JPH08317229A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

Info

Publication number
JPH08317229A
JPH08317229A JP7116977A JP11697795A JPH08317229A JP H08317229 A JPH08317229 A JP H08317229A JP 7116977 A JP7116977 A JP 7116977A JP 11697795 A JP11697795 A JP 11697795A JP H08317229 A JPH08317229 A JP H08317229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
density
output signal
recording
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7116977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3322522B2 (ja
Inventor
Mayumi Nomura
まゆみ 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP11697795A priority Critical patent/JP3322522B2/ja
Priority to US08/648,579 priority patent/US5708728A/en
Publication of JPH08317229A publication Critical patent/JPH08317229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3322522B2 publication Critical patent/JP3322522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラックKとシアンC、マゼンダM、イエロ
ーYの記録画素が混在する領域においても、ざらつきの
ないカラー疑似中間調画像を作成すること。 【構成】 まず、Kの入力濃度IKに基づき、C、M、
Yの入力濃度IC、IM、IYからC、M、Yの変換濃度
I’C、I’M、I’Yが計算される。また、入力濃度IK
に誤差和EKが加算されてKの補正濃度IKcorが求めら
れ、変換濃度I’C、I’M、I’Yに誤差和EC、EM、
EYが加算されてC、M、Yの補正濃度ICcor、IMco
r、IYcorが求められる。そして、閾値Tと補正濃度IK
corが比較され、Kの出力信号OKが決定される。また、
Kの出力信号OKに基づいて、OKが0である場合には、
閾値Tと補正濃度ICcor、IMcor、IYcorを比較して、
C、M、Yの出力信号OC、OM、OYが決定され、OKが
255である場合には、注目画素のOC、OM、OYが全
て0にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー中間調画像を二
値化して疑似中間調表現する機能を備えたカラー画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中間調画像を二値再生する場合の
手段としては、閾値のマトリクステーブルに従って画像
を二値化していく各種ディザ法が広く用いられている。
しかしながら、これらディザ法では、階調再現性を良く
するためにはマトリクステーブルを大きくする必要があ
り、高分解能を得るためにはマトリクステーブルを小さ
くしなければならないという矛盾があるため、階調再現
性と高分解能の両立が困難であった。
【0003】上記階調再現性と高分解能が両立する方法
として、誤差拡散法があり、各種従来法の中では、比較
的良い評価が与えられている。図1、図5、図8を参照
して、従来の誤差拡散法を説明する。図1は誤差拡散法
を実現する画像処理装置のブロック図であり、図5は誤
差拡散法における誤差の分配方法を説明する図であり、
図8は誤差拡散法を実現する処理を示すフローチャート
である。
【0004】まず、注目画素の入力濃度Iを画像メモリ
2から読み出す(ステップV1)。次に、ROM4か
ら、二値化処理に用いる閾値Tを読み出す(V2)。一
般には、入力データの値の範囲の中間値、例えば、入力
データが0〜255の場合128が用いられることが多
い。更に、RAM3から、注目画素に配分された重み付
け誤差和Eを読み出し、画像メモリ2から読み出された
注目画素の入力濃度Iに加算して、補正濃度I’を求め
る(V3)。
【0005】そして、閾値Tと補正濃度I’を比較して
(V4)、注目画素の出力信号Oを決定する。I’≧T
の場合、出力信号Oは記録を示す255となり(V
5)、I’<Tの場合、出力信号Oは非記録を示す0と
なる(V6)。以上により決定された注目画素の出力信
号Oを画像メモリ6に書き込む(V7)。
【0006】ここで発生した注目画素の二値化誤差eを
式1に従って計算する(V8)。
【0007】
【数1】
【0008】ROM4から重み付け係数マトリクスを読
み出す(V9)。一般には、重み付け係数マトリクスと
して、式2に示すマトリクスが用いられる。
【0009】
【数2】
【0010】上記V8で求められた二値化誤差eを、重
み付け係数マトリクスに従って、周辺画素に分配する。
つまり、注目画素と周辺画素との位置関係に従って、R
OM4から読み出された係数マトリクスの対応する係数
値を、注目画素の二値化誤差eに乗算し、図5に示され
るように、各周辺画素に分配される二値化誤差をRAM
3内のデータに加算する(V10)。上記の処理を、各
画素毎に繰り返し行う。
【0011】そして、上記の処理を各色独立に行なった
後、インク量の削減等のため、C、M、Yとも記録され
る画素ではKを記録し、またKが記録される画素につい
ては、C、M、Yの出力信号を0に変更していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には、次のような問題点があった。即ち、ブラック
(以下Kと称す)の記録画素とシアン(以下Cと称
す)、マゼンタ(以下Mと称す)、イエロー(以下Yと
称す)の記録画素が混在する領域において、後述のざら
つきが発生することがあった。
【0013】そのこのざらつきの原因は次のように考え
られる。従来例で述べた誤差拡散処理の方式は、C、
M、Y、K各色独立に処理を行っている。C、M、Yの
二値化においては、色毎に誤差拡散法による二値化を行
った後、Kが記録されるかどうかにかかわらず、注目画
素について、4つの記録色の全ての出力信号を決定して
から、Kが記録される場合に、C、M、Yの出力信号を
0に変えていた。この場合、各色独立に出力信号を決定
した際には適度に散らばっていた記録画素が、強制的に
出力信号を0に変更されることによって、実際に記録さ
れる画素が密に存在する領域と疎に存在する領域とが発
生する。そして、記録画素が集中している塊が目につ
き、ざらついているように感じられる。
【0014】上記現象を、図9から図11を用いて詳し
く説明する。なお、以下の説明において、C、M、Y、
Kの入力濃度をそれぞれCin、Min、Yin、Kinとし、
C、M、Y、Kの出力信号をそれぞれCout、Mout、Y
out、Koutとする。また、入力濃度の値域は0〜255
であるとし、出力信号は0(非記録)または255(記
録)であるとする。図9は、従来例の誤差拡散処理を行
って二値化された画像の例であり、入力画像は一様な入
力濃度Cin、Min、Yin、Kinをとる矩形領域の一部の
各画素における記録色を示したものである。図10は、
図9に示した領域において、従来例で述べた誤差拡散処
理を行い二値化した場合のMoutが255である画素を
示したものである。
【0015】二値化した場合のMoutが255である画
素を示した図10においては、Mの記録画素は適度に散
らばっており、ざらつきは見られない。図10で示され
たMoutが255の画素について、Kが記録される画素
のMoutを0に変えたもの、即ちMが実際に記録される
画素を示したものが図11である。図9において、Kの
記録画素を除いたものが図11である。図11ではMの
記録画素が密に存在しているところと疎に存在している
ところがあるのがわかる。図9においても、Mの記録画
素が集中している塊が目につき、このために、この領域
の出力画にざらつきが感じられ、目障りな印象を与える
ということが起こっていた。
【0016】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、KとC、M、Yの記録画素が混
在する領域においても、ざらつきのない、カラー疑似中
間調画像を作成できるカラー画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1のカラー画像処理装置においては、注目画素
の各記録色について、既に二値化された周辺画素で発生
した二値化誤差に基づいて、注目画素の入力濃度を補正
して補正濃度を求める入力濃度補正手段と、注目画素の
記録色のうち特定色について、入力濃度補正手段により
求められた補正濃度を所定の閾値と比較して、特定色が
記録か非記録かを示す二値の出力信号を決定する特定色
出力信号決定手段と、注目画素の記録色のうち特定色以
外の参照色について、特定色出力信号決定手段による出
力信号が非記録の場合には、入力濃度補正手段により求
められた補正濃度を所定の閾値と比較して、記録あるい
は非記録を示す二値の出力信号を決定し、特定色出力信
号決定手段による出力信号が記録の場合には出力信号を
非記録にする参照色出力信号決定手段と、注目画素の各
記録色について、補正濃度と、特定色出力信号決定手段
あるいは参照色出力信号決定手段により決定された出力
信号とから、注目画素において発生した二値化誤差を演
算する二値化誤差演算手段と、その二値化誤差演算手段
により求められた注目画素の二値化誤差を、注目画素の
周辺画素に分配する二値化誤差分配手段とを備えたもの
である。
【0018】請求項2のカラー画像処理装置において
は、請求項1の発明において、特定色の入力濃度に基づ
いて、参照色の入力濃度を変換して変換濃度を求める参
照色入力濃度変換手段を備え、入力濃度補正手段は、参
照色入力濃度変換手段によって求められた参照色の変換
濃度と既に二値化された周辺画素で発生した参照色に関
する二値化誤差とを用いて参照色の補正濃度を演算する
ものである。
【0019】請求項3のカラー画像処理装置において
は、請求項2の発明において、参照色入力濃度変換手段
は、参照色の入力濃度に対して、入力濃度の最大値から
特定色の濃度を減算した値の入力濃度の最大値に対する
比を積算し、参照色の入力濃度を有彩色成分として出力
されるべき値に変換することにより、変換濃度を求める
ものである。
【0020】請求項4のカラー画像処理装置において
は、請求項1から3のいずれかの発明において、特定色
がブラックであり、参照色がシアン、マゼンタ、イエロ
ーの3色から構成されたものである。
【0021】
【作用】上記の構成を有する請求項1のカラー画像処理
装置においては、注目画素の各記録色について、既に二
値化された周辺画素で発生した二値化誤差に基づいて、
入力濃度補正手段により、注目画素の入力濃度が補正さ
れ補正濃度が求めれらる。次に、注目画素の記録色のう
ち特定色について、特定色出力信号決定手段により、特
定色の補正濃度が所定の閾値と比較され、特定色が記録
か非記録かを示す二値の出力信号が決定される。また、
注目画素の記録色のうち特定色以外の参照色について、
参照色出力信号決定手段により、特定色出力信号決定手
段による出力信号が非記録の場合には、補正濃度が所定
の閾値と比較され、参照色が記録か非記録かを示す二値
の出力信号が決定され、特定色出力信号決定手段による
出力信号が記録の場合には出力信号を非記録にされる。
そして、注目画素の各記録色について、補正濃度と、特
定色出力信号決定手段あるいは参照色出力信号決定手段
により決定された出力信号とから、二値化誤差演算手段
により、注目画素において発生した二値化誤差が演算さ
れる。二値化誤差分配手段により、その注目画素の二値
化誤差が注目画素の周辺画素に分配される。
【0022】請求項2のカラー画像処理装置において
は、請求項1の発明において、特定色の入力濃度に基づ
いて、参照色入力濃度変換手段により、参照色の入力濃
度が変換され変換濃度が求められ、その参照色の変換濃
度と既に二値化された周辺画素で発生した参照色に関す
る二値化誤差とを用いて、入力濃度補正手段により参照
色の補正濃度が演算される。
【0023】請求項3のカラー画像処理装置において
は、請求項2の発明において、参照色入力濃度変換手段
により、参照色の入力濃度に対して、入力濃度の最大値
から特定色の濃度を減算した値の入力濃度の最大値に対
する比が積算され、参照色の入力濃度を有彩色成分とし
て出力すべき値に変換されることにより、変換濃度が求
められる。
【0024】請求項4のカラー画像処理装置において
は、請求項1から3のいずれかの発明において、特定色
がブラックであり、参照色がシアン、マゼンタ、イエロ
ーの3色である。
【0025】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。尚、本実施例のカラー画像処理装置
は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)の4色にて印字を行うプリンタに適用さ
れている。
【0026】図1は、本実施例のカラー画像処理装置の
画像処理回路を示すブロック図である。誤差拡散処理を
行なう画像処理回路1は、入力データへ所要の演算処理
を施すもので、ディジタル電気信号で入力された原画像
情報の一部を記憶する原画像記憶装置(画像メモリ)2
と、各計算結果を格納するRAM3と、ROM4と、R
AM3を用いて各種画像処理を行なうCPU5と、誤差
拡散処理後の信号を記憶する出力画像記憶装置(画像メ
モリ)6とにより構成されている。
【0027】前記ROM4には、配分された周辺画素の
誤差に対する重み付けの係数マトリクスや閾値などが記
憶されている。原画像データの入力手段から入力された
中間調画像データは、原画像記憶装置2に記憶される。
原画像データの入力は、1画素毎でも、1ライン毎で
も、また、1画面分送られても構わない。格納された中
間調画像情報のディジタル信号に対して、CPU5を用
いて誤差拡散処理を行なう。
【0028】次に、図2から図4を参照して、本実施例
における誤差拡散処理を説明する。図2は誤差拡散処理
を示すフローチャートであり、図3はC、M、Yの変換
濃度を求める手順を示すフローチャートであり、図4は
出力信号を決定する手順を示すフローチャートである。
【0029】まず、画像メモリ2から、注目画素の入力
濃度IC、IM、IY、IKを読み出す(ステップS1)。
次に、ROM4から閾値Tを読み出す(S2)。また、
周辺画素から分配される二値化誤差の重み付け誤差和に
よる補正を行うに先立って、3色入力濃度変換手段を用
いて、C、M、Yの変換濃度I’C、I’M、I’Yを求
める(S3)。
【0030】ここで、C、M、Yの変換濃度I’C、
I’M、I’Yを求める手順を、図3を用いて説明する。
画像メモリ2から注目画素の入力濃度IC、IM、IYを
取り出した(ステップT1)後、Kの入力濃度IKが0
であるかどうか判断する(T2)。IKが0でない場
合、IKを用いて、式3に従って、I’C、I’M、I’Y
を決定する(T3)。
【0031】
【数3】
【0032】また、IKが0である場合、I’C、I’
M、I’Yとして、IC、IM、IYの各値をそのまま用い
る(T4)。
【0033】入力濃度IC、IM、IY、IKをそのまま用
いて本実施例の誤差拡散処理を行った場合には、入力濃
度IC、IM、IY、IKを用いて従来方式のように各色独
立に誤差拡散処理を行った場合に比べて、C、M、Yの
3色の記録色については、実際に記録される画素数が多
くなり、二値化した画像の濃度が濃く見えてしまう。と
ころが、上記T3及びT4を行うことにより、入力濃度
IC、IM、IY、IKをそのまま用いて各色独立に誤差拡
散処理を行い二値化した場合と、変換濃度を用いて本発
明による誤差拡散処理により二値化を行った場合の出力
画像が、ほぼ同じ濃度を再現することが可能となる。
【0034】次に、入力濃度補正手段を用いて、入力濃
度IKと、前記のようにして求められたC、M、Yの変
換濃度I’C、I’M、I’Yから、補正濃度ICcor、IM
cor、IYcor、IKcorを計算する(S4)。RAM3か
ら、記録色Kについて注目画素に配分された重み付け誤
差和EKを読み出し、入力濃度IKに加算して、補正濃度
IKcorを求める。C、M、YについてもKと同様に、R
AM3から、注目画素に配分された重み付け誤差和E
C、EM、EYを読み出し、変換濃度I’C、I’M、I’Y
に加算して、補正濃度ICcor、IMcor、IYcorを求め
る。そして、補正濃度ICcor、IMcor、IYcor、IKcor
を閾値Tと比較して、出力信号OC、OM、OY、OKを求
める(S5)。
【0035】ここで、各記録色の出力信号OC、OM、O
Y、OKを求める手順を、図4を用いて説明する。二値化
の順序としては、各画素において、4色の記録色のうち
Kが最初に二値化されるようにする。二値化される画素
の順序は、点順次でも、線順次でも、面順次でも構わな
い。
【0036】まず、注目画素の補正濃度Icorが読み出
され(ステップU1)、記録色がKか否かが判断され
(U2)、Kであれば、閾値Tと補正濃度IKcorを比較
して(U4)、注目画素の出力信号OKを決定する。IK
cor≧Tの場合、出力信号OKは255となり(U5)、
IKcor<Tの場合、出力信号OKは0となる(U6)。
【0037】次に、求められたOKを参照して、C、
M、Yの二値化を行う。Cについては、前記U5及びU
6で求められたKの出力信号OKが0であるか否か判断
する(U3)。OKが0である場合には、Kの二値化手
順と同じように、閾値Tと補正濃度ICcorを比較して
(U4)、注目画素の出力信号OCを決定する。ICcor
≧Tの場合、出力信号OCは255となり(U5)、IC
cor<Tの場合、出力信号OCは0となる(U6)。
【0038】OKが0でない場合、即ち注目画素におい
てKが記録される場合には、Cの出力信号OCを0、即
ち注目画素においてCは記録されないようにする(U
7)。
【0039】M、Yについても同様の方法で、出力信号
OM、OYを求める。以上により決定された注目画素の出
力信号OC、OM、OY、OKを、画像メモリ6に書き込む
(S6)。
【0040】ここで、C=128、K=64の矩形領域
に、本実施例の誤差拡散処理を行った結果を図6及び図
7に示す。図6及び図7を、従来例の図9及び図11と
比較することによってわかるように、以上で述べた本実
施例の誤差拡散処理を行うことによって、C、M、Yの
記録画素と、Kの記録画素が混在する領域における、実
際に記録されるC、M、Yの画素が密に存在する領域
と、疎に存在する領域とが発生するのを防ぐことができ
る。
【0041】そして、注目画素で発生した二値化誤差e
C、eM、eY、eKを式1に従って計算する(S7)。ま
た、ROM4から重み付け係数マトリクスを読み出す
(S8)。本実施例においては、従来例と同様、重み付
け係数マトリクスとして、式2に示されるマトリクスを
用いている。
【0042】上記S7で求められた二値化誤差eC、e
M、eY、eKを、重み付け係数マトリクスに従って、周
辺画素に分配する(S9)。二値化誤差eC、eM、e
Y、eKの分配に当たっては、注目画素と周辺画素との位
置関係から対応する係数値を、注目画素の二値化誤差e
C、eM、eY、eKに乗算し、図5に示されるように、R
AM4上の各周辺画素に対応する二値化誤差記憶用のバ
ッファに加算し、次画素の処理に移る。
【0043】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変更を加えることも有り得る。例え
ば、プリンタに限らず、CRTディスプレイ等のカラー
画像を扱う装置に適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1のカラー画像処理装置によれば、特定の色と他の
色の記録画素が混在する領域においても、ざらつきのな
いカラー疑似中間調画像を作成することが可能となる。
【0045】請求項2のカラー画像処理装置によれば、
特定の色と他の色の記録画素が混在する領域において
も、ざらつきがなく、かつ、入力濃度を用いて記録色毎
に独立に二値化処理を行った場合の出力画像であるカラ
ー疑似中間調画像と、見かけ上同じ濃度分布を持つカラ
ー疑似中間調画像を作成することが可能となる。
【0046】また、請求項3のカラー画像処理装置によ
れば、特定の色と他の色の記録画素が混在する領域にお
いても、ざらつきがなく、かつ、入力濃度を用いて記録
色毎に独立に二値化処理を行った場合の出力画像である
カラー疑似中間調画像と、見かけ上同じ濃度分布を持
ち、彩度の低下が起こらないカラー疑似中間調画像を作
成することが可能となる。
【0047】そして、請求項4のカラー画像処理装置に
よれば、ブラックの記録画素と、シアン、マゼンダ、イ
エローの記録画素が混在する領域においても、ざらつき
がないカラー疑似中間調画像を作成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来方式及び本実施例における画像処理回路を
示すブロック図である。
【図2】本実施例における誤差拡散処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】本実施例の誤差拡散処理におけるC、M、Yの
変換濃度を求める手順を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本実施例の誤差拡散処理における出力信号を決
定する手順を説明するフローチャートである。
【図5】従来方式及び本実施例における二値化誤差の分
配方法を説明する図である。
【図6】本実施例による誤差拡散処理を用いて二値化さ
れた画像の例を示す図である。
【図7】本実施例による誤差拡散処理を用いて二値化さ
れた画像において、マゼンタのみ記録される画素を示し
た図である。
【図8】従来方式の誤差拡散処理における誤差拡散処理
を示すフローチャートである。
【図9】従来方式による誤差拡散処理を用いて二値化さ
れた画像の例を示す図である。
【図10】従来方式による誤差拡散処理を用いて二値化
された画像において、マゼンタの出力信号が最大値を示
す画素を示した図である。
【図11】従来方式による誤差拡散処理を用いて二値化
された画像において、マゼンタが実際に記録される画素
を示した図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 原画像記憶装置(画像メモリ) 3 RAM 4 ROM 5 CPU 6 出力画像記憶装置(画像メモリ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素の各記録色について、既に二値
    化された周辺画素で発生した二値化誤差に基づいて、注
    目画素の入力濃度を補正して補正濃度を求める入力濃度
    補正手段と、 注目画素の記録色のうち特定色について、前記入力濃度
    補正手段により求められた補正濃度を所定の閾値と比較
    して、記録か非記録かを示す二値の出力信号を決定する
    特定色出力信号決定手段と、 注目画素の記録色のうち特定色以外の参照色について、
    前記特定色出力信号決定手段による出力信号が非記録の
    場合には、前記入力濃度補正手段により求められた補正
    濃度を所定の閾値と比較して、記録あるいは非記録を示
    す二値の出力信号を決定し、前記特定色出力信号決定手
    段による出力信号が記録の場合には出力信号を非記録に
    する参照色出力信号決定手段と、 注目画素の各記録色について、前記補正濃度と、前記特
    定色出力信号決定手段あるいは参照色出力信号決定手段
    により決定された出力信号とから、注目画素において発
    生した二値化誤差を演算する二値化誤差演算手段と、 その二値化誤差演算手段により求められた注目画素の二
    値化誤差を、注目画素の周辺画素に分配する二値化誤差
    分配手段と、を備えたことを特徴とするカラー画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記特定色の入力濃度に基づいて、前記
    参照色の入力濃度を変換して変換濃度を求める参照色入
    力濃度変換手段を備え、前記入力濃度補正手段は、参照
    色入力濃度変換手段によって求められた参照色の変換濃
    度と、既に二値化された周辺画素で発生した参照色に関
    する二値化誤差とを用いて、参照色の補正濃度を演算す
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記参照色入力濃度変換手段は、参照色
    の入力濃度に対して、入力濃度の最大値から特定色の濃
    度を減算した値の入力濃度の最大値に対する比を積算
    し、参照色の入力濃度を有彩色成分として出力されるべ
    き値に変換することにより、変換濃度を求めることを特
    徴とする請求項2に記載のカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記特定色がブラックであり、前記参照
    色がシアン、マゼンタ、イエローの3色であることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカラー画像
    処理装置。
JP11697795A 1995-05-16 1995-05-16 カラー画像処理装置 Expired - Fee Related JP3322522B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11697795A JP3322522B2 (ja) 1995-05-16 1995-05-16 カラー画像処理装置
US08/648,579 US5708728A (en) 1995-05-16 1996-05-16 Color image processing device with error-diffusion binarization function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11697795A JP3322522B2 (ja) 1995-05-16 1995-05-16 カラー画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08317229A true JPH08317229A (ja) 1996-11-29
JP3322522B2 JP3322522B2 (ja) 2002-09-09

Family

ID=14700447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11697795A Expired - Fee Related JP3322522B2 (ja) 1995-05-16 1995-05-16 カラー画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5708728A (ja)
JP (1) JP3322522B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10229501A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP4228530B2 (ja) * 2000-02-09 2009-02-25 富士通株式会社 画像処理方法及び画像処理装置
JP4135293B2 (ja) * 2000-03-30 2008-08-20 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像処理装置
US7502138B2 (en) * 2002-11-25 2009-03-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Spacing out output of pixels for other color components upon output of pixel for color component of an image pixel
JP4095423B2 (ja) * 2002-12-06 2008-06-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像データ処理方法、記憶媒体、プログラム
US7319549B2 (en) 2003-03-27 2008-01-15 Lexmark International, Inc. Multiple weight error diffusion
US7626729B2 (en) * 2005-03-02 2009-12-01 Xerox Corporation Halftoning with color error diffusion of one separation based on color error diffusion of a previous separation
US8159720B2 (en) * 2005-04-08 2012-04-17 Xerox Corporation Color error diffusion
US10922801B2 (en) 2017-07-19 2021-02-16 Lockheed Martin Corporation Channel-based binarization of color

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4680645A (en) * 1986-08-25 1987-07-14 Hewlett-Packard Company Method for rendering gray scale images with variable dot sizes
US4958218A (en) * 1987-12-16 1990-09-18 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus with dot-processing
US5181104A (en) * 1988-05-20 1993-01-19 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus having a reader movable to a designated position
JP2791066B2 (ja) * 1988-11-15 1998-08-27 キヤノン株式会社 記録装置
US5331429A (en) * 1992-02-07 1994-07-19 Levien Raphael L Digital generation of halftone images with error diffusion and frequency matched periodic screen rulings
JP3360391B2 (ja) * 1993-06-24 2002-12-24 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US5521989A (en) * 1993-08-05 1996-05-28 Xerox Corporation Balanced error diffusion system
US5402245A (en) * 1994-01-27 1995-03-28 Hewlett-Packard Company Bi-level digital color printer system exhibiting improved undercolor removal and error diffusion procedures

Also Published As

Publication number Publication date
US5708728A (en) 1998-01-13
JP3322522B2 (ja) 2002-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5734801A (en) Method of and apparatus for producing color proof
JP3520550B2 (ja) カラー画像処理システムおよびそのデータ補正方式
US6118547A (en) Image processing method and apparatus
US7321448B2 (en) Color proofing method and apparatus, and recorded medium on which color proofing program is recorded
EP0800309B1 (en) Method of generating colour proof data and method of generating colour proof
US5781709A (en) Method of and apparatus for generating proof
JPH07333822A (ja) 印刷版画像の作成方法および装置
JP3339610B2 (ja) グレイバランス補正を用いて中間調画像におけるウォームを減少させるための改良方法、および装置
JP3322522B2 (ja) カラー画像処理装置
US5946455A (en) Model based error diffusion with correction propagation
US5506698A (en) Image reproducing apparatus and process wherein minimized average error technique is used for each of fractions of original pel intensity value
JP3360476B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JP3824674B2 (ja) 印刷プルーフ作成方法および装置
US6006011A (en) Target patterns controlled error management
JP3728025B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0946529A (ja) 画像処理装置及び方法
US5930404A (en) Image processing system and method
JP3658255B2 (ja) カラー出力方法およびカラー出力装置
JP3094810B2 (ja) カラー画像処理装置
EP1628467B1 (en) Color proofing method and apparatus, and recorded medium on which color proofing program is recorded
CN101188661A (zh) 成像设备及其控制方法
JPH11252388A (ja) カラー画像処理方法及び装置
JP3094809B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3314245B2 (ja) 画像処理装置
JP4142311B2 (ja) カラー画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130628

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees