JPH08315975A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JPH08315975A JPH08315975A JP11966995A JP11966995A JPH08315975A JP H08315975 A JPH08315975 A JP H08315975A JP 11966995 A JP11966995 A JP 11966995A JP 11966995 A JP11966995 A JP 11966995A JP H08315975 A JPH08315975 A JP H08315975A
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- induction heating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍋の温度を直接検知して、正確な温度制御を
行うことができる誘導加熱調理器を提供することを目的
としている。 【構成】 トッププレート３上の鍋４に直接温度検知装
置５を取り付け、無線信号によって温度を検知するよう
にして、正確な温度制御を行う誘導加熱調理器としてい
る。
行うことができる誘導加熱調理器を提供することを目的
としている。 【構成】 トッププレート３上の鍋４に直接温度検知装
置５を取り付け、無線信号によって温度を検知するよう
にして、正確な温度制御を行う誘導加熱調理器としてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波磁界による誘導
加熱を利用して調理を行う誘導加熱調理器に関するもの
である。
加熱を利用して調理を行う誘導加熱調理器に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器は、図４に示すよ
うな構成が一般的である。鍋４を載置するトッププレー
ト３の下部には、高周波インバータ回路１からの高周波
電流の供給を受けて高周波磁界を発生すると誘導加熱コ
イル２を設けている。誘導加熱コイル２の中心空間部に
は、トッププレート３に密着するように温度を検知する
温度検知手段１２を設けている。こうして温度検知手段
１２がトッププレート３を介して測定した鍋４の温度
を、制御手段１０が受けて高周波インバータ回路１を制
御するようにしているものである。
うな構成が一般的である。鍋４を載置するトッププレー
ト３の下部には、高周波インバータ回路１からの高周波
電流の供給を受けて高周波磁界を発生すると誘導加熱コ
イル２を設けている。誘導加熱コイル２の中心空間部に
は、トッププレート３に密着するように温度を検知する
温度検知手段１２を設けている。こうして温度検知手段
１２がトッププレート３を介して測定した鍋４の温度
を、制御手段１０が受けて高周波インバータ回路１を制
御するようにしているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の誘導
加熱調理器は、温度検知手段１２による温度検知はトッ
ププレート３を介したものとなっており、正確な温度検
知が困難で、従って正確な温度制御が困難であるという
課題を有している。
加熱調理器は、温度検知手段１２による温度検知はトッ
ププレート３を介したものとなっており、正確な温度検
知が困難で、従って正確な温度制御が困難であるという
課題を有している。
【０００４】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、鍋の温度を直接検知して、正
確な温度制御を行うことができる誘導加熱調理器を提供
することを第一の目的としている。また、このときに使
用する電源の構成を工夫して温度検知装置の電池の交換
が不要な誘導加熱調理器を提供することを第二の目的と
している。さらに、断熱層を有する鍋を使用して、断熱
層内に温度検知装置を組み込んで、正確な温度検知と、
保温性能が高く効率の高い調理ができる誘導加熱調理器
を提供することを第三の目的としている。
る課題を解決するもので、鍋の温度を直接検知して、正
確な温度制御を行うことができる誘導加熱調理器を提供
することを第一の目的としている。また、このときに使
用する電源の構成を工夫して温度検知装置の電池の交換
が不要な誘導加熱調理器を提供することを第二の目的と
している。さらに、断熱層を有する鍋を使用して、断熱
層内に温度検知装置を組み込んで、正確な温度検知と、
保温性能が高く効率の高い調理ができる誘導加熱調理器
を提供することを第三の目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、高周波インバータ回路から
の高周波電流の供給を受けて高周波磁界を発生する誘導
加熱コイルと、トッププレート上に載置した鍋の温度を
直接検知する温度検知装置と、温度検知装置の信号を受
けて前記高周波インバータ回路を制御する制御手段とを
備え、前記温度検知装置は、温度検知手段と温度検知手
段が検知した温度を無線信号に変換する送信手段と、温
度検知手段と送信手段を駆動する電源とを備え、前記制
御手段は送信手段が送信する信号を受信する受信手段を
介して温度信号を受ける誘導加熱調理器とするものであ
る。
めの本発明の第一の手段は、高周波インバータ回路から
の高周波電流の供給を受けて高周波磁界を発生する誘導
加熱コイルと、トッププレート上に載置した鍋の温度を
直接検知する温度検知装置と、温度検知装置の信号を受
けて前記高周波インバータ回路を制御する制御手段とを
備え、前記温度検知装置は、温度検知手段と温度検知手
段が検知した温度を無線信号に変換する送信手段と、温
度検知手段と送信手段を駆動する電源とを備え、前記制
御手段は送信手段が送信する信号を受信する受信手段を
介して温度信号を受ける誘導加熱調理器とするものであ
る。
【０００６】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、特に温度検知装置に使用している電源を、誘
導加熱コイルが発生する高周波磁界を受ける受電コイル
と、受電コイルに生じる交流電流を直流に変換する直流
変換手段と、直流変換手段によって得られた電流を充電
する二次電池とで構成した誘導加熱調理器とするもので
ある。
の手段は、特に温度検知装置に使用している電源を、誘
導加熱コイルが発生する高周波磁界を受ける受電コイル
と、受電コイルに生じる交流電流を直流に変換する直流
変換手段と、直流変換手段によって得られた電流を充電
する二次電池とで構成した誘導加熱調理器とするもので
ある。
【０００７】また第三の目的を達成するための本発明の
第三の手段は、特に鍋は全面に断熱層を有し、断熱層内
部に温度検知装置を設けた誘導加熱調理器とするもので
ある。
第三の手段は、特に鍋は全面に断熱層を有し、断熱層内
部に温度検知装置を設けた誘導加熱調理器とするもので
ある。
【０００８】
【作用】本発明の第一の手段は、トッププレート上の鍋
に直接温度検知装置を取り付け、無線信号によって温度
を検知するようにして、正確な温度制御を行う誘導加熱
調理器としている。
に直接温度検知装置を取り付け、無線信号によって温度
を検知するようにして、正確な温度制御を行う誘導加熱
調理器としている。
【０００９】本発明の第二の手段は、温度検知装置を駆
動する電源を、加熱コイルが発生する高周波磁界から作
るようにして、電池の交換が不要な誘導加熱調理器とし
ている。
動する電源を、加熱コイルが発生する高周波磁界から作
るようにして、電池の交換が不要な誘導加熱調理器とし
ている。
【００１０】さらに本発明の第三の手段は、断熱層を有
する鍋を使用し、温度検知装置を断熱層内に設けるよう
にして、正確な温度検知ができると同時に保温性能が高
く効率の高い調理ができる誘導加熱調理器としている。
する鍋を使用し、温度検知装置を断熱層内に設けるよう
にして、正確な温度検知ができると同時に保温性能が高
く効率の高い調理ができる誘導加熱調理器としている。
【００１１】
（実施例１）以下本発明の第一の実施例について説明す
る。図１は本実施例の構成を示しているブロック図であ
る。１は誘導加熱コイル２に高周波電流を供給する高周
波インバータ回路で、誘導加熱コイル２はこの高周波電
流の供給を受けて高周波磁界を発生する。筺体１１の最
上部を構成するトッププレート３上に載置した鍋４は、
誘導加熱コイル２が発生する高周波磁界を受けて誘導加
熱されるものである。鍋４の温度は、マグネット等によ
って鍋４に直接着脱可能に取り付けている温度検知装置
５によって検知されている。温度検知装置５は、温度検
知手段６と、温度検知手段６の検知温度情報を無線信号
に変換して送信する送信手段７と、温度検知手段６と送
信手段７を駆動する電源８とによって構成している。温
度検知手段６としては、本実施例では例えばサーミスタ
を使用している。また送信手段７は、温度検知手段６の
検知温度信号を検知温度に応じた周波数に変換し無線信
号として送信している。送信手段７の送信信号は受信手
段９から高周波インバータ回路１を駆動する制御手段１
０に伝達されている。制御手段１０は、温度検知装置５
の信号を受けて鍋１に印加するパワーを高周波インバー
タ回路１を制御することによって、正確に制御している
ものである。
る。図１は本実施例の構成を示しているブロック図であ
る。１は誘導加熱コイル２に高周波電流を供給する高周
波インバータ回路で、誘導加熱コイル２はこの高周波電
流の供給を受けて高周波磁界を発生する。筺体１１の最
上部を構成するトッププレート３上に載置した鍋４は、
誘導加熱コイル２が発生する高周波磁界を受けて誘導加
熱されるものである。鍋４の温度は、マグネット等によ
って鍋４に直接着脱可能に取り付けている温度検知装置
５によって検知されている。温度検知装置５は、温度検
知手段６と、温度検知手段６の検知温度情報を無線信号
に変換して送信する送信手段７と、温度検知手段６と送
信手段７を駆動する電源８とによって構成している。温
度検知手段６としては、本実施例では例えばサーミスタ
を使用している。また送信手段７は、温度検知手段６の
検知温度信号を検知温度に応じた周波数に変換し無線信
号として送信している。送信手段７の送信信号は受信手
段９から高周波インバータ回路１を駆動する制御手段１
０に伝達されている。制御手段１０は、温度検知装置５
の信号を受けて鍋１に印加するパワーを高周波インバー
タ回路１を制御することによって、正確に制御している
ものである。
【００１２】以下本実施例の動作を説明する。図示して
いない調理開始スイッチをオンすると、誘導加熱調理器
は駆動を開始する。トッププレート３上の鍋４は、誘導
加熱コイル２が発生する高周波磁界を受けて誘導加熱さ
れ、収容した調理物の調理は進行する。このとき鍋４に
直接取り付けている温度検知装置５は、温度検知手段６
が鍋４の温度を検知し、この温度情報を送信手段７が無
線信号に変換して送信している。この信号は受信手段９
が受信し、制御手段１０に伝達されている。従って制御
手段１０は、鍋４の温度をトッププレート３を介さずに
直接認識できるものである。つまり、鍋４内の調理物の
調理の進行状態を正確に把握できるものとなっている。
この情報を受けた制御手段１０は、高周波インバータ回
路１を制御して誘導加熱コイル２に供給する高周波電流
を鍋４の温度に応じたものとなるように制御するもので
ある。
いない調理開始スイッチをオンすると、誘導加熱調理器
は駆動を開始する。トッププレート３上の鍋４は、誘導
加熱コイル２が発生する高周波磁界を受けて誘導加熱さ
れ、収容した調理物の調理は進行する。このとき鍋４に
直接取り付けている温度検知装置５は、温度検知手段６
が鍋４の温度を検知し、この温度情報を送信手段７が無
線信号に変換して送信している。この信号は受信手段９
が受信し、制御手段１０に伝達されている。従って制御
手段１０は、鍋４の温度をトッププレート３を介さずに
直接認識できるものである。つまり、鍋４内の調理物の
調理の進行状態を正確に把握できるものとなっている。
この情報を受けた制御手段１０は、高周波インバータ回
路１を制御して誘導加熱コイル２に供給する高周波電流
を鍋４の温度に応じたものとなるように制御するもので
ある。
【００１３】以上のように本実施例によれば、温度検知
装置５によって直接鍋４の温度を検知し無線信号に変換
して送信する構成として、正確な温度制御ができる誘導
加熱調理器としているものである。また、無線信号によ
って温度信号を筺体１１内の受信手段９に送る構成とし
ているため、温度検知装置５を筺体１１の外部に、鍋４
の温度を直接検知できるように取り付けた構成とできる
ものである。
装置５によって直接鍋４の温度を検知し無線信号に変換
して送信する構成として、正確な温度制御ができる誘導
加熱調理器としているものである。また、無線信号によ
って温度信号を筺体１１内の受信手段９に送る構成とし
ているため、温度検知装置５を筺体１１の外部に、鍋４
の温度を直接検知できるように取り付けた構成とできる
ものである。
【００１４】（実施例２）続いて、本発明の第二の実施
例である誘導加熱調理器について説明する。本実施例は
図２に示しているように、温度検知装置５を駆動する電
源の構成についてのものである。本実施例では温度検知
装置５を駆動する電源は、筺体１１内に設けている誘導
加熱コイル２が発生する高周波磁界を受ける受電コイル
１３と、受電コイル１３に生じる交流電流を直流に変換
する直流変換手段１４と、直流変換手段１４によって得
られた電流を充電する二次電池１５とで構成しているも
のである。その他の構成については、前記図１で説明し
た構成と同一である。
例である誘導加熱調理器について説明する。本実施例は
図２に示しているように、温度検知装置５を駆動する電
源の構成についてのものである。本実施例では温度検知
装置５を駆動する電源は、筺体１１内に設けている誘導
加熱コイル２が発生する高周波磁界を受ける受電コイル
１３と、受電コイル１３に生じる交流電流を直流に変換
する直流変換手段１４と、直流変換手段１４によって得
られた電流を充電する二次電池１５とで構成しているも
のである。その他の構成については、前記図１で説明し
た構成と同一である。
【００１５】以下本実施例の動作について説明する。誘
導加熱コイル２が発生する高周波磁界は、トッププレー
ト３上の鍋４に鎖交するとともに温度検知装置５内に設
けている受電コイル１３にも鎖交するものである。鍋４
に鎖交した高周波磁界は実施例１で説明したように鍋４
を誘導加熱するように作用して、鍋４内に収容した調理
物の調理を進行させるものである。受電コイル１３に鎖
交した高周波磁界は、受電コイル１３にこの周波数に応
じた交流電流を発生させるものである。この交流電流
は、直流変換手段１４によって直流に変換され、二次電
池１５を充電する。二次電池１５としては、本実施例で
はニッケル−カドミウム電池を使用している。また容量
の充分大きいコンデンサを、二次電池１５として用いる
こともできる。こうして、本実施例の温度検知装置５は
二次電池１５を電源として鍋４の温度を検知し、実施例
１と同様に筺体１１内に設けている受信手段９に無線信
号でこの温度情報を送信するものである。
導加熱コイル２が発生する高周波磁界は、トッププレー
ト３上の鍋４に鎖交するとともに温度検知装置５内に設
けている受電コイル１３にも鎖交するものである。鍋４
に鎖交した高周波磁界は実施例１で説明したように鍋４
を誘導加熱するように作用して、鍋４内に収容した調理
物の調理を進行させるものである。受電コイル１３に鎖
交した高周波磁界は、受電コイル１３にこの周波数に応
じた交流電流を発生させるものである。この交流電流
は、直流変換手段１４によって直流に変換され、二次電
池１５を充電する。二次電池１５としては、本実施例で
はニッケル−カドミウム電池を使用している。また容量
の充分大きいコンデンサを、二次電池１５として用いる
こともできる。こうして、本実施例の温度検知装置５は
二次電池１５を電源として鍋４の温度を検知し、実施例
１と同様に筺体１１内に設けている受信手段９に無線信
号でこの温度情報を送信するものである。
【００１６】以上のように本実施例によれば、温度検知
装置５に使用している電源を、誘導加熱コイル２が発生
する高周波磁界を受ける受電コイル１３と、受電コイル
１３に生じる交流電流を直流に変換する直流変換手段１
４と、直流変換手段１４によって得られた電流を充電す
る二次電池１５とで構成するようにして、温度検知装置
５内の電池の交換を不要として、電池交換の手間を省く
ことができ、また電池代の節約を可能とするものであ
る。
装置５に使用している電源を、誘導加熱コイル２が発生
する高周波磁界を受ける受電コイル１３と、受電コイル
１３に生じる交流電流を直流に変換する直流変換手段１
４と、直流変換手段１４によって得られた電流を充電す
る二次電池１５とで構成するようにして、温度検知装置
５内の電池の交換を不要として、電池交換の手間を省く
ことができ、また電池代の節約を可能とするものであ
る。
【００１７】（実施例３）続いて本発明の第三の実施例
を説明する。本実施例の誘導加熱調理器は、図３に示し
ているように、トッププレート３上に設けている鍋２０
を二重壁２０ａ・２０ｂとしており、この間を断熱層２
０ｃとしている。また断熱層２０ｃ内に、前記各実施例
で説明した温度検知装置５を設けているものである。な
おこの断熱層２０ｃとして本実施例では空気を使用して
いるものであるが、断熱効果を有する構成であれば特に
限定するものではない。また、断熱層２０ｃの内側の壁
２０ａには磁性体金属を用いており、外側の壁２０ｂに
はセラミック等の非磁性体を使用しているものである。
を説明する。本実施例の誘導加熱調理器は、図３に示し
ているように、トッププレート３上に設けている鍋２０
を二重壁２０ａ・２０ｂとしており、この間を断熱層２
０ｃとしている。また断熱層２０ｃ内に、前記各実施例
で説明した温度検知装置５を設けているものである。な
おこの断熱層２０ｃとして本実施例では空気を使用して
いるものであるが、断熱効果を有する構成であれば特に
限定するものではない。また、断熱層２０ｃの内側の壁
２０ａには磁性体金属を用いており、外側の壁２０ｂに
はセラミック等の非磁性体を使用しているものである。
【００１８】以下本実施例の動作について説明する。本
実施例で使用している鍋２０は、断熱層２０ｃを有して
いるため保温性が良く、従って所定の温度に達するまで
の時間も短縮でき、効率の高い加熱調理ができるもので
ある。また調理が終了した後も、断熱層２０ｃを有して
いるため効率的に保温できるものである。つまり一つの
鍋２０によって、加熱と保温の両方ができるものであ
る。また内壁２０ａを磁性体とし、外壁２０ｂを非磁性
体としているため、誘導加熱コイル２の高周波磁界は外
壁２０ｂに対しては作用しないものである。このため例
えば調理中に使用者が外壁２０ｂに触れても、例えば火
傷を負ったりする可能性のない安全な誘導加熱調理器と
しているものである。また、温度検知装置５を断熱層２
０ｃ内に収容しているため温度検知装置５による正確な
温度検知ができるとともに、見かけ上温度制御装置５が
存在しないため筺体１１の上面がすっきりとして、見栄
えの良い外観を備えた誘導加熱調理器とすることができ
るものである。
実施例で使用している鍋２０は、断熱層２０ｃを有して
いるため保温性が良く、従って所定の温度に達するまで
の時間も短縮でき、効率の高い加熱調理ができるもので
ある。また調理が終了した後も、断熱層２０ｃを有して
いるため効率的に保温できるものである。つまり一つの
鍋２０によって、加熱と保温の両方ができるものであ
る。また内壁２０ａを磁性体とし、外壁２０ｂを非磁性
体としているため、誘導加熱コイル２の高周波磁界は外
壁２０ｂに対しては作用しないものである。このため例
えば調理中に使用者が外壁２０ｂに触れても、例えば火
傷を負ったりする可能性のない安全な誘導加熱調理器と
しているものである。また、温度検知装置５を断熱層２
０ｃ内に収容しているため温度検知装置５による正確な
温度検知ができるとともに、見かけ上温度制御装置５が
存在しないため筺体１１の上面がすっきりとして、見栄
えの良い外観を備えた誘導加熱調理器とすることができ
るものである。
【００１９】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、高周波インバー
タ回路からの高周波電流の供給を受けて高周波磁界を発
生すると誘導加熱コイルと、トッププレート上に載置し
た鍋の温度を直接検知する温度検知装置と、温度検知装
置の信号を受けて前記高周波インバータ回路を制御する
制御手段とを備え、前記温度検知装置は、温度検知手段
と温度検知手段が検知した温度を無線信号に変換する送
信手段と、温度検知手段と送信手段を駆動する電源とを
備え、前記制御手段は送信手段が送信する信号を受信す
る受信手段を介して温度信号を受ける構成として、鍋の
温度を直接検知して、正確な温度制御を行うことができ
る誘導加熱調理器を実現するものである。
タ回路からの高周波電流の供給を受けて高周波磁界を発
生すると誘導加熱コイルと、トッププレート上に載置し
た鍋の温度を直接検知する温度検知装置と、温度検知装
置の信号を受けて前記高周波インバータ回路を制御する
制御手段とを備え、前記温度検知装置は、温度検知手段
と温度検知手段が検知した温度を無線信号に変換する送
信手段と、温度検知手段と送信手段を駆動する電源とを
備え、前記制御手段は送信手段が送信する信号を受信す
る受信手段を介して温度信号を受ける構成として、鍋の
温度を直接検知して、正確な温度制御を行うことができ
る誘導加熱調理器を実現するものである。
【００２０】また本発明の第二の手段は、特に温度検知
装置に使用している電源を、誘導加熱コイルが発生する
高周波磁界を受ける受電コイルと、受電コイルに生じる
交流電流を直流に変換する直流変換手段と、直流変換手
段によって得られた電流を充電する二次電池とで構成す
ることによって、温度検知装置の電池の交換が不要な誘
導加熱調理器を実現するものである。
装置に使用している電源を、誘導加熱コイルが発生する
高周波磁界を受ける受電コイルと、受電コイルに生じる
交流電流を直流に変換する直流変換手段と、直流変換手
段によって得られた電流を充電する二次電池とで構成す
ることによって、温度検知装置の電池の交換が不要な誘
導加熱調理器を実現するものである。
【００２１】さらに本発明の第三の手段は、特に鍋は全
面に断熱層を有し、断熱層内部に温度検知装置を設けた
構成として、正確な温度検知と、保温性能が高く効率の
高い調理ができる誘導加熱調理器を実現するものであ
る。
面に断熱層を有し、断熱層内部に温度検知装置を設けた
構成として、正確な温度検知と、保温性能が高く効率の
高い調理ができる誘導加熱調理器を実現するものであ
る。
【図１】本発明の第一の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図２】本発明の第二の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図３】本発明の第三の手段の実施例の誘導加熱調理器
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図４】従来の誘導加熱調理器の構成を示すブロック図
１ 高周波インバータ回路 ２ 誘導加熱コイル ３ トッププレート ４ 鍋 ５ 温度検知装置 ６ 温度検知手段 ７ 送信手段 ８ 電源 ９ 受信手段 １０ 制御手段 １３ 受電コイル １４ 直流変換手段 １５ 二次電池 ２０ 鍋 ２０ｃ 断熱層
Claims (3)
- 【請求項１】 高周波インバータ回路からの高周波電流
の供給を受けて高周波磁界を発生する誘導加熱コイル
と、トッププレート上に載置した鍋の温度を直接検知す
る温度検知装置と、温度検知装置の信号を受けて前記高
周波インバータ回路を制御する制御手段とを備え、前記
温度検知装置は、温度検知手段と温度検知手段が検知し
た温度を無線信号に変換する送信手段と、温度検知手段
と送信手段を駆動する電源とを備え、前記制御手段は送
信手段が送信する信号を受信する受信手段を介して温度
信号を受ける誘導加熱調理器。 - 【請求項２】 温度検知装置に使用している電源は、誘
導加熱コイルが発生する高周波磁界を受ける受電コイル
と、受電コイルに生じる交流電流を直流に変換する直流
変換手段と、直流変換手段によって得られた電流を充電
する二次電池とで構成した請求項１記載の誘導加熱調理
器。 - 【請求項３】 鍋は全面に断熱層を有し、断熱層内部に
温度検知装置を設けた請求項１または２記載の誘導加熱
調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11966995A JPH08315975A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11966995A JPH08315975A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315975A true JPH08315975A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14767130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11966995A Pending JPH08315975A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08315975A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10165294A (ja) * | 1996-12-09 | 1998-06-23 | Zojirushi Corp | 誘導加熱式炊飯器 |
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