JPH08337174A - 車両用舵角比可変操舵装置 - Google Patents

車両用舵角比可変操舵装置

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Publication number
JPH08337174A
JPH08337174A JP14655895A JP14655895A JPH08337174A JP H08337174 A JPH08337174 A JP H08337174A JP 14655895 A JP14655895 A JP 14655895A JP 14655895 A JP14655895 A JP 14655895A JP H08337174 A JPH08337174 A JP H08337174A
Authority
JP
Japan
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steering
arm
vehicle
swing
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP14655895A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kagawa
和則 香川
Katsuyuki Sakakura
克之 坂倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH08337174A publication Critical patent/JPH08337174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の走行状態等に応じてステアリング操作
角と操舵輪の切れ角との比を変えると共に、ステアリン
グの中立位置のズレを防止する。 【構成】 車両用舵角比可変操舵装置10のステアリン
グ12の軸12Aにはドライブピニオン14が連結され
ており、軸20に軸支されたアーム16に固定されたド
ライブギヤ18に噛合している。アーム16と平行にア
ーム24、26が配設されている。アーム24、26に
はアーム28の両端部28A、28Bが軸支されてお
り、アーム28の中央部は軸20に回転可能に軸支され
ている。アーム24、26の端部24B、26Bにはア
ーム38が連結されており、連結部にはタイロッド4
4、46が連結されている。アーム16には、アーム2
4、26と連結ロッド54、56で連結された揺動レバ
ー52が設けられており、揺動レバー52はモータ48
の回転に応じて矢印D方向へ移動可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用舵角比可変操舵装
置に係り、特に、ステアリング操作角と操舵輪の切れ角
との比を変えることができる車両用舵角比可変操舵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においては、車速
に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比を
変えることができる車両用舵角比可変操舵装置が知られ
ており、その一例が、特開昭61−122073号公報
に示されている。
【0003】図3に示される如く、この車両用舵角比可
変操舵装置は、ステアリング70の軸70Aに連結され
た駆動用回転体72と、ステアリングギヤ装置74のピ
ニオン76の軸76Aに連結された被動用回転体78
と、駆動用回転体72と被動用回転体78との間に介在
され、且つ周面が、駆動用回転体72と被動用回転体7
8とに常時当接されている摩擦車80を備えている。そ
して、摩擦車80と駆動用回転体72、被動用回転体7
8との当接位置をアクチュエータ82によって制御する
ことによって、駆動用回転体72に対する被動用回転体
78の回転伝達比、即ち、ステアリング操作角と操舵輪
の切れ角との比を変えることができるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用舵角比可変操舵装置では、摩擦車80の摩擦接触に
よって、駆動用回転体72のトルクを被動用回転体78
に伝達しているため、操舵中に摩擦車80と駆動用回転
体72、被動用回転体78との間でズレが生じる恐れが
あり、この場合には、ステアリング70の中立位置(直
進時の操舵角)がズレるという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、車両の走行状
態等に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との
比を変えることができ、且つステアリングの中立位置の
ズレを防止できる車両用舵角比可変操舵装置を得ること
が目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用舵角比可変操舵装置は、ステアリング操作に応じ
て揺動される第1リンクと、この第1リンクと平行に配
置されて端部が操舵輪に連結された一対の補助リンク
と、前記第1リンクの軸方向に移動可能に設けられた揺
動レバーと、この揺動レバーの両端部を前記一対の補助
リンクに夫々連結する一対の連結ロッドと、を有するこ
とを特徴としている。
【0007】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用舵角比可変操舵装置において、操舵トルクを検出
する操舵トルク検出手段と、前記一対の補助リンクの各
揺動支点に配置した揺動アクチュエータと、前記操舵ト
ルクに基づいて前記揺動アクチュエータを駆動制御する
制御手段と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の車両用舵角比可変操舵
装置では、ステアリング操作に応じて第1リンクが揺動
する。この第1リンクの揺動が、第1リンクに平行に配
置された一対の補助リンクを介して操舵輪に伝達され
る。また、車両の走行状態等に応じて、一対の補助リン
クに一対の連結ロッドよって夫々連結された揺動レバー
を第1リンクの軸方向に移動させると、揺動レバーと第
1リンクの揺動支点との距離が変化してステアリング操
作角と操舵輪の切れ角との比が変化する。
【0009】また、揺動レバーを第1リンクの軸線方向
に移動させることで、ステアリング操作角と操舵輪の切
れ角との比が変化する構成のため、ステアリングの中立
位置がズレることはない。
【0010】請求項2記載の本発明の車両用舵角比可変
操舵装置では、操舵トルク検出手段により、ステアリン
グの操舵トルクを検出し、検出した操舵トルクに基づい
て制御手段により、一対の補助リンクの各揺動支点に配
置した揺動アクチュエータを駆動制御して、パワーアシ
ストを行う。
【0011】
【実施例】本発明の車両用舵角比可変操舵装置の一実施
例を図1及び図2に従って説明する。
【0012】図1に示される如く、本実施例の車両用舵
角比可変操舵装置10では、ステアリング12の軸12
Aに、ドライブピニオン14が連結されており、このド
ライブピニオン14は、第1リンクとしてのアーム16
の一方の端部16Aに固定された扇型のドライブギヤ1
8に噛合している。アーム16の端部16Aは、軸20
に回転可能に軸支されており、図1の矢印A方向へ揺動
可能とされている。なお、軸20には、操舵トルク検出
手段としてのトルクセンサ22が設けられており、この
トルクセンサ22は制御手段としての制御回路37に接
続されている。
【0013】アーム16の両側には、アーム16と平行
に一対の補助リンクとしてのアーム24、26が配設さ
れている。これらのアーム24、26の一方の端部24
A、26Aには、アーム28の両端部28A、28Bに
設けられた軸30、32によって回転可能に軸支されて
おり、図1の矢印B方向、矢印C方向へ揺動可能とされ
ている。
【0014】また、アーム24、26の揺動支点となる
軸30、32には、揺動アクチュエータとしてのモータ
等からなるパワーアシストアクチュエータ34、36が
設けられている。なお、これらのパワーアシストアクチ
ュエータ34、36は制御回路37に接続されており、
制御回路37は、トルクセンサ22によって検出された
操舵トルクに基づいて、パワーアシストアクチュエータ
34、36を駆動制御するようになっている。
【0015】アーム24、26の他方の端部24B、2
6Bには、アーム28と平行に配設されたアーム38の
両端部38A、38Bが連結ピン40、42によって回
転可能に連結されており、これらの連結ピン40、42
には、図示を省略した操舵輪に連結された左右のタイロ
ッド44、46がそれぞれ連結されている。
【0016】アーム16の端部16A近傍には、モータ
48が固定されており、このモータは、制御回路37に
接続されている。モータ48の回転軸48Aは、アーム
16に沿ってアーム16の他方の端部16B近傍まで延
設されており、回転軸48Aにはピン50の根元部が螺
合している。ピン50の根元部は、アーム16に形成さ
れたスリット51に係合しており、ピン50は回転軸4
8Aの回転に応じて、アーム16の軸方向(図1の矢印
D方向)へ移動可能となっている。
【0017】ピン50には揺動レバー52が図1の矢印
E方向へ揺動可能に軸支されており、揺動レバー52は
ピン50と一体的に図1の矢印D方向へ移動可能となっ
ている。また、この揺動レバー52の両端部52A、5
2Bは夫々一対の連結ロッド54、56により、一対の
補助リンク24、26と連結されており、一対の連結ロ
ッド54、56は図1の矢印E方向、矢印F方向へ揺動
可能とされている。
【0018】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
の車両用舵角比可変操舵装置10では、ステアリング1
2の操作に応じてアーム16が、軸20を揺動支点とし
て図1の矢印A方向に揺動し、例えば、図2に実線で示
される位置になる。このアーム16の揺動が、アーム1
6に平行に配置された一対のアーム24、26を介して
左右のタイロッド44、46から操舵輪に伝達される。
【0019】また、車両の走行状態等に応じて、制御回
路37によりモータ48が作動すると、回転軸48Aの
回転に応じて、揺動レバー52が、図1に想像線で示す
位置の範囲内でアーム16の軸方向(図1の矢印D方
向)へ移動し、揺動レバー52の揺動中心、即ちピン5
0と、アーム16の揺動支点、即ち軸20との距離が変
化してステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比が変
化する。
【0020】従って、例えば、図2に示される如く、揺
動レバー52をアーム16の端部16B側の位置(図2
の実線の位置)へ移動させた場合の、アーム16の揺動
角θに対する一対のアーム24、26の揺動角α1が、
揺動レバー52をアーム16の端部16A側の位置(図
2の想像線の位置)へ移動させた場合の、アーム16の
揺動角θに対する一対のアーム24、26の揺動角α2
より大きくなる。このため、例えば車両が高速走行状態
にあるとして、揺動レバー52をアーム16の端部16
A側の位置(図2の想像線の位置)へ移動させ、ステア
リング操作角と操舵輪の切れ角との比を小さくすること
で、走行安定性を確保し易くなる。一方、例えば、車両
が低速走行状態にあるとして、揺動レバー52をアーム
16の端部16B側の位置(図2の実線の位置)へ移動
させ、ステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比を大
きくすることで、少ないステアリング操作量で車庫入れ
等が容易に行うことができる。
【0021】また、本実施例の車両用舵角比可変操舵装
置10では、揺動レバー52をアーム16の軸線方向に
移動させることで、ステアリング操作角と操舵輪の切れ
角との比が変化する構成のため、ステアリングの中立位
置がズレることはない。従って、ステアリングの中立位
置の補正及び操舵角に対する出力変位のフィードバック
制御が必要なく、装置の小型化が可能になる。
【0022】更に、本実施例の車両用舵角比可変操舵装
置10では、制御回路37が、トルクセンサ22によっ
て検出された操舵トルクに基づいて、アーム24、26
の揺動支点となる軸30、32に設けられたパワーアシ
ストアクチュエータ34、36を駆動制御して、パワー
アシストを行うため、操舵中のギヤ比変更による反力に
対しても、パワーアシスト力が作用することで、不自然
な反力の変化を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用舵角比可
変操舵装置は、ステアリング操作に応じて揺動される第
1リンクと、第1リンクと平行に配置されて端部が操舵
輪に連結された一対の補助リンクと、第1リンクの軸方
向に移動可能に設けられた揺動レバーと、揺動レバーの
両端部を一対の補助リンクに夫々連結する一対の連結ロ
ッドと、を有する構成としたので、車両の走行状態等に
応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比を変
えることができ、且つステアリングの中立位置のズレを
防止できるという優れた効果を有する。
【0024】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用舵角比可変操舵装置において、操舵トルクを検出
する操舵トルク検出手段と、一対の補助リンクの各揺動
支点に配置した揺動アクチュエータと、操舵トルクに基
づいて揺動アクチュエータを駆動制御する制御手段と、
を有する構成としたので、請求項1記載の効果に加え
て、パワーアシスト機能を付加できるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用舵角比可変操舵
装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る車両用舵角比可変操舵
装置の作用説明図である。
【図3】従来例に係る車両用舵角比可変操舵装置を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
10 車両用舵角比可変操舵装置 12 ステアリング 16 アーム(第1リンク) 22 トルクセンサ(操舵トルク検出手段) 24 アーム(補助リンク) 26 アーム(補助リンク) 34 パワーアシストアクチュエータ(揺動アクチュ
エータ) 36 パワーアシストアクチュエータ(揺動アクチュ
エータ) 37 制御回路(制御手段) 44 タイロッド 46 タイロッド 48 モータ 52 揺動レバー 54 連結ロッド 56 連結ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング操作に応じて揺動される第
    1リンクと、この第1リンクと平行に配置されて端部が
    操舵輪に連結された一対の補助リンクと、前記第1リン
    クの軸方向に移動可能に設けられた揺動レバーと、この
    揺動レバーの両端部を前記一対の補助リンクに夫々連結
    する一対の連結ロッドと、を有することを特徴とする車
    両用舵角比可変操舵装置。
  2. 【請求項2】 操舵トルクを検出する操舵トルク検出手
    段と、前記一対の補助リンクの各揺動支点に配置した揺
    動アクチュエータと、前記操舵トルクに基づいて前記揺
    動アクチュエータを駆動制御する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用舵角比可変操舵
    装置。
JP14655895A 1995-06-13 1995-06-13 車両用舵角比可変操舵装置 Pending JPH08337174A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019202760A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 ナブテスコ株式会社 操舵装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019202760A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 ナブテスコ株式会社 操舵装置
TWI826450B (zh) * 2018-05-21 2023-12-21 日商納博特斯克股份有限公司 轉向裝置

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