JP3094810B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP3094810B2
JP3094810B2 JP06252359A JP25235994A JP3094810B2 JP 3094810 B2 JP3094810 B2 JP 3094810B2 JP 06252359 A JP06252359 A JP 06252359A JP 25235994 A JP25235994 A JP 25235994A JP 3094810 B2 JP3094810 B2 JP 3094810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像処理装置に関
し、更に詳細には、カラー中間調画像を2値化して疑似
中間調のカラー画像データを作成する機能を備えた、た
とえば、ディジタル式の電子写真複写機や、熱転写式あ
るいはインクジェット式のプリンタ等におけるカラー画
像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、中間調画像を2値化して疑似中間
調の画像を作成する場合の手段としては、閾値のマトリ
クス(ディザマトリクス)テーブルに従って画像を2値
化していく組織的ディザ法等の各種ディザ法が広く用い
られている。しかしながら、これら従来の方式は、階調
再現性を良くするためにはマトリクステーブルを大きく
する必要があり、高解像度を得るためにはマトリクステ
ーブルを小さくしなければならないという矛盾があるた
め、階調再現性と高解像度との両立が困難であった。
【0003】また、これとは別に階調再現性と高解像度
とが両立する方法として、誤差拡散法があり、各種従来
法の中では、比較的良い評価が与えられている。誤差拡
散法とは、中間調の画素を2値化する際に生じる、実際
の濃度と2値化した値との誤差を周辺画素に分配してそ
の濃度を補正し、その補正後の濃度を所定閾値にて判定
して、2値の値のいずれかに決定する処理である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この誤差拡散
法をカラーの中間調画像に適用すると、次のような現象
が生じた。例えば、周辺画素から分配される2値化誤差
の値の影響により、注目画素のデータのうちの異なる色
が同じ値を持っていても、その同じデータ値を持つ色の
記録位置が重なる場合と重ならない場合が出てくる。
【0005】具体的には、図5(a)のように、背景が
C(シアン)=M(マゼンタ)=40,Y(イエロー)
=0のブルーの領域Aであり、その中央にC,M,Yの
値が種々に異なる領域Bが存在する画像を考える。この
画像の領域Aの先頭部(図5(b)の領域A1)では、
各画素で発生するCとMとの2値化誤差の値が等しく、
従って各画素に配分される重み付け誤差和の値もCとM
とでは一致する。注目画素が記録されるかどうかは、注
目画素の入力濃度を注目画素に配分される重み付け誤差
和によって補正した補正入力濃度に基づいて決定される
ので、領域A1ではCの記録画素の配置とMの記録画素
の配置とが一致している。従って領域A1では減法混色
により色再現が行われる。
【0006】ところで、図5(a)の画像の中央部の領
域Bでは、CとMの入力濃度が異なるため、領域B内の
各画素で発生するCとMの2値化誤差の値は異なる。こ
のため、領域Bの2値化誤差の影響を受ける領域A2に
おいては、各画素に配分される重み付け誤差和の値が、
CとMとでは一致しない。よって領域A2ではCとMの
入力濃度が等しいにもかかわらず、Cの記録画素の配置
とMの記録画素の配置とは一致しない。従って、領域A
2は減法混色と加法混色との混在する領域となる。
【0007】領域A1と領域A2では入力濃度が等し
く、2値化後の各色の記録画素と非記録画素との割合も
等しいにもかかわらず、上記の違いによって色の見えが
異なり、領域A1と領域A2との間に、原画像には存在
しない疑似的な境界C,Dが発生し、異なる入力濃度を
持つ2つの領域であるかのように見えてしまうという問
題点が発生していた。
【0008】勿論、上述した図5の例ばかりではなく、
他の入力濃度を持つ領域に誤差拡散法を用いた2値化処
理を行った場合においても同様であり、周辺から配分さ
れる2値化誤差の影響により、減法混色のみで色再現さ
れる領域と、減法混色での色再現と加法混色での色再現
との混在する領域との間に、原画像には存在しない疑似
的な境界が発生してしまうことがあった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、隣接する領域の影響に関わら
ず、疑似的な境界が発生することのない、より好ましい
カラー疑似中間調画像を作成できるカラー画像処理装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
カラー中間調画像を、2値化して疑似中間調のカラー画
像データを作成するカラー画像処理装置において、上記
カラー中間調画像の各画素の各色の濃度を誤差拡散法に
より2値化する2値化処理手段と、複数備えられた重み
付け係数マトリクスから、上記色に応じて選択して、上
記誤差拡散処理の誤差分配用の重み付け係数マトリクス
として設定する係数マトリクス設定手段と、を備え、上
記係数マトリクス設定手段は、見た目に影響の少ない特
定の色の係数マトリクスを、他の色の係数マトリクスと
共通化するように設定することを特徴とするカラー画像
処理装置である。
【0011】請求項記載の発明は、上記カラー中間調
画像が、3色の中間調画像データからなる請求項記載
のカラー画像処理装置である。請求項記載の発明は、
上記カラー中間調画像が、4色の中間調画像データから
なる請求項記載のカラー画像処理装置である。
【0012】請求項記載の発明は、上記カラー中間調
画像が、3色の中間調画像データを4色の中間調画像デ
ータに変換したデータからなる請求項記載のカラー画
像処理装置である。請求項記載の発明は、上記2値化
処理手段は、周辺画素から分配された2値化誤差和によ
り上記中間調画像の各画素の各色の濃度を補正して補正
入力濃度を求める補正入力濃度演算手段と、上記補正入
力濃度演算手段によって求められた補正入力濃度と閾値
とを比較して各画素の各色の出力濃度を決定する出力濃
度決定手段と、上記出力濃度決定手段により決定された
出力濃度と上記補正入力濃度演算手段により求められた
補正入力濃度とから各画素の各色で発生した2値化誤差
を演算する2値化誤差演算手段と、上記2値化誤差を上
記重み付け係数マトリクスに基づいて重み付けして周辺
画素に分配する2値化誤差分配手段と、を備えたことを
特徴とする請求項1〜のいずれか記載のカラー画像処
理装置である。
【0013】
【作用及び発明の効果】請求項1記載のカラー画像処理
装置は、2値化処理手段が上記カラー中間調画像の各画
素の各色の濃度を誤差拡散法により2値化する。一方、
係数マトリクス設定手段が複数備えられた重み付け係数
マトリクスから、上記色に応じて選択して、上記誤差拡
散処理の誤差分配用の重み付け係数マトリクスとして設
定する。
【0014】色毎に異なる重み付け係数マトリクスを用
いて2値化誤差を分配するので、入力濃度が各色同じで
あっても周囲の画素に分配する2値化誤差の値は、色に
より必ずしも一致しない。このため、減法混色と加法混
色とが常に混在し、原画像には存在しない疑似的な境界
が発生することはない。
【0015】また、上記重み付け係数マトリクスは
なる色において共通化されていることにより、上記カラ
ー中間調画像の色の種類より少ない複数の数備えられて
いるこの共通化は、見た目に影響の少ない色、例えば
C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の3色
からなる画像データ、あるいはC(シアン),M(マゼ
ンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の4色からな
る画像データであれば、YをMまたはCにて使用される
重み付け係数マトリクスと同じものを使用することによ
りなされる。
【0016】上記カラー中間調画像は、3色の中間調画
像データでもよく、4色の中間調画像データであっても
よい。3色としては、上記C,M,YあるいはR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)の組合せが通常用
いられる。また4色としては、C(シアン),M(マゼ
ンタ),Y(イエロー),K(ブラック)が通常用いら
れる。
【0017】また、上記カラー中間調画像は、3色の中
間調画像データを4色の中間調画像データに変換したデ
ータからなるものであってもよい。この変換は、例え
ば、C,M,Yの値から、C,M,Y,Kを算出すると
して知られている関数によりなすことができる。
【0018】上記2値化処理手段は、例えば、補正入力
濃度演算手段が周辺画素から分配された2値化誤差和に
より上記中間調画像の各画素の各色の濃度を補正して補
正入力濃度を求め、出力濃度決定手段が上記補正入力濃
度演算手段によって求められた補正入力濃度と閾値とを
比較して各画素の各色の出力濃度を決定し、2値化誤差
演算手段が上記出力濃度決定手段により決定された出力
濃度と上記補正入力濃度演算手段により求められた補正
入力濃度とから各画素の各色で発生した2値化誤差を演
算し、2値化誤差分配手段が上記2値化誤差を上記重み
付け係数マトリクスに基づいて重み付けして周辺画素に
分配することにより実現される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は画像処理回路1を示すブロッ
ク図である。本実施例における誤差拡散処理等を行う画
像処理回路1は、コンピュータとして構成されており、
入力データに所要の演算処理を施すものである。この画
像処理回路1は、ディジタル電気信号で入力された中間
調の原画像情報を記憶する原画像記憶装置(画像メモ
リ)3と、各計算結果を格納するRAM5と、画像処理
プログラムや周辺画素の各色の2値化誤差の分配に対す
る各色毎の重み付け係数マトリクスMm,Mc,My,
Mkや閾値Tなどが記憶されているROM7と、RAM
5を用いて各種画像処理を行うCPU9と、誤差拡散処
理後のデータを記憶する出力画像記憶装置(画像メモ
リ)11と、これらの間の信号の伝達経路であるバス1
3とにより構成されている。
【0020】カラー撮像装置や既に撮影されたカラー中
間調画像データを記憶する外部記憶装置等の画像入力手
段(図示しない)から入力された原画像のカラー中間調
画像データは、バス13を介して原画像記憶装置3に記
憶される。原画像データの入力は、1画素毎でも、1ラ
イン毎でも、また、1画面分送られても構わない。この
格納されたカラー中間調画像情報に対して、CPU9が
ROM7内の画像処理プログラムや上記重み付け係数マ
トリクスや閾値等のデータを用いて各画素の各色毎に誤
差拡散処理を行う。
【0021】以下に、図2,図3を参照して、原画像記
憶装置3に格納されている3色(C,M,Y)の中間調
原画像データを変換して4色(C,M,Y,K)の中間
調画像データとし、この4色の中間調画像データについ
て、誤差拡散処理にて補正入力濃度および色毎の重み付
け係数マトリクスを決定して出力値を得る手順を説明す
る。なお、3色の中間調原画像データおよび4色の中間
調画像データの各色の階調数は、0〜255の256階
調であるとする。
【0022】図2は、本実施例における2値化処理の処
理手順を示すフローチャートである。まず、最初の画素
データを注目画素として原画像記憶装置3から読み出し
て、その3色の画素データを、式1にて4色の画像デー
タに変換する(S5)。
【0023】
【数1】
【0024】このような3色から4色への変換処理の関
数fは、カラーの画像処理においては一般的なものであ
るので、その内容の説明は省略する。次に、その注目画
素の最初の注目色(例えばC)の入力濃度Ix,yを取り
出す(S10)。更にROM7から閾値Tを取り出す
(S15)。
【0025】次に、式2のごとく、注目色の入力濃度I
x,yに、注目画素の注目色に周辺画素から分配された周
辺画素における注目色の2値化誤差の重み付け誤差和E
を加算し、注目色の補正入力濃度I′x,yを計算する
(S20)。
【0026】
【数2】
【0027】この誤差和Eは、今回の注目画素の処理以
前に処理された画素における、後述するステップS11
0での注目色の2値化誤差の分配により、RAM5内に
設定されている各画素の注目色の2値化誤差記憶用バッ
ファ内に蓄積されて既に得られている値である。
【0028】次に、上記閾値Tと補正入力濃度I′x,y
を比較して(S50)、2値となる注目色の出力濃度I
eの値を決定する(S60,S70)。I′x,y≧Tの場
合には注目色の出力濃度Ieが2値の一方の値である
「255」となり(S60)、I′x,y<Tの場合には
注目色の出力濃度Ieは2値の他方の値である「0」と
なる(S70)。このようにして決定された注目画素の
注目色の出力濃度Ieを出力画像記憶装置11に格納す
る(S80)。
【0029】次に、注目画素で発生した注目色の2値化
誤差eを求める(S90)。2値化誤差eは、式3に示
すごとく、上記注目色の補正入力濃度I′x,yから注目
色の出力濃度Ieを引いたものである。
【0030】
【数3】
【0031】次に注目色に応じて、重み付け係数マトリ
クスを決定し、該当する重み付け係数マトリクスをRO
M7から取り出す(S100)。この重み付け係数マト
リクスを用いて、周辺画素の注目色に対して注目画素に
発生した注目色の2値化誤差を分配する(S110)。
【0032】例えば、ROM7内に、式4,5,6,7
に示すごとく、4つの重み付け係数マトリクスMm,M
c,My,Mkが格納されているとする。
【0033】
【数4】
【0034】注目色が例えば、マゼンタであった場合に
は、式4の重み付け係数マトリクスMmが選択される。
即ち、「*」で表される注目画素に対して図3(a)に
示すごとくの位置関係にある係数値を、重み付け係数マ
トリクスMmの各成分と全成分の合計との比から得て、
注目画素のマゼンタの2値化誤差eに乗算して重み付け
し、該当する位置の画素のマゼンタの2値化誤差記憶用
のバッファに加算する。
【0035】例えば、注目画素の右隣の画素について
は、重み付け係数として「4/16(式4のマトリクス
Mmの「*」の右隣の成分:4/全成分の合計:1
6)」が得られ、その結果、右隣の画素のマゼンタの2
値化誤差記憶用のバッファについては、「e×4/1
6」が加算されることになる。
【0036】また注目色がシアンの場合、式5の重み付
け係数マトリクスMcが選択される。即ち、「*」で表
される注目画素に対して図3(b)に示すごとくの位置
関係にある係数値を、重み付け係数マトリクスMcの各
成分と全成分の合計との比から得て、注目画素のシアン
の2値化誤差eに乗算して重み付けし、該当する位置の
画素のシアンの2値化誤差記憶用のバッファに加算す
る。また、注目色がイエローである場合には、式6の重
み付け係数マトリクスMyが選択され、図4(a)に示
すごとくの分配にて注目画素のイエローの2値化誤差e
に乗算して重み付けし、該当する位置の画素のイエロー
の2値化誤差記憶用のバッファに加算する。注目色がブ
ラックである場合には、式7の重み付け係数マトリクス
Mkが選択され、図4(b)に示すごとくの分配にて注
目画素のブラックの2値化誤差eに乗算して重み付け
し、該当する位置の画素のブラックの2値化誤差記憶用
のバッファに加算する。
【0037】こうして、座標(x,y)の位置の画素の
注目色の処理が終了し、次のその画素に未処理の色が存
在するか否かが判定され(S112)、未処理の色が存
在すれば肯定判定されて、同一画素の次の未処理の色が
注目色として設定されて(S114)、ステップS10
から上述した処理が繰り返される。
【0038】また、同一画素における全ての色の処理が
終了すると、ステップS112にて否定判定されて、次
の未処理の画素が存在するか否かが判定され(S12
0)、未処理画素が存在すれば、次の座標の未処理画素
が注目画素として設定され(S130)、ステップS5
から上述した各色の処理が繰り返される。
【0039】尚、本実施例における画素の処理順序は、
最上ラインの左の画素から水平方向右へ処理し、同じ処
理を順次、一ラインずつ下に移して行くことにより、最
後に右下の画素の処理となる順序である。そして、すべ
ての画素について上述した処理が実行されれば、ステッ
プS120で否定判定されて2値化処理を終了する。
【0040】本実施例は上述したごとく、誤差拡散法に
おいて、2値化誤差分配のための重み付け係数マトリク
スを、色毎に用意された重み付け係数マトリクスから、
誤差拡散法にて処理される色に応じて決定している。色
毎に異なる重み付け係数マトリクスを用いて2値化誤差
を分配するので、入力濃度が各色同じであっても周囲の
画素に分配する2値化誤差の値は、色により必ずしも一
致しない。このため、減法混色と加法混色とが常に混在
し、原画像には存在しない疑似的な境界が発生すること
はない。
【0041】上記実施例において、ステップS20が補
正入力濃度演算手段としての処理に該当し、ステップS
50,S60,S70が出力濃度決定手段としての処理
に該当し、ステップS90が2値化誤差演算手段として
の処理に該当し、ステップS110が2値化誤差分配手
段としての処理に該当し、ステップS100が係数マト
リクス設定手段としての処理に該当する。
【0042】[その他] 上記実施例では、3色の画像データからなる原画像デー
タを4色で記録するために、4色の画像データにステッ
プS5にて変換してから、4色について誤差拡散法によ
り2値化したが、勿論、最初から4色の画像データであ
れば、ステップS5の変換処理は省略して処理すれば良
い。また3色にて記録するのであれば、3色のままで、
3色について各々重み付け係数マトリクスをそろえ、誤
差拡散処理する際に色に応じて重み付け係数マトリクス
を選択して2値化誤差分配処理をすれば良い。2色また
は5色以上の色からなる画像を処理する場合も同様であ
る。
【0043】また、特に見た目に境界発生に影響の少な
い色については、他の色の重み付け係数マトリクスと同
じものを使用しても良い。例えば、上記実施例では、イ
エローの場合は、他の色(M,C,K)に比較して、白
紙に印刷して記録する際には境界発生への影響は少ない
ため、式6の重み付け係数マトリクスの代わりに、他の
色、例えばマゼンタの式4あるいはシアンの式5の重み
付け係数マトリクスをそのまま利用して、すなわち重み
付け係数マトリクスを一部共通化して2値化誤差分配に
用いても良い。
【0044】重み付け係数マトリクスは、色毎に行列の
形状あるいは成分の値が異なるものの組合せであった。
すなわち式4の場合は2行5列、式5の場合は式4とは
成分の値が異なる2行5列、式6の場合は2行3列およ
び式7の場合は3行3列であったが、これ以外の形状あ
るいは成分の値を組み合わせても良い。また形状は同一
で、各成分の値のみが異なる重み付け係数マトリクスの
組合せでもよい。
【0045】また上記実施例の重み付け係数マトリクス
を色に応じて選択する構成に加えて、またはその構成に
代えて、閾値Tを色毎に計算設定して、あるいは色毎に
備えられた閾値から色に応じて選択することにより、境
界発生を防止しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の画像処理回路を示すブロック図で
ある。
【図2】 その2値化処理のフローチャートである。
【図3】 誤差配分処理における色毎の注目画素と周辺
画素との関係を示す説明図であり、(a)はマゼンタに
関する説明図、(b)はシアンに関する説明図である。
【図4】 誤差配分処理における色毎の注目画素と周辺
画素との関係を示す説明図であり、(a)はイエローに
関する説明図、(b)はブラックに関する説明図であ
る。
【図5】 従来の2値化処理における疑似的な境界発生
の説明図である。
【符号の説明】
1…画像処理回路 3…原画像記憶装置 5…
RAM 7…ROM 9…CPU 11…出力画像記憶装
置 13…バス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー中間調画像を、2値化して疑似中間
    調のカラー画像データを作成するカラー画像処理装置に
    おいて、 上記カラー中間調画像の各画素の各色の濃度を誤差拡散
    法により2値化する2値化処理手段と、 複数備えられた重み付け係数マトリクスから、上記色に
    応じて選択して、上記誤差拡散処理の誤差分配用の重み
    付け係数マトリクスとして設定する係数マトリクス設定
    手段と、 を備え 上記係数マトリクス設定手段は、見た目に影響の少ない
    特定の色の係数マトリクスを、他の色の係数マトリクス
    と共通化するように設定する ことを特徴とするカラー画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】上記カラー中間調画像が、3色の中間調画
    像データからなる請求項記載のカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記カラー中間調画像が、4色の中間調画
    像データからなる請求項記載のカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】上記カラー中間調画像が、3色の中間調画
    像データを4色の中間調画像データに変換したデータか
    らなる請求項記載のカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】上記2値化処理手段は、 周辺画素から分配された2値化誤差和により上記中間調
    画像の各画素の各色の濃度を補正して補正入力濃度を求
    める補正入力濃度演算手段と、 上記補正入力濃度演算手段によって求められた補正入力
    濃度と閾値とを比較して各画素の各色の出力濃度を決定
    する出力濃度決定手段と、 上記出力濃度決定手段により決定された出力濃度と上記
    補正入力濃度演算手段により求められた補正入力濃度と
    から各画素の各色で発生した2値化誤差を演算する2値
    化誤差演算手段と、 上記2値化誤差を上記重み付け係数マトリクスに基づい
    て重み付けして周辺画素に分配する2値化誤差分配手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか記載
    のカラー画像処理装置。
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