JPH0830431B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH0830431B2
JPH0830431B2 JP61155744A JP15574486A JPH0830431B2 JP H0830431 B2 JPH0830431 B2 JP H0830431B2 JP 61155744 A JP61155744 A JP 61155744A JP 15574486 A JP15574486 A JP 15574486A JP H0830431 B2 JPH0830431 B2 JP H0830431B2
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博通 三輪
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等内燃機関の空燃比制御装置、特に
ギアがシフト中には希薄空燃比から理論空燃比に切替え
る部分リーン制御を行う装置に関する。
(従来の技術) 近時、自動車エンジンに対する要求が高度化してお
り、排出ガス有害成分低減、高出力、低燃費等の互いに
相反する課題について何れも高レベルでその達成が求め
られる傾向にある。
また、特に省燃費の立場から比較的低負荷領域では空
燃比を理論空燃比から希薄空燃比に切替える部分リーン
制御が試みられており、従来のこの種の空燃比制御装置
としては、例えば特開昭59−51147号公報や特開昭59−7
741号公報に記載されたものが知られている。
これらの装置では、吸気管圧力、エンジン回転速度の
変化率(あるいは、車両の走行速度の変化率)およびス
ロットル開度の変化に基づいて車両の負荷および加速度
を算出し、この負荷および加速度の算出結果から所定条
件下の運転領域においては希薄(リーン)空燃比を選択
することにより、エンジンの燃費性能の向上を図って省
燃費を実現しようとしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の空燃比制御装置にあ
っては、ギアシフト中あるいはギアシフト直後等のエン
ジン負荷が過渡状態にあるときに三元からリーン、リー
ンから三元の空燃比の切替えが行われることがあったた
め、エンジンの円滑な運転状態が損なわれ、NOxの排出
量が増加することがある。
すなわち、ギアシフト中およびギアシフト直後はエン
ジンに対する要求(例えば、高出力の要求)が激しく変
化しているときであり、エンジン負荷も過渡状態にあ
る。このような過渡状態のときにエンジンが所定条件
(水温、車速、エンジン負荷およびエンジン回転数等の
条件)を満たしてしまうと、目標空燃比が三元からリー
ンに切替わることがある。また、同様の理由で、リーン
から三元に切替わることもある。このように、ギアシフ
ト中およびギアシフト直後には三元リーンの切替えが
頻繁に起こることがあり、切替えが起こるとエンジンの
出力が低下して、エンジンの安定性が損なわれることが
ある。また、切替わる際にはNOxの発生(特に、リーン
から三元に切替わるとき)が多くなるという問題点もあ
った。
(発明の目的) そこで本発明は、変速機のギアがシフト中およびシフ
ト後所定時間はリーン空燃比を選択しないようにするこ
とにより、シフト直後の空燃比の切替えをなくしてエン
ジンの安定性の低下を防止するとともに、NOxの発生を
低減することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明による内燃機関の空燃比制御装置は上記目的達
成のため、その基本概念図を第1図に示すように、エン
ジンの運転状態を検出する運転状態検出手段aと、変速
機のギヤがシフトされる状態にあることを検出するシフ
ト状態検出手段bと、エンジンの運転状態に応じて目標
空燃比を設定し、少なくとも定常走行の一部において該
目標空燃比を理論空燃比よりもリーン側に設定するとと
もに、変速機のギアのシフト中およびシフト後所定期間
は目標空燃比としてリーン空燃比の選択を禁止し、か
つ、シフトダウン時の前記所定期間をシフトアップ時の
同所定期間よりも長くした目標設定手段cと、目標空燃
比となるように吸入空気あるいは燃料の供給量を制御す
る制御手段dと、制御手段dからの信号に基づいて吸入
空気あるいは燃料の供給量を操作する操作手段eと、を
備えている。
(作用) 本発明では、(ア)変速機のシフト中およびシフト後
所定期間経過するまではリーン空燃比が選択されず、理
論空燃比で運転されるから、エンジンの過渡特性改善お
よび排出ガス中の有害成分抑制が共に図られる。しか
も、(イ)リーン空燃比を非選択とする期間(前記所定
期間)をシフトダウンとシフトアップで適正化したた
め、シフトダウン時には、より一層のエンジンの過渡特
性改善が図られる一方、シフトアップ時には、より一層
の排出ガス中の有害成分抑制が図られる。ここで、作用
効果(イ)について補足説明を加える。一般に、負荷の
安定性と要求空燃比の両面でシフトアップとシフトダウ
ンの多くは加速等の過渡運転から巡行運転への移行時に
発生するが、シフトダウンを見た場合、これらは互いに
相反する性質がある。すなわち、シフトアップの多くは
負荷に対して駆動力が不足したときに発生し、このシフ
トダウンが起こるケースでは、スロットルの操作量(す
なわちアクセルペダルの踏み込み量)がシフトアップ時
よりも大きくなるから、必要な駆動力が得られるまでの
時間(負荷の安定化時間)は、シフトアップよりもシフ
トダウンの方が長くなる。一方、シフトアップが起こる
ケースでは、シフト後の要求空燃比は多くの場合(燃費
を向上するために)リーンであるが、シフトダウンが起
こるケースでは、シフト後の要求空燃比は多くの場合
(負荷の安定性の点で)ストイキ(理論空燃比)であ
る。したがって、シフトダウンとシフトアップの双方に
共通のリーン禁止時間を設定した場合には、シフトダウ
ン時の負荷の安定化を優先させるか、または、シフトア
ップ時の燃費改善を優先させるか、もしくは、両者の妥
協点にしか設定せざるを得ないという不都合がある。本
発明では、上述したように、シフトダウン時のリーン禁
止時間(前記所定期間)をシフトアップ時の同所定期間
よりも長くしたから、かかる不都合を招くことなく、シ
フトダウン時における負荷の安定化とシフトアップ時に
おける燃費改善の両立が図られる。
(実施例) 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第2〜9図は本発明の一実施例を示す図であり、SPi
(Single Point Injection)方式のエンジンに適用した
例である。
まず、構成を説明する。第2図において、1はエンジ
ンであり、吸入空気はエアクリーナ2からスロットルチ
ャンバ3を経て、ヒータ制御信号SHによりON/OFFするPT
Cヒータ4で加熱された後、インテークマニホールド5
の各ブランチらり各気筒に供給され、燃料は噴射信号S
Tiに基づきスロットル弁6の上流側に設けられた単一の
インジェクタ(操作手段)7により噴射される。
各気筒には点火プラグ10が装着されており、点火プラ
グ10にはディストリビュータ11を介して点火コイル12か
らの高圧パルスPULSEが供給される。これらの点火プラ
グ10、ディストリビュータ11および点火コイル12は混合
気に点火する点火手段13を構成しており、点火手段13は
点火信号SIGNに基づいて高圧パルスPULSEを発生し放電
させる。そして、気筒内の混合気は高圧パルスPULSEの
放電によって、着火、爆発し、排気となって排気管14を
通して触媒コンバータ15で排気中の有害成分(CO、HC、
NOx)を三元触媒により清浄化されてマフラ16から排出
される。
ここで、吸入空気の流れはアクセルペダルに連動する
スロットルチャンバ3内のスロットル弁6により制御さ
れ、アイドリング時にはスロットル弁6はほとんど閉じ
ている。アイドリング時の空気の流れはバイパス通路20
を通り、開度信号SISCに基づいてISCバルブ(Idle Spee
d Control Valve:アイドル制御弁)21により適宜必要な
空気が確保される。
また、各気筒の吸気ポート近傍にはスワールコントロ
ール弁22が配設されており、スワールコントロール弁22
はロッド23を介してサーボダイヤフラム24に連結され
る。サーボダイヤフラム24には電磁弁25から所定の制御
負圧が導かれており、電磁弁25はデューティ値DSCVを有
するスワール制御信号SSCVに基づいてインテークマニホ
ールド5から供給される負圧を大気に漏らす(リークす
る)ことによってサーボダイヤフラム24に導入する制御
負圧を連続的に変える。サーボダイヤフラム24は制御負
圧に応動し、ロッド23を介してスワールコントロール弁
22の開度を調整する。
上記スワールコントロール弁22、ロッド23、サーボダ
イヤフラム24および電磁弁25を全体としてスワール操作
手段26を構成する。
スロットル弁6の開度αはスロットルセンサ30により
検出され、冷却水の温度Twは水温センサ31により検出さ
れる。また、エンジンのクランク角Caはディストリビュ
ータ11に内蔵されたクランク角センサ32により検出さ
れ、クランク角Caを表すパルスを計数することによりエ
ンジン回転数Nを知ることができる。
排気管14には酸素センサ33が取り付けられており、酸
素センサ33は空燃比検出回路34に接続される。空燃比検
出回路34は酸素センサ33にポンプ電流Ipを供給し、この
ポンプ電流Ipの値から排気中の酸素濃度がリッチからリ
ーンまで広範囲に亘って検出される。酸素センサ33およ
び空燃比検出回路34は空燃比検出手段35を構成する。
変速機の操作位置は位置センサ(シフト状態検出手
段)36により検出され、車両の速度SVSPは車速センサ37
により検出される。また、エアコンの作動はエアコンス
イッチ38により検出され、パワステの作動はパワステ検
出スイッチ39により検出される。
上記各センサ30、31、32、34、36、37、38、39からの
信号はコントロールユニット50に入力されており、コン
トロールユニット50はこれらのセンサ情報に基づいてエ
ンジンの燃焼制御(点火時期制御、燃料噴射制御等)を
行う。
すなわち、コントロールユニット50は目標設定手段、
制御手段としての機能を有し、CPU51、ROM52、RAM53お
よびI/Oポート54により構成される。
CPU51はROM52に書き込まれているプログラムに従って
I/Oポート54より必要とする外部データを取り込んだ
り、またRAM53との間でデータの授受を行ったりしなが
らエンジンの燃焼制御に必要な処理値を演算し、必要に
応じて処理したデータをI/Oポート54へ出力する。I/Oポ
ート54には上記各センサ30、31、32、34、36、37、38、
39からの信号が入力されるとともに、I/Oポート54から
は前記各信号STi、SIGN、SISC、SSCV、SHが出力され
る。ROM52はCPU51における演算プログラムを格納してお
り、RAM53は演算に使用するデータをマップ等の形で記
憶している。なお、RAM53の一部は不揮発性メモリから
なり、エンジン1停止後もその記憶内容を保持する。
次に、作用を説明するが、最初に空気流量の算出シス
テムについて説明する。
本実施例では空気流量の検出に際して従来のようなエ
アフローメータ等を設けておらず、スロットル開度αお
よびエンジン回転数Nをパラメータとしてインジェクタ
7部を通過する空気量QAinj(以下、インジェクタ部空
気量という)を算出するという方式(以下、単にα−N
システムという)を採っている。
このようなα−Nシステムによってインジェクタ部通
過空気量QAinjを算出しているのは、次のような理由に
よる。
すなわち、上記従来のセンサによると、 (イ)吸気脈動によるセンサ出力の変動が大きく、これ
は燃料の噴射量の変動を引き起こし、トルク変動を生じ
させる、 (ロ)センサの応答性の面で過渡時に検出誤差が大きく
なる、 (ハ)上記センサはコストが比較的高い、 という面があるためで、本実施例ではかかる観点から低
コストで応答性、検出精度に優れたα−Nシステムを採
用している。また、特にSPi方式のエンジンにあって
は、かかるα−Nシステムを採用することで、空燃比の
制御精度が格段と高められる。
以下に、本システムによるインジェクタ部通過空気量
QAinjの算出を説明する。
第3図はシリンダ空気量QAcyLの算出プログラムを示
すフローチャートである。まず、P1で前回のQAcyLをオ
ールド値QAcyl′としてメモリに格納する。ここで、Q
AcyLはシリンダ部を通過する吸入空気量であり、従来の
装置(例えば、EGi方式の機関)での吸入空気量Qa(エ
ンジン負荷Tp)に相当するもので、後述する第8図に示
すプログラムによってインジェクタ部における空気量Q
Ainjを演算するときの基礎データとなる。次いで、P2
必要なデータ、すなわちスロットル開度α、ISCバルブ2
1への開度信号SISCのデューティ(以下、ISCデューティ
という)DISC、エンジン回転数Nを読み込む。
P3ではスロットル開度αに基づいてスロットル弁6が
装着されている部分における流路面積(以下、スロット
ル弁流路面積という)Aαを算出する。これは、例えば
第4図に示すテーブルマップから該当するAαの値をル
ックアップして求める。P4では同様にISCデューティD
ISCに基づき第5図のテーブルマップからバイパス路面
積ABを算出し、P5で次式に従って総流路面積Aを求め
る。
A=Aα+AB…… 次いで、P6で定常空気量QHを算出する。この算出は、
まず総流量面積Aをエンジン回転数Nで除してA/Nを求
め、このA/Nとエンジン回転数Nをパラメータとする第
6図に示すようなテーブルマップから該当する定常空気
量QHの値をルックアップして行う。
次いで、P7でAとNとをパラメータとして第7図に示
すテーブルマップからインテークマニホールド5の容積
を考慮した遅れ係数K2をルックアップし、P8で次式に
従ってシリンダ空気量QAcyLを算出したしてルーチンを
終了する。
QAcyL=QAcyL′×(1−K2)+QH×K2…… 但し、QAcyL′:P1で格納した値 このようにして求めた空気量QAcyLは本実施例のよう
なSPi方式でなく、例えば吸気ポート近傍に燃料を噴射
するEGi方式の機関にはそのまま適用することができ
る。しかし、本実施例ではSPi方式であるから、インジ
ェクタ部空気量QAinjを求める必要があり、この算出を
第8図に示すプログラムを行っている。
同プログラムでは、まず、P11で次式に従って吸気
管内空気変化量ΔCMを求める。このΔCMはシリンダ空気
量QAcyLに対して過渡時にスロットルチャンバ3内の空
気を圧力変化させるための空気量を意味している。
ΔCM=KM×(QAcyL−QAcyL′)/N…… 式において、KMはインテークマニホールド5の容積
に応じて決定される定数であり、エンジン1の機種等に
応じて最適値が選定される。次いで、P12で次式に従
ってインジェクタ部空気量QAinjを算出する。
QAinj=QAcyL+ΔCM…… このようにして求めたQAinjはスロットル弁開度αを
情報パラメータの一つとしていることから応答性が極め
て高く、また実験データに基づくテーブルマップによっ
て算出しているので、実際の値と正確に相関し検出精度
が高い(分解能が高い)。さらに、既設のセンサ情報を
利用し、マイクロコンピュータによるソフトの対応のみ
でよいから低コストなものとなる。特に、SPi方式のよ
うにスロットルチャンバ3の上流側で燃料を噴射するタ
イプに適用して極めて好都合である。
次に、本論の作用を説明する。
第9図は空燃比制御のプログラムを示すフローチャー
トである。
まず、P21でギアシフト中か否かを判別する。ギアシ
フト中は目標空燃比にリーン空燃比を選択せずP22でタ
イマをクリアして、P23で理論空燃比λ=1(A/F=Stoi
ch)を選択する。一方、ギアシフト中でないときはP24
でギアシフトがアップシフトか否か(ダウンシフトか)
を判別する。これは、次のP25、P26のステップでギアシ
フトがアップシフトのときとダウンシフトのときとでリ
ーン空燃比を選択しない所定時間(以下、リーン禁止時
間という)を変えるためである。すなわち、3速→4速
等のいわゆるアップシフトのときよりも、4速→3速等
のダウンシフトのときの方が負荷が安定する迄の時間が
多くかかることを考慮に容れたものである。
アップシフトのときはP25でアップシフトのときの所
定時間TUをリーン禁止時間T0として採用し、ダウンシフ
トのときはP26でダウンシフトのときの所定時間TDをリ
ーン禁止時間T0として採用する。ここに、TD≧TUであ
り、TU=0.5sec程度が望ましい。
次いでP27で経過時間tがシフト後リーン禁止時間T0
を経過したか否かを判別する。所定時間経過していない
(t<T0)ときは目標空燃比にリーン空燃比を選択せず
P23で理論空燃比を選択する。一方、所定時間を経過し
ている(t≧T0)ときはP28で目標空燃比にリーン空燃
比を選択できる所定条件下にあるか否かを判別する。こ
のステップでの所定条件とは、例えば機関の冷却水温や
車速、エンジン回転数およびエンジン負荷等の運転状態
を示す。
所定条件下にないときは目標空燃比にリーン空燃比を
選択せずP23に進み、所定条件下のときは目標空燃比に
リーン空燃比を選択してもよいと判断し、P29で所定の
空燃比を選択する。
このように、本実施例では変速機のギアがシフト中あ
るいはシフト後所定時間はリーン空燃比を選択しない態
様となっているので、シフト中あるいはシフト直後のエ
ンジン負荷が過渡状態のときの三元からリーン、リーン
から三元への空燃比の切替えを無くすことができ、エン
ジンを安定化してNOxの発生を低減することができる。
(効果) 本発明によれば、変速機のシフト中およびシフト後所
定期間経過するまでは、リーン空燃比が選択されずに理
論空燃比で運転されるから、エンジンの過渡特性改善お
よび排出ガス中の有害成分抑制を共に図ることができ
る。しかも、リーン空燃比を非選択とする期間(前記所
定期間)をシフトダウンとシフトアップで適正化したの
で、シフトダウン時には、より一層のエンジンの過渡特
性改善を図ることができる一方、シフトアップ時には、
より一層の排出ガス中の有害成分抑制を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念図、第2〜9図は本発明の一
実施例を示す図であり、第2図はその全体構成図、第3
図はそのシリンダ空気量QAcyLの算出プログラムを示す
フローチャート、第4図はそのスロットル弁流路面積A
αのテーブルマップ、第5図はそのバイパス路面積AB
テーブルマップ、第6図は総流路面積Aをエンジン回転
数Nで除したA/Nとエンジン回転数Nとをパラメータと
する定常空気量QHのテーブルマップ、第7図はその遅れ
係数K2のテーブルマップ、第8図はそのインジェクタ部
空気量QAinjの算出プログラムを示すフローチャート、
第9図はその空燃比制御のプログラムを示すフローチャ
ートである。 1……エンジン、7……インジェクタ(操作手段)、36
……位置センサ(シフト状態検出手段)、50……コント
ロールユニット(目標設定手段、制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永石 初雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−149541(JP,A) 特開 昭61−16245(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)エンジンの運転状態を検出する運転状
    態検出手段と、 b)変速機のギアがシフトされる状態にあることを検出
    するシフト状態検出手段と、 c)エンジンの運転状態に応じて目標空燃比を設定し、
    少なくとも定常走行の一部において該目標空燃比を理論
    空燃比よりもリーン側に設定するとともに、変速機のギ
    アのシフト中およびシフト後所定期間は目標空燃比とし
    てリーン空燃比の選択を禁止し、かつ、シフトダウン時
    の前記所定期間をシフトアップ時の同所定期間よりも長
    くした目標設定手段と、 d)目標空燃比となるように吸入空気あるいは燃料の供
    給量を制御する制御手段と、 e)制御手段からの信号に基づいて吸入空気あるいは燃
    料の供給量を操作する操作手段と、を備えたことを特徴
    とする内燃機関の空燃比制御装置。
JP61155744A 1986-07-01 1986-07-01 内燃機関の空燃比制御装置 Expired - Lifetime JPH0830431B2 (ja)

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