JPH08282940A - エレベータの長時間停止警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 戸開釦や扉安全装置等に異物を押し付けて長
時間戸開状態にするのを検出して警報を発するエレベー
タの長時間停止警報装置を得る。 【構成】 かご操作盤の戸開釦、乗場釦または扉安全ス
イッチのいずれかによる戸開信号が入力されている間カ
ウント動作を継続するタイマー７Ａと、このタイマーの
設定時間後に動作し警報を発するオートアナウンス装置
７Ｂとを有する戸開警報装置７を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、マンション等の引越
し時等に戸開釦や扉安全装置に異物を押し付けて長時間
戸開状態でエレベータのかごを停止しているのを検出し
警報を出すエレベータの長時間停止警報装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、引越し等でエレベータを使用する
場合、荷物の搬入または搬出時にエレベータを停止させ
る必要がある。事務所ビル等では貨物用エレベータがあ
ることが多く、また、管理がしっかりしているのでよい
が、マンション等では貨物用エレベータもなく、管理人
不在のことがあるので、停止が容易では無く、引越業者
の知恵で種々の方法が実施されている。

【０００３】図１３と図１４はその代表的な例を示すか
ご操作盤の構成図とかご扉の扉安全装置部分を示す説明
図である。図１３において、３は操作盤スイッチボック
ス、４は戸開釦、５はかご押釦、８はかご操作盤、２８
は異物を示し、また、図１４において、２はかご扉、１
０は乗場扉、１３は乗場三方枠、１５はかご扉２の戸閉
側先端部付近の乗場扉１０との対向面で異物が挟まれる
のを検出することにより戸を反転させて戸開動作させる
扉安全装置、１６はかご敷居、１７は乗場敷居を示す。

【０００４】すなわち、図１３に示すように、荷物の搬
入または搬出する際、扉の全開時に、かご操作盤８に設
けられた戸開釦４に異物２８を押し付けるようにして戸
開釦４を継続押圧状態にしたり、また、図１４に示すよ
うに、扉の全開時に、扉安全装置１５とかご扉２との間
に異物２８を押し付けるようにして上記扉安全装置１５
を継続動作状態にするようにして、扉を開いたままとす
ることにより、引越し時のエレベータかごへの荷物の搬
入または搬出を可能にしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにして戸開釦４や扉安全装置１５等に異物２８を
押し付けて長時間戸開状態でエレベータのかごを停止し
たのでは、他の階で待っている利用者には解らず、迷惑
をかけることがあり、また、故障の原因となり他の機器
に損傷を与えることがある。

【０００６】また、故障監視装置付エレベータでは、故
障とこのような引越し時操作との判断がつかず、例えば
引越し時に戸開釦４に異物２８を押し付けて戸開状態で
長時間エレベータかごを停止させた時でも、故障発報を
し、これに応答して作業員が到着した時は引越しが完了
し正常運転に戻っている場合が多く、無駄な稼動が増え
改善が必要である。

【０００７】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、戸開釦や扉安全装置等
に異物を押し付けて戸開状態で長時間エレベータかごを
停止させるのを検出して警報を発することで使用者に知
らせることによりエレベータの運行を阻害させる防止す
ることができるエレベータの長時間停止警報装置を得る
ことを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの長時間停止警報装置は、かご操作盤の戸開釦、乗場
釦またはかご扉と乗場扉との間に異物が挟まれるのを検
出して戸開動作させる扉安全スイッチのいずれかによる
戸開状態が設定時間以上継続した時に警報を発する戸開
警報装置を備えたものである。

【０００９】また、上記戸開警報装置は、戸開釦、乗場
釦または扉安全スイッチのいずれかによる戸開信号の入
力が継続している間カウント動作を継続するタイマー
と、このタイマーの設定時間後に動作し警報を発する報
知手段とを備えたことを特徴とするものである。

【００１０】また、上記戸開警報装置のタイマーは、保
守専用スイッチによる戸開信号が入力された時はカウン
ト動作するのを解除することを特徴とするものである。

【００１１】また、上記戸開警報装置のタイマーは、警
報を発するための第１のタイマーの他に、この第１のタ
イマーの設定時間よりも長い設定時間が設定された第２
のタイマーを有し、この第２のタイマーは、設定時間を
経過しても上記戸開釦、乗場釦または扉安全スイッチの
いずれかによる戸開信号が継続して入力されている時に
故障検出信号を出力することを特徴とするものである。

【００１２】さらに、上記戸開警報装置は、コネクタを
介して任意の場所に取り付け取り外しが可能なことを特
徴とするものである。

【００１３】

【作用】この発明に係るエレベータの長時間停止警報装
置においては、かご操作盤の戸開釦、乗場釦またはかご
扉と乗場扉との間に異物が挟まれるのを検出して戸開動
作させる扉安全スイッチのいずれかによる戸開状態が設
定時間以上継続した時に警報を発する戸開警報装置を備
えたことにより、戸開釦や乗場釦または扉安全装置等に
異物を押し付けて長時間戸開状態でエレベータを停止さ
せるのを検出して警報を出し知らせることによってエレ
ベータの運行を阻害させる防止することができ、利用者
にかかる迷惑を最小限にするとともに無駄な稼動を防止
することができる。

【００１４】また、上記戸開警報装置は、戸開釦、乗場
釦または扉安全スイッチのいずれかによる戸開信号の入
力が継続している間カウント動作を継続するタイマー
と、このタイマーの設定時間後に動作し警報を発する報
知手段とを備えたことにより、設定時間の間戸開状態が
継続されているのを確実に検出することができ、警報を
発することができる。

【００１５】また、上記戸開警報装置のタイマーは、保
守専用スイッチによる戸開信号が入力された時はカウン
ト動作するのを解除するようにしたので、長時間戸開状
態になる保守運転時に警報が誤って出力されるのを防止
できる。

【００１６】また、上記戸開警報装置のタイマーは、警
報を発するための第１のタイマーの他に、この第１のタ
イマーの設定時間よりも長い設定時間が設定された第２
のタイマーを有し、この第２のタイマーは、設定時間を
経過しても上記戸開釦、乗場釦または扉安全スイッチの
いずれかによる戸開信号が継続して入力されている時に
故障検出信号を出力するようにしたので、実故障を確実
に検出して故障発報するのを可能にする。

【００１７】さらに、上記戸開警報装置は、コネクタを
介して任意の場所に取り付け取り外しが可能にしたの
で、固定設置することなく任意の場所に必要に応じて取
り付けることができ、複数の戸開警報装置を固定設置す
ることによる価格上昇を防ぐことができる。

【００１８】

【実施例】

実施例１．図１は実施例１に係るエレベータの長時間停
止警報装置を示す構成図である。図１において、７はか
ご操作盤８の中に設けられた実施例１に係る戸開警報装
置で、この戸開警報装置７は、図２に示す戸開釦４から
の戸開釦信号１８、図３に示す乗場押釦からの乗場釦信
号１９、図４に示す扉安全装置の扉安全スイッチからの
扉安全スイッチ信号２０のいずれかの入力に基づてカウ
ント動作を開始し、入力が継続して戸開状態が継続して
いる間カウント動作を継続するタイマー７Ａと、このタ
イマー７Ａのタイムアウト（設定時間経過）後に警報を
発する報知手段としてのオートアナウンス装置７Ｂとを
備えており、オートアナウンス装置装置７Ｂの出力はイ
ンターフォンスピーカー６に接続されている。

【００１９】ここで、上記戸開釦信号１８は、図２に示
すかご操作盤８の戸開釦４から発せられる。すなわち、
図２はかご室の正面図を示し、１はかご室、２はかご
扉、３は操作盤スイッチボックス、４は戸開釦、５はか
ご押釦、６はインターフォンスピーカー、７は戸開警報
装置、８はかご操作盤、９はかご位置表示器であり、か
ご室１内に設けられたかご操作盤８の戸開釦４に異物２
８を押し付けて押圧状態とすることにより、上記戸開釦
信号１８が発せられる。

【００２０】また、上記乗場釦信号１９は、図３に示す
乗場押釦１１から発せられる。すなわち、図３は乗場正
面図を示し、１０は乗場扉、１１は乗場押釦、１２は乗
場位置表示器を示し、乗場に設けられた乗場押釦１１に
異物２８を押し付けて押圧状態とすることにより、上記
乗場釦信号１９が発せられる。

【００２１】さらに、上記扉安全スイッチ信号２０は、
図４に示す扉安全装置の扉安全スイッチから発せられ
る。すなわち、図４はかご扉の戸閉構成の説明図を示
し、１３は乗場三方枠、１４は扉安全装置１５の扉安全
スイッチ、１６はかご敷居、１７は乗場敷居を示し、か
ご扉２と乗場扉１０との間に異物２８が挟まれたとき
に、上記扉安全装置１５の扉安全スイッチ１４がこれを
検出して検出信号を送出し戸開動作させるようになされ
ている。

【００２２】次に、図１に示す実施例１に係る戸開警報
装置７の動作を説明する。図２に示すかご操作盤８の戸
開釦４、図３に示す乗場押釦１１または図４に示す扉安
全スイッチ１４のいずれかに異物２８を押し付けて戸開
状態を継続させた場合、戸開警報装置７に該当する戸開
釦信号１８、乗場釦信号１９または扉安全スイッチ信号
２０のいずれかの信号が継続して入力される。

【００２３】このいずれかの信号が入ると、戸開警報装
置７のタイマー７Ａはカウント動作を開始し、該入力信
号が継続している間、カウント動作が継続され、ある一
定時間を経過すると、タイマー７Ａがタイマー満了によ
り出力を送出し、これにより、オートアナウンス装置７
Ｂを動作させ、インターフォンスピーカー６より警報ア
ナウンスを流して使用者に知らせ、異物２８を取り外す
ように促す。

【００２４】これにより、戸開釦４、乗場押釦１１また
は扉安全スイッチ１４のいずれかに異物２８を押し付け
て長時間戸開きをすること防止することができる。な
お、戸開警報装置７の設置場所は、かご操作盤８の中の
他に、かご上またはエレベータの機械室等設置し易いと
ころでも良い。

【００２５】実施例２．次に、図５は実施例２に係るエ
レベータの長時間停止警報装置を示す構成図である。上
述した図１に示す実施例１の戸開警報装置７では、戸開
釦４、乗場押釦１１または扉安全スイッチ１４に異物２
８を押し付けて戸開状態にした場合に、タイマー７Ａが
カウントを開始するようにしたが、同様にして故障や修
理等で長時間戸開状態にする場合もあり得る。

【００２６】この実施例２では、このような場合に警報
が誤って出力されるのを防止するもので、その一例とし
て、図６に示す如く、かご操作盤８の操作盤スイッチボ
ックス３の中にある保守専用スイッチ３０を操作して、
継続戸開状態にする場合を想定している。

【００２７】すなわち、図５に示す戸開警報装置７にお
いて、タイマー７Ａは、保守専用スイッチ３０による保
守専用スイッチ信号２３が入力された時はカウント動作
するのを解除するようにして、長時間戸開状態になる保
守運転時に警報アナウンスが誤って出力されるのを防止
するようにしている。

【００２８】実施例３．次に、図７は実施例３に係るエ
レベータの長時間停止警報装置を示す構成図である。エ
レベータには、故障を自動的に検出して管理会社等に発
報する装置を設けることが多く、戸開釦４、乗場押釦１
１または扉安全スイッチ１４に異物２８を押し付けて長
時間戸開状態にした場合は、警報アナウンスを流し、そ
れでも異物２８の除去がなされない場合は、故障として
検出し発報を行うのが好ましい。

【００２９】この実施例３では、このような場合に対処
するもので、図７に示す如く、戸開警報装置７内に、上
述した警報を発するタイマー７Ａの他に、該タイマー７
Ａを第１のタイマー７Ａ１とするのに対し、このタイマ
ー７Ａ１の設定時間よりも長い設定時間が設定された第
２のタイマー７Ａ２を備え、このタイマー７Ａ２によ
り、設定時間を経過しても上記戸開釦４、乗場押釦１１
または扉安全スイッチ１４に押し付けた異物２８が除去
されずまたは故障し継続してそれらいずれかの信号が入
力されている場合に、故障検出信号２４として出力し外
部発報させるようにしている。

【００３０】これにより、実故障の場合の発報が可能と
なり、発報以前に警報アナウンスを流すので、異物２８
をしていた場合でも警報に気づき異物２８を除去する場
合には故障発報による無駄な出動を減少させることがで
きる。また、同様の機能として故障検出装置があるエレ
ベータには、特に戸開警報装置７に第２のタイマー７Ａ
２を設けなくても、第１のタイマー７Ａ１より異なる２
つの設定時間を有して、警報と故障検出に基づく発報の
両者の機能が得られる。

【００３１】実施例４．次に、図８は実施例４に係るエ
レベータの長時間停止警報装置を示す構成図である。上
記戸開釦４、乗場押釦１１または扉安全スイッチ１４に
異物２８を押し付けて継続戸開状態にすることは、マン
ションの新築時の引越し等をする場合に多く、上述した
戸開警報装置７をエレベータ全数に取り付けることは価
格アップになり、好ましくない。

【００３２】この実施例４では、これに対処するもの
で、エレベータにコネクター２５を設け、戸開警報装置
７を取外し可能とする。これにより、取付け必要な現場
のみ取付けが可能となるので、価格アップが防げる。な
お、コネクター２５はかご室の周辺、エレベータの機械
室内、取付けが容易な場所に設置できることで取付けも
容易になる。

【００３３】実施例５．上述した実施例４までは、警報
アナウンスにインターフォンスピーカー６を利用した
が、インターフォンスピーカー６には種類があり、全て
が流用できない場合がある。この実施例５では、図９に
示す如く、オートアナウンス装置７Ｂの代わりにブザー
駆動装置７Ｃ、インターフォンスピーカー６の代わりに
フザー２６を使用する場合を示す。フザー２６は利用し
やすく、フザーが無ないエレベータでも容易に追加設置
ことができ、これにより、本発明の適用範囲が拡大され
る。

【００３４】実施例６．また、上述した実施例５の代案
として、この実施例６では、図１０に示す如く、インタ
ーフォンスピーカー６の代わりに戸開警報装置７の中に
内蔵スピーカー７Ｄを取り付けたものである。これによ
り、エレベータに取り付いているインターフォンスピー
カー６の種類に関係なく容易に設置が可能である。上述
した実施例５は取付けやすい利点があるが、設置箇所が
限定される欠点があり、この実施例６ではこれを解消で
きる。

【００３５】実施例７．上述した実施例５では、フザー
２６を使用しているが、人によってはフザー２６が鳴動
している理由がわかり難いことがある。この実施例７で
は、これを解消するためのもので、図１１に示す如く、
戸開警報装置７の中にフリッカー装置７Ｅを設け、乗場
押釦１１または戸開釦４に異物２８を押し付けた場合に
は、フザー２６を断続的に鳴動するとともに該当の乗場
押釦ランプ２７または戸開釦ランプ２８を点滅させる。
これにより、異物２８を押し付けた利用者はフザー２６
が鳴動している意味が判断し易く、異物２８の除去の判
断を促進させることができる。なお、この場合、ブザー
２６は断続音ではなく、連続音にしてもよい。

【００３６】実施例８．上述した実施例７に対し、この
実施例８では、図１２に示す如く、戸開警報装置７の中
に第３のタイマー７Ａ３を設け、ブサー２６の鳴動にア
クセントをつけたものである。すなわち、第１のタイマ
ー７Ａ１がタイム満了してフザー２６を断続的に鳴動さ
せ、該当の乗場押釦ランプ２７または戸開釦ランプ２８
を点滅するが、それでも異物２８を除去しない場合は、
第３のタイマー７Ａ３がタイムカウントを行い、タイム
満了すると、フザー２６を断続音から連続音に変化させ
て、利用者に異物２８の除去を促進させるものである。
なお、アクセントはフザー２６の音量の変化等でもよ
い。

【００３７】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、かご
操作盤の戸開釦、乗場釦またはかご扉と乗場扉との間に
異物２８が挟まれるのを検出して戸開動作させる扉安全
スイッチのいずれかによる戸開状態が設定時間以上継続
した時に警報を発する戸開警報装置を備えたことによ
り、戸開釦や乗場釦または扉安全装置等に異物を押し付
けて長時間戸開状態でエレベータを停止させるのを検出
して警報を出し知らせることによってエレベータの運行
を阻害させる防止することができ、利用者にかかる迷惑
を最小限にするとともに無駄な稼動を防止することがで
きるという効果がある。

【００３８】また、上記戸開警報装置は、戸開釦、乗場
釦または扉安全スイッチのいずれかによる戸開信号の入
力が継続している間カウント動作を継続するタイマー
と、このタイマーの設定時間後に動作し警報を発する報
知手段とを備えたことにより、設定時間の間戸開状態が
継続されているのを確実に検出することができ、警報を
発することができるという効果がある。

【００３９】また、上記戸開警報装置のタイマーは、保
守専用スイッチによる戸開信号が入力された時はカウン
ト動作するのを解除するようにしたので、長時間戸開状
態になる保守運転時に警報が誤って出力されるのを防止
できるという効果がある。

【００４０】また、上記戸開警報装置のタイマーは、警
報を発するための第１のタイマーの他に、この第１のタ
イマーの設定時間よりも長い設定時間が設定された第２
のタイマーを有し、この第２のタイマーは、設定時間を
経過しても上記戸開釦、乗場釦または扉安全スイッチの
いずれかによる戸開信号が継続して入力されている時に
故障検出信号を出力するようにしたので、実故障を確実
に検出して故障発報するのを可能にすることができると
いう効果がある。

【００４１】さらに、上記戸開警報装置は、コネクタを
介して任意の場所に取り付け取り外しが可能にしたの
で、固定設置することなく任意の場所に必要に応じて取
り付けることができ、複数の戸開警報装置を固定設置す
ることによる価格上昇を防ぐことができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施例１に係る戸開警報装置のシ
ステム構成図である。

【図２】 この発明の説明に供するかご室正面図であ
る。

【図３】 この発明の説明に供する乗場正面図である。

【図４】 この発明の説明に供する扉安全装置部分を示
す扉関係図である。

【図５】 この発明の実施例２に係る戸開警報装置のシ
ステム構成図である。

【図６】 この発明の実施例２の説明に供するかご室正
面図である。

【図７】 この発明の実施例３に係る戸開警報装置のシ
ステム構成図である。

【図８】 この発明の実施例４に係る戸開警報装置のシ
ステム構成図である。

【図９】 この発明の実施例５に係る戸開警報装置のシ
ステム構成図である。

【図１０】 この発明の実施例６に係る戸開警報装置の
システム構成図である。

【図１１】 この発明の実施例７に係る戸開警報装置の
システム構成図である。

【図１２】 この発明の実施例８に係る戸開警報装置の
システム構成図である。

【図１３】 従来の問題点を説明するためのかご操作盤
の構成図である。

【図１４】 従来の問題点を説明するための扉安全装置
部分を示す扉関係図である。

【符号の説明】

２ かご扉、４ 戸開釦、７ 戸開警報装置、７Ａ タ
イマー、７Ａ１ 第１のタイマー、７Ａ２ 第２のタイ
マー、７Ｂ オートアナウンス装置、７Ｄ 内蔵スピー
カー、８ かご操作盤、１０ 乗場扉、１１ 乗場押
釦、１４ 扉安全スイッチ、１５ 扉安全装置、１８
戸開釦信号、１９ 乗場釦信号、２０ 扉安全スイッチ
信号、２３ 保守専用スイッチ信号、２４ 故障検出信
号、２５ コネクター、２６ ブザー、２８ 異物、３
０ 保守専用スイッチ。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 かご操作盤の戸開釦、乗場釦またはかご
   扉と乗場扉との間に異物が挟まれるのを検出して戸開動
   作させる扉安全スイッチのいずれかによる戸開状態が設
   定時間以上継続した時に警報を発する戸開警報装置を備
   えたエレベータの長時間停止警報装置。
2. 【請求項２】 上記戸開警報装置は、戸開釦、乗場釦ま
   たは扉安全スイッチのいずれかによる戸開信号が入力さ
   れている間カウント動作を継続するタイマーと、このタ
   イマーの設定時間後に動作し警報を発する報知手段とを
   備えたことを特徴とする請求項１記載のエレベータの長
   時間停止警報装置。
3. 【請求項３】 上記戸開警報装置のタイマーは、保守専
   用スイッチによる戸開信号が入力された時はカウント動
   作するのを解除することを特徴とする請求項２記載のエ
   レベータの長時間停止警報装置。
4. 【請求項４】 上記戸開警報装置のタイマーは、警報を
   発するための第１のタイマーの他に、この第１のタイマ
   ーの設定時間よりも長い設定時間が設定された第２のタ
   イマーを有し、この第２のタイマーは、設定時間を経過
   しても上記戸開釦、乗場釦または扉安全スイッチのいず
   れかによる戸開信号が継続して入力されている時に故障
   検出信号を出力することを特徴とする請求項２または３
   記載のエレベータの長時間停止警報装置。
5. 【請求項５】 上記戸開警報装置は、コネクタを介して
   任意の場所に取り付け取り外しが可能なことを特徴とす
   る請求項１ないし４のいずれかに記載のエレベータの長
   時間停止警報装置。