JP3427552B2 - ワイヤハーネス取付用バンド - Google Patents

ワイヤハーネス取付用バンド

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JP3427552B2
JP3427552B2 JP05418895A JP5418895A JP3427552B2 JP 3427552 B2 JP3427552 B2 JP 3427552B2 JP 05418895 A JP05418895 A JP 05418895A JP 5418895 A JP5418895 A JP 5418895A JP 3427552 B2 JP3427552 B2 JP 3427552B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤハーネス取付用バ
ンドに関し、詳しくは、ワイヤハーネスを車体パネル等
に固定するクリップ部を有するバンドにおいて、ワイヤ
ハーネスの外周に巻き付けたバンド本体がバンドロック
部の挿通穴に対して挿入方向が相異しても、バンドロッ
ク部にバンド本体をロックできるようにして、取付作業
性の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイヤハーネスは、所要の経路に
沿って正確に配線するために車体パネル等に固定する必
要があり、従来より、車両の車体パネルにワイヤハーネ
スを取り付けるためのクリップ部を有するバンドが種々
提供されている。例えば、図9に示すワイヤハーネス取
付用バンド1は、ワイヤハーネスW/Hの外周に巻き付
けるバンド本体2の一端に、該バンド本体2を挿通させ
て所要位置で固定保持するバンドロック部3を設け、該
バンドロック部3より突出する車体取付用のクリップ部
4を車両の車体パネル5の貫通穴5aに係合させて、ワ
イヤハーネスW/Hを車両に取り付けた状態で配線する
ようにしている。
【0003】上記ワイヤハーネス取付用バンド1は、バ
ンド本体2の一端面に長手方向に連続する鋸歯状の係止
溝2aを設け、バンド本体2をバンドロック部3の挿通
穴3aに挿通させた状態で、係止溝2aと対向する挿通
穴3aの内面より突出する係止片3bの係止爪3cと上記
係止溝2aとを係合させ、ロックしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
ンド1は、挿通穴3aに対するバンド本体2の挿入方向
が正規方向でない場合、即ち、図10に示すように、挿
通穴3aの取出口3e側よりバンド本体2を挿入すると、
係止溝2aを形成していない他面側に係止爪3cが位置す
るため、係止溝2aと係止爪3cとを係合できず、バンド
本体をバンドロック部にロックできない。
【0005】よって、ワイヤハーネスW/Hに対してバ
ンド本体2を再び巻き付け直さしてバンドロック部に正
規方向から挿入しなければならず、巻付前に作業者がバ
ンド本体2の巻き付け方向を確認をしなければならない
ため、作業性が悪い問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ワイヤハーネスを車体パネル等に固定するクリップ
部を有するバンドにおいて、ワイヤハーネスの外周に巻
き付けたバンド本体を、バンドロック部の挿通穴に対し
て両側のいずれの開口より挿入しても固定できるように
して、作業性を向上させることができるワイヤハーネス
取付用バンドを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の第1の発明では、ワイヤハーネス
の外周に巻き付けたバンド本体の先端を、バンド本体の
他端に設けたバンドロック部の挿通穴に挿入してロック
し、該バンドロック部より突設したクリップ部により車
両の車体パネル等に取り付けるバンドであって、上記バ
ンド本体は平面の一面側に長手方向に連続した鋸歯状の
係止溝を備え、該係止溝と係止する係止爪を有する一対
の係止片を上記バンドロック部の上下両面より突設する
と共に、該一対の係止片を挿通穴内で幅方向に位相させ
て突設して、バンド本体の挿入方向が相異しても上記い
ずれか一方の係止片の係止爪がバンド本体の係止溝と係
止する構成としているワイヤハーネス取付用バンドを提
供している。
【0008】
【0009】また、本発明は、第2に、ワイヤハーネス
の外周に巻き付けたバンド本体の先端を、バンド本体の
他端に設けたバンドロック部の挿通穴に挿入してロック
し、該バンドロック部より突設したクリップ部により車
両の車体パネル等に取り付けるバンドであって、上記バ
ンド本体は平面の一面側と他面側にそれぞれ幅方向に位
相させて長手方向に連続した鋸歯状の係止溝を備え、こ
れら係止溝と係止する係止爪を有する一対の係止片を上
記バンドロック部の上面あるいは下面より隣接させて突
設し、バンド本体の挿入方向が相異しても上記いずれか
一方の係止片の係止爪が、いずれか一方の係止溝と係止
する構成としているワイヤハーネス取付用バンドを提供
している。
【0010】さらに、本発明は、第3に、ワイヤハーネ
スの外周に巻き付けたバンド本体の先端を、バンド本体
の他端に設けたバンドロック部の挿通穴に挿入してロッ
クし、該バンドロック部より突設したクリップ部により
車両の車体パネル等に取り付けるバンドであって、上記
バンド本体の幅方向の端縁に沿って連続した鋸歯状の係
止溝を備え、該係止溝と係止する係止爪を有する一対の
係止片を上記バンドロック部の両側面より突設し、バン
ド本体の挿入方向が相異しても上記いずれか一方の係止
片の係止爪がバンド本体の係止溝と係止する構成として
いるワイヤハーネス取付用バンドを提供している。
【0011】上記バンドロック部の両側面に係止片を設
ける場合、該係止片をバンドロック部の両側面にスリッ
トを入れて形成した舌片に形成して、係止溝と係止爪と
の係合時に撓むことができるようにしており、かつ、係
止片の撓みを抑制するためのガイド枠部を両側面より突
設している。
【0012】また、上記バンド本体の平面あるいは幅方
向端縁に設ける鋸歯状に連続する各係止溝は、両側面の
傾斜角度が異なるV字溝からなる一方、上記バンドロッ
ク部に設ける一対の係止片の係止爪は、両側面の傾斜角
度が異なるV字状突起からなると共に上記一対の係止爪
の傾斜角度を逆としている。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載のワイヤハーネス取付
用バンドによると、ワイヤハーネスにバンド本体を巻き
付けて、挿通穴に対してバンド本体の係止溝が上方を向
いた状態で一方側の開口より挿入する場合、バンドロッ
ク部の上面より突出した係止片の係止爪に上記係止溝が
係止して、バンド本体を所要位置でバンドロック部にロ
ックする。また、挿通穴に対してバンド本体の係止溝が
下方を向いた状態で他方側の開口より挿入する場合、バ
ンドロック部の下面より突出した係止片の係止爪に上記
係止溝が係止して、バンド本体を所要位置でバンドロッ
ク部にロックする。このように、挿通穴に対するバンド
本体の挿入方向が相異していても、バンド本体をバンド
ロック部にロックすることが出来るため、作業者がワイ
ヤハーネスの外周にバンド本体を巻き付ける際に、該バ
ンド本体の配置面を確認しなくてもワイヤハーネスに取
り付けることが可能となる。
【0014】上記のワイヤハーネス取付用バンドでは、
バンドロック部の上下両面より突出する係止片を幅方向
に位相させて設ける構成としているため、係止溝と係合
しない側の係止片と上面あるいは下面の間がバンド本体
挿入用のガイドとなり、よって、挿通穴へのバンド本体
の挿入が容易となる。
【0015】上記第2の発明のワイヤハーネス取付用バ
ンドによると、バンド本体を挿通穴のいずれの開口より
挿入しても、バンド本体の両面に幅方向に位相させてそ
れぞれ形成したいずれか一方の係止溝が、係止爪を有す
る係止片を突設したバンドロック部の上面側あるいは下
面側に向いて互いに係止可能な状態となる。よって、バ
ンド本体の挿通穴に対する挿入方向が相異しても、バン
ド本体をバンドロック部に確実にロックできる。
【0016】上記第3の発明のワイヤハーネス取付用バ
ンドによると、バンド本体の幅方向の両端縁に係止溝を
形成すると共に、対向するバンドロック部の両側面より
係止爪を有する係止片を突設しているため、バンド本体
の挿通穴に対する挿入方向が相異しても、係止溝と係止
爪が互いに対向し、いずれか一方の係止爪と係止溝とが
係止して、バンド本体をバンドロック部に確実にロック
でき、この場合もワイヤハーネスに対するバンド本体の
巻付方向を確認する必要はない。
【0017】また、ワイヤハーネス取付用バンドの係止
溝および係止爪をそれぞれ傾斜角度が異なるV字状の溝
および突起として設け、これらの傾斜角度を逆とに形成
しているため、バンド本体を挿通穴に挿入した状態で、
これらの係止溝と係止爪が確実に係止して、バンド本体
をバンドロック部にロックする。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。図1(A)(B)に示すように、本発明の
第1実施例のワイヤハーネス取付用バンド10は、長尺
なバンド本体11と、該バンド本体11の端部に連続す
るバンドロック部12と、該バンドロック部12より突
設する車体取付用のクリップ部13とを、合成樹脂によ
り一体成形している。尚、ワイヤハーネスW/Hを構成
する複数の電線Wの外周を粘着テープで結束していない
場合には、ワイヤハーネス結束用として用いることも出
来る。
【0019】上記バンド本体11は、長尺な平面の上面
11aの中央に長手方向に連続する鋸歯状の係止溝11b
を設けている。該係止溝11bは、幅方向の両側に所要
幅の残留面を残して所要幅で延在させている。各係止溝
11bはV字形状で両側面の傾斜角度を異ならせてい
る。
【0020】上記バンドロック部12は、バンド本体1
1をワイヤハーネスW/Hに巻き付けた状態でバンド本
体11の先端より貫通する挿通穴12aを備えた四角筒
状の枠体で、その下端面より上記バンド本体11を突出
させている。バンドロック部12には、枠体の上下枠の
内面(上下面12b、12c)中央より上記挿通穴12a内
に係止片12d、12eを突設しており、これら係止片1
2d、12eに上記係止溝11bと係止する係止爪12f、
12gを突設している。これら係止片12d、12eは先
端側をバンド挿通方向で且つ互いに逆方向に屈折させて
延在させ、これら屈折部の対向面にそれぞれ上記係止爪
12f、12gを鋸歯状に連続させて形成している。各係
止爪は上記係止溝と対応するように略V字形状で、その
両面の傾斜角度を異ならせている。
【0021】上記クリップ部13は、バンドロック部1
2の上枠上面より突設しており、車体パネルの貫通穴周
縁に接触する位置決め部13aと、該位置決め部13aよ
り突設する支持部13bと、該支持部13bの上端より両
側に突出する一対の羽根部13c、13cと、これら羽根
部13c、13cの下端に形成して車体パネルの貫通穴の
周縁に係合する係止段部13d、13dとからなる。
【0022】上記構成のワイヤハーネス取付用バンド1
0によると、図2(A)に示すように、係止溝11bを形
成していない下面11c側をワイヤハーネスW/Hに接
するようにバンド本体11をワイヤハーネスW/Hに巻
き付けた場合、係止溝11bが上方を向いた状態でバン
ド本体11が挿通穴12aの一方(図2(A)中右側)の開
口12hより挿入される。挿入したバンド本体11は、
一対の係止片12d、12eをそれぞれ上下方向に撓ませ
てバンドロック部12を貫通し、他方(図2(A)中左側)
の開口12iよりバンド本体11を引き出して引っ張っ
ることにより、ワイヤハーネスW/Hを締め付ける。該
締付位置で、上面12bより突設した係止片12dの係止
爪12fが、バンド本体11の所要位置の係止溝11bに
係止して、バンド本体11をバンドロック部12にロッ
クする。
【0023】また、図2(B)に示すように、係止溝11
bを形成した上面11a側をワイヤハーネスW/Hに接す
るようにして、バンド本体11をワイヤハーネスW/H
に巻き付けた場合、係止溝11bが下方を向いた状態で
バンド本体11が挿通穴12aの左側開口12iより挿入
される。これにより、上記と同様に一対の係止片12
d、12eを撓ませてバンド本体11が右側開口12hよ
り引き出され、バンド本体11を引っ張ることにより下
面12cより突設した係止片12eの係止爪12gと所要
位置の係止溝11bを係止して、バンド本体11をバン
ドロック部12にロックする。
【0024】上記のように、ワイヤハーネスW/Hの所
要位置にワイヤハーネス取付用バンド10を巻き付けた
状態で、車体パネルの貫通穴にクリップ部13を配置し
て、挿入することにより、貫通穴の周縁に係止段部13
d、13dを係合させて、車体パネルにワイヤハーネスW
/Hを沿わせて取り付ける。
【0025】このように、第1実施例のワイヤハーネス
取付用バンド10によると、挿通穴12aに対してバン
ド本体11の挿入方向が相異しても、上下面12b、1
2cより突設したいずれかの係止片12d、12eの係止
爪12f、12gと係止してロックすることが出来るた
め、車両への組立時に、作業者はワイヤハーネスW/H
に対するバンド本体11の巻き付け方向を確認する必要
がない。
【0026】図3(A)(B)は第2実施例のワイヤハーネ
ス取付用バンド10を示し、該ワイヤハーネス取付用バ
ンド10は、バンドロック部12の上下両面12b、1
2cより突出する係止片12d、12eを、幅方向に位相
させて隣接するように突設している。上記構成とするこ
とにより、第1実施例のように、挿通穴12aに対して
バンド本体11の挿入方向が相異しても、いずれかの係
止片12d、12eの係止爪12f、12gにバンド本体1
1を係止することが出来る。さらに、バンドロック部1
2の挿通穴12aにバンド本体11を挿入する際には、
係止溝11bと係合しない側の係止片12dあるいは12
eと、下面12cあるいは上面12bの間が挿入用のガイ
ドとなるため、挿通穴12aに対してバンド本体11を
容易に挿入することが出来、取付作業性が向上する。
【0027】図4は第3実施例のワイヤハーネス取付用
バンド10を示し、該ワイヤハーネス取付用バンド10
は、バンド本体11の上面11aと下面11cの両方に、
互いに幅方向に位相させた側部に、長手方向に連続させ
て鋸歯状の係止溝11b'、11b'を設けている。一方、
バンドロック部12には、上記係止溝11b'、11b'と
係止する係止爪12f、12gを有する一対の係止片12
d'、12e'を、上記バンドロック部の上面12bに隣接
状態で一対に突設している。これら係止片12d'、12
e'は、上記第1実施例と同様に、ワイヤハーネス挿通方
向で且つ互いに反対方向に延在させている。尚、これら
係止片12d'、12e'は、バンドロック部12の下面1
2cより突設しても良く、上下いずれか一方の面に設け
れば良い。
【0028】図5および図6は第4実施例のワイヤハー
ネス取付用バンド10を示し、該ワイヤハーネス取付用
バンド10では、バンド本体15の幅方向の両側縁に沿
って連続した鋸歯状の係止溝15a、15bを設けてお
り、該バンド本体15の他端にバンドロック部16を設
けると共に、該バンドロック部16に第1実施例と同様
にクリップ部13を設けている。
【0029】上記バンドロック部16では、挿通するバ
ンド本体15の幅方向の両側端縁と対向する両側面16
b、16cに、相異する開口16d、16eよりバンド本体
15の挿入方向に沿って所要間隔をあけて一対のスリッ
ト16f、16fを設け、これらの間に係止爪16g、1
6hを形成した舌片状の係止片16i、16jを設けてい
る。これら係止片16i、16jは、それぞれの自由端を
開口16e、16dより外方に延在させると共に、これら
係止片16i、16jの外側への撓みを抑制して、係止溝
15a、15bと係止爪16g、16hとの係合が外れるこ
とを防止するコ字形状のガイド枠部16k、16mをそれ
ぞれ設けている。
【0030】上記ワイヤハーネス取付用バンド10で
は、バンドロック部16の挿通穴16aに対して右側開
口16dよりバンド本体15を挿入した場合、両側の係
止片を撓ませて貫通し、所要位置で、図6(A)に示すよ
うに、右側の係止片16jの係止爪16hにバンド本体1
5の係止溝15bが係止すると共に、左側の係止片16i
が外方に撓み、その撓みがガイド枠部16kにより撓み
を抑制された状態で、バンド本体15がバンドロック部
16にロックされる。このロック状態では、右側の係止
片16jがガイド枠部16mによりそれ以上の撓みが防止
されているため、バンド本体15を確実にロックするこ
とが出来ると共に、外的負荷によりロック状態が解除さ
れることが防止できる。
【0031】一方、図6(B)に示すように、バンドロッ
ク部16の挿通穴16aに対して左側開口16eよりバン
ド本体15を挿入した場合、左側の係止片16iの係止
爪16gにバンド本体15の係止溝15aが係止してロッ
クし、上記と同様に右側の係止片16jの撓みをガイド
枠部16mにより抑制してロックし、ロック状態が解除
されることを防止することが出来る。
【0032】図7および図8は第5実施例のワイヤハー
ネス取付用バンド10を示し、該ワイヤハーネス取付用
バンド10は、上記第4実施例に示すバンド本体15の
上下面15c、15dに、それぞれ長手方向に鋸歯状に連
続する係止溝15e、15fをそれぞれ設け、上下面15
c、15dと両側縁とで4個の係止溝15a、15b、15
e、15fを設けている。また、バンドロック部16に
は、上記係止溝15e、15fと対向する上下面16p、
16qよりそれぞれ先端部を係止爪とした係止片16r、
16sをそれぞれ突設している。第5実施例のワイヤハ
ーネス取付用バンド10によると、上記係止片16r、
16sと係止溝15e、15fとがロックすることによ
り、上記第4実施例のワイヤハーネス取付用バンド10
よりロック状態の保持力を更に強くすることが出来る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のワイヤハーネス取付用バンドでは、バンドロック部の
挿通穴に対してバンド本体の挿入方向が相異しても、挿
通穴の内部に突設した一対の係止片のうち、いずれか一
方の係止片に形成した係止爪にバンド本体の係止溝を係
止させて、バンド本体をバンドロック部にロックするこ
とが出来る。よって、バンド本体をワイヤハーネスに対
して巻き付ける際、バンド本体の巻付方向、即ち、ワイ
ヤハーネスに接するバンド本体の面を確認することな
く、巻き付けることができ、バンド本体を挿通穴に挿入
してバンドロック部にロックすることができる。よっ
て、従来例のように、巻き付け方向が間違えて、巻き付
け直し等の不要な作業をなくすことが出来るため、取付
作業性および生産性を向上させることが出来る。
【0034】また、ワイヤハーネス取付用バンドの挿通
穴の内部に突設する一対の係止片を、挿通穴の内部で幅
方向に相異させて隣接するように形成すると、バンド本
体を挿通穴に挿入する際に、係止溝と係合しない側の係
止片と上面あるいは下面との間がバンド本体挿入用のガ
イドとなる、よって、バンド本体の挿入作業が容易とな
り、ワイヤハーネスへの取付作業性を向上させることが
出来る。
【0035】さらに、ワイヤハーネス取付用バンドの各
係止溝を傾斜角度の異なるV字状溝に形成すると共に、
係止爪を同様に傾斜角度の異なるV字状突起に形成し、
これらをバンド本体と挿通穴の挿通状態で傾斜角度を逆
に形成しているため、係止溝と係止爪とが確実に係止し
て、バンド本体とバンドロック部とのロック状態を確実
に保持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のワイヤハーネス取付用
バンドを示し、(A)は正面図、(B)は(A)のA−A線断
面図である。
【図2】 (A)(B)は図1のワイヤハーネス取付用バン
ドの挿通穴のそれぞれの開口よりバンド本体を挿入して
ロックした状態を示す要部断面図である。
【図3】 第2実施例のワイヤハーネス取付用バンドを
示し、(A)は正面図、(B)は(A)の要部断面図である。
【図4】 第3実施例のワイヤハーネス取付用バンドを
示す正面図である。
【図5】 第4実施例のワイヤハーネス取付用バンドを
示す斜視図である。
【図6】 (A)(B)は図5のワイヤハーネス取付用バン
ドの挿通穴のそれぞれの開口よりバンド本体を挿入して
ロックした状態を示す要部断面図である。
【図7】 第5実施例のワイヤハーネス取付用バンドを
示し、(A)は正面図、(B)は(A)の要部断面図である。
【図8】 (A)(B)は図7のワイヤハーネス取付用バン
ドの挿通穴のそれぞれの開口よりバンド本体を挿入して
ロックした状態を示す要部断面図である。
【図9】 従来のワイヤハーネス取付用バンドによりワ
イヤハーネスを車体パネルに配線した状態を示す断面図
である。
【図10】 従来のワイヤハーネス取付用バンドの問題
点を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ワイヤハーネス取付用バンド 11 バンド本体 11a 上面 11b 係止溝 12 バンドロック部 12a 挿通穴 12b 上面 12c 下面 12d、12e 係止片 12f、12g 係止爪 13 クリップ部 W/H ワイヤハーネス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの外周に巻き付けたバン
    ド本体の先端を、バンド本体の他端に設けたバンドロッ
    ク部の挿通穴に挿入してロックし、該バンドロック部よ
    り突設したクリップ部により車両の車体パネル等に取り
    付けるバンドであって、 上記バンド本体は平面の一面側に長手方向に連続した鋸
    歯状の係止溝を備え、該係止溝と係止する係止爪を有す
    る一対の係止片を上記バンドロック部の上下両面より突
    すると共に、該一対の係止片を挿通穴内で幅方向に位
    相させて突設して、バンド本体の挿入方向が相異しても
    上記いずれか一方の係止片の係止爪がバンド本体の係止
    溝と係止する構成としているワイヤハーネス取付用バン
    ド。
  2. 【請求項2】 ワイヤハーネスの外周に巻き付けたバン
    ド本体の先端を、バンド本体の他端に設けたバンドロッ
    ク部の挿通穴に挿入してロックし、該バンドロック部よ
    り突設したクリップ部により車両の車体パネル等に取り
    付けるバンドであって、 上記バンド本体は平面の一面側と他面側にそれぞれ幅方
    向に位相させて長手方向に連続した鋸歯状の係止溝を備
    え、これら係止溝と係止する係止爪を有する一対の係止
    片を上記バンドロック部の上面あるいは下面より隣接さ
    せて突設し、バンド本体の挿入方向が相異しても上記い
    ずれか一方の係止片の係止爪が、いずれか一方の係止溝
    と係止する構成としている ワイヤハーネス取付用バン
    ド。
  3. 【請求項3】 ワイヤハーネスの外周に巻き付けたバン
    ド本体の先端を、バンド本体の他端に設けたバンドロッ
    ク部の挿通穴に挿入してロックし、該バンドロック部よ
    り突設したクリップ部により車両の車体パネル等に取り
    付けるバンドであって、 上記バンド本体の幅方向の両端縁に沿って連続した鋸歯
    状の係止溝を備え、該係止溝と係止する係止爪を有する
    一対の係止片を上記バンドロック部の両側面より突設
    し、バンド本体の挿入方向が相異しても上記いずれか一
    方の係止片の係止爪がバンド本体の係止溝と係止する構
    成としているワイヤハーネス取付用バンド。
JP05418895A 1995-03-14 1995-03-14 ワイヤハーネス取付用バンド Expired - Fee Related JP3427552B2 (ja)

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