JPH0828650A - トラクタの変速装置 - Google Patents

トラクタの変速装置

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Publication number
JPH0828650A
JPH0828650A JP6162340A JP16234094A JPH0828650A JP H0828650 A JPH0828650 A JP H0828650A JP 6162340 A JP6162340 A JP 6162340A JP 16234094 A JP16234094 A JP 16234094A JP H0828650 A JPH0828650 A JP H0828650A
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JP
Japan
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gear
transmission
shaft
speed change
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6162340A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Tamura
和久 田邨
Seiji Yatsuka
政治 八束
Tsutomu Watabe
勉 渡部
Hideji Ishimaru
秀司 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PTO伝動軸1に走行伝動の変速クラッチ
6,7や変速ギヤ8〜11、ギヤ軸筒13等を軸装し
て、構成を簡単化する。走行伝動時にPTO伝動軸1の
付き回りをなくする。PTO伝動軸1の歪み、振動等を
少くする。 【構成】 前後のボールベアリング4,5間のPTO伝
動軸1上に、変速ギヤ8〜10と、外周に複数のギヤ1
1,12を形成したギヤ軸筒13とを配置する。このギ
ヤ軸筒13の変速クラッチ7側の内周面に嵌合するニー
ドルベアリング14は、クリップリング16で抜止めす
る。ギヤ軸筒13の端面とボールベアリング5及び変速
クラッチ7との間には、ワッシャ17,18を介装す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタの変速装置
に関し、走行変速、及びギヤ伝動による変速装置として
利用しうる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタの変速伝動機構では、変速クラッチを軸方向に沿っ
てシフトさせて変速ギヤを選択して変速伝動する形態が
多いが、ギヤ幅が大きく、軸受壁に対する軸受ベアリン
グ間の軸受間隔も長く、軸の撓みも大きくなり、変速伝
動機構の組付も煩雑となり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、PTO伝動
軸1の軸方向前部と後部とを軸受壁2,3に対してボー
ルベアリング4,5によって軸受し、この前後のボール
ベアリング4,5間のPTO伝動軸1上に、変速クラッ
チ6,7を軸方向へシフトして変速する変速ギヤ8〜1
0を回転自在にして配置し、このうち外周に複数のギヤ
11,12を形成したギヤ軸筒13の前後両端部内周面
には、該PTO伝動軸1に対して軸受けするニードルベ
アリング14,15を嵌合し、該変速クラッチ7側端部
の内周面には、該ニードルベアリング14の軸方向抜止
用のクリップリング16を嵌合し、又、該ギヤ軸筒13
の端面と該ボールベアリング5及び変速クラッチ7との
間には、各々ワッシャ17,18を介装してなるトラク
タの変速装置の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】変速クラッチ6,7による変
速伝動は、この変速クラッチ6,7の軸方向へのシフト
によって、変速クラッチ6、又は7のシフトにより選択
された変速ギヤ8〜11による変速伝動が行われる。
又、PTO伝動軸1の回転による伝動も行われる。
【0005】変速装置の組付けは、PTO伝動軸1の前
後部のボールベアリング4,5間に、変速クラッチ6,
7及びこれによって変速される変速ギヤ8〜10等と、
変速ギヤ11及びギヤ12を有したギヤ軸筒13とを嵌
合軸受させて、これらギヤ軸筒13の前後端面と該変速
クラッチ7及びボールベアリング5との間には、各々ワ
ッシャ18,17を介装するものであるから、これら変
速ギヤ8〜10等とギヤ軸筒13とのブロック組付けを
簡単化することができる。
【0006】ニードルベアリング14,15はこのギヤ
軸筒13の端部内周面にあって、この変速クラッチ7側
のニードルベアリング14はクリップング16で軸方向
の抜止め及び位置決めされるものであり、しかも、変速
クラッチ7に対するギヤ軸筒13の端面の間隔もワッシ
ャ17,18によって調整されて、変速クラッチ7と変
速ギヤ11との間隔を一定に保ち、変速クラッチ7のシ
フトを容易に行わせる。
【0007】又、ギヤ軸筒13は、前端部と後端部とを
ニードルベアリング14,15によってPTO伝動軸1
回りに軸受けするものであるから、二重軸構成となっ
て、ボールベアリング2,3による軸受スパンが長くて
も、振動や歪みを少くした安定した伝動を行わせること
ができ、走行伝動時においてPTO伝動軸1の伝動停止
時の、このPTO伝動軸1の付き回りを防止することが
できる。
【0008】
【実施例】図1、図2において、トラクタ車体を構成す
るミッションケース19は、前側にクラッチハウジング
20及びエンジンボディ等を連結し、後側にリヤミッシ
ョンケース21を連結する。このミッションケース19
の前側の軸受壁2はボルト等で着脱可能であり、後側の
軸受壁3は、リヤミッションケース21の前壁として構
成される。このミッションケース19には、走行ピニオ
ン軸22、PTO伝動軸1、前輪出力軸23、及び後進
軸24等が軸装される。これらPTO伝動軸1には主変
速装置である変速クラッチ6,7、及びこれによって噛
合回転される変速ギヤ8〜12、及びギヤ軸筒13等を
軸装し、ピニオン軸22には、副変速装置である副変速
ギヤ25を軸装し、前輪出力軸23にはクラッチギヤ2
6を軸装している。これらによって、後車輪、及び前車
輪を伝動しうる。
【0009】PTO伝動軸1は、前部をボールベアリン
グ4で軸受壁2に軸受けし、後部をボールベアリング5
で軸受壁3に軸受けする。この伝動軸1には、ボールベ
アリング4側から5側へ亘って、ワッシャ27、前後端
部をニードルベアリング28,29で軸受けされる変速
軸筒30、ワッシャ18、ニードルベアリング14,1
5で軸受けされるギヤ軸筒13、及びワッシャ17等を
嵌挿する。
【0010】これらニードルベアリング28,29は変
速軸筒30の前後端部内周面に嵌合させ、又、ニードル
ベアリング14,15はギヤ軸筒13の前後端部内周面
に嵌合させて、ワッシャ27,18,17にこれらの軸
筒30,13の端面を接当させる。31は伝動軸1上の
リング溝に嵌合させた位置決用のクリップリングであ
る。
【0011】変速軸筒30上には、変速クラッチ6,7
のスライダー部が、この変速軸筒30端に螺合のボス部
に対して軸方向へシフト自在に設けられ、この変速クラ
ッチ6,7のシフトによってスライダー部と噛合されて
一体的に回転しうる変速ギヤ8,9,10を回転自在に
各々ニードルベアリング32で軸受けし、前端部にはギ
ヤ33を一体的に設ける。
【0012】ギヤ軸筒13には、前記変速クラッチ7の
噛合しうる変速ギヤ11と、ギヤ12とを一体とし、後
端にニードルベアリング34でギヤ35を回転自在に軸
装している。このギヤ軸筒13の前端側のニードルベア
リング14は、このギヤ軸筒13の内周に形成のリング
溝に嵌合されるクリップリング18によって軸方向の移
動が止められる。
【0013】前記ワッシャ27や17の端面には油溝3
6が形成されて、これらの端面に接する変速軸筒30や
ギヤ33の端面、ギヤ軸筒13やギヤ35の端面との間
に潤滑油を供給する。又、ワッシャ18に接する変速軸
30や変速クラッチ7、及びギヤ軸筒13等の端面にも
油溝37を形成し、更にワッシャ17と接するギヤ35
の端面にも油溝37を形成している。
【0014】前記ピニオン軸22上には、各変速ギヤ
8,10,11に直接噛合するギヤ38,39,40を
形成するギヤ軸筒41をニードルベアリングを介して軸
装し、このギヤ軸筒41の後端と、後部において回転自
在に軸装されるギヤ軸筒42との間には、軸方向にシフ
トして副変速を行う副変速ギヤ25を設け、このギヤ軸
筒42の後側に前記ギヤ35と噛合のギヤ43を一体と
する。該ギヤ軸筒42に一体のギヤ44は前記ギヤ12
と噛合し、ギヤ45は、このミッションケース19の横
側からのぞませて取付けられるクリープ軸45上のクリ
ープギヤ46と噛合し、副変速ギヤ25をシフトしてク
リープギヤ47に噛合させることによって、走行のクリ
ープ変速を行うことができる。
【0015】ピニオン軸22の後端部のピニオンギヤ4
8は、リヤミッションケース21内のデフ装置のリング
ギヤ49と噛合し、このリヤミッションケース21の左
右両側方に連結するアクスルハウジング内の後車軸を差
動連動する構成としている。前記変速ギヤ9とギヤ39
とは、後進軸24上のバックアイドルギヤ50を介して
後進伝動として噛合連動する。ギヤ軸筒13後端のギヤ
35は前輪出力軸23上のクラッチギヤ26と噛合され
て、前車輪を連動することができる。
【0016】クラッチハウジング20には、前記ピニオ
ン軸22と同軸上に、軸51とこれにカップリング52
を介して連結される連動軸53を軸装し、伝動軸1の前
端とカップリング54で連結されて同軸上のPTO出力
軸55を軸装し、アイドルギヤ57を有したアイドル軸
56を軸装する。エンジン側の出力ギヤ58から軸51
のギヤ59を噛合伝動し、この軸51に沿って正転ギヤ
60と逆転ギヤ61とに切替シフトされる切替クラッチ
62を経て、このクラッチ62が正転ギヤ60側に連継
されると、ギヤ63及びPTO出力軸55が正転伝動さ
れる。又、クラッチ62が逆転ギヤ61側に連継される
と、アイドルギヤ57を経てギヤ64及びPTO出力軸
55が逆転伝動される。これによって、前記伝動軸1の
後端にカップリング65を介して連動される連動軸6
6、及びPTO変速ギヤ等を経てリヤミッション後方に
突出するPTO軸が駆動される。切替クラッチ62がい
ずれのギヤ60,61にも噛合しないときはPTO軸は
駆動されない。
【0017】前記軸51は、軸受壁2に軸受けされた連
動軸53を連動し、この連動軸53のギヤ67を前記ギ
ヤ33へ噛合連動させて、主変速装置、副変速装置、及
びクリープ変速装置等へ伝動する。図3、図4におい
て、上例と異なる点は、前記軸51上の切替クラッチ6
2がリバーサクラッチを構成するもので、ギヤ59は軸
51上で回転自在に設けられて正転ギヤ60と一体であ
り、常時PTO伝動軸1側のPTO出力軸55を伝動し
ている。リバーサクラッチはシンクロ形態としている。
【0018】又、前記ミッションケース19の軸受壁2
の前側に変速クラッチケース68を取付けて、クラッチ
ハウジング20に位置させている。この変速クラッチケ
ース68内には、前記前輪出力軸23と、78との間
に、湿式多板形態の等速クラッチ69と倍速クラッチ7
0とを設け、操作シリンダピストン71の油圧による伸
縮で、このピストン71の油圧力を抜くとばね72圧に
よって等速クラッチ69が入りになって、前輪出力軸2
3からこの等速クラッチ69を経て軸78へ伝動し、前
車輪を後車輪とほゞ等速に伝動する。又、ピストン油圧
力でばね72に抗して押圧すると、倍速クラッチ70が
入りになって等速クラッチ69が切りになり、前輪出力
軸23の回転は、ギヤ73〜76を経てクラッチ体77
から78へ伝動される。
【0019】なお、前記PTO伝動軸1の前端部は該ケ
ース68にベアリング79で軸受けされ、このベアリン
グ79はPTO伝動軸1のリング溝に嵌合するクリップ
リング80によって位置決めされる。又、前記連動軸5
3ものケース68において軸受けされる。図5におい
て、上例と異なる点は、前記PTO伝動軸1の駆動を、
この前端部に一体のギヤ33から伝動し、このPTO伝
動軸1に対して直接主変速の変速クラッチ6,7等を設
けて、前記ピニオン軸22側へ変速伝動する構成として
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝動装置の縦断側面図。
【図2】その伝動軸部の拡大図。
【図3】一部別実施例を示す縦断側面図。
【図4】その伝動軸部の拡大図。
【図5】一部別実施例を示す伝動軸部拡大図。
【符号の説明】
1 PTO伝動軸 2 軸受壁 3 軸受壁 4 ボールベアリング 5 ボールベアリング 6 変速クラッチ 7 変速クラッチ 8 変速ギヤ 9 変速ギヤ 10 変速ギヤ 11 変速ギヤ 12 変速ギヤ 13 ギヤ軸筒 14 ニードルベアリング 15 ニードルベアリング 16 クリップリング 17 ワッシャ 18 ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 秀司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTO伝動軸1の軸方向前部と後部とを
    軸受壁2,3に対してボールベアリング4,5によって
    軸受し、この前後のボールベアリング4,5間のPTO
    伝動軸1上に、変速クラッチ6,7を軸方向へシフトし
    て変速する変速ギヤ8〜10を回転自在にして配置し、
    このうち外周に複数のギヤ11,12を形成したギヤ軸
    筒13の前後両端部内周面には、該PTO伝動軸1に対
    して軸受けするニードルベアリング14,15を嵌合
    し、該変速クラッチ7側端部の内周面には、該ニードル
    ベアリング14の軸方向抜止用のクリップリング16を
    嵌合し、又、該ギヤ軸筒13の端面と該ボールベアリン
    グ5及び変速クラッチ7との間には、各々ワッシャ1
    7,18を介装してなるトラクタの変速装置。
JP6162340A 1994-07-14 1994-07-14 トラクタの変速装置 Pending JPH0828650A (ja)

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JP6162340A JPH0828650A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 トラクタの変速装置

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JP (1) JPH0828650A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857310B1 (ko) * 2007-05-02 2008-09-05 동양물산기업 주식회사 농업용 트랙터의 트랜스미션
WO2012043561A1 (ja) * 2010-09-28 2012-04-05 株式会社クボタ トラクタの動力伝達装置

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KR100857310B1 (ko) * 2007-05-02 2008-09-05 동양물산기업 주식회사 농업용 트랙터의 트랜스미션
WO2012043561A1 (ja) * 2010-09-28 2012-04-05 株式会社クボタ トラクタの動力伝達装置
US9032822B2 (en) 2010-09-28 2015-05-19 Kubota Corporation Power transmission device of tractor

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