JPH08311586A - α,β二相チタン合金複合材料並びに各種製品のチタン合金材料とチタン合金製品 - Google Patents

α,β二相チタン合金複合材料並びに各種製品のチタン合金材料とチタン合金製品

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JPH08311586A
JPH08311586A JP11670695A JP11670695A JPH08311586A JP H08311586 A JPH08311586 A JP H08311586A JP 11670695 A JP11670695 A JP 11670695A JP 11670695 A JP11670695 A JP 11670695A JP H08311586 A JPH08311586 A JP H08311586A
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titanium alloy
powder
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phase titanium
phase
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Masaru Kobayashi
勝 小林
Kunio Funemi
国男 船見
Atsumasa Okada
厚正 岡田
Seiichi Suzuki
誠一 鈴木
Kazuo Sato
一男 佐藤
Sunao Hasegawa
直 長谷川
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MARUTO HASEGAWA KOSAKUSHO KK
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MARUTO HASEGAWA KOSAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度,高硬度,高耐磨耗性,高弾性率を発
揮するα,β二相チタン合金複合材料並びに各種製品の
チタン合金材料とチタン合金製品を提供すること。 【構成】 α,β二相チタン合金粉末に、硼化物粉末を
5〜20Vol%程度混合し、圧粉加熱して焼結し、針状
或いは粒状のTiB化合物をマトリックス中に晶出させ
たα,β二相チタン合金複合材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度,高硬度,高耐
磨耗性,高弾性率を発揮するα,β二相チタン合金複合
材料並びに各種製品のチタン合金材料とチタン合金製品
に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
チタン合金は各種の元素を合金化することによってその
強度を上昇させているが、150kgf/mm2の引張強さが
限界であり、また硬度はHv700が限界であり、耐磨
耗性は著しく劣る。また、ヤング率は12000kgf/mm
2で鋼の約1/2である。
【0003】本発明は、α,β二相チタン合金粉末にボ
ロン粉末或いは各種硼化物粉末を配合して混合し、圧粉
加熱して反応焼結させることによりTiB化合物を晶出
させ、強度,硬度を上昇させ、また高ヤング率,高耐磨
耗性などの特性が向上することを確認し、未だチタン合
金の高強度化,高硬度化,高ヤング率化,高耐磨耗性化
が実用化されていないことに着眼して本発明を完成し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】金属学的結晶構造が最密
六方晶であるα相と体心立方晶であるβ相の二相より成
る結晶構造のチタン合金を母相とし、その結晶粒内及び
粒界にチタンの化合物であるTiB化合物の粒子を反応
焼結によって微細且つ均一に体積率で20%以下で含有
せしめることを特徴とするもので、以下その要旨を列記
する。
【0005】α,β二相チタン合金粉末に、硼化物粉末
を5〜20Vol%程度混合し、圧粉加熱して焼結し、針
状或いは粒状のTiB化合物をマトリックス中に晶出さ
せたことを特徴とするα,β二相チタン合金複合材料に
係るものである。
【0006】また、α,β二相チタン合金粉末として、
粒径約50μm程度のTi−6Al−4V合金粉末,Ti−
6Al−6V−2Sn合金粉末,Ti−6Al−2Sn−4
Zr−6Mo合金粉末などを使用し、硼化物粉末として、
粒径約1〜5μm程度のボロン粉末やFeB,MoB,W
B,NbB,CrB粉末などを使用したことを特徴とする
請求項1記載のα,β二相チタン合金複合材料に係るも
のである。
【0007】また、α,β二相チタン合金粉末と硼化物
粉末とを混合圧粉した後、真空炉で900〜1200℃
程度に加熱して反応焼結させるか、又は圧粉した後90
0〜1200℃程度に真空中或いは不活性ガス中加熱加
圧して反応焼結させることを特徴とする請求項1,2の
いずれか1項に記載のα,β二相チタン合金複合材料に
係るものである。
【0008】また、請求項1,2,3のα,β二相チタ
ン合金複合材料を水素脆化した後粉砕し、この粉砕粉に
プラズマ,電子ビーム或いはレーザーを用いて溶射或い
は溶解が可能なTiB化合物の粒子を晶出させたことを
特徴とする粉状のα,β二相チタン合金複合材料に係る
ものである。
【0009】また、各種チタン合金材の所望箇所の表面
に、TiB化合物の粒子を晶出させたα,β二相チタン
合金複合材料粉末をプラズマ,電子ビーム或いはレーザ
ーを用いて溶射或いは溶解することによって基地表面に
溶着せしめたことを特徴とする各種製品のチタン合金材
料に係るものである。
【0010】また、刃物素材形状のチタン合金材の端縁
表面にTiB化合物を晶出させたα,β二相チタン合金
複合材料粉末を基地表面に溶着せしめ、熱処理して刃物
用チタン複合材を形成することを特徴とする請求項5記
載の各種製品のチタン合金材料に係るものである。
【0011】また、請求項1,2,3のα,β二相チタ
ン合金複合材料をバルク材として機械部品やスポーツ用
品などの所望製品形状に反応焼結させて成形することを
特徴とするチタン合金製品に係るものである。
【0012】また、製品や部品などの各種のチタン合金
製品の表面にTiB化合物を晶出させたα,β二相チタ
ン合金複合材料粉末をプラズマ,電子ビーム,レーザー
などを用いて溶射或いは溶解することによって基地表面
に溶着せしめたことを特徴とするチタン合金製品に係る
ものである。
【0013】
【作用】α,β二相チタン合金は、粒径約50μm程度
にし、反応焼結以前に配合するボロン或いは硼化物は1
〜5μm程度にして両者を均一に混合することが両者の
反応焼結による複合を均一な分布にする。
【0014】上記反応焼結においては溶融することなく
反応生成物のTiB化合物を晶出形成させる必要がある
ことから、900〜1200℃の範囲の適切な温度を選
択する必要がある。
【0015】この反応焼結体は、微細な焼結組織をとる
ことから、900〜1000℃の温度範囲において超塑
性現象を示し、10-3〜10-4/sの歪み速度で破壊す
ることなく変形が可能であり、高硬度,高耐磨耗のチタ
ン合金歯車,ベアリングなどの機械摺動部品の成形を可
能とする。
【0016】また、上記α,β二相チタン合金複合材料
をチタン合金にプラズマ,電子ビーム或いはレーザーを
用いて溶射,溶着するためにこれを粉砕する必要がある
が、この反応焼結体が高硬度であるため、600〜80
0℃水素中で加熱して脆化させると打撃によって破砕す
ることが可能となる。
【0017】更に、板状チタン合金板の端縁,棒状チタ
ン合金棒端面或いはチタン合金歯車のような各種のチタ
ン合金製品やベアリングのような機械摺動部品の表面に
上記α,β二相チタン合金複合材料粉末をプラズマ,電
子ビーム或いはレーザーを用い、溶射或いは溶解するこ
とによって溶着させ、更に溶着を確実にするため熱処理
を施すことによって高硬度,耐磨耗のチタン合金刃物や
チタン合金製品や機械摺動部品などを得ることが可能と
なるが、特に高耐磨耗に対しては母相でβ相をα相より
多く含ませることが望ましい。
【0018】本発明のα,β二相チタン合金複合材料
で、ゴルフクラブのドライバーやアイアンを製作する
か,若しくは本発明でフェース板を製作し、チタンその
他の母材面にチタンロー材で結合させると飛距離の出る
ゴルフクラブとなる。
【0019】チタン合金のヤング率は12000kgf/mm
2であり、TiB単体のヤング率は55000kgf/mm2
あるので、15Vol%TiB含有の複合材料のヤング率
は理論的には18450kgf/mm2になるが、針状晶が様
々の方向を向くことによって多少減少するので、160
00kgf/mm2程度は確保できる。
【0020】
【実施例】
1.α,β二相チタン合金とTiB化合物粒子との複合
材料の製作 Ti−6Al−4Vの組成の平均粒径約45μmのα,β
二相チタン合金粉に平均粒径3μmの硼化物FeB或いは
MoBを5〜20Vol%配合し、酸素ガスを全く含まな
いアルゴン雰囲気中遊星回転ボールミルで毎分180回
転の速度のもと1時間混合する。この混合粉を10×1
0×50mmの凹みを有する金型に装填し、4000kgf/
cm2の荷重を加えて圧粉し、その圧粉体を真空中、FeB
添加の場合は900℃,2h,MoB添加の場合は12
00℃,2h加熱して焼結体を得る。この焼結過程にお
いて圧粉体内で Ti+FeB→TiB+Fe Ti+MoB→TiB+Mo の反応が起こり、焼結体内にTiB化合物が微細且つ均
一に分散することになる。また、反応によって生じたF
e或いはMoはTi−6Al−4Vの母相中に溶け込み、F
eB添加の場合はα相に近いα,β二相に、MoB添加の
場合はβ相に近いα,β二相となる。
【0021】反応焼結体は更に熱間静水圧プレス機でア
ルゴン雰囲気中FeB添加の場合は900℃,2000
気圧,2h,MoB添加の場合は1200℃,2000
気圧,2h加熱されるか、又は反応焼結体を鉄板で真空
パックし、低速熱間圧延機で空気中,FeB添加の場合
は900℃,MoB添加の場合は1200℃,圧下量約
50%の熱間圧延を与える。これによって真密度99.
5%以上のバルク材が得られる。
【0022】以上の工程をフローチャートで図1に示
す。
【0023】ここで、得られた(Ti−6Al−4V)−
TiB複合材料のビッカース硬さ及び圧縮強さを硼化物
添加量との関係で示すと、図2及び3に示すようにな
る。また、ピンオンディスク磨耗試験における5km磨耗
量をTi−6Al−4Vのみの焼結体及び耐磨耗性のステ
ライトNo.1との比較において示すと図4に示すように
なり、15Vol%FeB及びMoBを配合した反応焼結体
で熱間静水圧加圧したものはステライトNo.1に非常に
近い耐磨耗性を示す。この高耐磨耗性の原因は15Vol
%FeB配合材では図5及び6から分かるように母相は
α相の多いα,β二相で内部に微細で硬い粒状TiB化
合物と塊状Fe2Ti,FeTi(単体ではHv約110
0)を生ずること、また15Vol%MoB配合材では図
5及び6から分かるように母相はβ相の多いα,β二相
で内部に微細で硬い針状及び粒状TiBを生ずることに
よる。
【0024】2.プラズマ溶射用のTiB化合物を含む
α,β二相チタン合金複合粉の製作とプラズマ溶射 図1に示すように反応焼結を行ったTiB化合物を含有
するα,β二相チタン合金複合組成より成る真空焼結体
を水素炉中600〜800℃,2h加熱することによっ
て脆化させた後、乳鉢で粉砕して粒径約45μmの粉体
を得る。これをプラズマトーチに供給し、Ti−6Al−
4V丸棒束の端面にプラズマ溶射を行った。約400μ
mの厚さに溶射を行った後、空孔を消滅させたり、組織
を均一化するため真空中900℃,2hの熱処理を行っ
た。
【0025】プラズマ溶射皮膜のビッカース硬さは図7
に示す通りであり、15Vol%FeB配合材のTiBを含
有するα,β二相合金複合粉をプラズマ溶射した場合の
熱処理材はビッカース硬さ800以上を示した。
【0026】また、ピンオンディスク磨耗試験における
10km累積磨耗量は図8に示す通りで、15Vol%配合
の場合はステライトNo.1に非常に近い磨耗量で高い耐
磨耗性を示した。
【0027】3.TiB化合物を含有するα,β二相チ
タン合金複合物をプラズマ溶射した刃物の製作 図1に示すように反応焼結を行ったTiB化合物を含有
するα,β二相チタン合金複合組成よりなる真空焼結体
を水素炉中600〜800℃,2h加熱することによっ
て脆化させた後、乳鉢で粉砕して粒径約45μmの粉体
を得る。これをプラズマトーチに供給し、短冊状Ti−
6Al−4V刃材縁にプラズマ溶射を行った。図9に断
面を示すように溶射を行った後、空孔を消滅させたり、
組成を均一化するため真空中900℃,2h熱処理を行
った。
【0028】その後目的とする刃先形状に研磨を行って
仕上げた。
【0029】4.反応焼結によって得たTiB化合物を
含有するα,β二相チタン合金複合組成より成る歯車 Ti−6Al−4Vの組成の平均粒径約45μmのα,β
二相チタン合金粉に平均粒径3μmの硼化物FeB或いは
MoBを15Vol%配合し、酸素ガスを全く含まないア
ルゴン雰囲気中遊星ボールミルで毎分180回転の速度
のもと1時間混合した。この混合粉を歯車金型に装填
し、4000kgf/cm2の荷重を加えて圧粉し、その圧粉
体を真空中FeB添加の場合は900℃,2h,MoB添
加の場合は1200℃,2h加熱して焼結体を得た。圧
粉体内では前述の反応が起こり、焼結体内にTiB化合
物が微細且つ均一に分散し、直径で3〜4%の収縮を起
こす。
【0030】この焼結体は微細な結晶組織をとることか
ら、超塑性現象を示すので、900℃で10-3〜10-4
/sの歪み速度で破壊することなく、同一金型を用いて
圧縮成形することができ、目的の歯車形状のものを得る
ことができた。
【0031】
【発明の効果】
1.請求項1の記載の発明は、マトリックスのα,β二
相チタン合金となじみ性の良いTiBを複合させること
によって高強度,高硬度,高耐磨耗,高弾性率のα,β
二相チタン合金複合材料となる。
【0032】2.請求項2記載の発明は、マトリックス
のα,β二相チタン合金と焼結時反応し易い硼化物を使
用することによって短工程でTiBを均一微細に分布さ
せた高強度,高硬度,高耐磨耗,高弾性率のα,β二相
チタン合金複合材料となる。
【0033】3.請求項3記載の発明は、マトリックス
のα,β二相チタン合金と硼化物を適切温度で反応焼結
させることによって短工程でTiBを均一微細に晶出分
布させた高強度,高硬度,高耐磨耗,高弾性率のα,β
二相チタン合金複合材料となる。
【0034】4.請求項4記載の発明は、α,β二相チ
タン合金複合材料を水素脆化,粉砕することによってT
iBを均一微細に分布させた粉状α,β二相チタン合金
複合材料となる。
【0035】5.請求項5記載の発明は、チタン合金材
表面にTiBを含有するα,β二相チタン合金複合粉を
溶着して被膜を形成させることによって高硬度,高耐磨
耗のチタン合金材料となる。
【0036】6.請求項6記載の発明は、刃物形状チタ
ン合金材端縁表面にTiBを含有するα,β二相チタン
合金複合粉を溶着して被膜を形成させることによって高
硬度,高耐磨耗の刃物チタン合金材料となる。
【0037】7.請求項7記載の発明は、マトリックス
のα,β二相チタン合金と硼化物を適切温度で反応焼結
させることによってTiBを均一微細に分布させた高強
度,高硬度,高耐磨耗の機械部品や高強度,高硬度,高
弾性率のスポーツ用品であるチタン合金製品となる。
【0038】8.請求項8記載の発明は、チタン合金製
品表面にTiBを均一微細に含有するα,β二相チタン
合金複合粉を溶着して被膜を形成させることによって高
強度,高硬度,高耐磨耗,高弾性率のチタン合金製品と
なる。
【0039】以上、本発明は、上述のように構成したか
ら従来のチタン合金よりも高強度,高硬度,高弾性度の
α,β二相チタン合金複合材料となる。
【0040】また、高ヤング率,高耐磨耗性などの特性
が著しく向上したチタン合金製品が得られる秀れた特長
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】α,β二相チタン合金とTiB化合物粒子との
複合材料の製作工程フローチャートである。
【図2】熱間静水圧処理材の硬さの硼化物添加量による
変化である。
【図3】熱間静水圧処理材の圧縮強さの硼化物添加量に
よる変化である。
【図4】ピンオンディスク試験による磨耗量と硼化物添
加量との関係である。
【図5】熱間静水圧処理材のα,β二相チタン合金複合
材料の金属組織を顕微鏡で拡大して見たときのSEM組
織を表した説明図である。
【図6】熱間静水圧処理材のX線回折図形である。
【図7】溶射被膜のビッカース硬さである。
【図8】ピンオンディスク試験における磨耗量である。
【図9】刃材縁にプラズマ溶射し、研磨除去する状況で
ある。
【図10】TiB強化チタン合金複合材料による歯車及
びチタン合金歯車にTiB強化チタン合金複合粉を溶射
する状況である。
【図11】チタン合金ゴルフクラブヘッドにTiB強化
チタン合金複合材を貼り合わす状況である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 誠一 新潟県中蒲原郡亀田町東野3−2−14 (72)発明者 佐藤 一男 新潟県三条市上保内甲432 (72)発明者 長谷川 直 新潟県三条市島田3−5−15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α,β二相チタン合金粉末に、硼化物粉
    末を5〜20Vol%程度混合し、圧粉加熱して焼結し、
    針状或いは粒状のTiB化合物をマトリックス中に晶出
    させたことを特徴とするα,β二相チタン合金複合材
    料。
  2. 【請求項2】 α,β二相チタン合金粉末として、粒径
    約50μm程度のTi−6Al−4V合金粉末,Ti−6A
    l−6V−2Sn合金粉末,Ti−6Al−2Sn−4Zr−
    6Mo合金粉末などを使用し、硼化物粉末として、粒径
    約1〜5μm程度のボロン粉末やFeB,MoB,WB,
    NbB,CrB粉末などを使用したことを特徴とする請求
    項1記載のα,β二相チタン合金複合材料。
  3. 【請求項3】 α,β二相チタン合金粉末と硼化物粉末
    とを混合圧粉した後、真空炉で900〜1200℃程度
    に加熱して反応焼結させるか、又は圧粉した後900〜
    1200℃程度に真空中或いは不活性ガス中加熱加圧し
    て反応焼結させることを特徴とする請求項1,2のいず
    れか1項に記載のα,β二相チタン合金複合材料。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3のα,β二相チタン合
    金複合材料を水素脆化した後粉砕し、この粉砕粉にプラ
    ズマ,電子ビーム或いはレーザーを用いて溶射或いは溶
    解が可能なTiB化合物の粒子を晶出させたことを特徴
    とする粉状のα,β二相チタン合金複合材料。
  5. 【請求項5】 各種チタン合金材の所望箇所の表面に、
    TiB化合物の粒子を晶出させたα,β二相チタン合金
    複合材料粉末をプラズマ,電子ビーム或いはレーザーを
    用いて溶射或いは溶解することによって基地表面に溶着
    せしめたことを特徴とする各種製品のチタン合金材料。
  6. 【請求項6】 刃物素材形状のチタン合金材の端縁表面
    にTiB化合物を晶出させたα,β二相チタン合金複合
    材料粉末を基地表面に溶着せしめ、熱処理して刃物用チ
    タン複合材を形成することを特徴とする請求項5記載の
    各種製品のチタン合金材料。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3のα,β二相チタン合
    金複合材料をバルク材として機械部品やスポーツ用品な
    どの所望製品形状に反応焼結させて成形することを特徴
    とするチタン合金製品。
  8. 【請求項8】 製品や部品などの各種のチタン合金製品
    の表面にTiB化合物を晶出させたα,β二相チタン合
    金複合材料粉末をプラズマ,電子ビーム,レーザーなど
    を用いて溶射或いは溶解することによって基地表面に溶
    着せしめたことを特徴とするチタン合金製品。
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