JPH08285559A - 表面欠陥検査装置 - Google Patents

表面欠陥検査装置

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JPH08285559A
JPH08285559A JP9049795A JP9049795A JPH08285559A JP H08285559 A JPH08285559 A JP H08285559A JP 9049795 A JP9049795 A JP 9049795A JP 9049795 A JP9049795 A JP 9049795A JP H08285559 A JPH08285559 A JP H08285559A
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正則 今西
Sachiyo Katabami
祥代 方波見
Kazunori Noso
千典 農宗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誤検出や検出漏れのおそれがなく、かつ被検査
面が曲面の場合でも正確に欠陥検出を行なえる表面欠陥
検査装置を提供する。 【構成】撮像手段102の受光画像におけるストライプ
模様の間隔が被検査面100の曲率によらずほぼ均一に
なるように設定された不等間隔のストライプ模様を被検
査面上に映し出す照明手段101と、被検査面を撮像し
て得られる受光画像を画像データに変換する撮像手段1
02と、上記受光画像が被検査面上を所定方向に所定速
度で順次移動するように駆動する駆動手段103と、撮
像手段で得られる時間的に異なる複数の画像、すなわち
動画像から画像中の移動物体の移動量を検出し、所定条
件の移動物体を欠陥と判断する演算手段104とを備
え、動画像を画像処理して移動物体を検出することで欠
陥を検出し、かつ被検査面が曲面の場合でも受光画像上
で一定の明暗パターンが得られる照明装置を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検査物体の表面欠
陥、例えば自動車ボディの塗装面の凹凸等のような表面
欠陥を検査する装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の表面欠陥検査装置としては、例えば
特開平2−73139号公報や特開平5−45142〜
45144号公報などに示されたものがある。これら
は、被検査面に所定の明暗縞(ストライプ)模様を映し
出し、被検査面上に凹凸等の欠陥があった場合、それに
よる明度(輝度)差や明度(輝度)変化をもった受光画
像を微分することにより、被検査面の表面の欠陥を検出
するという方法を用いたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとき
従来の表面欠陥検査装置は、受光画像を1画面づつ独立
した静止画像として処理することによって欠陥を検出す
るものであった。そのため、受光画像中にノイズが発生
した場合には、それを欠陥と誤検出することがあり、ま
た、被検査物体が移動するような場合には、受光画像の
取り込みタイミングの影響等の原因によって欠陥が受光
画像に映らず、欠陥の検出漏れが発生するおそれがあ
る、という問題があった。
【0004】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、誤検出や検出漏れの
おそれがなく、かつ被検査面が曲面の場合においても正
確に欠陥検出を行なうことの出来る表面欠陥検査装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。図1は、本発明のクレーム対応図であ
る。図1において、100は被検査面であり、例えば塗
装面である。また、101は被検査面上に所定の明暗パ
ターン(明暗のストライプ模様)を映し出す照明手段で
あり、例えば後記図9に示す照明装置である(詳細後
述)。また、102は被検査面を撮像し、上記明暗パタ
ーンの受光画像を電気信号の画像データに変換する撮像
手段であり、例えばCCDカメラ等のビデオカメラであ
る。また、103は、上記撮像手段102で得られる受
光画像が上記被検査面上を所定方向に所定速度で順次移
動するように駆動する駆動手段である。この駆動手段1
03は、照明手段101と撮像手段102とを固定した
状態で、被測定物体(被検査面100)のみを移動させ
る装置、例えば被測定物体を乗せて移動させるベルトコ
ンベア等の検査ラインでもよいし、或いは被測定物体
(被検査面100)を固定し、照明手段101と撮像手
段102の方を移動させるものでもよい。一般的には被
測定物体を移動させる方が構造上容易であるが、被測定
物体が大型の装置で移動させにくい場合には、照明手段
101と撮像手段102を一組にして移動させるように
構成してもよい。なお、上記の所定方向とは、例えばx
y直交座標におけるx方向などの一方向のみに限らず、
xとyの両方向に移動し、広い被検査面全体を順次走査
するようなものでもよい。また、上記の所定速度とは、
通常は或る一定の速度の方が後続の信号処理が容易であ
るが、変化する速度であっても、その変化速度が既知あ
るいは測定できるものであれば適用可能である。また、
104は、撮像手段102で得た受光画像から被検査面
上の欠陥を検出する演算手段である。この演算手段10
4は、例えばコンピュータで構成される。この演算手段
104で検出した欠陥は、図示しない表示手段(例えば
図2のモニタ7等)に表示したり、或いは後続の制御装
置(例えば塗装制御装置)に入力して用いる。
【0006】
【作用】上記のように、本発明においては、照明手段1
01によって被検査面100に所定の明暗のストライプ
模様を映し出し、それを撮像手段102で撮像して上記
明暗のストライプ模様を電気信号の画像データに変換す
る。そして駆動手段103によって、撮像手段102で
得られる受光画像が被検査面上を所定方向に所定速度で
順次移動するように駆動する。そして演算手段104で
は、撮像手段102で得られる時間的に異なる複数の画
像、すなわち動画像を画像処理して欠陥を検出する。例
えば、請求項5に記載のように、動画像から画像中の移
動物体の少なくとも移動量を検出し、駆動手段103に
おける移動速度に対応した理論移動量と画像中の移動物
体の移動量とが所定の誤差範囲内で一致する移動物体を
欠陥であると判断する。
【0007】上記の理論移動量とは、被検査面が駆動手
段の移動速度で移動している場合に、或る時点の受光画
像と次の受光画像との間に移動する量であり、欠陥が存
在すれば、受光画像上で理論移動量だけ移動するものと
考えられる。その際、明暗のストライプ模様の画像は、
常に同じ場所にあって移動しない。したがって理論移動
量とほぼ同じ移動量の移動物体を検出すれば欠陥を検出
することが出来る。このように、動画像を画像処理して
移動物体を検出することによって欠陥を検出するように
構成したことにより、ノイズによる誤検出や欠陥の位
置、移動によって欠陥の検出漏れが発生するおそれがな
くなる。しかし、後記実施例の欄で詳細に説明するよう
に、被検査面100が平坦ではなく、曲面になっている
部分が存在する場合には、撮像手段102の受光画像が
曲面の部分で歪んでしまうので、その部分の明暗のスト
ライプ模様が移動し、その部分を欠陥である、と誤判断
するおそれがある。
【0008】上記のような問題を解決するため、請求項
1に記載の発明においては、被検査面に応じた不等間隔
のストライプ模様を用いることにより、撮像手段102
で得られる受光画像における明暗のストライプ模様が被
検査面の曲率によらずほぼ均一になるようにしたもので
ある。具体的には、例えば請求項2に記載のように、照
明手段101は、明と暗とのストライプ模様の光を被検
査面に向かって放射するものであり、かつ、上記ストラ
イプ模様の間隔が、上記撮像手段102の設置位置から
最も遠い部分が最も大きく、中間部分が最も小さく、最
も近い部分が両者の中間の大きさになるように設定さ
れ、撮像手段102で得られる受光画像におけるストラ
イプ模様の間隔が被検査面の曲率によらずほぼ均一にな
るように設定したものである。この構成は、例えば後記
図9の実施例に相当する。また、請求項3においては、
被検査面の曲率を検出し、その曲率に応じてストライプ
模様の間隔を不等間隔に変化させ、撮像手段102で得
られる受光画像におけるストライプ模様の間隔が被検査
面の曲率によらずほぼ均一になるように設定するもので
ある。この構成は、例えば後記図12または図13の実
施例に相当する。また、請求項4に記載の発明において
は、被検査面の曲率を検出し、その曲率に応じて被検査
面に対する照明の角度を変化させ、撮像手段102で得
られる受光画像におけるストライプ模様の間隔が被検査
面の曲率によらずほぼ均一になるように設定するもので
ある。この構成は、例えば後記図11の実施例に相当す
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図2は、この発明の一実施例を示す図である。図2にお
いて、1は照明装置であり、被検査面3に明暗のストラ
イプ模様の光を照射するように配置されている。2はビ
デオカメラ(例えばCCDカメラ等)であり、明暗のス
トライプ模様が映し出された被検査面3を撮像するよう
配置されている。また、4はカメラコントロールユニッ
トであり、ここではビデオカメラ2で撮像された受光画
像の画像信号が生成され、画像処理装置5へ出力され
る。また、6はホストコンピュータであり、画像処理装
置5の制御や処理結果を外部に表示させたり、出力させ
る機能を有する。また、7はモニタであり、ビデオカメ
ラ2で撮像した画面等を表示する。なお、詳細を後述す
るように、被検査面3は、図示しない移動装置(例えば
後記図22の検査ライン15)によって所定方向へ所定
速度で移動するようになっている。
【0010】次に、図3は上記画像処理装置5の構成を
示すブロック図である。図3において、カメラコントロ
ールユニット4からの画像信号は、バッファアンプ8を
介しA/D変換器9でディジタル値に変換される。ま
た、MPU(マイクロプロセッサ)10は、画像データ
に対して所定の演算、処理等を行なう。11は画像デー
タや処理結果を記憶するメモリであり、処理結果等はD
/A変換器12を介してモニタ7に出力して表示するこ
とができる。
【0011】次に、図4は、照明装置1の詳細を示す分
解斜視図である。本実施例においては、明暗のストライ
プパターンの照明を用いるものとして説明する。なお、
図4に示す構成は、被検査面が平面であることを予定し
た場合の基本的な構造を示すものである。図4におい
て、1aは光源であり、その光は拡散板1bで拡散さ
れ、ストライプ板1cを通して被検査面に照射される。
拡散板1bは、例えばすりガラスのようなものであり、
被検査面3に光を均一に照射する。ストライプ板1c
は、透明もしくは拡散板のようなものに黒色のストライ
プを所定の間隔で施したものである。なお、後記図9等
に示すように、被検査面3が曲面を含む場合には、スト
ライプを不等間隔にする場合がある。
【0012】また、図5は、拡散板1bを使用しない場
合の照明装置の一例を示す斜視図である。図5におい
て、光源1aが一般の蛍光灯のような、予め拡散された
光を発生する光源であれば、背景1dを黒色にすること
により、上記と同様なストライプ光が得られる。したが
って、このように照明装置を構成することにより、被検
査面3に明暗(白黒)のストライプ模様を映し出すこと
ができる。
【0013】次に、上記のごときストライプ照明を用い
て、被検査物の表面上の欠陥を受光画像に映し出す原理
について、図6、図7を用いて説明する。図6におい
て、被検査面3上に凸状の欠陥13があるものとする。
点P1は、欠陥のない正常な面上の任意の点であり、点
P2は、欠陥13上の任意の点である。欠陥13が図の
ように凸状の場合、欠陥13上の任意の点のそれぞれに
おいて、その点の接線と正常な被検査面とのなす角度を
もっており、点P2におけるこの角度を傾斜角θとす
る。この場合、欠陥13および点P1の近傍は、ストラ
イプ照明の明ストライプ内(光が照射されている部分)
にあるものとする。ビデオカメラ2と被検査面3とのな
す角を入射角θiとした場合に、正常な平面である点P
1では光は正反射(θi)し、その方向にはストライプ
照明の明部分があるので、点P1はビデオカメラ2で明
(白)部分として映し出される。しかし、欠陥13上の
点P2においては、傾斜角θによってビデオカメラ2か
らの入射は正反射せず乱反射し、その方向には黒ストラ
イプがあるため、点P2はビデオカメラ2で黒く映し出
される。このときの乱反射角をθhとすると、欠陥点P
2での傾斜角θ、ビデオカメラ2のある方向の角度(入
射角)はθiであるから、 θh=θi+2θ …(数1) となる(図7参照)。すなわち、角度θhの方向に、ス
トライプの明(白)部分があれば白、ストライプの黒部
分があれば黒(暗)く映し出されるわけである。また、
上記のように正常な平面では正反射するので、 θh=θi …(数2) と表せる。よって(数1)、(数2)式より、欠陥によ
る乱反射は、正反射方向θiを基準にすると2θと表す
ことができる。
【0014】なお、上記の説明ではビデオカメラ2を始
点として説明したが、照明装置1を始点としてもまった
く同じである。また、図7は、欠陥の右側の斜面に点P
2がある場合についての例であるが、P2が左斜面にあ
る場合でも考え方は同じであるので、説明は省略する。
また、これまでの説明とは逆に、上記原理を用い被検査
面に黒く映したストライプ内に、欠陥を白く映し出すこ
とも可能ではあるが、照明装置1の光が拡散光であるた
め、欠陥が明るくかつ大きく映らない(白色ではなく暗
い灰色に映り、明るく映る部分の面積も小さい)ので、
本実施例では用いていない。
【0015】上記の説明では、欠陥の部分に限定して受
光画像中に欠陥が映し出される理由を説明したが、以
下、ビデオカメラ2の視野内に入る受光画像全体につい
て説明する。図8(a)に示すように、被検査面3が平
面の場合には、照明装置1からピッチp0の等間隔のス
トライプ光を照射すれば、ビデオカメラ2の受光画像と
しては常に図8(c)に示すような等間隔の画像が得ら
れる。この場合には、被検査面3が移動しても受光画像
におけるストライプの位置は変化しない。しかし、図8
(b)に示すように、被検査面3が曲面の場合には、照
明装置1から等ピッチのストライプ光を照射すると、被
検査面3の曲率Rによって反射角が変わるため、受光画
像は図8(d)に示すような画像となり、ストライプの
間隔が変化してしまう。そのため、被検査面3の移動に
伴ってビデオカメラ2の視野内に入る被検査面の部分が
平面部分から曲面部分へ、或いはその反対に移動した場
合には、受光画像におけるストライプの位置が変化する
ことになる。そして、詳細を後述するように、本発明に
おいては、動画像から画像中の移動物体を検出し、所定
の条件(例えば移動量が駆動手段の移動速度に対応した
理論移動量にほぼ等しい)を満たす移動物体を欠陥であ
る、と判断するようになっているので、上記のようにス
トライプの位置が変化すると、その部分を欠陥であると
誤判断するおそれがある。上記のごとき問題を解決する
方法としては、図8(b)に示すように、照明装置1に
おけるストライプのピッチをビデオカメラ2の設置方向
に向かって順次狭くなるように設定することが考えられ
る。図8(b)において、p3>p2>p1であり、ビデ
オカメラ2の設置方向に向かってピッチpが順次狭くな
っている。このようにすれば、図示のような左下がりの
場合に、ビデオカメラ2の視野内に入る部分は受光画像
におけるストライプをほぼ等間隔にすることが出来る。
【0016】図9は、右下がりも含む全ての曲面に対応
した場合の例を示す図である。図9に示すように、被検
査面3の平面部分がビデオカメラ2の視野内に入るの
は、照明装置1の中央部分からの光Bが入射した場合で
ある。この場合には、前記のように照射したストライプ
模様と同じ等間隔の受光画像が得られる。次に、照明装
置1の右端部分からの光Aが入射する場合は、入射角と
反射角の関係から、図の右下がりの曲面部分がビデオカ
メラ2の視野内に入ることになる。この場合には、等間
隔のストライプ模様を照射すると受光画像のストライプ
間隔はやや狭くなる。次に、左下がりの曲面部分がビデ
オカメラ2の視野内に入るのは、照明装置1の左端部分
からの光Cが入射した場合である。この場合には、被検
査面に対する入射角、反射角が最も大きくなるので、受
光画像におけるストライプ模様の間隔がさらに狭くな
る。
【0017】上記のように、照明装置1のストライプ間
隔を等間隔にした場合には、受光画像におけるストライ
プ間隔は左下がり曲面が最も狭く、ついで右下がり曲
面、平面の順になる。したがって、図9に示すように、
照明装置1におけるストライプ間隔を上記の逆になるよ
うに不等間隔にする、すなわち、ビデオカメラ2の設置
位置から最も遠い部分を最も大きくし、中間の平面に対
応する部分を最も小さくし、最も近い部分を両者の中間
の大きさにするように設定しておけば、受光画像におけ
るストライプ模様の間隔が被検査面の曲率によらずほぼ
均一になるようにすることが出来る。具体的には、例え
ば、前記図4のストライプ板1cのストライプ間隔をビ
デオカメラ2の設置位置から遠い順に大、小、中となる
ように設定すればよい。なお、平面に対応する部分にあ
る複数のストライプは全て等間隔でよいが、遠い部分
(図9では左下がり曲面に対応する部分)では遠くなる
従って間隔を順次大きくし、近い部分(図9では右下が
り曲面に対応する部分)では近くなるに従って間隔を順
次大きくする。また、実際のストライプ間隔を設定する
には、照明装置1、被検査面3およびビデオカメラ2の
相互位置および予想される被検査面の曲率等に応じて実
験または作図上でストライプ間隔を設定する。上記のよ
うに構成すれば、平面と曲面からなる被検査面であって
も正確に欠陥検出を行なうことが出来る。
【0018】次に、図10および図11は、照明装置1
の他の実施例図であり、図10は全体の構成図、図11
は被検査面の曲率を測定する部分の構成を示す図であ
る。
【0019】この実施例は、被検査面3の曲率を測定
し、それに応じて被検査面3に対する照明装置1の角度
を変化させることにより、ビデオカメラ2の受光画像に
おけるストライプ間隔をほぼ等しくするように構成した
ものである。図10および図11において、17と18
は距離センサ(例えば超音波やレーザー光を用いた非接
触型の距離センサ)であり、所定位置から被検査面まで
の距離h1、h2を計測する。距離センサ用回路19は、
上記の距離h1、h2(両者の差Δh=h1−h2)と両距
離センサ17と18の間隔Lから被検査面3の曲率Rを
演算する。すなわち、被検査面が平面の場合にはΔh=
0であるが、曲率Rが大きくなるに従ってΔhも大きく
なる。したがってこの値と間隔Lとによって曲率Rを推
定することが出来る。また、照明制御装置20は、上記
の求めた曲率Rに応じて被検査面3と照明装置1との角
度を変更し、ビデオカメラ2の受光画像におけるストラ
イプ幅が最も均等になるように制御する。
【0020】次に、図12は、照明装置1の第3の実施
例図であり、照明装置本体の概略上面図を示す。図12
において、21と21’は二重の遮蔽板であり、図4の
拡散板1bの前に設置されている。この二重の遮蔽板
は、少なくとも一方が図の矢印方向へ任意に移動可能
(遮蔽板の各遮蔽部分毎に任意の幅だけ移動可能)に構
成されている。そして前記図11のごとき曲率測定手段
で計測した曲率に応じて、図示しない駆動手段によって
遮蔽板21または21’を移動させ、例えば前記図9の
ような不等間隔のストライプを形成するように制御す
る。なお、この場合には、被検査面の曲率に応じてスト
ライプ間隔を変化させるので、曲面によく対応させるこ
とが出来る。
【0021】次に、図13は、照明装置1の第4の実施
例図であり、照明装置本体の概略上面図を示す。図13
において、22は複数の遮蔽部材であり、それぞれ軸2
3を中心として回転可能に構成され、これらの遮蔽部材
によってストライプ光を生じさせる。そして前記図11
のごとき曲率測定手段で計測した曲率に応じて、図示し
ない駆動手段によって各遮蔽部材の角度をそれぞれ回転
させることにより、例えば前記図9のような不等間隔の
ストライプを形成するように制御する。この場合にも被
検査面の曲率に応じてストライプ間隔を変化させるの
で、曲面によく対応させることが出来る。
【0022】次に、欠陥検出処理について説明する。被
検査面3上に明暗ストライプが映し出されており、その
ストライプの明部分の中に凸状または凹状の欠陥13が
あるとすると、その受光画像は図14のようになり、前
記の原理によって欠陥13が明ストライプ内に黒く映し
出される。また、図15(a)に示すように、照明装置
1とビデオカメラ2が固定された状態で、被測定物(被
検査面3)が矢印方向(受光画像におけるx軸方向)へ
移動すると、欠陥13は13’の位置に移動する。その
ため受光画像は図15(b)に示すように、明暗のスト
ライプは静止したままで欠陥13のみがx軸方向に移動
する画像となる。したがって、複数の連続する受光画像
を処理し、その中の移動物体を検出することにより、欠
陥を正確に検出することが出来る。なお、被測定物(被
検査面3)を固定し、照明装置1とビデオカメラ2を移
動しても同様であるが、一般的には被測定物を移動させ
る方が構造上容易である。ただし、被測定物が大型の装
置で移動させにくい場合には、照明装置1とビデオカメ
ラ2を一組にして移動させるように構成してもよい。
【0023】次に、画像上の移動物体から欠陥を検出す
る処理の第1の実施例について説明する。なお、この実
施例は、被測定物がx軸方向に一定速度で移動する場合
の例である。図16は、連続した2フレーム、すなわち
時点ftにおける画像と時点ft+1における画像との差分
画像から移動物体、すなわち欠陥を検出する方法を示す
図であり、(a)は時点ftにおける画像、(b)は時
点ft+1における画像、(c)は両者の差分画像を示
す。上記のft画像とft+1画像とおいて、欠陥13はy
軸方向には殆ど移動せず、x軸方向にのみ移動する。そ
してその移動量および移動方向は、被測定物の移動量と
移動方向から既知であり、かつ、ft画像とft+1画像と
の取り込み間隔Δtも一定である。したがって受光画像
中の欠陥13の理論移動量ΔDは容易に求めることが出
来る。故に、図16(c)の差分画像から求めた移動物
体の移動量Δdと上記理論移動量ΔDとを比較し、両者
の差が所定範囲内であれば、その移動物体を欠陥であ
る、と判断することが出来る。なお、上記の所定範囲
(誤差範囲)は、移動速度の変動や画像処理時の変動等
による誤差範囲であるので、検査ラインの移動精度等に
応じて適宜設定すればよい。さらに上記の比較を移動量
だけでなく、移動方向も考慮して行なえば、検査精度を
さらに向上させることが出来る。
【0024】図17は、上記の欠陥検出方法の順序を示
すフローチャートである。また、図18は、受光画像中
の或るyの値(欠陥の存在する部分に相当)における輝
度信号の変化を示す図である。以下、図18を参照しな
がら図17のフローについて説明する。図17におい
て、ステップS1では、時点ftにおける画像を読み込
む。この場合の輝度信号は図18(a)に示すように、
ストライプの明部分が高レベル、暗部分が低レベルとな
り、また欠陥部分は高レベル中で落ちこんだ凹部で示さ
れる。また、ステップS2では、時点ft+1における画
像を読み込む。この場合には、図18(b)に示すよう
に、ストライプの明と暗の位置は変わらず、欠陥の位置
のみが移動した波形となる。次に、ステップS3では、
上記両画像の差分画像|ft+1−ft|を演算する。上記
のように、ストライプの明と暗の位置は変わらないの
で、差分画像では欠陥部分のみが残り、図18(c)に
示すようになる。なお、信号処理の段階で両画像のスト
ライプの明と暗の位置に多少のずれが生じると、図示の
ごとく、その部分に細いノイズが残るが、これは発現位
置が殆ど変化しないので、後記ステップS9の処理で簡
単に除去することが出来る。
【0025】次に、ステップS4では、所定のしきい値
Thで差分画像を2値化する。2値化された波形は、図
18(d)に示すようになり、欠陥と予想される位置の
x,y座標が求められる。次に、ステップS5では、重
心位置のy軸方向の移動量Δy(=yt−yt+1)を求め
る。次に、ステップS7では、上記移動量Δyとy軸方
向の理論移動量ΔDyとの差が所定値以下であるか否か
を判断する。この場合には、被測定物はx軸方向にのみ
移動しているので、理論移動量ΔDy≒0である。ステ
ップS7で“NO”の場合、すなわち、理論移動量ΔD
yとの差が大きい信号は、欠陥ではないので、次々にデ
ータを判定し、“YES”のものについてのみステップ
S8へ行く。ステップS8では、重心位置のx軸方向の
移動量Δx(=xt−xt+1)を求める。
【0026】次に、ステップS9では、上記移動量Δx
とx軸方向の理論移動量ΔDxとの差が所定値以下であ
るか否かを判断する。この場合には、被測定物の移動量
が理論移動量ΔDxとなる。ステップS9で“NO”の
場合、すなわち、理論移動量ΔDxとの差が大きい信号
は、欠陥ではないので、次々にデータを判定し、“YE
S”のものについてのみステップS10へ行く。なお、
前記図18(d)の明暗境界部分の細いノイズは、移動
量Δx≒0であるため、理論移動量ΔDxとの差が大き
く、したがって、このステップの処理で除去される。次
に、ステップS10では、y軸方向、x軸方向共に、移
動量と理論移動量との差が所定値以下であった個所を欠
陥部分のデータとして記憶する。上記のように、本実施
例においては、動画像を画像処理して移動物体を検出す
ることによって欠陥を検出するように構成しているの
で、ノイズによる誤検出や欠陥の位置、移動によって欠
陥の検出漏れが発生するおそれがなくなる。
【0027】次に、欠陥を検出する処理の第2の実施例
について説明する。この実施例は、動画像から各フレー
ムの動きベクトル(オプティカルフロー)を求め、それ
によって欠陥を検出するものである。動画中の或る時刻
tにおけるフレーム座標(x,y)における明るさをf
(x,y,t)と表す。そしてx方向、y方向にそれぞれ
δx、δyだけ移動する時間δt後の点(x,y)の明るさ
は変化しないと仮定すると、下記(数3)式が成立す
る。 f(x,y,t)=f(x+δx,y+δy,t+δt) …(数3) 上記(数3)式を点(x,y,t)についてテーラー展開
すると、下記(数4)式が得られる。
【0028】
【数4】
【0029】ここで、2次以上の項を無視すると、上記
(数3)式と(数4)式から下記(数5)式が得られ
る。
【0030】
【数5】
【0031】また、被測定物をx軸方向に移動させた場
合には、y軸方向には殆ど移動しないので、yの項を無
視すると、下記(数6)式が得られる。
【0032】
【数6】
【0033】上記(数6)式から下記(数7)式が得ら
れる。
【0034】
【数7】
【0035】(数7)式において、 ∂f/∂x:点(x,y)における明るさのx方向の変化
=画像fのx方向微分 ∂f/∂t:点(x,y)における明るさの時間的な変化
=両フレームの差分 dx/dt:点(x,y)における動きベクトルのx成分 であるから、微分画像と差分画像から各点での動きベク
トルが求められる。そして欠陥の移動方向は既知(被測
定物の移動方向で決まる)であり、また、被検査面3
(被測定物)の移動速度もほぼ一定で既知であるから、
求めた受光画像の移動ベクトルから欠陥を検出すること
が出来る。
【0036】図19は、上記の方法によって欠陥を検出
する場合の処理順序を示すフローチャートである。図1
9において、まずステップS20では、時点tにおける
原画像ftを取り込み、ステップS21で、時点t+1
における原画像ft+1を取り込む。次に、ステップS2
2では、原画像ftのx方向の微分値(∂f/∂x)を
求め、ステップS23では、原画像ft+1と原画像ft
の差分(∂f/∂t)を求める。次に、ステップS24
では、S22とS23の結果から、動きベクトル(dx
/dt)を上記(数7)式によって求める。次に、ステ
ップS25では、ステップS24で求めた動きベクトル
のうち、所定の移動方向で所定範囲内の移動量(被測定
物の移動に相当)の点のみを欠陥として検出する。次
に、ステップS26では、検出した欠陥のラベリング
(番号付け)、面積計算、重心計算等を行なう。
【0037】なお、被測定物の検査面上に、加工穴やデ
ザインとして施されている凹凸等が存在する場合には、
受光画像においてそれらも一緒に移動するため、それを
欠陥として誤検出するおそれがある。しかし、欠陥の大
きさは一般に直径数mm程度以下であるのに対し、加工
穴やデザインとして施されている凹凸等の面積はかなり
大きく、しかも形状も予め決まっていて一定であるた
め、その性質を利用して真の欠陥と区別することが出来
る。例えば、図19のフローチャートにおいて、ステッ
プS26で求めた欠陥の面積が所定値以下のもののみを
真の欠陥であると判断するステップを設ければよい。な
お、この処理は前記図17のフローチャートでも同様で
ある。
【0038】次に、欠陥を検出する処理の第3の実施例
を説明する。この実施例は、欠陥が明暗ストライプの境
界を横切る際に発生するストライプ境界線の乱れ(不規
則な動き)を検出し、それに基づいて欠陥を検出するも
のである。この方法は、角度が浅いため照明光を反射す
る角度が小さい欠陥の場合に特に有効である。図20、
図21は、欠陥が明暗ストライプの境界を横切る際に発
生するストライプ境界線の乱れを説明するための図であ
り、図20は、欠陥がストライプの境界付近にある場合
の受光画像を示す図、図21は、欠陥部分の輝度信号
(図20aの破線部分の輝度信号)を示す図である。な
お、図20と図21の(a)〜(e)は同一符号の図が
それぞれ対応している。なお、この場合も被測定物の移
動に伴って欠陥13が移動することを前提としている。
【0039】図20および図21において、(a)と
(b)に示すように、白(明)ストライプ中の欠陥13
は、黒(暗)ストライプに近づくに従って、より黒く、
より大きく映しだされる。また、(b)、(c)に示す
ように、欠陥13がストライプの境界線上にある場合に
は、境界線を中心として白と黒が反転して現われる。さ
らに欠陥13が移動して黒ストライプ中に入ると、
(d)、(e)に示すように、欠陥は黒ストライプ中に
白く映る。上記の動作において、欠陥13は、図21の
破線Bで示すように、図の左方から右方へ一定の動きを
示す。しかし、欠陥の横切るストライプ境界は図21の
破線Aで示すような動きを示し、特に(c)から(d)
にかけては、図の右方から左方へと動き、欠陥とは逆の
動きを示す。したがって他の個所とは異なる方向に移動
する個所に欠陥が存在することになるので、動画像から
動きベクトルを抽出し、ストライプ境界が逆方向に移動
した個所に欠陥が存在すると判断することにより、欠陥
を検出することが出来る。上記のように本実施例におい
ては、欠陥自体を検出するのではなく、欠陥によって生
じる明暗ストライプの境界の変化から欠陥を検出するよ
うに構成しているので、境界近くになければ受光画像に
映し出されないような角度の浅い欠陥でも正確に検出す
ることが出来る。
【0040】次に、欠陥検出処理の開始および終了のタ
イミングを決定する処理について説明する。この処理
は、受光画像の輝度情報を用いて被検査物体の有無を検
出するものであり、本実施例では、受光画像の輝度ヒス
トグラムを用いた場合について説明する。図22は、被
検査物体の検査ラインの概略を示す側面図である。図2
2に示すように、被検査物体14が検査ライン15上を
矢印方向へ移動する場合に、ビデオカメラ2の視野16
内に被検査物体がなければ、ビデオカメラ2には照明さ
れていない暗い背景が映るので、その輝度ヒストグラム
は図23(a)のようになり、ピーク値の位置が暗方向
に偏る。また、視野内に被検査物体14がある場合に
は、図23(b)のようになり、ピーク値の位置が明方
向に偏る。したがって輝度ヒストグラムのピーク値が発
生する輝度値が所定値以上か否かを判別することによっ
て被検査物体の有無を判定することが出来、その結果を
用いて欠陥検出処理の開始と終了の制御を自動的に行な
うことが出来る。例えば、被検査物体が「無」から
「有」に変化した時点で欠陥検出処理を開始し、「有」
から「無」に変化した時点で終了させればよい。上記の
ように構成すれば、被検査物体の有無を検出するための
特別なセンサを設ける必要がなく、欠陥検出用に設けら
れているビデオカメラの受光画像から被検査物体の有無
を確実かつ容易に検出し、被検査物体の存在する場合に
のみ欠陥検出処理を自動的に行なわせることが出来る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明において
は、動画像を画像処理して移動物体を検出することによ
って欠陥を検出するように構成しているので、ノイズに
よる誤検出や欠陥の位置、移動によって欠陥の検出漏れ
が発生するおそれがなくなると共に、被検査面が曲面の
場合でも受光画像上で一定の明暗パターンが得られるよ
うに照明装置を構成したことにより、被検査面が曲面の
場合においても正確に欠陥検出を行なうことが出来る、
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例図。
【図3】図2の実施例における画像処理装置5の一例の
ブロック図。
【図4】図2の実施例における照明装置1の一例の分解
斜視図。
【図5】図2の実施例における照明装置1の他の一例の
斜視図。
【図6】被検査物の表面上の欠陥を受光画像に映し出す
原理を示す図。
【図7】被検査物の表面上の欠陥を受光画像に映し出す
原理を示す図。
【図8】被検査表面が曲面の場合を説明するための図。
【図9】被検査面が曲面の場合における照明装置の第1
の実施例図。
【図10】被検査面が曲面の場合における照明装置の第
2の実施例図。
【図11】被検査面の曲率を検出する構成を示す図。
【図12】被検査面が曲面の場合における照明装置の第
3の実施例図。
【図13】被検査面が曲面の場合における照明装置の第
4の実施例図。
【図14】受光画像における明暗ストライプと欠陥とを
示す図。
【図15】被検査面が移動した場合における欠陥の移動
を示す図。
【図16】時点ftにおける画像と時点ft+1における画
像との差分画像から移動物体、すなわち欠陥を検出する
方法を示す図。
【図17】本発明の第1の実施例における演算処理を示
すフローチャート。
【図18】図17の処理における輝度信号波形を示す
図。
【図19】本発明の第2の実施例における演算処理を示
すフローチャート。
【図20】本発明の第3の実施例におけるストライプ境
界の変化を示す図。
【図21】図20における輝度信号波形の変化を示す
図。
【図22】被検査物体の検査ラインの概略を示す側面
図。
【図23】被検査物体の有無による輝度ヒストグラムの
変化を示す特性図。
【符号の説明】
1…照明装置 10…MPU 1a…光源 11…メモリ 1b…拡散板 12…D/A変
換器 1c…ストライプ板 13…欠陥 1d…背景 14…被検査物
体 2…ビデオカメラ 15…検査ライ
ン 3…被検査面 16…ビデオカ
メラの視野 4…カメラコントロールユニット 17、18…距
離センサ 5…画像処理装置 19…距離セン
サ用回路 6…ホストコンピュータ 20…照明制御
装置 7…モニタ 21、21’…
遮蔽板 8…バッファアンプ 22…遮蔽部材 9…A/D変換器 23…軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物体の被検査面に光を照射し、その
    被検査面からの反射光に基づいて受光画像を作成し、こ
    の受光画像に基づいて被検査面上の欠陥を検出する表面
    欠陥検査装置において、 撮像手段で得られる受光画像におけるストライプ模様の
    間隔が被検査面の曲率によらずほぼ均一になるように設
    定された不等間隔のストライプ模様を被検査面上に映し
    出す照明手段と、 上記被検査面を撮像し、受光画像を電気信号の画像デー
    タに変換する上記撮像手段と、 上記撮像手段で得られる受光画像が上記被検査面上を所
    定方向に所定速度で順次移動するように駆動する駆動手
    段と、 上記撮像手段で得られる時間的に異なる複数の画像、す
    なわち動画像から画像中の移動物体の少なくとも移動量
    を検出し、それに基づいて所定の移動条件の移動物体を
    欠陥であると判断する演算手段と、 を備えたことを特徴とする表面欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】上記照明手段は、明と暗とのストライプ模
    様の光を被検査面に向かって放射するものであり、か
    つ、上記ストライプ模様の間隔が、上記撮像手段の設置
    位置から最も遠い部分が最も大きく、中間部分が最も小
    さく、最も近い部分が両者の中間の大きさになるように
    設定され、上記撮像手段で得られる受光画像におけるス
    トライプ模様の間隔が被検査面の曲率によらずほぼ均一
    になるように設定されたものである、ことを特徴とする
    請求項1に記載の表面欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】上記照明手段は、明と暗とのストライプ模
    様の光を被検査面に向かって放射するものであり、か
    つ、被検査面の曲率を検出し、その曲率に応じて上記ス
    トライプ模様の間隔を不等間隔に変化させ、上記撮像手
    段で得られる受光画像におけるストライプ模様の間隔が
    被検査面の曲率によらずほぼ均一になるように設定する
    手段を備えたものである、ことを特徴とする請求項1に
    記載の表面欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】被検査物体の被検査面に光を照射し、その
    被検査面からの反射光に基づいて受光画像を作成し、こ
    の受光画像に基づいて被検査面上の欠陥を検出する表面
    欠陥検査装置において、 明と暗とのストライプ模様の光を被検査面に向かって放
    射し、かつ、被検査面の曲率を検出し、その曲率に応じ
    て被検査面に対する照明の角度を変化させ、撮像手段で
    得られる受光画像におけるストライプ模様の間隔が被検
    査面の曲率によらずほぼ均一になるように設定する手段
    を備えた照明手段と、 上記被検査面を撮像し、受光画像を電気信号の画像デー
    タに変換する上記撮像手段と、 上記撮像手段で得られる受光画像が上記被検査面上を所
    定方向に所定速度で順次移動するように駆動する駆動手
    段と、 上記撮像手段で得られる時間的に異なる複数の画像、す
    なわち動画像から画像中の移動物体の少なくとも移動量
    を検出し、それに基づいて所定の移動条件の移動物体を
    欠陥であると判断する演算手段と、 を備えたことを特徴とする表面欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】上記演算手段は、上記駆動手段における移
    動速度に対応した理論移動量と上記画像中の移動物体の
    移動量とが所定の誤差範囲内で一致する移動物体を欠陥
    であると判断するものである、ことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4の何れかに記載の表面欠陥検査装置。
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