JPH0831369A - ガス供給装置 - Google Patents

ガス供給装置

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JPH0831369A
JPH0831369A JP6161139A JP16113994A JPH0831369A JP H0831369 A JPH0831369 A JP H0831369A JP 6161139 A JP6161139 A JP 6161139A JP 16113994 A JP16113994 A JP 16113994A JP H0831369 A JPH0831369 A JP H0831369A
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JP
Japan
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gas
valve
degassing
ion source
line
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JP6161139A
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Yoshinori Saito
義則 斉藤
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】イオン注入装置において、イオンを発生させる
原料ガスをイオン源3に供給するガス供給ラインAと、
バルブ14、バルブ15の切り換えによって上記ガス供
給ラインAに残留したガスの排出がイオン源3を通さず
に行えるガス抜き専用のガス抜きラインとを設ける。 【効果】残留したガスを取り除くガス抜き専用のガス抜
きラインにイオン源3を含まないように配置することに
より、イオン源チャンバーの状態が高真空、かつ、常温
であるかどうかに関係なくガス抜きが行えるので、ガス
抜きを行なう際の制約が大幅に減少し、ガス供給装置1
が設置されている高電位部の電源がOFFであることを
確認後、すぐにガス抜きを開始することができるので、
ガス抜きがイオン注入装置のダウンタイムに与える影響
を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン注入装置におい
て、イオン源にイオンを発生させる原料ガスを供給する
ためのガス供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置には、半導体ウエハに注
入しようとするイオンを発生させるイオン源に原料ガス
を供給するガス供給装置が設けられている。
【0003】このガス供給装置内のガスボンベの交換作
業等は、イオン源のメンテナンスの際に行われることが
多い。原料ガスは人体に対して有害なので、ガスボンベ
を交換する際には、ガス供給ラインに残留した原料ガス
を取り除く作業(以下、単に“ガス抜き”と呼ぶ)を行
わなければならない。ガス抜きは通常、ガスラインに対
して真空排気を行った後、N2 ガス充填を行う(以
下、”ベントする”と言う)というサイクルを数回繰り
返すことによって行われる。
【0004】ここで、従来のガス供給装置のガス配管系
統図を図5に示す。
【0005】ガス供給装置50は、イオン源51に原料
ガスを供給するためのガスボンベ53およびガス供給ラ
インとしてのメインガスラインA等から構成されてい
る。ここではガス供給ラインを3系統装備したガス供給
装置の構成を示している。
【0006】各メインガスラインAは、レギュレータ
(減圧弁)54を挟んで一次側には原料ガスボンベ5
3、ガスボンベバルブ53a、緊急排気バルブ66及び
緊急遮断バルブ65が配置され、二次側にはバルブ5
9、逆止弁64、シャットバルブ(ストップ弁)55、
マスフローコントローラ(流量調節弁)56が配置され
ている。そして、各メインガスラインAはマスフローコ
ントローラ56の下流側で一つに合流しイオン源バルブ
62を介してイオン源51に接続されている。また、各
メインガスラインAには緊急遮断バルブ65の上流側
で、パージアセンブリーバルブ57と逆止弁63が設け
られたパージガスラインBが接続され、その末端がN2
ガス導入を行うパージバルブ58に接続されている。メ
インガスラインAのシャットバルブ55上流側に接続さ
れるバイパスガスラインCは、バイパスバルブ60を経
由して合流し、リークバルブ61を通過してマスフロー
コントローラ56の下流側でメインガスラインAに接続
されている。
【0007】上記構成を有するイオン注入装置におい
て、ガス供給ラインのガス抜き時における真空排気を開
始するためにはイオン源用真空排気装置を作動させてイ
オン源チャンバーが真空排気可能な状態(高真空)に保
たれていることが必要である。しかも、上記のようにこ
のガス抜きの際の真空排気は数回繰り返されるので、ガ
ス抜きを行っているときはイオン源のメンテナンスは不
可能である。
【0008】通常では、イオン源の電源をOFFした
後、ガス供給ラインのガス抜き、イオン源のメンテナン
スという順に作業は行われる。しかし、イオン源の電源
をOFFした直後は、イオン源チャンバーがかなり高温
(部分的には1000℃近くまで上昇することもある)
になっているため、そこにガスを導入すると、何らかの
化学変化を起こす恐れがあり危険である。そこで、ガス
供給ラインのベントを行う前に、イオン源チャンバーの
温度をほぼ常温(100℃以下)迄冷却しておくことが
必要である。
【0009】また、イオン源構成部品の変形や表面の酸
化等を避けるため極度の急冷はしないほうが良いので、
通常、イオン源チャンバーの冷却時間として30分〜1
時間程度を必要とする。そして、イオン源チャンバーが
真空排気可能な高真空、かつ常温になっていることを確
認した後、ガス抜きの真空排気を開始する。ガス抜き終
了後にガスボンベを取り外し、イオン源をベントしてイ
オン源のメンテナンスを開始する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ガス抜きとイオン源のメンテナンスとを
行う場合に、ガス抜きの真空排気を行う際の前提として
前述のようにイオン源チャンバーが高真空、かつ、常温
に保たれている必要があるので、イオン源のメンテナン
スを同時に行うことができない。つまり、イオン源の電
源をOFFした後、さらにガス抜きを終わって初めてイ
オン源のメンテナンスをすることができる。その場合、
イオン源のメンテナンスに要する時間に加えて、ガス抜
きの時間分だけ余計に装置のダウンタイムが長くなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るガス供給装置は、イオン注入装置に
おいて、イオン源にイオンを発生させる原料としてのガ
スを供給するガス供給ラインと、バルブの切り換えによ
って上記ガス供給ラインに残留したガスの排出がイオン
源を通さずに行われるように真空排気手段が接続される
ガス抜き専用のガス抜きラインとが設けられていること
を特徴としている。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、真空排気手段として、例
えば、イオン注入装置内の真空排気装置からラインを分
岐させて接続したり、専用の真空排気装置を設けたりす
ることにより、イオン源チャンバーを通さずにガス抜き
時の真空排気が行われるようになる。その結果、イオン
源チャンバーの状態に関係なくガス抜き作業を行うこと
が可能となるので、ガス抜きを行なう際の制約が従来例
と比べ大幅に減少し、ガス抜きが装置のダウンタイムに
与える影響を低減することが可能である。
【0013】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例についてのガス配管系を
図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0014】ガス供給装置1において、ガス供給ライン
としてのメインガスラインAには、レギュレータ6を挟
んで一次側にはガスボンベ5、ガスボンベバルブ5a、
緊急排気バルブ19及び緊急遮断バルブ18が配置さ
れ、二次側にはバルブ11、逆止弁17、シャットバル
ブ7、マスフローコントローラ8が配置されている。そ
して、各メインガスラインAはマスフローコントローラ
8の下流側で一つに合流しイオン源バルブ14を介して
イオン源3に接続されている。
【0015】また、各メインガスラインAにはそれぞれ
緊急遮断バルブ18の上流側でパージアセンブリーバル
ブ9と逆止弁16が設けられたパージガスラインBが接
続され、その末端がN2 ガス導入を行うパージバルブ1
0に接続されている。
【0016】メインガスラインAのシャットバルブ7上
流側に接続されるバイパスガスラインCは、バイパスバ
ルブ12を経由して合流し、リークバルブ13を介して
マスフローコントローラ8の下流側でメインガスライン
Aに接続されている。
【0017】本実施例では上記ガスラインを3系統有し
ており、各メインガスラインAはマスフローコントロー
ラ8下流流側で、各パージガスラインBはパージバルブ
10下流側で、各バイパスガスラインCはリークバルブ
13上流側で3系統が合流している。
【0018】さらに、各メインガスラインAが合流した
あとイオン源バルブ14の上流側で分岐させ、その末端
にはガス抜きバルブ15が設けられている。ガス抜きバ
ルブ15には真空排気手段としてイオン注入装置内にあ
る、例えば、エンドステーション4内のエンドステーシ
ョンチャンバー4aに接続されている真空排気装置2か
ら分岐させた配管が導入ライン部20として接続されて
いる。
【0019】通常の運転時においてはイオン源バルブ1
4を開弁状態、ガス抜きバルブ15を閉弁状態にしてお
く。
【0020】上記構成において原料ガスはメインライン
Aを通る際レギュレータ6によって圧力を調整されてマ
スフローコントローラ8で上記ガスの流量を監視及び制
御されてイオン源6に供給される。
【0021】尚、通常、ガス供給装置1はイオン源3等
とともに高電位部に設置されているのでエンドステーシ
ョン4に接続される導入ライン部20は絶縁配管とする
必要がある。
【0022】上記実施例に対するガス抜き手順について
説明すれば以下の通りである。
【0023】(1)バルブ25、バルブ26およびガス
抜きバルブ15が閉弁された状態で、導入ライン部20
をエンドステーション4内部の図示されないN2 ガス配
管によってベントする。
【0024】(2)エンドステーション4の真空排気装
置2を作動させて上記導入ライン部20の荒引きを行
う。
【0025】(3)上記導入ライン部20のTCゲージ
の真空度が300mTorr程度に達すれば、ガス抜き
バルブ15を開弁し、ガス抜きを行うガスライン系のシ
ャットバルブ7を開弁する。
【0026】(4)バイパスラインのリークバルブ1
3、バルブ12をゆっくり開弁する。
【0027】(5)レギュレータ6下流のバルブ11を
開弁する。
【0028】(6)二次側のガスが抜けるのを確認して
から、レギュレータ6のバルブを徐々に開弁する。レギ
ュレータ6のバルブは最終的に全開にする。
【0029】(7)真空が立ち上がって上記導入ライン
部20の真空度が3×10-6Torr程度になるまで、
パージアセンブリーバルブ9は全閉とし、その他の全て
のバルブを全開の状態にしておく。
【0030】(8)上記導入ライン部20の真空度が3
×10-6Torr程度に達すれば、全てのバルブを閉弁
する。
【0031】(9)パージバルブ10にN2 ガスの配管
をつなぎ込む。
【0032】(10)パージバルブ10及びパージアセ
ンブリバルブ9を開弁してN2 ガスを充填させ、レギュ
レータ6の一次圧が1000〜1500psiになった
後パージアセンブリバルブ9を閉弁する。
【0033】(11)レギュレータ6のバルブを開弁し
て、二次側に20psi程度のN2 ガスを入れ、レギュ
レータ6のバルブを閉弁する。。
【0034】(12)レギュレータ6下流のバルブ11
を開弁して、シャットバルブ7、バイパスラインバルブ
12までガスを充填させる。
【0035】(13)レギュレータ6下流のバルブ11
を閉弁する。
【0036】(14)上記(1)〜(13)を3回行な
った後、(1)〜(8)を行なう。
【0037】(15)パージバルブ10が閉弁されてい
ることを確認後、N2 ガスの配管を取り外す。
【0038】上記実施例では真空排気手段としてエンド
ステーションの真空排気装置を利用しているが、その他
ビームライン部の真空排気装置を用いたり、イオン源の
真空排気装置にイオン源チャンバーをバイパスした配管
を設けて使用しても良い。このようにガス抜き時に用い
るガスライン系にイオン源チャンバーを含まないように
して配管し、ガス供給ラインのガス抜きを行うようにし
たものである。
【0039】エンドステーション4の真空排気装置2を
図2に基づいて簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0040】エンドステーション4においては、エンド
ステーションチャンバー4aと真空排気装置2内の荒引
き用補助ポンプ30とが、バルブ25を介して接続され
ている。このガスライン上にはN2 ガスベント用パージ
バルブ27とTCゲージ35が設けられている。また、
同様に高真空ポンプ31がバルブ26を介して上記チャ
ンバー4aに接続されるとともにその排気側がTCゲー
ジ34、バルブ36を介して補助ポンプに接続されてい
る。さらに、この真空排気装置2をガス供給ラインの真
空排気用として用いるために、補助ポンプ側、高真空ポ
ンプ側からのガスラインがそれぞれバルブ37、バルブ
38を介して導入ライン部20に接続されている。導入
ライン部20にはTCゲージ32、IGゲージ33が配
置され、さらにパージガスバルブ28が分岐して設けら
れている。
【0041】ガス抜き時に、上記真空排気装置2を用い
て導入ライン部20の真空排気及びベントからガス供給
装置1のガス抜きに至る手順について以下に説明する。
【0042】(1)エンドステーション4の真空排気装
置2とエンドステーションチャンバー4aとをバルブ2
5、バルブ26を閉弁して遮断する。
【0043】(2)ガス抜きバルブ15が閉弁されてい
ることを確認し、パージバルブ28を開弁して導入ライ
ン部のベントを行う。
【0044】(3)補助ポンプ30を稼働させて荒引き
を始め所定の圧力になりTCゲージ35がONになるの
を確認して、バルブ38を開弁する。
【0045】(4)所定の圧力に達するとTCゲージ3
2がONになるので、バルブ38を閉弁し、バルブ37
を開弁して高真空ポンプ31を作動させて真空排気を開
始する。
【0046】(5)IGゲージ33が所定の真空度を示
せば導入ライン部20の真空排気は終了し、ガス供給ラ
インのガス抜きを始める。
【0047】本実施例においてはイオン源バルブ14の
前でラインを分岐させてガス抜きバルブ15を設けてお
り、ここに例えば、エンドステーション4の真空排気装
置2を接続してガス抜きを行っている。上記のようにガ
ス供給装置は高電位部に配置されているので、高電位部
の電源がONの状態では感電の恐れがありガス供給装置
のバルブ操作等は不可能である。従って、ガス抜きを行
う際には、高電位部の電源OFF、かつ、イオン源チャ
ンバーの状態が高真空、かつ、常温という条件を満たす
ことが必要であった。
【0048】しかしながら、上記構成とすることでイオ
ン源チャンバーの状態による制約についてはなくなるの
で、高電位部の電源がOFFであることを確認後、直ぐ
にガス抜きを開始することが可能となり、装置のダウン
タイム短縮につながる。
【0049】また、上記真空排気手段以外に、真空排気
装置一式をラック等に設置して移動可能とし、ガス抜き
を行う際にガス供給装置付近に移動させて真空排気を行
ったり、ガス供給装置内に真空排気専用真空ポンプを常
設する等、真空排気装置を別に用意する方法なども考え
られる。
【0050】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
のガス配管系を図3に基づいて説明すれば、以下の通り
である。尚、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示
した構成と同一の機能を有する構成には、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0051】ガス供給装置1は、上記実施例1と同様、
メインガスラインA、パージガスラインB及びバイパス
ガスラインCを有している。そして、メインガスライン
A上には圧力センサ22、23がそれぞれレギュレータ
6の上流側と逆止弁17下流側とに設けられている。さ
らに、バイパスガスラインCがリークバルブ下流側でメ
インガスラインAとは遮断されて直接ガス抜きバルブ1
5に接続されている。ここではバイパスガスラインCが
ガス抜きラインとなっている。また、3系統のうち一つ
をN2 ガスベント用とし、ガスボンベ21とこのライン
系の逆止弁16が逆止弁24とされ方向が変えられてい
る点で異なっている。そして、ガス抜きバルブ15には
ガス供給装置内に常設されたガス抜き専用の真空排気設
備2aが接続されている。
【0052】通常の運転時はイオン源バルブ14を開
弁、ガス抜きバルブ15及び全てのバイパスバルブ12
を閉弁の状態にしておく。
【0053】上記の他の実施例に対するガス抜きについ
て説明すれば以下の通りである。ただし、リークバルブ
13、レギュレータ6のバルブは、ガス抜きが終了する
までガスボンベ5使用時に調整した開度を保ったままに
しておくこととする。
【0054】(1)常設された真空排気装置2aを介し
て導入ライン部20をN2 ガスベントする。
【0055】(2)さらに、上記真空排気装置2aを用
いて上記導入ライン部20の荒引きを開始する。
【0056】(3)上記導入ライン部20のTCゲージ
の真空度が300mTorr程度に達すれば、ガス抜き
バルブ15を開弁する。
【0057】(4)ガス抜きを行なうガスライン系のバ
ルブ12をゆっくり開弁する。
【0058】(5)圧力センサ23により圧力が0ps
iになったのを確認後、レギュレータ6下流のバルブ1
1を開弁する。
【0059】(6)真空が立ち上がって上記導入ライン
部20の真空度が3×10-6Torr程度になるまで、
パージアセンブリーバルブ9は全閉とし、その他の全て
のバルブを全開の状態にしておく。
【0060】(7)圧力センサ22及び圧力センサ23
により圧力が0psiになったのを確認し、かつ、上記
導入ライン部20の真空度が3×10-6Torr程度に
達すれば、リークバルブ23とレギュレータ6のバルブ
以外の全てのバルブを閉弁する。
【0061】(8)N2 ガスボンベ21のパージアセン
ブリバルブ9及びガス抜きを行うガスライン系のパージ
アセンブリバルブ9を開弁してN2 ガスを充填させ、圧
力センサ22により圧力が1000〜1500psiに
なったのを確認後、両者のパージアセンブリーバルブ9
・9を閉弁する。
【0062】(9)レギュレータ6下流のバルブ11を
開弁して、シャットバルブ7、バルブ12までN2 ガス
を充填させ、圧力センサ23により圧力が調整時と同じ
程度である事を確認する。
【0063】(10)レギュレータ6下流のバルブ11
を閉弁する。
【0064】(11)上記(1)〜(10)を3回行な
った後、(1)〜(6)を行なう。
【0065】(12)上記導入ライン部20の真空度が
3×10-6Torr程度に達すれば、全てのバルブを閉
弁する。
【0066】また、図4に真空排気装置2aの詳細を示
すが、作動については実施例1に示した真空排気装置2
とほぼ同等であるので略する。
【0067】本実施例においてはバイパスガスラインC
がリークバルブ12の下流側でメインガスラインAから
遮断されており、リークバルブ12の下流にガス抜きバ
ルブ15が接続され、また同時にガス抜き用N2 ガスボ
ンベ21とガス抜き時の真空排気装置2aを常設してい
る。上記構成により実施例1と同様にイオン源チャンバ
ーの状態(高真空、かつ、常温であるかどうか)に依存
しないので、ガス抜きを行うときの制約がなくなる。
【0068】さらに、高電位部の電源がONの状態では
感電する恐れがあり、手動によるバルブの操作やガスボ
ンベの交換は不可能であるが、ガス供給装置内のバルブ
を自動バルブとすることにより、高電位部の電源がON
の状態であってもバルブを自動制御や遠隔操作としてガ
ス抜きを行うことができる。本実施例中の圧力センサ2
2、圧力センサ23はバルブの自動制御を行う際の圧力
値判定を行う目的で設置されたものである。そして、ガ
ス供給装置内には複数のガスラインが設置されているの
で一つのガスライン系を使用してイオン注入を行ってい
る間でも、別のガスライン系のガス抜き作業を行うこと
ができる。
【0069】そして、イオン注入中にガス抜きを行って
おけば高電位部の電源をOFFした直後にガスボンベを
交換することができ、ガス抜きが装置のダウンタイムに
与える影響をなくすことが可能となり装置のダウンタイ
ムが大幅に短縮できる。
【0070】ここでは真空排気用としてガス供給装置内
にガス抜き時の専用真空排気装置2aを常設する構成と
しているが、その他、真空排気装置2aをラックに設置
して移動可能とし、ガス抜きを行う際にガス供給装置付
近に移動させて真空排気を行うものや実施例1と同様イ
オン注入装置内の真空排気装置を利用して直接ガス抜き
バルブ15に接続してガス抜きを行う方法なども考えら
れる。
【0071】
【発明の効果】上記の課題を解決するために、本発明に
係るイオン注入装置に用いられるガス供給装置は、イオ
ン源にイオンを発生させる原料としてのガスを供給する
ガス供給ラインと、バルブの切り換えによって上記ガス
供給ラインに残留したガスの排出がイオン源を通さずに
行われるように真空排気手段が接続されたガス抜き専用
のガス抜きラインとが設けられていることを特徴として
いる。
【0072】その結果、イオン源チャンバーの状態が高
真空、かつ、常温であるかどうかに関係なくガス抜きを
行うことが可能となるので、ガス抜きを行なう際の制約
が従来と比べ大幅に減少し、高電位部の電源がOFFで
あることを確認すれば直ぐにガス抜きを開始することが
可能となる。このことにより、ガス抜きが装置のダウン
タイムに与える影響を低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例のガス供給装置のガ
ス配管系統図である。
【図2】図1に示した真空排気装置の詳細図である。
【図3】本発明を適用した他の実施例のガス供給装置の
ガス配管系統図である。
【図4】図3に示した真空排気装置の詳細図である。
【図5】本発明の従来例におけるガス供給装置のガス配
管系統図である。
【符号の説明】
1 ガス供給装置 2 真空排気装置 3 イオン源 4 エンドステーション 5 ガスボンベ 6 レギュレータ 7 シャットバルブ 8 マスフローコントローラ 14 イオン源バルブ 15 ガス抜きバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン注入装置において、イオン源にイオ
    ンを発生させる原料としてのガスを供給するガス供給ラ
    インと、バルブの切り換えによって上記ガス供給ライン
    に残留したガスの排出がイオン源を通さずに行われるよ
    うに真空排気手段が接続されるガス抜き専用のガス抜き
    ラインとが設けられていることを特徴とするガス供給装
    置。
JP6161139A 1994-07-13 1994-07-13 ガス供給装置 Pending JPH0831369A (ja)

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