JPH08299400A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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Publication number
JPH08299400A
JPH08299400A JP11452495A JP11452495A JPH08299400A JP H08299400 A JPH08299400 A JP H08299400A JP 11452495 A JP11452495 A JP 11452495A JP 11452495 A JP11452495 A JP 11452495A JP H08299400 A JPH08299400 A JP H08299400A
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JP
Japan
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rotary shaft
massaging
shaft
swash plate
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP11452495A
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English (en)
Inventor
Koji Iwasaki
功治 岩崎
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静粛性が向上された高品質の按摩機を提供す
る。 【構成】 回転軸16の六角柱状の部分には、回転軸1
6の六角柱状の形状に対応する六角筒状の挿通孔を有す
る略円筒形状の外形のスライダ33、34が、それぞれ
回転軸16の前記六角柱状の部分に軸線方向に移動可能
に装着されている。スライダ33、34の各挿通孔と回
転軸16との間には、多少の隙間がある。各スライダ3
3、34の相互に近接する側の端部付近を外囲してベア
リング31、32がそれぞれ所定の角度だけ傾斜して固
定され、各ベアリング31、32の外輪に斜板カム1
8、19がそれぞれ同軸に固定される。各スライダ3
3、34の先端に相当する回転軸16には、ワッシャな
どを介して例としてC型止め輪35、36が嵌合され、
斜板カム18、19の最大離反位置を定めている。ま
た、前記ベアリング31、32の間の回転軸16には前
記バネ20が装着され、ベアリング31、32を相互に
離反する方向にバネ付勢するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子状の按摩機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】椅子状の按摩機において、椅子の背もた
れ部分に按摩動作を行う駆動機構が収納されている。駆
動機構には一対の揉子が設けられ、駆動機構に配置され
たモータを駆動することにより、この揉子が揺動し、揉
み動作或いは叩き動作などの按摩動作を行うように構成
されている。また、按摩動作を椅子に座った人の所望の
位置で行うために、椅子の背もたれ部分には、駆動機構
を昇降させる昇降機構が備えられている。また、前記一
対の揉子の間の間隔を調整するための調整機構が備えら
れている。
【0003】このような按摩機の駆動機構の一例として
以下の構成を有するものが考えられる。駆動機構におい
て、揉み動作を行うために、第1モータで回転される六
角柱状の第1軸に、六角筒状の挿通孔を有する一対の斜
板カムを第1軸を挿通孔に挿通して装着し、各斜板カム
の一端にアームを介して揉子をそれぞれ設けている。第
1軸が回転されることにより斜板カムが揺動し、これに
より、一対の揉子が揉み動作を行う。また、前記一対の
斜板カムの各他端を偏心カムに取り付け、この偏心カム
を第2軸に取り付ける。第2軸を第2モータで回転回転
駆動することにより、一対の斜板カムの前記他端が上下
動する。これにより、斜板カムの一端に取り付けられて
いる揉子が上下動して叩き動作を行う。
【0004】また、前記各斜板カムに一体に移動部材を
それぞれ設け、この移動部材の一端に内ネジをそれぞれ
形成する。各移動部材の内ネジに相互に逆方向の外ネジ
が形成されたネジ軸として形成される第3軸を挿通す
る。この第3軸を第3モータで双方向のいずれか一方向
に回転することにより、各移動部材が相互に離反或いは
近接方向に移動する。これにより、前記一対の揉子の間
隔が調整され、按摩位置の間隔調整ができる。更に、駆
動機構のフレームによって支持される第4軸を設け、第
4軸の両端にピニオンを取り付ける。一方、椅子の背も
たれ部分にラックを設け、前記ピニオンをラックに噛み
合わせる。前記第4軸を第4モータで双方向のいずれか
一方向に回転駆動することにより、駆動機構が椅子の背
もたれ部分で昇降駆動される。これにより、按摩位置の
上下調節ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成の按摩機
において、前記六角柱状の第1軸を斜板カムに挿通する
ため、第1軸と第1軸が挿通する一対の斜板カムとの間
には多少の隙間がある。按摩動作を行うとき、斜板カム
が揺動するため、第1軸と斜板カムとが前記隙間によっ
てがたつき、騒音を生じ或いは振動を発生する。前記騒
音や振動が発生すると使用者にとって不快であり、この
ような騒音や振動によって動作品質が低下するという問
題点がある。
【0006】また、前記従来技術の按摩機において、コ
ストダウンを図るために前記第3モータに関連する各揺
動部材の幅調整機能を削除した按摩機が考えられる。こ
の場合、前記第2軸に取り付けられている各偏心カムを
第2軸に対して揺動しないように、第2軸に固定する必
要がある。これは、以下の理由による。各偏心カムが第
2軸に対して揺動可能であると、一対の揉子が揉み狭ま
るとき各偏心カムが揺動し、これにより、各偏心カムに
連結されている揺動部材間が広がったり、或いは一対の
揉子が揉み広がるとき各揺動部材間が狭まったりするこ
とがある。このような場合、一対の揉子の揺動動作が実
現されないという不具合を生じるからである。
【0007】更に、従来の按摩機では、前記第3軸と、
この第3軸に取り付けられた各揺動部材との間に多少の
隙間がある。このため、揉み動作或いは叩き動作を行う
と、騒音や振動が発生していた。このため、従来ではこ
の騒音や振動の発生を防止するためだけの目的でスプリ
ングを備えており、部品点数が増大するという問題点が
あった。
【0008】請求項1の発明は、上述の技術的課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、各揺動
部材を回転軸に簡便に固定でき、固定に伴う隙間による
騒音や振動の発生を防止し、部品点数を削減し、静粛性
が向上された高品質の按摩機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の按摩機
は、按摩動作を行うための一対の揉子が各一端にそれぞ
れ取り付けられた一対の揺動部材と、該揺動部材が装着
された回転軸と、一対の揺動部材の間に配置され、一対
の揺動部材を該回転軸に沿って相互に離反する方向に沿
う最大離反位置の間で相互に離反方向にバネ付勢してい
るバネとを備えており、そのことによって上記目的を達
成することができる。
【0010】
【作用】請求項1の発明に従えば、按摩動作を行うため
に、回転軸が回転すると回転軸に取り付けられた一対の
揺動部材が揺動し、この揺動部材に取り付けられた一対
の揉子が揺動し、按摩動作が行われる。前記揺動する揺
動部材は、回転軸に沿って相互に離反する方向に沿う最
大離反位置の間で、バネによって相互に離反方向にバネ
付勢されている。このバネの力により、揺動部材は回転
軸に対して固定される。これにより、各揺動部材は回転
軸に簡便に固定される。従って、揺動部材と回転軸との
間に隙間があっても、揺動部材が回転軸に対してがたつ
いて、騒音や振動が発生する事態が防止される。これに
より、按摩動作を行うに際して、静粛性が向上された高
品質の按摩機が実現される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の按摩機の揉み動作
に用いられる動作変換機構の断面を示す正面図であり、
図2は動作変換機構の側面図であり、図3は動作変換機
構の斜視図であり、図4は駆動機構の正面図であり、図
5は本実施例の按摩機1の断面図であり、図5は按摩機
1の電気的構成を説明するブロック図である。
【0012】以下、本実施例の按摩機1の全体の構成例
を、図5を参照して以下に説明する。図5に示されるよ
うに、按摩機1において、椅子2の背もたれ部分3の内
部にラック4が固定されており、按摩動作を行う駆動機
構5に備えられている一対のピニオン6a、6bがラッ
ク4に噛み合わされている。駆動機構5に備えられてい
る駆動機構5の昇降駆動用の例としてDCブラシレスモ
ータ(以下、モータと言う)7の回転は、例としてハス
歯歯車やウォーム歯車などを用いる動力伝達機構8を介
して回転軸方向が図5の左右方向から同図の紙面に垂直
な方向に変換され、回転軸9に伝達される。モータ7に
よって回転軸9を双方向のいずれか一方向に回転するこ
とによりピニオン6a、6bが回転し、ピニオン6a、
6bとラック4との噛み合いにより、駆動機構5が椅子
2の背もたれ部分3で昇降駆動される。
【0013】駆動機構5は、椅子2の背もたれ部分3に
取り付けられると、椅子2に凭れた人の背部に一対の揉
子10a、10bが臨むように構成されている。揉子1
0a、10bは、駆動機構5に備えられるモータ11に
動作変換機構12を介して連結され、モータ11の回転
動作が動作変換機構12によって揉子10a、10bの
揺動動作に変換され、揺動する揉子10a、10bによ
って椅子2に凭れている人の背部、首部、或いは肩部
に、揉み動作などの按摩動作を行う。ラック4の上部
は、椅子2の背もたれ部分3に凭れた人の首や肩などの
背部の曲面に馴染むように少し屈曲されている。また、
ラック4は椅子2の背もたれ部分3の下端部で例として
蝶番などによる回動部13で屈曲自在に構成され、椅子
2の背もたれ部分3のリクライニング動作に従動できる
ように構成されている。
【0014】以下、按摩機1の前記動作変換機構12を
含む駆動機構5の構成例を、図3および図4を参照して
説明する。駆動機構5において、相互に平行な一対のフ
レーム14、15の間に回転軸9、16、および支持軸
17がそれぞれ取り付けられている。回転軸9は前記動
力伝達機構8を介するモータ7の回転によって回転駆動
され、回転軸16は動力伝達機構28を介する前記モー
タ11の回転によって回転駆動される。回転軸16は、
フレーム14、15の間で六角柱状に構成され、この部
分に一対の斜板カム18、19が取り付けられている。
斜板カム18、19の間にはバネ20が配置され、斜板
カム18、19を相互に離反する方向にバネ付勢してい
る。斜板カム18、19の前面側の各端部には、クラン
ク状に屈曲したアーム21、22を介して、揉子10
a、10bがそれぞれ取り付けられている。
【0015】前記斜板カム18、19のアーム21、2
2と反対側になる背後側の端部には、ロッド23、24
の一端がそれぞれ固定され、各ロッド23、24の各他
端には、合成樹脂製のベアリングバンド25、26がそ
れぞれ固定されている。各ベアリングバンド25、26
は、前記支持軸17に後述するように揺動自在に取り付
けられている。各ベアリングバンド25、26の間には
バネ27が配置され、各ベアリングバンド25、26を
相互に離反する方向にバネ付勢している。前記回転軸1
6、斜板カム18、19、ロッド23、24、ベアリン
グバンド25、26および支持軸17を含んで前記動作
変換機構12が構成される。動作変換機構12の構成の
詳細は後述される。また、前記回転軸16のフレーム1
5の外方に延びる部分には、半月板状の位置決め片29
が取り付けられ、位置決め片29を光学的に検出するた
めにフォトインタラプタなどのセンサ30が位置決め片
29の近傍に配置される。
【0016】以下に、図1〜図4を参照して、動作変換
機構12の構成の詳細について説明する。前記回転軸1
6の六角柱状の部分には、回転軸16の六角柱状の形状
に対応する六角筒状の挿通孔を有する略円筒形状の外形
のスライダ33、34が、それぞれ回転軸16の前記六
角柱状の部分に軸線方向に移動可能に装着されている。
従って、スライダ33、34の各挿通孔と回転軸16と
の間には、多少の隙間がある。各スライダ33、34の
相互に近接する側の端部付近を外囲してベアリング3
1、32がそれぞれ所定の角度だけ傾斜して固定され、
各ベアリング31、32の外輪に斜板カム18、19が
それぞれ同軸に固定される。従って、ベアリング31、
32は、回転軸16の軸線に対して傾斜した軸線を有
し、かつその偏心した位置を回転軸16の軸線が通るよ
うに構成される。これにより、斜板カム18、19は、
回転軸16の回転によって、斜板カム18、19の傾斜
の程度に対応して、回転軸16の軸線に沿う方向に揺動
する。また、回転軸16の軸線がベアリング31、32
の偏心した位置を通っていることにより、その偏心の程
度に対応して、回転軸16の軸線に垂直方向の図4の上
下方向の揺動を行う。
【0017】各スライダ33、34の先端に相当する回
転軸16には、ワッシャなどを介して例としてC型止め
輪35、36が嵌合され、斜板カム18、19の最大離
反位置を定めている。また、前記ベアリング31、32
の間の回転軸16には前記バネ20が装着され、ベアリ
ング31、32を相互に離反する方向にバネ付勢するよ
うに構成されている。
【0018】斜板カム18、19のアーム21、22と
反対側になる背後側の端部には突起37、38がそれぞ
れ一体的に設けられ、突起37、38に前記ロッド2
3、24の一端が固定される。ロッド23の他端が固定
される前記ベアリングバンド25は、支持軸17を外囲
する筒部39と、筒部39の外周上の相互に反対の位置
にそれぞれ形成された一対の係合突起40、41とを有
する。一方の係合突起40には、前記ロッド23の他端
が支持軸17の軸線と垂直な方向のピン42によって、
このピン42の回りに角変位自在に取り付けられる。ロ
ッド24の他端が固定されるベアリングバンド26は、
支持軸17を外囲する筒部43と、筒部43の外周上の
相互に反対の位置にそれぞれ形成された一対の係合突起
44、45とを有する。一方の係合突起44には、前記
ロッド24の他端が支持軸17の軸線と垂直な方向のピ
ン46によって、このピン46の回りに角変位自在に取
り付けられる。従って、回転軸16の軸線方向に沿って
揺動する斜板カム18、19が、前記ベアリングバンド
25、26に対してロッド23、24を介して揺動可能
に支持される。
【0019】ベアリングバンド25の軸線方向両端に
は、円環状の端板48、49が配置される。ベアリング
バンド26の軸線方向両端には、円環状の端板51、5
2が配置される。端板48、51の相互に反対側の支持
軸17にはC型止め輪53、54がそれぞれ装着されて
いる。従って、各ベアリングバンド25、26の相互に
離反する方向の最大離反位置は、C型止め輪53、54
の設置位置として定められる。また、端板49、51の
間には、支持軸17に装着された前記バネ27が配置さ
れ、各ベアリングバンド25、26を前記最大離反位置
の間で相互に離反する方向にバネ付勢している。
【0020】按摩機1の電気的構成を、図6を参照して
以下に説明する。按摩機1は、各種の按摩動作を設定す
る操作パネル55を備えており、操作パネル55はマイ
クロコンピュータ56に接続されている。マイクロコン
ピュータ56には、各モータ7、11と前記センサ30
とが接続されている。モータ7の双方向のいずれか一方
の回転により、前述したように回転軸9が双方向のいず
れか一方に回転され、駆動機構5が昇降される。また、
モータ11の回転が動作変換機構12によって揺動動作
に変換され、揉子10a、10bが揺動されて揉み動作
などの按摩動作が行われる。マイクロコンピュータ56
は、操作パネル55で設定された按摩動作に対応して操
作パネル55から出力される設定信号によって、内部の
メモリに記憶された動作プログラムに基づいてモータ
7、11に動作信号を出力し、前記設定された按摩動作
を行う。
【0021】このような構成を有する按摩機1の動作
を、図1〜図6を参照して以下に説明する。按摩機1を
動作させる場合、操作パネル55を用いて、マイクロコ
ンピュータ55の制御でモータ7を駆動して、駆動機構
5を椅子2の背もたれ部分3で昇降させ、駆動機構5を
所定の按摩位置に設定する。操作パネル55を用いて駆
動機構5を所定の按摩位置で停止させると、操作パネル
55で揉み動作或などの所望の按摩動作を設定する。こ
の後、操作パネル55を用いて按摩機1を起動して、前
記モータ11を回転させて前記所望の按摩動作を行う。
以下に、按摩動作の詳細について説明する。
【0022】モータ11が、図2の右回り方向に回転し
て回転軸16が同方向に回転すると、斜板カム18、1
9に装着されているベアリング31、32が、その偏心
した位置を回転軸16の軸線が通るように構成されてい
ることから、その偏心の程度に対応して斜板カム18、
19が上下動する。このとき、斜板カム18、19の揉
子10a、10bと反対側は、ロッド23、24とベア
リングバンド25、26とを介して、支持軸17に連結
されている。この連結は、上述したように、ロッド2
5、26が支持軸17に対して揺動可能であって、かつ
支持軸17との距離が固定であるように構成されてい
る。従って、斜板カム18、19の前記上下動は、斜板
カム18、19のロッド23、24との連結位置を中心
とし、この連結位置から回転軸16までの距離と、連結
位置から揉子10a、10bまでの距離との比に比例し
て増幅された揉子10a、10bの上下動となる。
【0023】一方、ベアリング31、32が回転軸16
の軸線に対して傾斜した軸線を有していることから、回
転軸16の回転に対応して斜板カム18、19が左右に
揺動する。このとき、斜板カム18、19のロッド2
3、24とベアリングバンド25、26とを介する前述
した支持軸17への連結状態、および前記バネ27によ
るベアリングバンド25、26の間の相互に離反する方
向のバネ付勢により、斜板カム18、19およびロッド
23、24は、図2に示される前記ピン42、46を中
心にして、回転軸16に沿って往復移動する。従って、
斜板カム18、19の前記上下動と左右の揺動とが合成
されて、斜板カム18、19に取り付けられた揉子10
a、10bは楕円運動を行う。これにより、揉子10
a、10bは、椅子2の背もたれ部分3に凭れている人
の背や肩、首筋などを揉み下げる按摩動作を行う。モー
タ11を逆方向に回転させ、回転軸16が図2の左回り
に回転すると、斜板カム18、19は前記楕円運動とは
逆回転の楕円運動を行うことになり、揉子10a、10
bは揉み上げ動作を行う。
【0024】本実施例において、前述したように、スラ
イダ33、34は回転軸16に簡便な構成で固定され
る。また、スライダ33、34の各挿通孔と回転軸16
との間に想定される多少の隙間による騒音や振動の発生
は、ばね20を用いることで解消される。即ち、前記斜
板カム18、19が固定されているスライダ33、34
が、前記C型止め輪35、36による最大離反位置の間
で、前記バネ20によって相互に離反方向にバネ付勢さ
れていることにより、スライダ33、34は回転軸16
に対してほぼ固定されることになる。これにより、スラ
イダ33、34と回転軸16との間に前記隙間があって
も、スライダ33、34が回転軸16に対してがたつい
て、騒音や振動が発生する事態が防止される。これによ
り、静粛性が向上された高品質の按摩機1が実現され
る。
【0025】また、本実施例では、按摩動作を行うに必
要な回転駆動される軸が、前記回転軸9、16となる。
これにより、回転駆動される軸が4本必要な按摩機に対
して、各軸を回転駆動するためのモータの数を削減で
き、モータと軸との間の動力の伝達機構、或いは軸の
数、軸に関連する各メカニズムを削減することができ
る。従って、本実施例の按摩機1の構成が簡略化される
と共に、部品点数が削減される。しかも、前記按摩動作
を行う斜板カム18、19が支持軸17に対して揺動自
在に、かつ前記最大離反位置において支持軸17にそれ
ぞれ保持されているので、斜板カム18、19の間隔が
不所望に変動することが防止される高品質の按摩動作を
行う按摩機が実現される。
【0026】図7は本発明の他の実施例の按摩機1aの
動作変換機構12aの正面図であり、図8は按摩機1a
の駆動機構5aの斜視図である。図7および図8を参照
して、按摩機1aの構成について以下に説明する。本実
施例の按摩機1aは、前記実施例の按摩機1の構成に加
え、以下に説明する叩き動作を行うための構成を備えて
いる。按摩機1aは、前記支持軸17に代えて、モータ
60で回転駆動される回転軸61を備えている。また、
斜板カム18、19には前記実施例と同様にロッド2
3、24が連結されている。ロッド23の一端が固定さ
れるベアリングバンド25aは、支持軸17を外囲する
筒部39aと、筒部39aの外周上に形成された係合突
起40とを有する。係合突起40には、前記ロッド23
の他端が回転軸61の軸線と垂直な方向のピン42によ
って、このピン42の回りに角変位自在に取り付けられ
る。ロッド24の他端が固定されるベアリングバンド2
6aは、回転軸61を外囲する筒部43aと、筒部43
aの外周上に形成された係合突起44とを有する。係合
突起44には、前記ロッド24の他端が回転軸61の軸
線と垂直な方向のピン46によって、このピン46の回
りに角変位自在に取り付けられる。従って、回転軸16
の軸線方向に沿って揺動する斜板カム18、19が、前
記ベアリングバンド25a、26aに対してロッド2
3、24を介して揺動可能に支持される。
【0027】ベアリングバンド25aの内部には、ベア
リング41がベアリングバンド25aと同軸であって、
回転軸61の軸線に対して偏心した位置をベアリング4
1の軸線が通るように装着される。ベアリング41は、
回転軸61に固定される。ベアリングバンド26aの内
部には、ベアリング45がベアリングバンド26aと同
軸であって、回転軸61の軸線に対して偏心した位置を
ベアリング45の軸線が通るように装着される。ベアリ
ング45は、回転軸61に固定される。ベアリング41
の軸線方向両端には、C型止め輪51が配置され、ベア
リング45の軸線方向両端には、C型止め輪52が配置
される。従って、各ベアリングバンド25、26の回転
軸61に対する設置位置は、C型止め輪51、52の設
置位置として定められる。
【0028】本実施例の按摩機1aは、前記実施例の図
6に示した按摩機1の電気的構成に加え、図6のマイク
ロコンピュータ56にモータ60が更に接続された電気
的構成を有している。
【0029】按摩機1aの按摩動作を以下に説明する。
按摩機1aの按摩動作の内、駆動機構5の昇降動作は按
摩機1の動作と同一である。揉み動作を行う場合、前記
実施例と同様にモータ11を回転駆動する。このとき、
按摩機1aは、按摩機1と同様な構成の回転軸16、斜
板カム18、19、およびバネ20を備え、かつロッド
25、26が回転軸61に対してピン42、46の周り
に揺動可能であって、かつ回転軸61との距離が固定で
あるように構成されていることから、揉子10a、10
bは按摩機1の場合と同様な揉み動作を行う。
【0030】按摩機1aが叩き動作を行う場合、モータ
60が起動され、回転軸61が回転駆動される。このと
き、ベアリングバンド25a、26aの内部に装着され
ているベアリング41、45が、ベアリングバンド25
a、26aと同軸であって、回転軸61の軸線に対して
偏心した位置をベアリング41、45の軸線がそれぞれ
通るように構成されていることから、回転軸61の回転
に伴ってベアリングバンド25a、26aは回転軸61
の軸線と垂直方向に上下動する。この上下動はロッド2
3、24を介して斜板カム18、19の突起37、38
を上下動させる。これにより斜板カム18、19は、回
転軸16の周りに往復角変位する。従って、斜板カム1
8、19の前記往復角変位は、斜板カム18、19のロ
ッド23、24との連結位置を中心とし、この連結位置
から回転軸16までの距離と、連結位置から揉子10
a、10bまでの距離との比に比例して増幅された揉子
10a、10bの上下動となる。これにより、揉子10
a、10bによる叩き動作が行われる。
【0031】本実施例の按摩機1aにおいても、斜板カ
ム18、19に装着されているスライダ33、34と回
転軸16との間に隙間があっても、騒音や振動が発生す
る事態が防止されているのは明らかである。従って、本
実施例でも、静粛性が向上された高品質の按摩機1aが
実現される。
【0032】また、上記実施例で説明された構成は、本
発明の一実施例を示すものであり、本発明の範囲を限定
するものではない。本発明は、本発明の精神を逸脱しな
い範囲の広範囲の変形例を含むものである。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に従え
ば、按摩動作を行うために、按摩動作を行うために回転
される回転軸において、按摩動作時に揺動する揺動部材
は、回転軸に沿って相互に離反する方向に沿う最大離反
位置の間で、バネによって相互に離反方向にバネ付勢さ
れている。このバネの力により、揺動部材は回転軸に対
して固定されている。これにより、各揺動部材は回転軸
に簡便に固定される。従って、揺動部材と回転軸との間
に隙間があっても、揺動部材が回転軸に対してがたつい
て、騒音や振動が発生する事態が防止される。これによ
り、按摩動作を行うに際して、静粛性が向上された高品
質の按摩機が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の按摩機に用いられる斜板カ
ム18、19付近の正面図である。
【図2】動作変換機構の側面図である。
【図3】動作変換機構の斜視図である。
【図4】駆動機構の正面図である。
【図5】本実施例の按摩機1の断面図である。
【図6】按摩機1の電気的構成を説明するブロック図で
ある。
【図7】本発明の他の実施例の按摩機1aの正面図であ
る。
【図8】按摩機1aの斜視図である。
【符号の説明】
1、1a 按摩機 2 椅子 5、5a 駆動機構 7、11、60 モータ 9、16、61 回転軸 10a、10b 揉子 12、12a 動作変換機構 17 支持軸 18、19 斜板カム 20、27 バネ 25、26、25a、26a ベアリングバンド 33、34 スライダ 47、50 球状ベアリング 53、54 C型止め輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】按摩動作を行うための一対の揉子が各一端
    にそれぞれ取り付けられた一対の揺動部材と、該揺動部
    材が装着された回転軸と、一対の揺動部材の間に配置さ
    れ、一対の揺動部材を該回転軸に沿って相互に離反する
    方向に沿う最大離反位置の間で相互に離反方向にバネ付
    勢しているバネとを備える按摩機。
JP11452495A 1995-05-12 1995-05-12 按摩機 Pending JPH08299400A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054450A1 (ja) * 2012-10-04 2014-04-10 ヤーマン株式会社 美容ローラー
CN111754108A (zh) * 2020-06-23 2020-10-09 海南电网有限责任公司信息通信分公司 一种基于三维建模的机房资源管理***

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