JP2017183020A - 加熱調理システム、受電装置、及び誘導加熱調理器 - Google Patents

加熱調理システム、受電装置、及び誘導加熱調理器 Download PDF

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Ikuro Suga
郁朗 菅
文屋 潤
Jun Fumiya
潤 文屋
みゆき 竹下
Miyuki Takeshita
みゆき 竹下
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Isato Yoshino
勇人 吉野
和裕 亀岡
Kazuhiro Kameoka
和裕 亀岡
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Abstract

【課題】誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを個別に制御でき、非接触電力伝送における送電効率の低下を抑制することができる、加熱調理システム、受電装置、及び誘導加熱調理器を得る。【解決手段】第1高周波磁場を発生する第1コイルと、第1コイルに第1高周波電流を供給する第1インバータ回路と、第2高周波磁場を発生する第2コイルと、第2コイルに第2高周波電流を供給する第2インバータ回路と、を有する誘導加熱調理器と、誘導加熱調理器と着脱可能に支持され、第1コイルによって誘導加熱される第1発熱体と、第2コイルから電力を受電する受電コイルと、受電コイルと共に共振回路を形成する受電側共振コンデンサと、受電コイルが受電した電力によって発熱する第2発熱体と、を有する受電装置と、を備えたものである。【選択図】図3

Description

この発明は、誘導加熱と非接触電力伝送による加熱を用いた加熱調理システム、受電装置、及び誘導加熱調理器に関するものである。
従来の高周波誘導加熱調理器においては、調理容器を誘導加熱する誘導加熱コイルと、送電コイルからの電磁誘導を受ける受電コイルと、受電コイルにより通電される加熱部とを備え、誘導加熱コイル及び送電コイルの電源部を共用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−341790号公報
従来の高周波誘導加熱調理器では、加熱コイルと送電コイルを通電する電源部が共通である。即ち、従来の高周波誘導加熱調理器は、コイル切換用リレーによって、電源部から誘導加熱コイルへの通電と、電源部から送電コイルへの通電とを交互に切り換えている。このため、誘導加熱コイルによる誘導加熱と、送電コイルからの非接触電力伝送によって受電した電力による加熱とを同時に行うことができない、という課題がある。
また、従来の高周波誘導加熱調理器は、誘導加熱コイルと送電コイルとを直列に接続し、1つの電源部から誘導加熱コイルと送電コイルへ通電している。このため、誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを個別に制御することができない、という課題がある。
さらに、非接触電力伝送においては、送電コイルと受電コイルとの間にギャップやずれが生じると、電力の送電効率が低下する、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを個別に制御でき、非接触電力伝送における送電効率の低下を抑制することができる、加熱調理システム、受電装置、及び誘導加熱調理器を得るものである。
本発明に係る加熱調理システムは、第1高周波電流が供給されることによって第1高周波磁場を発生する第1コイルと、前記第1コイルに前記第1高周波電流を供給する第1インバータ回路と、第2高周波電流が供給されることによって第2高周波磁場を発生する第2コイルと、前記第1インバータ回路とは別に設けられ、前記第2コイルに前記第2高周波電流を供給する第2インバータ回路と、を有する誘導加熱調理器と、前記誘導加熱調理器と着脱可能に支持され、前記第1コイルの前記第1高周波磁場内に配置されると、前記第1コイルによって誘導加熱される第1発熱体と、前記第2コイルの前記第2高周波磁場内に配置されると、前記第2コイルから電力を受電する受電コイルと、前記受電コイルと共に共振回路を形成する受電側共振コンデンサと、前記受電コイルが受電した電力によって発熱する第2発熱体と、を有する受電装置と、を備えたものである。
本発明に係る加熱調理システムは、誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを同時に行うことができる。また、誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを個別に制御することができる。さらに、非接触電力伝送における送電効率の低下を抑制することができる。
実施の形態1に係る加熱調理システムにおける誘導加熱調理器を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理システムにおける誘導加熱調理器と受電装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る加熱調理システムの受電装置の構成を模式的に示す上面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段の駆動回路を示すブロック図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の駆動回路を示す図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の駆動回路と受電装置の回路構成を示す図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の受電装置の別の回路構成を示す図である。 受電側の共振回路の接続方式による特性を説明する図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の別の駆動回路を示す図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の別の駆動回路を示す図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段を示す図である。 実施の形態2に係る熱調理システムの受電装置の構成を模式的に示す上面図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の駆動回路と受電装置の回路構成を示す図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の駆動回路の別の回路構成を示す図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の駆動回路及び受電装置の別の回路構成を示す図である。 各外周コイルの接続方式と、受電装置200の各受電コイルの接続方式のパターンを示す図である。 送電側が直列接続、受電側が並列接続で、2回路ある場合の等価回路を示す図である。 各接続方式におけるRinvの一例を示す図である。 実施の形態3に係る加熱調理システムの受電装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る加熱調理システムの受電装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る加熱調理システムの受電装置の構成を模式的に示す上面図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段を示す図である。 実施の形態4に係る誘導加熱調理器におけるコイル電流と入力電流の関係に基づく負荷判別特性図である。 実施の形態5に係る誘導加熱調理器の概略構成を示す斜視図である。
実施の形態1.
(構成)
図1は、実施の形態1に係る加熱調理システムにおける誘導加熱調理器を示す分解斜視図である。
図1に示すように、誘導加熱調理器100の上部には、鍋などの被加熱物5や、受電装置200(図3参照)などの負荷が載置される天板4を有している。図1では負荷として被加熱物5が載置された例について説明する。天板4には、被加熱物5を誘導加熱するための加熱口として、第1の加熱口1、第2の加熱口2、第3の加熱口3とを備え、各加熱口に対応して、第1の加熱手段11、第2の加熱手段12、第3の加熱手段13を備えており、それぞれの加熱口に対して被加熱物5などを載置して誘導加熱を行うことができるものである。
本実施の形態1では、本体の手前側に左右に並べて第1の加熱手段11と第2の加熱手段12が設けられ、本体の奥側ほぼ中央に第3の加熱手段13が設けられている。
なお、各加熱口の配置はこれに限るものではない。例えば、3つの加熱口を略直線状に横に並べて配置しても良い。また、第1の加熱手段11の中心と第2の加熱手段12の中心との奥行き方向の位置が異なるように配置しても良い。
天板4は、全体が耐熱強化ガラスや結晶化ガラス等の赤外線を透過する材料で構成されており、誘導加熱調理器100の上面開口外周との間にゴム製パッキンやシール材を介して水密状態に固定される。天板4には、第1の加熱手段11、第2の加熱手段12、及び第3の加熱手段13の加熱範囲(加熱口)に対応して、鍋の大まかな載置位置を示す円形の鍋位置表示が、塗料の塗布や印刷等により形成されている。
天板4の手前側には、第1の加熱手段11、第2の加熱手段12、及び第3の加熱手段13で被加熱物5などを加熱する際の投入火力(投入電力)や調理メニュー(湯沸しモード、揚げ物モード、受電装置加熱モード等)を設定するための入力装置として、操作部40a、操作部40b、及び操作部40c(以下、操作部40と総称する場合がある)が設けられている。また、操作部40の近傍には、報知手段42として、誘導加熱調理器100の動作状態や操作部40からの入力・操作内容等を表示する表示部41a、表示部41b、及び表示部41cが設けられている。
なお、操作部40a〜40cと表示部41a〜41cは加熱口毎に設けられている場合や、加熱口を一括して操作部40と表示部41を設ける場合など、特に限定するものではない。なお、操作部40a〜40cは、例えばプッシュスイッチやタクトスイッチなどの機械的なスイッチや、電極の静電容量の変化により入力操作を検知するタッチスイッチなどにより構成されている。また、表示部41a〜41cは、例えばLCD(Liquid Crystal Device)やLED等で構成されている。
なお、以下の説明においては、操作部40と表示部41とを一体に構成した表示操作部43を設ける場合について説明する。表示操作部43は、例えば、LCDの上面にタッチスイッチを配置したタッチパネルなどによって構成される。
天板4の下方であって誘導加熱調理器100の内部には、第1の加熱手段11、第2の加熱手段12、及び第3の加熱手段13を備えており、各々の加熱手段は例えばコイル(図2参照)で構成されている。
なお、第1の加熱手段11、第2の加熱手段12、及び第3の加熱手段13の少なくとも一つを、例えば輻射によって加熱するタイプの電気ヒータ(例えばニクロム線やハロゲンヒータ、ラジェントヒータ)で構成しても良い。
コイルは、絶縁皮膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線を巻き付けることにより構成される。駆動回路50により高周波電力が各コイルに供給されることで、各コイルからは高周波磁界が発生する。
誘導加熱調理器100の内部には、第1の加熱手段11、第2の加熱手段12、及び第3の加熱手段13のコイルに高周波電力を供給する駆動回路50と、駆動回路50を含め誘導加熱調理器全体の動作を制御するための制御部45とが設けられている。
図2は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段を示す図である。
図2において、第1の加熱手段11は、加熱口の中央に配置された内周コイル11aと、この内周コイル11aとほぼ同心円状に配置された外周コイル11dとから構成されている。第1の加熱手段11の外周は、第1の加熱口1に対応した略円形状である。
内周コイル11aは、略同心円状に配置された内周内コイル111aと内周外コイル112aとから構成されている。内周内コイル111a及び内周外コイル112aは、円形の平面形状を有し、絶縁被膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線が円周方向に巻回されることにより構成されている。内周内コイル111a及び内周外コイル112aは、それぞれ直列に接続され、駆動回路50aにより駆動制御される。なお駆動回路50aの構成は後述する。
なお、内周内コイル111a及び内周外コイル112aを並列接続しても良く、また、それぞれ独立した駆動回路(インバータ回路)を用いて駆動しても良い。
外周コイル11dは、それぞれ内周コイル11aと同心円状に形成された、外周内コイル111dと外周外コイル112dとを有している。外周内コイル111dと外周外コイル112dは、それぞれ直列に接続され、駆動回路50dにより駆動制御される。なお駆動回路50dの構成は後述する。
図3は、実施の形態1に係る加熱調理システムにおける誘導加熱調理器と受電装置の構成を示すブロック図である。
図3において、加熱調理システムは誘導加熱調理器100と受電装置200とを備えている。なお、図3においては、誘導加熱調理器100の天板4の上に受電装置200が載置されている状態を示している。また、図3では、第1の加熱手段11の上に受電装置200が載置されている状態において、誘導加熱調理器100及び受電装置200を前面側から見た縦断面を模式的に示している。
図3において、誘導加熱調理器100は、天板4の下に、内周コイル11a、及び外周コイル11dが配置されている。なお、図3では、外周コイル11dを構成する外周内コイル111d、外周外コイル112dの図示を省略している。なお、図3において、内周コイル11aと磁性体60aとの周囲に示す矢印、および、外周コイル11dと受電コイル65の周囲に示す矢印は磁束線を示している。
誘導加熱調理器100には、受電装置200と通信を行う一次送受信部30aが設けられている。一次送受信部30aは、例えば、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、NFC(近距離無線通信)など、任意の通信規格に適合した無線通信インターフェースによって構成される。一次送受信部30aは、受電装置200の二次送受信部30bと双方向で情報通信する。
受電装置200は、例えば魚などの被調理物70を調理する機器である。受電装置200は、誘導加熱調理器100の天板4の上に載置される。受電装置200は、筐体の内部に被調理物70が収納される加熱室210が形成されている。受電装置200は、磁性体60aと、調理台60bと、上面ヒータ61と、温度センサ62と、受電コイル65と、二次送受信部30bを備えている。
磁性体60aは、例えば鉄などの磁性材料により形成され、受電装置200の底面に配置されている。
調理台60bは、例えば上面が波型の凹凸を有しており、上面には例えば魚などの被調理物70が載置される。調理台60bは、例えば磁性体60aの上面に接触して配置され、被調理物70が載置される。調理台60bは、例えばアルミなどの非磁性の金属によって構成され、磁性体60aと熱的に結合(接合)する。なお、調理台60bの位置は、磁性体60aからの熱が伝わる位置に配置されていれば良く、磁性体60aの上面のみに限定されない。
受電コイル65は、受電装置200の底面に配置されている。受電コイル65は、絶縁被膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線が周方向に巻回されることにより構成されている。この受電コイル65は、誘導加熱調理器100内部の外周コイル11dが発生する高周波磁場内に配置された際、電磁誘導により電力を受電する。
上面ヒータ61は、配線61aによって受電コイル65と接続されている。上面ヒータ61は、受電コイル65が受電した電力によって発熱する発熱体によって構成される。上面ヒータ61は、例えば、抵抗発熱体であるシーズヒータを用いている。なお、上面ヒータ61は、具体的構成はこれに限らず、ハロゲンヒータや遠赤外線ヒータなど任意の発熱体を用いることができる。
温度センサ62は、加熱室210内に配置され、加熱室210内の温度を検知する。温度センサ62としては、例えば白金測温抵抗体、サーミスタ、熱電対等が用いられる。必要に応じて複数の温度センサ62を設けても良い。また温度センサ62の配置は加熱室210の壁面に限らず必要に応じて天面や底面、調理台60bに設けても良い。また、被調理物70から放射される赤外線量を検知して被調理物70の表面温度を検知する非接触式の温度センサ62を備えても良い。
二次送受信部30bは、一次送受信部30aの通信規格に適合した無線通信インターフェースによって構成される。二次送受信部30bは、誘導加熱調理器100の一次送受信部30aと双方向で情報を通信する。二次送受信部30bは、温度センサ62が検知した温度の情報や受電装置200に固有に付加された情報、受電装置200の機器の種類を示す情報、または受電装置200の機器仕様に関する情報などを一次送受信部30aへ送信する。
受電装置200の磁性体60a及び受電コイル65は、誘導加熱調理器100の天板4の下に配置されたコイルに対応する位置に配置されている。
例えば、磁性体60aと受電コイル65との位置関係は、第1の加熱手段11の内周コイル11aと外周コイル11dとの位置関係と対応する位置に配置されている。一例を図4により説明する。
図4は実施の形態1に係る加熱調理システムの受電装置の構成を模式的に示す上面図である。
図4に示すように、受電装置200には、例えば円形の調理台60bの下方に、磁性体60aと受電コイル65とが配置されている。
磁性体60aは、誘導加熱調理器100の内周コイル11aの外径とほぼ同一の外径を持つ円盤状に形成されている。すなわち、受電装置200を誘導加熱調理器100の天板4に載置した状態において、受電装置200の磁性体60aは誘導加熱調理器100の内周コイル11aと上下方向において重なるように配置される。また、磁性体60aは、外周コイル11dには上下方向において重ならない形状である。
受電コイル65は、誘導加熱調理器100の外周コイル11dに対応して、磁性体60aの中心と同心円状に形成されている。なお、受電装置200の受電コイル65は、誘導加熱調理器100の内周コイル11aとは上下方向において重ならず、外周コイル11dのみに重なるように配置することが望ましい。
なお、受電コイル65は、内周と外周との間である幅が、外周コイル11dの幅よりも大きく形成することが望ましい。すなわち、受電コイル65の幅を外周コイル11dの幅よりも大きくすることで、受電装置200の載置位置にずれが生じた場合であっても、受電コイル65と外周コイル11dとが上下方向において重なるように配置され、電力の送電効率の低減を抑制することができる。
なお、受電コイル65の数は1つに限定されず、1つの外周コイル11dに対して複数の受電コイル65を設ける構成であっても良い。
このような構成により、受電装置200が誘導加熱調理器100の天板4に載置されると、磁性体60aと内周コイル11aとが上下方向において重なるように配置される。そして、駆動回路50aから内周コイル11aへ高周波電流が供給されると、内周コイル11aから発生した高周波磁束(高周波磁場)によって、磁性体60aが誘導加熱される。磁性体60aで発生した熱は、熱的に結合した調理台60bへ熱伝導される。これにより、調理台60bに載置された被調理物70が下方から加熱される。
また、受電装置200が誘導加熱調理器100の天板4に載置されると、受電コイル65と外周コイル11dとが上下方向において重なるように配置される。そして、駆動回路50dから外周コイル11dへ高周波電流が供給されると、外周コイル11dから高周波磁束(高周波磁場)が発生する。外周コイル11dから高周波磁束(高周波磁場)が発生すると、受電装置200の受電コイル65には電磁誘導による電力(起電力)が発生する。そして、受電コイル65に発生した電力は、上面ヒータ61に供給される。これにより、上面ヒータ61は発熱し、調理台60bに載置された被調理物70が熱輻射により上方から加熱される。
このように、誘導加熱調理器100の内周コイル11aは、受電装置200の磁性体60aを加熱するための誘導加熱コイルとして使用される。また、誘導加熱調理器100の外周コイル11dは、受電装置200の上面ヒータ61に非接触電力伝送を行うための送電コイルとして用いられる。
なお、図3、図4において図示はしていないが、誘導加熱調理器100の内周コイル11aと外周コイル11dの下面に、磁性体としてフェライトを設けるのが望ましい。また、受電装置200の受電コイル65の上面にも同様にフェライトを設けるのが望ましい。
外周コイル11dを送電コイルとして使用する場合、フェライトを設けることで高周波磁束が鎖交しやすくなり、漏れ磁束が低減する。これにより、高周波電力をより有効的に受電コイル65に送電することができ、送電変換効率が高く、損失を少なくすることができる。
更に、内周コイル11aの下面のフェライトと、外周コイル11dの上面のフェライトをそれぞれ個別に設けることで、内周コイル11aからの高周波磁束と、外周コイル11dからの高周波磁束との干渉が小さくなる。このため、外周コイル11dを送電コイルとして使用した場合の非接触電力伝送における損失が低減し、より電力伝送効率を向上することができる。
図5は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段の駆動回路を示すブロック図である。
図5に示すように、第1の加熱手段11は、駆動回路50a、50dにより駆動制御される。即ち、内周コイル11aを構成する内周内コイル111aと内周外コイル112aは、駆動回路50aにより駆動制御される。また、外周コイル11dを構成する外周内コイル111dと外周外コイル112dは、駆動回路50dにより駆動制御される。
制御部45は、マイコン又はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等で構成される。制御部45は、表示操作部43からの操作内容等に基づいて、駆動回路50a、50dをそれぞれ制御する。また、制御部45は、動作状態などに応じて、表示操作部43への表示を行う。
図6は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の駆動回路を示す図である。
図6では内周コイル11aを駆動する駆動回路50aについて図示する。
図6に示すように、駆動回路50aは、直流電源回路22と、インバータ回路23と、共振コンデンサ24aとを備える。
入力電流検出手段25aは、例えば電流センサで構成され、交流電源(商用電源)21から直流電源回路22へ入力される電流を検出し、入力電流値に相当する電圧信号を制御部45へ出力する。
直流電源回路22は、ダイオードブリッジ22a、リアクタ22b、平滑コンデンサ22cを備え、交流電源21から入力される交流電圧を直流電圧に変換して、インバータ回路23へ出力する。
インバータ回路23は、シリコン系の半導体からなるスイッチング素子としてのIGBT23a、23bが直流電源回路22の出力に直列に接続された、ハーフブリッジ型のインバータであり、フライホイールダイオードとしてダイオード23c、23dがそれぞれIGBT23a、23bと並列に接続されている。IGBT23aとIGBT23bは、制御部45から出力される駆動信号によりオンオフ駆動される。制御部45は、IGBT23aをオンさせている間はIGBT23bをオフ状態にし、IGBT23aをオフさせている間はIGBT23bをオン状態にし、交互にオンオフする駆動信号を出力する。
これにより、インバータ回路23は、直流電源回路22から出力される直流電力を20kHz〜100kHz程度の高周波の交流電力に変換して、内周コイル11aと共振コンデンサ24aからなる共振回路に電力を供給する。内周コイル11aには数十A程度の高周波電流が流れ、流れる高周波電流により発生する高周波磁束によって内周コイル11aの直上の天板4上に載置された受電装置200の磁性体60aを誘導加熱する。
共振コンデンサ24aは内周コイル11aに直列接続されており、この共振回路は内周コイル11aのインダクタンス及び共振コンデンサ24aの容量等に応じた共振周波数を有する。なお、内周コイル11aのインダクタンスは磁性体60aが磁気結合した際の共振回路で共振周波数が決まる。
コイル電流検出手段25bは、内周コイル11aと共振コンデンサ24aとからなる共振回路に接続されている。コイル電流検出手段25bは、例えば、電流センサで構成され、内周コイル11aに流れる電流を検出し、コイル電流値に相当する電圧信号を制御部45に出力する。
図7は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の駆動回路と受電装置の回路構成を示す図である。
図7では外周コイル11dを駆動する駆動回路50dと受電装置200の回路構成について図示する。
なお、図7において、駆動回路50dの基本構成は図6に示す内周コイル11aの駆動回路50aと同じ構成であるため、同じ構成には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。なお、駆動回路50a、50dは、交流電源21に対して並列に接続されても良い。また、駆動回路50aと駆動回路50dとの共通部分である、直流電源回路22、制御部45、及び表示操作部43の少なくとも一つを共用しても良い。
インバータ回路123は、シリコン系の半導体からなるスイッチング素子としてのIGBT123a、123bが直流電源回路22の出力に直列に接続された、ハーフブリッジ型のインバータであり、フライホイールダイオードとしてダイオード123c、123dがそれぞれIGBT123a、123bと並列に接続されている。IGBT123aと1IGBT23bは、制御部45から出力される駆動信号によりオンオフ駆動される。制御部45は、IGBT123aをオンさせている間はIGBT123bをオフ状態にし、IGBT123aをオフさせている間はIGBT123bをオン状態にし、交互にオンオフする駆動信号を出力する。
これにより、インバータ回路123は、直流電源回路22から出力される直流電力を、予め定められた範囲内(例えば20kHz〜100kHz程度)の高周波の交流電力に変換して、外周コイル11dと送電側共振コンデンサ24dからなる共振回路に電力を供給する。外周コイル11dには数十A程度の高周波電流が流れ、流れる高周波電流により発生する高周波磁束によって外周コイル11dの直上の天板4上に載置された受電装置200の受電コイル65へ送電する。
送電側共振コンデンサ24dは、外周コイル11dに直列接続されており、この共振回路は外周コイル11dのインダクタンス及び送電側共振コンデンサ24dの容量等に応じた共振周波数を有する。なお、外周コイル11dのインダクタンスは受電コイル65が磁気結合した際の共振回路で共振周波数が決まる。
コイル電流検出手段25dは、外周コイル11dと送電側共振コンデンサ24dとからなる共振回路に接続されている。コイル電流検出手段25dは、例えば、電流センサで構成され、外周コイル11dに流れる電流を検出し、コイル電流値に相当する電圧信号を制御部45に出力する。
受電装置200には、受電コイル65と共に共振回路を形成する受電側共振コンデンサ67が設けられている。
受電側共振コンデンサ67は、受電コイル65に並列接続されており、この共振回路は受電コイル65のインダクタンス及び受電側共振コンデンサ67の容量等に応じた共振周波数を有する。なお、受電コイル65のインダクタンスは外周コイル11dが磁気結合した際の共振回路で共振周波数が決まる。
なお、インバータ回路23及びインバータ回路123の少なくとも一方において、スイッチング素子が、炭化珪素、あるいは窒化ガリウム系材料などのワイドバンドギャップ半導体を用いた構成でも良い。
スイッチング素子にワイドバンドギャップ半導体を用いることで、スイッチング素子の損失を減らすことができ、またスイッチング周波数(駆動周波数)を高周波(高速)にしても駆動回路の放熱が良好であるため、駆動回路の放熱フィンを小型にすることができ、駆動回路の小型化および低コスト化を実現することができる。
なお、駆動回路50aから内周コイル11aへ供給される高周波電流は、本発明における「第1高周波電流」に相当する。
また、内周コイル11aから発生された高周波磁束(高周波磁場)は、本発明における「第1高周波磁場」に相当する。
なお、駆動回路50dから外周コイル11dへ供給される高周波電流は、本発明における「第2高周波電流」に相当する。
また、外周コイル11dから発生された高周波磁束(高周波磁場)は、本発明における「第2高周波磁場」に相当する。
なお、内周コイル11aは、本発明の「第1コイル」に相当する。
また、駆動回路50aのインバータ回路23は、本発明の「第1インバータ回路」に相当する。また、本発明の「第1インバータ回路」には、駆動回路50aの直流電源回路22を含んでも良い。
また、外周コイル11dは、本発明の「第2コイル」に相当する。
また、駆動回路50dのインバータ回路123は、本発明の「第2インバータ回路」に相当する。また、本発明の「第2インバータ回路」には、駆動回路50dの直流電源回路22を含んでも良い。
また、磁性体60aは、本発明の「第1発熱体」に相当する。
また、上面ヒータ61は、本発明の「第2発熱体」に相当する。
また、制御部45は、本発明の「制御装置」に相当する。
(動作)
次に、本実施の形態1における誘導加熱調理器の動作について説明する。
使用者は、受電装置200の内部の調理台60bの上に、例えば魚などの被調理物70を載置する。使用者は、受電装置200を、誘導加熱調理器100の天板4の加熱口に載置する。以下の説明では、第1の加熱口1(第1の加熱手段11)に受電装置200が載置された場合を説明する。
使用者により、調理開始(火力投入)の指示が表示操作部43にて行われる。なお、表示操作部43は、受電装置200を動作させる専用モード(メニュー)が組み込まれており、専用モードを選択することで簡単に調理することができる。
調理開始の指示が行われると、誘導加熱調理器100の制御部45は、誘導加熱させる火力に応じて駆動回路50aを制御して、内周コイル11aに高周波電力を供給する加熱動作を行う。これにより、受電装置200の調理台60bの下面に配置された磁性体60aが誘導加熱される。そして、誘導加熱による磁性体60aの発熱は非磁性の調理台60bに熱伝達され、調理台60bの上面に置かれた被調理物70を下面から直接加熱する。
同時に、誘導加熱調理器100の制御部45は、受電コイル65へ送電する電力に応じて駆動回路50dを制御して、外周コイル11dに高周波電力を供給する電力伝送動作を行う。これにより、外周コイル11dから供給された高周波電力は、受電装置200の下面に配置された受電コイル65により受電される。受電された電力は、上面ヒータ61へ供給され、上面ヒータ61は発熱する。そして、上面ヒータ61は、調理台60bの上面に置かれた被調理物70を上面から熱輻射により加熱する。
また、制御部45は、磁性体60aを誘導加熱させる電力と、受電コイル65へ送電する電力との合計値が、予め定められた電力(定格電力)以下となるように、駆動回路50a、50dを制御する。例えば3kW以下に制御する。
これにより、上面ヒータ61による加熱および磁性体60aによる加熱とも100V用ロースター等と比較して高火力加熱が可能となる。
上記のような加熱動作中において、制御部45は、温度センサ62の検知温度に応じて駆動回路50a、50dを制御しても良い。
例えば、制御部45は、一次送受信部30aを介して、受電装置200の温度センサ62の検知温度の情報を取得する。そして、制御部45は、表示操作部43にて設定された設定温度または調理メニューにより予め設定された温度などに応じて、受電装置200の加熱室210内の温度が所望の温度となるように、駆動回路50a、50dの駆動を制御して、磁性体60a及び上面ヒータ61の発熱量(火力)を制御する。
なお、温度センサ62を加熱室210内の上下方向に複数設けても良い。この場合、制御部45は、下側に設けられた温度センサ62の検知温度に応じて、磁性体60aを誘導加熱する火力(内周コイル11aへの供送電力)を制御する。また、制御部45は、上側に設けられた温度センサ62の検知温度に応じて、上面ヒータ61の火力(外周コイル11dへの供送電力)を制御する。
以上のように本実施の形態1においては、誘導加熱調理器100は、内周コイル11aに高周波電流を供給する駆動回路50aと、駆動回路50aとは別に設けられ、外周コイル11dに高周波電流を供給する駆動回路50dとを備えている。また、誘導加熱調理器の受電装置200は、内周コイル11aによって誘導加熱される磁性体60aと、外周コイル11dから電力を受電する受電コイル65と、受電コイル65と共に共振回路を形成する受電側共振コンデンサ67と、受電コイル65が受電した電力によって発熱する上面ヒータ61とを備えている。
このため、誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを同時に行うことができる。また、誘導加熱による加熱と非接触電力伝送による加熱とを個別に制御することができる。したがって、短時間で美味しく調理することが可能な誘導加熱調理器を得ることができる。即ち、個別に設けられた駆動回路50aと駆動回路50dによって、上面ヒータ61による上面加熱と、磁性体60aからの熱による下面加熱とを個別制御することができるため、短時間で美味しく調理することが可能な誘導加熱調理器を得ることができる。
さらに、受電コイル65に受電側共振コンデンサ67を接続することにより、外周コイル11dと受電コイル65間にギャップやずれが若干あっても上面ヒータ61への電力伝送をしやすくすることができる。
また本実施の形態1においては、受電コイル65の幅を外周コイル11dの幅よりも大きくすることで、受電装置200の載置位置にずれが生じた場合であっても、結合度の低下が抑制され、電力の送電効率の低減を抑制することができる。
また本実施の形態1においては、受電コイル65と受電側共振コンデンサ67とが形成する共振回路は、共振周波数が、インバータ回路123の駆動周波数の範囲内に含まれるように構成されている。
このため、外周コイル11dから受電コイル65へ効率良く電力を伝送することができる。
また、受電コイル65と受電側共振コンデンサ67とは共振回路を形成しているため、受電コイル65と対向する外周コイル11dの駆動回路50dの駆動周波数を可変することにより電力制御をすることができる。
これにより、上面ヒータ61の細かい火力制御が可能となり、焼き目の付き加減を変えたり、より美味しく調理することが可能となる。なお、火力を強、中、弱などの数段階に変えられるようにして、それに対応する数段階に駆動周波数を可変しても良い。
ここで、近接した複数のコイルを同時に駆動すると、お互いの駆動周波数の差分に相当する干渉音が発生する場合がある。
このような干渉音を抑制するため、制御部45は、外周コイル11dの駆動回路50dの駆動周波数を、内周コイル11aの駆動回路50aの駆動周波数よりも可聴周波数以上(略20kHz以上)高くするようにしても良い。 例えば、外周コイル11dの駆動回路50dを予め設定した範囲内で可変する場合、外周コイル11dの駆動回路50dの下限の駆動周波数が、内周コイル11aの駆動回路50aの上限の駆動周波数よりも20kHz高く設定する。
これにより、近接する内周コイル11aと外周コイル11dを同時に駆動した場合に生じる干渉音の発生を抑制することができる。
なお、制御部45は、磁性体60aを誘導加熱させる電力を、受電コイル65へ送電する電力よりも大きくするように、駆動回路50a、50dを制御しても良い。
これにより、被調理物70に焼き目をつける上面からの加熱よりも、下面からの加熱の電力を大きくすることができ、調理時間の短縮をはかることができる。
なお、本実施の形態1においては、誘導加熱調理器100の天板4の上に受電装置200を載置する場合について説明したが、鍋などの被加熱物5を載置して内周コイル11aおよび外周コイル11dを誘導加熱コイルとして使用することで、加熱口の全面を誘導加熱することもできる。このように加熱口の全面を誘導加熱することで、誘導加熱部の面積を増やすことが可能であり、大きな鍋を使用した場合でも十分な加熱を実現できる誘導加熱調理器を得ることができる。
更に、鍋などの被加熱物5を載置して誘導加熱する場合、内周コイル11aと外周コイル11dの投入電力を個別制御することが可能である。このため、内周コイル11aと外周コイル11dへの通電を順次切り替えて、誘導加熱部位を切り替えることができる。このような制御により、煮物調理時に対流煮込みを実現することができ、美味しく調理することが可能な誘導加熱調理器を得ることができる。
なお、本実施の形態1においては、誘導加熱調理器100と受電装置200とを備えた加熱調理システムについて説明したが、本発明はこれに限らず、受電装置200の各構成の全てを誘導加熱調理器100が備え、受電装置200を省略しても良い。また、受電装置200の構成の一部を誘導加熱調理器100が備えても良い。
(変形例1)
図8は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の受電装置の別の回路構成を示す図である。
図8に示すように、この変形例1における受電側共振コンデンサ67は、受電コイル65に直列接続されている。なお、その他の構成は、上述した図7に示した構成と同じである。
このように、受電コイル65と受電側共振コンデンサ67とにより共振回路を構成するため、外周コイル11dと受電コイル65間にギャップやずれが若干あっても上面ヒータ61への電力伝送をしやすくすることができる。
また、受電コイル65と受電側共振コンデンサ67とが形成する直列共振回路の共振周波数が、インバータ回路123の駆動周波数の範囲内に含まれるように構成することで、外周コイル11dから受電コイル65へ効率良く電力を伝送することができる。
ここで、受電コイル65と受電側共振コンデンサ67とが並列接続の場合と直列接続の場合との特性を比較する。
図9は、受電側の共振回路の接続方式による特性を説明する図である。
図9(a)は、受電側が並列共振回路である場合の等価回路を示し、図9(b)は、受電側が直列共振回路である場合の等価回路を示している。また、図9(a)、図9(b)において、ωはインバータの角周波数、C1は送電側共振コンデンサ24dの静電容量、L1は外周コイル11dのインダクタンス、C2は受電側共振コンデンサ67の静電容量、L2は受電コイル65のインダクタンス、Rrは上面ヒータ61の抵抗、Rinvは送電側からみた抵抗である。
受電装置200の上面ヒータ61において所望の発熱量(電力)を得るためには、送電側において所望の電力を供給する必要がある。送電側のインバータ回路の出力電流をIinvとすると、送信側の電力は、Iinv^2×Rinvとなる。すなわち、送電側からみた抵抗Rinvが大きいと出力電流Iinvが少なくて良く、インバータ回路を効率良く駆動できる。
図9(a)において、角周波数ωに共振回路の角周波数を合わせた場合は、送電側からみた抵抗Rinvは、以下となる。
Rinv=(Lm/L2)^2×Rr
一方、図9(b)において、角周波数ωに共振回路の角周波数を合わせた場合は、送電側からみた抵抗Rinvは、以下となる。
Rinv=(ω×Lm)^2/Rr
ここで、相互インダクタンスLm:k×sqr(L1×L2),k:結合係数である。
すなわち、受電側が並列共振回路である場合の効率と、直列共振回路である場合の効率は、受電コイル65のインダクタンスL2、相互インダクタンスLm、上面ヒータ61の抵抗Rr、角周波数ωの各パラメータによってその優劣が変わることになる。
(変形例2)
次に、駆動回路50の別の構成例について説明する。
図10は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の別の駆動回路を示す図である。
図10に示す駆動回路50aは、図6のインバータ回路23に対して、スイッチング素子としてのIGBT232a、232bと、フライホイールダイオードとしてダイオード232c、232dが追加接続された、フルブリッジ型のインバータで構成されている。なお、その他の構成は図6と同様であり、同一部分には同一の符号を付する。
制御部45は、インバータ回路23の各スイッチング素子(IGBT231a、231b、232a、232b)を駆動する駆動信号を出力し、上述した動作と同様に、内周コイル11aへ入力される電力が、加熱動作において設定された電力となるように制御する。このような構成においても、同様の効果を得ることができる。
なお、図10の例では、内周コイル11aを駆動する駆動回路50aの例を示したが、これに限らず、外周コイル11dを駆動する駆動回路50dにも適用することができる。
(変形例3)
更に、駆動回路50の別の構成例について説明する。
図11は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の別の駆動回路を示す図である。
図11に示す例では、上述した内周コイル11aを駆動する駆動回路50aと、外周コイル11dを駆動する駆動回路50dとを一つのフルブリッジ型のインバータ回路で構成し、且つ、フルブリッジを構成するアームの一つを共通アームとする構成である。なお、受電装置200の構成は上述した構成と同じである。
図11に示すように、駆動回路50a、50dは、図10と同様にフルブリッジ型のインバータで構成されている。2つのIBGT234aと234bからなるアームを共通アームとして使用し、IGBT233a、233bと共通アームで内周コイル11aを駆動制御し、IGBT235a、235bと共通アームで外周コイル11d(送電コイル)を駆動制御する構成である。
このような構成においても、内周コイル11aと外周コイル11dをそれぞれ駆動制御することができ、上述した効果と同様の効果を得ることができる。さらに、内周コイル11aと外周コイル11dとを同一周波数で駆動できるため、磁気的な騒音の発生を防止することができる。
なお、内周コイル11a用と外周コイル11d用に2つのフルブリッジインバータ回路を設けたものであっても良いことは言うまでもない。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、外周コイル11dが内周コイル11aに同心円状に配置された場合を示したが、外周コイル11dを複数に分割しても良い。
図12は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段を示す図である。
図12において、第1の加熱手段11は、中央に配置された内周コイル11aと、内周コイル11aの周囲に配置された外周コイル11b、11cとで構成されている。第1の加熱手段11の外周は、第1の加熱口1に対応した略円形状である。
内周コイル11aは、略同心円状に配置された内周内コイル111aと内周外コイル112aとから構成されている。内周内コイル111a及び内周外コイル112aは、円形の平面形状を有し、絶縁被膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線が円周方向に巻回されることにより構成されている。内周内コイル111a及び内周外コイル112aは、直列に接続されて一つの駆動回路50aにより駆動制御される。なお、内周内コイル111a及び内周外コイル112aを並列接続しても良く、また、それぞれ独立した駆動回路(インバータ回路)を用いて駆動しても良い。
外周コイル11bは、外周左コイル111bと外周右コイル112bとから構成されている。外周コイル11cは、外周上コイル111cと外周下コイル112cとから構成されている。外周左コイル111b、外周右コイル112b、外周上コイル111c、及び外周下コイル112c(以下「各外周コイル」とも言う)は、直列に接続されて一つの駆動回路50dにより駆動制御される。
なお、本実施の形態2では各外周コイルが直列に接続されて一つの駆動回路50dにより駆動制御されるものとして説明するが、本発明はこれに限らず、2組の外周コイルまたは各外周コイルを独立して駆動制御する構成であっても良い。
外周左コイル111b、外周右コイル112b、外周上コイル111c、及び外周下コイル112cは、内周コイル11aの円形の外形にほぼ沿うようにして、内周コイル11aの周辺に配置されている。
4つの各外周コイルは、略1/4円弧状(バナナ状または胡瓜状)の平面形状を有しており、絶縁皮膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線を各外周コイルの1/4円弧状の形状に沿って巻きつけることで構成される。すなわち、各外周コイルは、内周コイル11aに隣接する1/4円弧状領域において、内周コイル11aの円形の平面形状に実質的に沿って延びるように構成されている。なお、各外周コイルの数は4つに限定されるものではない。また、各外周コイルの形状もこれに限るものではなく、例えば円形の外周コイルを複数用いた構成でも良い。
図13は実施の形態2に係る熱調理システムの受電装置の構成を模式的に示す上面図である。
図13において、上記実施の形態1と同様に、受電装置200には、例えば円形の調理台60bの下方に、磁性体60aと受電コイル65とが配置されている。
受電コイル65は、誘導加熱調理器100の外周コイル11b、11cに対応して、磁性体60aの周辺に4つ設けられている。即ち、外周左コイル111bに対応して受電コイル651bが設けられ、外周右コイル112bに対応して受電コイル652bが設けられ、外周上コイル111cに対応して受電コイル651cが設けられ、及び外周下コイル112cに対応して受電コイル651cが設けられている。
これら4つの受電コイル651b、652b、651c、652c(以下「各受電コイル」とも言う)は、誘導加熱調理器100の外周コイル11b、11cの形状とほぼ同一の形状を有している。即ち、4つの各受電コイルは、略1/4円弧状(バナナ状または胡瓜状)の平面形状を有しており、絶縁皮膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線を受電コイルの1/4円弧状の形状に沿って巻きつけることで構成される。
このような構成により、実施の形態1と同様に、内周コイル11aは受電装置200の磁性体60aを加熱するための誘導加熱コイルとして使用され、また外周コイル11b、11cは受電装置200の上面ヒータ61に電力を供給するための送電コイルとして用いられる。すなわち、誘導加熱調理器100に受電装置200を載置した状態を上面視した場合に、受電装置200の磁性体60aは誘導加熱調理器100の内周コイル11aと重なるように配置されるが、外周コイル11b、11cには重ならない形状である。
同様に受電装置200の受電コイルは誘導加熱調理器100の内周コイル11aとは重ならず、外周コイル11b、11cのみに重なるように配置することが望ましい。
なお4つの受電コイル651b、652b、651c、652cは、内周と外周との間である幅が、対応する外周コイルの幅よりも大きく形成することが望ましい。すなわち、各受電コイルの幅を対応する各外周コイルの幅よりも大きくすることで、受電装置200の載置位置にずれが生じた場合であっても、受電コイルと外周コイルとが上下方向において重なるように配置され、電力の送電効率の低減を抑制することができる。
なお、各受電コイルの数はこれに限定されず、少なくとも1つであれば良い。また、1つの外周コイルに対して複数の受電コイルを設ける構成であっても良い。
図14は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の駆動回路と受電装置の回路構成を示す図である。
図14では外周コイル11dを駆動する駆動回路50dと受電装置200の回路構成について図示する。
なお、図14において、駆動回路50dの基本構成は実施の形態1と同じ構成であるため、同じ構成には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図14に示すように、外周左コイル111b、外周右コイル112b、外周上コイル111c、及び外周下コイル112cは、すべて直列に接続されている。
また、受電装置200には、外周左コイル111b、外周右コイル112b、外周上コイル111c、及び外周下コイル112cのそれぞれに対向して、4つの受電コイル651b、652b、651c、652cが設けられている。4つの受電コイル651b、652b、651c、652cは、互いに並列接続されている。また、4つの受電コイル651b、652b、651c、652cは、受電側共振コンデンサ67及び上面ヒータ61とそれぞれ並列接続されている。
このような構成により、送電側から見た抵抗Rinvが大きくなり、回路電流を小さくできる。このため、上面ヒータ61に電力を効率良く伝送できる。
なお、各外周コイルをすべて直列接続したものについて示したが、各外周コイルのうち2つを1組として直列接続し、対向する受電コイル2つを1組として並列接続して、それぞれに共振コンデンサと接続して上面ヒータ61と接続して、2組の駆動回路で駆動したものであっても良い。
(変形例1)
図15は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の駆動回路の別の回路構成を示す図である。
図15に示すように、この変形例1における外周左コイル111b、外周右コイル112b、外周上コイル111c、及び外周下コイル112cは、すべて並列に接続されている。なお、その他の構成は、上述した図14に示した構成と同じである。
これにより、各外周コイルの合成インダクタンスを小さくできるため、例えば、各外周コイルの巻き数が多い場合に適した構成とすることができ、効率よく電力を伝送することができる。
なお、上記の説明では、受電装置200の各受電コイルがそれぞれ並列に接続した場合を説明したが、本発明はこれに限らず、各受電コイルをすべて直列に接続しても良い。
(変形例2)
上記の説明では、外周左コイル111b、外周右コイル112b、外周上コイル111c、及び外周下コイル112cが、すべて直列に接続されて一つの駆動回路50dにより駆動制御される場合を示したが、本発明はこれに限定されず、複数の駆動回路を用いても良い。例えば、外周コイル11bを構成する外周左コイル111bと外周右コイル112bを、一つの駆動回路50bにより駆動制御し、外周コイル11cを構成する外周上コイル111cと外周下コイル112cを、一つの駆動回路50cにより駆動制御する構成でも良い。
さらに、各受電コイルのそれぞれに、受電側共振コンデンサ67を並列接続し、複数の共振回路を形成しても良い。
図16は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の駆動回路及び受電装置の別の回路構成を示す図である。
図16に示すように、外周コイル11cを構成する外周上コイル111cと外周下コイル112cは、直列に接続され、駆動回路50cにより駆動制御される。
また、受電コイル651cと受電コイル652cは、互いに並列に接続されている。また、受電コイル651cには受電側共振コンデンサ67aが並列接続され、受電コイル652cには受電側共振コンデンサ67bが並列接続されている。
すなわち、受電コイル651cと受電側共振コンデンサ67aとにより並列共振回路が形成され、受電コイル652cと受電側共振コンデンサ67bとにより並列共振回路が形成されている。
さらに、受電コイル651cと受電側共振コンデンサ67aの並列共振回路は、共振周波数が、インバータ回路123の駆動周波数の範囲内に含まれるように構成されている。
また、受電コイル652cと受電側共振コンデンサ67bの並列共振回路は、共振周波数が、インバータ回路123の駆動周波数の範囲内に含まれるように構成されている。
このような構成により、各受電コイルのインダクタンスが相違する場合であっても、受電側共振コンデンサ67a、67bの静電容量の設定によって共振周波数をインバータ回路の駆動周波数の範囲内にすることが可能となる。よって、外周コイルから受電コイルへ効率良く電力を伝送することができる。
ここで、誘導加熱調理器100の各外周コイルの接続方式と、受電装置200の各受電コイルの接続方式による特性を説明する。
図17は、各外周コイルの接続方式と、受電装置200の各受電コイルの接続方式のパターンを示す図である。
図17(a)は、送電側及び受電側が共に直列接続である場合を示し、図17(b)は、送電側が直列接続、受電側が並列接続である場合を示し、図17(c)は、送電側が並列接続、受電側が直列接続である場合を示し、図17(d)は、送電側及び受電側が共に並列接続である場合を示している。なお、L1〜L4は、送電側および受電側の各コイルのインダクタンスを等価的に示したものである。
図17(a)〜(d)に示すように、各外周コイルの接続方式と、受電装置200の各受電コイルの接続方式との組み合わせは4つのパターンがある。
図18は、送電側が直列接続、受電側が並列接続で、2回路ある場合の等価回路を示す図である。
図18に示すように、送電側が直列接続、受電側が並列接続である場合(図17(b)のパターン)においては、インバータの駆動周波数が共振回路の共振周波数と同じ場合において、送電側から見た抵抗Rinvは下記のようになる。なお、C1〜C4は、送電側および受電側の各共振コンデンサの静電容量を等価的に示し、RL1、RL2は、上面ヒータ61の抵抗値を等価的に示したものである。
Rinv1=(L1/L2)×k1^2×RL1
Rinv2=(L3/L4)×k2^2×RL2
Rinv =Rinv1×Rinv2/(Rinv1+Rinv2)
すなわち、Rinv1とRinv2は、ほぼ同じ抵抗値となるためRinvはRinv1又はRinv2の半分になる。
図17に示した他の接続パターンについても同様に考えると、各接続方式におけるRinvは、例えば図19に示すようになる。
なお、図19に示す数値例は一例である。また、図19において、Rinvの欄に括弧書きで示す電流値はインバータ回路の出力が1500Wの場合の共通アームに流れる電流値を示している。
図19に示す例では、コイル接続方法(送電−受電)が、No.2シリーズ−パラレルの場合、送電側からみた抵抗Rinvが大きくなり、出力電流Iinvが少なくて良く、インバータ回路を効率良く駆動できる。
但し、図19に示した数値は一例であり、外周コイル11b、11cのインダクタンスL1、L2、相互インダクタンスLm、上面ヒータ61の抵抗Rr、角周波数ωの各パラメータによってその優劣が変わることになる。
実施の形態3.
図20、図21は、実施の形態3に係る加熱調理システムの受電装置の構成を示すブロック図である。
図22は、実施の形態3に係る加熱調理システムの受電装置の構成を模式的に示す上面図である。
図20、図21においては、誘導加熱調理器100の天板4の上に受電装置200が載置されている状態を示している。また、図20では、誘導加熱調理器100及び受電装置200を前面側から見た縦断面を模式的に示している。また、図21では、誘導加熱調理器100及び受電装置200を側面側から見た縦断面を模式的に示している。
以下の説明において、上記実施の形態1、2との相違点を中心に説明する。
図20〜図22に示すように、本実施の形態3における磁性体60aおよび調理台60bは、上面視において長方形状に形成されている。磁性体60aおよび調理台60bは、長辺の長さが、例えば加熱口の幅以上の長さに形成され、短辺の長さが、内周コイル11aの幅(外径)とほぼ同等の長さに形成されている。
例えば、磁性体60aおよび調理台60bの長辺を左右方向に向くように天板4に載置した場合、図20、図21に示すように、磁性体60aおよび調理台60bの左側の端部が、誘導加熱調理器100の外周左コイル111bの端部よりも外側に配置され、右側の端部が、誘導加熱調理器100の外周右コイル112bよりも外側に配置される。また、磁性体60aおよび調理台60bは、前後方向の幅が、内周コイル11aの幅とほぼ同等となる。つまり、磁性体60aおよび調理台60bは、外周上コイル111c、外周下コイル112cに重ならない形状である。
本実施の形態3における受電コイル65は、例えば、磁性体60aおよび調理台60bの両側の長辺を挟むように配置されている。この受電コイル65は、誘導加熱調理器100の外周上コイル111c、外周下コイル112cに対応して2つ設けられている。2つの受電コイル65は、略1/4円弧状(バナナ状または胡瓜状)の平面形状を有しており、絶縁皮膜された任意の金属(例えば銅、アルミなど)からなる導電線を受電コイル65の1/4円弧状の形状に沿って巻きつけることで構成される。
図23は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器の第1の加熱手段を示す図である。
図23において、第1の加熱手段11の構成は、上記実施の形態2と同様であるが、制御部45における駆動制御が異なる。
即ち、制御部45は、誘導加熱させる火力に応じて、内周コイル11aを駆動する駆動回路50aと、外周コイル11b(外周左コイル111b、外周右コイル112b)を駆動する駆動回路50bとを制御して、高周波電力を供給する加熱動作を行う。これにより、受電装置200の調理台60bの下面に配置された磁性体60aが誘導加熱される。そして、誘導加熱による磁性体60aの発熱は非磁性の調理台60bに熱伝達され、調理台60bの上面に置かれた被調理物70を下面から直接加熱する。
同時に、制御部45は、受電コイル65へ送電する電力に応じて駆動回路50cを制御して、外周コイル11c(外周上コイル111c、外周下コイル112c)に高周波電力を供給する電力伝送動作を行う。これにより、外周コイル11cから供給された高周波電力は、受電装置200の下面に配置された受電コイル65により受電される。受電された電力は、上面ヒータ61へ供給され、上面ヒータ61は発熱する。そして、上面ヒータ61は、調理台60bの上面に置かれた被調理物70を上面から熱輻射により加熱する。
以上のように本実施の形態3においては、上記実施の形態1、2と比較して、磁性体60aおよび調理台60bの幅を長くし、磁性体60aを内周コイル11aおよび外周コイル11bによって誘導加熱する。このため、誘導加熱による下面加熱の面積を増やすことで下面から適当な焦げ目などを生成することができる。例えば、被調理物70が魚などの長い形状の場合であっても、調理台60bに被調理物70を載置することができ、下面加熱によって魚などの被調理物70を美味しく調理することが可能となる。
なお、ここでは受電装置200の上面ヒータ61に電力供給するための送電コイルは、外周上コイル111cおよび外周下コイル112cであり、図4と比較すると受電コイル65へ電力を供給するコイルの数が少なくなる。このため、上面ヒータ61への供送電力が低下しないよう、外周上コイル111cおよび外周下コイル112cへの電力を増加させる。これにより、調理時間を損なうことなく、短時間で美味しく調理できる受電装置200を得ることができる。
また、駆動機構を適用すれば、上面ヒータ61を被調理物70に近づけることで、調理時間を損なうことなく、短時間で美味しく調理できる受電装置200を得ることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、誘導加熱調理器100のコイルの上方に、受電装置200の磁性体60a又は受電コイル65の何れかが載置されているか否かを検出し、その検出結果に応じて、加熱動作と電力伝送動作とを切り換える動作について説明する。
なお、本実施の形態4における誘導加熱調理器100の構成は、上記実施の形態1と同様であり、受電装置200の構成は、上記実施の形態1〜3の何れかと同様である。
使用者により加熱口に受電装置200が載置され、加熱開始(火力投入)の指示が表示操作部43に行われると、制御部45(負荷判定部)は負荷判定処理を行う。
なお、本実施の形態4における制御部45は、本発明の「負荷判定部」の機能を含んでいる。
図24は、実施の形態4に係る誘導加熱調理器におけるコイル電流と入力電流の関係に基づく負荷判別特性図である。
図24に示すように、誘導加熱調理器100のコイル(内周コイル11a、外周コイル11b、11c)の上方に載置される負荷の材質によって、コイル電流と入力電流の関係が異なる。制御部45は、図24に示すコイル電流と入力電流との関係をテーブル化した負荷判定テーブルを予め内部に記憶している。負荷判定テーブルを内部に記憶することで安価な構成で負荷判定部を構成することができる。
負荷判定処理において、制御部45は、駆動回路50a〜50cのそれぞれについて、負荷判定用の特定の駆動信号でインバータ回路23を駆動し、入力電流検出手段25aの出力信号から入力電流を検出する。また同時に制御部45は、コイル電流検出手段25bの出力信号からコイル電流を検出する。制御部45は検出したコイル電流および入力電流と、図24の関係を表した負荷判定テーブルから、コイルの上方に載置された負荷の材質を判定する。
制御部45は、負荷判定結果が、磁性材料であった場合、当該コイルの上方には受電装置200の磁性体60aが載置されていると判定する。また、負荷判定結果が磁性材料以外の材質である場合、当該コイルの上方には受電コイル65が載置されている判定する。また、負荷判定結果が無負荷の場合、磁性体60aおよび受電コイル65の何れも載置されていないと判定する。
次に、制御部45は、内周コイル11a、外周コイル11b、11cのうち、上方に磁性体60aが載置されていると判定したコイルを駆動する駆動回路50を制御して、誘導加熱させる火力に応じた高周波電力を供給する加熱動作を行う。
同時に制御部45は、内周コイル11a、外周コイル11b、11cのうち、上方に受電コイル65が載置されていると判定したコイルを駆動する駆動回路50を制御して、受電コイル65へ送電する電力に応じた高周波電力を供給する電力伝送動作を行う。
なお、制御部45は、無負荷であると判定したコイルを駆動する駆動回路50の動作を停止させる。
以降の動作は上記実施の形態1と同様である。
以上のように本実施の形態4においては、コイルの上方に、磁性体60a又は受電コイル65の何れかが載置されているか否かを検出し、その検出結果に応じて当該コイルによる加熱動作又は電力伝送動作を行う。このため、受電装置200における磁性体60aおよび受電コイル65の構成、配置に応じた動作を自動で行うことができる。
なお、上記の説明では、入力電流とコイル電流との相関に基づいて、負荷判定を行う場合を説明したが、本発明はこれに限らず、任意の負荷判定処理を用いることができる。例えば、コイルに供給する高周波電流の周波数を連続的に変化させ、その際の入力電流の変化特性に基づき、負荷判定を行うようにしても良い。
実施の形態5.
図25は、実施の形態5に係る誘導加熱調理器の概略構成を示す斜視図である。
図25に示すように、本実施の形態5に係る誘導加熱調理器100は、天板4の下方には、比較的小型の複数のコイル120がほぼ均一的に分散配置されている。
複数のコイル120は、それぞれ駆動回路50によって個別に駆動される。なお、コイル120を駆動する駆動回路50の構成は、例えば上記実施の形態1の駆動回路50aの構成と同様である。
また、本実施の形態5における制御部45は、複数のコイル120のそれぞれについて、上方に載置されている負荷の負荷判定を行う。なお、負荷判定処理は上記実施の形態4と同様である。
なお、本実施の形態5においては、天板4上に加熱口の表示を設けない構成としても良い。なお、コイル120の個数は任意の個数で良い。また、コイル120のレイアウトについては、これに限らず、ハニカム状に配置しても良いし、大型のコイル120と小型のコイル120とを混在させて配置しても良い。
(動作)
使用者により天板4の任意の位置に受電装置200が載置され、加熱開始(火力投入)の指示が表示操作部43に行われると、制御部45(負荷判定部)は負荷判定処理を行う。
制御部45は、上記実施の形態4と同様の動作により、複数のコイル120のそれぞれについて、上方に載置された負荷の材質を判定する負荷判定処理を行う。
制御部45は、負荷判定結果が、磁性材料であった場合、当該コイル120の上方には受電装置200の磁性体60aが載置されていると判定する。また、負荷判定結果が磁性材料以外の材質である場合、当該コイル120の上方には受電コイル65が載置されていると判定する。また、負荷判定結果が無負荷の場合、磁性体60aおよび受電コイル65の何れも載置されていないと判定する。
次に、制御部45は、複数のコイル120のうち、上方に磁性体60aが載置されていると判定したコイル120を駆動する駆動回路50を制御して、誘導加熱させる火力に応じた高周波電力を供給する加熱動作を行う。
同時に制御部45は、複数のコイル120のうち、上方に受電コイル65が載置されていると判定したコイル120を駆動する駆動回路50を制御して、受電コイル65へ送電する電力に応じた高周波電力を供給する電力伝送動作を行う。
なお、制御部45は、無負荷であると判定したコイル120を駆動する駆動回路50の動作を停止させる。
以降の動作は上記実施の形態1と同様である。
以上のように本実施の形態5においては、天板4の下方にほぼ均一に分散配置された複数のコイル120を備える。そして、制御部45は、複数のコイル120のそれぞれについて、上方に磁性体60a又は受電コイル65の何れかが載置されているか否かを検出する。そして、制御部45は、その検出結果に応じてコイル120による加熱動作又は電力伝送動作を行う。このため、受電装置200における磁性体60aおよび受電コイル65の構成、配置に応じた動作を自動で行うことができる。
また、受電装置200を天板4の任意の位置に配置することができ、利便性を向上することができる。
1 第1の加熱口、2 第2の加熱口、3 第3の加熱口、4 天板、5 被加熱物、11 第1の加熱手段、11a 内周コイル、11b 外周コイル、11c 外周コイル、11d 外周コイル、12 第2の加熱手段、13 第3の加熱手段、21 交流電源、22 直流電源回路、22a ダイオードブリッジ、22b リアクタ、22c 平滑コンデンサ、23 インバータ回路、23a IGBT、23b IGBT、23c ダイオード、23d ダイオード、24a 共振コンデンサ、24d 送電側共振コンデンサ、25a 入力電流検出手段、25b コイル電流検出手段、25d コイル電流検出手段、30a 一次送受信部、30b 二次送受信部、40a 操作部、40b 操作部、40c 操作部、41a 表示部、41b 表示部、41c 表示部、42 報知手段、43 表示操作部、45 制御部、50a 駆動回路、50b 駆動回路、50c 駆動回路、50d 駆動回路、60a 磁性体、60b 調理台、61 上面ヒータ、61a 配線、62 温度センサ、65 受電コイル、67 受電側共振コンデンサ、67a 受電側共振コンデンサ、67b 受電側共振コンデンサ、70 被調理物、100 誘導加熱調理器、111a 内周内コイル、111b 外周左コイル、111c 外周上コイル、111d 外周内コイル、112a 内周外コイル、112b 外周右コイル、112c 外周下コイル、112d 外周外コイル、120 コイル、123 インバータ回路、123c ダイオード、123d ダイオード、200 受電装置、210 加熱室、231a IGBT、231b IGBT、232a IGBT、232b IGBT、233a IGBT、233b IGBT、234a IGBT、234b IGBT、235a IGBT、235b IGBT、232c ダイオード、232d ダイオード、651b 受電コイル、651c 受電コイル、652b 受電コイル、652c 受電コイル。

Claims (25)

  1. 第1高周波電流が供給されることによって第1高周波磁場を発生する第1コイルと、
    前記第1コイルに前記第1高周波電流を供給する第1インバータ回路と、
    第2高周波電流が供給されることによって第2高周波磁場を発生する第2コイルと、
    前記第1インバータ回路とは別に設けられ、前記第2コイルに前記第2高周波電流を供給する第2インバータ回路と、
    を有する誘導加熱調理器と、
    前記誘導加熱調理器と着脱可能に支持され、
    前記第1コイルの前記第1高周波磁場内に配置されると、前記第1コイルによって誘導加熱される第1発熱体と、
    前記第2コイルの前記第2高周波磁場内に配置されると、前記第2コイルから電力を受電する受電コイルと、
    前記受電コイルと共に共振回路を形成する受電側共振コンデンサと、
    前記受電コイルが受電した電力によって発熱する第2発熱体と、
    を有する受電装置と、
    を備えた加熱調理システム。
  2. 前記受電側共振コンデンサは、前記受電コイルと電気的に並列に接続されている
    請求項1に記載の加熱調理システム。
  3. 前記受電側共振コンデンサは、前記受電コイルと電気的に直列に接続されている
    請求項1に記載の加熱調理システム。
  4. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第2コイルと共に共振回路を形成する送電側共振コンデンサを有する
    請求項1〜3の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  5. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第2コイルを複数有し、
    複数の前記第2コイルは、電気的に直列に接続されている
    請求項1〜4の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  6. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第2コイルを複数有し、
    複数の前記第2コイルは、電気的に並列に接続されている
    請求項1〜4の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  7. 前記受電装置は、
    前記受電コイルを複数有し、
    複数の前記受電コイルは、電気的に直列に接続されている
    請求項1〜6の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  8. 前記受電装置は、
    前記受電コイルを複数有し、
    複数の前記受電コイルは、電気的に並列に接続されている
    請求項1〜6の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  9. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第2インバータ回路の駆動周波数が、予め定められた範囲内に設定され、
    前記受電装置は、
    複数の前記受電コイルの数に対応して、前記受電側共振コンデンサを複数有し、
    複数の前記受電側共振コンデンサは、それぞれ、前記受電コイルと電気的に並列に接続されて、複数の共振回路を形成し、
    複数の前記共振回路の共振周波数が、それぞれ前記範囲に含まれる
    請求項7又は8に記載の加熱調理システム。
  10. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第2インバータ回路の駆動周波数が、予め定められた範囲内に設定され、
    前記受電装置は、
    前記受電コイルと前記受電側共振コンデンサとが形成する共振回路の共振周波数が、前記範囲に含まれる
    請求項1〜8の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  11. 前記受電コイルの幅は、前記第2コイルの幅よりも大きい
    請求項1〜10の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  12. 前記誘導加熱調理器は、
    前記第1発熱体を誘導加熱させる電力に応じて、前記第1インバータ回路の駆動を制御し、前記受電コイルへ送電する電力に応じて、前記第2インバータ回路の駆動を制御する制御装置を備えた
    請求項1〜11の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  13. 前記制御装置は、
    前記第1発熱体を誘導加熱させる電力を、前記受電コイルへ送電する電力よりも大きくする
    請求項12に記載の加熱調理システム。
  14. 前記制御装置は、
    前記受電コイルへ送電する電力と、前記第1発熱体を誘導加熱させる電力との合計値を、予め定められた電力以下にする
    請求項12又は13に記載の加熱調理システム。
  15. 前記制御装置は、
    前記第2インバータ回路の駆動周波数を制御して、前記受電コイルへ送電する電力を制御する
    請求項12〜14の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  16. 前記制御装置は、
    前記第2インバータ回路の駆動周波数を、前記第1インバータ回路の駆動周波数よりも可聴周波数以上高くする
    請求項15に記載の加熱調理システム。
  17. 前記誘導加熱調理器は、
    前記受電装置が載置される天板と、
    前記天板の下方に複数設けられたコイルと、
    複数の前記コイルの上方に、前記第1発熱体又は前記受電コイルの何れかが載置されているか否かを検出する負荷判定部と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    複数の前記コイルのうち、上方に前記第1発熱体の載置状態が検知された前記コイルを前記第1コイルとして機能させて、前記第1発熱体を誘導加熱させ、
    複数の前記コイルのうち、上方に前記受電コイルの載置状態が検知された前記コイルを前記第2コイルとして機能させて、前記受電コイルに電力を送電させる
    請求項12〜16の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  18. 前記天板は、被加熱物の載置位置を示す加熱口が形成され、
    前記コイルは、一つの前記加熱口に対して複数設けられた
    請求項17に記載の加熱調理システム。
  19. 複数の前記コイルは、
    前記加熱口の中央に配置された内周コイルと、
    前記内周コイルの周辺に配置された外周コイルとによって構成された
    請求項18に記載の加熱調理システム。
  20. 複数の前記コイルは、それぞれ径が異なり、同心円状に配置された
    請求項17に記載の加熱調理システム。
  21. 複数の前記コイルは、
    前記天板の下方に均一に分散配置された
    請求項17に記載の加熱調理システム。
  22. 前記第1インバータ回路及び前記第2インバータ回路の少なくとも一方は、スイッチング素子が、ワイドバンドギャップ半導体材料により形成されている
    請求項1〜21の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  23. 前記受電装置は、被加熱物が載置される調理台を備え、
    前記第1発熱体は、前記受電装置の底面に配置され、
    前記調理台は、前記第1発熱体に接触して配置され、
    前記第2発熱体は、前記調理台の上方に配置された
    請求項1〜22の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  24. 誘導加熱調理器が発生する高周波磁場内に配置される受電装置であって、
    被加熱物が収納される加熱室と、
    前記被加熱物が載置される調理台と、
    前記加熱室の底面に前記調理台と接触して配置され、前記高周波磁場によって誘導加熱される第1発熱体と、
    前記高周波磁場内に配置され、電磁誘導により電力を受電する受電コイルと、
    前記受電コイルと共に共振回路を形成する受電側共振コンデンサと、
    前記調理台の上方に配置され、前記受電コイルが受電した電力によって発熱する第2発熱体と、
    を備えた受電装置。
  25. 第1高周波電流が供給されることによって第1高周波磁場を発生する第1コイルと、
    前記第1コイルに前記第1高周波電流を供給する第1インバータ回路と、
    第2高周波電流が供給されることによって第2高周波磁場を発生する第2コイルと、
    前記第1インバータ回路とは別に設けられ、前記第2コイルに前記第2高周波電流を供給する第2インバータ回路と、
    前記第1インバータ回路の駆動を制御して、前記第1高周波磁場内に配置された第1発熱体を誘導加熱する加熱動作と、前記第2インバータ回路の駆動を制御して、前記第2高周波磁場内に配置された受電コイルに電力を伝送する電力伝送動作とを行う制御装置と、 を備えた誘導加熱調理器。
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