JP2012079097A - 使用時に目視されない面にキー入力部を配置した情報機器、入力方法及びプログラム - Google Patents

使用時に目視されない面にキー入力部を配置した情報機器、入力方法及びプログラム Download PDF

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Satoru Takagi
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Abstract

【課題】既存のキーボードに入力する場合と同じ手及び指によって同じ文字が入力されると共に、指圧の押下による人間の自然物理的な操作感覚を得られる情報機器を提供する。
【解決手段】キー入力部は、ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置する。キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されている。ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示する表示制御部を更に有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザインタフェースとしてのディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器に関する。
近年、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、電子書籍、ネットブックのように様々な機種の携帯型情報機器が普及している。このような携帯型情報機器は、ユーザインタフェースとして、ディスプレイと、キーボードやタッチパッドのようなキー入力部とを備え、様々なアプリケーションソフトウェアを実行させることができる。
携帯型情報機器は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような設置型情報機器と比較して、構造的な制約を余儀なくされる。携帯型情報機器は、携帯性を高めるべく、機器全体の容積の小型化を必要とする。その結果、機器の表面積が小さくなるために、ディスプレイのサイズも小さくしなければならず、利用者から見た視認性が乏しくなる。同様に、キー入力部としてのキーボードやタッチパッドのサイズも小さくしなければならないために、操作性も劣ってしまう。
これに対し、近年、ディスプレイ及びキー入力部を一体化したタッチパネルディスプレイを搭載したタブレット型コンピュータ(スマートブック、スレート型端末とも称される)が普及してきている(例えば特許文献1参照)。利用者がタッチパネルディスプレイに指(又はスタイラスペン)で触れることによって、キー入力をすることができる。この場合、携帯型情報機器における利用者側の前面に、タッチパネルディスプレイを配置することができ、利用者から見た視認性も優れる。また、アプリケーションによって様々な機能の仮想ボタンを、ディスプレイ上に仮想的に構成することができる。そのために、物理的なキーボードの設置を省略できると共に、その分だけディスプレイの面積を広げることができる。
利用者側前面に、ディスプレイと、タッチパネルの2つを備えた小型電子機器もある(例えば特許文献2参照)。また、利用者側前面にディスプレイを備え、背面にタッチパネルを備えることによって、片手で操作可能とする小型電子機器もある(例えば特許文献3参照)。
更に、タッチパネルディスプレイについて、操作面を内部方向へ所定ストロークだけ沈ませることによって、利用者に押下操作感覚を与える技術もある(例えば特許文献4参照)。この技術によれば、ディスプレイを利用者側の前面に配置し、そのディスプレイの背後に利用者側の向きにタッチパネルを配置する。
図1は、タブレット型コンピュータの前面図である。
タブレット型コンピュータの本体は、金属又は合成樹脂からなり、利用者が両手(勿論、片手であってもよい)で把持できる程度のサイズとなっている。図1によれば、タッチパネルディスプレイ10が、タブレット型コンピュータの前面の表面積の全領域に渡って配置されている。タッチパネルディスプレイ10には、アプリケーション起動用のボタンのような複数の機能イメージが表示されている。パーソナルコンピュータ用のOSにおけるユーザインタフェースのアイコンのようなものである。利用者は、機能イメージを指で触れることによって操作することができる。
また、タブレット型コンピュータの場合、利用者に対する表示領域が比較的広いために、QWERTY配列のキーボードの機能イメージも、タッチパネルディスプレイに表示することができる。「QWERTY配列」は、ラテン文字が刻印されたキーボードにおける事実上の標準としてのキー配列である。キーボードとしては、現在のところ、パーソナルコンピュータのQWERTY配列として両手で操作するフルキーボードが最も普及した結果、この入力操作が最も広く一般に入力しやすいキーボードとなっている。利用者は、キーボードイメージのボタンを指で触れることによってキーを入力することができる。
タブレット型コンピュータの場合、利用者は、パーソナルコンピュータのキーボードと同様にタッチタイピングすることができる。通常、利用者個人によってばらつきがあるものの、QWERTYキーボードの各キーについて、そのキーを押下する手及び指は一定である。例えば、キー[F]は、左手の人さし指で押下される。また、キー[K]は、右手の中指で押下される。
特開2005−266968号公報 WO2005/091117 特開2002−318640号公報 特開2008−171440号公報
京セラ、「快適操作スムースタッチ」、[online]、[平成21年4月20日検索]、インターネット<URL:http://www.sanyo-keitai.com/au/w54sa/feature/smooth.shtml> Microsoft Research、「機器の背面に置いた指で画面操作が可能な新UIを披露」、[online]、[平成21年4月20日検索]、インターネット<URL:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080305/148529/> スムースタッチ、「手書きで操作はこう変わる──開発陣に聞くW42SA」、[online]、[平成21年4月20日検索]、インターネット<URL:http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0609/05/news010。html>
しかしながら、タッチパネルディスプレイの場合、それ自体に指やペンで触れるために、指による指紋跡や、ペンによる傷も、利用者の視認性に不快感を与える。また、タッチパネルディスプレイでは、画面上に表示された仮想ボタンに触れるものであるために、指の押下による機械的な反応も返らない。そのために、人間の自然物理的な操作感覚も得られない。尚、仮想ボタンの押下時に、例えばバイブレータのような二次的な反応を作り出す装置もある。しかし、機械的専用部品を搭載するために、機器の容積を増加させると共に、コスト及び消費電力も増加させてしまう。
また、物理的に押下可能なキー入力部を、情報機器の前面に配置することなく、他の位置に配置した場合、同じキーであっても異なる手及び指で押下することが必要となる。特に、QWERTYキーボードの場合、利用者における違和感が著しい。即ち、利用者にとっては、キー[F]を左手の人さし指で押下することに慣れている場合であっても、キーボードの配置によっては、異なる手及び指で押下しなければならない。タッチタイピングに慣れた利用者ほど、キー入力操作に違和感を持ったり、入力速度が遅くならざるを得ない。
そこで、本発明は、既存のキーボードに入力する場合と同じ手及び指によって同じ文字が入力されると共に、指圧の押下による人間の自然物理的な操作感覚を得られる情報機器、入力方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、ディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器において、
キー入力部は、ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置し、
キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されており、
ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示する表示制御部を更に有することを特徴とする。
本発明の情報機器における他の実施形態によれば、キー入力部の複数のキーは、QWERTY配列されており、キー毎に、タッチタイピングよって押下すべき指が規定されていることも好ましい。
本発明の情報機器における他の実施形態によれば、ディスプレイの背面にキー入力部が配置されている場合、第1のキー群及び第2のキー群は、ディスプレイに表示された機能イメージに対して鏡面関係に配置されることも好ましい。
本発明の情報機器における他の実施形態によれば、
ディスプレイの背面にキー入力部が配置されている場合、第1のキー群が、当該情報機器の右手側面に向けて90度時計回りに回転させて配置され、第2のキー群が、当該情報機器の左手側面に向けて90度反時計回りに回転させて配置され、
利用者の手の平が、当該情報機器の側面を把持した場合に、第1のキー群が右手の指に接触し、第2のキー群が左手の指に接触するように配置されていることも好ましい。
本発明の情報機器における他の実施形態によれば、表示制御部は、ディスプレイに、機能ポジションが縮小された機能イメージを表示するように制御することも好ましい。
本発明の情報機器における他の実施形態によれば、
キー入力部は、弾性部を介して面全体の押下が可能なタッチパッドであり、
表示制御部は、ディスプレイに表示する機能イメージに対応付けて、タッチパッドに機能ポジションを構成することも好ましい。
本発明の情報機器における他の実施形態によれば、
縦型に把持されているか又は横型に把持されているかを検知する姿勢センサを更に有し、
表示制御部は、姿勢センサによって検知された重力の向きに応じて、当該重力の向きを機能ポジションと機能イメージとの割り当てを変更することも好ましい。
本発明によれば、ディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器を用いた入力方法において、
キー入力部は、ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置し、
キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されており、
ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、ディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
キー入力部は、ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置し、
キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されており、
ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示するようにコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の情報機器、入力方法及びプログラムによれば、既存のキーボードに入力する場合と同じ手及び指によって同じ文字が入力されると共に、指圧の押下による人間の自然物理的な操作感覚を得られる。
タブレット型コンピュータの前面図である。 本発明におけるタブレット型コンピュータの第1の背面図である。 図2における背面から見た、利用者の入力操作の外観図である。 図2における前面から見た、利用者の入力操作の外観図である。 背面に物理的なキーボードを備えた場合の内部構成図である。 本発明におけるタブレット型コンピュータの第2の背面図である。 図6における背面から見た、利用者の入力操作の外観図である。 図6における前面から見た、利用者の入力操作の外観図である。 タッチパッドを備えたタブレット型コンピュータの第3の背面図である。 背面にタッチパッドを備えた場合の内部構成図である。 タブレット型コンピュータを横に把持した場合の第4の背面図である。 縮小したキーボードイメージをディスプレイに表示した外観図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
本発明が対象とする情報機器は、ディスプレイ及びキー入力部を有する。ディスプレイは、利用者によって目視されている際にその視界の中で目視される面、例えば前面に配置される。キー入力部は、ディスプレイが利用者によって目視されている際にその視界の中で目視されない面、例えば背面又は側面に配置される。キー入力部は、物理的に押下可能なものであって、キーボード又はタッチパッドである。この情報機器は、利用者の手の平によって把持され、その手の指によってキーを押下することができる。従って、携帯型であるのが好ましいが、設置型情報機器に対するユーザインタフェース装置であってもよい。尚、以下では、情報機器は、タブレット型コンピュータであるとして説明する。
図2は、本発明におけるタブレット型コンピュータの第1の背面図である。
図2のタブレット型コンピュータ1によれば、ディスプレイ10の背面に、キー入力部11が配置されている。キー入力部11は、利用者がディスプレイ10を目視している際にその視界の中で目視されない。勿論、キー入力部11は、ディスプレイ10の背面に限られず、情報機器の側面に配置されていてもよい。
キー入力部11の複数のキーは、QWERTY配列を対象としている。キー入力部11のキーは、図1のディスプレイ10に表示されたキーボードの機能イメージのQWERTY配列のキーに対応している。これは、「機能イメージに対応する機能ポジション」を有する。
図2によれば、QWERTYキーボードは、左手によって押下される第1のキー群と、右手によって押下される第2のキー群とに区分されている。また、利用者がタブレット型コンピュータ1を手の平で把持した際に、第1のキー群は、左手の指が接触する左手側の背面部分に配置され、第2のキー群は、右手の指が接触する右手側の背面部分に配置される。注目すべきは、第1のキー群及び第2のキー群はそれぞれ、QWERTY配列に対して鏡面関係に配置されることにある。
また、図2によれば、トラックポイント12も配置されている。通常、トラックポイントは、QWERTY配列のキーボードにおける中央に配置されている。即ち、左手によって操作される第1のキー群と、右手によって操作される第2のキー群との間に配置される。また、通常、ホームポジション(両手の指を常に置くキーの位置)に置いた右手の人差し指で、トラックポイントが操作される。
これに対し、図2によれば、キー入力部11が背面に配置されているために、トラックポイント12は、右手側の側面部分に配置される。この位置にあるトラックポイント12は、タブレット型コンピュータ1を把持した利用者の右手の人差し指によって操作しやすい。これによって、アプリケーションイメージ100に対するポインティング操作も、背面から操作しやすくなる。
図2によれば、キー入力部11は、利用者の親指以外の指(人差し指、中指、薬指及び/又は小指)によって触れ且つ押下される。勿論、親指によって操作されるものであってもよい。ここで、背面に備えられるキーボード11のキートップに、その割り当て機能の表示が印刷されている必要はない。利用者は、ディスプレイ10に表示されたキーボードイメージ101のみを見ており、背面に配置されたキーボード自体を見ていないからである。即ち、押下型入力部は、ディスプレイ10が利用者によって目視されている際にその視界の中で目視されない面に配置されているからである。
図3は、図2における背面から見た、利用者の入力操作の外観図である。
図3によれば、利用者は、QWERTYキーボードにおけるタッチタイピングと同様に、キー[F]を左手の人さし指で押下することができる。また、キー[K]は、右手の中指で押下することができる。これによって、タッチタイピングに慣れた利用者ほど、キー入力の操作に違和感を持つことがなく、入力速度も遅くなることがない。このように、本発明によれば、利用者とって、既存のキーボードに入力する場合と同じ手及び指によって同じ文字が入力される。
図4は、図2における前面から見た、利用者の入力操作の外観図である。
ディスプレイ10には、QWERTY配列のキーボードイメージが表示されている。利用者が、背面のキーボードのいずれかのキーに指を触れると、ディスプレイ10に表示されたそのキーが視覚的に特定表示される。例えば、赤丸で、接触ポイント102が表される。これによって、利用者は、指がどのキーに触れているかを視覚的に知ることができる。
指が触れている時点では、キーは押下されていない。そのために、キーに割り当てられた情報も入力されていない。次に、利用者は、ディスプレイ10に表示された接触ポイント102を見ながら、所望キーを物理的に押下することによって、そのキーの割り当て情報を入力することができる。
このように、タッチセンサから得られた情報は、キーボードへの指の接触位置を利用者に提示する目的だけのために専ら利用される。従って、実際のキー入力には、物理的キーボードが用いられる。これにより、利用者に対して自然物理的な操作感覚(入力における機械的反応)を与えることが可能となり、入力の操作性を向上させることができる。
例えば非特許文献2及び特許文献3のように、機器の背面にタッチパネルを備える既存の技術がある。この技術によれば、視認性への不快感は解消できるが、結局、自然物理的な操作感覚までは得られない。これに対し、本発明は、タッチセンサとキーボードとを組み合わせることによって、指の触れをタッチセンサで検出し、実際のキー入力は物理的なキーボードで操作する。
また、図4によれば、トラックポイント12の操作に基づくポインタも、ディスプレイ10のアプリケーションイメージ100に、ポインタイメージ103として表示されている。
図5は、背面に物理的なキーボードを備えた場合の内部構成図である。
図5によれば、携帯型情報機器1は、キートップ111と、押下検出部112と、タッチセンサ113と、保護膜114と、表示制御部115とを有する。ここで、表示制御部115は、携帯型情報機器に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
キートップ111は、キー毎に配列された凸状の物理的形状を持ったボタン(押下面)である。利用者の指は、キートップに対して指圧を加える。
押下検出部112は、キートップ(押下面)111に連結し且つ各キーへの物理的押下を検出する。物理的な押下検出部112は、基板と一体に構成されていてもよい。
タッチセンサ113は、キートップ111の表面に備えられ、各キー(押下面)への指の近接状態を検知する(例えば非特許文献1及び3参照)。近接状態とは、指がキーに触れているか、又は、指とキーとが静電気を受ける程度に離れた状態をいう。尚、以下では、「指の触れ」とは、近接状態であるとして説明する。
タッチセンサ113は、例えば静電型センサ、抵抗膜型センサ、又は、光学型若しくは熱型センサがある。タッチセンサ113によって検出された指の触れの信号は、表示制御部115へ出力される。
保護膜114は、タッチセンサ113を、指から保護すると共に、例えば指によって生じる静電気をタッチセンサ113へ、そのまま通電する。
表示制御部115は、キーボードの各キーの機能イメージをディスプレイに表示する。このとき、背面に配置されたキーボードの配置と、ディスプレイに表示されたキーボードイメージとは異なる。また、表示制御部115は、タッチセンサ113から受信した信号に基づいて、指が触れたキー(機能ポジション)を、ディスプレイに特定表示する。ディスプレイに表示されたキーに、視覚的な接触ポイントを表示することによって、利用者は、指が触れたキーを認識することができる。
例えば、キー入力部11は、キーボードのキーの縦及び横に線を引き、押下されたキーの交点情報を表示制御部115へ出力する。表示制御部115は、その交点情報が、QWERTY配列におけるいずれのキーに対応するかを規定するテーブル情報を予め有する。そのテーブルによって得られたキー情報が、アプリケーションへ出力される。
更に、表示制御部115は、姿勢センサ116によって検知された保持の向きに応じて、キーボードのキーの機能割り当てを変更することも好ましい。利用者に対する携帯型情報機器1の向きによっては、キーボードに触れる指の位置も異なるからである。例えば、把持の姿勢を横にすれば両手を使って操作ができ、縦にすれば片手を使って操作ができるように、キーボードのキーの機能割り当てを変更することができる。
図5によれば、情報機器に対する入力方法のフローチャートも表されている。
(S1)ディスプレイに、押下型入力部における押下面の各位置の機能イメージを表示する。
(S2)押下面の表面におけるセンサによって、利用者の指の位置の近接状態を検知する。
(S3)ディスプレイに、機能イメージが対応付けられた機能ポジションに利用者の指が近接しているかを特定表示する。
(S4)押下面に対する指圧によって、該押下面の物理的押下を検出する。
(S5)利用者の指が近接している機能ポジションに対応付けられた機能イメージに基づく機能を実行する。
図6は、本発明におけるタブレット型コンピュータの第2の背面図である。
図6によれば、ディスプレイの背面に配置されたキー入力部について、第1のキー群が、当該情報機器の右手側面に向けて90度時計回りに回転させて配置され、第2のキー群が、当該情報機器の左手側面に向けて90度反時計回りに回転させて配置されている。これによって、利用者の手の平が、当該情報機器の側面を把持した場合に、第1のキー群が右手の指に接触し、第2のキー群が左手の指に接触するように配置されている。
図7は、図6における背面から見た、利用者の入力操作の外観図である。図8は、図6における前面から見た、利用者の入力操作の外観図である。
利用者がタブレット型コンピュータ1を側面から把持しても、キー入力部11の各キーが、各指によって最も触れやすい位置に配置される。
図9は、タッチパッドを備えたタブレット型コンピュータの第3の背面図である。
図9は、図6と比較して、タブレット型コンピュータの背面にタッチパネル11が備えられている点のみが相違する。タッチパネル11には、ソフトウェア的に、各位置に機能ポジションが割り当てられている。その機能ポジションは、ディスプレイ10に表示された機能イメージと対応する。ディスプレイ10への表示画面は、図1と同様である。
図10は、背面にタッチパッドを備えた場合の内部構成図である。
図10によれば、図5と比較して、タッチパッドを備えるために構造が異なる。図10によれば、押下検出部112と、タッチパッド113と、保護膜114と、表示制御部115と、姿勢センサ116と、弾性部117とを有する。
弾性部117は、タッチパッド113と押下検出部112との間に配置されている。弾性部117は、タッチパッドへの指圧により、圧力変動を生じる。弾性部117の圧力変動は、押下検出部112全体にかかる。
押下検出部112は、弾性部117に連結し、タッチパッド113の面全体の物理的押下を検出する。図5と同様に、物理的な押下検出部112は、基板と一体に構成されていてもよい。
タッチパッド113は、表面にセンサを備えており、タッチパッドへの指の近接状態を検知する。タッチパッド113のセンサは、図5のタッチセンサ113と同様に機能する。タッチパッド113によって検出された指の触れの信号は、表示制御部115へ出力される。尚、表示制御部115は、ディスプレイに表示する機能イメージに対応付けて、タッチパッドに機能ポジションを構成する。ここで、タッチパッド113のセンサは、第1のキー群及び第2のキー群のそれぞれについて、鏡面関係となるように左右反転(及び回転)の機能ポジションを構成する。
姿勢センサ116は、例えば加速度センサ(例えば半導体式)であって、携帯型情報機器の上下方向を検出することができる。3軸の検出値から、地球の重力加速度を計測することができ、携帯型情報機器の傾きを検出することができる。
その他の構成要素については、図5と同様に機能する。
図11は、タブレット型コンピュータを横に把持した場合の第4の背面図である。
図11によれば、姿勢センサ116によって、縦型に把持されているか又は横型に把持されているかが検知される。このとき、表示制御部115は、姿勢センサ116によって検知された重力の向きに応じて、当該重力の向きを機能ポジションと機能イメージとの割り当てを変更する。タブレット型コンピュータ1の四辺のいずれか1つの辺に、重力が向くことが検出される。図11によれば、横に把持されたことを検出した場合、重力が向いた辺に隣接する2つの辺が、利用者に手によって把持されることとなる。
図12は、縮小したキーボードイメージをディスプレイに表示した外観図である。
図12によれば、キーボードイメージを縮小することによって、ディスプレイ10に占有するアプリケーションイメージ100の範囲をできる限り広くすることができる。ここでも、図4及び図8と同様に、接触ポイントが特定表示される。背面に配置されたキーボードの位置と、ディスプレイ10に表示されたキーボードイメージ101の位置とは、必ずしも一致していなくても、利用者からの操作性は維持される。このような制御は、前述した表示制御部115によって実行される。
以上、詳細に説明したように、本発明の情報機器、入力方法及びプログラムによれば、既存のキーボードに入力する場合と同じ手及び指によって同じ文字が入力されると共に、指圧の押下による人間の自然物理的な操作感覚を得られる。特に、利用者は、両手でキーボードを操作することができ、QWERTY配列のキーボードに近い入力操作感覚を得ることができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 携帯型情報機器、タブレット型コンピュータ
10 ディスプレイ
100 機能イメージ
101 キーボードイメージ
102 接触ポイント
103 ポインタイメージ
11 キー入力部、キーボード、タッチパッド
111 キートップ、押下面
112 押下検出部
113 タッチセンサ、タッチパッド
114 保護膜
115 表示制御部
116 姿勢センサ
117 弾性部
12 トラックポイント

Claims (9)

  1. ディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器において、
    キー入力部は、前記ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置し、
    前記キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、前記押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されており、
    前記ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、前記指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示する表示制御部を更に有することを特徴とする情報機器。
  2. 前記キー入力部の複数のキーは、QWERTY配列されており、キー毎に、タッチタイピングよって押下すべき指が規定されていることを特徴とする請求項1に記載の情報機器。
  3. 前記ディスプレイの背面に前記キー入力部が配置されている場合、第1のキー群及び第2のキー群は、前記ディスプレイに表示された機能イメージに対して鏡面関係に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報機器。
  4. 前記ディスプレイの背面に前記キー入力部が配置されている場合、第1のキー群が、当該情報機器の右手側面に向けて90度時計回りに回転させて配置され、第2のキー群が、当該情報機器の左手側面に向けて90度反時計回りに回転させて配置され、
    利用者の手の平が、当該情報機器の側面を把持した場合に、第1のキー群が右手の指に接触し、第2のキー群が左手の指に接触するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報機器。
  5. 前記表示制御部は、前記ディスプレイに、前記機能ポジションが縮小された機能イメージを表示するように制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報機器。
  6. 前記キー入力部は、弾性部を介して面全体の押下が可能なタッチパッドであり、
    前記表示制御部は、前記ディスプレイに表示する前記機能イメージに対応付けて、前記タッチパッドに機能ポジションを構成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報機器。
  7. 縦型に把持されているか又は横型に把持されているかを検知する姿勢センサを更に有し、
    前記表示制御部は、前記姿勢センサによって検知された重力の向きに応じて、当該重力の向きを機能ポジションと機能イメージとの割り当てを変更する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報機器。
  8. ディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器を用いた入力方法において、
    前記キー入力部は、前記ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置し、
    前記キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、前記押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されており、
    前記ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、前記指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示するように制御することを特徴とする情報機器を用いた入力方法。
  9. ディスプレイ及びキー入力部を備えた情報機器に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記キー入力部は、前記ディスプレイが目視されている際にその視界の中で目視されない背面又は側面に配置されており、右手によって押下される第1のキー群と、左手によって押下される第2のキー群とに区分されており、第1のキー群を左手の指が接触する部分に配置し、第2のキー群を右手の指が接触する部分に配置し、
    前記キー入力部の各キーは、指が接触する押下面と、該押下面の物理的押下を検出する押下検出部と、前記押下面の表面における指の位置の近接状態を検知するセンサとによって構成されており、
    前記ディスプレイに、第1のキー群及び第2のキー群の機能イメージを表示すると共に、前記指が近接しているキーに対応する機能イメージを視覚的に特定表示するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報機器用のプログラム。
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