JPH08305471A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH08305471A
JPH08305471A JP7110431A JP11043195A JPH08305471A JP H08305471 A JPH08305471 A JP H08305471A JP 7110431 A JP7110431 A JP 7110431A JP 11043195 A JP11043195 A JP 11043195A JP H08305471 A JPH08305471 A JP H08305471A
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Shiro Kato
士郎 加藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、疲れが少なく、効率的入力の行える
入力装置を提供する。 【構成】 複数のキーを有し、指で前記キーを叩く打鍵
動作により文字などのコード情報を生成するものであっ
て、非親指用キーを背面に配置し、親指用キーを前面に
配置したことをとを備えたことを特徴とする入力装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーボードに代表され
るように、少なくとも複数の文字コードを入力するため
の複数のキーを有する入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの入力装置の代表的従来例
としてキーボードがある。図9a、図9bはその従来の
キーボードのそれぞれ上面(キー配置面)、側面の図で
ある。すべてのキーはキーボードの上面に配置されてい
る。
【0003】タイプライターのキー配置がベースとなっ
ているが、このキー配置などは必ずしも合理的なもので
はない。これは初期のタイプライターの機械的な制約に
起因するものと考えられる。これまでにも入力作業にお
ける疲労の低減、入力高速化などを目的とした各種改善
が行われている。
【0004】入力高速化の手法としては、キーを見ない
で入力するブラインドタッチと呼ばれる手法が広く普及
している。これは両手の各指を予めホームポジションと
呼ばれる所定の基準キー位置に軽くのせておき、各キー
毎に予め定めた指で打鍵するものである。指に無駄な動
きが少なく、少しの訓練によりキーを見ずに入力できる
ようになるので、効率的に早く入力することができる。
【0005】具体的には図9aのキー配列では左手の小
指、薬指、中指、人差指(これら親指以外の指を非親指
と称することとする)にそれぞれ3キー「Q」「A」
「Z」、3キー「W」「S」「X」、3キー「E」
「D」「C」、6キー「R」「F」「V」「T」「G」
「B」を割り当て、右手の人差指、中指、薬指、小指に
3キー「Y」「H」「N」「U」「J」「M」、3キー
「I」「K」「,」、3キー「O」「L」「.」、3キ
ー「P」「;」「/」を割り当てる。通常ホームポジシ
ョンである8キー「A」「S」「D」「F」「J」
「K」「L」「;」)に両手の非親指8本を軽く触れる
程度にのせておく。例えばキー「Q」を入力する場合
は、左手小指をホームポジション「A」からひとつ上の
「Q」に移動させて打鍵する。指の動きに無駄が少な
く、手をホームポジションにおいておくことにより、少
ない指移動量(ホームポジションからの移動距離が多く
ても片方向に1から2キー分の移動量)で打鍵すべき目
標のキーを打鍵できるので、若干の訓練でキーを見るこ
となく目的の文字を打鍵でき、高速な入力が可能であ
る。
【0006】また入力装置としてマウス,トラックボー
ル,ジョイスティック,タブレットなどの座標情報・位
置情報の入力手段、スキャナ,TVカメラなどの画像情
報の入力手段も利用されており、これら入力手段と従来
のキーボードとを融合し、より使いやすい新しい入力装
置の出現が期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の入
力装置の特にキー入力部には以下のような課題を有して
いた。
【0008】(1)手をキーの上にかざす姿勢で入力す
るため、手を支える手首や腕に疲れを生じ易い。
【0009】(2)キー配置と指の大きさから効率的入
力の可能なキーボードの小型化には限界があり、さらな
る小型化(例えばブラインドタッチ入力できる手帳サイ
ズのキーボード)は困難であった。
【0010】(3)使用頻度は高いが、手をホームポジ
ションのための位置から離さないと打鍵できないキーが
キーボードの周辺近くにあり、これらのキーを打鍵する
場合、ブラインドタッチが困難で入力効率が低下してい
た。
【0011】(4)キーボードは、机の上での使用を前
提としており、それ以外の環境化、例えば電車の中での
使用、机なしの立った姿勢で入力は不可能ではないが、
極めて非効率な入力しかできないものであった。
【0012】(5)どちらの親指も同じスペースキー
(「SP」)を打鍵する場合のみ使用され、その運動能
力が有効に使われていないものであった。
【0013】本発明は上記課題に鑑み、入力作業により
生じる疲れの少ない入力装置、入力効率の高い入力装
置、机以外の場所でも効率的入力の可能な入力装置、効
率的入力および小型化の可能で使いやすい入力装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の入力装置
は、上記課題を解決するものであって、複数のキーを有
し、指で前記キーを叩く打鍵動作により文字などのコー
ド情報を生成するものであって、非親指用キーを背面に
配置し、親指用キーを前面に配置したことをとを備えた
ことを特徴とするものである。
【0015】第2の本発明の入力装置は、上記課題を解
決するものであって、複数のキーを有し、指で前記キー
を叩く打鍵動作により文字などのコード情報を生成する
キー入力部を備えたもので、非親指用キーを配置する面
と親指用キーを配置する面を異ならせ、少なくとも親指
用キーを配置する面には親指の第1関節または第2関節
の曲げ運動により打鍵動作が行える向きに親指用キーが
配置されることを特徴とするものである。
【0016】第3の本発明の入力装置は、上記課題を解
決するものであって、複数のキーを有し、指で前記キー
を叩く打鍵動作により文字などのコード情報を生成する
キー入力部を備えたもので、キー入力部の上部に手のひ
らで手を支える支持部を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0017】第4の本発明の入力装置は、上記課題を解
決するものであって、複数のキーを有し、指で前記キー
を叩く打鍵動作により文字などのコード情報を生成する
キー入力部を備えたたもので、キーを下に向けておいた
状態で不必要なキーが入力状態とならないような凸部を
備えたことを特徴とするものである。
【0018】第5の本発明の入力装置が、複数のキーを
有し、指で前記キーを叩く打鍵動作により文字などのコ
ード情報を生成するキー入力部を備えたたもので、前記
キー入力部を手のひらで保持した状態で前記打鍵動作が
可能な位置にキーを配置したことを特徴とするものであ
る。
【0019】
【作用】第1の本発明の入力装置は、前記した構成によ
り、両面にキを配置するため小型化が行え、親指用キー
と非親指用キーとを異なった面に配置しているので、親
指の運動機能、移動可能範囲を有効に使え、従来より多
くのキー(特に使用頻度が高く、ホームポジションから
距離長い位置のキー)、各種入力手段を親指に割当てる
ことができ、効率的な入力が行えるとともに、手のひら
で入力装置を保持または接触した状態で入力を行えるの
で、疲労が少なく、ホームポジションの維持、入力装置
を保持した状態での入力が行えるなど従来では入力困難
な状況下での入力や効率的な入力が可能にできるもので
ある。特に非親指に従来と同じキーを割り当てておくこ
とにより、従来のキー配置でブラインドタッチできる人
は、練習することなくブラインドタッチ入力を行うこと
ができ、従来以上に高速入力できる。
【0020】第2の本発明の入力装置は、前記した構成
により、親指用キーと非親指用キーとを異なった面に配
置しているので、親指と非親指、(特に人差指)の移動
可能範囲が重複しないので、特に親指に従来より多くの
キーやトラックボールなどの入力手段を用いた入力動作
をさせることをでき、効率的な入力が可能とでき、親指
の運動機能を有効に利用できるので、親指用の複数のキ
ーやトラックボールなどの入力手段をいっしょに密に配
置でき、手をホームポジションのための位置から離すこ
となく、正確な入力が効率的に行えるものである。
【0021】第3の本発明の入力装置は、前記した構成
により、手首や腕で手を支えるための力がほとんど不要
で、疲労を小さくできるものである。
【0022】第4の本発明の入力装置は、前記した構成
により、置いた状態で下向きとなるキーが誤って入力状
態となることが防止でき、逆にキー(キー入力部)を使
用しないとき、キーを伏せた状態にできるので、ダスト
カバーなしで埃などの進入を防ぐことができ、使い易く
できるものである。
【0023】第5の本発明の入力装置は、前記した構成
により、入力装置と手の位置関係を一定に保つことがで
き、机のない場所でも効率的に入力の行えるものであ
る。
【0024】
【実施例】
(第1の実施例)図1a、図1b、図1c、図1d、図
1eは、それぞれ本発明の一実施例(第1の発明、第5
の発明)における入力装置(表示手段、情報処理手段、
通信手段内蔵型)の背面図、全面図、側面図、上面図、
底面である。
【0025】図1の入力装置において、101は入力装
置のケース、102は入力装置を背面から支えるための
スタンド、103は左手非親指用キー(20キー)、1
04は右手非親指用キー(20キー)、105は左手親
指用キー(12キー)、106は右手親指用キー(9キ
ー)、107は位置情報入力用のトラックボール、10
8は液晶型の表示手段、109は音声入力用のマイク、
110は画像入力用のビデオカメラ、111はビデオカ
メラに入力されるのt同じ画角で映っている自分(使用
者)を確認するためのミラー(例えば凸面鏡)、11
2,113は人差し指、親指どちらでも打鍵可能なキ
ー、114は外部機器との通信用の通信端子、115は
入力装置の底面につけられた位置情報入力用のマウスボ
ールである。
【0026】なお、非親指用キー103、104は従来
の入力装置(キーボード)でブラインドタッチできるキ
ーで、左手非親指用キー103、右手用非親指用キー1
04それぞれ(20キー)においてそのキー間の相互位
置関係は従来の入力装置のものと同一であり、各キーに
対応する指、ホームポジションの関係も従来のブライン
ドタッチの場合と同じである。
【0027】以上のように構成された入力装置について
説明する。図1fは斜視図でその使用状態を示してい
る。特徴、効果その理由を以下に箇条書きにして示す。
【0028】・両面にキーを配置しているので入力装置
を小型化できる。 ・親指用キーと非親指用キーとを異なった面に配置して
いる(本実施例では表の面と裏の面)ので、親指と非親
指(特に人差指)の移動可能範囲が重複せず、特に親指
に従来より多くのキーやトラックボールなどの入力手段
を用いた入力動作をさせることを可能とできる。
【0029】・本発明のキー配置、入力手段の配置によ
れば、親指の運動機能を有効に使用して入力動作が行え
る、すなわち親指の第1関節(先端に最も近い関節)、
第2関節の運動機能を用いて打鍵動作を行い、第3関節
等を用いてキー、入力手段の選択動作を行えるので、従
来と異なり、親指に複数のキーや入力手段(トラックボ
ール等)を割り当てることができ、かつこれらの正確な
入力が可能である。これらキーや入力手段は使用頻度に
応じて親指が打鍵し易い位置に配置すればよく、容易に
目で見て確認できるので、従来のキーボードなどのキー
配置にこだわることなく、自由に配置できる。また従来
キーボードではその周辺部近くに配置され、手をホーム
ポジションのための位置から離さないと打鍵できなかっ
たキーを親指に配置することにより、手をホームポジシ
ョンのための位置から移動させることなく打鍵でき、入
力効率を大きく改善できる。従来のキーボードでは親指
がその第1関節、第2関節の運動方向とは異なった方向
(指に対して横方向)に第3関節の運動によって移動さ
せることにより打鍵していたため、複数のキーを密に配
置すると正確な入力、高速な入力が困難であった。
【0030】・手のひらで入力装置を保持したまま入力
が行えるので、机のない環境下、例えば、立った姿勢で
の入力が可能となり、入力装置またはこの入力装置を用
いる端末装置、コンピュータ(特にノート型、手帳型)
などの利用可能範囲を大幅に拡大できる。特にPDA
(パーソナルデータアシスタント)機器の入力装置とし
て有効である。
【0031】・手のひらで入力装置を保持または接触し
た状態で入力を行うのでホームポジションの維持が容易
で誤入力が低減できる。またポームポジションから離れ
ても復帰が容易である。さらに使用頻度が高いが、従来
のキーボードではブラインドタッチ困難なキーを親指に
割り当てているので、より高速入力が可能となる。
【0032】・背面に配置した非親指用キーは操作者か
ら見えないが、手のひらを入力装置と接触した状態で入
力するので非親指をホームポジションにおくことは容易
であり、各指に割り当てるキーを従来のキーボードと同
じとすることにより、従来と同じブラインドタッチで高
速に入力可能である。指へのキー配置が従来のキーボー
ドと同じとしているので、従来のキーボードでブライン
ドタッチ入力できる人は全く、または殆ど練習すること
なく本入力装置でブラインドタッチ入力できる)。
【0033】・従来のように手のひらを水平にし、重力
に逆らって水平にした手を手首で支える必要がないので
疲れを低減できる。すなわち親指を上に向け手のひらと
手の甲との境界部分(小指側)で手の自重を支えている
ので手に疲れを生じない。机の上での使用においては、
本を読むのと同じような姿勢で、入力装置をやや後方に
傾斜させた状態またはほぼ立てた状態で使用するので、
入力装置そのものの重さを支える疲労は小さく、さらに
入力装置を支えるスタンド102を設けることにより入
力装置を支えるための疲労は完全に除去できる。
【0034】・両手で入力装置を保持する形で入力でき
るので、キー入力時であっても、一体化されているマイ
ク109、ビデオカメラ110の使用時においてこれら
の向きを容易に変更、調節できる。
【0035】キー112、113または左親指用キー1
05の上2つのキーはトラックボールまたはマウスボー
ル使用時のボタンスイッチとして使用することにより位
置情報入力が容易とできる。
【0036】裏面または表面のキーを下に向け、平面に
置いた状態で入力用キーが入力禁止状態となるようにし
て置けば、本入力装置を倒した状態で置いても誤った入
力がなされないようにしてもよい。
【0037】底面が浮いた状態で少なくとも一部のキー
が入力非受付状態となるようにしてご入力を防止するこ
とも考えられる。
【0038】裏面に配置されたキー配置や打鍵状態を表
示手段108に前面からあたかも透視しているかのよう
に表示する表示モードを設けることにより、初心者やブ
ラインドタッチ出来ない人に対して背面(裏面)に配置
されたキー(非親指用キー)への慣れを早めることがで
き、容易にブラインドタッチができるようにできる。
【0039】以上のように本実施例の入力装置によれ
ば、小型化が容易で、入力時の疲れが少なく、効率的入
力が可能とできる。
【0040】上記実施例では、キー以外にトラックボー
ルなどの入力手段や出力手段の1つである表示手段を有
するものであったが、これらの一部、またはすべてを省
略する構成も考えられ、これら以外の入出力手段を付加
してもよいことはもちろんである。表示手段は入力手段
と分離し、入力装置の上に蝶番構造で連結する構成も考
えられ、この場合、より大きい表示装置が取付可能であ
る。
【0041】また入力装置を中央で分離し、蝶番で接続
する構成とすることにより、さらなる小型化が可能であ
る。この場合、表示手段は入力手段の片側に取り付け
る、または両側に分割して取り付ければよい。
【0042】さらに変形例として、非親指用キー(入力
手段も含む)の一部またはすべてを図1dに示す上面に
配置する構成も考えられる。この場合も上記実施例と同
様な効果が得られる。特に親指の第1、2関節の運動で
打鍵するので、親指の運動機能、能力を有効に活かした
入力が行える点も同じである。この場合、表示手段をよ
り大きくできる。使用状態の斜視図は、図1fにおいて
親指を上面にのせた状態となる。
【0043】(第2の実施例)上記第1の実施例の一部
を変更したもので、図2a、図2bはそれぞれ本発明装
置の入力装置の背面図、側面図である。基本的には第1
の実施例と同じであるのでその差の部分についてのみ説
明する。図2aに示すようにケースの左右に手をのせる
ための突出部201a,201b(ホームポジションに
指をおくためのガイドおよびハンドレスト(従来のアー
ムレストに対応)として機能)を設けており、これに手
を載せた状態で手をホームポジションのための位置にお
くことができるものである。入力装置の支えがスタンド
202で行なうので、手の疲労を極めて小さくできるも
のである。これによりほとんど疲労なく、効率的に入力
できる。
【0044】なお、目で見て確認することなく、手の触
覚等を用いて指をホームポジションにおくためのガイド
としては、入力装置の側面に突出部を設ける以外に手や
指を置くための凹みを設けるなどの方法や所定のキーの
形を他のキーと変える(例えばキー「F」「J」の上に
小さな突起を設ける)などの方法が考えられる。
【0045】(第3の実施例)上記第2の実施例の一部
を変更したもので、図3にその側面図を示す。両手で入
力装置を保持した上程で入力が行えるが、これはスタン
ド301とケース201の連結部を回転できる形で連結
し、その回転量(または、および傾き量)を情報として
入力する手段を入力装置に内蔵させることにより、より
多くの情報を入力できる。例えば、乗り物シミュレーシ
ョンゲームにおけるハンドル操作情報として利用でき
る。
【0046】(第4の実施例)上記第1の実施例の変形
の一つであり、図4にその背面図を示す。これは第1の
実施例において表示手段、スタンドを省略し、2つに分
割したもので、右手用のみを示している。左手用の入力
装置はその図は省略している。バンド402に手を通し
て操作することにより、片手でも確実に複雑なキー入力
を行える。またバンドがない場合であっても同図の右端
を他のものに押し当てることにより、または下から支え
る形で入力が可能である。バンドは指をホームポジショ
ンへ置くためのガイドとしても機能し、第1の実施例の
入力装置等に付加してもよい。
【0047】(第5の実施例)図5a、図5bはそれぞ
れ本発明の一実施例(第2の発明)における入力装置の
斜視図、側面図である。
【0048】図5aにおいて、201は入力装置のケー
ス、202は左手非親指用キー(20キー)、203は
右手非親指用キー(20キー)、204は左手親指用キ
ー(10キー)、205は右手用キー(9キー)であ
る。
【0049】以上のように構成された入力装置について
特徴、効果、理由を以下箇条書きにして説明する。
【0050】・図5aの斜視図に示すように親指用キー
と非親指用キーとを異なった面に配置しているので、親
指と非親指、(特に人差指)の移動可能範囲が重複しな
いので、特に親指に従来より多くのキーやトラックボー
ルなどの入力手段を用いた入力動作をさせることを可能
とできる。
【0051】・従来のキーボードに比べ、親指の運動機
能を有効に利用できるので、親指用の複数のキーやトラ
ックボールなどの入力手段を密に配置できる。従来のキ
ーボードでは親指がその第1関節、第2関節の運動方向
とは異なった方向(指に対して横方向)に第3関節の運
動によって移動させることにより打鍵していたため、複
数のキーを密に配置すると正確な入力、高速な入力が困
難であった。しかし本発明のキー配置そのた入力手段の
配置では親指の第1関節、第2関節の運動機能を用いて
の打鍵動作、第3関節等を用いてのキー、入力手段の正
確な選択が行える。すなわち親指の運動機能、能力をも
有効利用できる。
【0052】・非親指用キーを配置した面と親指用キー
を配置した面との接続部(高くなっている部分)に手の
ひらをのせ、ここで手の重さを支えることができるので
入力時の疲労を大幅に低減できる。
【0053】以上のように本実施例によれば効率的な入
力が行える。なお、以下のような変形例も考えられる。
1つめは、非親指用キーを配置した面と親指用キーを配
置した面とを蝶番で連結構造(折り畳み型構造)とする
もので、これにより装置の小型化が行える。2つめは、
第1の実施例のように実施例のキー配置を入力装置の裏
面とおもて面に配置するもの(一つめの変形例で折り畳
んだ状態に相当)であり、同様に装置の小型化が行え
る。さらにこれら変形例において第1の実施例と同様に
親指用キーを配置する面に表示手段を付加する構成も考
えられる。
【0054】(第6の実施例)図6a、図6bはそれぞ
れ本発明の一実施例(第3の発明)における入力装置の
上面図、側面図である。
【0055】図6aにおいて、601は従来と同じキ
ー、602は手のひらをのせて手を支えるための支持部
(棒状の支えで入力装置の左右両端で鉄棒のように取り
付けたもの)である。支持部に手のひらをのせることに
より、従来のように手首または腕で手を支える必要がな
いので、入力時の疲労を低減できるものである。
【0056】(第7の実施例)図7a、図7bはそれぞ
れ本発明の一実施例(第4の発明)における入力装置の
上面図、側面図である。同図において701は従来と同
じキー、702、703、704は凸部である。凸部が
あるため、キーボードを裏返しておいた状態において
も、キーが入力状態とならないようにできる。また入力
装置を使用しない場合や休憩等により使用を中断してい
る場合には、このように裏返した状態としておくことに
より、キー間の隙間から入力装置内部への埃等の侵入を
大幅に低減でき、従来のようなダストカバーが不要で、
使いやすいものとできる。
【0057】(第8の実施例)上記第7の実施例の変更
例で図8に示すようにキートップの高さをケース801
より飛び出さない高さとすることにより、キーボードを
裏返した状態でもキーが入力状態とならないようにでき
る。また入力装置を使用しない場合や休憩等により使用
を中断している場合には、このように裏返した状態とし
ておくことにより、キー間の隙間から入力装置内部への
埃等の侵入を大幅に低減でき、従来のようなダストカバ
ーが不要で、使いやすいものとできる。
【0058】なお、上記各実施例においてはキーが、指
で押すことにより打鍵状態となるスイッチ形式のものを
想定していたが、指を触れることにより打鍵状態となる
タッチ式のキーなど各種キーに利用できることはもちろ
んであり、上記実施例のキー構造に限定されるものでは
ない。
【0059】またキー配置、キーに割り当てる文字、記
号、コードなどは本実施例に限定されるものでないこと
はもちろんである。キーを配置する面は実施例では図示
しやすくするため、または小型にするため平面とした
が、曲面としてもよく、特に打鍵しやすい曲面(例え
ば、ホームポジション付近のキーが他のキーよりもやや
装置内部に近い位置となる凹面)としてもよい。またス
タンドを省略した構成も可能であることはもちろんであ
る。
【0060】計算機への入力装置を例にとって実施例を
示したが、ゲームマシンの入力装置や電卓、データ専用
入力端末など各種入力装置にも本発明は適用できる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、キーを親指用と非親指用とに
分け、2つの面に配置する、また支持部、凸部を設ける
などにより、キーボードの小型化、効率的入力、疲労の
低減が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施例における入力装置の背面
(裏面)図 (b)は第1の実施例における入力装置の前面図 (c)は第1の実施例における入力装置の側面図 (d)は第1の実施例における入力装置の上面図 (e)は第1の実施例における入力装置の底面図 (f)は第1の実施例における入力装置の使用状態にお
ける斜視図
【図2】(a)は第2の実施例における入力装置の背面
図 (b)は第2の実施例における入力装置の側面図
【図3】第3の実施例における入力装置の側面図
【図4】第4の実施例における入力装置の側面図
【図5】(a)は第5の実施例における入力装置の上面
図 (b)は第5の実施例における入力装置の側面図
【図6】(a)は第6の実施例における入力装置の上面
図 (b)は第6の実施例における入力装置の側面図
【図7】(a)は第7の実施例における入力装置の上面
図 (b)は第7の実施例における入力装置の側面図
【図8】第8の実施例における入力装置の側面図
【図9】(a)は従来例における入力装置の上面図 (b)は従来例における入力装置の側面図
【符号の説明】
101 入力装置のケース(外装) 102 スタンド 103 右手非親指用キー 104 左手非親指用キー 105 左手親指用キー 106 右手親指用キー 107 トラックボール 108 表示手段 109 マイク 110 ビデオカメラ 111 ミラー 112 キー 113 キー 114 通信端子 115 マウスボール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のキーを有し、指で前記キーを叩く打
    鍵動作により文字などのコード情報を生成するものであ
    って、 非親指用キーを背面に配置し、親指用キーを前面に配置
    したことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】複数のキーを有し、指で前記キーを叩く打
    鍵動作により文字などのコード情報を生成するキー入力
    部を備えたもので、 非親指用キーを配置する面と親指用キーを配置する面を
    異ならせ、少なくとも親指用キーを配置する面には親指
    の第1関節または第2関節の曲げ運動により打鍵動作が
    行える向きに親指用キーが配置されることを特徴とする
    入力装置。
  3. 【請求項3】複数のキーを有し、指で前記キーを叩く打
    鍵動作により文字などのコード情報を生成するキー入力
    部を備えたもので、 キー入力部の上部に手のひらで手を支える支持部を備え
    たことを特徴とする入力装置。
  4. 【請求項4】複数のキーを有し、指で前記キーを叩く打
    鍵動作により文字などのコード情報を生成するキー入力
    部を備えたたもので、 キーを下に向けておいた状態で不必要なキーが入力状態
    とならないような凸部を備えたことを特徴とする入力装
    置。
  5. 【請求項5】複数のキーを有し、指で前記キーを叩く打
    鍵動作により文字などのコード情報を生成するキー入力
    部を備えたたもので、 前記キー入力部を手のひらで保持した状態で前記打鍵動
    作が可能な位置にキーを配置したことを特徴とする入力
    装置。
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