JPH10201805A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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JPH10201805A
JPH10201805A JP763097A JP763097A JPH10201805A JP H10201805 A JPH10201805 A JP H10201805A JP 763097 A JP763097 A JP 763097A JP 763097 A JP763097 A JP 763097A JP H10201805 A JPH10201805 A JP H10201805A
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JP
Japan
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rotation
rotation angle
rotary
shaft
angle
Prior art date
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Application number
JP763097A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Sawazaki
光浩 沢崎
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP763097A priority Critical patent/JPH10201805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 適切な強度の揉み動作を実現でき、按摩機を
提供する。 【解決手段】 回転軸と回転軸を双方向に回転させるモ
ータ21と、按摩動作を行う揉子が取り付けられかつ回
転軸の回転動作に伴って揺動動作を行う揺動部材と、回
転軸の回転動作が一定の回転角に達したときにモータの
回転方向を切換え回転軸を往復回転させ、かつ回転軸の
回転角を適時変化させる制御部とを備え、この制御部
を、回転軸の回転基準位置設定手段と、書込み可能な回
転軸の回転角記憶手段と、回転軸の実回転角を計測する
回転角計測手段と、回転角記憶手段に記憶された回転角
と計測された回転角とを比較する回転角比較手段と、回
転角比較手段において回転角記憶手段に記憶された回転
角と実回転角とが一致したときにモータに回転方向切換
信号を発する回転方向制御部と、回転角記憶手段に対す
る回転角入力手段と、回転角記憶手段への入力回転角を
増減させる回転角変換手段とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子やベッドの形
態をなす按摩機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば椅子状の按摩機において、椅子の
背もたれ部分に按摩動作を行う駆動機構が収納されてい
る。駆動機構には一対の揉子が設けられ、駆動機構に配
置されたモータを駆動することにより、この揉子が揺動
し、揉み動作或いは叩き動作などの按摩動作を行うよう
に構成されている。また、按摩動作を椅子に座った被療
者の所望の位置で行うために、椅子の背もたれ部分に
は、駆動機構を昇降させる昇降機構が備えられている。
また、前記一対の揉子の間隔を調整するための調整機構
が備えられている。
【0003】前述した按摩機の駆動機構の一例として以
下の構成を有するものが考えられる。駆動機構におい
て、揉み動作を行うために、第1モータで回転される六
角柱状の第1軸に、六角筒状の挿通孔を有する一対の斜
板カムを第1軸を挿通孔に挿通して装着し、各斜板カム
の一端にアームを介して揉子をそれぞれ設けている。第
1軸が回転されることにより斜板カムが揺動し、これに
より、一対の揉子が按摩機に腰掛けている人間に向って
楕円運動を行い、揉み動作を行う。
【0004】図11は従来の揉み動作を説明する図であ
る。以下、図11を参照する。上述した構成の按摩機1
において、揉み動作を行う場合、被療者に対する揉子2
a、2bの運動は楕円運動になり、揉子2a、2bはこ
の楕円運動を用いて被療者に対して押圧しながらさする
ように動作し揉み動作を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
按摩機1の揉み動作において、一定の被療部に対して、
下方から押し上げる揉み上げ動作と、上方から押し下げ
る揉み下げ動作とを交互に行う交互揉み動作を行う場合
がある。このような交互揉み動作を行う場合、揉子が上
下に往復動する動作幅が一定であると、施療が強すぎ、
動作品質が低いという問題点がある。また、揉み動作を
行うために用いられる前記駆動機構における歯車など
は、同一の範囲の歯のみが繰り返し使用されるため、歯
車の局部的な疲労が発生し、按摩機1の耐久性が低下す
るという問題点がある。
【0006】請求項1〜3の発明は、上述の技術的課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、変
化に富んだ揉み動作を実現でき、動作品質が向上される
と共に、駆動機構について耐久性が向上される按摩機を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の按摩機
は、回転軸と、該回転軸を双方向に回転させる回転軸駆
動モータと、按摩動作を行うための一対の揉子がそれぞ
れ取り付けられ、前記回転軸に固定され、該回転軸の回
転動作に伴って揺動動作を行う一対の揺動部材と、前記
回転軸の回転動作が一定の回転角に達したときに回転軸
駆動モータの回転方向を切換えることにより回転軸を往
復回転させ、かつ回転軸の回転角を適時変化させる制御
部とを備えるものである。
【0008】上記のように構成したことにより、回転軸
が回転すると回転軸に取り付けられた一対の揺動部材が
揺動し、この揺動部材に取り付けられた一対の揉子が揺
動し、按摩動作が行われる。このとき、回転軸の回転角
が変化すると、揉子の往復動作幅が変化するため、一定
の被療部に対して、下方から押し上げる揉み上げ動作と
上方から押し下げる揉み下げ動作とについてそれぞれ動
作距離間隔を変えた変化に富んだ手揉み感覚に近い揉み
動作を実現できるので、動作品質が向上する。また、前
記回転軸を回転させるための駆動機構における歯車等の
噛合せ部位が変化するので、駆動機構における局部的な
疲労の発生が防止され、按摩機の耐久性を向上すること
ができる。
【0009】請求項2の発明の按摩機は、請求項1にお
ける前記制御部を具体化したものであって、該制御部
が、回転軸の回転基準位置設定手段と、回転軸の所定の
回転角を記憶させる書込み可能な回転角記憶手段と、回
転軸の実回転角を計測する回転角計測手段と、回転角記
憶手段に記憶された回転角と回転角計測手段により計測
された回転角とを比較する回転角比較手段と、回転角比
較手段において回転角記憶手段に記憶された回転角と実
回転角とが一致したときに回転軸駆動モータの回転方向
を切換える回転方向切換信号を発する回転方向制御部
と、回転角記憶手段に回転角を入力する回転角入力手段
と、回転角記憶手段に入力する回転角を増減させる回転
角変換手段とからなるものである。
【0010】上記の構成によれば、回転軸が、回転基準
位置設定手段により予め設定された回転軸の回転基準位
置から、回転角入力手段より回転角記憶手段に入力され
かつ記憶された回転角だけ回転動作したことを回転角計
測手段が計測したときに回転方向制御部より回転方向切
換信号が発せられ、この回転方向切換信号により回転軸
駆動モータの回転方向が切換えられて、回転軸が逆方向
の回転動作をする。そして、逆方向に回転動作する回転
軸が、回転角記憶手段に記憶された回転角だけ回転動作
したことを回転角計測手段が計測したときに回転方向制
御部より回転方向切換信号が発せられ、この回転方向切
換信号により回転軸駆動モータの回転方向が切換えられ
て、回転軸が正方向の回転動作をする。これを繰返すこ
とにより回転軸が往復回転し、揉子が上下往復の動作を
する。このときに回転角変換手段により回転角記憶手段
に入力する回転軸の回転角を変化させると、回転軸が往
復回転する回転動作の回転角が変化し、これに伴って上
下往復動作をする揉子の動作ストロークが変化し、揉み
上げ距離及び揉み下げ距離が変化するので、回転軸の回
転角を絶えず変化させると、手揉み感覚に近い揉み動作
を達成することができる。
【0011】さらに、請求項3の発明は、按摩機の回転
軸駆動モータが、回転速度変換手段により回転速度を変
化させることができるものである。
【0012】このように構成すれば、回転軸駆動モータ
の回転速度を変化させることに伴って、回転軸の回転速
度も変化させることができ、さらに善期したように回転
角を変化させれば、回転軸が1往復する回転角及び時間
を適宜に変更することが可能になるため、揉子の1往復
する動作ストローク及び時間を変えることができるの
で、被療者の年齢や健康状態に併せたより適切なマッサ
ージ効果が期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例について説
明する。なお、本実施例は椅子の形態をなす按摩機につ
いてのものであるが、この説明からベットの形態をなす
按摩機に適用した場合の構成も十分に理解し得るもので
ある。
【0014】図1〜図10に本実施例を示す。図1は本
発明の一実施例の按摩機11の駆動機構15の一部分の
斜視図であり、図2は図1の切断面線X2−X2から見
た断面図であり、図3は駆動機構15の正面図であり、
図4は本実施例の按摩機11の断面図であり、図5は按
摩機11の電気的構成を説明するブロック図であり、図
6〜9は按摩機11の動作を説明するタイミングチャー
トであり、図10は按摩機11の動作を説明する図であ
る。
【0015】以下、本実施例の按摩機11の全体の構成
例を、図1〜4を参照して説明する。図4に示されるよ
うに、按摩機11において、椅子12の背もたれ部分1
3の内部にラック14が固定されており、按摩動作を行
う構成を有する駆動機構15に備えられた一対のピニオ
ン16a、16bがラック14に噛み合わされている。
駆動機構15に備えられている駆動機構15の昇降駆動
用のDCブラシレスモータ(以下、モータ)17の回転
は、例えばハス歯歯車やウォーム歯車などを用いる動作
変換機構18を介して回転軸方向が図4の左右方向から
同図の紙面に垂直な方向に変換され、回転軸19に伝達
される。モータ17によって回転軸19を双方向のいず
れか一方向に回転することによりピニオン16a、16
bが回転し、ピニオン16a、16bとラック14との
噛み合いにより、駆動機構15が椅子12の背もたれ部
分13で昇降駆動される。
【0016】駆動機構15は、椅子12の背もたれ部分
13に取り付けられた状態で、椅子12に凭れた人の背
部や肩部などに駆動機構15に備えられる一対の揉子2
0a、20b(以下、総称して符号20で示すことがあ
る)が臨むように構成されている。揉子20a、20b
は、駆動機構15に備えられるパルスジェネレータを装
備するモータ21に、動作変換機構22を介して連結さ
れ、モータ21の回転動作が動作変換機構22によって
揉子20a、20bの揺動動作に変換される。揺動する
揉子20a、20bによって椅子12に凭れている人の
背部、首部、或いは肩部に、揉み動作などの按摩動作が
行われる。ラック14の上部は、椅子12の背もたれ部
分13に凭れた人の首や肩などの背部の曲面に馴染むよ
うに少し屈曲されている。また、ラック14は椅子12
の背もたれ部分13の下端部において例えば蝶番などに
よる回動部23で屈曲自在に構成され、椅子12の背も
たれ部分13のリクライニング動作に従動できるように
構成されている。
【0017】以下、按摩機11の前記動作変換機構22
を含む駆動機構15の構成例を、図1〜図3を参照して
説明する。駆動機構15において、相互に平行な一対の
フレーム24、25の間に前記昇降用の回転軸19、揉
み動作用の回転軸26、及び叩き用の回転軸27がそれ
ぞれ取り付けられている。回転軸19は前記動作変換機
構18を介するモータ17の回転によって回転駆動さ
れ、駆動機構15が昇降駆動される。回転軸26は動作
変換機構22を介する前記モータ21の回転によって往
復角変位駆動され、揉み動作を行う。回転軸27は動作
変換機構を介するモータ29(不図示)の回転によって
回転駆動され、叩き動作を行う。
【0018】回転軸26は、フレーム24、25の間で
六角柱状に構成され、その中間部分にそれぞれ円筒状の
一対のカム部材30、31が相互に間隔を隔てて回転軸
26に対して偏心して取り付けられている。カム部材3
0、31の前面側の各端部には、クランク状に屈曲した
アーム32、33を介して、揉子20a、20bがそれ
ぞれ取り付けられている。前記カム部材30、31のア
ーム32、33と反対側になる背後側の端部には、ロッ
ド34、35の一端がそれぞれ固定され、各ロッド3
4、35の各他端には、例えば合成樹脂製のベアリング
バンド36、37がそれぞれ固定されている。各ベアリ
ングバンド36、37は、前記回転軸27に揺動自在
で、回転軸27の軸線に対して偏心した位置に取り付け
られている。従って、回転軸27が回転するとベアリン
グバンド36、37は、回転軸27の周りに公転運動を
行う。これにより、ロッド34、35がベアリングバン
ド36、37に周期的に引っ張られる。このロッド3
4、35の運動は、前記カム部材30、31が回転軸2
6に回転可能に連結されていることから、カム部材3
0、31の往復角変位運動に変換される。これにより、
揉子20a、20bが上下動し、叩き動作が行われる。
【0019】また、回転軸26の一方側の端部付近に
は、回転基準位置設定手段として例えば円板状で周上の
一部に切欠38を有する位置決め片39が取り付けら
れ、位置決め片39を光学的に検出するための検出素子
であるフォトインタラプタなどのセンサ40が位置決め
片39の近傍に配置されている。この位置決め片39の
切欠38の設置位置が、回転軸26の回転に関する回転
基準位置になる。回転軸26の他方側の端部付近には回
転軸26に同軸にウォームホイール41が固定され、こ
のウォームホイール41と噛み合うウォーム歯車42が
配置され、ウォーム歯車42は前記モータ21によって
回転駆動される。これらウォームホイール41とウォー
ム歯車42とが前記動作変換機構22を構成する。
【0020】以下に、前記カム部材30、31に関連す
る構成の詳細について説明する。前記回転軸26の六角
柱状の部分には、回転軸26の六角柱状の形状に対応す
る六角筒状の挿通孔を有し外形が略円筒形状のスライダ
43、44が、それぞれ回転軸26の前記六角柱状の部
分に偏心した状態で軸線方向に移動可能に装着されてい
る。各スライダ43、44は図示しないベアリングを介
して前記カム部材30、31に同軸に連結されている。
従って、カム部材30、31は回転軸26の軸線に対し
て偏心した軸線を有し、かつその偏心した位置を回転軸
26の軸線が通るように構成される。これにより、カム
部材30、31は、回転軸26の回転によって、カム部
材30、31の偏心の程度に対応して、回転軸26の軸
線に垂直な方向に楕円運動を行う。
【0021】カム部材30、31のアーム32、33と
反対側になる背後側の端部には突起がそれぞれ一体的に
設けられ、突起に前記ロッド34、35の一端が固定さ
れる。ロッド34、35の各他端が固定される前記ベア
リングバンド36、37は、例えば前記カム部材30、
31に関連する構成と類似の構成によって回転軸27の
軸線に垂直な方向に対して楕円運動を行うように構成さ
れている。ベアリングバンド36、37の周上には係合
突起が形成され、各係合突起には、前記ロッド34、3
5の他端が回転軸27の軸線と垂直な方向のピン(図示
せず)によって、このピンの回りに角変位自在に取り付
けられる。
【0022】以下、本発明の特徴とする本実施例の按摩
機11の電気的構成を図5を参照して説明する。按摩機
11は、各種の按摩動作を設定する操作パネル49を備
えており、操作パネル49はマイクロコンピュータ50
に接続されている。この操作パネル49には、回転軸2
6に関しては、回転角入力手段として回転角入力キー及
び回転角変換キーが配され、回転軸26を駆動するモー
タ21の回転速度を変換する回転速度入力キーが配され
ている。マイクロコンピュータ50には、回転軸26の
回転基準位置P1を設定するためのセンサ40が接続さ
れている。また、前述したようにモータ21には回転角
をパルス信号として出力するパルスジェネレータ51が
備えられており、モータ21の回転状態はパルスジェネ
レータ51の出力に基づいて、マイクロコンピュータ5
0によって検出される。
【0023】マイクロコンピュータ50には、回転軸2
6に関して回転角記憶手段、回転角計測手段、回転角記
憶手段に記憶された回転角と実回転角とを比較する回転
角比較手段、モータ21の回転方向を切変えする信号を
発する回転方向制御部、回転角変換手段及び回転速度変
換手段が内蔵されている。
【0024】回転角記憶手段は、操作パネルにおける回
転角入力キーによって入力された回転角が記憶され、書
込み可能になっている。回転角計測手段は、パルスジェ
ネレータ51の出力パルスのパルス数によって回転軸2
6について回転基準位置P1からの実回転角αを算出す
る。
【0025】回転角比較手段は、前記回転角計測手段に
よって算出された実回転角と操作パネルにおける回転角
入力キーによって入力された回転角とを比較し、この回
転角が一致したときに、回転角切換制御部からモータ2
1に回転方向を切変える信号が発せられ、これによって
モータ21の回転が逆方向に回転すると共に回転軸26
が逆回転する。そして同時に回転角変換キーによって入
力された回転角が回転角変換手段により新たに回転角記
憶手段に書込まれ、この回転角記憶手段に書込まれた回
転角と回転軸の実回転角が一致し、すなわち、回転角記
憶手段に記憶された回転角だけ逆回転したときに、回転
角切換制御部からモータ21に回転方向を切変える信号
が発せられ、これによってモータ21の回転が正方向に
回転すると共に回転軸26が正回転する。
【0026】回転角変換手段は、回転角記憶手段に記憶
された回転角に回転角変換キーにより入力された回転角
を順次加算するようになっており、加算された回転角が
上限値例えば180度に達したときに、回転角変換キー
により入力された回転角を順次減算するようなってお
り、減算された回転角が下限値例えば0度になったとき
に、また回転角変換キーにより入力された回転角を順次
加算するようになっている。なお、この上限値及び下限
値を操作パネルから適宜入力できるようにしてもよい。
また、上限値から次の上限値に達する長さを1周期とす
ると、モータが同一の回転速度であれば、回転角変換キ
ーにより大きい角度を入力すると回転角が大刻みに変化
し、小さい回転角を入力すると小刻みに変化する。さら
に、モータ21の回転速度を変換する回転速度入力キー
を操作することによってマイクロコンピュータに内蔵さ
れた回転速度変換手段によりモータ21の回転速度を切
変えると、前記の回転角変換キーにより入力される種々
の回転角と組合せて、様々な速度で大刻みのまた小刻み
の回転をさせることができる。
【0027】このように構成することによって、揉子2
0a、20bが所定の位置を基準として上下往復動する
と共に往復動作ストロークβが順次長くなり、上限に達
すれば逆に順次短くなっていき、また下限に達すれば順
次長くなっていく。またモータの回転速度を変化させる
ことにより、また回転角変換キーにより回転軸を大刻み
小刻に変化させることにより、各揉子の動作ストローク
を種々に変化させることができ、この往復動作を繰返す
ことにより、人間の手による揉み動作に伴う按摩感覚の
自然なゆらぎを実現するようにできる。なお、上記の制
御において、回転角変換キーにより入力された数値が0
の場合は揉子の動作ストロークが変化せず、一定の動作
ストロークで往復動作を行なうことになる。
【0028】以下、図6〜図9により揉子の動作ストロ
ークについて説明する。図6は、モータの回転速度を遅
くし、回転角変換キーにより入力される回転角を大きく
した場合である。これによれば、揉子がゆっくりと往復
し、かつ動作ストロークの変化の大きい揉子の往復動が
得られる。図7は、モータの回転速度を遅くし、回転角
変換キーにより入力される回転角を小さくした場合であ
る。これによれば、揉子はゆっくりと往復しかつ動作ス
トロークが徐々に変化する揉子の往復動が得られる。図
8は、モータの回転速度を速くし、回転角変換キーによ
り入力される回転角を大きくした場合である。これによ
れば、揉子は速く往復しかつ動作ストロークの変化の大
きい揉子の往復動が得られる。図9は、モータの回転速
度を速くし、回転角変換キーにより入力される回転角を
小さくした場合である。これによれば、揉子は速く往復
しかつ動作ストロークが徐々に変化する揉子の往復動が
得られる。
【0029】以上の結果を応用すれば、1動作ストロー
クを脈拍に合せ、1周期を呼吸に合せることが可能とな
り、被療者の健康状態や年齢に測した設定が可能とな
る。
【0030】按摩機11を動作させる場合、操作パネル
49を用いて、マイクロコンピュータ50の制御でモー
タ17を駆動して、駆動機構15を椅子12の背もたれ
部分13で昇降させ、駆動機構15を所定の按摩位置に
設定する。操作パネル49を用いて駆動機構15を所定
の按摩位置で停止させると、操作パネル49で揉み動作
や叩き動作の選択や、揉み上げ動作A1、揉み下げ動作
A2あるいは交互揉み動作などの所望の按摩動作を設定
する。揉み動作を選択するとモータ21が駆動され、叩
き動作を選択するとモータ29が駆動される。この後、
操作パネル49を用いて按摩機11を起動して、前記モ
ータ21、29を個別に回転させて前記所望の按摩動作
を行う。以下に、交互揉み動作を例として本実施例の按
摩動作の詳細について説明する。なお、揉み上げ動作及
び揉み下げ動作は、交互揉み動作の一方のみを行うもの
であり、揉み上げ動作は、揉み下げ動作に対して、揉み
動作の基準位置と、モータ21の双方向の回転のどちら
の回転のときに前記基準パルス数データを用いるかの相
違があるだけであり、ほぼ同様な動作となるのは明らか
である。
【0031】また、このような動作において、交互揉み
動作において、揉み上げ動作及び揉み下げ動作のいずれ
も、同一の按摩強度を維持しつつ、前記ウォーム歯車4
1及びウォームホイール42の使用範囲を変化できるの
で、ウォームホイール41やウォーム歯車42における
局部的な疲労の発生が防止され、按摩機11の耐久性を
向上することができる。
【0032】上記実施例で説明された構成は、本発明の
一実施例を示すものであり、本発明の範囲を限定するも
のではない。本発明は、その思想を逸脱しない範囲の広
範囲の変形例を含むものである。
【0033】
【発明の効果】以上のとおり、請求項1の発明の按摩機
は、回転軸と、該回転軸を双方向に回転させる回転軸駆
動モータと、按摩動作を行うための一対の揉子がそれぞ
れ取り付けられ、前記回転軸に固定され、該回転軸の回
転動作に伴って揺動動作を行う一対の揺動部材と、前記
回転軸の回転動作が一定の回転角に達したときに回転軸
駆動モータの回転方向を切換えることにより回転軸を往
復回転させ、かつ回転軸の回転角を適時変化させる制御
部とを備えるものであるから、回転軸が回転すると回転
軸に取り付けられた一対の揺動部材が揺動し、この揺動
部材に取り付けられた一対の揉子が揺動し、按摩動作が
行われる。そして、このとき、回転軸の回転角が変化す
ると、揉子の往復動作幅が変化するため、一定の被療部
に対して、下方から押し上げる揉み上げ動作と上方から
押し下げる揉み下げ動作とについてそれぞれ動作距離間
隔を変えた変化に富んだ手揉み感覚に近い揉み動作を実
現できるので、動作品質が向上する。また、前記回転軸
を回転させるための駆動機構における歯車等の噛合せ部
位が変化するので、駆動機構における局部的な疲労の発
生が防止され、按摩機の耐久性を向上することができ
る。
【0034】請求項2の発明の按摩機は、前記請求項1
における按摩機において、制御部が、回転軸の回転基準
位置設定手段と、回転軸の所定の回転角を記憶させる書
込み可能な回転角記憶手段と、回転軸の実回転角を計測
する回転角計測手段と、回転角記憶手段に記憶された回
転角と回転角計測手段により計測された回転角とを比較
する回転角比較手段と、回転角比較手段において回転角
記憶手段に記憶された回転角と実回転角とが一致したと
きに回転軸駆動モータの回転方向を切換える回転方向切
換信号を発する回転方向制御部と、回転角記憶手段に回
転角を入力する回転角入力手段と、回転角記憶手段に入
力する回転角を増減させる回転角変換手段とからなるも
のであるから、回転軸が、回転基準位置設定手段により
予め設定された回転軸の回転基準位置から、回転角入力
手段より回転角記憶手段に入力されかつ記憶された回転
角だけ回転動作したことを回転角計測手段が計測したと
きに回転方向制御部より回転方向切換信号が発せられ、
この回転方向切換信号により回転軸駆動モータの回転方
向が切換えられて、回転軸が逆方向の回転動作をする。
そして、逆方向に回転動作する回転軸が、回転角記憶手
段に記憶された回転角だけ回転動作したことを回転角計
測手段が計測したときに回転方向制御部より回転方向切
換信号が発せられ、この回転方向切換信号により回転軸
駆動モータの回転方向が切換えられて、回転軸が正方向
の回転動作をする。これを繰返すことにより回転軸が往
復回転し、揉子が上下往復の動作をする。このときに回
転角変換手段により回転角記憶手段に入力する回転軸の
回転角を変化させると、回転軸が往復回転する回転動作
の回転角が変化し、これに伴って上下往復動作をする揉
子の動作ストロークが変化し、揉み上げ距離及び揉み下
げ距離が変化するので、回転軸の回転角を絶えず変化さ
せると、手揉み感覚に近い揉み動作を達成することがで
きる。
【0035】さらに、請求項3の発明は、按摩機の回転
軸駆動モータが、回転速度変換手段により回転速度を変
化させることができるものであるから、回転軸駆動モー
タの回転速度を変化させることに伴って、回転軸の回転
速度も変化させることができ、さらに善期したように回
転角を変化させれば、回転軸が1往復する回転角及び時
間を適宜に変更することが可能になるため、揉子の1往
復する動作ストローク及び時間を変えることができるの
で、被療者の年齢や健康状態に併せたより適切なマッサ
ージ効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の按摩機11の駆動機構15
の一部分の斜視図である。
【図2】図1の切断面線X2−X2から見た断面図であ
る。
【図3】駆動機構15の正面図である。
【図4】本実施例の按摩機11の断面図である。
【図5】按摩機11の電気的構成を説明するブロック図
である。
【図6】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図7】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図8】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図9】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図10】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明する
図である。
【図11】従来の揉み動作を説明する図である。
【符号の説明】
1……………按摩機 2a、2b………
揉子 11…………按摩機 12………………
椅子 13…………背もたれ部分 14………………
ラック 15…………駆動機構 16a、16b…
ピニオン 17…………モータ 18………………
動作変換機構 19…………回転軸 20a、20b…
揉子 21…………モータ 22………………
動作変換機構 23…………回動部 24、25………
フレーム 26、27…回転軸 28………………
動作変換機構 29…………モータ 30、31………
カム部材 32、33…アーム 34、35………
ロッド 36、37…ベアリングバンド 38………………
切欠 39…………位置決め片 40………………
センサ 41…………ウォームホイール 42………………
ウォーム歯車 43、44…スライダ 49………………
操作パネル 50…………マイクロコンピュータ 51………………
パルスジェネレータ A1…………揉み上げ動作 A2………………
揉み下げ動作 α……………回転軸の回転角 β…………………
揉子の動作ストローク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、該回転軸を双方向に回転させる
    回転軸駆動モータと、 按摩動作を行うための一対の揉子がそれぞれ取り付けら
    れ、前記回転軸に固定され、該回転軸の回転動作に伴っ
    て揺動動作を行う一対の揺動部材と、 前記回転軸の回転動作が一定の回転角に達したときに回
    転軸駆動モータの回転方向を切換えることにより回転軸
    を往復回転させ、かつ回転軸の回転角を適時変化させる
    制御部と、を備えたことを特徴とする按摩機。
  2. 【請求項2】請求項1の按摩機における制御部が、 回転軸の回転基準位置設定手段と、 回転軸の回転角を記憶させる書込み可能な回転角記憶手
    段と、 回転軸の実回転角を計測する回転角計測手段と、 回転角記憶手段に記憶された回転角と回転角計測手段に
    より計測された回転角とを比較する回転角比較手段と、 回転角比較手段において回転角記憶手段に記憶された回
    転角と実回転角とが一致したときに回転軸駆動モータの
    回転方向を切換える回転方向切換信号を発する回転方向
    制御部と、 回転角記憶手段に回転角を入力する回転角入力手段と、 回転角記憶手段に入力する回転角を増減させる回転角変
    換手段と、からなることを特徴とする按摩機。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の按摩機の回転軸
    駆動モータが、回転速度変換手段により回転速度を変化
    させることができることを特徴とする按摩機。
JP763097A 1997-01-20 1997-01-20 按摩機 Pending JPH10201805A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004261392A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Sanyo Electric Co Ltd マッサージ機及びマッサージ方法
JP2004350787A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2007111419A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機
US7429251B2 (en) 2003-05-27 2008-09-30 Matsushita Electric Works, Ltd. Massaging device having controller to remove dead points during operation

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