JPH08328829A - パラメータ変更履歴管理システム - Google Patents

パラメータ変更履歴管理システム

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JPH08328829A
JPH08328829A JP13490895A JP13490895A JPH08328829A JP H08328829 A JPH08328829 A JP H08328829A JP 13490895 A JP13490895 A JP 13490895A JP 13490895 A JP13490895 A JP 13490895A JP H08328829 A JPH08328829 A JP H08328829A
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JP
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parameter
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Application number
JP13490895A
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English (en)
Inventor
Toshio Harada
敏夫 原田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラメータの変更を実行する際にその変更理
由の入力を要求することによりパラメータの変更の妥当
性を確認し,また,その変更理由を記憶することにより
変更履歴の検索を容易にし,パラメータ管理効率を向上
させる。 【構成】 被制御機械および制御装置の機能や仕様等を
決定するパラメータを記憶するパラメータメモリ6と,
パラメータメモリ6に記憶されている複数のパラメータ
の全てを一括変更するための変更理由の入力を要求する
変更理由入力要求手段(演算制御部2A,設定表示制御
部10,設定表示部11)と,変更理由入力要求手段に
よる入力要求に応じて変更理由を入力する変更理由入力
手段(設定表示部11)と,変更理由入力手段により入
力された変更理由をパラメータと対応させて記憶し,パ
ラメータ変更履歴を前記変更理由により記憶する変更理
由記憶メモリ12とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,被制御機械および制御
装置の機能や仕様等を決定するパラメータ変更履歴を管
理するパラメータ変更履歴管理システムに関し,特に,
数値制御装置のパラメータ変更履歴管理システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10は,従来に係る数値制御装置の構
成を示すブロック図であり,図において,1は,例え
ば,自動運転モード信号と自動起動信号等の入力を実行
するデジタル入出力部,2Cは数値制御装置全体を制御
し,また,数値制御装置の各構成部の制御を実行する演
算制御部,3は運転モード,運転操作信号等,数値制御
に関連するデータを記憶するデータメモリ,4は数値制
御に必要な加工プログラムを記憶するプログラムメモ
リ,5は加工プログラムを解析する解析部,6は工作機
械9の仕様や機能の有無などを示す情報を記憶するパラ
メータメモリ,7は解析部5の出力データを参照して単
位時間ごとの移動量等を算出する機械制御部,8は工作
機械9を駆動する駆動部,10は設定表示部11に表示
される内容を制御したり,反対に,設定表示部11から
入力されたデータを演算制御部2Cに対して送出するた
めの設定表示制御部である。また,11は設定表示部で
あり,設定表示制御部10からのデータを表示する画面
表示部と,各種データを入力するデータ入力部とから構
成されている。
【0003】次に,上記従来における数値制御装置の動
作について説明する。デジタル入出力部1は,演算制御
部2Cを介してデータメモリ3とデータの授受転送を実
行する。すなわち,オペレータの操作により,図示しな
い機械操作盤からデジタル入出力部1に自動運転モード
信号と自動起動信号が入力される。この自動運転モード
信号と自動起動信号が入力されると,演算制御部2Cは
プログラムメモリ4から加工プログラムを読み出し,そ
の加工プログラムを解析部5に対して出力する。解析部
5では,パラメータメモリ6に設定されている仕様や機
能の有無などを示す情報と加工プログラムの指令とを照
合し,加工プログラムの指令が許可された指令であれ
ば,該指令に対応する動作仕様あるいは機能にしたがっ
てプログラムの解析を実行する。
【0004】その後,上記解析部5において加工プログ
ラムが解析された後,解析部5から出力されたデータは
演算制御部2Cによって,データメモリ3の所定のアド
レスに一旦記憶される。また,機械制御部7は,上記デ
ータメモリ3に記憶された解析部5からの出力データを
参照して制御対象の単位時間ごとの移動量を算出する。
その移動量の算出結果は,さらに演算制御部2Cによっ
てデータメモリ3の所定のアドレスに記憶される。
【0005】駆動部8は,データメモリ3に記憶されて
いる単位時間ごとの移動量の算出結果を入力指令として
読み取り,該算出結果と,工作機械9内に取り付けられ
た図示しないモータの検出部から出力されるフィードバ
ック信号との演算処理を実行し,該演算結果に基づいて
モータ駆動電力を発生させ,該モータ駆動電力を工作機
械9内のモータに対して供給する。この結果,工作機械
9は,加工プログラムによって規定された動作を実行
し,オペレータ所望の加工処理を実行するものである。
【0006】また,演算制御部2Cからの指令に基づい
て設定表示制御部10は,CRTディスプレイ等の画面
表示部,および,キーボードやマウス等のデータ入力部
からなる設定表示部11にデータメモリ3,プログラム
メモリ4,および,パラメータメモリ6の内容を所定の
フォーマットで表示したり,また,データ入力部から入
力される情報を取り込み,演算制御部2Cを介して上記
メモリ群(データメモリ3,プログラムメモリ4および
パラメータメモリ6)に記憶させる。
【0007】このように従来の数値制御装置では,パラ
メータメモリ6に記憶されたパラメータを演算制御部2
Cと設定表示制御部10を介して設定表示部11の画面
表示部に表示したり,また,設定表示部11のデータ入
力部から入力されるデータを演算制御部2Cと設定表示
制御部10を介してパラメータメモリ6に書き込むこと
ができる,すなわち,パラメータ値として自動計測され
たデータや自動調整された値を取り込んだり,パラメー
タに関するデータを退避・復旧させることができるもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来に係る数値制御装置にあっては,数値制御装置の機能
や仕様あるいは制御特性を定めるパラメータを変更する
際に,その変更理由を入力することができないため,パ
ラメータの変更が適正か否かの妥当性を確認することが
できず,また,変更理由を記憶することができないた
め,変更理由からパラメータの変更履歴を検索すること
ができないという問題点があった。
【0009】この発明は,上記に鑑みてなされたもので
あって,数値制御装置のパラメータの変更を実行する際
にその変更理由の入力を要求することによりパラメータ
の変更の妥当性を確認し,また,その変更理由を記憶す
ることで変更履歴の検索を容易にすることにより,パラ
メータ管理効率を向上させたパラメータ変更履歴管理シ
ステムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに,この発明に係るパラメータ変更履歴管理システム
は,被制御機械および制御装置の機能や仕様等を決定す
るパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と,前記パ
ラメータ記憶手段に記憶されている複数のパラメータの
全てを一括変更するための変更理由の入力を要求する変
更理由入力要求手段と,前記変更理由入力要求手段によ
る入力要求に応じて変更理由を入力する変更理由入力手
段と,前記変更理由入力手段により入力された変更理由
を前記パラメータと対応させて記憶し,パラメータ変更
履歴を前記変更理由により記憶する変更理由記憶手段と
を具備するものである。
【0011】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,前記パラメータの変更が完了したときに,変
更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対応する変
更理由を退避させる退避制御手段と,前記退避制御手段
により退避させられた前記旧パラメータおよび該旧パラ
メータに対応する変更理由を記憶する退避情報記憶手段
とを具備するものである。
【0012】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,前記パラメータの変更に対応してパラメータ
の変更を示す識別子を設定する識別子設定手段と,前記
識別子設定手段により設定された識別子を記憶する識別
子記憶手段とを具備するものである。
【0013】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,前記変更理由記憶手段に記憶された変更理由
のうち,所望の変更理由の表示を要求する変更理由表示
要求手段と,前記変更理由表示要求手段により要求され
た変更理由を表示する変更理由表示手段とを具備するも
のである。
【0014】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,被制御機械および制御装置の機能や仕様等を
決定するパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と,
前記パラメータ記憶手段に記憶されている複数のパラメ
ータの一部を変更をするための変更理由の入力を要求す
る変更理由入力要求手段と,前記変更理由入力要求手段
による入力要求に応じて変更理由を入力する変更理由入
力手段と,前記変更理由入力手段により入力された変更
理由を前記変更されたパラメータの一部と対応させて記
憶し,パラメータ変更履歴を前記変更理由により記憶す
る変更理由記憶手段とを具備するものである。
【0015】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,前記パラメータの一部の変更が完了したとき
に,変更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対応
する変更理由を退避させる退避制御手段と,前記退避制
御手段により退避させられた前記旧パラメータおよび該
旧パラメータに対応する変更理由を記憶する退避情報記
憶手段とを具備するものである。
【0016】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,前記パラメータの一部の変更に対応してパラ
メータの位置の変更を示す識別子を設定する識別子設定
手段と,前記識別子設定手段により設定された識別子を
記憶する識別子記憶手段とを具備するものである。
【0017】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,前記変更理由記憶手段に記憶された変更理由
のうち,所望の変更理由の表示を要求する変更理由表示
要求手段と,前記変更理由表示手段により要求されたパ
ラメータおよび/あるいは変更理由に基づいて任意にパ
ラメータ変更履歴を編集する変更履歴制御手段と,前記
変更履歴制御手段により編集されたパラメータ変更履歴
を表示する変更履歴表示手段とを具備するものである。
【0018】
【作用】この発明に係るパラメータ変更履歴管理システ
ムは,被制御機械および制御装置の機能や仕様等を決定
するパラメータを記憶し,該記憶されている複数のパラ
メータの全てを一括変更するための変更理由の入力を要
求し,該入力要求に応じて変更理由を入力し,該入力さ
れた変更理由をパラメータと対応させて記憶し,パラメ
ータ変更履歴を変更理由により記憶するので,パラメー
タの一括変更に対応した変更理由が明確になる。
【0019】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,パラメータの一括変更が完了したときに,変
更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対応する変
更理由を退避させ,該退避させられた旧パラメータおよ
び該旧パラメータに対応する変更理由を記憶するので,
過去のパラメータ一括変更履歴が明確になる。
【0020】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,パラメータの一括変更に対応してパラメータ
の変更を示す識別子を設定し,該設定された識別子を記
憶するので,その識別子によりパラメータの一括変更に
対応した変更理由を容易に検索することができる。
【0021】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,記憶されている変更理由のうち,所望の変更
理由の表示を要求し,該要求された変更理由を表示する
ので,パラメータの変更理由を容易に視認することがで
きる。
【0022】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,被制御機械および制御装置の機能や仕様等を
決定するパラメータを記憶し,該記憶されている複数の
パラメータの一部を変更をするための変更理由の入力を
要求し,該入力要求に応じて変更理由を入力し,該入力
された変更理由を変更されたパラメータの一部と対応さ
せて記憶し,パラメータ変更履歴を変更理由により記憶
するので,個々のパラメータに対応した変更理由が明確
になる。
【0023】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,パラメータの一部の変更が完了したときに,
変更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対応する
変更理由を退避させ,該退避させられた旧パラメータお
よび該旧パラメータに対応する変更理由を記憶するの
で,過去における個々のパラメータの変更履歴が明確に
なる。
【0024】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,パラメータの一部の変更に対応してパラメー
タの位置の変更を示す識別子を設定し,該設定された識
別子を記憶するので,その識別子により個々のパラメー
タの変更に対応した変更理由を容易に検索することがで
きる。
【0025】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,記憶されている変更理由のうち,所望の変更
理由の表示を要求し,該要求されたパラメータおよび/
あるいは変更理由に基づいて任意にパラメータ変更履歴
を編集し,該編集されたパラメータ変更履歴を表示する
ので,個々のパラメータの変更理由を視認できると共
に,表示内容を編集することによって視認性を向上させ
ることができる。
【0026】
【実施例】以下,この発明に係るパラメータ変更履歴管
理システムの実施例を図について説明する。ここで,実
施例1は,パラメータの一括変更に関するものであり,
実施例2は,個々のパラメータの個別的変更に関するも
のである。なお,各実施例において,数値制御装置を例
にとって説明する。
【0027】〔実施例1〕 (実施例1の構成)まず,実施例1について説明する。
図1は,実施例1に係る数値制御装置の構成を示すブロ
ック図であり,図において,1はデジタル入出力部,2
Aは演算制御部,3はデータメモリ,4はプログラムメ
モリ,5は解析部,6はパラメータメモリ,7は機械制
御部,8は駆動部,9は工作機械,10は設定表示制御
部,11は設定表示部であり,従来技術を説明した図1
0において,同じ番号を用いて説明したものと同様の機
能を果たすものである。ただし,演算制御部に関して
は,以下に説明する,変更理由記憶メモリ,退避制御部
等の従来の数値制御装置にはない構成要素を制御するの
で,図10に示した演算制御部2Cと区別するために演
算制御部2Aとしている。
【0028】また,12は設定表示部11のデータ入力
部から入力された変更理由を記憶する変更理由記憶メモ
リ,13はパラメータの変更要求があった場合に,変更
要求前のパラメータおよびその変更理由等を退避用記憶
メモリ14へ退避させる退避制御部,14は退避制御部
13によって退避されたパラメータおよび変更理由等を
記憶する退避用記憶メモリ,15はパラメータ変更識別
子を記憶するパラメータ変更識別子記憶メモリ,16は
パラメータに対してパラメータ変更識別子を設定するパ
ラメータ変更識別子設定部である。ここで,パラメータ
変更識別子とは,各パラメータに付随して設けられてお
り,パラメータの値が変更されたときに,予め決められ
た順序で前回の識別子とは異なる識別子を設定するもの
である。
【0029】(実施例1の動作)次に,実施例1に係る
数値制御装置の動作について説明する。図1において,
デジタル入出力部1は,演算制御部2Aを介してデータ
メモリ3とのデータの授受転送を実行する。すなわち,
オペレータの操作により,図示しない機械操作盤からデ
ジタル入出力部1に対して自動運転モード信号と自動起
動信号が入力されると,データメモリ3内における数値
制御装置の運転モードを記憶するアドレスの自動運転を
示すビットに「1」がセットされ,同様に運転操作信号
を記憶するアドレスの自動起動を示すビットに「1」が
セットされる。
【0030】次に,データメモリ3において,上記自動
運転と自動起動を示す2つのビットにそれぞれ「1」が
セットされると,演算制御部2Aはそれぞれ「1」がセ
ットされたという情報をデータメモリ3から受け取っ
て,それにより,プログラムメモリ4から加工プログラ
ムを1ブロックずつ読み出し,該読み出した加工プログ
ラムを1ブロックずつ解析部5に対して出力する。
【0031】また,解析部5では,パラメータメモリ6
に設定されている動作仕様あるいは機能の有無などを示
す情報を読み出し,該情報と加工プログラムの指令とを
照合し,加工プログラムの指令がパラメータメモリ6に
設定されている仕様等に照らして許可された指令である
ならば,該指令に対応する動作仕様あるいは機能にした
がってプログラムの解析を実行する。この解析部5にお
いて実行される解析には,座標変換や絶対位置からの増
分値への変換,あるいは,送り速度の算出等が含まれる
ものである。
【0032】次に,解析部5において,加工プログラム
の指令が解析された後,該解析部5から出力された加工
プログラムに関するデータは演算制御部2Aによってデ
ータメモリ3の所定のアドレスに一旦記憶される。ま
た,機械制御部7は,データメモリ3に記憶された解析
部5からの出力データを参照して,単位時間ごとの移動
量を算出する。該移動量の算出結果は,さらに演算制御
部2Aによってデータメモリ3の所定のアドレスに記憶
される。
【0033】次に,駆動部8は,データメモリ3に記憶
されている単位時間ごとの移動量の算出結果を入力指令
として読み取り,工作機械9内に取り付けられた図示し
ないモータの検出部から出力されるフィードバック信号
との演算処理を実行し,その演算処理の結果に基づいて
モータ駆動電力を発生させ,該モータ駆動電力を工作機
械9内のモータに対して供給する。その結果,工作機械
9は,プログラムメモリ4に記憶され,呼び出された加
工プログラムによって規定された動作を実行し,オペレ
ータ所望の加工を実行することになる。
【0034】また,設定表示制御部10は,CRT等の
画面表示部,および,キーボードあるいはマウス等のデ
ータ入力部からなる設定表示部11にデータメモリ3,
プログラムメモリ4およびパラメータメモリ6,その他
の内容を所定のフォーマットで表示したり,また,キー
ボードあるいはマウス等のデータ入力部から入力される
情報を演算制御部2Aに対して取り込む。
【0035】(実施例1の表示画面)図2は,設定表示
部11に表示される表示画面のレイアウトを示す説明図
であり,図において,201はパラメータの通し番号,
202はパラメータの通し番号201に対応したパラメ
ータの名称,203はパラメータのパラメータ値,20
4はパラメータを識別するためのパラメータ変更識別子
をそれぞれ示している。なお,図2においては,現在実
行されているパラメータとして,通し番号201が「0
2」で,切削送り時バックラッシュを意味する「バック
ラッシュG1」がパラメータの名称202に表示されて
いる。
【0036】また,205は変更理由入力要求部であ
る。変更理由入力要求部205は,設定表示制御部10
が変更理由の入力の要求を設定表示部11に表示するも
のである。例えば,図2に示すように,設定表示部11
の変更理由入力要求部205には,「変更理由は?」と
いうメッセージを表示する。このメッセージによってオ
ペレータに対し,パラメータの変更理由を要求するもの
である。この変更理由入力要求部205は,図2におい
ては右上に示したが,その位置には特に限定されず,設
定表示部11の表示画面上の所望の位置に表示させるこ
とができる。また,この変更理由入力要求部205はオ
ペレータが設定表示部11の表示画面上の所望の位置に
移動させることも可能である。
【0037】次に,図2にいて,206は変更理由入力
部である。この変更理由入力部206は,その表示位置
に変更理由を入力するものである。また,設定表示部1
1の表示画面上における変更理由入力部206の表示位
置は,図2に示した位置に限定されない。オペレータの
変更理由の入力の際における操作の便宜を考慮すると,
変更理由入力部206の表示位置は,変更理由入力要求
部205の表示位置の近傍,さらには,図に示すように
変更理由入力要求部205の下部位置にあるほうが,視
認性を向上させる上で望ましい。この変更理由入力部2
06は,長方形のブランクで表示され,そのブランク内
の最左端には,カーソル207が表示され,カーソル2
07の位置から,設定表示部11のデータ入力部を構成
するキーボード等を用いて,パラメータの変更理由を文
字により入力する。
【0038】また,208および209は画面変更部で
あり,その部分をマウス等でクリックすることにより,
例えば,画面変更部208をクリックすれば,設定表示
部11の画面表示を前画面に切り換えることができ,反
対に,画面変更部209をクリックすれば,次画面に切
り換えることができる。さらに,210は変更理由を表
示あるいはその表示の解除を行う変更理由表示要求部で
ある。変更理由表示要求部210についての詳細は後述
する。
【0039】(パラメータの変更理由の入力手順)次
に,パラメータの変更理由の入力手順について説明す
る。パラメータの変更理由を入力する場合には,オペレ
ータは,まず,変更理由入力要求部205に表示されて
いる変更理由を示すメッセージを認識し,設定表示部1
1のデータ入力部を構成するキーボード等から変更理由
入力部206の所定の位置,すなわち,カーソル207
の表示位置にしたがって,パラメータの変更理由を入力
する。例えば,オペレータは,変更理由入力要求部20
5に表示されている「変更理由は?」というメッセージ
を認識して,その変更理由として「高精度加工再テス
ト」と入力する。
【0040】また,1つまたは複数の変更理由の候補を
設定表示部11の表示画面の任意の位置に表示させ,そ
の中から,最適の変更理由をオペレータに選択させるよ
うにしてもよい。選択された変更理由は,自動的に変更
理由入力部206の所定の位置に表示される。変更理由
入力部206は,その変更理由に関するデータを設定表
示制御部10を介して演算制御部2Aに対して出力す
る。演算制御部2Aにおいては,入力された変更理由
を,予め登録されていた1つまたは複数のパラメータの
変更理由に基づき,許可すべき変更理由か否かの妥当性
について判断し,その変更理由によるパラメータの変更
を許可するか否かを判断する。
【0041】演算制御部2Aが,変更理由は妥当である
と判断した場合には,図3に示すように,設定表示部1
1のデータ入力部を構成するキーボード等から入力され
た変更理由は,設定表示部11の表示画面上の変更理由
入力部26が表示された位置に,その入力された理由の
内容,すなわち,上記の入力例でいうと「高精度加工再
テスト」という変更理由が表示されるとともに,その変
更理由のデータは,演算制御部2Aを介して,変更理由
記憶メモリ12に記憶される。
【0042】一方,上記演算制御部2Aが,変更理由は
妥当ではないと判断した場合には,パラメータの変更を
禁止し,変更に関するデータの入力を拒否し,かつ,変
更理由が妥当でない旨を,設定表示部11のデータ表示
部上に表示する。
【0043】(パラメータの変更手順)次に,パラメー
タを変更する手順について説明する。パラメータの変更
は,オペレータからの変更指示の操作により,あるい
は,オペレータが変更理由の入力を実行することによ
り,その処理が開始される。まず,退避制御部13は,
そのパラメータの変更処理を実行する前に,オペレータ
からの変更指示があった場合,あるいは,変更理由の入
力があった場合には,予め,パラメータメモリ6の内容
である,新たな変更指示が行われるまで有効であったパ
ラメータ(以下,旧パラメータという),および,旧パ
ラメータに対応した新たな変更指示が行われるまで有効
であった変更理由(以下,旧変更理由という)をパラメ
ータメモリ6から退避用記憶メモリ14へ転送する制御
を実行する。
【0044】その退避制御部13による退避制御により
旧パラメータは退避用記憶メモリ14へ転送され,記憶
される。また,同様に旧変更理由の内容も,上記旧パラ
メータと関連付けされた状態で上記退避用記憶メモリ1
4へ転送され,記憶されることになる。
【0045】変更理由が入力されて,旧パラメータおよ
び旧変更理由の退避用記憶メモリ14への退避が完了し
た後に,オペレータは設定表示部11のキーボード等の
データ入力部を用いて所望のパラメータを入力する。例
えば,図2における通し番号201が「02」におい
て,パラメータ名称202が「バックラッシュG1」の
パラメータ値203を「15」へ変更するために,パラ
メータ値203の位置に「15」のデータを入力する。
【0046】パラメータ変更識別子設定部16は,新た
なパラメータの入力を検知すると,そのパラメータに対
し,予め定められた順序で旧パラメータとは異なる識別
子を設定する。上記のように,通し番号201が「0
2」,パラメータの名称が「バックラッシュG1」につ
いて,パラメータ値203を「15」へ変更したことに
対し,パラメータ変更識別子設定部16はパラメータ変
更識別子として「*3」を自動的に設定し,そのパラメ
ータ変更識別子「*3」を設定表示部11の表示画面上
における識別子204の所定の位置に表示するととも
に,パラメータ変更識別子記憶メモリ15はその識別子
「*3」を記憶する。また,この識別子「*3」の数字
の「3」は,3回目の変更であることを示している。し
たがって,その数字の値により変更回数を容易にオペレ
ータは認識することができる。
【0047】図3は,上記通し番号201が「02」,
パラメータの名称が「バックラッシュG1」について,
そのパラメータの変更入力が完了し,変更入力に関する
全てのデータが表示画面上に表示されている状態を示す
説明図である。図3に示すようにデータ入力が完了する
ことにより,その後,パラメータの変更が実行される。
また,上記データ入力の完了後,確認画面,例えば,
「表示のとおりの変更でOKか?」というような画面を
任意の部分に表示し,オペレータに変更理由を再度確認
させ,オペレータによる確認した旨の入力信号を設定表
示制御部11が検出した後,上記パラメータの変更を実
行するようにしてもよい。
【0048】上記の手順により,パラメータの変更が完
了し,設定表示部11の表示画面は,図2に示した状態
に戻り,次のパラメータの変更を受け付けるために,待
機状態となる。
【0049】(変更理由表示要求部の動作)次に,変更
理由表示要求部210の動作について,図2および図4
を用いて説明する。図2および図4において,本実施例
では,変更理由表示要求部210は,設定表示部11の
表示画面上の所定の位置,すなわち,図2および図4に
おける表示画面上にあっては,下側部分の一連のアイコ
ン群の中の1アイコンとして表示される。表示画面上の
この変更理由表示部210部分をマウス等でクリックす
る,あるいは,指やペン等で設定表示部11に表示され
た位置にタッチすることにより,制御演算部2Aは,変
更理由記憶メモリ12に対して,該当する変更理由を読
み出すよう指令信号を出力する。該読み出し指令信号に
より変更理由記憶メモリ12から読み出された変更理由
は,設定表示制御部10に入力され,設定表示制御部1
0は,設定表示部11の表示画面上にその変更理由を表
示する。
【0050】その結果,図4に示すように変更理由40
1,例えば,「高精度加工再テスト」が設定表示部10
1の表示画面上の所定位置に表示される。また,同時
に,パラメータ値203の「15」とパラメータ変更識
別子204の「*3」も表示される。これらの表示によ
り,パラメータの変更理由が何であったか,また,その
パラメータ値およびパラメータ変更識別子が何であった
かを,オペレータが容易に視認することが可能となる。
【0051】図4においては,変更理由401の表示は
表示画面上の右上部分に表示したが,この位置に限定さ
れるものではなく,また,変更理由401の表示方法も
図4に示す表示方法に限定されるものではなく,変更理
由をオペレータに認識させられるよう表示する,あらゆ
る表示方法を含むものである。
【0052】また,この変更理由表示要求部210は,
変更理由401が表示画面上に表示されている状態,す
なわち,図4に示す表示状態において,表示画面上の変
更理由表示部210の部分が,再度,マウスのクリック
等により押下された場合には,この変更理由401の表
示を消去(解除)することができ,元の設定画面,すな
わち,図2に示した表示状態に復元することができる。
このように,この変更理由表示要求部210の部分を押
下することで,変更理由の表示とその表示解除を交互に
繰り返すことになる。また,上記実施例では,変更理由
を変更理由要求部210の押下によって表示させるよう
にしたが,変更されたパラメータが選択されている場合
には常時,変更理由の表示を行うようにしてもよい。
【0053】(実施例1の効果)実施例1によれば,パ
ラメータの一括変更の際,変更理由の入力を要求するの
で,パラメータの変更の妥当性を確認することができ,
不正な設定を防止でき,パラメータの不正設定による誤
切削を防止することができる。また,入力した変更理由
を変更したパラメータと関連付けて記憶し,必要に応じ
てその変更理由を表示するので,パラメータを変更した
後に,その変更の理由を確認することができ,過去にお
ける所望のパラメータの状態への復旧が容易となる。さ
らに,それぞれのパラメータの変更に対し識別子を設定
するので,その識別子に基づいて,パラメータの変更箇
所が正確に把握できるとともに,変更頻度も容易に認識
することができる。
【0054】〔実施例2〕 (実施例2の構成)次に,実施例2について説明する。
図5は,実施例2に係る数値制御装置の構成を示すブロ
ック図である。実施例2に係る数値制御装置の構成は,
図1に示した実施例1に係る数値制御装置に対して変更
履歴制御部17を追加したものである。この変更履歴制
御部17は,設定表示制御部10からの読み出し要求に
応じて,退避用記憶メモリ114に退避されている個々
の旧パラメータおよび旧変更理由を読み出して,設定表
示制御部10へ該個々の旧パラメータおよび旧変更理由
のデータを出力するものである。また,変更履歴制御部
17は,上記の他,旧パラメータ,旧変更理由,変更日
時等の変更履歴に関する管理を実行する。その他の構成
は図1に示した実施例1に係る数値制御装置の構成と同
一であるので,その説明は省略する。
【0055】(実施例2の動作)次に,実施例2に係る
数値制御装置の動作について説明するが,実施例2に係
る数値制御装置の動作は,変更履歴制御部17の動作を
除いては,実施例1の数値制御装置の動作と同一である
ので,その説明は省略する。また,演算制御部に関して
は,以下に説明する,上記変更履歴制御部17のような
実施例1に係る数値制御装置にはない構成要素を制御す
るので,図1に示した演算制御部2Aと区別するために
演算制御部2Bとしている。
【0056】(設定表示部の表示内容)図6は,設定表
示部11に表示される表示画面のレイアウトを示す説明
図である。図において,201はパラメータの通し番
号,202はパラメータの通し番号201に対応したパ
ラメータの名称,203は該パラメータのパラメータ
値,204は該パラメータを識別するためのパラメータ
変更識別子をそれぞれ示していること,また,205は
変更理由入力要求部,206は変更理由入力部,207
はカーソル,208および209は画面変更部,210
は変更理由表示要求部であることは,図2に示した実施
例1に係る設定表示部11の表示画面と同一である。
【0057】(パラメータの変更手順)また,パラメー
タを変更する手順についても基本的には,実施例1に示
したパラメータの変更手順と同様である。すなわち,パ
ラメータ変更識別子設定部16は,新たなパラメータの
入力を検知すると,そのパラメータに対し,予め定めら
れた順序で旧パラメータとは異なる識別子を設定する。
例えば,通し番号201が「02」,パラメータ名称2
02が「バックラッシュG1」について,パラメータ値
203を「20」へ変更したことに対し,パラメータ変
更識別子設定部16はパラメータ変更識別子として「A
2」を自動的に設定し,そのパラメータ変更識別子「A
2」を設定表示部11の表示画面上における識別子20
4の所定の位置に表示するとともに,パラメータ変更識
別子記憶メモリ15にその識別子「A2」を記憶する。
また,この識別子「A2」の数字の「2」は,2回目の
変更であることを示している。したがって,その数字の
部分により変更回数を容易に認識することができる。
【0058】また演算制御部2Bは,図示しない計時手
段を備えており,その計時手段により上記パラメータの
変更処理が完了した日時を計測し,該計測された日時デ
ータも,旧パラメータに関連づけて退避用記憶メモリ1
4に記憶する。
【0059】上記手順により,パラメータの変更が完了
し,設定表示部11の表示画面は,次のパラメータの変
更を受け付けるために待機状態となる。しかしながら,
実施例2では,実施例1とは異なり,パラメータ値20
3およびパラメータ変更の識別子204は消去せず,次
のパラメータ変更の入力があるまでは,表示されたまま
の状態となる。
【0060】図6は,変更理由表示要求部210によ
り,変更理由を表示した状態を示している。パラメータ
値203とパラメータ変更の識別子204は,待機状態
にあっても表示されたままであるため,この変更理由表
示要求部210のクリックによっては変更理由401
(図7参照)の部分だけが変化することになる。その他
は,実施例1と同様である。
【0061】(変更履歴表示要求部の動作)次に,変更
履歴表示要求部801の動作について,図8および図9
を用いて説明する。図8および図9において,変更履歴
表示要求部801は,設定表示部11の表示画面上の所
定の位置,すなわち,図8および図9における表示画面
上にあっては,下側部分のメニューの中の1項目として
表示される。表示画面上のこの変更履歴表示要求部80
1の部分をマウス等でクリックする,あるいは,指やペ
ン等で設定表示部11に表示された変更履歴表示要求部
801の部分の位置にタッチすることにより,変更履歴
制御部17が,退避用記憶メモリ14に対して,該当す
る旧パラメータ,旧変更理由およびその変更日時を,ま
た,パラメータ変更識別子記憶メモリ15に対して,該
当するパラメータ変更識別子を,それぞれ読み出すよう
指令信号を出力する。
【0062】また,退避用記憶メモリ14およびパラメ
ータ変更識別子記憶メモリ15は,上記読み出し指令信
号により,旧パラメータ,旧変更理由,変更日時および
パラメータ変更識別子が読み出され,演算制御部2Bを
介して変更履歴制御部17へ出力され,変更履歴制御部
17は,読み出した旧パラメータ等のデータを,例え
ば,時系列に並び換えをする等の編集加工を行った後,
該編集加工後のデータを演算制御部2Bを介して設定表
示制御部10に送出し,設定表示制御部10は,設定表
示部11の表示画面上にその編集加工後のデータを表示
する。
【0063】その結果,図9に示すような表示画面とな
る。図9において,表示される内容としては,日時90
1,パラメータ名称902,パラメータ値903,パラ
メータ変更の識別子904である。この表示画面から,
例えば,パラメータ名称が「バックラッシュG1」でパ
ラメータ値を「15」に設定した日時は「1994年9
月10日の午後4時52分」であることがわかり,その
パラメータ変更識別子は「A0」であることがわかり,
さらに,変更の理由は「初期設定」のためであることが
わかる。それ以下も同様である。
【0064】また,図9においては,変更履歴の表示は
時系列的に表示したが,時系列的表示方法に限定される
ものではなく,例えば,旧パラメータのパラメータ値を
数字で表す換わりに,パラメータ値をグラフ化する等,
変更履歴がオペレータにより認識できるように表示する
あらゆる表示方法を含むものである。上記のようにパラ
メータ値をグラフ化して表示する場合には,工作機械9
に対するパラメータ値の変化の予告を行うことができ
る。
【0065】また,この変更履歴制御部17は,変更履
歴が表示画面上に表示されている状態,すなわち,図9
に示す表示状態において,表示画面上の変更履歴表示要
求部801の部分が,再度,マウスのクリック等により
押下された場合には,この変更履歴の表示を消去し,元
の設定画面,すなわち,図8に示した表示状態に復元す
ることができる。このように,この変更履歴表示要求部
801を押下することで,変更履歴の表示とその表示解
除を交互に繰り返すことが可能となる。
【0066】(実施例2の効果)実施例2によれば,旧
パラメータと,旧変更理由と,その変更日時を変更履歴
として記憶し,オペレータの要求に応じて,その変更履
歴の内容を任意の表示形態に編集して表示するようにし
たので,過去における個々のパラメータの変更履歴を容
易に確認することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように,この発明に係るパ
ラメータ変更履歴管理システムにあっては,被制御機械
および制御装置の機能や仕様等を決定するパラメータを
記憶し,該記憶されている複数のパラメータの全てを一
括変更するための変更理由の入力を要求し,該入力要求
に応じて変更理由を入力し,該入力された変更理由をパ
ラメータと対応させて記憶し,パラメータ変更履歴を変
更理由により記憶するため,パラメータの一括変更に対
応した変更理由が明確になり,パラメータの変更の妥当
性を自動的に確認することができ,不正な設定を未然に
防止でき,パラメータの不正設定による誤切削を防止す
ることができる。
【0068】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムにあっては,パラメータの一括変更が完了したと
きに,変更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対
応する変更理由を退避させ,該退避させられた旧パラメ
ータおよび該旧パラメータに対応する変更理由を記憶す
るため,過去のパラメータ一括変更履歴が明確になり,
過去の所望のパラメータの状態への復旧を容易に行うこ
とができる。
【0069】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムにあっては,パラメータの一括変更に対応してパ
ラメータの変更を示す識別子を設定し,該設定された識
別子を記憶するため,その識別子によりパラメータの一
括変更に対応した変更理由を容易に検索することがで
き,その識別子に基づいて,パラメータの一括変更が正
確に把握できるとともに,変更頻度も容易に認識するこ
とができる。
【0070】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムにあっては,記憶されている変更理由のうち,所
望の変更理由の表示を要求し,該要求された変更理由を
表示するため,パラメータの変更理由を容易に視認する
ことができ,パラメータの妥当性を任意に確認すること
ができ,さらに,視覚的に確認できることから,その確
認の精度を向上させることができる。
【0071】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,被制御機械および制御装置の機能や仕様等を
決定するパラメータを記憶し,該記憶されている複数の
パラメータの一部を変更をするための変更理由の入力を
要求し,該入力要求に応じて変更理由を入力し,該入力
された変更理由を変更されたパラメータの一部と対応さ
せて記憶し,パラメータ変更履歴を変更理由により記憶
するため,個々のパラメータに対応した変更理由が明確
になり,個々のパラメータの変更の妥当性を自動的に確
認することにより,不正な設定を未然に防止し,パラメ
ータの不正設定による誤切削を防止することができる。
【0072】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,パラメータの一部の変更が完了したときに,
変更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対応する
変更理由を退避させ,該退避させられた旧パラメータお
よび該旧パラメータに対応する変更理由を記憶するた
め,過去における個々のパラメータの変更履歴が明確に
なり,過去の所望のパラメータの状態への復旧を容易に
行うことができる。
【0073】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,パラメータの一部の変更に対応してパラメー
タの位置の変更を示す識別子を設定し,該設定された識
別子を記憶するため,その識別子により個々のパラメー
タの変更に対応した変更理由を容易に検索することがで
き,その識別子に基づいて,パラメータの一括変更が正
確に把握できるとともに,変更頻度も容易に認識するこ
とができる。
【0074】次の発明に係るパラメータ変更履歴管理シ
ステムは,記憶されている変更理由のうち,所望の変更
理由の表示を要求し,該要求されたパラメータおよび/
あるいは変更理由に基づいて任意にパラメータ変更履歴
を編集し,該編集されたパラメータ変更履歴を表示する
ため,個々のパラメータの変更理由を視認できると共
に,表示内容を編集することによって視認性を向上させ
ることができ,さらに,視覚的に確認できることから,
その確認の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る数値制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 実施例1に係る数値制御装置の設定表示画面
のレイアウトを示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る数値制御装置の設定表示画面
の他のレイアウトを示す説明図である。
【図4】 実施例1に係る数値制御装置の設定表示画面
の他のレイアウトを示す説明図である。
【図5】 実施例2に係る数値制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 実施例2に係る数値制御装置の設定表示画面
のレイアウトを示す説明図である。
【図7】 実施例2に係る数値制御装置の設定表示画面
の他のレイアウトを示す説明図である。
【図8】 実施例2に係る数値制御装置の設定表示画面
の他のレイアウトを示す説明図である。
【図9】 実施例2に係る数値制御装置の設定表示画面
の他のレイアウトを示す説明図である。
【図10】 従来における数値制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 デジタル入出力部,2A,2B,2C 演算制御
部,3 データメモリ,4 プログラムメモリ,5 解
析部,6 パラメータメモリ,7 機械制御部,8 駆
動部,9 工作機械,10 設定表示制御部,11 設
定表示部,12変更理由記憶メモリ,13 退避制御
部,14 退避用記憶メモリ,15 パラメータ変更識
別子記憶メモリ,16 パラメータ変更識別子設定部,
17 変更履歴制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御機械および制御装置の機能や仕様
    等を決定するパラメータを記憶するパラメータ記憶手段
    と,前記パラメータ記憶手段に記憶されている複数のパ
    ラメータの全てを一括変更するための変更理由の入力を
    要求する変更理由入力要求手段と,前記変更理由入力要
    求手段による入力要求に応じて変更理由を入力する変更
    理由入力手段と,前記変更理由入力手段により入力され
    た変更理由を前記パラメータと対応させて記憶し,パラ
    メータ変更履歴を前記変更理由により記憶する変更理由
    記憶手段とを具備することを特徴とするパラメータ変更
    履歴管理システム。
  2. 【請求項2】 前記パラメータの変更が完了したとき
    に,変更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに対応
    する変更理由を退避させる退避制御手段と,前記退避制
    御手段により退避させられた前記旧パラメータおよび該
    旧パラメータに対応する変更理由を記憶する退避情報記
    憶手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載の
    パラメータ変更履歴管理システム。
  3. 【請求項3】 前記パラメータの変更に対応してパラメ
    ータの変更を示す識別子を設定する識別子設定手段と,
    前記識別子設定手段により設定された識別子を記憶する
    識別子記憶手段とを具備することを特徴とする請求項1
    または2に記載のパラメータ変更履歴管理システム。
  4. 【請求項4】 前記変更理由記憶手段に記憶された変更
    理由のうち,所望の変更理由の表示を要求する変更理由
    表示要求手段と,前記変更理由表示要求手段により要求
    された変更理由を表示する変更理由表示手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項1,2または3に記載のパラ
    メータ変更履歴管理システム。
  5. 【請求項5】 被制御機械および制御装置の機能や仕様
    等を決定するパラメータを記憶するパラメータ記憶手段
    と,前記パラメータ記憶手段に記憶されている複数のパ
    ラメータの一部を変更をするための変更理由の入力を要
    求する変更理由入力要求手段と,前記変更理由入力要求
    手段による入力要求に応じて変更理由を入力する変更理
    由入力手段と,前記変更理由入力手段により入力された
    変更理由を前記変更されたパラメータの一部と対応させ
    て記憶し,パラメータ変更履歴を前記変更理由により記
    憶する変更理由記憶手段とを具備することを特徴とする
    パラメータ変更履歴管理システム。
  6. 【請求項6】 前記パラメータの一部の変更が完了した
    ときに,変更前の旧パラメータおよび該旧パラメータに
    対応する変更理由を退避させる退避制御手段と,前記退
    避制御手段により退避させられた前記旧パラメータおよ
    び該旧パラメータに対応する変更理由を記憶する退避情
    報記憶手段とを具備することを特徴とする請求項5に記
    載のパラメータ変更履歴管理システム。
  7. 【請求項7】 前記パラメータの一部の変更に対応して
    パラメータの位置の変更を示す識別子を設定する識別子
    設定手段と,前記識別子設定手段により設定された識別
    子を記憶する識別子記憶手段とを具備することを特徴と
    する請求項5または6に記載のパラメータ変更履歴管理
    システム。
  8. 【請求項8】 前記変更理由記憶手段に記憶された変更
    理由のうち,所望の変更理由の表示を要求する変更理由
    表示要求手段と,前記変更理由表示手段により要求され
    たパラメータおよび/あるいは変更理由に基づいて任意
    にパラメータ変更履歴を編集する変更履歴制御手段と,
    前記変更履歴制御手段により編集されたパラメータ変更
    履歴を表示する変更履歴表示手段とを具備することを特
    徴とする請求項5,6または7に記載のパラメータ変更
    履歴管理システム。
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