JPH0832079B2 - 電話交換装置 - Google Patents

電話交換装置

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JPH0832079B2
JPH0832079B2 JP1297075A JP29707589A JPH0832079B2 JP H0832079 B2 JPH0832079 B2 JP H0832079B2 JP 1297075 A JP1297075 A JP 1297075A JP 29707589 A JP29707589 A JP 29707589A JP H0832079 B2 JPH0832079 B2 JP H0832079B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外線と内線あるいは内線同士の通話路を切
換形成して市販の電話機で外線通話及び内線通話を可能
とする電話交換装置に関するものである。
[従来の技術] この種の電話交換装置のシステム構成を第9図に示
す。この電話交換装置は、切分器G及び保安器Hを介し
て外線l1で電話局Eに接続された電話交換機Aと、この
電話交換機Aに内線l2及び制御センサl3で接続され市販
の電話機Cが着脱自在に接続される複数の電話コンセン
トBとで構成され、上記電話交換機Aで外線l1と内線l2
あるいは内線l2同士の通話路を切換形成して、電話コン
セントBに接続された電話機Cで外線通話及び内線通話
を行うことができるようになっている。なお、この電話
交換装置では、通話線l4でドアホンDを電話交換機Aに
接続し、電話機Cを用いてドアホン通話も行えるように
なっている。
各電話コンセントBにはモジュラジャックMを設けて
あり、このモジュラジャックMによって一般の市販の電
話機Cを着脱自在に接続できるようにしてある。また、
この電話コンセントBは制御線l3を介して送られてくる
内線呼出音あるいはドアホン呼出音等の報知信号を再生
するためのスピーカSPと、この制御線l3を介して送られ
てくる電圧信号である表示信号を弁別して内線通話中あ
るいは外線通話中等の表示を行う発光表示部La,Lbとを
備えており、これらスピーカSP及び発光表示器La,Lbで
報知及び表示動作を行うようにしてある。なお、スピー
カSPの音量は音量調節スイッチVSで調整できるようにな
っている。
この電話交換装置の電話交換機Aは、第10図に示すよ
うに、電話機Cが接続される内線l2毎にリレー接点r1
r3、フック・ダイヤルパルス(DP)検出回路21〜23及び
通話電流供給回路41〜43を備え、さらに着信検出回路
5、直流閉結回路3、ダイヤルパルスで外線発信を行う
DP発生回路6、プッシュボタントーンで外線発信を行う
プッシュボタン(PB)ダイヤラー7、外線発信音を検出
する外線発信音検出回路8、保留音を送出する保留音送
出回路9、通話経路を設定するクロスポイントスイッチ
10、プッシュボタン信号を受信するPBレシーバ12,13、
各種の報知音を発生する音発生回路17、電話コンセント
Bで通話状態を表示させる表示制御回路18、アンプAMP1
〜AMP4、ダイオードブリッジDB、ゲートG1〜G3、及び上
記各回路及び後述する回路の制御情報信号の送出制御及
び信号判定処理を行うCPUで構成された制御回路11とを
備えている。
さらに、この電話交換機Aには、ドアホンDからの呼
出を検出するドアホン呼出検出回路141,142及びドアホ
ン通話回路15を備えている。さらに、この電話交換装置
では、第9図には図示していないが、セキュリティ装置
や非常押釦も接続できるようにしてあり、異常発生時に
電話コンセントBから警報音を報知できるようにしてあ
る。なお、セキュリティ装置からの異常検知信号はセキ
ュリティ信号検出回路16で検出する。
この電話交換装置の動作を説明する。電話交換機Aで
は電源投入が行われてシステムがスタートすると、まず
制御回路11が初期設定を行った後、待機状態となり、オ
フフックの判定、さらには外線着信の有無の判定と外線
通話処理、ドアホン呼出の有無の判定とドアホン通話処
理、内線呼出の有無の判定と内線通話処理、及び外線発
信処理等を行う。
今、いずれかの電話機Cのハンドセットが取り上げら
れると、その電話機Cが接続された内線l2に設けたフッ
ク・DP検出回路2がオフフックを検出して検出信号を制
御回路11に出力する。このとき、制御回路11は通常外線
l1側に切り換えられているリレー接点r1〜r3をクロスポ
イントスイッチ10側に切り換え、400Hzからなる擬似発
信信号を内線l2を通じてオフフックされた電話機Cに送
り、同時に表示制御回路18を制御して各電話コンセント
Bにおいて外線通話中表示用の発光表示部Laを点灯させ
る。
この擬似発信信号の送出はダイヤル信号の入力まで継
続し、1番目のダイヤル信号がフック・DP検出回路2で
検出されると、制御回路11は擬似発信信号の出力を停止
し、ダイヤルデータを内蔵するFIFO型のバッファメモリ
に格納し、同時に内蔵の3秒タイマを動作させる。この
タイマの動作中に2番目のダイヤル信号が検出される
と、制御回路11は外線発信であると判断して、外線発信
処理を行い、3秒以内に2番目のダイヤル信号の入力が
無ければ内線発信と判断して、内線発信処理を行う。
今、外線発信の場合には、制御回路11はバッファメモ
リに引き続いて入力されるダイヤル信号を順次格納する
とともに、直流閉結回路3を動作させ、外線発信音検出
回路8で外線発信音が検出されると、バッファメモリに
格納したダイヤルデータを1番目から順次読み出し、ダ
イヤルパルス発生回路6を動作させて順次ダイヤル信号
を外線l1に送出する。そして、バッファメモリに格納さ
れているダイヤルデータが無くなって、一定時間経過す
ると、オフフックされた電話機Cが接続された内線l2
外線l1に接続するようにリレー接点rを切り換え、外線
通話を可能とする。
次に、内線発信の場合には、1番目のダイヤル信号の
入力後3秒経過した際に、制御回路11は内線発信である
と判断し、電話機Cのオフフックから点灯させていた各
電話コンセントBの外線通話中を示す発光表示部Laを消
灯し、同時に内線通話中を示す発光表示部Lbを点灯す
る。これと同時に制御回路11は音発生回路17を制御して
内線呼出用の報知信号を呼び出された側の電話機Cが接
続された電話コンセントBに制御線l3を介して送り、電
話コンセントBのスピーカSPから内線呼出音を発鳴させ
る。なお、この報知信号は表示信号に重畳して送出す
る。そして、この内線呼出音によりその電話コンセント
Bに接続された電話機Cのハンドセットが取り上げられ
ると、フック・DP検出回路2がこのオフフックを検出
し、制御回路11はこのオフフックに基づいて内線呼出音
を停止させるとともに、クロスポイントスイッチ10によ
り呼出を行った電話機Cが接続された内線l2と呼び出さ
れた側の電話機Cが接続された内線l2とを接続して内線
通話を可能とする。
次に、外線着信について説明する。外線着信がある
と、各電話機Cにおいて内蔵ベルが鳴動する。このとき
の着信信号は着信検出回路5で検出され、着信検出信号
が制御回路11に入力される。上記電話機Cの内蔵ベルの
鳴動に応じて電話機Cのハンドセットを取り上げれば、
外線通話が可能となる。なお、このように電話機Cがオ
フフックされると、フック・DP検出回路2の出力に応じ
て制御回路11は各電話コンセントBの発光表示部Laを点
灯し、外線通話中を表示させる。
ところで、この電話交換装置では外線通話中に外線通
話を保留して、内線通話やドアホン通話を行うことがで
きるようになっている。
この場合、外線通話中に上記電話機Cから保留に対応
するダイヤル信号を電話機Cにより入力すると、制御回
路11ではこのダイヤルデータを読み取って、内線l2を外
線l1から切り離すと共に、直流閉結回路3を動作させて
外線l1を保留状態にする。そして、制御回路11は保留音
発生回路9を動作させて、結合トランスTを介して保留
音メロディを外線l1に送り、外線通話相手に保留中であ
ることを知らせると共に、各電話コンセントBにも保留
音メロディを送って、使用者に保留中であることを認識
させ、またこのとき同時に表示制御回路18を制御して通
話中用の両発光表示部La,Lbを共に点灯させ、保留中で
あることを示す表示を行わせる。
さて、上記保留状態になった後、内線通話あるいはド
アホン通話を行うためのダイヤル信号を電話機Cから入
力すると、上述した内線通話処理、あるいは後述するド
アホン通話処理が行われ、内線通話あるいはドアホン通
話が可能となる。
なお、ここでこの外線通話中の電話機Cから入力され
るダイヤル信号が外線l1に出力されないようにするた
め、ダイヤル信号の入力と同時に直流閉結回路3が一時
的に閉じるようにしてある。
保留中の内線通話等は電話機Cをオンフックすれば終
了し、再度電話機Cのハンドセットを取り上げると、保
留状態に戻る。
ここで、再び外線通話を行いたい場合には、電話機C
から保留解除用のダイヤル信号を入力して保留を解除す
る。この際には、制御回路11は保留音送出回路9の動作
を停止させて、元の外線通話状態に各部を制御して、外
線通話状態に戻す。保留解除後、通話を終了する場合に
は電話機Cをオンフックすれば良い。
以下、ドアホン呼出があった場合について説明する。
ドアホンDから呼出を行う場合、ドアホンDの備える押
釦を押す。この押釦が押されたことはドアホン呼出検出
回路14で検出され、この検出出力に応じて制御回路11は
音発生回路17を動作させ、各電話コンセントBからドア
ホン呼出音を鳴動させる。そして、そのドアホン呼出音
に応じていずれかの電話機Cのハンドセットが取り上げ
られると、そのオフフックされた電話機Cが接続された
内線l2に設けたフック・DP検出回路2の出力により制御
回路11がクロスポイントスイッチ10を切り換えて、ハン
ドセットが取り上げられた電話機Cとドアホン通話回路
15とを接続してドアホン通話を可能とする。
ところで、このドアホン呼出は外線通話中にも電話コ
ンセントBから行われるようにしてあり、この呼出に応
じて上述した保留後にドアホンDを特定するダイヤル信
号を電話機Cから入力すると、外線保留してドアホン通
話を行える。
なお、上述の説明では電話機Cとしてダイヤルパルス
式のものを用い、公衆電話回線である外線l1がダイヤル
パルス回線である場合についての説明であったが、外線
l1がプッシュボタン回線であり、プッシュボタン式の電
話機Cを使用した場合には、PBダイヤラー7でダイヤル
信号の送出を行い、ダイヤル信号の検出をPBレシーバ1
2,13で行う点を除いて、上述の説明と同様に動作する。
[発明が解決しょうとする課題] ところが、従来のこの種の電話交換装置ではキャッチ
ホン等のサービスを受けられるようにするため、フッキ
ングと終話とを区別する必要がある。そこで、終話検知
をオンフックしてから一定時間(例えば、2秒)が経過
した場合に終話と判定するようにしてある。従って、上
記一定時間内のオンフックが為されても終話であるとは
判定しないため、外線通話後に新たに外線発信を行う場
合2秒以上のオンフックを必要とする。ここで、もし上
記一定時間内のオンフック後にダイヤルを開始すると、
上述した外線通話中の保留操作等の通話処理用のダイヤ
ル信号が外線l1に出力されないようにする機能が働き、
外線発信を行うことができず、続けて電話をかける使用
者にとって不便な動作となる。しかも、上記電話相手の
番号の第1番目のダイヤル信号が保留用のダイヤル信号
と一致している場合には、保留処理が行われ、使用者に
とっては誤動作と感じられる恐れがある。
そこで、上述のようなフッキングが入力された後の一
定時間内にダイヤル信号が入力された場合、一旦外線を
切断した後の外線発信動作であると制御回路11が判断
し、外線発信処理を行うようにした電話交換装置が特願
平1-164394号にて本発明者等によって提案されている。
このようにすると、上記一定時間内のオンフックであっ
ても外線発信を行うことができる。
ところが、この種の電話交換装置では電話機Cとして
プッシュボタン方式のものを使用する場合があり、この
場合外線通話相手の電話機からのダイヤル信号により保
留等の通話処理が行われる恐れがあるので、外線通話中
の通話処理はフッキングを行った後に通話処理用のダイ
ヤル信号を入力して行い、外線通話相手からのダイヤル
信号を識別できるようにしたものがある。このような電
話交換装置ではフッキング後にダイヤル信号が入力され
ても外線発信であるとは限らず外線通話中の通話処理と
外線発信とを区別できない問題があった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、プッシュボタン方式の電話機を使
用し、フッキング後に通話処理用のダイヤル信号を入力
して外線通話中の通話処理を行わせる電話交換装置にお
いても、外線通話後に新たに外線発信を行う際の不便や
誤動作を無くすことにある [課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、外線通話中の電
話機によるフッキングを検出するフッキング検出手段
と、フッキングからの時間を計時する計時手段と、入力
されたダイヤル信号を記憶する記憶手段と、フッキング
後の第1の一定時間内にダイヤル信号が入力されない場
合、外線通話状態を継続し、フッキング後の第1の一定
時間内に第1番目のダイヤル信号が入力され、通話処理
用のダイヤル信号の最大桁数入力後に第2の一定時間が
経過するまでに次のダイヤル信号の入力が無い場合、外
線通話中の通話処理用のダイヤル信号であると判断して
通話処理を実行し、上記第2の一定時間内に次のダイヤ
ル信号の入力があれば、一旦外線を切断した後の外線発
信動作であると判定して上記記憶手段に記憶したダイヤ
ル信号に基づき外線発信処理を行う制御手段とを備えて
いる。
なお、使用者が保留操作を行うと直ぐに保留処理が為
されたものと考えて、電話機を直ぐにオンフックする場
合を考慮して、上記制御手段が、外線通話中のフッキン
グ後、第1の一定時間内に保留用のダイヤル信号が入力
され、その後の第2の一定時間が経過するまでに電話機
がオンフックされた場合、保留処理を行うようにしても
良い。
[作用] 本発明は上述のように制御手段がフッキング後の第1
の一定時間内に第1番目のダイヤル信号が入力され、通
話処理用のダイヤル信号の最大桁数入力後に第2の一定
時間が経過するまでに次のダイヤル信号の入力が無い場
合、外線通話中の通話処理用のダイヤル信号であると判
断して通話処理を実行し、上記第2の一定時間内に次の
ダイヤル信号の入力があれば、一旦外線を切断した後の
外線発信動作であると判定して上記記憶手段に記憶した
ダイヤル信号に基づき外線発信処理を行うことにより、
プッシュボタン方式の電話機を使用し、外線通話中の通
話処理をフッキング後に通話処理用のダイヤル信号を入
力して行う電話交換装置においても、外線通話中の通話
処理と外線発信とを確実に識別でき、外線通話中に新た
な外線発信を行う際の誤動作を無くすことができるよう
にし、また通話処理用のダイヤル信号の最大桁数入力後
に第2の一定時間が経過するまでに次のダイヤル信号の
入力があれば、一旦外線を切断した後の外線発信動作で
あると判定して外線発信処理を行うことにより、終話の
ためのオンフック時間が短い場合にも外線発信を行うこ
とができ、続けて電話をかける場合等に便利となるよう
にしたものである。
さらに、制御手段が、外線通話中のフッキング後、第
1の一定時間内に保留用のダイヤル信号が入力され、そ
の後の第2の一定時間が経過するまでに電話機がオンフ
ックされた場合、保留処理を行うようにすると、使用者
が保留操作を行うと直ぐに保留処理が為されたものと考
えて、電話機を直ぐにオンフックする場合に、電話が切
れることを防止でき、使い勝手が良くなる。
[実施例] 第1図乃至第8図に本発明の一実施例を示す。本実施
例は回路構成的には従来例と全く同じものであり、本実
施例の特徴とするところはその外線通話中の通話処理方
法にある。なお、この電話交換装置ではプッシュボタン
方式の電話機Cを使用し、外線通話中の通話処理のため
にフッキングとダイヤル信号の入力とを組み合わせた操
作(以下、この操作をコマンドと呼ぶ。)を行う。通話
処理中の通話処理とその操作を以下に示す。
但し、一斉呼出は全ての電話機Cを呼び出す動作であ
り、ドアホン接続はドアホンDからの呼出に応答する動
作である。なお、ここで参考のために、発信時の通話処
理とその操作を以下に示しておく。
そして、本実施例では、外線通話中の電話機Cによる
フッキングを検出するフッキング検出手段と、フッキン
グからの時間を計時する計時手段としての複数種のタイ
マと、入力されたダイヤル信号を記憶する記憶手段とし
てのバッファメモリと、フッキング後の第1の一定時間
(例えば5秒)t1内にダイヤル信号が入力されない場
合、外線通話状態を継続し、フッキング後の第1の一定
時間t1内に第1番目のダイヤル信号が入力され、第2の
一定時間(例えば2秒)t12が経過するまでに第2番目
のダイヤル信号の入力が無い場合、外線通話中の通話処
理用のダイヤル信号であると判断して通話処理を実行
し、上記第2の一定時間t12内に第2番目のダイヤル信
号の入力があれば、一旦外線通話を終話した後の外線発
信動作であると判定してバッファメモリに記憶したダイ
ヤル信号に基づき外線発信処理を行う制御手段とを制御
回路11に設けてある点に特徴を有する。
以下、本実施例の特徴とする動作を説明する。なお、
第1図に本実施例の電話交換装置の状態遷移図を示し、
第2図に外線通話中にフッキングを行った際のさらに詳
細な状態遷移図を示す。
まず、例えばキャッチホンサービスを受けるために使
用者が外線通話中にフッキングを行った場合について説
明する。第3図(a)に示すようにフッキングが為され
ると、制御回路11ではバッファメモリの内容をクリアす
ると共に、第1の所定時間t1を計時するタイマの限時動
作を開始させ、第2図の状態遷移図中の外線通話中(図
中aの状態)からステップ1(b1)に移行する(第3図
(d))。ここで、キャッチホンサービスを受ける場合
にはタイマの限時時間t1内にダイヤル信号を入力するこ
とはないので、限時時間t1経過後、外線通話状態(a)
に戻ることにより、外線通話状態が継続され、従来通り
にキャッチホンサービスを受けることができる。ここ
で、上記時間t1の間は第3図(c)に示すようにリレー
接点rを外線l1から切り離すと共に、同図(b)に示す
ように直流閉結回路3を動作させて、ステップ1(b1)の
状態とする。第3図(e)が外線l1上の信号送出状態を
示す。
但し、第2図中の外線通話状態(a)でダイヤルパル
ス方式の電話機Cからダイヤル信号を入力した場合に
は、そのダイヤル信号に基づいた外線通話中の通話処理
(例えば、従来例で説明した保留処理等)が実行される
(第2図中cで示す)。また、プッシュボタン式の電話
機Cからフッキング無しで単にダイヤル信号が入力され
た場合には、このダイヤル信号によっては制御回路11は
何等の処理も行わない。さらに、ダイヤルパルス方式の
電話機Cでオンフックにより外線通話を終話して新たに
外線発信のためにダイヤルを行った場合には、従来例で
説明した特開平1-164394号と略同様にして一定時間t1
にダイヤル信号が入力されると、制御回路11が外線通話
の終話後の外線発信であると判断して、外線発信処理を
行う(第2図中ではa→b1→d1と移行する)。また、ス
テップ1(b1)においてフッキングを更に繰り返すと、バ
ッファメモリのクリア処理を繰り返し、ステップ1(b1)
の状態に止どまる。
次に、保留操作以外の通話処理操作、例えば保留後に
一斉呼出を行う場合、第4図(a)に示すように電話機
Cのフッキング後の上記時間t1以内に保留後に一斉呼出
を行わせるダイヤル信号"9"を入力する。この場合には
フッキングにより第2図中では外線通話状態(a)から
ステップ1(b1)に移行し、ダイヤル信号の入力によりス
テップ1(b1)からさらにステップ2(b2)に移行する。な
お、ステップ1(b1)でダイヤル信号が入力されると、第
2の所定時間t12を計時するタイマの限時動作を開始さ
せ、ダイヤル信号をバッファメモリに記憶すると共に、
そのダイヤル信号の示す通話処理内容であるコマンドを
別のバッファメモリに記憶して、ステップ2(b2)に移行
する。そして、この場合には1桁のダイヤル信号だけし
か入力されないので、ステップ2(b2)において上記タイ
マの限時時間t12が経過した時点で、外線通話中のコマ
ンドが実行され(第2図中のc)、第4図(d)に示す
ように一斉呼出が行われる。
外線通話を終話して外線発信を行う場合、第5図
(a)に示すようにフッキング後2桁以上のダイヤル信
号を入力する。従って、この場合も上述の説明と同様に
してフッキングによりステップ1(b1)、第1番目のダイ
ヤル信号の入力によりステップ2(b2)へと移行する。そ
して、さらにこの場合にはステップ2(b2)で第2番目の
ダイヤル信号が上記一定時間t12内に入力されるので、
この際には時間t12を限時するタイマをクリアして、さ
らに一定時間(2秒)t23の限時動作を開始させ、その
とき入力されたダイヤル信号をバッファメモリに書き込
むと共に、コマンドをバッファメモリに記憶し、ステッ
プ3(b3)に移行する。そして、このステップ3(b3)で第
3番目のダイヤル信号の入力があると、ダイヤル信号と
コマンドとのバッファメモリへの書き込みを行い、この
後外線通話を終話させるため、外線l1を一時切断する。
この外線l1の切断は、第5図(b)に示すように上記信
号処理中に動作状態にある直流閉結回路3を一時的に不
動作して行う。この場合の外線切離し状態を第5図
(e)に示す。この外線切離し後はバッファメモリに記
憶したダイヤル信号に基づいて第5図(e)に示すよう
にPBダイヤラー7によりダイヤル信号を外線l1に送出す
る(第2図中d2で示す)。
なお、ここでステップ3(b3)で第6図に示すように一
定時間t23内に第3番目のダイヤル信号が入力されない
場合には、このダイヤル信号は無効ダイヤルであると見
なし、外線通話状態(a)に戻る。つまり、本実施例の
場合には通話処理用のコマンドは1桁、外線発信は少な
くとも3桁以上であるからである。
上述の説明では含まれていなかった保留操作(なお、
外線通話を終話した後の第1番目のダイヤル信号が"0"
である場合の外線発信処理を含む)について説明する。
保留を行う場合、フッキング後にダイヤル信号"0"を
入力する。この場合、フッキングにより外線通話状態
(a)からステップ1(b1)に移行し、ステップ1(b1)に
おいて一定時間t1内にダイヤル信号"0"が入力される
と、このダイヤル信号をバッファメモリに書き込むと共
に、時間t12を限時するタイマを動作させ、ステップ4
(b4)に移行する。そして、この保留操作の場合には以降
はダイヤル信号が入力されないので、上記タイマの限時
時間t12が経過し、この経過時点で外線通話中のコマン
ドの実行(第2図中のc)、つまりは保留処理が行われ
る。なお、本実施例では使用者が保留コマンドの入力後
に直ぐに保留処理が為されると思い、電話機Cをコマン
ドの入力後に直ぐにオンフックする場合があることを考
慮し、ステップ4(b4)においてオンフックされた場合に
は、限時時間t12の経過前であっても第7図に示すよう
に保留が行われ、この保留状態で第1図中のオフ状態
(待機状態)に移行する。但し、その他のステップ1(b
1)〜ステップ3(b3)及び後述するステップ5(b5)におい
てオンフックすると、オフ状態(保留状態でない)に移
行する。
ところで、この電話交換装置では保留後の一斉呼出等
を上記表に示したようにフッキング後にダイヤル信号
(例えば"9"等)を入力して行うことができるのである
が、フッキング後にダイヤル信号"0"を入力する保留操
作を行って、その後例えば新たに一斉呼出用のダイヤル
信号"9"を入力することが考えられる。そこで、本実施
例ではこの場合にも対応できるようにしてある。
つまり、第8図(a)に示すようにフッキング後にダ
イヤル信号"0","9"の2桁が入力されたとすると、フッ
キングとダイヤル信号"0"により上述したようにステッ
プ4(b4)に移行し、このステップ4(b4)において一定時
間t12内に第2番目のダイヤル信号"9"が入力されると、
時間t12を限時するタイマをクリアし、時間t23を限時す
るタイマを動作させ、そのダイヤル信号をバッファメモ
リに記憶し、ステップ5(b5)に移行する。この場合には
第2番目以降のダイヤル信号は入力されないので、限時
時間t23が経過した時点で保留処理を実行した上で、一
斉呼出コマンドを実行する(第2図中のeで示す)。こ
こで、第3番目のダイヤル信号が入力された場合には、
第2図中のd2で示す外線発信処理が実行される。なお、
外線通話中のドアホン通話もフッキング後のダイヤル信
号"7"の入力以外に、フッキング後にダイヤル信号"0","
7"を入力して行うこともできる。
ところで、上記ステップ2〜5において、フッキング
を行うと、ステップ1(b1)に戻すことができ、この場合
にはバッファメモリの記憶内容はクリアされる。また、
上述の説明では通話処理用のダイヤル信号が外線通話中
の通話処理のフッキングを除くと全て1桁の場合につい
て説明したが、フッキング後の第1の一定時間t1内に第
1番目のダイヤル信号が入力され、通話処理用のダイヤ
ル信号の最大桁数入力後に第2の一定時間t12が経過す
るまで次のダイヤル信号の入力が無い場合、外線通話中
の通話処理用のダイヤル信号であると判断して通話処理
を実行し、上記第2の一定時間t12内に次のダイヤル信
号の入力があれば、一旦外線l1を切断した後の外線発信
動作であると判定して外線発信処理を行うようにすれ
ば、通話処理用のダイヤル信号が2桁以上の場合にも対
応できる。
[発明の効果] 本発明は上述のように、制御手段がフッキング後の第
1の一定時間内に第1番目のダイヤル信号が入力され、
通話処理用のダイヤル信号の最大桁数入力後に第2の一
定時間が経過するまでに次のダイヤル信号の入力が無い
場合、外線通話中の通話処理用のダイヤル信号であると
判断して通話処理を実行し、上記第2の一定時間内に次
のダイヤル信号の入力があれば、一旦外線を切断した後
の外線発信動作であると判定して上記記憶手段に記憶し
たダイヤル信号に基づき外線発信処理を行うので、プッ
シュボタン方式の電話機を使用し、外線通話中の通話処
理をフッキング後に通話処理用のダイヤル信号を入力し
て行う電話交換装置においても、外線通話中の通話処理
と外線発信とを確実に識別でき、外線通話中に新たに外
線発信を行う際の誤動作を無くすことができる。また、
通話処理用のダイヤル信号の最大桁数入力後に第2の一
定時間が経過するまでに次のダイヤル信号の入力があれ
ば、一旦外線を切断した後の外線発信動作であると判定
して外線発信処理を行うので、終話のためのオンフック
時間が短い場合にも外線発信を行うことができ、続けて
電話をかける場合等に便利となる。
さらに、制御手段が、外線通話中のフッキング後、第
1の一定時間内に保留用のダイヤル信号が入力され、そ
の後の第2の一定時間が経過するまでに電話機がオンフ
ックされた場合、保留処理を行うようにすると、使用者
が保留操作を行うと直ぐに保留処理が為されたものと考
えて、電話機を直ぐにオンフックする場合に、電話が切
れることを防止でき、使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動作の状態遷移図、第2図は要部動作
の状態遷移図、第3図乃至第8図は同上の動作説明図、
第9図は電話交換装置のシステム構成図、第10図は電話
交換機の回路図である。 Aは交換機、Cは電話機、Eは電話局、11は制御回路、
l1は外線、l2は内線である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外線を介して電話局に接続された電話交換
    機と、この電話交換機に内線で接続された複数台のプッ
    シュボタン方式の電話機とで構成され、上記電話交換機
    で外線と内線あるいは内線同士の通話路を切換形成し
    て、上記電話機で外線通話及び内線通話を可能とし、プ
    ッシュボタン方式の電話機を使用した場合の外線通話中
    の通話処理をフッキング後に通話処理用のダイヤル信号
    を入力して行う電話交換装置において、外線通話中の電
    話機によるフッキングを検出するフッキング検出手段
    と、フッキングからの時間を計時する計時手段と、入力
    されたダイヤル信号を記憶する記憶手段と、フッキング
    後の第1の一定時間内にダイヤル信号が入力されない場
    合、外線通話状態を継続し、フッキング後の第1の一定
    時間内に第1番目のダイヤル信号が入力され、通話処理
    用のダイヤル信号の最大桁数入力後に第2の一定時間が
    経過するまでに次のダイヤル信号の入力が無い場合、外
    線通話中の通話処理用のダイヤル信号であると判断して
    通話処理を実行し、上記第2の一定時間内に次のダイヤ
    ル信号の入力があれば、一旦外線を切断した後の外線発
    信動作であると判定して上記記憶手段に記憶したダイヤ
    ル信号に基づき外線発信処理を行う制御手段とを備えた
    電話交換装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段が、外線通話中のフッキング
    後、第1の一定時間内に保留用のダイヤル信号が入力さ
    れ、その後の第2の一定時間が経過するまでに電話機が
    オンフックされた場合、保留処理を行って成る請求項1
    記載の電話交換装置。
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