JPH08336183A - 移動無線通信システムにおけるクローン端末の通信拒否方式 - Google Patents

移動無線通信システムにおけるクローン端末の通信拒否方式

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JPH08336183A
JPH08336183A JP14172395A JP14172395A JPH08336183A JP H08336183 A JPH08336183 A JP H08336183A JP 14172395 A JP14172395 A JP 14172395A JP 14172395 A JP14172395 A JP 14172395A JP H08336183 A JPH08336183 A JP H08336183A
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昌彦 宗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動無線通信システムにおいて、正規契約端
末がコピーされたクローン端末を検出しその通信を拒否
することにより、正規契約端末を保護する。 【構成】 端末3は、センタ装置1を介して通話を行う
毎に通話回数を記憶し、かつセンタ1は端末3との通話
回数を記憶する一方、端末との通話に先立つ通信時にこ
の端末に記憶されている通話回数値と自身に記憶してい
るこの端末との通話回数値との一致を検出する。そし
て、不一致の場合は端末側で操作された暗証番号と予め
登録された暗証番号との一致を判定し、双方が不一致の
場合はこの端末をクローン端末と判定し以降の通信を拒
否する。この結果、クローン端末の不正使用による正規
端末への通信料金の請求が阻止され、正規端末を保護で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正規に契約した移動無
線端末がコピーされたクローン端末を検出してこのクロ
ーン端末との通信を拒否する移動無線通信システムにお
けるクローン端末の通信拒否方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の移動無線通信システム
は、移動無線端末、各エリアに配設され移動無線端末と
無線接続される基地局、各基地局と電話回線を介して接
続される携帯電話専用交換局等から構成されている。こ
こで、移動無線端末が発呼操作を行うと、この発呼操作
に基づくダイヤルデータ等の操作データが移動無線端末
から基地局側へ無線伝送され、基地局ではこの操作デー
タに基づくダイヤル信号を電話回線を介して携帯電話専
用交換局側へ送出する。すると、携帯電話専用交換局で
は、このダイヤル信号を上位の交換局へ送ってその交換
局に接続される加入者に対する呼出を行わせる。そして
加入者の応答により、移動無線端末の通話が行われる。
また、移動無線端末側からのダイヤル信号を上位の交換
局からさらに中継局を経由して他の交換局を介し他の携
帯電話専用交換局へ送信することにより、他の基地局を
介し他の移動無線端末への呼出を行わせることもでき
る。
【0003】ところで、このような移動無線端末が基地
局との無線通信を行い、基地局及び交換局を介し通話を
行うためには、正規な端末として契約する必要がある。
ここで移動無線端末が正規に契約されると、移動無線端
末には契約端末として判別できるデータ(即ち、契約端
末判定データ)が付与され内部に記憶されると共に、携
帯電話専用交換局等のセンタ装置側には同一の契約端末
判定データが登録される。そして、通話に先立つ通信時
には、移動無線端末は自身の契約端末判定データをセン
タ装置側へ送信し、センタ装置ではこのデータが自身に
登録されているデータと一致する場合は通話を許容す
る。こうして通話が許容されその通話が終了すると、そ
の通話料金はその移動無線端末側に請求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにセンタ装置
では、移動無線端末の契約端末判定データが自身に登録
されているものと一致すれば、この移動無線端末の通話
を許容するようにしている。このため、この移動無線端
末の契約端末判定データが不正にコピーされた移動無線
端末、即ちクローン端末が使用された場合でも、このク
ローン端末は正規な移動無線端末と識別できないため、
同様に通話が許容されるという問題が生じる。従って、
このクローン端末が使用される毎に、正規に契約した移
動無線端末側に対して通話料金が請求され、正規契約端
末側に多大な被害を与えるという問題があった。
【0005】従って本発明は、クローン端末の存在を的
確に検出してその通信を拒否することにより、正規に契
約した移動無線端末側に与える被害を防止することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、移動無線端末にセンタ装置を介する
通話の回数を記憶する第1の記憶手段(通話回数値記憶
手段36)を設け、前記センタ装置に、各移動無線端末
との通話の回数を記憶する第2の記憶手段(通話回数値
記憶手段132)と、前記移動無線端末との通信時にこ
の移動無線端末の第1の記憶手段に記憶されている通話
回数値と第2の記憶手段の通話回数値との一致を検出す
る検出手段と、検出手段により不一致が検出された時に
暗証番号の操作要求に応じて操作された移動無線端末の
暗証番号を受信する受信手段と、受信手段により受信さ
れた暗証番号と予め登録されている移動無線端末の暗証
番号との一致を判定する判定手段とを設けたものであ
る。また、センタ装置は、判定手段の判定出力が一致を
示す場合はこの通信中の移動無線端末に記憶中の契約端
末判定データ及びセンタ装置内に記憶されているこの移
動無線端末の契約端末判定データを同一の新たなデータ
に更新するようにしたものである。また、センタ装置
は、判定手段の判定出力が不一致を示す場合はこの通信
中の移動無線端末に記憶中の契約端末判定データを異な
るデータに書き換えるようにしたものである。
【0007】
【作用】移動無線端末は、センタ装置を介して通話を行
う毎に通話回数を第1の記憶手段に記憶し、かつこのと
きセンタ装置は第2の記憶手段にこの移動無線端末との
通話回数を記憶する一方、センタ装置では移動無線端末
との通話に先立つ通信時にこの移動無線端末に記憶され
ている通話回数値と自身に記憶しているこの移動無線端
末との通話回数値との一致を検出する。そして、不一致
の場合はこの移動端末において操作された移動無線端末
の暗証番号を受信し、自身に予め登録されたこの移動無
線端末の暗証番号との一致を判定する。この結果、その
移動無線端末がクローン端末か否かが的確に検出されて
以降の通信が拒否される。従って、このクローン端末の
不正使用による正規な移動無線端末への通信料金の請求
が未然に阻止され、正規な移動無線端末を保護すること
ができる。
【0008】また、双方の暗証番号が一致を示す場合
は、この通信中の移動無線端末に記憶中の契約端末判定
データ及びセンタ装置内に記憶されこの移動無線端末に
対応する契約端末判定データを同一の新たなデータに更
新する。この結果、以降、この移動無線端末とこの移動
無線端末をコピーしたクローン端末とを的確に識別する
ことができる。また、双方の暗証番号が不一致を示す場
合は、この通信中の移動無線端末をクローン端末として
その端末に記憶中の契約端末判定データを新たなデータ
に書き換える。この結果、このクローン端末の以降の使
用を確実に阻止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明を適用した移動無線通信システムの一
実施例を示すブロック図である。同図において、この移
動無線通信システムは、センタ装置1、基地局2A,2
B、及び移動無線端末(以下、端末)3A,3Bからな
る。ここで、センタ装置1は、交換局11A,11B、
中継局12A,12B、加入者データベース13、及び
携帯電話専用交換局14A,14Bにより構成される。
また、センタ装置1内の携帯電話専用交換局14A,1
4Bは、有線電話回線L1,L2を介してそれぞれ基地
局2A,2Bに接続される一方、基地局2A,2Bはそ
れぞれ各移動無線端末(以下、端末)3A,3Bと無線
回線により接続されている。
【0010】ここで、例えば端末3Aが発呼操作を行う
と、この発呼操作に基づくダイヤルデータ等は無線回線
を介して基地局2Aで伝達され、さらに携帯電話専用交
換局14Aに伝達される。一方、この時この端末3Aに
予め記憶されている契約端末であることを判別するため
の契約端末判定データも携帯電話専用交換局14Aに伝
達される。この場合、携帯電話専用交換局14Aでは、
交換局11A及び中継局12Aを介して加入者データベ
ース13に登録されているこの端末3Aの契約端末判定
データを読み出し、端末3Aから送られた契約端末判定
データとの一致を比較する。ここで双方の契約端末判定
データが一致すると、このダイヤルデータが上位局であ
る交換局11A等に送られ、ダイヤルデータに応じた相
手加入者への呼出が行われる。そして相手加入者の応答
により、発信通話が行われる。
【0011】また、例えば端末3Aへ着信の際にも、携
帯電話専用交換局14A側から着信データが端末3Aに
送出され、また、この端末3Aの契約端末判定データは
携帯電話専用交換局14Aからの要求により、端末3A
から携帯電話専用交換局14Aに伝達される。この場
合、携帯電話専用交換局14Aでは、交換局11A及び
中継局12Aを介して加入者データベース13に登録さ
れているこの端末3Aの契約端末判定データと、端末3
Aから送られた契約端末判定データとの一致を比較す
る。ここで双方の契約端末判定データが一致すると、携
帯電話専用交換局14Aは以降の着信制御を継続する。
なお、端末3Bの発呼の場合も、携帯電話専用交換局1
4Bでは、携帯電話専用交換局14Aと同様に加入者デ
ータベース13をアクセスして、端末3Bの契約端末判
定データの比較照合を行うことで端末3Bの発信通話を
許容する。また端末3Bへの着信の際にも、携帯電話専
用交換局14Bは加入者データベース13をアクセスし
て端末3Bの契約端末判定データと、携帯電話専用交換
局14Bが端末3Bに対して要求し端末3Bから送られ
てきた契約端末判定データとの比較照合を行うことで端
末3Bの着信制御を継続する。
【0012】このように、携帯電話専用交換局14で
は、端末3の契約端末判定データが自身に登録されてい
るものと一致すれば、この端末の通話を許容するように
している。このため、この端末3の契約端末判定データ
が不正にコピーされたクローン端末が使用された場合で
も、携帯電話専用交換局14ではクローン端末と正規契
約端末3とを識別できずに、同様に通話が許容されると
いう問題が生じる。従って、クローン端末による発信通
話の場合は、正規契約端末である端末3側に対して通話
料金が請求されるという問題があり、かつ着信時にはク
ローン端末側に対しても着信が許容されることから、正
規契約端末3の着信率が低下するという問題もある。こ
のため、本実施例では、クローン端末の存在を的確に検
出してその通信を拒否することにより、正規に契約した
端末側に適正な課金を行うと共に、正規契約端末の着信
率を向上できるようにする。
【0013】図2は、本発明の要部構成を示す図であ
り、携帯電話専用交換局14内の携帯電話専用交換局処
理部141及び加入者データベース13の各部の構成を
示すブロック図である。同図において、処理部141
は、端末3との通信を制御する端末間通信制御手段14
1、端末3が通話中か否かを判定する通話中判定制御手
段143、契約端末判定データの変更の有無を判定する
契約端末判定データ変更判定手段144からなる。ま
た、加入者データベース13は、各端末3の契約端末判
定データを記憶する契約端末判定データ記憶手段13
1、各端末3の通話回数値を記憶する通話回数値記憶手
段132、契約時に各端末3に付与された暗証番号を記
憶する暗証番号記憶手段133からなる。
【0014】また、図3は端末3の要部構成を示すブロ
ック図であり、端末3は、端末処理部31、端末記憶部
34、端末操作部37からなる。ここで端末処理部31
は、センタ装置1とのデータ通信を制御するセンタ間通
信制御手段32、端末3の通話中の有無を判定する通話
中判定制御手段33からなる。また、端末記憶部34
は、自身の契約端末判定データを記憶する契約端末判定
データ記憶手段35、自身の通話回数値を記憶する通話
回数値記憶手段36からなる。さらに、端末操作部37
はキーボード38等から構成される。
【0015】次に図4〜図6のフローチャートに基づい
て本発明の要部動作を詳細に説明する。まず、図4及び
図5に示すフローチャートに基づき、図2に示す携帯電
話専用交換局処理部141の動作から説明する。処理部
141の端末間通信制御手段142では、端末3側から
発呼要求があった場合の通話に先立つ通信時には端末3
から送信され端末3の契約端末判定データ記憶手段35
に記憶されている契約端末判定データと、加入者データ
ベース13内の契約端末判定データ記憶手段131に記
憶されているこの端末3の契約端末判定データとをまず
比較照合し、これらが一致していれば、基地局2を介し
端末3へ通話回数値の送信要求を行う。そしてその後、
この送信要求により端末3から送信される通話回数値の
受信の有無を判断する(ステップS1)。
【0016】ここで、一定時間内に端末3から通話回数
値が受信されず、図示しないタイマが満了(タイムアッ
プ)しステップS2で「Y」となると、基地局2との有
線電話回線(回線)を切断(ステップS3)することに
より、端末3との通信を終了する。一方、通話回数値が
端末3から受信されると、端末間通信制御手段142
は、加入者データベース13内の通話回数値記憶手段1
32の中からこの端末3の通話回数値を読み出して、受
信した通話回数値との一致を比較する(ステップS
4)。ここで、双方の通話回数値が一致していなけれ
ば、次に端末3に対し暗証番号応答要求を送信する(ス
テップS5)。
【0017】このような暗証番号の要求に対し、端末3
側ではキーボード38の操作に基づく4桁の暗証番号を
入力する。この暗証番号は、この端末3の契約時に付与
されるもので、加入者データベース13内の暗証番号記
憶手段133に各端末毎に記憶されている。そしてキー
ボード38の操作に基づいて入力された暗証番号は、端
末3側から基地局2を介し、処理部141内の端末間通
信制御手段142へ送信されることになるが、端末間通
信制御手段142はこの受信の有無を判断する(ステッ
プS6)。ここで、一定時間内に端末3から暗証番号が
受信されずタイマが満了してステップS7で「Y」とな
ると、回線を切断(ステップS8)することにより、端
末3との通信を終了する。
【0018】また、端末間通信制御手段142において
端末3側から暗証番号が受信された場合は、端末間通信
制御手段142は、契約端末判定データ変更手段144
に指示して、受信した暗証番号と暗証番号記憶手段13
3内の該当端末3の暗証番号との一致を判定させる(ス
テップS9)。そして双方の暗証番号が不一致となるこ
とが契約端末判定データ変更判定手段144により判定
された場合は、端末間通信制御手段142はこの端末3
をクローン端末として基地局2を介し該当端末3を制御
し該当端末3の契約端末判定データ記憶手段35に記憶
されている契約端末判定データを新たなデータに書き換
え(ステップS10)、さらに該当端末3の通話回数値
記憶手段36に記憶されている通話回数値を「0」に初
期設定する(ステップS11)。その後、回線を切断し
て端末3との通信を終了する。
【0019】一方、端末3において操作された暗証番号
と記憶されている暗証番号とが一致してステップS9の
判定が「Y」となると、図5のステップS21へ移行す
る。この場合、端末間通信制御手段142は、この端末
3を正規契約端末として、該当端末3の契約端末判定デ
ータ記憶手段35に記憶されている契約端末判定データ
を新たなデータに書き換え(ステップS21)、さらに
該当端末3の通話回数値記憶手段36に記憶されている
通話回数値を「0」に初期設定する(ステップS2
2)。その後、該当端末3の書き換えが所定時間内に完
了したか否かを判断し(ステップS23)、所定時間内
に契約端末判定データや通話回数値等の書き換えが終了
せずタイマが満了すると(ステップS24で「Y」の場
合)、回線を切断して端末3との通信を終了する(ステ
ップS25)。
【0020】また、所定時間内に契約端末判定データや
通話回数値等の書き換えが終了した場合は、端末間通信
制御手段142は、契約端末判定データ変更判定手段1
44に指示して加入者データベース13内の契約端末判
定データ記憶手段131に記憶されている該当端末3に
対応する契約端末判定データを該当端末3と同一の新た
なデータに書き換えさせ(ステップS26)、さらに通
話中判定制御手段143に指示して通話回数値記憶手段
132に記憶されている該当端末3に対応する通話回数
値を「0」に初期設定させる(ステップS27)。
【0021】その後、端末間通信制御手段142は上位
局である交換局11との回線接続を行い(ステップ2
8)、交換局11等に収容された加入者に対する呼出を
行う。そして、呼出しされた加入者の応答を検知するこ
とにより該当端末3が通話中か否かが判断され(ステッ
プS29)、所定時間内に加入者が応答することにより
該当端末3の通話が開始されれば、端末間通信制御手段
142から伝達される通話開始情報によって通話中判定
制御手段143は、ステップS29の「通話中」を
「Y」と判定することから、通話回数値記憶手段132
の該当端末3に対応する通話回数値を1つ増加させる。
また、このとき端末間通信制御手段142は、基地局2
を介し該当端末3に指示してその通話回数値記憶手段3
6の通話回数値を1つ増加させる(ステップS30)。
【0022】なお、交換局11との回線接続後、所定時
間内に該当端末3の通話が開始されずステップS31の
「タイマ満了」が「Y」となる場合は、端末間通信制御
手段142は、交換局11に接続された回線及び基地局
2と接続された回線をそれぞれ切断して端末3との通信
を終了する(ステップS32)。また、携帯電話専用交
換局14において、加入者データベース13に記憶され
ている通話回数値と端末3側の通話回数値とが一致し、
図4のステップS4の判定が「Y」となる場合は、この
端末3は正規契約端末であり、この場合は図5のステッ
プ28へ移行して、交換局11との回線接続、通話中の
判断、及び通話回数値の更新等、上述した一連の処理を
行う。
【0023】このように携帯電話専用交換局14では、
端末3との通話に先立つ通信時に加入者データベース1
3の通話回数値と、この端末3に記憶されている通話回
数値とを比較し、不一致となる場合は、該当端末3に暗
証番号を操作させこの操作された暗証番号と加入者デー
タベース13の暗証番号とを比較するようにしたもので
ある。そして、双方の暗証番号が一致する場合を正規契
約端末と判定し、該当端末及び加入者データベースのこ
の端末に関する各契約端末判定データを新規な同一デー
タに書き換える。また、双方の暗証番号が不一致となる
場合は、この端末をクローン端末としてその端末の契約
端末判定データのみを新規に書き換えるようにする。こ
の結果、クローン端末を的確に検出できると共に、クロ
ーン端末による通話を確実に防止することができる。ま
た、クローン端末への着信が阻止されることから、正規
契約端末の着信率を向上できる。なお、本実施例では、
携帯電話専用交換局14において、クローン端末を検出
してその通話を防止するようにしているが、例えば交換
局11等、センタ装置の他の部分で行っても良い。
【0024】次に図6は、以上のようなセンタ装置1
(携帯電話専用交換局14)の動作に応動する端末3の
動作を示すフローチャートである。即ち、端末3のセン
タ間通信制御手段32は、センタ装置1を経由する通話
に先立ってセンタ装置1との通信時には、まずセンタ装
置1側から送信される通話回数値の要求の有無を判断す
る(ステップS41)。ここで、センタ装置1側から通
話回数値の要求があれば、通話回数値記憶手段36に記
憶された内容を読み出して基地局2を介しセンタ装置1
側へ返送する「通話回数値の応答」を実行する(ステッ
プS42)。
【0025】また、通話中にセンタ装置1から通話回数
値の更新要求があり、これがセンタ間通信制御手段32
から伝達されると、通話中判定制御手段33は、ステッ
プS43の「通話中」を「Y」と判定し、通話回数値記
憶手段36の通話回数を1つ増加させて更新する(ステ
ップS44)。また、センタ装置1側から暗証番号の入
力要求があると、センタ間通信制御手段32は、ステッ
プS45の「暗証番号の要求ありか」を「Y」と判定す
る。この場合、センタ間通信制御手段32は図示しない
表示部等にその旨を表示し、その表示に従って操作され
るキーボード38の操作情報を暗証番号として入力しセ
ンタ装置1側へ返送する(ステップS46)。
【0026】また、センタ装置1から契約端末判定デー
タの書き換えデータが到来すると、センタ間通信制御手
段32はステップS47を「Y」と判定する。この場
合、センタ間通信制御手段32は、契約端末判定データ
記憶手段35に記憶されているデータをセンタ装置1の
指示通りに書き換え(ステップS48)、続いてこの書
き換え完了を示すデータを応答データとしてセンタ装置
1側へ返送する(ステップS49)。
【0027】このように、本実施例ではクローン端末の
存在を的確に検出しその通信を拒否することにより、正
規契約端末側に適正な課金を行い、かつ正規契約端末の
着信率を向上させている。ところで、クローン端末が移
動し、移動先でこの端末の位置情報を通知する位置登録
を行うことがある。このような場合、正規契約端末側に
は全く着信が到来せず、また正規契約端末への本来の着
信がクローン端末側へ着信するためプライバシーの侵害
が生じるという問題がある。このため、本実施例では、
上述した発信通話の場合と全く同様な手順でクローン端
末の存在を検出し、クローン端末が検出された場合は、
このクローン端末の位置登録を阻止する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動無線端末はセンタ装置を介して通話を行う毎に通話回
数を第1の記憶手段に記憶し、かつこのときセンタ装置
は第2の記憶手段にこの移動無線端末との通話回数を記
憶する一方、センタ装置では移動無線端末との通話に先
立つ通信時にこの移動無線端末に記憶されている通話回
数値と自身に記憶しているこの移動無線端末との通話回
数値との一致を検出し、不一致の場合はこの移動無線端
末において操作された移動無線端末の暗証番号を受信
し、自身に予め登録されたこの移動無線端末の暗証番号
との一致を判定するようにしたので、移動無線端末がク
ローン端末か否かを的確に検出できる。この結果、クロ
ーン端末であれば以降の通信が拒否されることにより、
クローン端末の不正使用による正規な移動無線端末への
通信料金の請求が未然に阻止され、従って正規な移動無
線端末を保護することができる。
【0029】また、双方の暗証番号が一致を示す場合
は、この通信中の移動無線端末の契約端末判定データ及
びセンタ装置内に記憶されているこの移動無線端末の契
約端末判定データを同一の新たなデータに更新するよう
にしたので、以降、この移動無線端末とこの移動無線端
末をコピーしたクローン端末とを的確に識別することが
できる。また、双方の暗証番号が不一致を示す場合は、
この通信中の移動無線端末をクローン端末としてその契
約端末判定データを新たなデータに書き換えるようにし
たので、クローン端末の以降の使用を確実に阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す移動無線通信システ
ムのブロック図である。
【図2】 上記移動無線通信システム内の携帯電話専用
交換局及び加入者データベースの要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 上記移動無線通信システム内の移動無線端末
の要部構成を示すブロック図である。
【図4】 携帯電話専用交換局の要部動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 携帯電話専用交換局の要部動作を示すフロー
チャートである。
【図6】 上記移動無線端末の要部動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…センタ装置、2A,2B…基地局、3A,3B…移
動無線端末(端末)、11A,11B…交換局、12
A,12B…中継局、13…加入者データベース、14
A,14B…携帯電話専用交換局、32…センタ間通信
制御手段、33,143…通話中判定制御手段、35,
131…契約端末判定データ記憶手段、36,132…
通話回数値記憶手段、38…キーボード、141…携帯
電話専用交換局処理部、133…暗証番号記憶手段、1
42…端末間通信制御手段、144…契約端末判定デー
タ変更判定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/34 H04Q 7/04 B (72)発明者 内田 勉 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動無線端末と、前記各移動無線
    端末と無線回線を介して接続される基地局と、前記基地
    局と有線回線を介して接続される携帯電話専用交換局を
    含むセンタ装置とからなり、前記センタ装置は予め記憶
    された契約端末判定データに基づいて前記移動無線端末
    の通話を許容する移動無線通信システムにおいて、 前記移動無線端末にセンタ装置を介する通話の回数を記
    憶する第1の記憶手段を設け、前記センタ装置に、各移
    動無線端末との通話の回数を記憶する第2の記憶手段
    と、前記移動無線端末との通信時にこの移動無線端末の
    第1の記憶手段に記憶されている通話回数値と第2の記
    憶手段の通話回数値との一致を検出する検出手段と、検
    出手段により不一致が検出された時に暗証番号の操作要
    求に応じて操作された前記移動無線端末の暗証番号を受
    信する受信手段と、受信手段により受信された暗証番号
    と予め登録されている前記移動無線端末の暗証番号との
    一致を判定する判定手段とを設け、前記センタ装置は判
    定手段の判定出力が不一致を示す場合はこの移動無線端
    末をクローン端末と認識して以降の通信を拒否するよう
    にしたことを特徴とする移動無線通信システムにおける
    クローン端末の通信拒否方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動無線通信システムに
    おけるクローン端末の通信拒否方式において、 前記センタ装置は、前記判定手段の判定出力が一致を示
    す場合は通信中の移動無線端末に記憶されている契約端
    末判定データ及びセンタ装置内のこの移動無線端末の契
    約端末判定データを同一の新たなデータに更新すること
    を特徴とする移動無線通信システムにおけるクローン端
    末の通信拒否方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動無線通信システムに
    おけるクローン端末の通信拒否方式において、 前記センタ装置は、前記判定手段の判定出力が不一致を
    示す場合は通信中の移動無線端末に記憶されている契約
    端末判定データを異なるデータに書き換えることを特徴
    とする移動無線通信システムにおけるクローン端末の通
    信拒否方式。
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