JPH10180591A - 工具補正量の補正方法および装置 - Google Patents

工具補正量の補正方法および装置

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JPH10180591A
JPH10180591A JP8356047A JP35604796A JPH10180591A JP H10180591 A JPH10180591 A JP H10180591A JP 8356047 A JP8356047 A JP 8356047A JP 35604796 A JP35604796 A JP 35604796A JP H10180591 A JPH10180591 A JP H10180591A
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tool
value
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workpiece
input
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JP8356047A
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Nobuo Takahashi
延男 高橋
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工作物の測定値を入力する際に測定個所と測定
値との対応関係を間違えることの少ない工具補正量の補
正方法および装置を提供する。 【構成】NC加工プログラムに従って加工を行う工作機
械の工具補正量を補正する方法であって、表示手段に工
作物の複数の形状パターンの中から任意の1つの形状パ
ターンを選択的に図形表示し、表示した形状パターンと
ともに、工作物の寸法の測定個所を示す表示と、それぞ
れの測定個所に対応させて実測値を入力する入力欄とを
表示し、表示手段に表示された工作物の寸法の測定個所
を確認しながら、加工済み工作物の測定個所に対応した
実測値を入力し、測定個所の基準値と入力された実測値
との差により誤差量を計算し、計算した前記誤差量に従
って、工具の各座標軸方向の位置の補正量を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC(数値制御)
装置によって制御される工作機械において、サンプリン
グして測定した工作物の寸法測定値を入力することによ
って、加工中に半自動で工具補正量を補正する方法およ
びそのための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作物の寸法を測定し、その測定値に基
づいて工具の位置の補正量(オフセット値)を変更する
ものとしては、特開平2−109658号公報のような
技術が知られていた。これは、工作物の寸法をノギスや
マイクロメータによって測定し、その測定値をNC装置
に転送して、NC装置によって新しい工具補正量を計算
し変更するものである。この際、作業者は測定時に測定
個所を示す計測点番号を選択して入力する。このように
して測定値の入力ミスや工具補正量の計算ミスによる誤
設定を防止しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−10965
8号公報のような従来の測定方法は、測定時に測定個所
を示す計測点番号を作業者が入力装置から入力するが、
このとき、工作物の測定個所と計測点番号との対応関係
を記憶しておかなければならない。対応関係を間違えて
入力してしまうと、測定結果が全く意味のないものとな
ってしまう。また、その無意味な測定結果により工具補
正量を計算し、工具補正量を変更してしまうと、工具補
正量が真の値からかけ離れたものとなってしまい、工作
物が不良品となるだけでなく、工具や工作機械にも損傷
を与えるおそれもある。
【0004】そこで、本発明は、工作物の測定値を入力
する際に測定個所と測定値との対応関係を間違えること
の少ない工具補正量の補正方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の工具補正量の補正方法は、NC加工プログ
ラムに従って加工を行う工作機械の工具補正量を補正す
る方法であって、表示手段に工作物の複数の形状パター
ンの中から任意の1つの形状パターンを選択的に図形表
示し、表示した形状パターンとともに、工作物の寸法の
測定個所を示す表示と、それぞれの測定個所に対応させ
て実測値を入力する入力欄とを表示し、表示手段に表示
された工作物の寸法の測定個所を確認しながら、加工済
み工作物の測定個所に対応した実測値を入力し、測定個
所の基準値と入力された実測値との差により誤差量を計
算し、計算した前記誤差量に従って、工具の各座標軸方
向の位置の補正量を演算するものである。
【0006】また、上記の工具補正量の補正方法におい
て、前記誤差量の絶対値の上限値と下限値を設定し、前
記誤差量の絶対値が前記上限値より大きい場合は、警報
を発し、前記誤差量の絶対値が前記下限値より小さい場
合は、工具の前記補正量を更新せず、前記誤差量の絶対
値が前記下限値以上かつ前記上限値以下の場合は、前記
誤差量に従って工具の前記補正量を更新することが好ま
しい。
【0007】また、上記の工具補正量の補正方法におい
て、工作物の加工数を計数し、所定の加工数ごとまたは
所定の加工数をこえた場合に工作物の測定値の入力をう
ながす情報を表示または出力することが好ましい。
【0008】また、本発明の工具補正量の補正装置は、
NC加工プログラムに従って加工を行う工作機械の工具
補正量を補正する装置であって、文字および図形を表示
可能な表示手段と、作業者が情報を入力するための入力
手段と、工作物の寸法の測定個所を示す形状パターンを
記憶する形状パターン記憶手段と、工作物の前記各測定
個所における寸法の基準値を記憶する基準値記憶手段
と、前記表示手段に前記形状パターンと各測定個所の測
定値の入力欄とを互いに関連付けて表示する表示制御手
段と、測定個所の基準値と入力された測定値との差であ
る誤差量から、工具の各座標軸方向の位置の補正量を計
算する補正量演算手段とを有する。
【0009】また、上記の工具補正量の補正装置におい
て、前記補正量演算手段は、前記誤差量の絶対値の上限
値と下限値を設定し、前記誤差量の絶対値が前記上限値
より大きい場合は、警報を発し、前記誤差量の絶対値が
前記下限値より小さい場合は、工具の前記補正量を更新
せず、前記誤差量の絶対値が前記下限値以上かつ前記上
限値以下の場合は、前記誤差量に従って工具の前記補正
量を更新するものであることが好ましい。
【0010】また、上記の工具補正量の補正装置におい
て、前記表示制御手段は、工作物の加工数を計数し、所
定の加工数ごとまたは所定の加工数をこえた場合に工作
物の測定値の入力をうながす情報を前記表示手段に表示
するものであることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の工具補正量の補
正装置としてのNC(数値制御)装置1の構成を表す図
である。NC装置1には、種々のデータ処理を行う情報
処理手段としてのCPU10が設けられており、CPU
10にはバス11を介して主記憶装置としてROM12
およびRAM13が接続されている。CPU10は、R
OM12に記憶されているシステムプログラムおよびデ
ータと、RAM13にロードされたプログラムおよびデ
ータに従って動作する。
【0012】RAM13にロードされるプログラムおよ
びデータとしては、工作機械を制御するためのNC加工
プログラム131、後述する補正量演算プログラム13
2および表示手段15への表示を制御する表示制御プロ
グラム133等がある。また、RAM13には工具番
号、工具補正量(オフセット値)等の工具データを記憶
するための工具データメモリ134、後述する形状パタ
ーンを記憶する形状パターンメモリ135、工作物の測
定寸法の基準値、実測値等を記憶する寸法メモリ136
等のデータ領域が設けられている。
【0013】CPU10にはバス11を介して固定ディ
スク装置14が接続されている。固定ディスク装置14
からRAM13にCPU10によって実行されるべき種
々のアプリケーションプログラム等がロードされる。ま
た、CPU10にはバス11を介して周辺装置が接続さ
れている。周辺装置としては、文字および図形を表示す
る表示手段15、作業者がデータを入力するための入力
手段16がインターフェース回路を介してバス11に接
続されている。表示手段15としてはCRTや液晶表示
板等が使用でき、入力手段16としてはキーボード等が
使用できる。
【0014】周辺装置としてはさらに入出力装置17が
あり、入出力装置17は、フレキシブルディスク等の外
部記憶媒体の入出力装置、紙テープ読取装置等を含み、
予め作成しておいたNC加工プログラムを読み込んだ
り、逆にNC装置1内のNC加工プログラム131をフ
レキシブルディスク等に保存したりすることができる。
NC装置1には、インターフェース回路を介して工作機
械の駆動・位置決め手段2が接続されており、RAM1
3中のNC加工プログラム131に従って工作機械の主
軸モータ21、X軸モータ22、Y軸モータ23、Z軸
モータ24を駆動制御し、工作機械の各可動部の駆動お
よび位置決め制御を行う。
【0015】図2は、工具データメモリ134に記憶さ
れている工具データを表示する工具マスター画面を示
す。工具マスター画面では、測定個所に対応する工具の
工具番号を設定し、その工具の加工開始時の刃先位置を
測定して、X,Z軸方向の工具補正量を設定する。次に
工作物の試し加工を行い、工作物の寸法を実測してX軸
方向の工具補正量であるX補正量と、Z軸方向の工具補
正量であるZ補正量とを精密に設定する。
【0016】X,Z補正量は、NC加工プログラム作成
時の工具位置と実際に取り付けられた工具位置との差等
に相当する形状値と、工具の摩耗、工作機械の熱変位等
による寸法変化量に相当する摩耗値との和で表される。
たとえば、X補正量=X形状値+X摩耗値として表せ
る。Z補正量も同様である。ここで設定したX,Z補正
量は形状値である。この時点では摩耗値は0となってい
る。入力を完了した場合は、「入力完了」機能キーF1
を押して入力完了を指示する。入力されたX補正量とZ
補正量は、工具番号に対応する形で工具データメモリ1
32に記憶される。他の画面を選択するためには、「メ
ニュー」機能キーF9を押してメニュー画面を選択す
る。
【0017】図3は、工作物の寸法の実測値入力画面を
示す図である。工作物を所定個数加工するごとに、作業
者に工作物の寸法を測定して実測値を入力するように、
表示手段15の画面上に指示が表示される。作業者がそ
れに従って、実測値入力画面を選択し、実測値入力を起
動すると図3の画面が表示される。この実測値入力画面
では、画面の下半分に工作物の寸法の実測値を入力する
入力欄が表示されている。そして画面の上半分には、加
工中の工作物と同じ形状パターンの図形が表示されてお
り、その形状パターン中に寸法の測定個所を指示する表
示がなされている。図の「01」、「02」、「03」
が測定個所を指示する表示である。画面の入力欄にも、
形状パターンの測定個所の指示番号と対応して、測定個
所の番号が表示されている。
【0018】作業者は、この実測値入力画面の測定個所
の表示により、工作物のどこの寸法を測定すべきかが一
目で認識できる。また、実測値の入力も、形状パターン
の測定個所の表示と対応した番号の入力欄に入力すれば
よく、入力欄を間違えることが極めて少なくなる。工作
物の形状パターンは形状パターンメモリ135に、多数
のパターンが登録されている。作業者は、「パターン選
択」機能キーF3を押すことによりパターン選択画面に
移行し、現在加工中の工作物に対応する形状パターンを
選択する。
【0019】また、実測値の入力欄の隣の基準値の欄に
は、寸法メモリ136に記憶されている工作物の各測定
個所の寸法の基準値が表示されている。実測値を入力し
たい実測値の欄位置にカーソルキー(図示せず)を使用
してカーソルを移動させ実測値を入力すると、基準値と
実測値の差である誤差量が計算され、隣の誤差量の欄に
表示される。作業者がこの誤差量を確認することによ
り、測定個所に誤りがあったり、工具の折損があったり
した場合には、すぐにそれを判別することができる。実
測値の入力が完了したら、「入力完了」機能キーF1を
押して実測値入力画面を終了するが、その際入力された
実測値と計算された誤差量は寸法メモリ136に記憶さ
れる。カーソルキーによるカーソル移動に代えて、測定
個所番号を入力することにより所望の実測値入力欄に実
測値を入力可能にしてもよい。
【0020】図4は、NC装置1の処理を示すフローチ
ャートである。加工が開始されると、まず判断101に
おいて、図2の工具マスター画面における工具データの
設定が終了しているかどうかを判断する。工具データの
設定が終了していれば、工具データの設定をスキップし
て処理106に進むが、工具データの設定が終了してい
なければ、処理102以下の工具データの設定作業を実
行する。処理102では、工具の刃先位置の測定を行
い、工具のX補正量、Z補正量を設定する。次に処理1
03で試し加工を実行し、処理104で試し加工を行っ
た工作物の寸法を測定する。そして処理105で、その
測定値から工具データである工具のX補正量、Z補正量
を精密に設定する。それとともに補正後加工数をカウン
トするカウンタA、全加工数をカウントするカウンタB
を「0」にリセットする。
【0021】次に処理106において、工作物の本加工
を行う。そして、カウンタA、カウンタBの数値に
「1」を加算する。次に判断107で、カウンタAの工
作物の補正後加工数が測定を行うための予め設定した測
定設定数に達したかどうかを判断する。そして、補正後
加工数が測定設定数に達していなければ、測定作業等を
行う必要がないため処理108等をスキップして判断1
12に進み、補正後加工数が測定設定数または測定設定
数以上に達していれば、処理108に進む。
【0022】処理108では、工作物の実測値の入力を
うながす情報を表示手段15に表示する。作業者がこの
表示を確認し、判断109において加工された工作物を
抜き取り測定する場合には、表示手段15の画面を実測
値入力画面に切り換えて、処理110の工作物の寸法測
定作業を行い、続いて処理111において実測値の入力
を行う。もし、判断109で作業者が抜き取り測定を行
わない場合には処理112に移行する。
【0023】次に判断112において、現在実行中のN
C加工プログラムのNC指令がカスタムマクロによる補
正量演算プログラムの呼び出し指令(補正マクロ指令)
であるかどうかを判断する。補正マクロ指令でなけれ
ば、補正量の演算をスキップして判断115に進むが、
補正マクロ指令であれば、補正量演算処理113に進
む。補正量演算処理113では、補正量演算プログラム
132を呼び出し、X補正量とZ補正量を演算して修正
する。
【0024】次に処理114で、寸法メモリ136の実
測値と誤差量を「0」にクリアする。また、補正後加工
数をカウントしているカウンタAを「0」にリセットす
る。さらに、実測値入力をうながす情報の表示をやめ
る。次の判断115では、カウンタBの全加工数が加工
終了数に達したかどうかを判断する。加工終了数に達し
ていれば工作機械の動作を停止し、加工終了数に達して
いなければ処理106に戻り加工を続行する。
【0025】図5は、補正量演算プログラムの処理を示
すフローチャートである。図4の補正量演算処理113
において、補正量演算プログラムが呼び出されると、ま
ず処理201において寸法メモリ136から補正マクロ
指令に指定された測定個所に対応する誤差量のデータを
取得する。この誤差量のデータは、図3の実測値入力画
面において実測値を入力し、誤差量=基準値−実測値に
より計算されて、寸法メモリ136に記憶されたもので
ある。X,Z補正量を、新補正量=旧補正量+誤差量に
より修正すれば、工具の磨耗量等が補正された新補正量
となり、次加工時にこの新補正量に基づいて工具補正さ
れて加工が行われるので、工作物の寸法が基準値に近づ
く。
【0026】ただし、このとき誤差量の絶対値に対し
て、上限値Qと下限値Rを設けておき、誤差量の絶対値
が下限値Rより小さければ補正量の修正は行わず、誤差
量の絶対値が上限値Qより大きければ警告やアラームを
表示するとともに加工を停止する。図5のフローチャー
トにおいては、判断202で誤差量の絶対値と下限値R
とを比較し、下限値Rより小さい場合には何もしないで
呼び出し元に戻り、下限値R以上の場合には判断203
に進む。判断203では、誤差量の絶対値と上限値Qと
を比較し、上限値Q以下の場合は処理204に進み、
X,Z補正量を修正してから呼び出し元に戻る。上限値
Qより大きい場合は、処理205に進みアラームを表示
して、さらに処理206で加工停止する。
【0027】このように、上限値Qと下限値Rとを設定
しておくことにより、誤差量が過大の場合は工具の折損
等の異常が生じた発生したことが判別でき、また、誤差
量が過小の場合にも補正量の修正を行わないことにより
測定誤差の影響を排除して工作物の寸法を安定させるこ
とができる。上限値Qと下限値Rは、NC指令の補正マ
クロ指令により、測定個所ごとに設定される。NC指令
は次のようなものである。
【0028】G120 P1 Q1000 R10;
「G120」は補正マクロ指令を表すGコードである。
「P1」は測定個所を表す引数であり、Pで指定された
数値が測定個所を示している。すなわち、「P1」と
は、図3の測定個所「01」を示している。「Q100
0」は上限値を1000μmに設定する引数である。ま
た、「R10」は下限値を10μmに設定する引数であ
る。
【0029】以上のような、工具補正量の補正方法およ
び装置は、通常のNC工作機械のNC装置のプログラム
を変更することだけで実現することができ、コストを上
昇させずに半自動で工具摩耗、工作機械の熱変位等によ
る工具補正量の補正を行うことができる。
【0030】なお、以上の実施の形態では、実測値の入
力は通常のノギス、マイクロメータ等により測定し、N
C装置のキーボードからその実測値を入力するようにし
たが、測定器具としてノギス、マイクロメータ等の測定
データをNC装置に転送可能なものを使用して測定器具
自体を入力手段としてもよい。また、補正後加工数が所
定の測定設定数以上になったときに、工作物の実測値の
入力をうながす表示をしているが、ランプを点灯させる
等の出力をするものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0032】工作物の実測値を入力する画面に工作物の
形状パターンが表示されており、測定個所と入力欄とが
対応付けられているため、工作物の実測値を入力する際
に測定個所と実測値との対応関係を間違えることが極め
て少なくなる。
【0033】誤差量の絶対値に上限値Qと下限値Rとを
設定しておくことにより、誤差量が過大の場合は工具の
折損等の異常が発生したことを判別することができ、ま
た、誤差量が過小の場合にも補正量の修正を行わないこ
とにより測定誤差の影響を排除して工作物の寸法を安定
させることができる。
【0034】工作物の加工個数を計数し、所定の測定設
定数以上になったときに工作物の測定値の入力をうなが
す情報を出力または表示することにより、作業者に測定
を行うタイミングを知らせることができ、適切な頻度で
工具摩耗等を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の工具摩耗補正装置としてのN
C装置1の構成を示す図である。
【図2】図2は、工具データを表示する工具マスター画
面を示す図である。
【図3】図3は、工作物の寸法の実測値入力画面を示す
図である。
【図4】図4は、NC装置1の処理を示すフローチャー
トである。
【図5】図5は、補正量演算プログラムの処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…NC装置 2…駆動・位置決め手段 10…CPU 11…バス 12…ROM 13…RAM 14…固定ディスク装置 15…表示手段 16…入力手段 17…入出力装置 131…NC加工プログラム 132…補正量演算プログラム 133…表示制御プログラム 134…工具データメモリ 135…形状パターンメモリ 136…寸法メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NC加工プログラムに従って加工を行う工
    作機械の工具補正量を補正する方法であって、 表示手段(15)に工作物の複数の形状パターンの中か
    ら任意の1つの形状パターンを選択的に図形表示し、 表示した形状パターンとともに、工作物の寸法の測定個
    所を示す表示と、それぞれの測定個所に対応させて実測
    値を入力する入力欄とを表示し、 表示手段(15)に表示された工作物の寸法の測定個所
    を確認しながら、加工済み工作物の測定個所に対応した
    実測値を入力し、 測定個所の基準値と入力された実測値との差により誤差
    量を計算し、 計算した前記誤差量に従って、工具の各座標軸方向の位
    置の補正量を演算する工具補正量の補正方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した工具補正量の補正方法
    であって、 前記誤差量の絶対値の上限値と下限値を設定し、 前記誤差量の絶対値が前記上限値より大きい場合は、警
    報を発し、 前記誤差量の絶対値が前記下限値より小さい場合は、工
    具の前記補正量を更新せず、 前記誤差量の絶対値が前記下限値以上かつ前記上限値以
    下の場合は、前記誤差量に従って工具の前記補正量を更
    新する工具補正量の補正方法。
  3. 【請求項3】請求項1〜2のいずれか1つに記載した工
    具補正量の補正方法であって、 工作物の加工数を計数し、所定の加工数ごとまたは所定
    の加工数をこえた場合に工作物の測定値の入力をうなが
    す情報を表示または出力する工具補正量の補正方法。
  4. 【請求項4】NC加工プログラムに従って加工を行う工
    作機械の工具補正量を補正する装置であって、 文字および図形を表示可能な表示手段(15)と、 作業者が情報を入力するための入力手段(16)と、 工作物の寸法の測定個所を示す形状パターンを記憶する
    形状パターン記憶手段(135)と、 工作物の前記各測定個所における寸法の基準値を記憶す
    る基準値記憶手段(136)と、 前記表示手段(15)に前記形状パターンと各測定個所
    の測定値の入力欄とを互いに関連付けて表示する表示制
    御手段(10,133)と、 測定個所の基準値と入力された測定値との差である誤差
    量から、工具の各座標軸方向の位置の補正量を計算する
    補正量演算手段(10,132)とを有する工具補正量
    の補正装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した工具補正量の補正装置
    であって、前記補正量演算手段(10,132)は、 前記誤差量の絶対値の上限値と下限値を設定し、 前記誤差量の絶対値が前記上限値より大きい場合は、警
    報を発し、 前記誤差量の絶対値が前記下限値より小さい場合は、工
    具の前記補正量を更新せず、 前記誤差量の絶対値が前記下限値以上かつ前記上限値以
    下の場合は、前記誤差量に従って工具の前記補正量を更
    新するものである工具補正量の補正装置。
  6. 【請求項6】請求項4〜5のいずれか1つに記載した工
    具補正量の補正装置であって、前記表示制御手段(1
    0,133)は、工作物の加工数を計数し、所定の加工
    数ごとまたは所定の加工数をこえた場合に工作物の測定
    値の入力をうながす情報を前記表示手段(15)に表示
    するものである工具補正量の補正装置。
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