンクリートの部分に埋設して鉄板部材31とコンク
リートとの一体化構造を成立させている。この複合構造
によれば、より強固な基礎構造を得ることができる上、
アースアンカー21のアンカー頭部43や固定クレーン
の脚部が設定される面がコンクリートに較べて割れにく
い鉄板で構成されるからその設定が確実且つ容易に成せ
る。
【0039】図4に、第4実施例である、固定式クレー
ンの基礎4として鉄板31を用いた固定式クレーンの固
定構造を示す。固定式クレーンの鋼製脚支柱部材11
は、鉄板部材31に基礎ボルトにより固定されている。
図10のように基礎4を貫通するアースアンカー21に
よって、鋼製脚支柱部材11の下端に取り付けられた鋼
材52を固定してもよい。
【0040】鉄板部材31と固定式クレーンの鋼製脚支
柱部材11を溶接して固定すること、あるいは、固定式
クレーンの基礎として地盤1に接する平面部分に当たる
鉄板部材31を予め工場もしくは現場近くの加工場で固
定式クレーンの鋼製脚支柱部材11と組立、一体化した
上で現場に設置することも可能である。
【0041】この鉄板による基礎4は、アースアンカー
21のアンカー頭部43や固定クレーンの脚部が設定さ
れる面がコンクリートに較べて割れにくい鉄板で構成さ
れるからその設定が確実且つ容易に成せ、軽量でもあ
る。
【0042】図5は、前述の各実施例で用いるアースア
ンカー21の詳細構造を示している。
【0043】アースアンカー21は、アースアンカー2
1自体とアースアンカー21を埋込む地盤1との間に発
生する圧縮力を利用してアースアンカーに生じる引張力
により、クレーンを転倒させる力に対抗するものであ
る。
【0044】アースアンカー21の構造は、大別して、
引張力をグラウト材22を介して地盤1に伝達する役目
を持つアースアンカーの定着部41、引張力をアースア
ンカーの定着部41に伝達する自由長部42,固定式ク
レーンの脚部分と定着することを役目とするアンカー頭
部43の3つの部分から成る。アースアンカー21の定
着部41は、引っ張り力をグラウト材22を介して地盤
1に伝える。アースアンカー定着部41の位置は、アー
スアンカー21本体のうち、最も地中深い部分、すなわ
ち、アースアンカー21の先端部分に相当する。アース
アンカーの定着部41を構成する部材は、グラウト材2
2との間に移動を発生しない構造とする必要がある。具
体的には、アースアンカー21の自由長部42から連続
している引張材23は、PC鋼より線とし、これにリブ
等の凸凹を設けておく構成等が考えられる。
【0045】アースアンカー21の自由長部42は、ア
ースアンカー21の頭部43にかかる引張力を、アース
アンカー21の定着部41に伝達する役目を持つ引張材
23と、引張材23とグラウト材22との接触を防止し
て摩擦減少させるとともに、地下水の進入を防ぎ、引張
材23の腐食を防止する役目を持つパイプ部材24から
成る。引張材23は、間隙を形成してパイプ部材24内
に設けられる。このため、パイプ部材24内の引張材2
3の部分に十分な引張力を生じさせることができ、クレ
ーンの転倒防止の機能を十分に発揮させることができ
る。引張材23としては、鋼製ワイヤー、または鋼製ワ
イヤーより線が、また、パイプ部材24としては、ポリ
エチレン管,鋼管等が採用される。また、パイプ部材2
4の端部は、防水処理が施され、パイプ部材24内部へ
の水の進入を防いでいる。
【0046】アースアンカー21は、地盤1と、固定式
クレーンの鋼製脚支柱部材11を固定している基礎2と
の間を常に緊張した状態に保っておく必要がある。アー
スアンカーのアンカー頭部43は、固定式クレーンの基
礎2に対し強固に固定された構造とする。引張材23か
らの引張力は、アンカープレート25で受ける。
【0047】自由長部42に続く引張材23のアンカー
頭部43にはねじが形成されている。アンカー頭部43
にナット(定着具)26を係合させこのナット26を回
転することにより、引張材23の緊張を調整可能であ
る。アースアンカー21のアンカー頭部43には防水処
理が施され、雨等の水が上方よりアースアンカー21の
内部へ進入することを防いでいる。
【0048】次に、アースアンカー21を用いた固定式
クレーン基礎の施工手順について説明する。
【0049】はじめに、固定式クレーンの鋼製脚支柱1
1を設定する場所において、地盤1の上面を均し処理し
た後、基礎2を設定する。基礎2のコンクリートを均し
た地盤5上に設定した状態を図6に示す。先にも触れた
が、本実施例における鉄筋コンクリート製の基礎2は圧
縮荷重が支持できればよいので、基礎2の面積に対して
厚さを薄くすることが可能である。従って固定式クレー
ンの基礎2は、鉄筋コンクリートの基礎とするほか、鉄
板コンクリートクリート、あるいは鉄板部材31にて代
替することも可能である。
【0050】次に削孔機を用いて、アースアンカー21
を挿入する孔51を基礎2を貫通して地盤1に掘削す
る。この状態を図7に示す。その際、オールケーシング
二重管堀りとすれば、掘削と同時にパイプ部材24の設
定が可能である。
【0051】次に、掘削したアースアンカー21を設定
する孔51部分の隙間がなくなるように柔らかいモルタ
ル(グラウト材22)を注入する。グラウト材22の一
次注入後に、アースアンカー設定用の孔51部分にアー
スアンカー21を挿入する。アースアンカー21を孔5
1に挿入した後、更にグラウト材22を加圧注入する。
この状態を図8に示す。これにより、定着部41部分を
はじめとするアースアンカー周辺を形成するグラウト材
22が掘削径より拡大するため、アースアンカー21を
地盤1に対して、より強固に定着させることが可能であ
る。すなわち、グラウト材22が地盤1とアースアンカ
ー21とに圧着され、ナット(定着具)26締め付け後
におけるアースアンカー21のクレーンの転倒に対する
抵抗力がより増加する。グラウト材22が固化し、強度
が十分確保された後、アースアンカーのアンカー頭部4
3のナット26を締めることにより、アースアンカー2
1の引張力を調整する。
【0052】アンカー頭部43には、防錆処理を施すこ
とにより、アースアンカー21内部に水が進入すること
を防止することが可能である。アースアンカー21内部
への防水構造の例として、アースアンカー頭部43に防
水キャップ27を被せることが考えられる。アースアン
カーのアンカー頭部43に防水キャップ27を適用した
例を図9に示す。
【0053】固定式クレーンの鋼製脚支柱部材11をア
ースアンカー式基礎地盤に固定する場合には、固定式ク
レーンの鋼脚支柱部材を貫通してアースアンカー21を
設定し、アースアンカーのアンカー頭部43が固定式ク
レーンの鋼製脚部を構成する鋼材52上に突き出すよう
に設置し、ナット26を締め付けることによりアースア
ンカー21の引張力が得られ、固定式クレーンを強固に
支持することが可能になる。この状態を図10に示す。
【0054】本実施例におけるアースアンカー21を利
用した固定式クレーンの基礎を撤去する際には、固定式
クレーンの撤去後に同じ場所に設置される計画物の設置
に必要な掘削範囲より下の位置まで地盤を掘削してアー
スアンカー21やグラウト材を露出させ、その位置でア
ースアンカー21を切断し、それより上の部分を撤去す
る。
【0055】この場合、前述の切断位置より地中深く埋
設されているアースアンカーの引張材23(グラウト材
22を含む)は埋め殺されて、余分の撤去作業を無く
す。
【0056】以上に述べた本発明の各実施例は、アース
アンカー21がクレーンの転倒しようとする力を引張力
として受け止めて地盤1に伝えてクレーンの転倒を防止
するので、クレーン基礎によるアースアンカー21の引
張力支持の負担を軽減でき、クレーン基礎の容積を減少
でき軽量化できる。このため、クレーンの固定構造及び
撤去に要する時間を著しく短縮できる。また、クレーン
基礎に多量のコンクリートを使用する必要がないので、
撤去後のコンクリート廃材の発生量が減少する。
【0057】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
アースアンカーがクレーンの転倒しようとする力を引張
力として受け止めて地盤に伝えてクレーンの転倒を防止
するので、クレーン基礎によるアースアンカーの引張力
支持の負担を軽減でき、クレーン基礎の容積を減少でき
軽量化できる。このため、クレーンの設置に要する時間
を著しく短縮できる。また、クレーン基礎に多量のコン
クリートを使用する必要がないので、撤去後のコンクリ
ート廃材の発生量が減少する。
【0058】請求項3の発明によれば、請求項1(また
は請求項2)の発明で得られる効果を生じると共に、グ
ラウト材の使用によりアースアンカーの引き抜き抵抗力
増大し、より大きな転倒力を支持できる。すなわち、ク
レーン脚部と地盤またはクレーン基礎と地盤とのアース
アンカーによる一体化がより強固に達成される。
【0059】請求項4及び請求項5の発明によれば、ア
ースアンカーの自由長部が、クレーンの転倒しようとす
る力を引張力として受け止めて定着部を介して地盤に伝
えるので、クレーン基礎の容積は小さくて済み、クレー
ンの設置に要する時間を著しく短縮できる。
【0060】請求項6の発明によれば、請求項4(また
は請求項5)の発明で得られる効果を生じると共に、ク
レーン基礎が受けるアースアンカーの引張力が軽減され
クレーン基礎は小型軽量で薄いもので足りる。クレーン
基礎の容積が減少した分、クレーンの固定構造の設置及
び撤去が容易になりこれらに要する時間が短縮できる。
請求項7の発明によれば、請求項4(または請求項5)の
発明で得られる効果を生じると共に、クレーン基礎がコ
ンクリートのみで造成されている場合に比べてクレーン
基礎に割れなどが生じない。このため、クレーン脚部の
確実な固定が可能になる。
【0061】請求項8の発明によれば、請求項7と同様
な効果を生じる。
【0062】請求項9の発明によれば、請求項4(また
は請求項5)の発明で得られる効果を生じると共に、鋼
製ワイヤーに十分な引張力を生じせしめられ、この引張
力によるクレーンの転倒防止の機能を十分に発揮させる
ことができる。
【0063】請求項10の発明によれば、グラウト材は
地盤とアースアンカーとに圧着されアースアンカーの地
盤からの引き抜き抵抗力を増加できるので、クレーン基
礎を軽量化できる。このため、クレーンの設置に要する
時間を短縮できる。
【0064】請求項11の発明によれば、切断位置から
下方のアースアンカー部分は地盤に残留させることによ
り固定構造の撤去に要する時間を短縮でき、その地盤を
次の作業のために早くあけわたせられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は本発明を適用した固定式クレーンの
基礎近辺の上面図であり(b)図は(a)図の固定式ク
レーンの基礎近辺の縦断面図。
【図2】図1bの拡大図。
【図3】固定式クレーンの基礎が鉄板とコンクリートと
の複合構造である場合の本発明の適用例を示す固定式ク
レーンの基礎近辺の縦断面図。
【図4】固定式クレーンの基礎が鉄板構造である場合の
本発明の適用例を示す固定式クレーンの基礎近辺の縦断
面図。
【図5】本発明に用いるアースアンカーの全体立面図。
【図6】本発明の一実施例による基礎造成地盤の縦断面
図。
【図7】本発明の一実施例において、削孔機を用い、ア
ースアンカーを設定する孔を基礎コンクリートを貫通し
て地盤に掘削した状態を示す基礎造成地盤の縦断面図。
【図8】本発明の一実施例において、グラウト材を加圧
注入することにより、アースアンカー定着部が掘削径よ
り拡大した状態を示す基礎造成地盤の縦断面図。
【図9】本発明の一実施例において、アースアンカー頭
部に防水キャップを適用した例を示す基礎造成地盤の縦
断面図。
【図10】図2のアースアンカーとその周辺の縦断面
図。
【図11】(a)図は従来例による固定式クレーンの基
礎近辺の上面図であり(b)図は(a)図の固定式クレ
ーンの基礎近辺の縦断面図。
【符号の説明】
1…地盤、2,3,4…基礎、5…均し地盤、11…固
定式クレーンの脚、21…アースアンカー、22…グラ
ウト材、23…引張材、24…パイプ部材、25…アン
カープレート、26…頭部定着具(ナット)、27…防
水キャップ、31…鉄板部材、32…ジベルスタッド、
41…アースアンカーの定着部、51…孔。
フロントページの続き (72)発明者 宮原 良平 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 牧田 辰雄 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 圭也 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 石名部 好夫 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 及川 忠彰 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 高野 博 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤に設置されたクレーン基礎を貫通して
    前記地盤内に埋設されたアースアンカーによって、前記
    クレーン基礎上に設置されたクレーンの脚部を固定して
    いることを特徴とするクレーンの固定構造。
  2. 【請求項2】地盤に設置されたクレーン基礎を貫通して
    前記地盤内に埋設されたアースアンカーによって、前記
    クレーン基礎を固定しており、前記クレーン基礎に設け
    られたボルトによって前記クレーン基礎上に設置された
    クレーンの脚部を固定していることを特徴とするクレー
    ンの固定構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記地
    盤内の複数個所にそれぞれ注入されたグラウト材を備
    え、前記クレーン基礎を貫通した前記アースアンカー
    が、前記各グラウト材内にそれぞれ設置され、隣接する
    前記アースアンカーを取り囲む前記グラウト材は互いに
    接触していないクレーンの固定構造。
  4. 【請求項4】地盤内でグラウト材により取り囲まれ前記
    グラウト材に接する鋼製ワイヤーの部分である定着体
    と、引っ張り力を前記定着体に伝達する鋼製ワイヤーの
    部分である自由長部と、クレーン基礎を貫通して前記ク
    レーン基礎より上方で前記鋼製ワイヤーに取り付けら
    れ、前記クレーン基礎上に設置されたクレーンの脚部を
    固定する定着具とを有する複数のアースアンカーを備
    え、少なくとも前記定着体は、前記地盤内に注入された
    前記グラウト材により前記地盤に圧着して埋設されてお
    り、隣接する前記アースアンカーを取り囲む前記グラウ
    ト材は互いに接触していないことを特徴としたクレーン
    の固定構造。
  5. 【請求項5】地盤内でグラウト材により取り囲まれ前記
    グラウト材に接する鋼製ワイヤーの部分である定着体
    と、引っ張り力を前記定着体に伝達する鋼製ワイヤーの
    部分である自由長部と、クレーン基礎を貫通して前記ク
    レーン基礎より上方で前記鋼製ワイヤーに取り付けら
    れ、前記クレーン基礎を固定する定着具とを有する複数
    のアースアンカーを備え、少なくとも前記定着体は、前
    記地盤内に注入された前記グラウト材により前記地盤に
    圧着して埋設されており、隣接する前記アースアンカー
    を取り囲む前記グラウト材は互いに接触していなく、前
    記クレーン基礎上に設置されたクレーンの脚部を前記ク
    レーン基礎に設けられたボルトによって固定することを
    特徴としたクレーンの固定構造。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5において、前記ク
    レーン基礎は鉄筋コンクリートで造成されているクレー
    ンの固定構造。
  7. 【請求項7】請求項4または請求項5において、前記ク
    レーン基礎は鉄板とコンクリートの組み合わせで構成さ
    れているクレーンの固定構造。
  8. 【請求項8】請求項4または請求項5において、前記ク
    レーン基礎は鉄板で構成されているクレーンの固定構
    造。
  9. 【請求項9】請求項4または請求項5において、前記自
    由長部は、筒状体内に配置された前記鋼製ワイヤーの部
    分であるクレーンの固定構造。
  10. 【請求項10】地盤内にアースアンカー設定用の孔をあ
    け、この孔内に1つのアースアンカーを挿入した状態で
    前記孔内に注入した前記グラウト材を加圧し、前記クレ
    ーン基礎上に設置した前記クレーン脚部を前記アースア
    ンカーに張力を与えた状態で固定することを特徴とした
    クレーンの固定方法。
  11. 【請求項11】クレーン基礎を貫通して地盤に埋設され
    たアースアンカーによって前記クレーン基礎上に固定さ
    れたクレーン脚部を固定しているクレーンの固定構造
    を、クレーン使用後に撤去する方法であって、前記地盤
    内から、前記アースアンカー又は前記アースアンカー周
    りに注入されたグラウト材の一部を露出させ、その後、
    前記地盤から露出している部分で前記アースアンカーを
    切断し、この切断位置より上方の部分を撤去し、その切
    断位置より下方の部分を前記地盤内に残存させることを
    特徴としたクレーンの固定構造の撤去方法。
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