JP3489358B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に、トレンチゲート構造のMOSFET
(UMOS)やIGBT(Insulated Gat
e BipolorTransistor)等の、縦型
の絶縁ゲート半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
(1)トレンチゲートを有するUMOSFETは従来の
プレーナ型パワーMOSFETに比べ、オン抵抗を容易
に低減できることから、次世代パワーMOSFETとし
て注目されている。
【0003】UMOSFETでは、オン抵抗を低減する
ことが重要であり、オン抵抗低減のための技術の一つと
して、「ソース(n+)領域の平面パターンを梯子状に
する」というものがある(例えば、特開平7−2235
672号公報)。
【0004】特開平7−2235672号公報では、ま
ず、梯子状のソース領域を形成し、その後、ソース形成
に使用した不純物拡散マスクを除去し、新たにトレンチ
加工用のマスクをフォトリソグラフィー技術により形成
し、トレンチ(溝)の加工を行っている。
【0005】(2)一方、パワーMOSFETの破壊耐
量を向上させるためには、P型ボディ層の表面部分の不
純物濃度を高めておくことが必要である。以下、このこ
とについて説明する。
【0006】図23(a)に縦型パワーMOSFET
(UMOSFET)の構成例を示す。複数のMOSFE
T500a〜500nによりインダクダンス性負荷Lが
駆動されるようになっており、一つのMOSFETは、
+基板400,N-エピタキシャル層402,ボディP
層404,ソース層(N+)406a,406b,ゲー
ト絶縁膜410,ゲート電極408,ソース電極412
a,412bを有している。
【0007】図中、参照番号Q1,Q2は寄生NPNト
ランジスタであり、参照番号D1,D2は寄生ダイオー
ドであり、参照番号Rは、ボディP層の寄生抵抗(ボデ
ィコンタクト抵抗を含む)である。なお、参照番号42
0は電源である。
【0008】図23(b)は図23(a)のデバイスの
等価回路を示す。
【0009】MOSFET(M)のソース(S)とドレ
イン(D)との間に寄生ダイオードD1と抵抗Rが直列
に接続され、また、D1とRの直列経路とは並列に、寄
生NPNトランジスタQ1のコレクタ・エミッタ経路が
介在している。
【0010】図23(a)に示すように、MOSトラン
ジスタ(M)がオンからオフに変化すると、インダクダ
ンス負荷(L)の逆起電力に起因してブレークダウン電
流IB1が、ダイオードD1(D2)および抵抗R1
(R2)を介して流れる。このとき、抵抗R1(R2)
の両端に発生する電圧降下が寄生バイポーラトランジス
タQ1(Q2)のベース・エミッタ間電圧(VBE)を越
えると、寄生バイポーラトランジスタQ1(Q2)がオ
ンし、過大なブレークダウン電流IB2がトランジスタ
Q1(Q2)に集中して流れ、ほとんどの場合、接合破
壊やシリコンや配線の溶融が生じて、素子が破壊され
る。
【0011】特に、パワーMOSFET等を自動車制御
に用いる場合には、車載用負荷はモーターあるいはソレ
ノイドバルブ等のインダクタンス負荷が大半を占めるた
め、インダクタンス逆起電力により生じるアバランシェ
破壊を回避することは極めて重要である。アバランシェ
破壊は、上述したように、パワーMOSFET構造中に
存在する寄生バイポーラトランジスタの動作に伴い破壊
に至る現象であり、高破壊耐量を実現するにはこの寄生
バイポーラトランジスタ動作を抑制する必要がある。
【0012】このためには、図23(a),(b)中の
抵抗R1(R2)の抵抗値を下げ、ブレークダウン電流
IB1が流れた場合の抵抗R1(R2)における電圧降
下が、寄生バイポーラトランジスタQ1(Q2)のベー
ス・エミッタ間電圧(VBE)より低くなるようにしなけ
ればならない。よって、ボディP層404の表面のP型
不純物の濃度を高めて低抵抗化することが重要である。
【0013】これまでのMOSFETの製造方法では、
このP型ボディ領域の表面の高濃度化(P+層の形成)
は、フォトリソグラフィー技術を用いてマスクを形成
し、イオン打ち込み法により不純物をP型ボディ領域の
表面に導入することによって行なっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ボディ
P層の表面の不純物濃度を高める工程は、フォトリソグ
ラフィー技術を用いて行われるため、トレンチゲートに
対する位置合わせのマージン(余裕)を見込む必要があ
り、それがソース領域の縮小に限界を与えることにな
る。
【0015】また、梯子状ソース領域とトレンチ(溝)
との位置合わせ誤差も考慮する必要があるため、このこ
ともソース領域のさらなる微細化の妨げとなる。
【0016】本発明はこのような問題的に着目してなさ
れたものであり、その目的の一つは、さらなるデバイス
の微細化を可能とするための新規な要素プロセス技術を
提供することにあり、他の目的は、縦型パワーデバイス
の製造プロセスをセルフアライン化してデバイスの微細
化を促進し、トランジスタのオン抵抗のさらなる低減を
実現することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の半導体装
置の製造方法の一つは、トレンチゲート構造を有する半
導体装置の製造方法であって、第2導電型の半導体層の
上にトレンチ加工用マスクを形成し、当該半導体層に第
1導電型の不純物を導入する工程と、前記トレンチ加工
用マスクの側壁に第1のサイドウォールを形成する工程
と、前記トレンチ加工用マスクと前記第1のサイドウォ
ールとをマスクとして前記半導体層にトレンチを形成す
る工程と、前記トレンチの内壁に形成されるゲート酸化
膜を介して、前記トレンチ内にゲート電極を形成する工
程と、前記ゲート電極の上に、前記半導体層の表面との
間に段差部を有するキャップ絶縁膜を形成する工程と、
前記第1導電型の不純物が導入された前記半導体層の少
なくとも一部の上に前記キャップ絶縁膜の段差部の側壁
に第2のサイドウォールを形成する工程と、前記第2の
サイドウォールをマスクとして前記半導体層に第2導電
型不純物を導入する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】 トレンチの加工用マスクを用いて形成さ
れた第1導電型の領域と、トレンチ(およびトレンチ上
部の段差部)とは自己整合の関係にある。また、トレン
チ上部の段差部と第2のサイドウォールの端部とは自己
整合の関係にある。よって、第1導電型の領域の位置と
第2のサイドウォールの端部の位置とは共にトレンチ
(トレンチ上部の段差部の端部)を基準に決まることに
なる。よって、第2のサイドウォールは必ず第1導電型
の領域の上に位置することになる。したがって、フォト
リソグラフィー技術を用いることなくセルフアラインで
イオン打ち込み用マスクを形成することが可能となる。
【0019】したがって、工程の簡略化ができると共
に、位置合わせマージンを考慮する必要がないためにデ
バイスの微細化も可能となる。
【0020】(2)上述の要素プロセスを用いると、縦
型パワーデバイスの製造プロセスをセルフアライン化し
てデバイスの微細化を促進し、トランジスタのオン抵抗
のさらなる低減を実現することも可能となる。これが本
出願に係る他の発明であり、その内容は以下のとおりで
ある。なお、下記の発明において、「キャップ絶縁層」
が上述の「トレンチ上部の段差部」に相当する。
【0021】すなわち、第1導電型の第1の半導体層上
に第2導電型の第2の半導体層が形成され、その第2の
半導体層の表面部分に梯子状の平面パターンを有する第
1導電型の不純物領域が形成され、前記第2の半導体層
の一部を貫通して前記第1の半導体層に達する溝が形成
され、その溝の内側にゲート絶縁膜を介してゲート電極
材料が充填され、そのゲート電極材料の表面がキャップ
絶縁層で覆われ、前記梯子状の平面パターンを有する第
1導電型の不純物領域の表面および前記2導電型の第2
の半導体層の表面に共通の電極が接続され、その電極が
接続されている前記第2導電型の第2の半導体層の表面
が高不純物濃度となっている半導体装置の製造方法であ
って、前記溝に沿って、前記梯子状の平面パターンを有
する第1導電型の不純物領域を構成する第1の部分を形
成する工程と、前記第1の部分と交わる方向に、前記梯
子状の平面パターンを有する第1導電型の不純物領域を
構成する、前記第1の部分よりも高不純物濃度である第
2の部分を形成する工程と、前記溝に充填されている前
記ゲート電極材料の表面を覆う前記キャップ絶縁層の端
部を基準としてサイドウオールを形成し、そのサイドウ
オールによって前記第1の部分の表面の少なくとも一部
を覆う工程と、前記キャップ絶縁層および前記サイドウ
オールをマスクとして用いて、前記第2の部分および前
記第2の半導体層の表面に第2導電型不純物を導入し
て、前記第2の半導体層の表面の不純物濃度を高める工
程と、を含むことを特徴とするものである。
【0022】この発明は、ボディP層の表面の高濃度化
をセルフアラインで実現する半導体装置の製造方法であ
る。
【0023】すなわち、梯子状の第1導電型の不純物領
域(パワーMOSFETではソース領域,IGBTの場
合はエミッタ領域)における低不純物濃度の第1の部分
を溝(トレンチ)に沿って形成し、その第1の部分に交
わる(好ましくは直交する)方向に高不純物濃度の第2
の部分を形成し、低不純物濃度の第1の部分を、トレン
チ端(キャップ絶縁膜の端部)を基準とするサイドウオ
ールで覆って、全面にイオン打ち込みにより第2導電型
の不純物を導入する。一連の工程は、全てセルフアライ
ン化されている。
【0024】ボディP層の表面の不純物濃度が高まって
低抵抗となっているため、素子の破壊耐量が低下するこ
とはない。
【0025】一方、梯子状の第1導電型の不純物領域の
第2の部分は高不純物濃度となっているため、第2導電
型の不純物がイオン打ち込みによって導入されても第1
導電型が維持されると共に、実際の使用に十分な不純物
濃度は確保できるために問題は生じない。
【0026】また、梯子状の不純物領域の第1の部分は
低不純物濃度となっているため、熱処理による過度の拡
散が防止され、よって熱処理に起因して第1の部分どう
しが相互に接続されてしまうような不都合が生じない。
そして、その第1部分はサイドウオール端(キャップ絶
縁膜の端部)を基準とするサイドウオールで覆ってある
ので、第2導電型の不純物がイオン打ち込みにより導入
されることがなく、導電型の反転や抵抗値の上昇の問題
は生じない。
【0027】このようにして、フォトリソグラフィー技
術を用いたマスク形成を用いずにボディP層の表面を高
濃度化できる。よって、マスクずれ等を考慮した余裕
(マージン)を設ける必要がなく、デバイスのさらなる
微細化,トランジスタのオン抵抗の低減を図れる。
【0028】
【発明の実施の形態】 (1)トレンチゲートを採用したパワーMOSFETの
構造 図19に本実施の形態にかかるトレンチゲートを採用し
た縦型のパワーMOSFETの断面構造を図19に示
す。
【0029】この縦型MOSFETは、ドレインとなる
+層5およびN-層10上に、ボディP層20が形成さ
れ、このボディP層20の表面部分にはP+層130が
形成されている。
【0030】また、トレンチ(溝)の内壁面にはゲート
絶縁膜70a,70bが形成され、トレンチの内部には
ポリシリコンからなるゲート電極層80a,80bが充
填され、ゲート電極層80a,80bの表面はキャップ
酸化膜90a,90bで覆われている。
【0031】また、ボディP層20の表面部分におい
て、ゲート絶縁膜70a,70bに接してソース層(n
+)60a,60b等が形成されている。
【0032】そして、基板表面において、ソース電極2
00が、ボディP層20の表面のP+層130ならびに
ソース層(n+)60a,60bに接して形成され、基
板の裏面にはドレイン電極220が形成されている。
【0033】このトランジスタのオン時には、オン電流
Iが、基板の裏面(ドレイン)から基板の表面(ソー
ス)へと流れる。ボディP層20のゲート絶縁膜70
a,70bに接する領域がチャネル領域となる。
【0034】このような構造をもつMOSFETの等価
回路が図20に示される。図中、「G」はゲートであ
り、「D」はドレインであり、「S」はソースである。
チャネル領域の電位はソース電位となっていて、安定化
されている。ボディP層20の表面にP+層130が形
成されていることによって、寄生抵抗(図23(a),
(b)の抵抗R)の抵抗値が小さく、寄生トランジスタ
がオンしにくい構造となっている。
【0035】なお、図19に示される基板裏面のN+
5をP+層に置き換えると、IGBTとなる。IGBT
はMOSトップのインバーテッドダーリントントランジ
スタであり、この場合には、N+層60a,60bはエ
ミッタとなり、基板裏面のP+層はコレクタとなる。
【0036】本発明は、パワーMOSFETのみならず
IGBTの場合にも同様に適用できるが、以下、パワー
MOSFETを例にとって説明する。
【0037】(2)トレンチゲートを採用したパワーM
OSFETの製造方法 以下、図1〜図22を参照して、本実施の形態にかかる
パワーMOSFETの製造方法について説明する。
【0038】図1〜図13は、本実施の形態の製造プロ
セスの主要な工程の要部を示す各工程毎のデバイス断面
図であり、図14〜図18は、図1〜図13で示される
製造プロセスの理解を容易にするための、補助的図面
(平面図ならびに断面図)である。図14(a),
(b)は図2に対応し、図15(a),(b)は図3に
対応し、図16(a),(b)は図5に対応し、図17
(a)〜(c)は図7に対応し、図18(a)〜(c)
は図13に対応している。
【0039】なお、図1〜図13では、図19のN+
5は省略している。また、本実施の形態のトランジスタ
のソース領域は、平面的にみて梯子状のパターンで形成
されるものとする。また、梯子状ソースのトレンチに沿
うストライプ状の部分を第1の部分とし、この第1の部
分に直交する部分を第2の部分とする。
【0040】工程1 まず、図1に示すように、ドレイン層(N-)10,ボ
ディP層(P-)20上に、シリコン窒化膜(Si
34)からなるトレンチマスク30を形成し、続いて砒
素(As)をイオン打ち込みする。このときのドーズ量
は3×1014atms/cm2程度であり、通常のソー
ス形成のための不純物濃度よりも一桁程度低くしてい
る。これは以下の理由による。
【0041】本工程で導入された不純物は後の犠牲酸化
工程やゲート絶縁膜の形成工程の熱処理によって活性
化,拡散されて、梯子状ソース領域の構成部分である第
1の部分(トレンチに沿うストライプ状の部分)とな
る。したがって、本工程で導入するN型不純物の量が多
すぎると、熱処理による拡散が進みすぎて拡散層が深く
なりすぎる恐れがあり、これを防止するためにトレンチ
間の距離を大きくするとデバイスの微細化を図れない。
よって、不純物濃度を低めに抑えている。
【0042】工程2 こ 次に、図2に示すように、トレンチマスク30の両端面
に接してサイドウオール40a,40bを形成する。こ
のサイドウオール40a,40bは、CVD法によりS
iO2膜を基板の全面に形成し、RIE(リアクティブ
イオンエッチング)を施してトレンチマスク30上のS
iO2膜を除去することによって形成される。
【0043】サイドウオール40a,40bを形成する
のは、トレンチとソース領域との位置関係をセルフアラ
インで決定するためである。このことについては、以下
の工程で説明する。
【0044】図14(a),(b)に、本工程における
デバイスの平面図および断面図が示される。(a)にお
いて、平面図は要部のみを抜き出して描いてある。
(b)は、(a)に示されるデバイスのA−A線に沿う
断面図である。
【0045】工程3 図3に示すように、サイドウオール40a,40bの端
部を基準にしてRIEにより基板を垂直にエッチング
し、トレンチ50a,50bを形成する。
【0046】このとき、サイドウオール40a,40b
が形成されていることによって、工程1(図1)におい
て導入された砒素(As)のうちの一部は異方性エッチ
ングを行った後も、除去されることなく残存する。
【0047】図15(a),(b)に、本工程における
デバイスの平面図および断面図が示されている。(b)
は、(a)に示されるデバイスのA−A線に沿う断面図
である。
【0048】工程4 続いて、図4に示すように、犠牲酸化ならびに犠牲酸化
膜の除去により、トレンチ加工に起因する基板のダメー
ジを回復させる。犠牲酸化時の熱処理(1000℃以
上)によって、残存する砒素(As)の一部が活性化さ
れて、梯子状のソース領域(N+)の構成部分である第
1の部分60a,60bが形成される。
【0049】つまり、犠牲酸化工程は、ソース領域(第
1の部分)の形成工程を兼ねることになる。
【0050】なお、犠牲酸化のかわりに、例えばケミカ
ルドライエッチング(CDE)を行い、エッチングによ
るダメージを除去してもよい。
【0051】工程5 図5に示すように、熱処理によりトレンチの内壁面を酸
化し、ゲート酸化膜70a,70bを形成する。このと
きの熱処理によって、ソース領域の第1の部分60a,
60bは外側に広がる。第1の部分の不純物濃度は、1
×1019atms/cm3程度である。
【0052】図16(a),(b)に、本工程における
デバイスの平面図および断面図が示されている。(b)
は、(a)に示されるデバイスのA−A線に沿う断面図
である。
【0053】工程4において犠牲酸化を行わない場合に
は、本工程がソース領域の第1の部分の形成工程を兼ね
ることになる。
【0054】このようにして、トレンチに沿って、自動
的にソース領域の第1の部分60a,60bが形成され
る。つまり、第1の部分60a,60bは、トレンチに
対して自己整合的に形成される。よって、マスクの位置
ずれ等を考慮した余裕(マージン)を設ける必要がな
く、デバイスの微細化が可能である。このことは、トラ
ンジスタのオン抵抗の低減につながる。
【0055】工程6 次に、図6に示すように、トレンチの内部にポリシリコ
ンからなるゲート電極80a,80bを埋め込む。この
埋め込みは、ポリシリコンをデポジット後、RIEによ
り不要部分を除去することによって行われる。
【0056】ポリシリコンとしては、ノンドープのも
の、あるいはドープドポリシリコンのいずれも使用可能
である。
【0057】工程7 次に、図7に示すように、トレンチマスク(Si34
30をマスクとして用いてトレンチ内部に充填されてい
るポリシリコンの表面を酸化(局所酸化)し、キャップ
酸化膜90a,90bを形成する。トレンチマスク(S
34)30を酸化マスクとしても利用するため、キャ
ップ酸化もセルフアラインで行える。なお、キャップ酸
化膜90a,90bは酸化の際に体積膨張するため、基
板の表面との間に段差が形成される。
【0058】そして、トレンチマスク(Si34)30
を除去する。
【0059】工程8 次に、図8に示すように、トレンチと直交する方向に、
レジストマスク100a,100b,100cを形成す
る。各レジストマスクの相対的位置関係が保たれればよ
く、絶対的位置の正確性は要求されないため、このフォ
トレジスト工程は、一連の連続したセルフアラインプロ
セスの妨げにはならない。
【0060】そして、砒素(As)をイオン打ち込み法
により基板表面に導入する。この場合のドーズ量は図1
の場合のドーズ量よりも大きく、3×1015atms/
cm2以上とするのが好ましい。
【0061】このようにドーズ量を増加させても、すで
にゲート構造の形成(ゲート酸化膜形成のための高温の
熱処理)は終了しているために、不純物層が不必要に広
がる心配がない。
【0062】工程9 図9に示すように、熱処理(800℃,20分程度)に
よって工程8で導入した砒素(As)を活性化させて、
梯子状のソース領域(N+)の構成部分である第2の部
分110a,110bを形成する。この第2の部分のN
型不純物濃度は、1×20atms/cm3以上とする
ことが好ましい。
【0063】これによって、第1の部分60a,60b
と第2の部分110a,110bとが連結して、梯子状
のパターンをもつソース領域が形成される。ソース領域
を梯子状にすることは、トランジスタのオン抵抗の低減
に寄与する。
【0064】本工程におけるデバイスの平面図および断
面図が図17(a)〜(c)に示される。(a)はデバ
イスの平面図であり、(b)は(a)におけるA−A線
に沿う断面図であり、(c)は(a)におけるB−B線
に沿う断面図である。
【0065】工程10 次に、図10に示すようにキャップ酸化膜90a,90
bの端部を基準にしてサイドウオール120a,120
bを形成する。サイドウオール120a,120bの形
成方法は、工程2(図2)のサイドウオール40a,4
0bの形成方法と同じであり(CVDとRIEの組合
せ)、したがって、サイドウオール120a,120b
もフォトリソグラフィー工程を経ずに自己整合的に形成
される。
【0066】このサイドウオール120a,120b
は、トレンチに沿ってストライプ状に伸びている、梯子
状のソース領域の第1の部分60a,60bの、少なく
とも主要部を覆う。このサイドウオール120a,12
0bは、次の工程のボディP層の表面へのP型不純物導
入の際のマスクとして機能する。
【0067】サイドウオール120a,120bはソー
ス領域の第1の部分60a,60bを完全に覆うことが
望ましい。しかし、サイドウオール40a,40bの端
部の位置がソース領域の第1の部分60a,60bの端
部の位置と一致せずに、第1の部分の一部がはみだした
場合でも現実には問題はない。
【0068】これは、縦型MOSトランジスタのチャネ
ルは、トレンチ内壁に形成されたゲート絶縁膜70a,
70bに接する部分に形成され、ソース領域のうちの、
そのチャネルに接続される部分の不純物濃度が所定値以
上であれば、ソースとして十分に機能するからである。
【0069】工程11 続いて、図11に示すように基板の全面にP型不純物で
あるフッ化ボロン(BF2)をイオン打ち込みする。B
2を用いるのは、質量の大きな不純物を用いることに
よって極浅いイオン打ち込みを可能とするためである。
この場合のBF2のドーズ量は、1×1015atms/
cm2以下である。
【0070】このBF2の打ち込みによってボディP層
20の表面の不純物濃度が高められ、ボディP層の表面
の抵抗値が低くなると共に、後にソース電極が接続され
た場合のコンタクト抵抗も低減される。よって、寄生ト
ランジスタがオンしにくく、MOSFETの破壊も抑制
できる。
【0071】一方、BF2は、梯子状のソース領域の構
成部分である第2の部分(N+)110a,110bに
も打ち込まれ、打ち込まれたP型不純物は、ソース抵抗
を上昇させる方向に作用する。
【0072】しかし、第2の部分110a,110bの
N型不純物の濃度は1×20atms/cm3以上と高
濃度であるため、現実にはほとんど問題とならない。
【0073】図21に、このことを実証するための実験
の結果を示す。図21は、N型不純物濃度が1×1020
/cm3の半導体基板にP型不純物(BF2)をイオン注
入した場合に、P型不純物のドーズ量の変化に応じて、
基板表面に金属電極を接続した場合のコンタクト抵抗が
どのように変化するかを実測した結果を、グラフ化した
図である。
【0074】P型不純物の導入量を増やしていくにつれ
てコンタクト抵抗も徐々に増大していくが、ドーズ量が
1×1015atms/cm2(不純物濃度でみると、N
型基板の不純物の1/3程度)であっても、コンタクト
抵抗は24Ω程度であり、十分に低いコンタクト抵抗
(ソースコンタクト抵抗)が実現されることがわかる。
【0075】一方、P型不純物のドーズ量が1×1015
atms/cm2程度であれば、ボディP層20の表面
の不純物濃度は問題のないレベルとなり、ボディP層に
対するコンタクト抵抗も低く抑えられる。よって、寄生
トランジスタがオンしにくくなり、素子破壊も抑制でき
る。
【0076】工程12 900℃,30分程度のアニールによりイオン注入され
たBF2が活性化され、図12に示すようにボディP層
20の表面にP+層130が形成される。上述のよう
に、問題のないボディP領域へのコンタクト抵抗とな
り、寄生バイポーラトランジスタ動作に伴う素子破壊も
抑制することが可能である。
【0077】工程13 必要に応じて、図13に示すように、サイドウオール1
10a,110bを除去する。
【0078】本工程におけるデバイスの平面図および断
面図が図18(a)〜(c)に示される。(a)はデバ
イスの平面図であり、(b)は(a)におけるA−A線
に沿う断面図であり、(c)は(a)におけるB−B線
に沿う断面図である。
【0079】以上説明したの製造プロセスのフローを図
22に示す。
【0080】すなわち、まず、トレンチマスクを形成し
(ステップ300)、N型不純物を導入し(ステップ3
02)、続いてサイドウオールを形成(ステップ30
4)する。
【0081】次に、トレンチを形成し(ステップ30
6)、犠牲酸化,犠牲酸化膜の除去,ゲート酸化を行っ
て、トレンチに沿ってストライプ状のソース領域の第1
の部分を形成する(ステップ308)。
【0082】次に、ゲート電極を形成し(ステップ31
0)、キャップ酸化を行う(ステップ312)。
【0083】次に、トレンチに直交する方向にレジスト
マスクを形成し(ステップ314)、続いて、N型不純
物を導入して熱処理することによって梯子状のソース領
域を形成する(ステップ316)。
【0084】次に、ソースの第1の部分を覆うサイドウ
オールを形成し(ステップ318)、このサイドウオー
ルをマスクとして用いてP型不純物を導入し、ボディP
層の表面にP+層を形成する(ステップ320)。
【0085】以上説明したように、セルフアラインを何
回も連続して使用することにより、無駄なスペースのな
い極めて微細な素子の製造が可能となる。
【0086】本発明は、トレンチを用いた半導体装置の
製造に広く適用できる。特に、MOSFET,IGB
T,絶縁ゲートサイリスタ等の縦型絶縁ゲートデバイス
の製造に広く適用可能である。
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
1の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
2の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
3の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
4の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
5の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
6の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図7】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
7の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図8】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
8の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、第
9の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、
第10の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図11】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、
第11の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図12】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、
第12の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図13】本発明の半導体装置の製造方法の実施例の、
第13の工程を示す要部の斜視断面図である。
【図14】(a)は図2の工程におけるデバイスの平面
図であり、(b)は同じく図2の工程におけるデバイス
の断面図である。
【図15】(a)は図3の工程におけるデバイスの平面
図であり、(b)は同じく図3の工程におけるデバイス
の断面図である。
【図16】(a)は図5の工程におけるデバイスの平面
図であり、(b)は同じく図5の工程におけるデバイス
の断面図である。
【図17】(a)は図7の工程におけるデバイスの平面
図であり、(b)は(a)の平面図におけるA−A線に
沿うデバイスの断面図であり、(c)は(a)の平面図
におけるB−B線に沿うデバイスの断面図である。
【図18】(a)は図13の工程におけるデバイスの平
面図であり、(b)は(a)の平面図におけるA−A線
に沿うデバイスの断面図であり、(c)は(a)の平面
図におけるB−B線に沿うデバイスの断面図である。
【図19】図1〜図13の工程を経て製造される、縦型
MOSFETの要部の断面図である。
【図20】図19のデバイスの等価回路を示す図であ
る。
【図21】N型不純物濃度が1×1020/cm3のシリ
コン基板の表面にP型不純物(BF2)をイオン注入し
た場合の、そのN型領域のコンタクト抵抗の変化を実測
した結果を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製
造方法のプロセスフローを示す図である。
【図23】(a)はパワーMOSFET(UMOS)に
おける素子破壊のメカニズムを説明するためのデバイス
の断面図であり、(b)は(a)に示されるデバイスの
等価回路を示す図である。
【符号の説明】
10 ドレイン層 20 ボディP層 30 トレンチマスク(Si34) 40a,40b サイドウオール 50a,50b トレンチ 60a,60b 梯子状ソース領域(N+)を構成する
第1の部分 70a,70b ゲート酸化膜 80a,80b ゲート電極材料層(ポリシリコン) 90a,90b キャップ酸化膜 100a,100b,100c レジストマスク 110a,110B 梯子状ソース領域(N+)を構成
する第2の部分 120a,120b サイドウオール 200 ソース電極 220 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 年生 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 平9−82954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレンチゲート構造を有する半導体装置
    の製造方法であって、 第2導電型の半導体層の上にトレンチ加工用マスクを形
    成し、当該半導体層に第1導電型の不純物を導入する工
    程と、 前記トレンチ加工用マスクの側壁に第1のサイドウォー
    ルを形成する工程と、 前記トレンチ加工用マスクと前記第1のサイドウォール
    とをマスクとして前記半導体層にトレンチを形成する工
    程と、 前記トレンチの内壁に形成されるゲート酸化膜を介し
    て、前記トレンチ内にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の上に、前記半導体層の表面との間に段
    差部を有するキャップ絶縁膜を形成する工程と、 前記第1導電型の不純物が導入された前記半導体層の少
    なくとも一部の上に前記キャップ絶縁膜の段差部の側壁
    に第2のサイドウォールを形成する工程と、 前記第2のサイドウォールをマスクとして前記半導体層
    に第2導電型不純物を導入する工程とを含むことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記キャップ絶縁膜は、前記ゲート電極の表面を酸化す
    ることにより形成されることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記半導体層の第1導電型の不純物が導入された領域に
    対する前記第2のサイドウォールの端部の位置は、前記
    ゲート電極の上に形成されたキャップ絶縁膜の位置を基
    準として決定されることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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