JPH0832057A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH0832057A
JPH0832057A JP18523794A JP18523794A JPH0832057A JP H0832057 A JPH0832057 A JP H0832057A JP 18523794 A JP18523794 A JP 18523794A JP 18523794 A JP18523794 A JP 18523794A JP H0832057 A JPH0832057 A JP H0832057A
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JP
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anode
gate
diode
semiconductor substrate
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JP18523794A
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English (en)
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Masashi Kuwabara
正志 桑原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 過電圧保護回路とMOSFETを同一半導体
素子内に形成する際、過電圧検知用ダイオードの降伏電
圧を精度良く制御でき、量産性の高い構造を提供する。 【構成】 ウェーハ10の過電圧保護回路部は、MOS
FETのドレイン領域2と共通のカソード領域と、ドレ
イン領域2の約1μm径のトレンチ12の底面から不純
物を拡散して形成したアノード領域6からなる過電圧検
知用ダイオード20と、ドレイン領域2上に絶縁膜9を
介して形成され、ダイオード20のアノード領域6と接
続されたアノード7と、ゲート5と接続されたカソード
領域8からなる逆流防止用ダイオード30と、同じく絶
縁膜上に形成されゲート・ソース間に接続された双方向
定電圧ダイオード40から構成されている。この過電圧
検知用ダイオートの降伏電圧は、MOSFET部の降伏
電圧より低く半導体装置として要求される降伏電圧より
高く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】過電圧保護機能を持つ電力用MO
S型半導体装置に係り、特に過電圧検知用ダイオードと
MOSFETを同一半導体基板内に内臓した半導体装置
の過電圧検知用ダイオードの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力変換装置に用いられる半導体装置と
しては、バイポーラトランジスタ、MOSFET、IG
BT(Insulated Gate Bipolar Transistor) 等が知られ
ているが、装置の高効率化、高周波化に対応可能な素子
として、駆動電力の少ないMOSFETやIGBTが普
及している。このような半導体素子を外部回路に接続す
る場合、回路に発生する異常電圧から素子を保護するこ
とは半導体装置の信頼性の向上のために重要である。そ
のため、通常その回路での異常電圧より高い降伏電圧を
持つ半導体素子を使用するか、半導体素子に異常電圧が
印加されないように半導体素子より降伏電圧の低い定電
圧ダイオードを半導体素子のドレイン・ソース間に並列
に接続して、異常電圧を吸収させる等の工夫をしてい
る。また、装置の組立工程の合理化のため、このような
過電圧保護回路を半導体装置に内蔵したものが製品化さ
れている。
【0003】MOS型半導体装置に内蔵したものの代表
的な例として、図16(a)の等価回路図に示すように
MOSFETのドレイン・ゲート間に過電圧検知用ダイ
オード20と逆流防止用ダイオード30、そしてゲート
・ソース間にゲート保護用双方向定電圧ダイオード40
を接続した構造がある。図16(b)は、過電圧保護回
路内蔵のNチャネルIGBTの等価回路図であり、同じ
様に保護ダイオード20、30、40が組み込まれてい
る。このMOSFETの過電圧保護動作原理について図
17を参照して説明する。MOSFETを回路に接続す
る場合には、ゲート抵抗をゲートドライブ回路とゲート
の間に直列に接続する。このように接続されたMOSF
ETのドレインに異常電圧が印加され、この電圧が過電
圧検知用ダイオードの降伏電圧を超えると、異常電圧は
その降伏電圧でクランプされ、アバランシェ電流がゲー
ト側に流れる。このアバランシェ電流がゲート抵抗を流
れることによりゲート電位が上昇し、これがMOSFE
Tのしきい値電圧を越えると、MOSFETがオン状態
となり、異常電圧のエネルギーを電流を流すことにより
消費し、MOSFETを過電圧から保護することができ
る。
【0004】このNチャネルMOSFETの代表的な断
面構造を図18、図19に示す。半導体基板にはMOS
FET部と過電圧保護回路部が形成されている。この過
電圧保護回路部は、MOSFETのドレイン領域2と共
通のカソード領域とドレイン領域2の表面に拡散で形成
されたアノード領域6からなる過電圧検知用ダイオード
20と、ドレイン領域2上に絶縁膜を介して形成され、
過電圧検知用ダイオード20のアノード領域6と接続さ
れたアノード7と、ゲート5と接続されたカソード領域
8からなる逆流防止用ダイオード30と、同じくドレイ
ン領域2上に絶縁膜を介して形成されゲート・ソース間
に接続された双方向定電圧ダイオード40から構成され
ている。当然のことながらこの過電圧検知用ダイオート
の降伏電圧は、MOSFET部の降伏電圧より低く半導
体装置として要求される降伏電圧より高く設定しなけれ
ばならない。
【0005】Nシリコン半導体基板1上にNシリコ
ン半導体気相成長層2を形成したシリコン半導体ウエー
ハ10を用意する。このウェーハ10の気相成長層2側
の表面に選択的にイオン注入法などによりボロン等の不
純物を拡散し、P型ベース領域3を形成する。またベー
ス領域3中に選択的イオン注入法などにより砒素などの
不純物を拡散し、N型ソース領域4を形成する。気相成
長層2の上には、厚さ100nm程度のゲート酸化膜9
が形成されており、その上にポリシリコンなどのゲート
5が形成されている。気相成長層2は、ドレイン領域と
して用いられ、ゲート5は、ウェーハ10表面に露出し
ているドレイン領域2、ソース領域4及びこの両領域に
挟まれたP型ベース領域3を被覆するように形成されて
いる。ゲート5は、ウェーハ10上に形成されたポリシ
リコン膜をパターニングして形成される。このポリシリ
コン膜から逆流防止用ダイオード30及びゲート保護用
双方向定電圧ダイオード40が形成されている。ポリシ
リコン膜にはイオンを注入して逆流防止用ダイオード3
0のP型アノード7とN型カソード8が形成され、さら
に双方向定電圧ダイオード40のソース電極22に接続
するカソード41、ゲート電極23に接続するカソード
42及びこれらカソード間に配置されるアノード43が
形成される。
【0006】SiO2 などの層間絶縁膜11には、選択
的に開口部を形成し、その上にAl等の金属膜をスパッ
タリング等の技術で形成しパターニングして、ベース領
域3及びソース領域4に接続するソース電極(S)2
2、ゲート5に接続するゲート電極(G)23及びP型
不純物拡散領域であるアノード領域6に接続するアノー
ド電極(A)24が形成される。ウェーハ10の裏面に
はAu等の金属膜をスパッタリング等で形成し、ドレイ
ン電極(D)21を形成する。このウエーハを所定の大
きさにカットしてMOSFETチップが完成する。チッ
プには多数(〜数万)のMOSFETが形成される。
【0007】図18に示した従来例では過電圧検知用ダ
イオード20のアノード領域6の表面からの深さH′を
MOSFETのベース領域3の表面からの深さh′より
極端に深く形成することでドレイン低濃度領域2との距
離X1 を短くして、MOSFETの降伏電圧より、ダイ
オード20の降伏電圧を低く設定している。例えば、1
000V耐圧のMOSFETに対し、過電圧検知用ダイ
オード20の耐圧は900Vと10%程度低い。図19
の従来例では過電圧検知用ダイオード20のアノード領
域6をMOSFETのベース領域より小さい面積の開口
部から拡散して形成することにより、不純物拡散領域6
の曲率半径がMOSFETのベース領域3より小さくな
るため過電圧検知用ダイオード20の降伏電圧をMOS
FETの降伏電圧より低く設定できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図18に示した従来例
ではドレイン低濃度領域2の薄い低耐圧品(気相成長層
2の厚さは約20〜30μmである)ではアノード領域
6はウェーハ表面からの深さHが数μmの拡散領域から
形成されるため、精度良く降伏電圧の制御が可能だが、
ドレイン低濃度領域の厚い高耐圧品(気相成長層2の厚
さは約50〜150μmである)ではアノード領域は数
10μmの拡散領域が必要になるため、降伏電圧の制御
が難しくなってしまう。また、横方向の広がりも大きく
なり、このことが素子の微細化を困難にしている。図1
9の例では微細加工技術の進歩により、MOSFETの
ベース領域の微細化が進んでおり、ベース領域を拡散形
成する絶縁膜11の開口部の面積は小さくなる一方であ
る。その上さらにアノード領域を拡散形成する絶縁膜1
1の開口部の面積を小さくすることは困難である。本発
明は、このような事情によりなされたものであり、過電
圧保護回路とMOSFETを同一半導体素子内に形成す
る半導体装置において、過電圧検知用ダイオードの降伏
電圧を精度良く制御でき、高い量産性を得られる新規な
構造を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体
基板に形成された第1導電型ドレイン領域と、前記ドレ
イン領域内に形成され前記半導体基板の第1の主面に露
出している第2導電型ベース領域と、前記ベース領域に
形成され、前記半導体基板の第1の主面に露出している
第1導電型ソース領域と、前記半導体基板の第1の主面
上に前記ソース領域と前記ドレイン領域に跨がりかつ前
記ベース領域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲー
ト絶縁膜の上に形成されたゲートと、前記ゲートに接続
されたゲート電極と、前記ソース領域及び前記ベース領
域の上に跨がって形成されたソース電極と、前記半導体
基板の第2の主面上に形成され、前記ドレイン領域と接
しているドレイン電極と、前記半導体基板上に形成さ
れ、前記ゲート電極にカソードが接続された逆流防止用
ダイオードと、前記半導体基板上に形成され、アノード
が前記逆流防止用ダイオードのアノードに接続された過
電圧検知用ダイオードと、前記逆流防止用ダイオードと
前記過電圧検知用ダイオードとを接続するアノード電極
とを備え、前記過電圧検知用ダイードは、前記第1導電
型ドレインを第1領域とし、前記第1導電型ドレイン領
域に前記第1の主面から所定の深さで形成されたトレン
チの底部に接する第2導電型アノード領域を第2領域と
し、この第2導電型アノード領域に接する前記アノード
電極は、前記逆流防止用ダイオードのアノードに接続し
ていることを第1の特徴とする。
【0010】また、本発明の半導体装置は、半導体基板
と、前記半導体基板に形成された第1導電型ドレイン領
域と、前記ドレイン領域内に形成され、前記半導体基板
の第1の主面に露出している第2導電型ベース領域と、
前記ベース領域に形成され、前記半導体基板の第1の主
面に露出している第1導電型ソース領域と、前記半導体
基板の第1の主面上に前記ソース領域と前記ドレイン領
域に跨がりかつ前記ベース領域上に形成されたゲート絶
縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲートと、
前記ゲートに接続されたゲート電極と、前記ソース領域
及び前記ベース領域の上に跨がって形成されたソース電
極と、前記半導体基板の第2の主面上に形成され、前記
ドレイン領域と接している第1の第2導電型アノード領
域と、前記第1のアノード領域上に形成されている第1
のアノード電極と、前記半導体基板上に形成され、前記
ゲート電極にカソードが接続された逆流防止用ダイオー
ドと、前記半導体基板上に形成され、アノードが前記逆
流防止用ダイオードのアノードに接続された過電圧検知
用ダイオードと、前記逆流防止用ダイオードと前記過電
圧検知用ダイオードとを接続する第2のアノード電極と
を備え、前記過電圧検知用ダイオードは、前記第1導電
型ドレインを第1領域とし、前記第1導電型ドレイン領
域に前記第1の主面から所定の深さで形成されたトレン
チの底部に接する第2の第2導電型アノード領域を第2
領域とし、この第2導電型アノード領域に接する第2の
アノード電極は、前記逆流防止用ダイオードのアノード
に接続していることを第2の特徴とする。
【0011】前記ゲート絶縁膜及びその上に形成されて
いる前記ゲートは前記半導体基板の第1の主面から前記
ソース領域及び前記ベース領域を貫通して前記ドレイン
領域に達するゲートトレンチ内に形成されるようにして
も良い。前記ゲートトレンチの前記第1の主面からの深
さは、前記第1導電型ドレイン領域に形成された前記ト
レンチの前記第1の主面からの深さと等しいようにして
も良い。前記第1導電型ドレイン領域に形成された前記
トレンチ内にはポリシリコンが充填されているようにし
ても良い。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板に第1導電型ドレイン領域を形成する工程と、前記
ドレイン領域内に前記半導体基板の第1の主面に露出し
ている第2導電型ベース領域を形成する工程と、前記ベ
ース領域に前記半導体基板の第1の主面に露出している
第1導電型ソース領域を形成する工程と、前記半導体基
板の第1の主面から前記ソース領域及び前記ベース領域
を貫通して前記ドレイン領域に達するゲートトレンチを
形成する工程と、前記第1導電型ドレイン領域に前記第
1の主面から所定の深さで形成されたトレンチを形成す
る工程と、前記ゲートトレンチ内にゲート絶縁膜を形成
する工程と、前記ゲート絶縁膜の上にゲートを形成する
工程と、前記ゲートにゲート電極を接続する工程と、前
記ソース領域及び前記ベース領域の上に跨がってソース
電極を形成する工程と、前記半導体基板の第2の主面上
に前記ドレイン領域と接しているドレイン電極を形成す
る工程と、前記半導体基板上に前記ゲート電極にカソー
ドが接続された逆流防止用ダイオードを形成する工程
と、前記半導体基板上にアノードが前記逆流防止用ダイ
オードのアノードに接続された過電圧検知用ダイオード
を形成する工程と、前記逆流防止用ダイオードと前記過
電圧検知用ダイオードとを接続するアノード電極を形成
する工程とを備え、前記過電圧検知用ダイードは、前記
第1導電型ドレインを第1領域とし、前記第1導電型ド
レイン領域に形成されたトレンチの底部に接する第2導
電型アノード領域を第2領域とし、この第2導電型アノ
ード領域に接する前記アノード電極は、前記逆流防止用
ダイオードのアノードに接続していることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】過電圧検知用ダイオードのアノード領域がMO
SFETのベース領域より深く形成されたトレンチの底
部に接し、かつ厚さがこのベース領域より薄く形成され
た拡散領域であるので、トレンチの表面からの深さをコ
ントロールするだけでその降伏電圧を精度良く設定でき
安定した過電圧保護回路内臓型MOSFETやIGBT
等を有する半導体装置を形成することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、図1を参照して第1の実施例を説明する。
図は、NチャネルMOSFET構造の半導体装置の断面
図である。半導体ウェーハ10にはMOSFET部と過
電圧保護回路部が形成されている。この過電圧保護回路
部は、MOSFETのドレイン領域2と共通のカソード
領域と、ドレイン領域2の約1μm径のトレンチ12の
底面から不純物を拡散して形成したアノード領域6から
なる過電圧検知用ダイオード20と、ドレイン領域2上
に絶縁膜を介して形成され、過電圧検知用ダイオード2
0のアノード領域6と接続されたアノード7と、ゲート
5と接続されたカソード領域8からなる逆流防止用ダイ
オード30と、同じくドレイン領域2上に絶縁膜を介し
て形成されゲート・ソース間に接続された双方向定電圧
ダイオード40から構成されている。この過電圧検知用
ダイオートの降伏電圧は、MOSFET部の降伏電圧よ
り低く半導体装置として要求される降伏電圧より高く設
定されている。
【0015】シリコン半導体ウェーハ10は、Nシリ
コン半導体基板1とその上に堆積したNシリコン半導
体気相成長層2から構成される。このウェーハ10の気
相成長層2側の表面に選択的にイオン注入法などにより
ボロン等の不純物を拡散し、P型ベース領域3を形成す
る。またベース領域3中に選択的イオン注入法などによ
り砒素などの不純物を拡散してN型ソース領域4を形成
する。気相成長層2の上には、厚さ100nm程度のゲ
ート酸化膜9が形成されており、その上にポリシリコン
などのゲート5が形成されている。気相成長層2は、ド
レイン領域として用いられ、ゲート5は、ウェーハ10
表面に露出しているドレイン領域2、ソース領域4及び
この両領域に挟まれたP型ベース領域3を被覆するよう
に形成されている。ゲート5は、ウェーハ10上に形成
されたポリシリコン膜をパターニングして形成される。
このポリシリコン膜から逆流防止用ダイオード30及び
ゲート保護用双方向定電圧ダイオード40が形成され
る。ポリシリコン膜にはイオンを注入して逆流防止用ダ
イオード30のP型アノード7とN型カソード8が形成
され、さらに双方向定電圧ダイオード40のソース電極
22に接続するカソード41、ゲート電極23に接続す
るカソード42及びこれらカソード間に配置されるアノ
ード43が形成される。
【0016】SiO2 などの層間絶縁膜11には選択的
に開口部を形成し、その上にAl等の金属膜をスパッタ
リング等で形成しパターニングしてベース領域3及びソ
ース領域4に接続するソース電極(S)22、ゲート5
に接続するゲート電極(G)23及びトレンチ12底面
に接しているP型不純物拡散領域であるアノード領域6
に接続するアノード電極(A)24が形成される。ウェ
ーハ10の裏面にはAu等の金属膜をスパッタリング等
で形成しドレイン電極(D)21を形成する。この半導
体ウエーハ10を所定の大きさにカットしてMOSFE
Tチップが完成する。チップには多数(〜数万)のMO
SFETが形成される。
【0017】図に示すように本発明の過電圧検知用ダイ
オード20のアノード領域6の表面からの深さHは、ウ
ェーハ表面から5μm程度形成したトレンチ12の長さ
が加わるので、MOSFETのベース領域3のウェーハ
表面からの深さhより極端に深く形成することができ
る。そのためドレイン低濃度領域2との距離X1 が短く
なり、MOSFETの降伏電圧より、過電圧検知用ダイ
オード20の降伏電圧を低く設定することができる様に
なる。また、アノード領域6であるP型不純物拡散領域
をトレンチ12の底面から不純物を拡散して形成するの
で、その曲率半径がMOSFETのベース領域3より小
さくすることができ、過電圧検知用ダイオードの降伏電
圧をMOSFETの降伏電圧より低く設定できる。ま
た、本発明のアノード領域の拡散の深さは、気相成長層
の深さが50〜150μm程度の高耐圧用半導体装置で
ありながら、数μm程度と低耐圧用半導体装置と同じ程
度の深さで十分であるので、精度良く前記ダイオードの
降伏電圧を制御することができる。
【0018】次に、図2を参照して第2の実施例を説明
する。図は、NチャネルMOSFET構造の半導体装置
の断面図である。半導体ウェーハ10にはMOSFET
部と過電圧保護回路部が形成されている。この過電圧保
護回路部は、MOSFETのドレイン領域2と共通のカ
ソード領域と、ドレイン領域2に形成された第1のトレ
ンチ12の底面から不純物を拡散して形成したアノード
領域6からなる過電圧検知用ダイオード20と、ドレイ
ン領域2上に絶縁膜を介して形成され、過電圧検知用ダ
イオード20のアノード領域6と接続されたアノード7
と、ゲート5と接続されたカソード8からなる逆流防止
用ダイオード30と、同じくドレイン領域2上に絶縁膜
を介して形成されゲート・ソース間に接続された双方向
定電圧ダイオード40から構成されている。第1のトレ
ンチ12のウェーハ10表面からの深さは、例えば、5
μm程度であり、内径は、例えば、約1μmである。こ
の過電圧検知用ダイオートの降伏電圧は、MOSFET
部の降伏電圧より低く半導体装置として要求される降伏
電圧より高く設定されている。
【0019】シリコン半導体ウェーハ10は、Nシリ
コン半導体基板1とその上に堆積したNシリコン半導
体気相成長層2から構成される。このウェーハ10の気
相成長層2側の表面に選択的にイオン注入法などにより
ボロン等の不純物を拡散し、P型ベース領域3を形成す
る。またベース領域3中に選択的イオン注入法などによ
り砒素などの不純物を拡散してN型ソース領域4を形成
する。ソース領域4及びベース領域3に接し、気相成長
層2の表面からベース領域3を越えて低濃度ドレイン領
域2に達する深さが、例えば5μm程度の第2のトレン
チ13(ゲートトレンチ)が形成され、その内壁及びそ
の周辺には厚さ100nm程度のゲート酸化膜9が形成
されている。その第2のトレンチ13内部にポリシリコ
ンなどのゲート5が埋め込まれている。第2のトレンチ
13の内径は約1μmである。気相成長層2は、ドレイ
ン領域として用いられ、ゲート5はドレイン領域2、ソ
ース領域4及びこの両領域に挟まれたベース領域3を被
覆するように形成されている。ゲート5は、ウェーハ1
0表面に形成されたポリシリコン膜から形成され、この
ポリシリコン膜から逆流防止用ダイオード30及びゲー
ト保護用双方向定電圧ダイオード40が形成される。
【0020】ポリシリコン膜にはイオンが注入されて逆
流防止用ダイオード30のP型アノード7とN型カソー
ド8が形成され、さらに双方向定電圧ダイオード40の
ソース電極22に接続するカソード41、ゲート電極2
3に接続するカソード42及びこれらカソード間に配置
されるアノード43が形成される。SiO2 などの層間
絶縁膜11には、選択的に開口部を形成し、その上にA
l等の金属膜をスパッタリング等で形成しパターニング
してベース領域3及びソース領域4に接続するソース電
極(S)22、ゲート5に接続するゲート電極(G)2
3及びトレンチ12底面に接しているP型不純物拡散領
域であるアノード領域6に接続するアノード電極(A)
24が形成される。ウェーハ10の裏面にはAu等の金
属膜をスパッタリング等で形成し、ドレイン電極(D)
21を形成する。この半導体ウエーハ10を所定の大き
さにカットしてMOSFETチップが完成する。チップ
には多数(〜数万)のMOSFETが形成される。
【0021】図に示すように、この実施例の過電圧検知
用ダイオード20のアノード領域6の表面からの深さ
は、ウェーハ表面から5μm程度形成したトレンチ12
の長さが加わるので、MOSFETのベース領域3のウ
ェーハ表面からの深さより極端に深く形成することがで
きる。そのためドレイン低濃度領域2との距離が短くな
り、MOSFETの降伏電圧より、過電圧検知用ダイオ
ード20の降伏電圧を低く設定することができる様にな
る。また、アノード領域6であるP型不純物拡散領域を
トレンチ12の底面から不純物を拡散して形成するの
で、その曲率半径を小さくすることができ、過電圧検知
用ダイオードの降伏電圧をMOSFETの降伏電圧より
低く設定できる。又この実施例のアノード領域の拡散の
深さは、気相成長層の深さが50〜150μm程度の高
耐圧用半導体装置でありながら数μm程度と低耐圧用半
導体装置と同じ程度の深さで十分であるので、精度良く
前記ダイオードの降伏電圧を制御することができる。さ
らに、ゲートはトレンチ構造であるので微細化に適して
おり、その上、第1及び第2のトレンチを同じ内径、同
じ深さにしているので、工程を1つにすることができ製
造が容易になる。
【0022】次に、図3及び図4を参照して第3の実施
例を説明する。図3は、NチャネルMOSFET構造の
半導体装置の断面図である。半導体ウェーハ10にはM
OSFET部と過電圧保護回路部が形成されている。こ
の過電圧保護回路部は、MOSFETのドレイン領域2
と共通のカソード領域と、ドレイン領域2に設けられた
第1のトレンチ12の側面及び底部に接して形成された
アノード領域6からなる過電圧検知用ダイオード20
と、ドレイン領域2上に絶縁膜を介して形成され、過電
圧検知用ダイオード20のアノード領域6と接続された
アノード7と、ゲート5と接続されたカソード8からな
る逆流防止用ダイオード30と、同じくドレイン領域2
上に絶縁膜を介して形成されゲート・ソース間に接続さ
れた双方向定電圧ダイオード40から構成されている。
第1のトレンチ12のウェーハ10表面からの深さは、
例えば、5μm程度以上であり、内径は、例えば、約1
μmである。この過電圧検知用ダイオートの降伏電圧
は、MOSFET部の降伏電圧より低く半導体装置とし
て要求される降伏電圧より高く設定されている。
【0023】シリコン半導体ウェーハ10はNシリコ
ン半導体基板1とその上に堆積したNシリコン半導体
気相成長層2から構成される。このウェーハ10の気相
成長層2側の表面に選択的にイオン注入法などによりボ
ロン等の不純物を拡散し、P型ベース領域3を形成す
る。またベース領域3中に選択的イオン注入法などによ
り砒素などの不純物を拡散してN型ソース領域4を形成
する。ソース領域4及びベース領域3に接し、気相成長
層2の表面からベース領域3を越えて低濃度ドレイン領
域2に達する深さが、例えば5μm程度以上の第2のト
レンチ13が形成され、その内壁及びその周辺には厚さ
100nm程度のゲート酸化膜9が形成されている。そ
の第2のトレンチ13内部にポリシリコンなどのゲート
5が埋め込まれている。第2のトレンチ13の内径は約
1μmである。気相成長層2は、ドレイン領域として用
いられ、ゲート5は、ドレイン領域2、ソース領域4及
びこの両領域に挟まれたベース領域3を被覆するように
形成されている。
【0024】ゲート5は、ウェーハ10表面に形成され
たポリシリコン膜から形成され、このポリシリコン膜か
ら逆流防止用ダイオード30及びゲート保護用双方向定
電圧ダイオード40が形成される。ポリシリコン膜には
イオンを注入して逆流防止用ダイオード30のアノード
7とカソード8が形成され、さらに双方向定電圧ダイオ
ード40のソース電極22に接続するカソード41、ゲ
ート電極23に接続するカソード42及びこれらカソー
ド間に配置されるアノード43が形成される。前記第1
及び第2の実施例では第1のトレンチ12の中にアノー
ド電極24のAlなどの金属材料が充填されていて、過
電圧検知用ダイオード20のアノード領域6と電気的に
接続している。しかし、この実施例では第1のトレンチ
12の内部にはポリシリコン14が充填されている。S
iO2 などの層間絶縁膜11には選択的に開口部を形成
し、その上にAl等の金属膜をスパッタリング等で形成
しパターニングしてベース領域3及びソース領域4に接
続するソース電極(S)22、ゲート5に接続するゲー
ト電極(G)23及びトレンチ12内のポリシリコン1
4に接し、P型不純物拡散領域であるアノード領域6に
接続するアノード電極(A)24が形成される。
【0025】ウェーハ10の裏面にはAu等の金属膜を
スパッタリング等で形成し、ドレイン電極(D)21を
形成する。この半導体ウエーハ10を所定の大きさにカ
ットして半導体チップが完成する。チップには多数(〜
数万)のMOSFETが形成される。図4に半導体チッ
プの平面図を示す。この図のA−A′線に沿う部分の断
面図が図3である。ソース電極Sが半導体チップ表面の
中央部分と周辺部分とに形成され、その間にゲート電極
Gとアノード電極Aが形成されている。図3に示すよう
に、この実施例の過電圧検知用ダイオード20のアノー
ド領域6の表面からの深さは、ウェーハ表面から5μm
程度形成したトレンチ12の長さが加わるのでMOSF
ETのベース領域3のウェーハ表面からの深さより極端
に深く形成することができる。そのためドレイン低濃度
領域2との距離が短くなりMOSFETの降伏電圧よ
り、過電圧検知用ダイオード20の降伏電圧を低く設定
することができる様になる。また、アノード領域6であ
るP型不純物拡散領域をトレンチ12の底面から不純物
を拡散して形成するので、その曲率半径を小さくするこ
とができ、過電圧検知用ダイオードの降伏電圧をMOS
FETの降伏電圧より低く設定できる。
【0026】また、この実施例のアノード領域の拡散の
深さは、気相成長層の深さが50〜150μm程度の高
耐圧用半導体装置でありながら、数μm程度と低耐圧用
半導体装置と同じ程度の深さで十分であるので、精度良
く前記ダイオードの降伏電圧を制御することができる。
さらに、ゲートはトレンチ構造であるので、微細化に適
しており、その上、第1及び第2のトレンチを同じ内径
同じ深さにしているので、工程を1つにすることができ
製造が容易になる。さらに、第1のトレンチにポリシリ
コンを充填するのはこの実施例の特徴である。Alなど
の金属を1μm径程度のトレンチに充填するのは難しく
せいぜい深さ5μm程度が限度である。例えば、10μ
m程度のトレンチにAlなどの金属電極を埋め込むに
は、スパッタリングなどでトレンチに金属を入れてから
トレンチ内の金属を熱処理などすることができるが、こ
の方法は経済的に難しい問題を抱えている。しかし、ポ
リシリコンはアスペクト比が大きく、この程度の径のト
レンチでは5μm以上の深さにすることができる。ま
た、アノード電極の形成も容易になし得る。第1と第2
のトレンチの深さを同じにすることができるのは前実施
例と同じである。
【0027】次に、図5乃至図8を参照して第3の実施
例の半導体装置の製造工程を説明する。MOSFET部
分は、トレンチゲート部分と拡散領域の一部分を示す。
型シリコン半導体基板1上にN型シリコン気相成
長層2を形成して半導体ウエハ10を形成する。半導体
ウエーハ10のN側の表面に選択的にイオン注入法な
どにより、ボロン等の不純物を拡散し、P型ベース領域
3を形成する。その後続いてベース領域3中に選択的に
イオン注入法などにより、砒素などの不純物を拡散し、
N型ソース領域4を形成する(図5)。次に、酸化膜等
をマスク材にして選択的にRIE等の異方性エッチング
により、ソース領域4、ベース領域3を貫通して、N
ドレイン領域2に達するようにトレンチ13(ゲートト
レンチ)を形成する。ここで、過電圧検知用ダイオード
のアノード領域を形成するトレンチ12も同じ工程で形
成する。ついで、100nm程度のゲート酸化膜9を形
成し、続いて、ゲートとなるポリシリコン15をトレン
チ12、13内に埋め込む(図6)。次に、過電圧検知
用ダイオードのアノード領域を形成するトレンチ部分の
ポリシリコンと酸化膜を除去し、ボロンをドーピングし
たポリシリコン14をトレンチ12内に埋め込み、これ
を熱処理しボロンを拡散して、過電圧検知用ダイオード
のP型アノード領域6を形成する。
【0028】その後、酸化膜16を形成し、この酸化膜
16の上にポリシリコン膜を形成する。そして、このポ
リシリコン膜に選択的に不純物をイオン注入して逆流防
止用ダイオード30と双方向定電圧ダイオード40のア
ノードとカソードをそれぞれ形成する(図7)。次に、
CVDSiO2 などの絶縁膜11を形成し、この絶縁膜
11に選択的なエッチングを行って開口部を形成する。
続いて、この開口部が形成されている絶縁膜11の上に
Al等の金属膜17をスパッタリング等で形成する(図
8)。この金属膜17をパターニングして、ソース電極
22、ゲート電極23、アノード電極24を形成する。
次に半導体ウエーハ10の裏面にAu等の金属をスパッ
タリング等で形成し、ドレイン電極21を形成する。こ
のウエーハ10を所定の大きさにカットして半導体チッ
プが完成される(図3参照)。
【0029】次に、図9を参照して第4の実施例を説明
する。図の半導体装置は、図2に示す過電圧検知用ダイ
オードのアノード領域が形成されたトレンチ内部に逆流
防止用ダイオードを形成した例である。半導体ウェーハ
10にはMOSFET部と過電圧保護回路部が形成され
ている。この過電圧保護回路部は、MOSFETのドレ
イン領域2と共通のカソード領域と、ドレイン領域2に
設けられた第1のトレンチ12の底部に接して形成され
たアノード領域6からなる過電圧検知用ダイオード20
と、ドレイン領域2の第1のトレンチ12内に充填さ
れ、アノード領域6と接続されたアノード7と、ゲート
電極23に接続されたカソード8からなる逆流防止用ダ
イオード30と、ドレイン領域2上に絶縁膜を介して形
成されゲート・ソース間に接続された双方向定電圧ダイ
オード40から構成されている。第1のトレンチ12の
ウェーハ10表面からの深さは、例えば、5μm程度以
上であり、内径は、例えば、約3μmである。この過電
圧検知用ダイオートの降伏電圧は、MOSFET部の降
伏電圧より低く半導体装置として要求される降伏電圧よ
り高く設定されている。
【0030】シリコン半導体ウェーハ10はNシリコ
ン半導体基板1とその上に堆積したNシリコン半導体
気相成長層2から構成される。このウェーハ10の気相
成長層2側の表面にベース領域3を形成し、さらに、こ
のベース領域3中にソース領域4を形成する。ソース領
域4及びベース領域3に接し、気相成長層2の表面から
ベース領域3を越えて低濃度ドレイン領域2に達する深
さが、例えば5μm程度の第2のトレンチ13(ゲート
トレンチ)が形成され、その内壁及びその周辺には厚さ
100nm程度のゲート酸化膜9が形成されている。そ
の第2のトレンチ13内部にポリシリコンなどのゲート
5が埋め込まれている。第2のトレンチ13の内径は約
1μmである。気相成長層2は、ドレイン領域として用
いられ、ゲート5は、ドレイン領域2、ソース領域4及
びこの両領域に挟まれたベース領域3を被覆するように
形成されている。ウェーハ10表面に形成されたポリシ
リコン膜から双方向定電圧ダイオード40が形成され
る。
【0031】ポリシリコン膜にはイオンを注入して逆流
防止用ダイオード30のアノード7とカソード8が形成
され、さらに双方向定電圧ダイオード40のソース電極
22に接続するカソード41、ゲート電極23に接続す
るカソード42及びこれらカソード間に配置されるアノ
ード43が形成される。この実施例では第3の実施例と
同様に第1のトレンチ12の内部にはポリシリコン14
が充填されている。SiO2 などの層間絶縁膜11に
は、選択的に開口部を形成し、その上にAl等の金属膜
をスパッタリング等で形成しパターニングしてベース領
域3及びソース領域4に接続するソース電極(S)2
2、ゲート5に接続するゲート電極(G)23が形成さ
れる。逆流防止用ダイオード30と過電圧検知用ダイオ
ード20は直接接続されている。ウェーハ10の裏面に
はAu等の金属膜をスパッタリング等で形成し、ドレイ
ン電極(D)21を形成する。この半導体ウエーハ10
を所定の大きさにカットして半導体チップが完成する。
チップには多数(〜数万)のMOSFETが形成され
る。
【0032】図に示すように、この実施例の過電圧検知
用ダイオード20のアノード領域6の表面からの深さ
は、ウェーハ表面から5μm程度形成したトレンチ12
の長さが加わるので、MOSFETのベース領域3のウ
ェーハ表面からの深さより極端に深く形成することがで
きる。そのためドレイン低濃度領域2との距離が短くな
りMOSFETの降伏電圧より、過電圧検知用ダイオー
ド20の降伏電圧を低く設定することができる。また、
アノード領域6であるP型不純物拡散領域をトレンチ1
2の底面から不純物を拡散して形成するので、その曲率
半径を小さくすることができ、過電圧検知用ダイオード
の降伏電圧をMOSFETの降伏電圧より低く設定でき
る。また、この実施例のアノード領域の拡散の深さは、
気相成長層の深さが50〜150μm程度の高耐圧用半
導体装置でありながら、数μm程度と低耐圧用半導体装
置と同じ程度の深さで十分であるので、精度良く前記ダ
イオードの降伏電圧を制御することができる。さらに、
ゲートはトレンチ構造であるので、微細化に適してお
り、その上、第1及び第2のトレンチを同じ内径同じ深
さにしているので、工程を1つにすることができ製造が
容易になる。この実施例の構造ではトレンチ内部に逆流
防止用ダイオードを形成するため、過電圧検知用ダイオ
ードのアノード領域と逆流防止用ダイオードのアノード
領域が直接接続されるため、寄生抵抗分が少なくなり、
面積も縮小できる。
【0033】次に、図10乃至図13の製造工程断面図
を参照して第4の実施例の半導体装置の製造工程を説明
する。MOSFET部分は、トレンチゲート部分と拡散
領域の一部分を示す。Nシリコン半導体基板1上にN
シリコン気相成長層2を形成して半導体ウエハ10を
形成する。半導体ウエーハ10のN側の表面に選択的
にイオン注入法などにより、ボロン等の不純物を拡散
し、P型ベース領域3を形成する次に、ベース領域3中
に選択的にイオン注入法などにより、砒素などの不純物
を拡散し、N型ソース領域4を形成する(図10)。次
に、酸化膜等をマスク材にして選択的にRIE等の異方
性エッチングにより、ソース領域4、ベース領域3を貫
通して、Nドレイン領域2に達するように約1μm径
のトレンチ13(第2のトレンチ)を形成する。ここ
で、過電圧検知用ダイオードのアノード領域を形成する
約3μm径のトレンチ12(第1のトレンチ)も同じ工
程で形成する。ついで、ウエーハ10上にトレンチ1
2、13内を含めて100nm程度のゲート酸化膜9を
形成し、続いて、ゲートとなるポリシリコン15をトレ
ンチ12、13内に埋め込む(図11)。
【0034】トレンチの径が異なるので、ゲート用のト
レンチ13内にはポリシリコンが充填され、逆流防止用
ダイオード用のトレンチ12内には、ポリシリコン15
は内壁に沿って形成される。次に、過電圧検知用ダイオ
ードのアノード領域を形成するトレンチの中央部分のポ
リシリコン15をその下の酸化膜と共に取り去り、トレ
ンチ12の底部を部分的に露出させる。この底部を露出
させるには、トレンチ12の側壁にフォトレジスト(図
示せず)を形成してトレンチ底部をエッチングする。そ
の後、ポリシリコン15の表面に再度酸化膜19を形成
し、トレンチ底部の酸化膜19を部分的に除去する。そ
してボロン等をイオン注入し拡散して過電圧検知用ダイ
オードのアノード領域6を形成する。その後ボロン等で
P型にドーピングしたポリシリコンをトレンチ12内に
形成し、続いて砒素などでN型にドーピングしたポリシ
リコンを形成し、アノード7及びカソード8を有する逆
流防止用ダイオードを形成する(図12)。
【0035】その後、トレンチ12、13内のポリシリ
コンを除いて、ウエーハ10表面のポリシリコン15及
び酸化膜19を取り除いてから酸化膜9上に逆流防止用
ダイオード40を形成するポリシリコンを形成して、こ
のポリシリコンにイオン注入法によりP型アノード領域
43とN型カソード領域41、42をそれぞれ形成す
る。その後SiO2 などの絶縁膜11を形成し、この絶
縁膜11に選択的に開口部を形成する。この開口部が形
成された絶縁膜11上にAl等の金属膜17をスパッタ
リング等で形成する(図13)。この金属膜17をパタ
ーニングして、ゲート電極23、ソース電極22を形成
する。次に、Au等の金属をスパッタ等で形成し、裏面
ドレイン電極を形成する。このウエーハを所定の大きさ
にカットして半導体チップが完成する(図9参照)。
【0036】次に、図14を参照して第5の実施例を説
明する。図は、図2に示すMOSFETのドレイン領域
の裏側にP型アノード領域を形成したNチャネルIGB
T構造の半導体装置である。本発明に係るIGBT構造
の半導体装置は、図3及び図9の半導体装置から形成す
ることもできる。半導体ウェーハ50にはIGBT部と
過電圧保護回路部が形成されている。この過電圧保護回
路部はIGBTのドレイン領域2と共通のカソード領域
と、ドレイン領域2に形成された第1のトレンチ12の
底面から不純物を拡散して形成したアノード領域6から
なる過電圧検知用ダイオード20と、ドレイン領域2上
に絶縁膜を介して形成され、過電圧検知用ダイオード2
0のアノード領域6と接続されたアノード7と、ゲート
5と接続されたカソード8からなる逆流防止用ダイオー
ド30と、同じくドレイン領域2上に絶縁膜を介して形
成されゲート・ソース間に接続された双方向定電圧ダイ
オード40から構成されている。第1のトレンチ12の
ウェーハ50表面からの深さは、例えば5μm程度であ
り、内径は、例えば約1μmである。この過電圧検知用
ダイオートの降伏電圧は、IGBT部の降伏電圧より低
く半導体装置として要求される降伏電圧より高く設定さ
れている。
【0037】シリコン半導体ウェーハ50は、厚さ約1
50μm、不純物濃度約1020cm-3のPシリコン半
導体基板26とその上に堆積した厚さ20〜30μm程
度のNバッファ層27、Nシリコン半導体気相成長
層2から構成される。このウェーハ50の気相成長層2
側の表面に選択的にイオン注入法などによりボロン等の
不純物を拡散し、P型ベース領域3を形成する。またベ
ース領域3中に選択的イオン注入法などにより砒素など
の不純物を拡散してN型ソース領域4を形成する。ソー
ス領域4及びベース領域3に接し、気相成長層2の表面
からベース領域3を越えて低濃度ドレイン領域2に達す
る深さが、例えば5μm程度の第2のトレンチ13が形
成され、その内壁及びその周辺には厚さ100nm程度
のゲート酸化膜9が形成されている。その第2のトレン
チ13内部にポリシリコンなどのゲート5が埋め込まれ
ている。第2のトレンチ13の内径は約1μmである。
【0038】気相成長層2は、ドレイン領域として用い
られ、ゲート5は、ドレイン領域2ソース領域4及びこ
の両領域に挟まれたベース領域3を被覆するように形成
されている。ゲート5は、ウェーハ50表面に形成され
たポリシリコン膜から形成され、このポリシリコン膜か
ら逆流防止用ダイオード30及びゲート保護用双方向定
電圧ダイオード40が形成される。ポリシリコン膜には
イオンを注入して逆流防止用ダイオード30のP型アノ
ード7とN型カソード8が形成され、さらに双方向定電
圧ダイオード40のソース電極22に接続するカソード
41、ゲート電極23に接続するカソード42及びこれ
らカソード間に配置されるアノード43が形成される。
SiO2 などの層間絶縁膜11には、選択的に開口部を
形成し、その上にAl等の金属膜をスパッタリング等で
形成しパターニングしてベース領域3及びソース領域4
に接続するソース電極(S)22、ゲート5に接続する
ゲート電極(G)23及びトレンチ12底面に接してい
るP型不純物拡散領域であるアノード領域6に接続する
アノード電極(A)24が形成される。ウェーハ50の
裏面にはAu等の金属膜をスパッタリング等で形成し、
IGBTのアノード電極25を形成する。この半導体ウ
ェーハ50を所定の大きさにカットして半導体チップを
完成させる。チップには多数(〜数万)のIGBTが形
成される。
【0039】図に示すようにこの実施例の過電圧検知用
ダイオード20のアノード領域6の表面からの深さは、
ウェーハ表面から5μm程度形成したトレンチ12の長
さが加わるので、IGBTのベース領域3のウェーハ表
面からの深さより極端に深く形成することができる。そ
のためドレイン低濃度領域2との距離が短くなりIGB
Tの降伏電圧より、過電圧検知用ダイオード20の降伏
電圧を低く設定することができる様になる。また、アノ
ード領域6であるP型不純物拡散領域をトレンチ12の
底面から不純物を拡散して形成するので、その曲率半径
を小さくすることができ、過電圧検知用ダイオードの降
伏電圧をIGBTの降伏電圧より低く設定できる。ま
た、この実施例のダイオードのアノード領域の拡散の深
さは、気相成長層の深さが50〜150μm程度の高耐
圧用半導体装置でありながら、数μm程度と低耐圧用半
導体装置と同じ程度の深さで十分であるので、精度良く
前記ダイオードの降伏電圧を制御することができる。さ
らに、ゲートはトレンチ構造であるので、微細化に適し
ており、その上、第1及び第2のトレンチを同じ内径同
じ深さにしているので、同一工程で製造する事ができ
る。
【0040】このように形成した半導体装置(IGB
T)は、ソース電極22を接地し、アノード電極25に
正電圧が印加された状態で、ゲ−ト5を負電位に保て
ば、半導体装置は、阻止状態になる。ゲ−ト5に正電圧
を印加すれば、一般のMOSFETと同様にPベース領
域3の表面に反転チャネル領域が形成され、ソース領域
4からチャネルを通してドレイン領域2の表面部分に電
子が流入し、電子の蓄積層が形成される。電子はさらに
ソース−アノード間に印加されている電圧によってドレ
イン領域12中をアノード電極25側へ走行していき、
アノード領域26とNドレイン領域2もしくはN
バッファ層27の間を順バイアス状態に至らしめる。
これによりPアノード領域26からNドレイン領域
2へ正孔の注入が生じ、Nドレイン領域2中の伝導度
が変調されると共に素子は通電状態となる。この状態で
ゲ−ト電極23を零もしくは負電位に戻せばチャネルが
閉じ素子は再び阻止状態に戻る。
【0041】以上の実施例ではNチャネル型MOSFE
T又はIGBTについて述べたが、導電型を逆にするこ
とでPチャネル型にも勿論適用できる。本発明では、過
電圧検知用ダイオードのアノード領域をMOSFETの
ベース領域より深く形成したトレンチから拡散して形成
するため、図15の特性図に示すように従来の深い拡散
で形成するものに比べ、過電圧検知用ダイオードの降伏
電圧のばらつきが抑えられる。図は、いづれも降伏電圧
のばらつきを示したものであり、縦軸は降伏電圧
(V)、横軸は試料数を示している。図15(a)の本
発明品は第3の実施例(図3)によるもの、図15
(b)の従来品は図19の半導体装置を示し、図15
(c)のMOSFET部は、保護構造のないものを示し
ている。また、MOSFETのベース領域の微細化が進
み、従来のように拡散孔の大きさを変えて曲率を変える
ことで過電圧検知用ダイオードの降伏電圧をMOSFE
Tの降伏電圧より低くすることが不可能な場合でもMO
SFETのベースより深く形成することで過電圧検知用
ダイオードの降伏電圧を低く設定できる。上記のように
本発明を適用すると過電圧検知用ダイオードの降伏電圧
を精度良く設定でき、歩留まりが向上するため、MOS
FETの特性改善及び製造コストの低減が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上のように、過電圧検知用
ダイオードのアノード領域をMOSFET部のベース領
域より深く形成したトレンチから不純物を拡散して形成
するので、過電圧検知用ダイオードの降伏電圧のばらつ
きが抑えられる。また、MOSFETのベース領域の微
細化が進んでも前記アノード領域をMOSFET部のベ
ースより深く形成することにより過電圧検知用ダイオー
ドの降伏電圧を低く設定できる。また、ゲートトレンチ
を用いる場合において、過電圧検知用ダイオードのアノ
ード領域を形成するトレンチを前記ゲートトレンチを形
成する工程時に同時に形成することにより製造工程が簡
略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の断面図。
【図2】第2の実施例の半導体装置の断面図。
【図3】第3の実施例の半導体装置の断面図。
【図4】第3の実施例の半導体装置の平面図。
【図5】第3の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図6】第3の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図7】第3の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図8】第3の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図9】第4の実施例の半導体装置の平面図。
【図10】第4の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
【図11】第4の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
【図12】第4の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
【図13】第4の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
【図14】第5の実施例の半導体装置の断面図。
【図15】本発明の効果を説明する半導体装置の降伏電
圧分布図。
【図16】過電圧保護機能を有する電力用MOSFET
又はIGBTの回路図。
【図17】図16のMOSFETの動作回路図。
【図18】従来の半導体装置の断面図。
【図19】従来の半導体装置の断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 シリコン気相成長層 3 P型ベース領域 4 N型ソース領域 5 ゲート 6 P型アノード領域 7 逆流防止用ダイオードのアノード 8 逆流防止用ダイオードのカソード 9 ゲート酸化膜 10、50 ウェーハ 11 絶縁膜 12、13 トレンチ 14、15 ポリシリコン 16、19 酸化膜 17 金属膜 20 過電圧検知用ダイオード 21 ドレイン電極(D) 22 ソース電極(S) 23 ゲート電極(G) 24 アノード電極(A) 25 IGBTのアノード電極 26 IGBTのPアノード領域 27 Nバッファ層 30 逆流防止用ダイオード 40 双方向定電圧ダイオード 41、42 カソード 43 アノード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された第1導電型ドレイン領域
    と、 前記ドレイン領域内に形成され、前記半導体基板の第1
    の主面に露出している第2導電型ベース領域と、 前記ベース領域に形成され、前記半導体基板の第1の主
    面に露出している第1導電型ソース領域と、 前記半導体基板の第1の主面上に前記ソース領域と前記
    ドレイン領域に跨がりかつ前記ベース領域上に形成され
    たゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲートと、 前記ゲートに接続されたゲート電極と、 前記ソース領域及び前記ベース領域の上に跨がって形成
    されたソース電極と、 前記半導体基板の第2の主面上に形成され、前記ドレイ
    ン領域と接しているドレイン電極と、 前記半導体基板上に形成され、前記ゲート電極にカソー
    ドが接続された逆流防止用ダイオードと、 前記半導体基板に形成され、アノードが前記逆流防止用
    ダイオードのアノードに接続された過電圧検知用ダイオ
    ードと、 前記逆流防止用ダイオードと前記過電圧検知用ダイオー
    ドとを接続するアノード電極とを備え、 前記過電圧検知用ダイードは、前記第1導電型ドレイン
    領域を第1領域とし、前記第1導電型ドレイン領域に前
    記第1の主面から所定の深さで形成されたトレンチの底
    部に接する第2導電型アノード領域を第2領域とし、こ
    の第2導電型アノード領域に接する前記アノード電極
    は、前記逆流防止用ダイオードのアノードに接続してい
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された第1導電型ドレイン領域
    と、 前記ドレイン領域内に形成され、前記半導体基板の第1
    の主面に露出している第2導電型ベース領域と、 前記ベース領域に形成され、前記半導体基板の第1の主
    面に露出している第1導電型ソース領域と、 前記半導体基板の第1の主面上に前記ソース領域と前記
    ドレイン領域に跨がりかつ前記ベース領域上に形成され
    たゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲートと、 前記ゲートに接続されたゲート電極と、 前記ソース領域及び前記ベース領域の上に跨がって形成
    されたソース電極と、 前記半導体基板の第2の主面上に形成され、前記ドレイ
    ン領域と接している第1の第2導電型アノード領域と、 前記第1のアノード領域上に形成されている第1のアノ
    ード電極と、 前記半導体基板上に形成され、前記ゲート電極にカソー
    ドが接続された逆流防止用ダイオードと、 前記半導体基板上に形成され、アノードが前記逆流防止
    用ダイオードのアノードに接続された過電圧検知用ダイ
    オードと、 前記逆流防止用ダイオードと前記過電圧検知用ダイオー
    ドとを接続する第2のアノード電極とを備え、 前記過電圧検知用ダイオードは、前記ドレインを第1領
    域とし、前記ドレイン領域に前記第1の主面から所定の
    深さで形成されたトレンチの底部に接する第2のアノー
    ド領域を第2領域とし、このアノード領域に接する第2
    のアノード電極は、前記逆流防止用ダイオードのアノー
    ドに接続していることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート絶縁膜及びその上に形成され
    ている前記ゲートは前記半導体基板の第1の主面から前
    記ソース領域及び前記ベース領域を貫通して前記ドレイ
    ン領域に達するゲートトレンチ内に形成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ゲートトレンチの前記第1の主面か
    らの深さは、前記ドレイン領域に形成された前記トレン
    チの前記第1の主面からの深さと等しいことを特徴とす
    る請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ドレイン領域に形成された前記トレ
    ンチ内にはポリシリコンが充填されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいづれかに記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 半導体基板に第1導電型ドレイン領域を
    形成する工程と、 前記ドレイン領域内に前記半導体基板の第1の主面に露
    出している第2導電型ベース領域を形成する工程と、 前記ベース領域に前記半導体基板の第1の主面に露出し
    ている第1導電型ソース領域を形成する工程と、 前記半導体基板の第1の主面から前記ソース領域及び前
    記ベース領域を貫通して前記ドレイン領域に達するゲー
    トトレンチを形成する工程と、 前記ドレイン領域に前記第1の主面から所定の深さで形
    成されたトレンチを形成する工程と、 前記ゲートトレンチ内にゲート絶縁膜を形成する工程
    と、 前記ゲート絶縁膜の上にゲートを形成する工程と、 前記ゲートにゲート電極を接続する工程と、 前記ソース領域及び前記ベース領域の上に跨がってソー
    ス電極を形成する工程と、 前記半導体基板の第2の主面上に前記ドレイン領域と接
    しているドレイン電極を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記ゲート電極にカソードが接続さ
    れた逆流防止用ダイオードを形成する工程と、 前記半導体基板上にアノードが前記逆流防止用ダイオー
    ドのアノードに接続された過電圧検知用ダイオードを形
    成する工程と、 前記逆流防止用ダイオードと前記過電圧検知用ダイオー
    ドとを接続するアノード電極を形成する工程とを備え、 前記過電圧検知用ダイードは、前記第1導電型ドレイン
    を第1領域とし、前記第1導電型ドレイン領域に形成さ
    れたトレンチの底部に接する第2導電型アノード領域を
    第2領域とし、この第2導電型アノード領域に接する前
    記アノード電極は、前記逆流防止用ダイオードのアノー
    ドに接続していることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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