JPH08281671A - 樹脂成形体の成形金型とその離型・型組台車 - Google Patents

樹脂成形体の成形金型とその離型・型組台車

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JPH08281671A
JPH08281671A JP9241995A JP9241995A JPH08281671A JP H08281671 A JPH08281671 A JP H08281671A JP 9241995 A JP9241995 A JP 9241995A JP 9241995 A JP9241995 A JP 9241995A JP H08281671 A JPH08281671 A JP H08281671A
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JP
Japan
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mold
die
molding
product
release
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Application number
JP9241995A
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English (en)
Inventor
Akio Kusaura
章雄 草浦
Fumihiro Uesugi
文博 上杉
Tsugio Nishimura
次男 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型が縦向き或いは傾斜保持でき、離型・型
組・清掃が簡単にできる金型と離型・型組台車を得る。 【構成】 離型・型組台車16は、上型1a、下型1b
をベース40上に互いに対向して設けられ、固定側下部
支持台43、移動側下部支持台45上の駆動側上部支持
台48のピン51と、従動側上部支持台55のピン58
で保持し、金型回転駆動モータ53により上型1a、下
型1bともに回転傾動可能にした。上型1aは、下型1
bと当接する方向で移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱硬化性樹脂、例え
ば、エポキシ樹脂を用いた高電圧用樹脂成形体の成形金
型とその離型・型組台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1、図2は例えば特開平5−3256
95号公報に示された金型の断面図、装置の斜視図を示
すものであり、図1において、1は金型、1aは上型、
1bは下型であり金型1の外周に所定の間隔を隔てて設
けてあるボルト(図示せず)にて上下金型を型締めす
る。2は金型上部に設けられた樹脂注入口、3は製品の
中央に埋設される導体接続金具、4は製品の外周に所定
の間隔を隔てて埋設されるボルト挿通孔金具である。5
は上型1aの外周に所定の間隔を隔てて設けてある金型
離型用ボルトであり、6は下型1bの外周に所定の間隔
を隔てて設けてある金型離型用ボルトである。図2にお
いて、7は金型1を縦向きに保持し、移動可能なトレ
イ、8は金型1を挟持・加熱するための挟持・加熱装置
であり、熱板9で金型1を予熱・加熱し一次硬化(離型
可能な機械強度まで硬化)させる。10はピストンで金
型1に熱板9を挟持させる。
【0003】次に注型方法について説明する。金型1に
導体接続金具3及び、ボルト挿通孔金具4をセットし、
金型1の外周に設けてあるボルトにより下型1bと上型
1aを型締めし、型組を完了する。型組した金型1をト
レイ7に縦向きに保持し、挟持・加熱装置8のピストン
10で金型1と熱板9を挟持し金型1の予熱をする。金
型1を挟持・加熱装置8より取り外し、上記予熱済みの
金型1を真空チャンバー(図示せず)に収容し、真空チ
ャンバー内を減圧後、熱硬化性樹脂を金型1の上部に設
けられた樹脂注入口2より金型1に熱硬化性樹脂を注入
する。金型1への樹脂注入が終了すれば、真空チャンバ
ーより金型1を取り出し、再度挟持・加熱装置8のピス
トン10で金型1と熱板9を挟持し、金型を熱板9で加
熱し一次硬化(離型可能な機械強度まで硬化)させる。
硬化を終了した金型1は、挟持・加熱装置8から取り外
し、離型・型組ステーション(図示せず)で、金型1を
縦向きに保持した状態で型締めしているボルトを取り外
し、上型1aの金型離型用ボルト5を下型1bの押圧方
向に回転させ、下型1bと上型1aを離型する。次に、
下型1bの製品離型用ボルト6を製品の押圧方向に回転
させ、下型1bから製品を離型する。離型した製品は、
二次硬化炉(図示せず)を搬入し二次硬化を行う。離型
後の金型1は、金型1を縦向き状態のままで再度型組み
する。その後の工程は上記の繰り返しである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の注
入方法では、円錐形状をしたスペーサの円錐部のテーパ
がきついような製品については、金型をある一定角度に
傾動保持し、一部硬化させなければならないが、従来の
注形方法では樹脂注入時金型内部に発生した気泡が抜き
きれず、残ったままの状態で残留し、製品品質上悪影響
を及ぼしていた。また、従来の離型方法では、金型の外
周にあるボルトを1本ずつ対抗させながら回すため、金
型と製品がこじるため、離型しにくいという問題があっ
た。更に、縦向きのため、製品の倒れ防止の保持装置が
必要であった。金型の清掃時は、縦向きの状態となった
上型、下型の限られたスペースの中に入り清掃しなけれ
ばならず、清掃がやりにくく、また、大変危険な作業で
あった。
【0005】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、金型の材料注入時、一次硬化時に
ついては、縦向き、或いは傾斜保持、金型の離型・型組
時については縦向き保持、金型からの製品の離型時につ
いては水平保持にし、離型が簡単にできる。また、離型
・型組台車を容易に移動可能にすることにより、あらゆ
る場所での離型・型組が可能となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる成形金
型は、各種形状をした2分割、或いは、3分割金型に保
持金具を取り付け、共通のトレイで金型の保持ができる
ようにした。
【0007】この発明に係わる成形金型は、トレイ、保
持金具は傾斜保持用と縦向き保持用ともに共通である
が、その取付位置により傾斜保持或いは、縦向き保持が
できるようにしたものである。
【0008】この発明に係わる成形金型は、下型のキャ
ビティ部に加圧空気が供給できるようにしたものであ
る。
【0009】この発明に係わる金型は、上型のキャビテ
ィ部に加圧空気が供給できるようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明に係わる離型台車は、製品の金型から
の離型の際、金型を水平(製品が落ちる方向)に回転傾
動できるようにしたものである。
【0011】この発明に係わる離型台車は、製品を金型
から取り出した後の金型の清掃の際、金型のキャビティ
部が外側になるような位置に回転傾動できるようにした
ものである。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について図につい
て説明する。図1は本発明の一実施例の金型を型組みし
た状態を示す断面図であり、1〜4は従来例と同一であ
り、11は下型1bに設けた下型1bと製品の間に加圧
空気を供給/停止するためのバルブであり、12は上型
1aに設けた上型1aと製品の間に加圧空気を供給/停
止するためのバルブである。加圧空気は金型の複数個所
から供給される。(例えば、中央部、キャビティ部等複
数個所)図2は傾斜保持金型1をトレイに保持させた状
態を示す図であり、図3は縦向き保持金型1をトレイに
保持させた状態を示す図である。14a、14bは金型
1に取り付けてある保持金具15を係合保持するための
溝である。図4は図3の側面図である。図5は本発明に
おいて使用する製造ラインの一例を示す平面図。図6は
図5の側面図である。図5、図6において、16は離型
・型組台車、18はトレイ7への金型1の着脱及び、コ
ンベヤ20を設けたトラバース台車19とのトレイ7の
授受のため上下に移動可能なテーブルリフターであり、
コンベヤ18aを設けてある。21はコンベヤ22を設
けた金型1を予熱するための予熱炉。23はコンベヤ2
4を設けた金型1に注入された熱硬化性樹脂を硬化させ
るための硬化炉、25はコンベヤ26を設け、金型1を
収容時に内部を真空にすることができる樹脂注入タン
ク。27は予熱炉21と樹脂注入タンク25或いは、樹
脂注入タンク25と硬化炉23との金型1の授受をする
ためのトラバース台車であり、コンベヤ28を設けてい
る。
【0013】図7は型組直前の金型1を離型・型組台車
16に保持した状態を示す。図7(A)は縦向き保持金
型1を保持したもの、図7(B)は傾斜保持金型1を保
持したものである。図8は図7の右側面図であり、図
7、図8において、40はベース、41はベース40の
上面に設けられたガイドレール、42はベース40の下
部に取り付けられた転がり軸受であり、離型・型組台車
を容易に全方向移動可能にしている。43はベース40
の一端上面に固定された固定側下部支持台、44aは固
定側下部支持台43の上面に所定の間隔をおいて設けら
れたガイドレール、45は移動側下部支持台で底面にガ
イドレール41と嵌合支持される案内部46と、上面に
所定の間隔をおいて設けられたガイドレール44bを有
する。48は駆動側上部支持台で、その底面にガイドレ
ール44b(固定側下部支持台43の場合はガイドレー
ル44a)と嵌合支持される案内部49と底面中央部の
突出部に設けられたネジ孔50を持ち、円周方向の2カ
所に金型1の保持金具15の穴と嵌合するピン51を設
けた軸52を支持する。53は駆動側上部支持台48の
上面に固定され、ベルト54により軸52と連結され回
転させる金型回転駆動モータである。55は従動側上部
支持台でその底面にガイドレール44b(固定側下部支
持台43の場合はガイドレール44a)と嵌合支持され
る案内部56と底面中央部の突出部に設けられたネジ孔
57を持ち、金型1の保持金具15の穴と嵌合するピン
58を設けた軸59を支持する。60は駆動ネジであり
移動側下部支持台45に設けられたネジ孔47にねじ込
まれ、一端部をカサ歯車61を介してシャフト62に連
結されて、更に、プーリー63、ベルト64を介して移
動駆動モータ65に連結されて、移動側下部支持台45
を図7の左右方向に移動させる。66は駆動ネジで、駆
動側上部支持台48及び従動側上部支持台55に設けら
れたネジ孔50及びネジ孔57にねじ込まれ、一端部を
ベルト68を介して移動駆動モータ69に連結されて、
駆動側上部支持台48及び従動側上部支持台55を図8
の左右方向に移動させる。図9は金型1を離型・型組台
車で型組みした状態及び、離型直前の状態を示す。図9
(A)は縦向き保持金型1、図9(B)は傾斜保持金型
1である。図10は離型・型組台車16で金型1をトレ
イ7に保持された状態及び、トレイ7に保持された金型
1を離型・型組台車16で保持する直前の状態を示し、
図10(A)は縦向き保持金型1、図10(B)は傾斜
保持金型1である。図11は離型・型組台車16で金型
を離型した状態を示す図で図11(A)は縦向き保持金
加型、図11(B)は傾斜保持の金型である。図12は
一次硬化体を離型する直前状態を示す図で、図12
(A)は縦向き保持の金型、図12(B)は傾斜保持の
金型である。図13は金型1の清掃時の状態を示す図
で、図13(A)の縦向き保持の金型、図13(B)は
傾斜保持の金型である。
【0014】次に作用、動作について説明する。図5、
図6は本発明において使用する製造ラインの一例を示す
平面図及び側面図である。本発明の熱硬化性樹脂の注型
方法は、予熱炉21で予熱されたトレイ7に保持された
金型1を予熱炉21のコンベヤ22とトラバース台車2
7のコンベヤ28によりコンベヤ26によりトラバース
台車27に移動させ、トラバース台車27を樹脂注入タ
ンク25の位置に移動する→ トラバース台車27のコンベヤ28と樹脂注入タンク2
5のコンベヤ26により、金型1を樹脂注入タンク25
に収容し、真空にした状態で熱硬化性樹脂を注入する→ 金型1を樹脂注入タンク25のコンベヤ26とトラバー
ス台車27のコンベヤ28により注入タンク25からト
ラバース台車27に移動させ、硬化炉23の位置に移動
する→ トラバース台車27のコンベヤ28と硬化炉23のコン
ベヤ24により金型1を硬化炉23内に収容し、加熱し
て熱硬化性樹脂を一次硬化(離型可能な機械的強度まで
硬化)させる→ 硬化炉23のコンベヤ24とトラバース台車19のコン
ベヤ20により硬化炉23からトラバース台車19に金
型1を移動させ、テーブルリフタ18の位置に移動する
→ テーブルリフタ18をトラバース台車19の高さに合わ
せ、トラバース台車19のコンベヤ20とテーブルリフ
タ18のコンベヤ18aにより、金型1をトラバース台
車19からテーブルリフタ18に移動させる→ 離型・型組台車16が金型1を保持できる高さにテーブ
ルリフタ18を合わせ、金型1を離型・型組台車16で
保持し、テーブルリフタ18を下げて金型1からトレイ
7を分離する→ 金型1を離型・型組台車16に保持したまま離型・型組
場に移動し、一次硬化体を離型し・金型1を再組立する
工程等からなる循環流れと、離型した一次硬化体を二次
硬化させ、冷却のうえ製品とする流れとなる。
【0015】図7は型組直前の金型1を離型・型組台車
に保持した状態を示しており、図7(A)は縦向き保持
の金型1を保持した状態を示し、図7(B)は傾斜保持
の金型1を保持しており、下型1bの保持金具15は金
型1を垂直にした状態で、傾斜保持の角度と同一角度で
取り付けられている。この状態で、導体接続金具3とボ
ルト挿通孔金具4を下型1bにセットし、移動駆動モー
タ65を駆動し、ベルト64、プーリー63を介し連結
されたシャフト62を回転させる、更に、カサ歯車61
を介して駆動ネジ60が回転されることにより、移動側
下部支持台45を駆動ネジ60の軸方向に移動させ、上
型1aを下型1bに当接させると図9の状態となる。こ
の状態で、金型1の外周に所定の間隔を隔てて設けてあ
るボルト(図示せず)にて上下金型を型締めする。
【0016】図10は離型・型組台車で金型をトレイに
保持させる際の支持姿勢を示す図で、図10(A)は縦
向き保持金型1、図10(B)は傾斜保持金型1であ
り、型組が終了した金型1を保持した離型・型組台車1
6をトレイ7が載置されているテーブルリフタ18の位
置まで移動する。図10(A)の金型1が縦向き保持さ
れている離型・型組台車16の場合は、テーブルリフタ
18を上昇させトレイ7の溝14aが下型1bの保持金
具15に係合し、溝14bが上型1aの保持金具15に
係合し、金型1をトレイ7に保持する。次に、下型1b
と上型1aの保持金具15の穴に嵌合した移動側下部支
持台45上の駆動側上部支持台48のピン51と、従動
側上部支持台55のピン58の嵌合を解除させるため、
固定側下部支持台43と移動側下部支持台45に取り付
けられた移動駆動モータ69を駆動し、ベルト68を介
して連結された駆動ネジ66を回転させる。図10
(B)の金型1が傾斜保持されている離型・型組台車1
6の場合は、上型1aの保持金具15の穴に嵌合した移
動側下部支持台45上の駆動側上部支持台48のピン5
1と、従動側上部支持台55のピン58の嵌合を解除さ
せるため、移動側下部支持台45に取り付けられた移動
駆動モータ69を駆動し、ベルト68を介して連結され
た駆動ネジ66を回転させる。次に、金型1の傾斜保持
角度分だけ傾斜している下型1bの保持金具15を垂直
にするため、駆動側上部支持台48に取り付けてある金
型回転駆動モータ53を駆動しベルト54を介して連結
された軸52を回転する。この状態でテーブルリフタ1
8を上昇させトレイ7の溝14bが下型1bの保持金具
15に係合し、金型1がトレイ7に傾斜保持される。次
に、下型1bの保持金具15の穴に嵌合した固定側下部
支持台43上の駆動側上部支持台48のピン51と、従
動側上部支持台55のピン58の嵌合解除させるため、
固定側下部支持台43に取り付けられた移動駆動モータ
69を駆動し、ベルト68を介して連結された駆動ネジ
66を回転させる。
【0017】テーブルリフタ18→トラバース台車19
→予熱炉21→トラバース台車27→樹脂注入タンク2
5→トラバース台車27→硬化炉23→トラバース台車
19→テーブルリフタ18の金型1の流れについては上
記説明済みのため省略する。テーブルリフタ18上の、
樹脂を注入され、トレイ7に保持された金型1を離型・
型組台車16で保持するための動作については、図10
(A)、(B)にて説明済みの逆動作のため省略する。
図9は離型直前の離型・型組台車に保持された金型1の
状態を示す。図9(A)は縦向き保持の金型、図9
(B)は傾斜保持の金型であり、離型の際は、上下金型
を型締めしてある金型1の外周に所定の間隔を隔てて設
けてあるボルト(図示せず)を外す。次に、上型1aに
設けてあるバルブ12に加圧ホースを連結し、バルブ1
2を開いて加圧空気を一次硬化体と上型1aの間に供給
することで上型1aと一次硬化体、下型1bと上型1a
の離型をする。次に、移動駆動モータ65を駆動し、ベ
ルト64、プーリー63を介し連結されたシャフト62
を回転させる、更に、カサ歯車61を介して駆動ネジ6
0が回転されることにより、移動側下部支持台45を駆
動ネジ60の軸方向に移動させ、下型1bと上型1aを
完全に離型する。この状態を図11に示す。図11
(A)は縦向き保持の金型、図11(B)は傾斜保持の
金型の離型状態を示す。
【0018】図12は一次硬化体を離型する直前状態を
示す図。図12(A)は縦向き保持金型、図12(B)
は傾斜保持の金型。図11の状態から図12の状態への
動作については、駆動側上部支持台48に取り付けてあ
る金型回転駆動モータ53を駆動しベルト54を介して
連結された軸52を回転し、下型1bのキャビティ部が
下を向くように下型1bを水平にする。次に下型1bか
らの一次硬化体の離型については、下型1bに設けてあ
るバルブ12に加圧ホースを連結し、バルブ12を開い
て加圧空気を一次硬化体と下型1bの間に供給すること
で下型1bと一次硬化体を離型する。離型して落下する
一次硬化体は受け台(図示せず)にて保持する。
【0019】図13は金型1の清掃時の状態を示す図、
図13(A)は縦向き保持の金型、図13(B)は傾斜
保持の金型。図12の状態から図13の状態への動作に
ついては、駆動側上部支持台48に取り付けてある金型
回転駆動モータ53を駆動しベルト54を介して連結さ
れた軸52を回転し、上型1a及び下型1bのキャビテ
ィ部が外側を向くようにする。
【0020】なお、上記実施例では上型1aと下型1b
とからなる2分割の成形金型の場合について説明した
が、例えば、図14に示すように3分割からなる異形状
成形金型でもよい。即ち、図14(A)、(B)は3分
割からなる異形状成形金型とその金型でできる製品を示
す正面図及び側面図であり、100は製品、101aは
金型1、101bは金型2、101cは金型3、7はト
レイ、14aは金型2、101bの側面に取付けてある
保持金具15を係合するための溝であり、上記実施例と
同様の効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上説明のように構成した
ので、以下に示すような効果を有する。離型・型組台車
に適用可能な金型は、異形状の金型であっても両端部に
金型を保持する保持金具を取り付けるだけで適用でき、
また、単純な2分割金型であれ適用できる。更に、トレ
イを共通化することができる。
【0022】金型の保持金具の金型への取り付け角度を
変えることにより、金型の傾斜角度を容易に変えること
ができる。
【0023】下型キャビティ部、及び、上型キャビティ
部に加圧空気を供給するようにしたため容易に離型する
ことができる。
【0024】下型からの一次硬化体の離型時に下型を水
平(一次硬化体が落ちる方向)にできるため、重力を利
用し離型することができる。
【0025】金型の清掃時に金型のキャビティ部を外側
にできるため、容易に清掃ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による金型の断面図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例による傾斜保持金型をトレ
イに保持させた状態を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例による縦向き保持金型をト
レイに保持させた状態を示す図である。
【図4】 図3の側面図である。
【図5】 本発明において使用する製造ラインの一例を
示す平面図である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 本発明の一実施例による金型を離型・型組台
車に保持した状態を示す図である。
【図8】 図7の右側面図である。
【図9】 本発明の一実施例による金型を離型・型組台
車で型組みした状態及び、離型直前の状態を示す図であ
る。
【図10】 本発明の一実施例による離型・型組台車で
金型をトレイに保持させた状態及び、トレイ7に保持さ
れた金型1を離型・型組台車16で保持する直前の状態
を示す図である。
【図11】 本発明の一実施例による離型・型組台車で
金型を離型した状態を示す図である。
【図12】 本発明の一実施例による一次硬化体を離型
する直前状態を示す図である。
【図13】 本発明の一実施例による金型1の清掃時の
状態を示す図である。
【図14】 本発明の一実施例による異形状成形金型を
示す図である。
【図15】 従来の金型の断面図である。
【図16】 従来の装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 金型 1a 上型 1b 下型 7 トレイ 15 保持金具 16 離型・型組台
車 40 ベース 42 転がり軸受け 43 固定側下部支持台 45 移動側下部支
持台 48 駆動側上部支持台 51 ピン 53 金型回転駆動モータ 55 従動側上部支
持台 58 ピン 100 製品 101a 金型1 101b 金型2 101c 金型3

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂を注入する上型と下型とか
    らなる成形金型と、該成形金型を保持金具により保持す
    るトレイにより構成されていることを特徴とする樹脂成
    形体の成形金型。
  2. 【請求項2】 異形状成形金型でも側部に支持金具を設
    けることにより、トレイに支持できることを特徴とする
    請求項1記載の樹脂成形体の成形金型。
  3. 【請求項3】 保持金具の成形金型に取付ける角度を設
    定することにより、成形金型の傾動角度を容易に変える
    ことができることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形
    体の成形金型。
  4. 【請求項4】 トレイに設けられた溝により、各種成形
    金型の位置決めをすることを特徴とする請求項1記載の
    樹脂成形体の成形金型。
  5. 【請求項5】 下型と上型の離型にあたり、上型の製品
    に接するキャビティ部に空気を供給できるようにしたこ
    とにより離型が容易にできることを特徴とする請求項1
    記載の樹脂成形体の成形金型。
  6. 【請求項6】 下型と製品の離型において、下型の製品
    に接するキャビティ部に空気を供給できるようにしたこ
    とにより、離型が容易にできることを特徴とする請求項
    1記載の樹脂成形体の成形金型。
  7. 【請求項7】 金型からの製品の取り出しの際、製品の
    取り出しを容易にするため金型のキャビティ部が下に向
    くように金型を回転傾動できるようにしたことを特徴と
    する離型・型組台車。
  8. 【請求項8】 製品を金型から取り出した後の金型の清
    掃の際、金型の内面が外側になるように金型を回転傾動
    できるようにしたことを特徴とする請求項7記載の離脱
    ・型組台車。
  9. 【請求項9】 該金型を離型・型組台車で支持し、離型
    及び型組の一連の動作が1台の台車でできるようにした
    ことを特徴とする請求項7記載の離型・型組台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112517712A (zh) * 2020-11-12 2021-03-19 枣阳市恒辉模具制品有限公司 一种汽车座椅外滑轨成型方法

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CN112517712A (zh) * 2020-11-12 2021-03-19 枣阳市恒辉模具制品有限公司 一种汽车座椅外滑轨成型方法
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