JPH08326883A - 自動変速機の変速開始点及び変速終了点検出装置、並びに、変速ショック低減装置 - Google Patents

自動変速機の変速開始点及び変速終了点検出装置、並びに、変速ショック低減装置

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JPH08326883A
JPH08326883A JP7136702A JP13670295A JPH08326883A JP H08326883 A JPH08326883 A JP H08326883A JP 7136702 A JP7136702 A JP 7136702A JP 13670295 A JP13670295 A JP 13670295A JP H08326883 A JPH08326883 A JP H08326883A
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JP
Japan
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shift
rotation ratio
rotation
speed
speed change
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JP7136702A
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English (en)
Inventor
Kaname Suehiro
要 末広
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速時トルクダウン制御のために、変速開始
点及び変速終了点を正確に検出する。 【構成】 歯車変速機構の入力回転数Nin及び出力回転
数Nout を検出し(S1)、これらの回転比R=Nin/
Nout を演算する(S2)。非変速指令中の回転比Rに
基づいて各ギア位置(1速〜4速)毎に回転比の最小値
R1min 〜R4min 及び最大値R1max 〜R4max を記
憶保持する(S5)。そして、変速指令中に現在の回転
比Rが変速前のギヤ位置(X)での回転比のとり得る範
囲(RXmin 〜RXmax )外となったときに変速開始点
と判断する(S7〜S10)。その後、現在の回転比Rが
変速後のギヤ位置(Y)での回転比のとり得る範囲(R
Ymin 〜RYmax )内となったときに変速終了点と判断
する(S14〜S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機にお
ける変速開始点(イナーシャフェーズ開始点)及び変速
終了点(イナーシャフェーズ終了点)の検出装置、並び
に、この検出装置を用いた変速ショック低減装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用自動変速機の変速時
に、変速ショックを低減すべく、エンジンの点火時期の
遅角や一部気筒への燃料カットなどにより、エンジンの
出力トルクを一時的に低下させるトルクダウン制御が行
われており、また、このトルクダウン制御の開始時期及
び終了時期を判断する方法も種々提案されている。
【0003】例えば特開昭63−254256号公報に
は、歯車変速機構の入力回転数Ninを用いて判断する方
法が開示されている。すなわち、変速指令がなされたと
きに変速の種類とそのときの入力回転数とに基づいて変
速開始判断用入力回転数及び変速終了判断用入力回転数
を設定し、変速指令後に入力回転数が変速開始判断用入
力回転数になったところで変速開始と判断し、また、そ
の後に入力回転数が変速終了判断用入力回転数になった
ところで変速終了と判断している。そして、変速開始点
から変速終了点まで、トルクダウン制御を行っている。
【0004】また、歯車変速機構の入力回転数Ninと出
力回転数Nout との回転比(Nin/Nout )、すなわち
変速中のギヤ比相当値を算出し、これを用いて判断する
方法も考えられている。この場合は、回転比が予め定め
られた変速開始判断用回転比になったところで変速開始
と判断し、また、その後に回転比が予め定められた変速
終了判断用回転比になったところで変速終了と判断す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置にあっては、変速開始判断用入力回転数
及び変速終了判断用入力回転数の設定や、変速開始判断
用回転比及び変速終了判断用回転比の設定が難しく、こ
の設定のいかんによっては変速開始及び変速終了を正確
に検出することができず、また設定が当初は適切であっ
たとしても経時変化により不適切となることもあり、誤
検出や検出遅れにより、これを用いたトルクダウン制御
などに支障をきたすことがあるという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、変速開始及び変速終了を正確に検出できるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、図1に示すように、歯車変速機構の入力回
転数を検出する入力回転数検出手段Aと、歯車変速機構
の出力回転数を検出する出力回転数検出手段Bと、入力
回転数及び出力回転数からこれらの回転比を演算する回
転比演算手段Cと、変速指令及びギヤ位置を検出する変
速指令検出手段Dと、非変速指令中の回転比に基づいて
各ギア位置毎に回転比のとり得る範囲を学習する回転比
範囲学習手段Eと、変速指令中に現在の回転比が変速前
のギヤ位置での回転比のとり得る範囲外となったときに
変速開始点と判断する変速開始点判断手段Fとを設け
て、自動変速機の変速開始点検出装置を構成する。
【0008】請求項3に係る発明では、同じく図1に示
すように、前記入力回転数検出手段Aと、前記出力回転
数検出手段Bと、前記回転比演算手段Cと、前記変速指
令検出手段Dと、前記回転比範囲学習手段Eと、変速指
令中に現在の回転比が変速後のギヤ位置での回転比のと
り得る範囲内となったときに変速終了点と判断する変速
終了点判断手段Gとを設けて、自動変速機の変速終了点
検出装置を構成する。
【0009】請求項5に係る発明では、同じく図1に示
すように、前記変速開始点判断手段F及び前記変速終了
点判断手段Gの出力を用い、変速開始点から変速終了点
までの間、エンジンの出力トルクを強制的に低下させる
トルクダウン制御手段Hを設けて、変速ショック低減装
置を構成する。更に、請求項2、請求項4、請求項6に
係る発明では、前記回転比範囲学習手段Eは、非変速指
令中の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比の最小値
及び最大値を記憶保持する最小値・最大値記憶保持手段
であることを特徴とする。
【0010】
【作用】自動変速機の変速開始から変速終了、イナーシ
ャフェーズの開始点から終了点として検出するのが望ま
しい。イナーシャフェーズとは、摩擦要素(クラッチ・
ブレーキ)の切換えによって回転要素が相互の回転状態
を変化させている状態である。
【0011】このイナーシャフェーズを検出するには、
ギヤ比の変化点、従って歯車変速機構の入力回転数と出
力回転数との回転比の変化点を検出するのが最も正確な
方法である。そこで、非変速指令中の回転比に基づいて
各ギア位置毎に回転比のとり得る範囲を学習しておき、
変速指令中に現在の回転比が変速前のギヤ位置での回転
比のとり得る範囲外となったときに変速開始点と判断す
る。また、変速指令中に現在の回転比が変速後のギヤ位
置での回転比のとり得る範囲内となったときに変速終了
点と判断する。これらにより、変速開始点及び変速終了
点の正確な検出が可能となる。
【0012】そして、このようにして検出される変速開
始点から変速終了点までの間、エンジンの出力トルクを
強制的に低下させるトルクダウン制御を行えば、変速時
のトルクダウン制御の開始・終了時期を誤検出又は遅れ
なく検出できるので、変速ショックの少ない良好な変速
感覚を与えることができると共に、変速機の耐久性を向
上させることができるようになる。
【0013】回転比のとり得る範囲の学習に際しては、
非変速指令中の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比
の最小値及び最大値を記憶保持するようにすれば、簡単
に学習できる。尚、本発明では歯車変速機構の入力回転
数及び出力回転数の回転比を演算しているが、歯車式変
速機構の入力回転数(タービン回転数)の代わりに、エ
ンジン回転数を用いて、自動変速機の入力回転数及び出
力回転数の回転比を演算する方式は、トルクコンバータ
の滑りの影響を受けて、判断の遅れを伴うので、採用す
べきではない。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。図2に
システム図を示している。エンジン1の出力側に自動変
速機2が接続されている。自動変速機2は、エンジン1
の出力側に介在するトルクコンバータ3と、このトルク
コンバータ3を介して連結された歯車変速機構4と、こ
の歯車変速機構4中の各種変速要素の結合・解放操作を
行う油圧アクチュエータ5とを備える。油圧アクチュエ
ータ5に対する作動油圧は、図示しない各種の電磁バル
ブを介してON・OFF制御される。
【0015】コントロールユニット6には、各種のセン
サからの信号が入力される。前記各種のセンサとして
は、例えば、自動変速機2の出力軸7より回転信号を得
て車速VSPを検出する車速センサ8が設けられてい
る。また、エンジン1の吸気系のスロットル弁9の開度
TVOを検出するスロットルセンサ10が設けられてい
る。
【0016】更に、自動変速機2の歯車変速機構4の入
力軸(トルクコンバータ出力軸)より回転信号を得て歯
車変速機構4の入力回転数Ninを検出する入力回転数セ
ンサ11と、歯車変速機構4の出力軸より回転信号を得て
歯車変速機構4の出力回転数Nout を検出する出力回転
数センサ12とが設けられている。尚、出力回転数センサ
12として車速センサ8を用いるようにしてもよい。
【0017】前記コントロールユニット6は、自動変速
機制御用CPUの他、エンジン制御用CPUを内蔵する
一体型のもので、両CPUからアクセス可能なデュアル
ポートRAMを使用しており、かかる構成とすることに
より、両CPUで算出されるデータを共用できる。自動
変速機制御用CPUは、運転者が操作するセレクトレバ
ーの操作位置信号に基づきセレクトレバーがDレンジの
状態では、車速VSPとスロットル開度TVOとに従っ
て1速〜4速の変速位置を自動設定し、油圧アクチュエ
ータ5を介して歯車変速機構4をその変速位置に制御す
る変速制御を行う。
【0018】また、自動変速機制御用CPUは、後述す
る図3のフローチャートに従って、変速開始点(イナー
シャフェーズ開始点)及び変速終了点(イナーシャフェ
ーズ終了点)を検出して、変速ショック低減のためトル
クダウン制御の開始指令及び終了指令を行い、その結果
をエンジン制御用CPUに送って、トルクダウン制御と
して点火時期の遅角制御及び/又は一部気筒の燃料カッ
ト制御を行わせる。
【0019】エンジン制御用CPUは、エンジン運転状
態に基づいてエンジン1の吸気系に各気筒毎に設けた燃
料噴射弁13への燃料噴射パルス信号を制御することによ
り燃料噴射量等を制御し、また、エンジン運転状態に基
づいて各気筒の点火栓14にそれぞれつながれた点火コイ
ル(図示せず)への点火信号を制御することにより点火
時期を制御するが、自動変速機制御用CPUからのトル
クダウン制御指令に基づいて点火時期の遅角制御及び/
又は一部気筒の燃料カット制御を行う。
【0020】図3の変速開始点及び変速終了点検出ルー
チンについて説明する。尚、本ルーチンは所定時間毎に
実行される。ステップ1(図にはS1と記してある。以
下同様)では、入力回転数センサ11及び出力回転数セン
サ12からの信号に基づいて、歯車式変速機構の入力回転
数Nin及び出力回転数Nout を検出する。この部分が入
力回転数センサ11及び出力回転数センサ12と共に入力回
転数検出手段及び出力回転数検出手段に相当する。
【0021】ステップ2では、検出された入力回転数N
in及び出力回転数Nout に基づいて、これらの回転比
(ギヤ比相当値)R=Nin/Nout を演算する。この部
分が回転比演算手段に相当する。ステップ3では、変速
指令中か否かを判定する。変速指令は、車速VSPとス
ロットル開度TVOとからシフトパターン線図を参照し
て発せられるので、この指令信号の立上がりから所定時
間内であれば、変速指令中と判定する。このとき、変速
指令中であれば同時に変速の種類(変速前ギヤ位置及び
変速後ギヤ位置)も判別され、非変速指令中であれば現
在のギヤ位置が判別される。この部分が変速指令検出手
段に相当する。
【0022】この判定により、非変速指令中の場合はス
テップ4へ進み、変速指令中の場合はステップ6へ進
む。 〔非変速指令中の場合〕ステップ4では、変速開始検出
フラグF1及び変速終了検出フラグF2をそれぞれリセ
ットする(F1=0,F2=0)。
【0023】ステップ5では、図4の学習サブルーチン
に従って、非変速指令中の回転比Rに基づいて各ギア位
置(1速〜4速)毎に回転比のとり得る範囲を学習すべ
く、各ギア位置(1速〜4速)毎に回転比の最小値R1
min 〜R4min 及び最大値R1max 〜R4max を記憶保
持する。この部分が回転比範囲学習手段(最小値・最大
値記憶保持手段)に相当する。
【0024】具体的には、図4のステップ51でギヤ位置
が1速か否かを判定し、1速の場合は、ステップ52へ進
んで1速での回転比の最小値R1min 及び最大値R1ma
x を記憶保持する。また、ステップ53でギヤ位置が2速
か否かを判定し、2速の場合は、ステップ54へ進んで2
速での回転比の最小値R2min 及び最大値R2max を記
憶保持する。
【0025】また、ステップ55でギヤ位置が3速か否か
を判定し、3速の場合は、ステップ56へ進んで3速での
回転比の最小値R3min 及び最大値R3max を記憶保持
する。3速でない場合は、4速であるので、ステップ57
へ進んで4速での回転比の最小値R4min 及び最大値R
4max を記憶保持する。尚、ステップ52,54,56,57で
の各ギヤ位置での回転比の最小値及び最大値のより具体
的な記憶保持方法は、ステップ52について、詳細を図5
に示すように、最新に演算された回転比Rを現在までの
最小値R1min と比較して、R<R1min の場合に、R
1min =Rとして更新し、また、最新に演算された回転
比Rを現在までの最大値R1max と比較して、R>R1
max の場合に、RXmax =Rとして更新すればよい。
【0026】また、各ギヤ位置での回転比の最小値及び
最大値の記憶保持値は、バックアップメモリに書き込ん
で、エンジン停止中も記憶保持されるようにするのがよ
い。更に、更新される最小値及び最大値に対してリミッ
ターを設けて、誤学習を防止するようにするとよい。 〔変速指令中の場合〕ステップ6では、変速開始検出フ
ラグF1がセットされている(F1=1)か否かを判定
し、セットされていない場合(F1=0の場合)、すな
わち、変速指令検出後、変速開始検出前は、ステップ7
へ進む。
【0027】ステップ7では、メモリから、変速前ギヤ
位置(X)での回転比の最小値RXmin 及び最大値RX
max を読込む。ステップ8では、現在の回転比Rを変速
前ギヤ位置(X)での回転比の最小値RXmin と比較
し、また、ステップ9では、現在の回転比Rを変速前ギ
ヤ位置(X)での回転比の最大値RXmax と比較する。
【0028】これらの比較の結果、R<RXmin 、又は
R>RXmax となったとき、すなわち、現在の回転比R
が変速前ギヤ位置(X)での回転比の最小値RXmin 〜
最大値RXmax の範囲外となったときに、ステップ10へ
進み、変速開始点(イナーシャフェーズ開始点)と判断
して、エンジンのトルクダウン制御を開始させ、ステッ
プ11で変速開始検出フラグF1をセットする(F1=
1)。
【0029】ここで、ステップ8〜11の部分が変速開始
点判断手段に相当する。変速開始検出後は、次回のルー
チン実行時より、ステップ6での判定でF1=1となる
ので、ステップ12へ進む。ステップ12では、変速終了検
出フラグF2がセットされている(F2=1)か否かを
判定し、セットされていない場合(F2=0の場合)、
すなわち、変速開始検出後、変速終了検出前は、ステッ
プ13へ進む。
【0030】ステップ13では、メモリから、変速後ギヤ
位置(Y)での回転比の最小値RYmin 及び最大値RY
max を読込む。ステップ14では、現在の回転比Rを変速
後ギヤ位置(Y)での回転比の最小値RYmin と比較
し、また、ステップ15では、現在の回転比Rを変速後ギ
ヤ位置(Y)での回転比の最大値RYmax と比較する。
【0031】これらの比較の結果、R>RYmin 、かつ
R<RYmax となったとき、すなわち、現在の回転比R
が変速後ギヤ位置(Y)での回転比の最小値RYmin 〜
最大値RYmax の範囲内となったときに、ステップ16へ
進み、変速終了点(イナーシャフェーズ終了点)と判断
して、エンジンのトルクダウン制御を終了させ、ステッ
プ12で変速終了検出フラグF2をセットする(F2=
1)。
【0032】ここで、ステップ14〜17の部分が変速開始
点判断手段に相当する。具体的には、図6に1速→2速
の変速の例を示すように、回転比Rが1速での最小値R
1min 〜最大値R1max の範囲外となったときに、変速
開始点(イナーシャフェーズ開始点)と判断して、エン
ジンのトルクダウン制御を開始させ、その後、回転比R
が2速での回転比の最小値R2min 〜最大値R2max の
範囲内となったときに、変速終了点(イナーシャフェー
ズ終了点)と判断して、エンジンのトルクダウン制御を
終了させる。
【0033】エンジン制御用CPUでは、自動変速機制
御用CPUからのトルクダウン制御の開始指令(ステッ
プ10)〜終了指令(ステップ16)までの間、点火時期の
遅角制御及び/又は一部気筒の燃料カット制御を行う。
よって、ステップ10,16の部分はトルクダウン制御手段
にも相当する。尚、本実施例では、各ギヤ位置毎に回転
比のとり得る範囲を学習するに際し、各ギヤ位置毎に回
転比の最小値及び最大値を記憶保持するようにしたの
で、簡単に学習を行える利点があるが、他の学習方式を
採用してもよい。例えば、各ギヤ位置毎に回転比の平均
値(中心値)を学習し、これに一定の誤差範囲を与え
て、回転比のとり得る範囲を設定するようにしてもよ
い。
【0034】また、本実施例では、変速開始点及び変速
終了点を検出して、変速開始点から変速終了点までの
間、エンジンの出力トルクを強制的に低下させるトルク
ダウン制御を行うようにしたが、このような変速時のト
ルクダウン制御の他、ライン圧制御、ロックアップ制御
などに利用することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、変速開始点(イナーシャフェーズ開始点)
を正確に検出できるという効果が得られる。請求項3に
係る発明によれば、変速終了点(イナーシャフェーズ終
了点)を正確に検出できるという効果が得られる。
【0036】請求項5に係る発明によれば、変速開始点
及び変速終了点を正確に検出でき、トルクダウン制御の
時期を適切なものにして、変速ショックを効果的に低減
できるという効果が得られる。また、請求項2、請求項
4、請求項6に係る発明によれば、回転比のとり得る範
囲の学習を簡単に行うことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】 変速開始点及び変速終了点検出ルーチンのフ
ローチャート
【図4】 学習サブルーチンのフローチャート
【図5】 図4のステップ52部分の詳細フローチャート
【図6】 変速開始点及び変速終了点検出の様子を示す
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 トルクコンバータ 4 歯車変速機構 5 油圧アクチュエータ 6 コントロールユニット 7 出力軸 8 車速センサ 9 スロットル弁 10 スロットルセンサ 11 入力回転数センサ 12 出力回転数センサ 13 燃料噴射弁 14 点火栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用自動変速機において、 歯車変速機構の入力回転数を検出する入力回転数検出手
    段と、 歯車変速機構の出力回転数を検出する出力回転数検出手
    段と、 入力回転数及び出力回転数からこれらの回転比を演算す
    る回転比演算手段と、 変速指令及びギヤ位置を検出する変速指令検出手段と、 非変速指令中の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比
    のとり得る範囲を学習する回転比範囲学習手段と、 変速指令中に現在の回転比が変速前のギヤ位置での回転
    比のとり得る範囲外となったときに変速開始点と判断す
    る変速開始点判断手段と、 を設けたことを特徴とする自動変速機の変速開始点検出
    装置。
  2. 【請求項2】前記回転比範囲学習手段は、非変速指令中
    の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比の最小値及び
    最大値を記憶保持する最小値・最大値記憶保持手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速開
    始点検出装置。
  3. 【請求項3】車両用自動変速機において、 歯車変速機構の入力回転数を検出する入力回転数検出手
    段と、 歯車変速機構の出力回転数を検出する出力回転数検出手
    段と、 入力回転数及び出力回転数からこれらの回転比を演算す
    る回転比演算手段と、 変速指令及びギヤ位置を検出する変速指令検出手段と、 非変速指令中の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比
    のとり得る範囲を学習する回転比範囲学習手段と、 変速指令中に現在の回転比が変速後のギヤ位置での回転
    比のとり得る範囲内となったときに変速終了点と判断す
    る変速終了点判断手段と、 を設けたことを特徴とする自動変速機の変速終了点検出
    装置。
  4. 【請求項4】前記回転比範囲学習手段は、非変速指令中
    の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比の最小値及び
    最大値を記憶保持する最小値・最大値記憶保持手段であ
    ることを特徴とする請求項3記載の自動変速機の変速終
    了点検出装置。
  5. 【請求項5】車両用自動変速機において、 歯車変速機構の入力回転数を検出する入力回転数検出手
    段と、 歯車変速機構の出力回転数を検出する出力回転数検出手
    段と、 入力回転数及び出力回転数からこれらの回転比を演算す
    る回転比演算手段と、 変速指令及びギヤ位置を検出する変速指令検出手段と、 非変速指令中の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比
    のとり得る範囲を学習する回転比範囲学習手段と、 変速指令中に現在の回転比が変速前のギヤ位置での回転
    比のとり得る範囲外となったときに変速開始点と判断す
    る変速開始点判断手段と、 変速指令中に現在の回転比が変速後のギヤ位置での回転
    比のとり得る範囲内となったときに変速終了点と判断す
    る変速終了点判断手段と、 変速開始点から変速終了点までの間、エンジンの出力ト
    ルクを強制的に低下させるトルクダウン制御手段と、 を設けたことを特徴とする変速ショック低減装置。
  6. 【請求項6】前記回転比範囲学習手段は、非変速指令中
    の回転比に基づいて各ギア位置毎に回転比の最小値及び
    最大値を記憶保持する最小値・最大値記憶保持手段であ
    ることを特徴とする請求項5記載の変速ショック低減装
    置。
JP7136702A 1995-06-02 1995-06-02 自動変速機の変速開始点及び変速終了点検出装置、並びに、変速ショック低減装置 Pending JPH08326883A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017125595A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ジヤトコ株式会社 車両用変速機の変速制御装置

Cited By (5)

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