JPH08310069A - 記録用紙、インクシートの巻き付け方法およびその装置 - Google Patents

記録用紙、インクシートの巻き付け方法およびその装置

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JPH08310069A
JPH08310069A JP7121898A JP12189895A JPH08310069A JP H08310069 A JPH08310069 A JP H08310069A JP 7121898 A JP7121898 A JP 7121898A JP 12189895 A JP12189895 A JP 12189895A JP H08310069 A JPH08310069 A JP H08310069A
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JP
Japan
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drum
ink sheet
recording paper
winding
cylindrical drum
Prior art date
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JP7121898A
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English (en)
Inventor
Noboru Omoto
昇 大本
Naoyuki Yokoyama
尚幸 横山
Susumu Shintani
進 新谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/22Clamps or grippers
    • B41J13/223Clamps or grippers on rotatable drums

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用紙やインクシートを簡単かつ確実に密
着させることができる巻き付け方法およびその装置を提
供する。 【構成】 円筒ドラム1上に設けられた第1挟持手段2
に記録用紙60の一端を挟持させ、前記円筒ドラム1を
回転させて前記記録用紙60を巻き付け、第2挟持手段
4に前記記録用紙の他端を挟持させ、前記記録用紙60
を前記円筒ドラム1に密着させるように前記第1挟持手
段2を移動させることを特徴とする記録用紙の巻き付け
方法およびその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒ドラムに記録用紙
やインクシートを巻き付けるための方法およびその装置
に関し、例えば熱転写式プリンタの円筒ドラムに記録用
紙やインクシートを巻き付けるための方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写方式プリントの形態の一つとし
て、記録用紙とインクシート(ドナー紙と称することも
ある)とを密着させて、画像形成部分を加熱し、インク
シートの染料を記録用紙に転写する方式がある。
【0003】このような熱転写方式によるプリントプロ
セスにおいては、記録用紙とインクシートとを密着させ
る必要がある。これは、密着が不十分だと、インクの転
写効率が低下し、また、密着にむらがあると、そのむら
がそのまま濃度むらとなって現れるといった問題がある
ためである。
【0004】このような熱転写方式のプリンタの中で、
サーマルヘッドプリンタの場合には、サーマルヘッドの
押圧力により、記録用紙とインクシートとを密着させつ
つ、サーマルヘッドにより熱を加えてプリントを行うた
めに、上記のような問題の発生は少ない。ところが、レ
ーザ光をインクシートに照射し、インクシート内部で熱
を発生させるレーザ熱転写プリンタの場合には、前記の
ような押圧力を利用することができないので、何等かの
方法により記録用紙とインクシートとを密着させる必要
がある。
【0005】例えば、特開平6−191064号公報に
は、ドラム内を真空にして、記録用紙とインクシートと
を密着させる方法が開示されている。この公報に開示さ
れているものによれば、図62aおよび図62bに示す
ように、中空のドラム100の外表面に多数の吸気孔1
01を設け、ドラム100内部に、記録用紙160を密
着させるための第1の減圧室102と、ドナー紙161
を密着させるための第2の減圧室103を設けて、それ
ぞれの減圧室102、103に対応した吸気孔領域10
4および105から減圧することにより、記録用紙16
0とその上からドナー紙161を密着させている。な
お、図62aはドラム断面を示し、図62bはドラム表
面を示す図面である。
【0006】また、特開平5−239668号公報、特
開平6−198922号公報などには、少なくとも1方
が透明な部材を用いて、2つの部材の間に記録用紙とイ
ンクシートを通過させることにより記録用紙とインクシ
ートとを密着させ、透明な部材をレーザ光が透過してイ
ンクシートを加熱し、画像を形成する方法が開示されて
いる。
【0007】例えば、特開平5−239668号公報に
は、図63に示すように、2つのローラ201および2
02のうち、一方のローラ202を透明な部材によって
形成し、この透明な部材によって形成したローラ202
の方からレンズ203を通して、2つのローラが接触し
ているニップ部分205に、光源206からのレーザ光
204の焦点が当たるように構成されており、この2つ
のローラ201および202の間に、記録用紙260と
インクシート261とを通過させることにより記録用紙
260とインクシート261とを密着させさせて、レー
ザ光204により画像形成を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カラープリントの場
合、3枚もしくは4枚のインクシートを一枚の記録用紙
に対して各色ごとに交換しつつ各色を転写するために、
一枚の記録用紙に対して複数のインクシートを交換して
密着させる必要がある。
【0009】このため、ドラム内部に減圧室を設けて、
記録用紙およびインクシートを密着させる従来の方法に
おいては、ドラムに、記録用紙とインクシートを別々に
密着、剥離ができるように、ドラム内に別々に制御する
ことができる2つの減圧室を設けなければならないた
め、装置構成が複雑となり、かつ、真空ポンプが必要よ
うなために装置が大形化するといった問題がある。ま
た、真空ポンプを用いるために、ランニング中の騒音防
止対策が必要となるといった問題も生じる。
【0010】また、透明部材によって、記録用紙とイン
クシートとを挟んで密着させる方法においては、ドラム
を高速に回転させると、記録用紙とインクシートにずれ
が生じるために、プリント時の高速化ができないといっ
た問題があり、また、インクシートを挟んでいるため
に、インクシートに生じた熱が逃げやすく、インクの転
写効率が悪いといた問題がある。さらに、透明な部材を
通してレーザ光を照射しているために、レーザ光の焦点
ぼけなどが生じる可能性があり、これを防止するために
は、透明部材として極めて透明性が高く、かつ歪みのな
いものを用いる必要から、製品コストが上昇するといっ
た問題もある。
【0011】そこで、本発明は、記録用紙とインクシー
トとを簡単かつ確実に密着することができる記録用紙お
よび/またはインクシートの巻き付け方法およびその装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、記録用紙を回転可能な円筒ドラムに巻き付
ける方法であって、前記円筒ドラムの円周上に設けられ
ている第1挟持手段に前記記録用紙の一端を挟持させる
第1工程と、該第1工程後、前記円筒ドラムを回転さ
せ、前記円筒ドラムに前記記録用紙を巻き付ける第2工
程と、該第2工程後、前記円筒ドラムの円周上に設けら
れている第2挟持手段に前記記録用紙の他端を挟持させ
る第3工程と、該第3工程後、前記記録用紙を前記円筒
ドラムに密着させるように前記第1挟持手段または前記
第2挟持手段を移動させる第4工程と、よりなることを
特徴とする記録用紙の巻き付け方法である。
【0013】また、上記目的を達成するための本発明
は、記録用紙を回転可能な円筒ドラムに巻き付ける巻き
付け装置であって、前記円筒ドラムの円周上に設けら
れ、前記記録用紙の一端を挟持する第1挟持手段と、前
記円筒ドラムの円周上に設けられ、前記記録用紙の他端
を挟持する第2挟持手段と、前記記録用紙を前記円筒ド
ラムに密着させるように前記第1挟持手段または前記第
2挟持手段を移動させる移動手段と、よりなることを特
徴とする記録用紙の巻き付け装置である。
【0014】また、上記目的を達成するための本発明
は、記録用紙とインクシートを回転可能な円筒ドラムに
巻き付ける方法であって、前記円筒ドラムの円周上に設
けられている第1挟持手段に前記記録用紙の一端を挟持
させる第1工程と、該第1工程後、前記円筒ドラムを回
転させ、前記円筒ドラムに前記記録用紙を巻き付ける第
2工程と、該第2工程後、前記円筒ドラムの円周上に設
けられている第2挟持手段に前記記録用紙の他端を挟持
させる第3工程と、該第3工程後、前記記録用紙を前記
円筒ドラムに密着させるように前記第1挟持手段または
前記第2挟持手段を移動させる第4工程と、該第4工程
後、前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持手段と前記
第2挟持手段との間に設けられている第3挟持手段に前
記インクシートの一端を挟持させる第5工程と、該第5
工程後、前記円筒ドラムを回転させ前記円筒ドラムに前
記インクシートを巻き付ける第6工程と、該第6工程
後、前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持手段と前記
第2挟持手段との間に設けられている第4挟持手段に前
記インクシートの他端を挟持させる第7工程と、該第7
工程後、前記記録用紙を前記円筒ドラムに密着させるよ
うに前記第3挟持手段または前記第4挟持手段を移動さ
せる第8工程と、よりなることを特徴とする記録用紙お
よびインクシートの巻き付け方法である。
【0015】また、上記目的を達成するための本発明
は、記録用紙とインクシートを回転可能な円筒ドラムに
巻き付ける巻き付け装置であって、前記円筒ドラムの円
周上に設けられ、前記記録用紙の一端を挟持する第1挟
持手段と、前記円筒ドラムの円周上に設けられ、前記記
録用紙の他端を挟持する第2挟持手段と、前記記録用紙
を前記円筒ドラムに密着させるように前記第1挟持手段
または前記第2挟持手段を移動させる第1移動手段と、
前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持手段と前記第2
挟持手段の間に設けられ、前記インクシートの一端を挟
持する第3挟持手段と、前記円筒ドラムの円周上の前記
第1挟持手段と前記第2挟持手段の間に設けられ、前記
インクシートの他端を挟持する第4挟持手段と、前記イ
ンクシートを前記円筒ドラムに密着させるように前記第
3挟持手段または前記第4挟持手段を移動させる第2移
動手段と、よりなることを特徴とする記録用紙およびイ
ンクシートの巻き付け装置である。
【0016】
【作用】上述のように構成された本発明は、各請求項ご
とに以下のように作用する。
【0017】まず、請求項1記載の本発明の記録用紙の
巻き付け方法は、第1および第2挟持手段によって、記
録用紙の先端および後端を円筒ドラム上で挟持し、第1
または第2挟持手段を移動させることで記録用紙を引っ
張り、円筒ドラムの円周上に密着させる。
【0018】請求項2記載の本発明の記録用紙の巻き付
け装置は、第1および第2挟持手段が、記録用紙の先端
および後端を円筒ドラム上で挟持し、移動手段が第1ま
たは第2挟持手段を移動させることで記録用紙を引っ張
り、円筒ドラムの円周上に密着させる。
【0019】請求項3記載の本発明の記録用紙の巻き付
け方法は、まず、第1および第2挟持手段によって、記
録用紙の先端および後端を円筒ドラム上で挟持し、第1
または第2挟持手段を移動させることで記録用紙を引っ
張り、円筒ドラムの円周上に密着させ、ついで、第3お
よび第4挟持手段によって、インクシートの先端および
後端を円筒ドラム上で挟持し、第3または第4挟持手段
を移動させることでインクシートを引っ張り、記録用紙
の上からインクシートを円筒ドラムの円周上に密着させ
る。
【0020】請求項4記載の本発明の記録用紙の巻き付
け装置は、第1および第2挟持手段が、記録用紙の先端
および後端を円筒ドラム上で挟持し、移動手段が第1ま
たは第2挟持手段を移動させることで記録用紙を引っ張
り、円筒ドラムの円周上に密着させる。また、第1およ
び第2挟持手段の間に設けられた第3および第4挟持手
段が、インクシートの先端および後端を円筒ドラム上で
挟持し、移動手段が第3または第4挟持手段を移動させ
ることでインクシートを引っ張り、記録用紙の上からイ
ンクシートを円筒ドラムの円周上に密着させる。
【0021】
【実施例】以下、添付した図面を参照して、本発明の一
実施例を説明する。なお、同一機能を有する部材に付い
ては同一の符号を付した。
【0022】図1は本発明を適用した記録用紙およびイ
ンクシート巻き付け装置の図面である。この巻き付け装
置は、図1aに示すように、主走査を行う円筒のドラム
1の円周上に、記録用紙およびインクシートを供給する
供給装置11から供給された記録用紙の一端を挟持する
ための先端チャック20を有し、記録用紙を巻き上げる
巻き上げローラ2と、この記録用紙の後端を挟持する後
端チャック4、および供給装置11から供給されたイン
クシートを挟持するための先端チャック20を有し、イ
ンクシートを巻き上げる巻き上げローラ3と、このイン
クシートの後端を挟持する後端チャック5とを具備す
る。
【0023】この装置の動作は、概略すると、図1bに
示すように、始めに、記録用紙60が供給装置11から
供給され、巻き上げローラ2の先端チャック20に挟持
されて、ドラム1が回転することにより記録用紙60が
ドラム1に巻き付けられ、この記録用紙の後端が後端チ
ャック4によって挟持された後、巻き上げローラ2が回
転して、その先端チャック20が移動することにより記
録用紙を引っ張りドラム1に密着させる。
【0024】同様に、インクシートが供給装置11から
供給されて、インクシートの先端が巻き上げローラ3の
先端チャック30に挟持され、ドラム1が回転して、記
録用紙の上からインクシートがドラム1に巻き付けら
れ、その後端が後端チャック5によって挟持された後、
巻き上げローラ3が回転して、その先端チャック30が
移動することによりインクシートを引っ張り、記録用紙
の上からインクシートがドラム1に密着する。これによ
り、インクシートは記録用紙の受像面に密着することと
なる。
【0025】なお、ドラム1の回転には、回転モータと
してステップモータが用いれ、ドラム1の回転が正確に
行われる。また、ドラム1には、ドラム1が所定の位置
にあることを検知するドラム初期位置センサが設けられ
ている。
【0026】巻き上げローラ2および3は、共に同様の
機構を有しており、例えば図2に示すように、回転軸2
1に、その一端がビス23止めされ、該回転軸21に沿
って取り巻いているばね材22を有し、該ばね材22が
分断されていて、この部分が先端チャック20(または
30)となる。この先端チャック20(または30)に
は、一端にピン24が設けらていて、図2aに示すよう
に、回転軸21が図中矢印A方向に回転することによ
り、ピン24がドラム1に設けられている引っ掛け棒2
5に引っ掛かり、先端チャック20(または30)が開
く。この状態で、記録用紙またはインクシートが供給さ
れる。
【0027】そして、この巻き上げローラの回転軸21
が、図2bに示す矢印B方向に回転することにより先端
チャック20(または30)が閉まり、記録用紙または
インクシートが挟持される。
【0028】さらに、図2cに示すように、回転軸21
がB方向に回転することで、記録用紙またはインクシー
トが引っ張られて、ドラム1に密着することとなる。
【0029】図3は、巻き上げローラ2および3の他の
構成によるもので、その一部に切り欠き部分35が設け
られていて、変心した回転軸31によって回転する回転
体32と、その一端が切り欠き部分35に内接し、他端
が回転体32にビス止めされて、回転体32の周囲を取
り巻くように設けられているばね材34よりなり、この
回転体32の切り欠き部分35の一壁面と、ばね材34
との間が先端チャック20(または30)なっている。
そして、図3aに示すように、回転軸31が図中矢印A
方向に回転することにより、ばね材34の一部がドラム
1に設けられている引っ掛け棒25に引っ掛かり、先端
チャック20が開くこととなる。この状態で、記録用紙
またはインクシートが供給される。
【0030】そして、この巻き上げローラの回転軸31
が、図3bに示す矢印B方向に回転することにより切り
欠き部分35の内壁とばね材34の一端との間が閉ま
り、記録用紙またはインクシートが挟持される。
【0031】さらに、図3cに示すように、回転軸31
がB方向に回転することで、記録用紙またはインクシー
トが引っ張られて、ドラム1に密着することとなる。
【0032】これら巻き上げローラ2および3は、その
回転軸21(または31)に設けられたカギ溝(図示せ
ず)と係合するカギ状の先端を有するトルクリミッタ付
きの回転モータによって回転し、一定の力が加わると自
動的にその回転が止まるようになっている。また、この
回転モータは巻き上げローラ2または3を回転するとき
のみ回転軸21(または31)と係合するように、ソレ
ノイドによって出し入れされて、回転が不要なときは、
ドラム1の回転に差し障りのないように退避する。回転
軸21(または31)には、ラチェット機構が設けられ
ていて、回転モータが係合していない状態においても、
図2および図3における矢印A方向の回転を防止する。
このラチェット機構は、ラチェットモータによってラチ
ェットの爪部材が外されて回転自在となる。
【0033】また、これら巻き上げローラ2および3に
は、その先端チャック20(または30)が記録用紙ま
たはインクシートを挟持するために開く適正な位置にあ
ることを検知するための巻き上げローラオープン位置検
知センサと、先端チャック20(または30)が閉じた
状態を検知する巻き上げローラチャック位置検知センサ
が設けられている。
【0034】後端チャック4および5は、例えば図4に
示すように、その先端に弾性体42を有する断面がくさ
び形、または図5に示すように、断面が単純な円形で、
ドラム1の幅(副走査方向)よりも長い金属製の軸40
と、ドラム1の表面の窪み41とによって、記録用紙ま
たはインクシートを挟持する。この軸40は、通常ばね
などによってドラム1の中心方向に付勢されていて、記
録用紙またはインクシートを挟持するためにソレノイド
などにより、図4aまたは図5aに示すように、ドラム
1の窪み41との間に隙間ができるように跳ね上げられ
る。また、記録用紙またはインクシートを挟持した状態
では、図4bまたは図5bに示すように、ドラム1の窪
み41に前記ばねによって付勢されている。なお、軸4
0を持ち上げるためには、ソレノイドのほかにカムやレ
バーなどであってもよい。
【0035】ドラム1の周囲には、さらに、圧接ローラ
6、排出装置12、剥離ローラ7、記録用紙およびイン
クシートの先端検知センサと後端検知センサが設けられ
ている。
【0036】圧接ローラ6は、ドラム1に対して上下動
し、記録用紙およびインクシートの先端が巻き上げロー
ラ2または3に挟持された後、ドラム1が回転して記録
用紙およびインクシートを巻き付ける際に、ドラム1に
圧接してガイドローラの役割を果たし、後端チャック4
および5に記録用紙およびインクシートの後端を挟持さ
せる際には、後端チャックの軸40と窪み41との間に
記録用紙およびインクシートの後端を滑り込ませる役目
を果たす。また、記録用紙およびインクシートを排出す
る際には、ドラム1から記録用紙およびインクシートを
剥離して、排出装置12に導く機能を有する。
【0037】この圧接ローラ6の上下動は、後述のよう
に排出装置12と共にソレノイドなどによって行われ
る。また、この圧接ローラ6の回転は、ステップモータ
によって正確に行われ、かつ、電磁クラッチにより回転
自在となる。
【0038】排出装置12は、圧接ローラ6と共にドラ
ム1に対して上下動して、圧接ローラ6によって導かれ
た記録用紙およびインクシートを排出する。このとき、
剥離ローラ7が圧接ローラ6によってドラム1から分離
された記録用紙およびインクシートを排出装置12に導
く。排出装置12には、記録用紙およびインクシートが
排出されたことを検出する排出センサが設けられてい
る。また、剥離ローラ7は、ソレノイドによって上下す
る。
【0039】供給装置11および排出装置12は、供給
モータおよび排出モータによって記録用紙およびインク
シートを供給および排出が行われる。
【0040】先端検知センサは、供給装置11の先端部
分に設けられており、記録用紙およびインクシートが供
給されて、その先端部分が巻き上げローラ2および3に
入ったことを検知する。また、後端検知センサは、記録
用紙およびインクシートがドラム1に巻き付いたとき
に、その後端を検知する。
【0041】図6は、この巻き付け装置を制御するため
の制御系のブロック図である。この制御系は、各種セン
サからの信号を受け、各ソレノイドおよび各モータの駆
動をCPU71が制御しており、記録用紙やインクシー
トの巻き付けおよび排出を制御するためのプログラムが
メモリ72に記憶されている。
【0042】そして、ドラム初期位置センサ74、巻き
上げローラオープン位置センサ75、巻き上げローラチ
ャック位置センサ76、メディア先端センサ77、メデ
ィア後端センサ78、トルクリミッタストップセンサ7
9および排出センサ80からの信号、また、巻き上げロ
ーラ接続ソレノイド81、圧接ローラアップ/ダウンソ
レノイド82、後端チャックソレノイド83、剥離ロー
ラソレノイド84、圧接ローラ電磁クラッチ85、ドラ
ム回転モータ86、巻き上げローラ回転モータ87、供
給モータ88、圧接ローラ回転モータ89、排出モータ
90およびラチェットモータ91への信号は、I/Oイ
ンターフェース73を介してそれぞれ信号線によって受
け渡しが行われている。
【0043】以下、この巻き付け装置の動作について説
明する。なお、以下説明において、メディアとは、記録
用紙またはインクシートを示すもので、記録用紙とイン
クシートの巻き付け動作は共に同じであるので、分ける
必要のない場合は、これらを総称してメディアと称し
た。
【0044】図7は、一般的なカラープリント動作の一
例を示すフローチャートであり、図8〜15は、メディ
アを巻き付ける動作を示すフローチャートである。
【0045】カラープリントの動作は、図7に示すよう
に、まず、記録用紙が巻き付けられて(S1)、ついで
イエロー(Y)インクシートの巻き付け(S2)、イエ
ロー画像のプリント(S3)、イエローインクシートの
排出(S4)、マゼンタ(M)インクシートの巻き付け
(S5)、マゼンタ画像のプリント(S6)、マゼンタ
インクシートの排出(S7)、シアン(C)インクシー
トの巻き付け(S8)、シアン画像のプリント(S9)
およびシアンインクシートの排出(S10)が行われ
て、補色三色のそれぞれの画像が順次プリントされ、記
録用紙が排出(S11)されて終了する。
【0046】このようなプリントに用いられる記録用紙
は、基材(例えばポリエステルやコンデンサー紙など)
上に染料を受容する受像層(例えばポリカーボネート、
ポリウレタンなど)を塗工したものである。また、イン
クシートは、レーザー光の波長で吸収の少ないベースフ
ィルム(例えばポリエチレンテレフタレートなど)上
に、吸収の大きな光熱変換層(例えばカーボンなど)と
色剤層(高分子結合剤中に昇華性染料が分散しているも
の)とが塗工されたものである。
【0047】各色の画像のプリントは、レーザ光がイン
クシートの光熱変換層で焦点を結ぶことにより、光熱変
換剤が発熱して、その熱が色剤層に伝わり、色剤層内で
昇華性染料が熱によって励起されるとそれまで固体とし
て高分子結合剤中にあったものが気化して外に飛び出
す。このとき、非常に近い位置に受像層があると、飛び
出した昇華性染料は受像剤にトラップされ、結果的に受
像層を染着する。受像剤による染料のトラップは、受像
層の温度が高いほどトラップされやすいので、予め記録
用紙を温めておくこともある。
【0048】染着後の受像層は、一度室温程度まで冷却
されるのが好ましく、これは、染料と受像剤との結着を
強くして、再び染料が熱を受けても再昇華しないように
するためである。特にカラープリントのごとく、3〜4
色重ね合わせる場合には、次の染着をする際に記録用紙
が再び熱を受けることとなるので、カラーバランスを保
つために大切である。
【0049】このようなプリント動作において、メディ
ア(記録用紙およびインクシート)の巻き付け動作は、
図8に示すように、ドラム初期位置設定(S21)、巻
き上げローラの先端チャック開き(S22)、メディア
供給装置からメディアを供給し(S23)、巻き上げロ
ーラの先端チャック閉じ(S24)、ドラム1を回転し
てメディアを巻き付け(S25)、メディア後端をチャ
ックして(S26)、ドラムを初期位置に設定し(S2
7)、メディアの先端を巻き上げる(S28)。以上の
各動作によってメディアがドラムに巻き付けられる。
【0050】この動作をさらに詳細に説明すると、ま
ず、ドラム初期位置設定は、図9に示すように、まず、
ドラム回転モータM1に対するパルス数X、回転方向C
CWおよび回転速度の設定がなされる(S211)。モ
ータM1を起動(M1 ON)し(S212)、ドラム
が回転すると、ドラム初期位置センサによって、ドラム
の位置が初期位置に達したかどうかを検知し(S21
3)、初期位置にきたことを検知するとモータM1のパ
ルスのカウントを開始して(S214)、順次パルス数
を減算してゆき(S215)、パルス数Xが0となった
時点で(S216)、モータM1を停止(M1 OF
F)する(S217)。これにより、ドラムが所定の位
置に来ることとなる。
【0051】次に、メディア先端チャックを開く動作
は、図10に示すように、まず、巻き上げローラ接続ソ
レノイドをONして、巻き上げローラにモータM2の動
力が伝わるようにする(S221)。そして、巻き上げ
ローラの回転モータM2に対する回転方向CCWおよび
回転速度の設定がなされる(S222)。モータM2を
起動(M2 ON)し(S223)、巻き上げローラオ
ープン位置センサによって、巻き上げローラの位置がオ
ープン位置に達したかどうかを検知し(S224)、オ
ープン位置にきたことを検知するとモータM2を停止
(M2 OFF)する(S225)。これにより、メデ
ィアの供給を受けた際に、メディアが先端チャックに入
るように、巻き上げローラの先端チャックが開く。
【0052】次にメディア供給の動作は、図11に示す
ように、まず、メディアを供給する供給装置の供給モー
タM3に対するパルス数X、回転方向CCWおよび回転
速度の設定がなされる(S231)。そして、モータM
3を起動(M3 ON)し(S232)、メディアの先
端がメディア先端センサによって検知されると(S23
3)、モータM3のパルスのカウントを開始して(S2
34)、順次パルス数を減算してゆき(S235)、パ
ルス数Xが0となった時点で(S236)、モータM3
を停止(M3 OFF)する(S237)。これによ
り、開いている先端チャックにメディアの先端が入るこ
ととなる。
【0053】次に、メディア先端チャックを閉じる動作
は、図12に示すように、まず、巻き上げローラの回転
モータM2に対する回転方向CWおよび回転速度の設定
がなされる(S241)。このとき設定される回転方向
CWは、前述のメディア先端チャックを開く動作のとき
に設定した回転方向CCW(図10ステップS222)
とは逆の方向である。そして、モータM2を起動(M2
ON)し(S242)、巻き上げローラチャック位置
センサによって、巻き上げローラの位置がチャック位置
に達したことを検知すると(S243)、モータM2を
停止(M2 OFF)する(S244)。これにより、
先端チャックが閉まりメディアの先端が挟持される。そ
して、巻き上げローラとモータM2を接続していた巻き
上げローラ接続ソレノイドをOFFして、ドラム1の回
転に支障のないように回転モータM2を退避させる(S
245)。
【0054】次にメディアのドラム巻き付けの動作は、
図13に示すように、まず、ドラム回転モータM1に対
するパルス数X、回転方向CCWおよび回転速度の設定
がなされる(S2501)。モータM1を起動(M1
ON)し(S2502)、ドラムが回転するとモータM
1のパルスのカウントを開始して(S2503)、順次
パルス数を減算してゆき(S2504)、パルス数Xが
0となった時点で(S2505)、モータM1を停止
(M1 OFF)する(S2506)。この状態で、圧
接ローラアップ/ダウンソレノイドのダウンして(S2
507)、ドラムに圧接ローラを接触させる。そして、
再びドラム回転モータM1に対するパルス数X、回転方
向CCWおよび回転速度の設定がなされ(S250
8)、モータM1を起動(M1 ON)し(S250
9)、ドラムが回転するとモータM1のパルスのカウン
トを開始して(S2510)、順次パルス数を減算して
ゆき(S2511)、パルス数Xが0となった時点で
(S2512)、モータM1を停止(M1 OFF)す
る(S2513)。このドラム回転中、圧接ローラはド
ラムの回転に従って回転している。そして、ドラムの回
転が停止した時点で、圧接ローラの電磁クラッチをON
して、圧接ローラに動力が加わるようにしておく(S2
514)。
【0055】次に、メディア後端チャックの動作は、図
14に示すように、まず、ドラムが動かないように、ド
ラム回転モータM1に対して停止励磁信号を設定する
(S2601)。そして、モータM1に停止励磁信号を
出してドラムをロック状態とする(S2602)。
【0056】そして、圧接ローラ回転モータM4に対す
るパルス数X、回転方向CWおよび回転速度の設定がな
され(S2603)、モータM4を起動(M4 ON)
し(S2604)、メディア後端センサがメディアの後
端を検知すると(S2605)、モータM4のパルスの
カウントを開始して(S2606)、順次パルス数を減
算してゆき(S2607)、パルス数Xが0となった時
点で(S2608)、モータM4を停止(M4 OF
F)する(S2609)。これにより、設定されたパル
ス数Xだけ圧接ローラが回転して、メディアの後端が後
端チャックの上にかからないように引き戻される。
【0057】ついで、後端チャックソレノイドをONし
て後端チャックをアップさせ(S2610)、圧接ロー
ラ回転モータM4に対し、回転方向CCWおよび回転速
度の設定がなされ(S2611)、モータM4を起動
(M4 ON)し(S2612)、メディア後端センサ
がメディアの後端を検知すると(S2613)、モータ
M4を停止(M4 OFF)して(S2614)、モー
タM1の停止励磁信号をOFFする(S2615)。そ
して、後端チャックソレノイドをOFFして後端チャッ
クをダウンさせる(S2616)。これにより、メディ
ア後端が後端チャックに挟持される。
【0058】ついで、圧接ローラ電磁クラッチをOFF
(S2617)し、圧接ローラアップ/ダウンソレノイ
ドをアップして、圧接ローラをドラムから離しておく
(S2618)。
【0059】次に、メディア先端の巻き上げ動作は、図
15に示すように、まず、巻き上げローラ接続ソレノイ
ドをONして、巻き上げローラにモータM2の動力が伝
わるようにする(S2801)。そして、ラチェットモ
ータM6に対するパルス数Xおよび回転速度の設定がな
され(S2802)、モータM6を起動(M6 ON)
し(S2803)、モータM6のパルスのカウントを開
始して(S2804)、順次パルス数を減算してゆき
(S2805)、パルス数Xが0となった時点で(S2
806)、モータM6を停止(M6 OFF)する(S
2807)。これにより、巻き上げローラに設けられて
いるラチェットの爪がセットされて、巻き上げローラが
一方向にしか回転しないようになり、巻き上げローラ接
続ソレノイドが外されても、その逆転が防止される。
【0060】ついで、巻き上げローラの回転モータM2
に回転方向CWおよび回転速度の設定がなされ(S28
08)、モータM2を起動(M2 ON)する(S28
09)。そして、トルクリミッタストップセンサが、モ
ータM2に一定以上のトルクがかかってモータM2が停
止したことを検知すると(S2810)、モータM2を
停止(M2 OFF)する(S2811)。これによ
り、メディア先端が引っ張られてドラムにメディアが密
着する。
【0061】ついで、巻き上げローラとモータM2を接
続していた巻き上げローラ接続ソレノイドをOFFし
て、ドラムの回転に支障のないように回転モータM2を
退避させる(S2812)。
【0062】以上のようにしてメディア(記録用紙およ
びインクシート)のドラムへの巻き付け、密着が行われ
る。この動作を図16〜図31を参照して、記録用紙と
インクシートがそれぞれどの様にドラム1巻き付けられ
るかをさらに説明する。
【0063】まず、記録紙の巻き付けについて説明す
る。記録用紙は、図16に示すように、ドラム1が図中
矢印Aに示す回転方向(CCW)に回転して初期位置に
設定された後、巻き付けローラ2が図中矢印Cに示す回
転方向(CCW)に回転して先端チャック20が開か
れ、ここに供給装置11から記録用紙60が供給され
る。
【0064】ついで、図17に示すように、巻き付けロ
ーラ2が図中矢印Dに示す回転方向(CW)に回転して
先端チャック20が閉じ、記録用紙60の先端が挟持さ
れる。
【0065】ついで、図18に示すように、ドラム1が
図中矢印Aに示す回転方向(CCW)に回転して一時停
止し、圧接ローラ6がダウンしてドラム1と接触する。
【0066】ついで、図19に示すように、ドラム1が
図中矢印Aに示す回転方向(CCW)に回転し、圧接ロ
ーラ6が記録用紙60をガイドしつつドラム1に巻き付
ける。
【0067】ついで、図20に示すように、記録用紙6
0の後端が検知されると、圧接ローラ6が図中矢印Fに
示す回転方向(CW)に回転し、圧接ローラ6が記録用
紙60を若干引き戻す。そして、記録用紙60の後端を
挟持する後端チャック4をアップさせる。
【0068】ついで、図21に示すように、圧接ローラ
6が図中矢印Eに示す回転方向(CCW)に回転し、圧
接ローラ6が記録用紙60の後端を後端チャック4の間
に導入し、後端チャック4がダウンして記録用紙60の
後端を挟持する。
【0069】ついで、図22に示すように、圧接ローラ
6アップして、ドラム1から離れ、ドラム1を図中矢印
Aに示す回転方向(CCW)に回転し、所定の位置にす
る。
【0070】ついで、図23に示すように、巻き上げロ
ーラ2が図中矢印Dに示す回転方向(CW)に回転し、
記録用紙60を巻き上げてドラム1に密着させる。以上
によりドラム1に記録用紙60が密着する。
【0071】次に、インクシート61の巻き上げ、密着
が行われる。インクシート61は、前記記録用紙60と
同様に、まず、図24に示すように、ドラム1が図中矢
印Aに示す回転方向(CCW)に回転して初期位置に設
定された後、巻き付けローラ3が図中矢印Cに示す回転
方向(CCW)に回転して先端チャック30が開かれ、
ここに供給装置11からインクシート61が供給され
る。
【0072】ついで、図25に示すように、巻き付けロ
ーラ3が図中矢印Dに示す回転方向(CW)に回転して
先端チャック30が閉じ、インクシート61の先端が挟
持される。
【0073】ついで、図26に示すように、ドラム1が
図中矢印Aに示す回転方向(CCW)に回転して一時停
止し、圧接ローラ6がダウンしてドラム1と接触する。
【0074】ついで、図27に示すように、ドラム1が
図中矢印Aに示す回転方向(CCW)に回転し、圧接ロ
ーラ6がインクシート61をガイドしつつ記録用紙60
の上からドラム1に巻き付ける。
【0075】ついで、図28に示すように、インクシー
ト61の後端が検知されると、圧接ローラ6が図中矢印
Fに示す回転方向(CW)に回転し、圧接ローラ6がイ
ンクシート61を若干引き戻す。そして、インクシート
61の後端を挟持する後端チャック5がアップする。
【0076】ついで、図29に示すように、圧接ローラ
6が図中矢印Eに示す回転方向(CCW)に回転し、圧
接ローラ6がインクシート61の後端を後端チャック5
の間に導入し、後端チャック5がダウンしてインクシー
ト61の後端を挟持する。
【0077】ついで、図30に示すように、圧接ローラ
6がアップして、ドラム1から離れ、ドラム1を図中矢
印Aに示す回転方向(CCW)に回転して所定の位置に
する。
【0078】ついで、図31に示すように、巻き上げロ
ーラ3が図中矢印Dに示す回転方向(CW)に回転し、
インクシート61を巻き上げて、記録用紙60の上から
ドラム1に密着させる。
【0079】以上により記録用紙60とその上からイン
クシート61が巻き付けられてドラム1に密着すること
となる。
【0080】以下、メディア(記録用紙およびインクシ
ート)の排出について、図32〜39に示すフローチャ
ートを参照して説明する。メディアの排出は、図32に
示すように、ドラムの初期位置設定(S31)、ラチェ
ットの解除(S32)、メディア先端チャック開き(S
33)、ドラム排出位置設定(S34)、メディア後端
ピックアップ(S35)、メディア剥離(S36)、メ
ディア排出(S37)の各動作によって行われる。
【0081】この各動作をさらに詳細に説明する。ま
ず、ドラム初期位置設定は、図33に示すように、ドラ
ム回転モータM1に対するパルス数X、回転方向CCW
および回転速度の設定がなされる(S311)。モータ
M1を起動(M1 ON)し(S312)、ドラムが回
転すると、ドラム初期位置センサによって、ドラムの位
置が初期位置に達したかどうかを検知し(S313)、
初期位置にきたことを検知するとモータM1のパルスの
カウントを開始して(S314)、順次パルス数を減算
してゆき(S315)、パルス数Xが0となった時点で
(S316)、モータM1を停止(M1 OFF)する
(S317)。これにより、ドラムが所定の位置に来る
こととなる。
【0082】次に、ラチェット解除の動作は、図34に
示すように、巻き上げローラ接続ソレノイドをONし
て、巻き上げローラにモータM2の動力が伝わるように
して、ラチェットが解除されても、巻き上げローラが空
回りしないようにする(S321)。そして、ラチェッ
トモータM6に対するパルス数Xおよび回転速度の設定
がなされ(S322)、モータM6を起動(M6 O
N)し(S323)、モータM6のパルスのカウントを
開始して(S324)、順次パルス数を減算してゆき
(S325)、パルス数Xが0となった時点で(S32
6)、モータM6を停止(M6 OFF)する(S32
7)。これにより、巻き上げローラに設けられているラ
チェットの爪がはずれて解除され、巻き上げローラの回
転が自在となる。
【0083】次に、メディア先端チャックを開く動作
は、図35に示すように、まず、巻き上げローラの回転
モータM2に対する回転方向CCWおよび回転速度の設
定がなされる(S331)。モータM2を起動(M2
ON)し(S332)、巻き上げローラオープン位置セ
ンサによって、巻き上げローラの位置がオープン位置に
達したかどうかを検知し(S333)、オープン位置に
きたことを検知するとモータM2を停止(M2 OF
F)する(S334)。これにより、メディア先端を挟
持していた巻き上げローラの先端チャックが開く。そし
て、巻き上げローラ接続ソレノイドをOFFし、巻き上
げローラと回転モータM2とを外しておく(S33
5)。
【0084】次に、ドラム排出位置設定は、図36に示
すように、ドラム回転モータM1に対するパルス数X、
回転方向CCWおよび回転速度の設定がなされ(S34
1)、モータM1を起動(M1 ON)し(S34
2)、モータM1のパルスのカウントを開始して(S3
43)、順次パルス数を減算してゆき(S344)、パ
ルス数Xが0となった時点で(S345)、モータM1
を停止(M1 OFF)する(S346)。これによ
り、ドラムが所定の排出位置に来ることとなる。そし
て、圧接ローラアップ/ダウンソレノイドをダウンし
て、圧接ローラをドラムと接触させ(S347)、圧接
ローラに動力が加わるように電磁クラッチをONする
(S348)。
【0085】次に、メディア後端ピックアップの動作
は、図37に示すように、まず、後端チャックソレノイ
ドをONして後端チャックをアップし(S3501)、
ドラムが動かないように、ドラム回転モータM1に対し
て停止励磁信号を設定する(S3502)。そして、モ
ータM1に停止励磁信号を出してドラムをロック状態と
する(S3503)。
【0086】そして、圧接ローラ回転モータM4に対す
るパルス数X、回転方向CWおよび回転速度の設定がな
され(S3504)、モータM4を起動(M4 ON)
し(S3505)、モータM4のパルスのカウントを開
始して(S3506)、順次パルス数を減算してゆき
(S3507)、パルス数Xが0となった時点で(S3
508)、モータM4を停止(M4 OFF)する(S
3509)。これにより、設定されたパルス数Xだけ圧
接ローラが回転して、メディアを後端チャックから引き
出す。
【0087】ついで、後端チャックソレノイドをOFF
して後端チャックをダウンさせ(S3510)、圧接ロ
ーラ回転モータM4に対し、パルス数X、回転方向CC
Wおよび回転速度の設定がなされ(S3511)、モー
タM4を起動(M4 ON)し(S3512)、モータ
M4のパルスのカウントを開始して(S3513)、順
次パルス数を減算してゆき(S3514)、パルス数X
が0となった時点で(S3515)、モータM4を停止
(M4 OFF)して(S3516)、モータM1の停
止励磁信号をOFFする(S3517)。これにより、
メディアを元の位置まで戻す。そして、後端チャックソ
レノイドをONして後端チャックをアップして、メディ
アの後端が排出装置に入り易いように持ち上げる(S3
518)。
【0088】次に、メディア剥離の動作は、図38に示
すように、まず、剥離ローラソレノイドがONして、剥
離ローラがセットされる(S361)。そして、圧接ロ
ーラ回転モータM4に対するパルス数X、回転方向CC
Wおよび回転速度の設定、およびドラム回転モータM1
に対するパルス数X、回転方向CWおよび回転速度の設
定がなされ(S362)、モータM4およびM1を起動
(M4、M1 ON)し(S363)、モータM4およ
びM1のパルスのカウントを開始して(S364)、順
次パルス数を減算してゆき(S365)、パルス数Xが
0となった時点で(S366)、モータM4およびM1
を停止(M4、M1 OFF)する(S367)。これ
により、設定されたパルス数Xだけ圧接ローラとドラム
が回転してして、メディアをドラムから剥離して排出装
置に導く。
【0089】ついで、剥離ローラソレノイドをOFFし
て剥離ローラをアップさせ(S368)、後端チャック
ソレノイドをOFFして後端チャックをダウンさせる
(S369)。
【0090】次に、メディア排出の動作は、図39に示
すように、まず、圧接ローラの電磁クラッチをOFFし
て、圧接ローラが自在に動くようにし(S371)、圧
接ローラアップ/ダウンソレノイドをアップし、圧接ロ
ーラをドラムから離す(S372)。
【0091】ついで、排出装置の排出モータM5に対
し、回転方向CCWおよび回転速度を設定して(S37
3)モータM5を起動(M5 ON)する(S37
4)。そして、排出センサがメディアが排出されたこと
を検知すると(S375)、モータM5を停止(M5
OFF)する(S376)。これにより、メディアが排
出される。
【0092】以上のようにしてメディア(記録用紙およ
びインクシート)のドラムからの排出が行われる。この
動作を図40〜図61を参照して、記録用紙とインクシ
ートがそれぞれどの様にドラム1から排出されるかをさ
らに説明する。
【0093】まず、インクシートの排出について説明す
る。まず、図40に示すように、ドラム1が図中矢印A
に示す回転方向(CCW)に回転して初期位置に設定さ
れると共に、ラチェットの解除が行われる。
【0094】ついで、図41に示すように、巻き付けロ
ーラ3が図中矢印Cに示す回転方向(CCW)に回転し
て先端チャックが開かれ、インクシート61の先端を解
放する。
【0095】ついで、図42に示すように、ドラム1を
図中矢印Bに示す回転方向(CCW)に回転して排出位
置に設定する。
【0096】ついで、図43に示すように、圧接ローラ
6がダウンしてドラム1と接触し、同時に後端チャック
5をアップして、インクシート61の後端を解放する。
【0097】ついで、図44に示すように、圧接ローラ
6が図中矢印Fに示す回転方向(CW)に回転し、圧接
ローラ6がインクシート61を後端チャック5から引き
出す。
【0098】ついで、図45に示すように、後端チャッ
ク5をダウンさせた後、圧接ローラ6が図中矢印Eに示
す回転方向(CCW)に回転し、インクシート61の後
端を後端チャック5上に戻す。
【0099】ついで、図46に示すように、後端チャッ
ク5を再びアップして、インクシート61の後端が排出
装置12に入り易いように持ち上げる。
【0100】ついで、図47に示すように、剥離ローラ
7をセットして、排出装置12内にインクシートが入る
ようにする。
【0101】ついで、図48に示すように、圧接ローラ
6が図中矢印E方向(CCW)に、ドラム1が図中矢印
B方向(CW)に回転して、ドラム1からインクシート
を剥離し、排出装置12内に導く。
【0102】ついで、図49に示すように、圧接ローラ
6がアップしてドラム1から離れ、また剥離ローラ7も
アップする。
【0103】ついで、図50に示すように、排出装置1
2の排出モータが起動されて、インクシート61が排出
される。
【0104】次に、記録用紙60は、前記インクシート
61と同様に、まず、図51に示すように、ドラム1が
図中矢印Aに示す回転方向(CCW)に回転して初期位
置に設定されると共に、ラチェットの解除が行われる。
【0105】ついで、図52に示すように、巻き付けロ
ーラ2が図中矢印Cに示す回転方向(CCW)に回転し
て先端チャックが開かれ、記録用紙60の先端を解放す
る。
【0106】ついで、図53に示すように、ドラム1を
図中矢印Bに示す回転方向(CCW)に回転して排出位
置に設定する。
【0107】ついで、図54に示すように、圧接ローラ
6がダウンしてドラム1と接触し、、同時に後端チャッ
ク4をアップして、記録用紙60の後端を解放する。
【0108】ついで、図55に示すように、圧接ローラ
6が図中矢印Fに示す回転方向(CW)に回転し、圧接
ローラ6が記録用紙60を後端チャック4から引き出
す。
【0109】ついで、図56に示すように、後端チャッ
ク5をダウンさせた後、圧接ローラ6が図中矢印Eに示
す回転方向(CCW)に回転し、記録用紙60の後端を
後端チャック4上に戻す。
【0110】ついで、図57に示すように、後端チャッ
ク4を再びアップして、記録用紙60の後端が排出装置
12に入り易いように持ち上げる。
【0111】ついで、図58に示すように、剥離ローラ
7をセットして、排出装置12内にインクシートが入る
ようにする。
【0112】ついで、図59に示すように、圧接ローラ
6が図中矢印E方向(CCW)に、ドラム1が図中矢印
B方向に回転して、ドラム1からインクシートを剥離
し、排出装置12内に導く。
【0113】ついで、図60に示すように、圧接ローラ
6がアップしてドラム1から離れ、また剥離ローラ7も
アップする。
【0114】ついで、図61に示すように、排出装置1
2の排出モータが起動されて、記録用紙60が排出され
る。以上のようにして、インクシート61および記録用
紙60が排出される。
【0115】以上説明した本実施例においては、先端チ
ャックを有する巻き上げローラ2および3が回転するこ
とにより、先端チャックが回転移動して記録用紙および
インクシートを引っ張り密着させることとしたが、本発
明においては、この様な巻き上げローラの回転による以
外に、先端チャック(巻き上げローラ)そのものが移動
するように構成したものであってもよく、さらには、先
端チャックを移動するばかりではなく、後端チャック側
を移動させるものであってもよい。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各請求
項ごと以下のような効果を奏する。まず、請求項1記載
の本発明の記録用紙の巻き付け方法は、円筒ドラム外周
上で、第1および第2挟持手段によって挟持した記録用
紙を、第1または第2挟持手段を移動させて引っ張るこ
とにより、円筒ドラム外周面上に記録用紙を密着させる
こととしたので、円筒ドラムを高速に回転することが可
能となり、熱転写式プリンタに用いた場合には、プリン
トプロセスの処理速度が向上する。
【0117】請求項2記載の本発明の記録用紙の巻き付
け装置は、円筒ドラム外周上に設けられた第1および第
2挟持手段によって記録用紙を挟持し、第1または第2
挟持手段を移動手段によって引っ張り、円筒ドラム外周
面上に記録用紙を密着させることとしたので、従来のご
とく、2系統の減圧室や真空装置などを用いる必要がな
くなり、装置構成を簡単にでき、装置のコンパクト化、
低コスト化を図ることができ、また、真空ポンプによる
騒音の心配がない。
【0118】請求項3記載の本発明の記録用紙およびイ
ンクシートの巻き付け方法は、円筒ドラム外周上で、第
1および第2挟持手段によって挟持した記録用紙を、第
1または第2挟持手段を移動させて引っ張り、円筒ドラ
ム外周面上に記録用紙を密着させ、インクシートを第3
および第4挟持手段によって挟持し、第3または第4挟
持手段を移動させて引っ張り、記録用紙の上から密着さ
せることとしたので、インクシートが記録用紙上から円
筒ドラムに巻き付くことで、記録用紙とインクシートと
の密着性が向上し、円筒ドラムを高速に回転することが
可能となり、熱転写式プリンタに用いた場合には、プリ
ントプロセスの処理速度が向上する。
【0119】請求項4記載の本発明の記録用紙の巻き付
け装置は、円筒ドラム外周上に設けられた第1および第
2挟持手段によって記録用紙を挟持し、第1または第2
挟持手段を移動手段によって引っ張って円筒ドラム外周
面上に記録用紙を密着させ、第3および第4挟持手段に
よってインクシート挟持し、第3または第4挟持手段を
移動手段によって引っ張り、記録用紙の上からインクシ
ートを密着させることとしたので、従来のごとく、2系
統の減圧室や真空装置などを用いる必要がなくなり、装
置構成を簡単にでき、装置のコンパクト化、低コスト化
を図ることができ、また、真空ポンプによる騒音の心配
がない。さらに、従来のごとく、透明部材などにより挟
み込む必要がないため、インクシートの外側に接触する
ものがないので、熱が逃げず、インクの転写効率が向上
し、また、レーザ光が透過する部材がないことで、直接
レーザ光をインクシートに照射することができるので、
画質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一実施例の巻き付け装置を
説明するための図面である。
【図2】 上記実施例の巻き付け装置に用いる巻き上げ
ローラの一例を示す図面である。
【図3】 上記実施例の巻き付け装置に用いる巻き上げ
ローラの他の一例を示す図面である。
【図4】 上記実施例の巻き付け装置に用いる後端チャ
ックの一例を示す図面である。
【図5】 上記実施例の巻き付け装置に用いる後端チャ
ックの他の一例を示す図面である。
【図6】 上記実施例の巻き付け装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図7】 上記実施例におけるプリント動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作を
示すフローチャートである。
【図9】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作の
うち、ドラム初期位置設定動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作
のうち、メディア先端チャックを開く動作を示すフロー
チャートである。
【図11】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作
のうち、メディア供給動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作
のうち、メディア先端チャックを閉じる動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作
のうち、メディアのドラム巻き付け動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作
のうち、メディア後端チャック動作を示すフローチャー
トである。
【図15】 上記実施例におけるメディア巻き付け動作
のうち、メディア先端巻き上げ動作を示すフローチャー
トである。
【図16】 上記実施例における記録用紙のメディア巻
き付けを動作の順に示した図面である。
【図17】 図16に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図18】 図17に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図19】 図18に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図20】 図19に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図21】 図20に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図22】 図21に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図23】 図22に続く記録用紙のメディア巻き付け
を動作の順に示した図面である。
【図24】 図23に続いて、インクシートのメディア
巻き付けを動作の順に示した図面である。
【図25】 図24に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図26】 図25に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図27】 図26に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図28】 図27に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図29】 図28に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図30】 図29に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図31】 図30に続くインクシートのメディア巻き
付けを動作の順に示した図面である。
【図32】 上記実施例におけるメディア排出動作を示
すフローチャートである。
【図33】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、ドラム初期位置設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図34】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、ラチェット解除動作を示すフローチャートである。
【図35】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、メディア先端チャックを開く動作を示すフローチャ
ートである。
【図36】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、ドラム排出位置設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図37】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、メディア後端ピックアップ動作を示すフローチャー
トである。
【図38】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、メディア剥離動作を示すフローチャートである。
【図39】 上記実施例におけるメディア排出動作のう
ち、メディア排出動作を示すフローチャートである。
【図40】 上記実施例における記録用紙のメディア排
出を動作の順に示した図面である。
【図41】 図40に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図42】 図41に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図43】 図42に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図44】 図43に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図45】 図44に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図46】 図45に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図47】 図46に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図48】 図47に続く、記録用紙のメディア排出を
動作の順に示した図面である。
【図49】 図48に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図50】 図49に続く記録用紙のメディア排出を動
作の順に示した図面である。
【図51】 図50に続いて、インクシートのメディア
排出を動作の順に示した図面である。
【図52】 図51に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図53】 図52に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図54】 図53に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図55】 図54に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図56】 図55に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図57】 図56に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図58】 図57に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図59】 図58に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図60】 図59に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図61】 図60に続くインクシートのメディア排出
を動作の順に示した図面である。
【図62】 従来の巻き付け装置を示す図面である。
【図63】 従来の他の巻き付け装置を示す図面であ
る。
【符号の説明】
1…ドラム、2、3…巻き上げローラ、4、5…後端チ
ャック、6…圧接ローラ、7…剥離ローラ、20、30
…先端チャック。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙を回転可能な円筒ドラムに巻き
    付ける方法であって、 前記円筒ドラムの円周上に設けられている第1挟持手段
    に前記記録用紙の一端を挟持させる第1工程と、 該第1工程後、前記円筒ドラムを回転させ、前記円筒ド
    ラムに前記記録用紙を巻き付ける第2工程と、 該第2工程後、前記円筒ドラムの円周上に設けられてい
    る第2挟持手段に前記記録用紙の他端を挟持させる第3
    工程と、 該第3工程後、前記記録用紙を前記円筒ドラムに密着さ
    せるように前記第1挟持手段または前記第2挟持手段を
    移動させる第4工程と、よりなることを特徴とする記録
    用紙の巻き付け方法。
  2. 【請求項2】 記録用紙を回転可能な円筒ドラムに巻き
    付ける巻き付け装置であって、 前記円筒ドラムの円周上に設けられ、前記記録用紙の一
    端を挟持する第1挟持手段と、 前記円筒ドラムの円周上に設けられ、前記記録用紙の他
    端を挟持する第2挟持手段と、 前記記録用紙を前記円筒ドラムに密着させるように前記
    第1挟持手段または前記第2挟持手段を移動させる移動
    手段と、よりなることを特徴とする記録用紙の巻き付け
    装置。
  3. 【請求項3】 記録用紙とインクシートを回転可能な円
    筒ドラムに巻き付ける方法であって、 前記円筒ドラムの円周上に設けられている第1挟持手段
    に前記記録用紙の一端を挟持させる第1工程と、 該第1工程後、前記円筒ドラムを回転させ、前記円筒ド
    ラムに前記記録用紙を巻き付ける第2工程と、 該第2工程後、前記円筒ドラムの円周上に設けられてい
    る第2挟持手段に前記記録用紙の他端を挟持させる第3
    工程と、 該第3工程後、前記記録用紙を前記円筒ドラムに密着さ
    せるように前記第1挟持手段または前記第2挟持手段を
    移動させる第4工程と、 該第4工程後、前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持
    手段と前記第2挟持手段との間に設けられている第3挟
    持手段に前記インクシートの一端を挟持させる第5工程
    と、 該第5工程後、前記円筒ドラムを回転させ前記円筒ドラ
    ムに前記インクシートを巻き付ける第6工程と、 該第6工程後、前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持
    手段と前記第2挟持手段との間に設けられている第4挟
    持手段に前記インクシートの他端を挟持させる第7工程
    と、 該第7工程後、前記記録用紙を前記円筒ドラムに密着さ
    せるように前記第3挟持手段または前記第4挟持手段を
    移動させる第8工程と、よりなることを特徴とする記録
    用紙およびインクシートの巻き付け方法。
  4. 【請求項4】 記録用紙とインクシートを回転可能な円
    筒ドラムに巻き付ける巻き付け装置であって、 前記円筒ドラムの円周上に設けられ、前記記録用紙の一
    端を挟持する第1挟持手段と、 前記円筒ドラムの円周上に設けられ、前記記録用紙の他
    端を挟持する第2挟持手段と、 前記記録用紙を前記円筒ドラムに密着させるように前記
    第1挟持手段または前記第2挟持手段を移動させる第1
    移動手段と、 前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持手段と前記第2
    挟持手段の間に設けられ、前記インクシートの一端を挟
    持する第3挟持手段と、 前記円筒ドラムの円周上の前記第1挟持手段と前記第2
    挟持手段の間に設けられ、前記インクシートの他端を挟
    持する第4挟持手段と、 前記インクシートを前記円筒ドラムに密着させるように
    前記第3挟持手段または前記第4挟持手段を移動させる
    第2移動手段と、よりなることを特徴とする記録用紙お
    よびインクシートの巻き付け装置。
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