JPH0830133A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0830133A
JPH0830133A JP6160405A JP16040594A JPH0830133A JP H0830133 A JPH0830133 A JP H0830133A JP 6160405 A JP6160405 A JP 6160405A JP 16040594 A JP16040594 A JP 16040594A JP H0830133 A JPH0830133 A JP H0830133A
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JP
Japan
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roller
oil
fixing
fixing roller
applying
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JP6160405A
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English (en)
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Katsuhiro Echigo
勝博 越後
Shigeo Kurotaka
重夫 黒高
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/476,884 priority patent/US5592275A/en
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像形成装置に使用される定着装置であって、
内部に熱源を有する定着ローラと、この定着ローラの上
部に位置し上記定着ローラに対して加圧当接し内部に熱
源を有する加圧ローラと、上記定着ローラに対して加圧
当接して離型剤を塗布するオイル塗布ローラと、このオ
イル塗布ローラに対して加圧当接して上記離型剤を塗布
するオイル供給ローラと、このオイル供給ローラに対し
て加圧当接して上記離型剤を塗布するオイル塗布フェル
トを有する定着装置において、簡易な手段により適正な
オイル塗布を行い定着性能を向上させることのできる定
着装置を提供すること。 【構成】オイル塗布ローラ3は定着ローラ1に対して順
方向に回転し、かつ、オイル塗布ローラ3の周速は定着
ローラ1の周速より遅い所定の周速比とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンター、フ
ァクシミリ等に使用される定着装置であって、離型剤と
してシリコーンオイルを用いる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に使用される定着装置であ
って、内部に熱源を有する定着ローラと、この定着ロー
ラの上部に位置し上記定着ローラに対して加圧当接し内
部に熱源を有する加圧ローラと、上記定着ローラに対し
て加圧当接して離型剤を塗布するオイル塗布ローラと、
このオイル塗布ローラに対して加圧当接して上記離型剤
を塗布するオイル供給ローラと、このオイル供給ローラ
に対して加圧当接して上記離型剤を塗布するオイル塗布
フェルトを有する定着装置がある。
【0003】1.本発明に近い従来技術として、特開平
5−27637号公報開示の技術について説明する。こ
の技術は、オイル塗布ローラを定着ローラとは別に、
独立して回転駆動するものである。オイル塗布ローラ
駆動手段(駆動モータ)を有し、複写モード(例えば、
フルカラーモード又は単色モード)に応じて駆動手段を
制御して、オイル塗布ローラの回転速度を変化させて複
写モードに関係なく、定着ローラへのオイル塗布量を一
定にする。
【0004】2.別の、従来のオイル塗布方式として
は、定着ローラに直接オイル塗布フェルトによりオイル
を塗布し、ブレードを当接してオイル塗布量の規制を行
う方法がある。
【0005】3.図8に示すように、定着ローラ1の上
部にオイル塗布ローラ3を当接させ、このオイル塗布ロ
ーラ3にオイル供給ローラ4を当接させた構成のものが
ある。この定着ローラ1と加圧ローラ2との間を定着ロ
ーラ1側に画像面を向けた転写紙16が通紙される間に
定着がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の1の問
題点は、 複写モードに応じてオイル塗布ローラを単独で駆動す
るためのモータが必要であると共に、回転速度を可変に
するためのモータ駆動制御手段が必要である。
【0007】転写紙1枚当りのオイル塗布量が25m
gでは画像上へのオイル付着が特にOHPシート等で目
立ち、塗布量過多になる可能性がある。
【0008】上記従来技術の2の問題点は、定着ローラ
に直接、オイル塗布フェルトによりオイルを塗布し、そ
の後、ブレードを当接してオイル量の規制を行う方式に
おいては、通紙枚数が増えると、フェルト当接部及びブ
レード当接部に蓄積した紙粉、オフセットトナーによ
り、定着ローラに傷又は摩耗が発生して離形層が劣化
し、オフセット、光沢ムラ、ベタ部スジとなる。
【0009】上記従来技術の3の問題点は、図8に示し
たように、オイル塗布ローラが手射ちゃうローラに当接
している位置と回転方向から判断して、待機時に当接部
に符号100で示すようにオイル溜りが生じ易く、待機
時の1枚目の画像上にオイル塗布ムラが発生しやすい。
【0010】図8に示した従来の定着装置のオイル塗布
装置では、オイル塗布装置は、定着ローラ1の上部にあ
り、図に矢印で示すような回転方向のとき、待機時に定
着ローラ1とオイル塗布ローラ3との当接部にオイル溜
り100が生じ、再度定着ローラ1が回転したときにオ
イルは定着ローラ1上に付着してしまう。
【0011】図6に示す従来の定着装置のように、定着
ローラ1が反時計まわりの向きに回転するとき、オイル
塗布ローラ3が定着ローラ1に対して第3象限の位置に
あると、図8に示した従来の技術と同様に定着ローラ1
が停止したとき、オイル塗布ローラ3との当接部にオイ
ル溜り101を生じ、放置後でも流れないため再度、定
着ローラ1が回転したとき、溜ったオイルは定着ローラ
1に付着していく。そのため、画像上にオイルが過多に
よる不具合が発生してしまう。
【0012】従って、本発明の目的は、簡易な手段によ
り適正なオイル塗布を行い定着性能を向上させることの
できる定着装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次のように構成した。
【0014】(1).画像形成装置に使用される定着装
置であって、内部に熱源を有する定着ローラと、この定
着ローラの上部に位置し上記定着ローラに対して加圧当
接し内部に熱源を有する加圧ローラと、上記定着ローラ
に対して加圧当接して離型剤を塗布するオイル塗布ロー
ラと、このオイル塗布ローラに対して加圧当接して上記
離型剤を塗布するオイル供給ローラと、このオイル供給
ローラに対して加圧当接して上記離型剤を塗布するオイ
ル塗布フェルトを有する定着装置において、上記オイル
塗布ローラは上記定着ローラに対して順方向に回転し、
かつ、上記オイル塗布ローラの周速は上記定着ローラの
周速より遅い所定の周速比とした(請求項1)。
【0015】(2).(1)において、定着ローラに当
接加圧するオイル塗布ローラの加圧力が軸方向の一端側
及び他端側でそれぞれ0.5〜2kgfであり、且つ、
上記定着ローラ、上記オイル塗布ローラの各表面粗さが
4μm以下であることとした(請求項2)。
【0016】(3).(1)において、オイル塗布ロー
ラに当接加圧するオイル供給ローラの加圧力が軸方向の
一端側及び他端側それぞれ0.5〜2kgfであり、上
記オイル供給ローラは上記オイル塗布ローラに対して連
れ回り制御がなされ、上記オイル供給ローラの表面粗さ
が4μm以下であることとした(請求項3)。
【0017】(4).(1)において、離型剤はシリコ
ーンオイルであり、その粘度が300CS(25℃)以
下であることとした(請求項4)。
【0018】(5).(1)において、定着ローラ及び
オイル塗布ローラの駆動が、本体駆動に対して同期回転
と停止の選択手段を有することとした(請求項5)。
【0019】(6).(5)において、複写動作の開始
後1枚目の転写紙が定着ローラを通過する以前に、所定
時間だけ上記定着ローラ及びオイル塗布ローラを回転さ
せる第1駆動制御手段を有することとした(請求項
6)。
【0020】(7).(5)において、連続通紙時に転
写紙の間隔が20secの場合、転写紙が定着ローラを
通過する以前に10〜20secだけ上記定着ローラ及
びオイル塗布ローラを回転させ、その他の時間は上記定
着ローラ及び上記オイル塗布ローラを停止させる第2駆
動制御手段を有することとした(請求項7)。
【0021】(8).(5)において、複写動作の最終
の転写紙が定着ローラを通過した直後に上記定着ローラ
及びオイル塗布ローラの回転を停止するような第3駆動
制御手段を有することとした(請求項8) (9).(1)において、オイル塗布ローラは、定着ロ
ーラが反時計回りの向きに回転する構成の場合は、上記
定着ローラの第4象限(270°〜360°)の範囲に
当接し、また、上記定着ローラが時計回りの向きに回転
する構成の場合は、上記定着ローラの第3象限(180
°〜270°)の範囲に当接することとした(請求項
9)。
【0022】(10).(1)において、定着ローラと
オイル塗布ローラとオイル供給ローラのそれぞれが、ト
ナーに対する離型性の良好な順序として、 定着ローラ≧オイル塗布ローラ>オイル供給ローラ にすると共に、上記オイル供給ローラに接するオイル塗
布フェルト及び該オイル塗布フェルトを支持するオイル
補給タンクが上記オイル供給ローラに対して接離自在の
一体型ユニット構成とした(請求項10)。
【0023】(11).(1)において、定着ローラと
オイル塗布ローラと加圧ローラのそれぞれが、トナーに
対する離型性の良好な順序として、 定着ローラ≧オイル塗布ローラ>加圧ローラ にすると共に、上記加圧ローラにオフセットトナー除去
部材を当接した構成にした(請求項11)。
【0024】(12).(1)において、上方に位置し
加圧ローラを含む加圧ローラユニットと、下方に位置し
定着ローラ及びオイル塗布ローラを含む定着ローラ、オ
イル塗布ユニットの、上下2分割の構成となっており、
上記加圧ローラユニットを覆うように構成された上部の
本体カバーを開ける動作に連動して上記加圧ローラの上
記定着ローラに対する加圧力が解除される構成とした
(請求項12)。
【0025】(13).(1)において、所定の周速比
は、0.1〜0.3とする(請求項13)。
【0026】
【作用】定着ローラヘの適正なオイル塗布を行うことが
できる。
【0027】
【実施例】
(1)請求項1に対応する説明 本発明の適用されたカラー定着装置の概略を示した図1
図において、定着ローラ1は中空状で金属製の芯金の外
周にシリコーンゴムを被覆した中空円筒形状をしたロー
ラであり、内部にヒータ5を有し、外周に摺接するサー
ミスタ8により一定温度に制御されている。この定着ロ
ーラ1は画像面を下にして送られてくる転写紙16に対
して下側に位置している。
【0028】加圧ローラ2は中空状で金属製の芯金の外
周にシリコーンゴムを被覆した中空円筒形状をしたロー
ラであり、定着ローラ1の上方から定着ローラ1に対し
て加圧当接されている。この加圧ローラ2は内部にヒー
タ6を有し、外周に摺接するサーミスタ7により一定温
度に制御されている。
【0029】オイル塗布ローラ3は、定着ローラ1に対
して下方から加圧当接されており、定着ローラ1に対し
て順方向に回転し、かつ、定着ローラ1の周速よりも低
速に減速されて定着ローラ1より低速で回転することで
定着ローラ1への適正かつ均一なオイル塗布を実現す
る。
【0030】このオイル塗布ローラ3の定着ローラ1に
対する周速比と、転写紙16へのオイル付着状態の関係
を調べた。オイル付着状態が最もわかり易いOHPシー
トについて、オイル塗布ローラ3の定着ローラ1に対す
る周速比とオイル付着との関係を調べた図4のグラフか
らわかるように、オイル塗布ローラ3の定着ローラ1に
対する周速比は定着ローラの周速比よりも遅い0.3以
下に設定することで、適正なオイル付着状態(ランク3
以上)が得られることがわかる。また、この周速比にお
ける転写紙1枚当りのオイル塗布量は約10mgであっ
た。
【0031】オイル塗布量を少なくすると、オフセット
が発生するおそれがあるが、実験の結果、オイル塗布量
の下限値はオフセット性能から2mg/A4サイズであ
り、この時の周速比は0.1であった。よって、オイル
塗布ローラ3は定着ローラ1に対して順方向に回転し、
かつオイル塗布ローラ3の周速は定着ローラ1の周速よ
り遅い条件の下で、周速比が0.1〜0.3にするのが
好ましい。かかる周速比は、後述の(13)で説明する
オイル塗布ローラ駆動手段により可能である。
【0032】図1を参照するに、オイル塗布ローラ3に
はオイル供給ローラ4が該オイルオイル塗布ローラ3に
対して下方から加圧当接されていて該オイル供給ローラ
4よいオイルの供給を受ける。このオイル供給ローラ4
にはオイル塗布フェルト10の一端側が当接していて、
該オイル供給ローラ4はオイル塗布フェルト10よりオ
イルの供給を受ける。
【0033】このオイル塗布フェルト10は、シリコー
ンオイル12を溜めたオイルタンク13内部に収納され
ており、該オイル塗布フェルトの他端側からのオイルの
浸透によりオイルを汲み上げて上記一端側よりオイル供
給ローラ4に対してオイルを塗布している。
【0034】このように、オイル塗布ローラの周速を定
着ローラ1の周速より遅い所定の周速比、この例では
0.3に設定することで、定着ローラに対するオイルの
均一微量塗布を可能として、特にOHPシート等の画像
に対する適正なオイル塗布量を与えることができる。ま
た、フィルミングを防止し、定着ローラの摩耗に対して
も有利となるため、離型劣化が余裕度アップでき、定着
ローラの寿命を伸ばすことができた。
【0035】(2)請求項2に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。
【0036】図1において、オイル塗布ローラ3は、定
着ローラ1に対して、両側の軸受にスプリング17によ
り加圧当接されている。この加圧力について実験した結
果、片側の加圧力をそれぞれ0.5〜5kgfまで変化
させたところ、加圧力が小さい程、オイル塗布量が少な
くなるが、片側で4kgf以上だと、定着ローラ1とオ
イル塗布ローラ3との間には上記前提条件により周速差
が生じているため、駆動時に摺動摩擦抵抗により発生す
る負荷が大きくなり、ギヤ飛び等の不具合が発生した。
【0037】しかし、片側でそれぞれ0.5〜2kgf
では、負荷も問題なく、オイル塗布量も略一定の、良好
なオイル塗布性能を得ることができた。また、各ローラ
の表面粗さは小さい方がオイル塗布量は少なくて済み、
均一な塗布状態が得られ、また、摺動摩擦抵抗から考え
ても、表面粗さは、4μm以下が好ましいことがわかっ
た。
【0038】(3)請求項3に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。図1において、オイル供給ロ
ーラ4はオイル塗布ローラ3に対して、軸長手方向両側
の軸受にスプリング18により当接加圧されている。オ
イル供給ローラ4はシリコーンオイルを含浸したオイル
フェルト10に当接しておりオイルの塗布を受けてい
る。オイル塗布ローラ3上のオイルが少なくなるとロー
ラ間の摩擦係数が上がるため、オイル供給ローラ4がオ
イル塗布ローラ3に連れ回りするようになる。この連れ
回りによりオイル供給ローラ4からオイル塗布ローラ3
へオイルが供給され、やがて連れ回りしなくなる。
【0039】つまり、オイル塗布ローラ3へオイルが塗
布されると、ローラ間の摩擦係数が下がるため、スリッ
プしてオイル供給ローラ4の回転が止まり、オイル塗布
ローラ3へのオイルの供給が停止される。
【0040】このような連れ回りの制御は、これらロー
ラ間の摩擦係数と加圧力によって決まる。加圧力につい
て実験した結果、オイル供給ローラ4のオイル塗布ロー
ラ3に対する加圧力は0.5〜2kgf、オイル供給ロ
ーラの表面粗さは4mμ以下が好ましく、適正なオイル
供給が可能となることがわかった。
【0041】(4)請求項4に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。離型剤であるシリコーンオイ
ルの粘度によっても定着ローラへのオイル塗布量を制御
することが可能である。実験の結果、オイル粘度が低い
程、定着ローラへのオイル塗布量を減らしても離型性能
を得ることができることがわかった。
【0042】本例では、300CS(25℃)以下が良
く、さらに、100CS(25℃)以下にすることで、
より適正で均一なオイル塗布量にすることができた。
【0043】(5)請求項5に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。
【0044】本体駆動源からギヤ系列により駆動を受け
ている定着装置の駆動ギヤにはクラッチが設けられてお
り、上記駆動ギヤから定着ローラと一体の定着ギヤ、更
に、塗布ローラと一体の塗布ローラギヤと、駆動を伝達
するギヤ系列を有する。定着装置の駆動ギヤに設けられ
た上記クラッチをオン/オフすることにより、定着装置
を本体駆動と連動させる、あるいは、定着装置だけ単独
で停止するという駆動制御が可能となる。よって、この
クラッチは、定着ローラ及びオイル塗布ローラの駆動
を、本体駆動に対して同期回転と停止の選択を行う選択
手段である。
【0045】以上説明した(1)〜(4)の実施例で、
転写紙1枚当りのオイル塗布量を定着ローラ1に対する
オイル塗布ローラ3の周速比により適正な値に制御でき
ることを述べたが、他にオイルの異常付着として、 電源投入後に、定着ローラ1の温度が上昇するにつれ
て定着ローラ1のシリコーンゴム層に含浸されたオイル
がしみ出てきて、加圧ローラ2とのニップ部に溜り、通
紙開始後の1枚目にローラピッチ(ローラ1周分のピッ
チ)で過多に付着する現象が生ずる。
【0046】通紙開始後、転写紙が定着装置を通過す
るまでのプレ回転時間が長いと、オイル塗布ローラ3か
ら定着ローラ1へ塗布されるオイル塗布量が増えるた
め、通紙1枚目の先端から定着ローラ1周分だけオイル
が過多付着する現象がある。
【0047】しかし、上記選択手段を用いる本例によれ
ば、該選択手段としての上記クラッチを適宜オンオフす
ることにより、上記の問題を解消することができ
る。
【0048】(6)請求項6に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。また、上記(5)の実施例に
おける選択手段としてのクラッチを使用することを前提
とする。
【0049】通紙開始後の1枚目のオイル過多について
実験を行ったところ、 のピッチ状オイル過多現象については、転写紙1枚目
が定着装置を通過する前に定着装置のプレ回転時間が1
0sec以上あれば、問題ないレベルとなることがわか
った。
【0050】通紙1枚目の先端から定着ローラ1周分
のオイル付着については、転写紙1枚目が定着装置を通
過する前に定着装置のプレ回転時間が20sec以下で
あれば、問題ないレベルとなることがわかった。
【0051】以上の結果より、転写紙1枚目が定着装置
を通過する前の定着装置のプレ回転時間は、10〜20
secとすればよい。具体的な実施例としては、給紙
後、レジストセンサーにより転写紙先端を検知してから
所定の時間後に、定着ローラの駆動を開始する。
【0052】これらの定着ローラの駆動制御は、上記ク
ラッチの制御により実効する。従って、ここでは、上記
クラッチ及び上記レジストセンサー、このレジストセン
サーからの信号を受けて動作するタイマー、このタイマ
ーからの信号を受けて上記クラッチを動作させるスイッ
チ等が、請求項5にいう第1駆動制御手段としての主な
構成部材となる。
【0053】(7)請求項7に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。また、上記(5)の実施例に
おける選択手段としてのクラッチを使用することを前提
とする。
【0054】前記(6)の実施例で説明したオイル付着
の現象は、連続通紙の転写紙2枚目以降でも、時間当り
転写枚数(cpm)が少なく、紙間(先方の転写紙と後
方の転写紙との間隔)が20sec以上あれば、同様の
不具合が発生するおそれがあるため、紙間を検知してか
ら20sec以上の時間は、定着装置の駆動を停止する
駆動制御を行う必要がある。この駆動制御を行う第2駆
動制御手段としては、前記選択手段としてのクラッチ及
び、上記紙間を検知するための紙検知センサ及び、この
紙検知センサからの信号を検知して所定時間後に上記ク
ラッチを機能させるためのタイマー及びスイッチ等が含
まれる。
【0055】(8)請求項8に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明、におけるオイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。また、上記(5)の実施例に
おける選択手段としてのクラッチを使用することを前提
とする。
【0056】上記(6)の実施例で説明したオイル付着
の現象は、連続通紙の最終紙が定着装置を通過した後の
回転時間が長い場合も、次の通紙時に同様の不具合とし
て影響を与えるため、最終紙を排紙後、すぐに定着装置
の駆動を停止する駆動制御を行う必要がある。
【0057】具体的な実施例としては、転写紙が定着ロ
ーラ1を通過して排紙センサーにより転写紙後端を検知
してから所定の時間後に、定着ローラ1の駆動を停止す
るように制御する。この制御手段を第3制御手段と称す
る。この第3制御手段は、前記選択手段としてのクラッ
チの他、上記排紙センサー、上記所定の時間を設定する
タイマー、このタイマーからの信号を受けて上記クラッ
チを動作させるスイッチ等で構成することができる。
【0058】(9)請求項9に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。
【0059】本例では、図7に示すように、定着ローラ
1が反時計まわりの向きに回転するときは、オイル塗布
ローラ3を定着ローラ1に対して第4象限(θ=270
°〜360°)の位置にて当接させている。符号10は
オイル塗布フェルトを示す。
【0060】別の実施例として、図示はしてないが、定
着ローラ1が時計まわりの向きに回転するときは、オイ
ル塗布ローラを定着ローラ1に対して第3象限(θ=1
80°〜270°)の位置にて当接させる。
【0061】このようにすれば、定着ローラ1上で、オ
イル塗布ローラ3との当接部のオイル溜り102に溜っ
たオイルは放置されている間に落下するため、定着ロー
ラ1に対するオイル塗布過多を防止して適正な量のオイ
ル塗布を実現することができる。
【0062】(10)請求項10に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。
【0063】図1において、画像通紙により定着ローラ
1上に微量にオフセットしたトナーは、オイル塗布ロー
ラ3の対トナー離型性を、定着ローラ≧オイル塗布ロー
ラとなるような材質の組み合わせにすることにより、オ
イル塗布ローラ3と接触したとき定着ローラ1からオイ
ル塗布ローラ3側にある程度トラップされ、更に、オイ
ル供給ローラ4の対トナー離型性を、オイル塗布ローラ
>オイル供給ローラとなるような材質にすることによ
り、オイル塗布ローラ3に付着したオフセットトナーは
オイル供給ローラ4にトラップされる。
【0064】その後、オフセットトナーはオイル供給ロ
ーラ4に当接したオイル塗布フェルト10に付着する構
成となっている。オイル塗布フェルト10は、オイル補
給タンク13内部のシリコーンオイル12が消費されて
オイルエンドとなる所定の枚数毎にオイル補給タンク1
3ごと、一体で交換されるため、再度、オイル塗布フェ
ルト10のクリーニング性能も初期状態に戻る。
【0065】オイル塗布フェルト10を具備したオイル
補給タンク13は(図2により(12)で後述)本体に
対し着脱自在である。
【0066】この構成は、定着ローラ1の摩耗を防止す
るべく定着ローラ1にクリーニング部材を当接させず
に、ある程度オイル塗布ローラ3でクリーニングして、
そこを通過したオフセットトナーは転写紙16に微量に
付着させるというセルフクリーニングの機能を狙ったも
のである。オイル塗布ローラ3でオフセットトナーを1
00%トラップしないのは、オイル塗布フェルト10の
目詰まりを防止し、安定したオイル供給性を維持するた
めである。
【0067】なお、対トナー離型性を制御するために
は、定着ローラ表面エネルギーを変える必要があるが、
それは定着ローラ表面粗さ、材質(トナーとの親和性)
によって決まる。
【0068】(11)請求項11に対応する説明 本実施例においては、上記(1)請求項1に対応する説
明における、オイル塗布ローラの定着ローラに対する周
速比の条件を前提とする。
【0069】図1において、転写紙16による画像通紙
により、定着ローラ1上に微量にオフセットしたトナー
は、上記(10)請求項10に対応する説明、で述べた
ようにオイル塗布ローラ3の対トナー離型性を、定着ロ
ーラ≧オイル塗布ローラ、となるような材質の組み合わ
せにすることにより、オイル塗布ローラ3と接触したと
き定着ローラ1からオイル塗布ローラ3側にある程度ト
ラップされる。
【0070】オイル塗布ローラ3を通過した定着ローラ
1上のオフセットトナーは転写紙16でセルフクリーニ
ングされるが、加圧ローラ2の対トナー離型性を、定着
ローラ>加圧ローラ、となるよう材質とすることによ
り、前方の転写紙後端と後方の転写紙前端との間の紙間
では、定着ローラ1から加圧ローラ2へトラップされ
る。
【0071】その後、加圧ローラ2にオフセットされた
トナーは、該加圧ローラ2の上部に当接したオフセット
トナー除去部材9に付着除去される構成となっている。
このオフセットトナー除去部材9は、加圧ローラユニッ
ト14の上部から取外し可能となっているため、所定枚
数毎に交換すれば、クリーニング性能も初期状態に戻
る。
【0072】外カバー21は支点24を中心にして回動
して開けることができるようになっている。また、オフ
セットトナー除去部材9は加圧ローラユニット14の上
方から着脱自在になっている。そこで、オフセットトナ
ー除去部材9の交換に際しては、外カバー21を回動さ
せて開き、オフセットトナー除去部材9を加圧ローラユ
ニット14の上方から取り外し、代わりのものを装着す
る。
【0073】かかる構成による交換作業により、紙間で
加圧ローラ2に付着したオフセットトナーを極力、転写
紙に付着させないと共に、定着ローラ1上の余剰オイル
をクリーニングすることができる。
【0074】(12)請求項12に対応する説明 図1及び、図1に示した定着装置の各ユニットを開いた
状態を説明した図2を参照するに、この定着装置は、上
方に位置し加圧ローラ2を含む加圧ローラユニット14
と、下方に位置し定着ローラ1及びオイル塗布ローラ3
を収容した定着ローラ、オイル塗布ユニット15の、上
下2分割の構成となっている。また、加圧ローラユニッ
ト14の上部には、加圧機構22を具備した本体カバー
としての外カバー21が設けられている。
【0075】定着ローラ、オイル塗布ユニット15は、
通常は画像形成装置本体に設けられたピン19とピン2
0で位置決め固定されている。外カバー21の支点24
は画像形成装置本体にあり、加圧機構22の支点25は
外カバー21にある。該定着ローラ、オイル塗布ユニッ
ト15の着脱に際しては、先ず、外カバー21を支点2
4を中心に開放する(図2参照)。これにより、外カバ
ー21に具備された加圧機構22による加圧ローラユニ
ット14に対する加圧が解除され、同時に定着ローラ1
に対する加圧が解除される。
【0076】こうして、外カバー21を開放したなら
ば、加圧ローラユニット14を支点23を中心に回動解
除した後、図示省略の解除レバーを解除して、定着ロー
ラ、オイル塗布ユニット15を、取手260を持って、
図1、図2における紙面に垂直な方向に引き出すことに
より、ピン19とピン20から外す。
【0077】オイル補給タンク13も、オイル塗布フェ
ルト10やオイル10を収容したままで一体的に、上記
定着ローラ、オイル塗布ユニット15と同様に、図1、
図2の紙面に垂直な方向(手前側)に引き出すことによ
り、着脱自在である。
【0078】かかる構成により、定着装置のメンテナン
ス性、及びジャム取り出し性を向上させることができ
る。
【0079】(13)オイル塗布ローラ駆動手段につい
て 図3を参照するに、定着ローラ1と一体的に構成され該
定着ローラ1を駆動する定着ローラ駆動ギヤ26は図示
省略の本体駆動源とクラッチを介して接続されている。
また、定着ローラ駆動ギヤ26はオイル塗布ローラ駆動
手段を介してオイル塗布ローラ3を駆動する。
【0080】オイル塗布ローラ駆動手段は、オイル塗布
ローラ3を定着ローラ1に直接連れ回りさせるのではな
く、定着ローラと一定の関係を保持しつつ、定着ローラ
1の回転方向と順方向にオイル塗布ローラを回転駆動さ
せる機能を有する。
【0081】オイル塗布ローラ駆動手段は、定着ローラ
駆動ギヤ26と噛み合わされている中間ギヤ27と、こ
の中間ギヤ26の軸27dに固定されたカム28と、こ
のカム28に摺接するカムフォロワー29と、このカム
フォロワー29に一端が固定された連結レバー30と、
この連結レバー30の他端が取付けられたワンウエイク
ラッチ31等により構成されている。なお、カムフォロ
ワー29は図示省略のばね等の付勢手段により、カム2
8に圧接されている。
【0082】ワンウエイクラッチ31はオイル塗布ロー
ラ3の軸32に設けられていて、連結レバー30がオイ
ル塗布ローラ3の軸32のまわりを、定着ローラ1の順
方向に回動するときに、回転を伝達する機能を備えてい
る。よって、カムフォロワー29はカム28の形状に従
って変位し、これに伴って、連結レバー30が軸32を
中心に揺動し、オイル塗布ローラ3は間欠的に順方向に
回動させられる。
【0083】かかるオイル塗布ローラ駆動手段を用いる
ことにより、定着ローラ1の回転に対してオイル塗布ロ
ーラ3の周速が遅い、請求項1にいう所定の周速比であ
る0.1〜0.3に制御することが可能である。
【0084】(14)各実施例の利点 前記実施例(1)〜(4)については、定着ローラ1
にオイル塗布ローラのみ当接する構成で、オイルの均一
微量塗布制御を可能にし、かつそれによって、特にOH
Pシート等の画像に対する適正なオイル塗布量が得ら
れ、また、フィルミングを防止し、定着ローラの摩耗に
対しても有利となるため離型劣化が余裕度アップでき、
定着ローラの寿命を延ばすことができる。
【0085】前記実施例(5)〜(9)については、
上記実施例(1)〜(4)のさらなる改善として、転写
紙1枚目のピッチ状オイル付着及びローラー1周分オイ
ル付着を防止でき、またオイル消費量の低減を図ること
ができる。
【0086】前記実施例(10)〜(11)について
は、オフセットトナーの蓄積によって発生する定着ロー
ラのトナー固着等の不具合がないため、定着ローラの摩
耗に対し有利であり、定着ローラの寿命が延びる。ま
た、トナー固着に起因するユニット負荷の増大を防止で
き、メンテナンス性も良好になる。
【0087】定着装置のメンテナンス性、及びジャム
の取り出し性が向上する。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な手段により適正
なオイル塗布を行い定着性能を向上させることのできる
定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカラー定着装置の正面図であ
る。
【図2】本発明にかかるカラー定着装置を分解したとき
の正面図である。
【図3】本発明にかかる定着装置の駆動機構の正面図で
ある。
【図4】塗布ローラの周速比とオイル付着関係を説明し
た図である。
【図5】塗布ローラの周速比とオイル塗布量の関係を説
明した図である。
【図6】本発明の一実施例で塗布ローラが第3象限に位
置している状態を説明した正面図である。
【図7】本発明の一実施例で塗布ローラが第4象限に位
置している状態を説明した正面図である。
【図8】塗布手段が定着ローラの上部にある従来のオイ
ル塗布装置の正面図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 3 塗布ローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置に使用される定着装置であっ
    て、内部に熱源を有する定着ローラと、この定着ローラ
    の上部に位置し上記定着ローラに対して加圧当接し内部
    に熱源を有する加圧ローラと、上記定着ローラに対して
    加圧当接して離型剤を塗布するオイル塗布ローラと、こ
    のオイル塗布ローラに対して加圧当接して上記離型剤を
    塗布するオイル供給ローラと、このオイル供給ローラに
    対して加圧当接して上記離型剤を塗布するオイル塗布フ
    ェルトを有する定着装置において、 上記オイル塗布ローラは上記定着ローラに対して順方向
    に回転し、かつ、上記オイル塗布ローラの周速は上記定
    着ローラの周速より遅い所定の周速比であることを特徴
    とする定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、定着ローラに当接加圧
    するオイル塗布ローラの加圧力が軸方向の一端側及び他
    端側でそれぞれ0.5〜2kgfであり、且つ、上記定
    着ローラ、上記オイル塗布ローラの各表面粗さが4μm
    以下であることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、オイル塗布ローラに当
    接加圧するオイル供給ローラの加圧力が軸方向の一端側
    及び他端側それぞれ0.5〜2kgfであり、上記オイ
    ル供給ローラは上記オイル塗布ローラに対して連れ回り
    制御がなされ、上記オイル供給ローラの表面粗さが4μ
    m以下であることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、離型剤はシリコーンオ
    イルであり、その粘度が300CS(25℃)以下であ
    ることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、定着ローラ及びオイル
    塗布ローラの駆動が、本体駆動に対して同期回転と停止
    の選択手段を有することを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、複写動作の開始後1枚
    目の転写紙が定着ローラを通過する以前に、所定時間だ
    け上記定着ローラ及びオイル塗布ローラを回転させる第
    1駆動制御手段を有することを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、連続通紙時に転写紙の
    間隔が20secの場合、転写紙が定着ローラを通過す
    る以前に10〜20secだけ上記定着ローラ及びオイ
    ル塗布ローラを回転させ、その他の時間は上記定着ロー
    ラ及び上記オイル塗布ローラを停止させる第2駆動制御
    手段を有することを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】請求項5において、複写動作の最終の転写
    紙が定着ローラを通過した直後に上記定着ローラ及びオ
    イル塗布ローラの回転を停止するような第3駆動制御手
    段を有することを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】請求項1において、オイル塗布ローラは、
    定着ローラが反時計回りの向きに回転する構成の場合
    は、上記定着ローラの第4象限(270°〜360°)
    の範囲に当接し、また、上記定着ローラが時計回りの向
    きに回転する構成の場合は、上記定着ローラの第3象限
    (180°〜270°)の範囲に当接することを特徴と
    する定着装置。
  10. 【請求項10】請求項1において、定着ローラとオイル
    塗布ローラとオイル供給ローラのそれぞれが、トナーに
    対する離型性の良好な順序として、 定着ローラ≧オイル塗布ローラ>オイル供給ローラ にすると共に、上記オイル供給ローラに接するオイル塗
    布フェルト及び該オイル塗布フェルトを支持するオイル
    補給タンクが上記オイル供給ローラに対して接離自在の
    一体型ユニット構成としたことを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】請求項1において、定着ローラとオイル
    塗布ローラと加圧ローラのそれぞれが、トナーに対する
    離型性の良好な順序として、 定着ローラ≧オイル塗布ローラ>加圧ローラ にすると共に、上記加圧ローラにオフセットトナー除去
    部材を当接した構成にしたことを特徴とする定着装置。
  12. 【請求項12】請求項1において、上方に位置し加圧ロ
    ーラを含む加圧ローラユニットと、下方に位置し定着ロ
    ーラ及びオイル塗布ローラを含む定着ローラ、オイル塗
    布ユニットの、上下2分割の構成となっており、上記加
    圧ローラユニットを覆うように構成された上部の本体カ
    バーを開ける動作に連動して上記加圧ローラの上記定着
    ローラに対する加圧力が解除される構成であることを特
    徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】請求項1において、所定の周速比は、
    0.1〜0.3とすることを特徴とする定着装置。
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