JPH08308069A - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JPH08308069A
JPH08308069A JP7106037A JP10603795A JPH08308069A JP H08308069 A JPH08308069 A JP H08308069A JP 7106037 A JP7106037 A JP 7106037A JP 10603795 A JP10603795 A JP 10603795A JP H08308069 A JPH08308069 A JP H08308069A
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JP
Japan
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protector
wall portion
tape
wall
vehicle panel
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Kazuhiro Watanabe
和広 渡辺
Seiji Ito
聖司 伊藤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両パネルにワイヤハーネスを固定するプロ
テクタを提供する。 【構成】 凹字状のプロテクタ外壁部2の両側2a,2
bに、車両パネル側の突起部とスタッドボルトとに対す
る固定部5,20(20′)が各々形成され、ワイヤハ
ーネスを挿通したプロテクタ外壁部に、テープが巻回さ
れるプロテクタにおいて、プロテクタ外壁部に、固定部
の両側又は片側において切欠部3a,4a;3b(4
b)が形成されテープ巻回時にプロテクタ外壁部のみが
撓み、固定部が撓まない。また、プロテクタ外壁部に、
切欠部の開口端縁における突部6,7が設けられたプロ
テクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両パネルにワイヤハ
ーネスを固定するプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は、従来のプロテクタ(参
考、実開平2−85098)を示すものである。このプ
ロテクタ30は、樋状の形状を有し、上方の側壁31に
車両パネル40上の可撓性の突起部35に対する可撓性
の係止部32を備え、下方の側壁33に車両パネル40
上に突設されたスタッドボルト34に対する可撓性の固
定部36を設け、底壁37の端縁部にワイヤハーネス4
3を固定するハーネス保持部38を延設した構造であ
る。
【0003】係止部32は、L字の形状をし、上方の側
壁31に立設し、その側壁31のほぼ中心に位置してい
る。固定部36は、下方の側壁33に対して垂直かつ外
向きで、その側壁33の両端に位置し、そして、半円状
の形状をして中心の近傍に、スタッドボルト34を通す
孔39を有している。
【0004】プロテクタ30を車両パネル40に取付け
る方法について記述する。先ず、ワイヤハーネス43を
凹状のプロテクタ30の底壁37に配設し、プロテクタ
30の外壁をテープ41で巻回することにより、ワイヤ
ハーネス43をプロテクタ30の内部に固定する。
【0005】次に、ハーネス保持部38上に位置するワ
イヤハーネス43を、ハーネス保持部38と一緒にテー
プ41で巻くことによりプロテクタ30に固定する。最
後に、プロテクタ30の係止部32を、車両パネル40
に設けられた突起部35に係合させると共に、プロテク
タ30の固定部36の孔39に、車両パネル40のスタ
ッドボルト34を通してナット42で固定する。これに
より、ワイヤハーネス43がプロテクタ30によって車
両パネル40に取付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す如く、ワイヤハーネス43をテープ41巻きにより
プロテクタ30に固定すると、プロテクタ30の両側壁
31,36が内側に変形し、また、係止部32や固定部
36が正規の位置からずれる(図6に、ずれた状態の係
止部32′と、ずれた状態の固定部36′とを示す)た
めに、プロテクタ30と車両パネル40との組付け状態
が悪くなる、という問題点があった。
【0007】本発明は、上記した点に鑑み、テープ巻き
により生じる、プロテクタと車両パネルとの組付け状態
の悪化を防止するプロテクタを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、凹字状のプロテクタ外壁部の両側に、車
両パネル側の突起部とスタッドボルトとに対する固体部
が各々形成され、ワイヤハーネスを挿通した該プロテク
タ外壁部にテープが巻回されるプロテクタにおいて、前
記プロテクタ外壁部に、前記固定部の両側又は片側にお
いて切欠部が設けられ、テープ巻回時に該プロテクタ外
壁部のみが撓み、該固定部が撓まないプロテクタを基本
とする。また、前記プロテクタ外壁部に、前記切欠部の
開口端縁において突部を設けることも有効である。
【0009】
【作用】テープが、プロテクタ外壁部を巻回するので、
テープ巻きによって生じる張力が、プロテクタ外壁部の
みに働く。また、切欠部が、固定部の両側又は片側に位
置するので、テープ巻きによる張力が固定部に働かな
い。これらにより、プロテクタ外壁部が撓んで変形す
る。しかし、固定部が撓まないので縦方向へ変形しな
い。更に、切欠部の開口端縁が突部を有するので、突部
がテープの横ずれを阻止する。これにより、テープが固
定部を当接しないので、固定部が横方向へ変形しない。
【0010】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係るプロテクタの一
実施例を示す図である。図1に示す如く、このプロテク
タ1と従来例のプロテクタ30(図4)との相違点は、
プロテクタ1のプロテクタ外壁部2の両側2a,2bに
形成された切欠部3a,4a;3b,4bと、係止部
(プロテクタ外壁部2の上側2aに設けられた固定部)
5の両側に設けられた切欠部3a,4aの開口9a,1
0aの端縁に設けられた突部6,7とを有している点で
ある。その他の構成は、従来例の構成と同じなので詳細
な説明を省略する。
【0011】切欠部3a,4a;3b,4bの位置は、
プロテクタ外壁部2の上側2aで係止部5のすぐ脇(係
止部5の根元)の両側(3a,4a)と、プロテクタ外
壁部2の下側2bで、右側の固定部20のすぐ左脇(右
側の固定部20の根元)(3b)と、同じくプロテクタ
外壁部2の下側2bで、左側の固定部20′のすく右脇
(左側の固定部20′の根元)(4b)とにそれぞれ位
置している。各切欠部3a,4a;3b,4bの形状
は、プロテクタ外壁部2の上側2aと下側2bとの各側
縁8a,8bの長手方向に対して直交方向で、各側縁8
a,8bから底壁部16の近くまで伸び、U字の形状を
している。
【0012】なお、切欠部の形状と、突部の位置とに関
する他の実施例としては、図3(b),(c),(d)
に示す如く、切欠部3a,4a内に段差25,25
((c),(d))を設ける。或いは、突部6b,7
b;6d,7dを開口端の端縁から遠ざける((b),
(d))。また、突部の形状は、幾重にも巻かれたテー
プが横にずれるのを防止できれば、その形状を問わな
い。
【0013】更に、プロテクタ外壁部2の下側2bで両
端に位置している各固定部20,20′を、両端から少
し内側にずらし、各固定部20,20′のすぐ両脇に切
欠部を形成してもよい。また、突部を固定部20,2
0′の片側に設けられた切欠部3b,4bの開口9b,
10bの端縁に突設させてもよい。そして、プロテクタ
を車両パネルに取付けることができれば、係止部や固定
部の位置を自由に変更することができる。
【0014】以下にプロテクタ1を車両パネル14に取
付ける方法について記述する。先ず、ワイヤハーネス1
5をプロテクタ1の底壁部16に収納し、例えば、右側
の切欠部3aの脇のプロテクタ外壁部2から、右側の切
欠部3bの脇のプロテクタ外壁部2までテープで巻回す
ると共に、ハーネス保持部18とワイヤハーネス15と
をテープ17で巻いてプロテクタ1にワイヤハーネス1
5を固定する。
【0015】そして、プロテクタ1の係止部5を、車両
パネル14に設けられた突起部19に係合させると共
に、プロテクタ1の固定部20(20′)の孔21(2
1′)に、車両パネル14のスタッドボルト22を通し
てナット(図示しない)で固定する。
【0016】この時、もし、係止部5の右側の切欠部3
aの真下に位置するプロテクタ外壁部2の下側2bと、
右側の固定部20の左側に位置する切欠部3bの真上に
位置するプロテクタ外壁部2の上側2aとが湾曲し、内
側の方向へ変形しても、係止部5と固定部20とが各々
すぐ隣に切欠部3a,3bを有するから、係止部5自体
と固定部20自体とが縦方向に変形することがない。
【0017】また、切欠部3a,4aが、テープ17の
横ずれを防止する突部6,7を有しているから、テープ
の横ずれによって生じる係止部5への横方向への変形を
なくすことができる。なお、係止部5の左側をテープ巻
きしてワイヤハーネス15を固定する場合も、右側をテ
ープ巻きするのと同様である。そして、テープ17を巻
き始める順序は、係止部5側からでも、固定部20(2
0′)側からでもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、プロテ
クタ外壁部が変形しても、固定部が縦方向へ変形しな
い。また、固定部が横方向へも変形しないから、プロテ
クタにワイヤハーネスを取付ける前後で、車両パネルに
対しての固定部の位置がずれない。これにより、プロテ
クタと車両パネルとの整合性が高まるから、取り付け後
の製品の品質が向上し、取付け作業の信頼性が増大す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロテクタの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のA−A縦断面図である。
【図3】図1のB−B縦断面図であり、(a)は、本実
施例であり、(b),(c),(d)は、他の実施例を
示すものである。
【図4】従来のプロテクタを示す斜視図である。
【図5】同じくプロテクタを車両パネルに取付ける時の
分解斜視図である。
【図6】同じくプロテクタの側壁が変形した状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ 3a,3b,4a,4b 切欠部 5 係止部 6,7 突部 20,20′ 固定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹字状のプロテクタ外壁部の両側に、車
    両パネル側の突起部とスタッドボルトとに対する固体部
    が各々形成され、ワイヤハーネスを挿通した該プロテク
    タ外壁部にテープが巻回されるプロテクタにおいて、前
    記プロテクタ外壁部に、前記固定部の両側又は片側にお
    いて切欠部が設けられ、テープ巻回時に該プロテクタ外
    壁部のみが撓み、該固定部が撓まないことを特徴とする
    プロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記プロテクタ外壁部に、前記切欠部の
    開口端縁において突部が設けられたことを特徴とする請
    求項1記載のプロテクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011259679A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメットの車体取付構造
CN102748535A (zh) * 2012-07-24 2012-10-24 上海和蕴机电科技有限公司 固定支架装置及其操作方法
JP2013002501A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Denso Corp 配線装置

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