JPH08281337A - プレスブレーキにおける振動成形方法及びプレスブレーキ - Google Patents
プレスブレーキにおける振動成形方法及びプレスブレーキInfo
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- JPH08281337A JPH08281337A JP11242695A JP11242695A JPH08281337A JP H08281337 A JPH08281337 A JP H08281337A JP 11242695 A JP11242695 A JP 11242695A JP 11242695 A JP11242695 A JP 11242695A JP H08281337 A JPH08281337 A JP H08281337A
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- hydraulic
- press brake
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレスブレーキよるプレス成形において、過
大な駆動源を必要とせずに素材のスプリングパックを減
少させる。 【構成】 油ポンプ１２とリリーフ弁１３の間に、中だ
れ補正用の補正シリンダ７への圧油の供給を可能とする
配管を接続する。この配管に圧力制御弁１５を配し、油
圧シリンダ１に取り付けたラム３を駆動する油圧系とは
独立に補正シリンダ７の駆動を制御可能とする。曲げ加
工時に、数値制御装置１７から圧力指令信号を圧力制御
弁１５へ出力し、補正シリンダ７に印加される油圧を振
動的に可変させ、ピストン９に連結するテーブル６を振
動的に上下に駆動する。
大な駆動源を必要とせずに素材のスプリングパックを減
少させる。 【構成】 油ポンプ１２とリリーフ弁１３の間に、中だ
れ補正用の補正シリンダ７への圧油の供給を可能とする
配管を接続する。この配管に圧力制御弁１５を配し、油
圧シリンダ１に取り付けたラム３を駆動する油圧系とは
独立に補正シリンダ７の駆動を制御可能とする。曲げ加
工時に、数値制御装置１７から圧力指令信号を圧力制御
弁１５へ出力し、補正シリンダ７に印加される油圧を振
動的に可変させ、ピストン９に連結するテーブル６を振
動的に上下に駆動する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プレスブレーキにおけ
る曲げ加工でのスプリングバックを防止できる振動成形
方法及びこの方法の実施に適するプレスブレーキに関す
る。
る曲げ加工でのスプリングバックを防止できる振動成形
方法及びこの方法の実施に適するプレスブレーキに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】プレスブレーキは周知のように、長尺物
の素材に複雑な断面形伏の曲げ施工を施すため、ラムや
ボルスターの幅を狭くかつ長く設計したプレス機械で、
各種構造物の構造用柱や梁などの成形に用いられてい
る。この種のプレスブレーキの加工部分は、下部金型
（あるいはダイ）と、この下部金型に素材を突当てて下
部金型に合わせた曲げを付与する上部金型（あるいはパ
ンチ）とからなり、一般的には下部金型を固定し、上部
金型を油圧シリンダ等によりストローク作動させるよう
に構成している。
の素材に複雑な断面形伏の曲げ施工を施すため、ラムや
ボルスターの幅を狭くかつ長く設計したプレス機械で、
各種構造物の構造用柱や梁などの成形に用いられてい
る。この種のプレスブレーキの加工部分は、下部金型
（あるいはダイ）と、この下部金型に素材を突当てて下
部金型に合わせた曲げを付与する上部金型（あるいはパ
ンチ）とからなり、一般的には下部金型を固定し、上部
金型を油圧シリンダ等によりストローク作動させるよう
に構成している。
【０００３】ところでこの種のプレスブレーキによる素
材の曲げ加工では、素材のスプリングバックを考慮する
必要がある。このため、例えば素材を９０度曲げる加工
では、スプリングバックを見込んで金型の角度を９０度
以下にしたものを用いたり、上部金型のストローク終
端、即ち、突当り終端において曲げ加工に本来必要な力
よりも大きな押圧力を付与してスプリングバックが生じ
難いようにした加工を行なっている。またスプリングバ
ックを小さくするため、下部金型に曲げのためのストロ
ーク作動を与えるようにした装置も知られている。
材の曲げ加工では、素材のスプリングバックを考慮する
必要がある。このため、例えば素材を９０度曲げる加工
では、スプリングバックを見込んで金型の角度を９０度
以下にしたものを用いたり、上部金型のストローク終
端、即ち、突当り終端において曲げ加工に本来必要な力
よりも大きな押圧力を付与してスプリングバックが生じ
難いようにした加工を行なっている。またスプリングバ
ックを小さくするため、下部金型に曲げのためのストロ
ーク作動を与えるようにした装置も知られている。
【０００４】ところが、素材の厚みや曲げ半径、あるい
は材質等によつて同じ曲げ角度でもスプリングバック量
が異なるため、スプリングバックを見込んで金型の角度
を形成する場合、例えば同じ９０度曲げ用であつても汎
用性に乏しく、素材毎に異なる金型を用意する必要があ
る。また、上部金型のストローク終端で大きな押圧力を
付与する場合には、駆動源に大きな容量の油圧シリンダ
等が必要である。即ち、いずれにしても装置のコスト高
を招いていた。
は材質等によつて同じ曲げ角度でもスプリングバック量
が異なるため、スプリングバックを見込んで金型の角度
を形成する場合、例えば同じ９０度曲げ用であつても汎
用性に乏しく、素材毎に異なる金型を用意する必要があ
る。また、上部金型のストローク終端で大きな押圧力を
付与する場合には、駆動源に大きな容量の油圧シリンダ
等が必要である。即ち、いずれにしても装置のコスト高
を招いていた。
【０００５】このようなプレスブレーキにおけるスプリ
ングバックに伴う問題点を改善するために特開昭５４−
ｌ３９８７３号公報に記載の方法が提案されている。こ
の方法は、ストローク作動するシリンダロッドの中間を
凹凸の継手面を有する継手部に形成し、この継手部の一
方の面にモータによる回転を与えて、シリンダロッドの
先端側、つまりパンチ側にそのストローク作動時に低周
波の振動を生起させ、加工中の素材に繰り返し荷重を掛
けてスプリングバックを減少させようとするものであ
る。
ングバックに伴う問題点を改善するために特開昭５４−
ｌ３９８７３号公報に記載の方法が提案されている。こ
の方法は、ストローク作動するシリンダロッドの中間を
凹凸の継手面を有する継手部に形成し、この継手部の一
方の面にモータによる回転を与えて、シリンダロッドの
先端側、つまりパンチ側にそのストローク作動時に低周
波の振動を生起させ、加工中の素材に繰り返し荷重を掛
けてスプリングバックを減少させようとするものであ
る。
【０００６】この方法によればスプリングバックを減少
させ得るものの、このような改善を行なうために既存の
プレスを改造しようとすると機械的構造が複雑になり、
また付与する振動の振幅が単一で、しかも駆動源のエア
シリンダの圧縮空気は圧縮流体であるため、凹凸の継手
面により形成される低周波振動がシリンダ側で吸収され
ないようにするため、かなり大きな駆動力の圧縮空気源
を必要とすることになってしまっている。
させ得るものの、このような改善を行なうために既存の
プレスを改造しようとすると機械的構造が複雑になり、
また付与する振動の振幅が単一で、しかも駆動源のエア
シリンダの圧縮空気は圧縮流体であるため、凹凸の継手
面により形成される低周波振動がシリンダ側で吸収され
ないようにするため、かなり大きな駆動力の圧縮空気源
を必要とすることになってしまっている。
【０００７】また同じくプレスブレーキにおけるスプリ
ングバックに伴う問題点を改善するとともに上述の特開
昭５４−ｌ３９８７３号公報に記載の方法をも改善でき
る手段として、特公平４−３１７６４号公報に記載の方
法が提案されている。この方法は、金型をストローク作
動させる油圧シリンダの油圧回路にサーボ弁を挿入し、
油圧シリンダのストローク作動時に、その突当り終端近
くにおいてサーボ弁を開閉制御することによりストロー
ク速度に任意の振動的変化を与え、金型の作動に緩急を
付けてスプリングバックを減少させようとするものであ
る。
ングバックに伴う問題点を改善するとともに上述の特開
昭５４−ｌ３９８７３号公報に記載の方法をも改善でき
る手段として、特公平４−３１７６４号公報に記載の方
法が提案されている。この方法は、金型をストローク作
動させる油圧シリンダの油圧回路にサーボ弁を挿入し、
油圧シリンダのストローク作動時に、その突当り終端近
くにおいてサーボ弁を開閉制御することによりストロー
ク速度に任意の振動的変化を与え、金型の作動に緩急を
付けてスプリングバックを減少させようとするものであ
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
公平４−３１７６４号公報に記載の方法もスプリングバ
ックは減少させ得るものの、（１）サーボ弁により流量
を制御することで油圧シリンダのストローク速度を変化
させて金型に振動的な速度変化を与えているため、応答
性を上げることが困難で、通常の動作に比べると加工時
間が余計に掛かり、（２）サーボ弁でストローク速度を
遅くするということは、高圧の流体を捨てていることに
なり、非常に大きなエネルギーのロスになり、従って当
然に動力効率が低下し、（３）油温の上昇を招くため油
圧制御の安定性が悪くなり、また作動油の劣化を早める
といった悪影機も考えられる、という問題点がある。
公平４−３１７６４号公報に記載の方法もスプリングバ
ックは減少させ得るものの、（１）サーボ弁により流量
を制御することで油圧シリンダのストローク速度を変化
させて金型に振動的な速度変化を与えているため、応答
性を上げることが困難で、通常の動作に比べると加工時
間が余計に掛かり、（２）サーボ弁でストローク速度を
遅くするということは、高圧の流体を捨てていることに
なり、非常に大きなエネルギーのロスになり、従って当
然に動力効率が低下し、（３）油温の上昇を招くため油
圧制御の安定性が悪くなり、また作動油の劣化を早める
といった悪影機も考えられる、という問題点がある。
【０００９】本発明は上記従来の諸問題点を解消し、駆
動源に過大なものを必要とせず、かつエネルギー効率を
向上させて、スプリングパックを減少させることができ
るプレスブレーキにおける振動成形方法を提供すること
を目的とする。
動源に過大なものを必要とせず、かつエネルギー効率を
向上させて、スプリングパックを減少させることができ
るプレスブレーキにおける振動成形方法を提供すること
を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレスブレ
ーキにおける振動成形方法は上記目的を達成するため
に、一対の金型で素材を挟み、一の金型を加圧駆動して
上記素材に曲げを与える油圧シリンダの作動時に、プレ
スブレーキのラムやテーブルに生じる中だれを補正する
ため補正シリンダを有するプレスブレーキにおける成形
方法であって、上記補正シリンダを駆動する油圧を、上
記油圧シリンダを駆動する油圧制御系から独立に制御す
るとともに、任意に設定した圧力指令信号により振動的
に可変させることを特徴とする。
ーキにおける振動成形方法は上記目的を達成するため
に、一対の金型で素材を挟み、一の金型を加圧駆動して
上記素材に曲げを与える油圧シリンダの作動時に、プレ
スブレーキのラムやテーブルに生じる中だれを補正する
ため補正シリンダを有するプレスブレーキにおける成形
方法であって、上記補正シリンダを駆動する油圧を、上
記油圧シリンダを駆動する油圧制御系から独立に制御す
るとともに、任意に設定した圧力指令信号により振動的
に可変させることを特徴とする。
【００１１】本発明に係るプレスブレーキにおける振動
成形方法は、上記たわみ量を測定し、測定値により上記
圧力指令信号に対するフィードバックを掛け、上記補正
シリンダを駆動する油圧を制御するようにすることもで
きる。
成形方法は、上記たわみ量を測定し、測定値により上記
圧力指令信号に対するフィードバックを掛け、上記補正
シリンダを駆動する油圧を制御するようにすることもで
きる。
【００１２】本発明に係るプレスブレーキは上記目的を
達成するために、一対の金型で素材を挟み、一の金型を
加圧駆動して上記素材に曲げを与える油圧シリンダの作
動時に、プレスブレーキのラムやテーブルに生じる中だ
れを補正するため補正シリンダを有するプレスブレーキ
において、上記補正シリンダへ圧油を給排する配管を、
上記油圧シリンダを駆動する油圧制御系中のリリーフ弁
と油圧源との間に接続し、該配管に、上記リリーフ弁の
作動圧以下で作動する圧力制御弁を備えるとともに、上
記補正シリンダを駆動する油圧を任意に設定した圧力指
令信号により振動的に可変させ得る数値制御装置を備え
る構成としたものである。
達成するために、一対の金型で素材を挟み、一の金型を
加圧駆動して上記素材に曲げを与える油圧シリンダの作
動時に、プレスブレーキのラムやテーブルに生じる中だ
れを補正するため補正シリンダを有するプレスブレーキ
において、上記補正シリンダへ圧油を給排する配管を、
上記油圧シリンダを駆動する油圧制御系中のリリーフ弁
と油圧源との間に接続し、該配管に、上記リリーフ弁の
作動圧以下で作動する圧力制御弁を備えるとともに、上
記補正シリンダを駆動する油圧を任意に設定した圧力指
令信号により振動的に可変させ得る数値制御装置を備え
る構成としたものである。
【００１３】本発明に係るプレスブレーキは、上記数値
制御装置が、成形する素材の種類や材料の曲げ幅、板厚
に応じて自動的に上記圧力指令信号を演算する構成とす
ることができる。
制御装置が、成形する素材の種類や材料の曲げ幅、板厚
に応じて自動的に上記圧力指令信号を演算する構成とす
ることができる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図１は本発明に係るプレスブレーキの一実施例の油
圧回路構成を示すブロック図、図２は図１の装置におけ
る本発明に係る振動成形方法の実施に用いる補正圧力指
令信号の一例を示す図である。
る。図１は本発明に係るプレスブレーキの一実施例の油
圧回路構成を示すブロック図、図２は図１の装置におけ
る本発明に係る振動成形方法の実施に用いる補正圧力指
令信号の一例を示す図である。
【００１５】まず構成を説明すると、図中１は油圧シリ
ンダで、ピストン２に連結したラム３の下端に上部金型
となるパンチ４を取り付けてある。図中５は下部金型と
なるダイで、パンチ４と対向させて上下動可能なテーブ
ル６上に取り付けてある。また図中７は補正シリンダ
で、架台８上に固定してピストン９のロッド端をテーブ
ル６の下面に当接させてあり、テーブル６をダイ５ごと
上下に駆動可能としてある。また図中１０は素材であ
る。なお図１では明確に示していないが、補正シリンダ
７はパンチ４、ダイ５の長手方向（図の紙面に垂直の方
向）に沿って適宜の数だけ設け得る。
ンダで、ピストン２に連結したラム３の下端に上部金型
となるパンチ４を取り付けてある。図中５は下部金型と
なるダイで、パンチ４と対向させて上下動可能なテーブ
ル６上に取り付けてある。また図中７は補正シリンダ
で、架台８上に固定してピストン９のロッド端をテーブ
ル６の下面に当接させてあり、テーブル６をダイ５ごと
上下に駆動可能としてある。また図中１０は素材であ
る。なお図１では明確に示していないが、補正シリンダ
７はパンチ４、ダイ５の長手方向（図の紙面に垂直の方
向）に沿って適宜の数だけ設け得る。
【００１６】油圧シリンダ１の上室、下室には、圧油の
給排を切換るためのサーボ弁１１を介して油ポンプ１２
からの圧油配管が接続し、これによってピストン２の昇
降動作方向を切り替えるとともに、昇降速度を可変でき
るようにしてある。またサーボ弁１１と油ポンプ１２と
の間の配管にはリリーフ弁１３を設けてタンク１４へ圧
油を戻せるようにするとともに、油ポンプ１２とリリー
フ弁１３の間には高応答圧力制御弁１５を介して補正シ
リンダ７の下室への圧油の供給を可能とする配管を接続
し、高速で補正シリンダ７を駆動できるようにしてあ
る。圧力制御弁１５は、例えば吐出側圧力をパイロット
圧とする高応答比例減圧弁で、リリーフ弁１３の作動圧
以下で作動する。なお図中１６は油ポンプ１２駆動用の
モータである。
給排を切換るためのサーボ弁１１を介して油ポンプ１２
からの圧油配管が接続し、これによってピストン２の昇
降動作方向を切り替えるとともに、昇降速度を可変でき
るようにしてある。またサーボ弁１１と油ポンプ１２と
の間の配管にはリリーフ弁１３を設けてタンク１４へ圧
油を戻せるようにするとともに、油ポンプ１２とリリー
フ弁１３の間には高応答圧力制御弁１５を介して補正シ
リンダ７の下室への圧油の供給を可能とする配管を接続
し、高速で補正シリンダ７を駆動できるようにしてあ
る。圧力制御弁１５は、例えば吐出側圧力をパイロット
圧とする高応答比例減圧弁で、リリーフ弁１３の作動圧
以下で作動する。なお図中１６は油ポンプ１２駆動用の
モータである。
【００１７】また図中１７は数値制御装置で、ラム３の
位置検出器１８、テーブル６のたわみ量検出器１９（例
えば歪みゲージ等）、補正シリンダ７の圧力検出器２０
からの検出信号を受け、サーボ弁１１、リリーフ弁１３
及び圧力制御弁１５のソレノイドに作動制御信号を送
り、これらの動作を制御できるようになっている。な
お、位置検出器１８、たわみ量検出器１９、圧力検出器
２０については種々公知のセンサー等を採用すればよ
い。
位置検出器１８、テーブル６のたわみ量検出器１９（例
えば歪みゲージ等）、補正シリンダ７の圧力検出器２０
からの検出信号を受け、サーボ弁１１、リリーフ弁１３
及び圧力制御弁１５のソレノイドに作動制御信号を送
り、これらの動作を制御できるようになっている。な
お、位置検出器１８、たわみ量検出器１９、圧力検出器
２０については種々公知のセンサー等を採用すればよ
い。
【００１８】次に本発明に係るプレスブレーキにおける
振動成形方法の一実施例を説明する。図１の装置でも、
基本的なプレス加工動作は従来のプレスブレーキと同様
で、金型となるパンチ４とダイ５との間に素材１０を位
置させ、油圧シリンダ１の作動によりラム３を下降さ
せ、パンチ４を素材１０の上面に当接させたままダイ５
に突き当たるまで押し下げ、サーボ弁１１により油圧シ
リンダ１へ供給する圧油の油圧を制御しつつ素材１０に
曲げ加工を施す。
振動成形方法の一実施例を説明する。図１の装置でも、
基本的なプレス加工動作は従来のプレスブレーキと同様
で、金型となるパンチ４とダイ５との間に素材１０を位
置させ、油圧シリンダ１の作動によりラム３を下降さ
せ、パンチ４を素材１０の上面に当接させたままダイ５
に突き当たるまで押し下げ、サーボ弁１１により油圧シ
リンダ１へ供給する圧油の油圧を制御しつつ素材１０に
曲げ加工を施す。
【００１９】本発明では、パンチがワークに接触する瞬
間の位置を数値制御装置１７によって算出し、接触位置
から下死点までの任意の位置から圧力制御弁１５に圧力
指令を出す。圧力指令が出されると、圧力制御弁１５は
補正シリンダ７内の圧力が指令値となるまでは主回路圧
力と同圧で、指令値を越えた瞬間に回路を閉じ、ドレン
から圧油を排出する。補正シリンダ７内の圧力が指令値
より下がると、再び主回路とつながる。このような動作
を繰り返し、結果的に補正シリンダ７内の圧力を指令値
通りに保つ。従って、この圧力指令が振動的に出されれ
ば、補正シリンダ７内の圧力も振動的になり、テーブル
６が振動的に変位する。
間の位置を数値制御装置１７によって算出し、接触位置
から下死点までの任意の位置から圧力制御弁１５に圧力
指令を出す。圧力指令が出されると、圧力制御弁１５は
補正シリンダ７内の圧力が指令値となるまでは主回路圧
力と同圧で、指令値を越えた瞬間に回路を閉じ、ドレン
から圧油を排出する。補正シリンダ７内の圧力が指令値
より下がると、再び主回路とつながる。このような動作
を繰り返し、結果的に補正シリンダ７内の圧力を指令値
通りに保つ。従って、この圧力指令が振動的に出されれ
ば、補正シリンダ７内の圧力も振動的になり、テーブル
６が振動的に変位する。
【００２０】またこのとき、ダイ５とテーブル６が長手
方向の中央部分が下方へ垂れてアーチ状に変形しやすい
（中だれ現象）ため、そのたわみ量をたわみ量検出器１
９により検出し、数値制御装置１７からの作動制御信号
により圧力制御弁１５のソレノイドをオン・オフし、補
正シリンダ７の下室の圧力を高め、ピストン９によりテ
ーブル６ごとダイ５を押し上げて中だれを解消する（中
だれの解消のための補正シリンダの動作については、例
えば特公表５−５０００１１号公報参照）。
方向の中央部分が下方へ垂れてアーチ状に変形しやすい
（中だれ現象）ため、そのたわみ量をたわみ量検出器１
９により検出し、数値制御装置１７からの作動制御信号
により圧力制御弁１５のソレノイドをオン・オフし、補
正シリンダ７の下室の圧力を高め、ピストン９によりテ
ーブル６ごとダイ５を押し上げて中だれを解消する（中
だれの解消のための補正シリンダの動作については、例
えば特公表５−５０００１１号公報参照）。
【００２１】ところで通常のプレスブレーキによる曲げ
加工においては、ラム３の位置を位置検出器１８により
検出し、加工の最終段階でラム３を減速させて下死点で
停止させるようにしているが、一般に油ポンプ１２が定
量ポンプのため、ラム３の下死点付近では圧油の大半が
リリーフ弁１３からリリーフされてタンク１４へ戻るこ
とになる。このタンク１４へリリーフされる油の有する
圧力エネルギーは、ほとんどが熱となって無駄な仕事を
することになる。このため本発明では、この曲げ加工時
にリリーフされるべき圧油を有効に利用している。即
ち、油圧システム内にラム３を駆動する油圧回路とは独
立に制御できるように圧力制御弁１５を配して補正シリ
ンダ７の駆動用回路を構成し、曲げ加工時に数値制御装
置１７から図２に示すような補正圧力指令信号を圧力制
御弁１５のソレノイドへ出力し、これによって補正シリ
ンダ７に印加される油圧を振動的に可変させ、ピストン
９に連結するテーブル６を振動的に上下に駆動する。数
値制御装置１７からの圧力指令信号としては、例えば図
２に示した例のようなものが考えられ、変数（Ｐ１・・
・：振幅、ｔ１・・・：周期）を変えることで最適な振
動波形を任意かつ容易に形成、印加可能である。する
と、ダイ５には曲げ加工中に振動変位が与えられ、その
状態で曲げ成形が行なわれることになる。
加工においては、ラム３の位置を位置検出器１８により
検出し、加工の最終段階でラム３を減速させて下死点で
停止させるようにしているが、一般に油ポンプ１２が定
量ポンプのため、ラム３の下死点付近では圧油の大半が
リリーフ弁１３からリリーフされてタンク１４へ戻るこ
とになる。このタンク１４へリリーフされる油の有する
圧力エネルギーは、ほとんどが熱となって無駄な仕事を
することになる。このため本発明では、この曲げ加工時
にリリーフされるべき圧油を有効に利用している。即
ち、油圧システム内にラム３を駆動する油圧回路とは独
立に制御できるように圧力制御弁１５を配して補正シリ
ンダ７の駆動用回路を構成し、曲げ加工時に数値制御装
置１７から図２に示すような補正圧力指令信号を圧力制
御弁１５のソレノイドへ出力し、これによって補正シリ
ンダ７に印加される油圧を振動的に可変させ、ピストン
９に連結するテーブル６を振動的に上下に駆動する。数
値制御装置１７からの圧力指令信号としては、例えば図
２に示した例のようなものが考えられ、変数（Ｐ１・・
・：振幅、ｔ１・・・：周期）を変えることで最適な振
動波形を任意かつ容易に形成、印加可能である。する
と、ダイ５には曲げ加工中に振動変位が与えられ、その
状態で曲げ成形が行なわれることになる。
【００２２】そして曲げ加工の最終段階で補正シリンダ
７の内圧が所定値以上になると、この圧力をパイロット
圧とする圧力制御弁１５がオフとなり、ドレンに油が戻
る。このような振動成形を行なうと、ラム３の下死点付
近、即ちパンチ４のダイ５への突き当て終端でパンチ４
により過大な押し当て力を掛けることなく既述の従来の
方法と同様に素材１０のスプリングバックがほとんと生
じない曲げ加工を行なえる。但し本発明の方法では、特
公平４−３１７６４号公報に開示される方法と異なり、
ラム３のストローク速度を振動的に変動させることはな
いため、加工時間は長くならない。また、通常の曲げ加
工では捨てられている圧油の流体エネルギーを有効利用
しているため、補正シリンダ７を駆動する流体エネルギ
ーは十分にあり、高応答圧力制御弁１５によって高速で
補正シリンダを駆動でき、従って油圧システムとしての
エネルギー効率が向上する。なお、特公平４−３１７６
４号公報に開示の方法では、サーボ弁自体の応答性（周
波数応答特性）は一般に数十Ｈｚ以上とれるが、ラムの
重量が重いため、システムとしての応答性は通常で数Ｈ
ｚ、最高でも１５Ｈｚ程度が限界である。本発明方法の
補正シリンダによる圧力制御では、圧力制御弁自体の応
答性は数十Ｈｚで上記サーボ弁と同等であるが、ポンプ
流量に比べて補正シリンダ容量が小さいので、システム
の応答性では１５〜３５Ｈｚ程度の応答性が可能であ
る。
７の内圧が所定値以上になると、この圧力をパイロット
圧とする圧力制御弁１５がオフとなり、ドレンに油が戻
る。このような振動成形を行なうと、ラム３の下死点付
近、即ちパンチ４のダイ５への突き当て終端でパンチ４
により過大な押し当て力を掛けることなく既述の従来の
方法と同様に素材１０のスプリングバックがほとんと生
じない曲げ加工を行なえる。但し本発明の方法では、特
公平４−３１７６４号公報に開示される方法と異なり、
ラム３のストローク速度を振動的に変動させることはな
いため、加工時間は長くならない。また、通常の曲げ加
工では捨てられている圧油の流体エネルギーを有効利用
しているため、補正シリンダ７を駆動する流体エネルギ
ーは十分にあり、高応答圧力制御弁１５によって高速で
補正シリンダを駆動でき、従って油圧システムとしての
エネルギー効率が向上する。なお、特公平４−３１７６
４号公報に開示の方法では、サーボ弁自体の応答性（周
波数応答特性）は一般に数十Ｈｚ以上とれるが、ラムの
重量が重いため、システムとしての応答性は通常で数Ｈ
ｚ、最高でも１５Ｈｚ程度が限界である。本発明方法の
補正シリンダによる圧力制御では、圧力制御弁自体の応
答性は数十Ｈｚで上記サーボ弁と同等であるが、ポンプ
流量に比べて補正シリンダ容量が小さいので、システム
の応答性では１５〜３５Ｈｚ程度の応答性が可能であ
る。
【００２３】先にも述べたように補正シリンダの数は１
個に限定されず、また補正シリンダ７をテーブル６の下
側に限らずラム３側に設置したり、ラム３とテーブル６
の両側に設置したりしてもよい。また図１の装置ではラ
ム３が下降する構成をとしているが、テーブル６側が上
昇して曲げ加工を行なう構成や、パンチ３が固定でダイ
５が油圧シリンダ１により昇降する構成でもよい。さら
に、補正シリンダ７にはプランジャタイプのものが用い
られることが多いが、本発明方法の実施にあたってはピ
ストンタイプの場合と同様に適用できる。
個に限定されず、また補正シリンダ７をテーブル６の下
側に限らずラム３側に設置したり、ラム３とテーブル６
の両側に設置したりしてもよい。また図１の装置ではラ
ム３が下降する構成をとしているが、テーブル６側が上
昇して曲げ加工を行なう構成や、パンチ３が固定でダイ
５が油圧シリンダ１により昇降する構成でもよい。さら
に、補正シリンダ７にはプランジャタイプのものが用い
られることが多いが、本発明方法の実施にあたってはピ
ストンタイプの場合と同様に適用できる。
【００２４】また数値制御装置１７に適宜のものを採用
すれば、ラム３の位置検出器１８、テーブル６のたわみ
量検出器１９、補正シリンダ７の圧力検出器２０の検出
信号を数値制御装置１７で演算することにより、圧力指
令信号に対するフィードバック制御やテーブル変位のフ
ィードバック制御も可能であり、位置検出器１８からの
検出信号によりラム３のストロークの任意位置で振動成
形をすることも可能である。さらに、一般的な数値制御
装置であっても素材の種類、曲げ幅や板厚等の加工条件
を記憶させたり、新たに入力したりできるので、加工対
象に応じた圧力指令や振動成形時間を自動的に計算して
加工することが可能である。また、補正シリンダ７内の
圧力及びテーブル６のたわみ量をそれぞれの検出器で常
に検出しているので、加工条件とこれらの検出量の関係
を数値制御装置１７で演算して関数化し、数値制御装置
の記憶装置に記録して加工データベースを構築し、より
自動化された曲げ成形を可能とすることもできる。
すれば、ラム３の位置検出器１８、テーブル６のたわみ
量検出器１９、補正シリンダ７の圧力検出器２０の検出
信号を数値制御装置１７で演算することにより、圧力指
令信号に対するフィードバック制御やテーブル変位のフ
ィードバック制御も可能であり、位置検出器１８からの
検出信号によりラム３のストロークの任意位置で振動成
形をすることも可能である。さらに、一般的な数値制御
装置であっても素材の種類、曲げ幅や板厚等の加工条件
を記憶させたり、新たに入力したりできるので、加工対
象に応じた圧力指令や振動成形時間を自動的に計算して
加工することが可能である。また、補正シリンダ７内の
圧力及びテーブル６のたわみ量をそれぞれの検出器で常
に検出しているので、加工条件とこれらの検出量の関係
を数値制御装置１７で演算して関数化し、数値制御装置
の記憶装置に記録して加工データベースを構築し、より
自動化された曲げ成形を可能とすることもできる。
【００２５】
【発明の効果】本発明に係るプレスブレーキにおける振
動成形方法は以上説明してきたように、曲げ終端、すな
わち油圧シリンダのストロークエンド近傍で補正シリン
ダの圧力を任意に振動的に制御し、金型に繰り返し変位
を与えるとともに金型が垂れる中だれ現象に最適な補正
シリンダの圧力制御を行うので、スプリングバックや中
だれ現象のほとんど生じないプレス加工を実現すること
ができるようになるという効果がある。
動成形方法は以上説明してきたように、曲げ終端、すな
わち油圧シリンダのストロークエンド近傍で補正シリン
ダの圧力を任意に振動的に制御し、金型に繰り返し変位
を与えるとともに金型が垂れる中だれ現象に最適な補正
シリンダの圧力制御を行うので、スプリングバックや中
だれ現象のほとんど生じないプレス加工を実現すること
ができるようになるという効果がある。
【００２６】本発明に係るプレスブレーキは以上説明し
てきたように、油圧シリンダを駆動する油圧系とは独立
に制御できるように圧力制御弁を配して補正シリンダの
駆動回路を構成したので、油圧シリンダのピストンの下
死点付近で従来では大半がリリーフされて無駄になって
いた圧油の有するエネルギーを有効に利用でき、補正シ
リンダの駆動源に過大なものを必要とせず、エネルギー
効率を向上させることができるようになるという効果が
ある。また、加圧能力が従来より小さくても厚手の板材
の曲げ加工が可能になるので、装置構成の効率化、機械
構造の小型化を図ることができるようになるという効果
もある。
てきたように、油圧シリンダを駆動する油圧系とは独立
に制御できるように圧力制御弁を配して補正シリンダの
駆動回路を構成したので、油圧シリンダのピストンの下
死点付近で従来では大半がリリーフされて無駄になって
いた圧油の有するエネルギーを有効に利用でき、補正シ
リンダの駆動源に過大なものを必要とせず、エネルギー
効率を向上させることができるようになるという効果が
ある。また、加圧能力が従来より小さくても厚手の板材
の曲げ加工が可能になるので、装置構成の効率化、機械
構造の小型化を図ることができるようになるという効果
もある。
【図１】本発明に係るプレスブレーキの一実施例の油圧
回路構成を示すブロック図である。
回路構成を示すブロック図である。
【図２】図１の装置における本発明係る振動成形方法の
実施に用いる補正圧力指令信号の一例を示す図である。
実施に用いる補正圧力指令信号の一例を示す図である。
１ 油圧シリンダ ２ ピストン ３ ラム ４ パンチ ５ ダイ ６ テーブル ７ 補正シリンダ ８ 架台 ９ ピストン １０ 素材 １１ サーボ弁 １２ 油ポンプ １３ リリーフ弁 １４ タンク １５ 高応答圧力制御弁 １６ モータ １７ 数値制御装置 １８ 位置検出器 １９ たわみ量検出器 ２０ 圧力検出器
Claims (4)
- 【請求項１】 一対の金型で素材を挟み、一の金型を加
圧駆動して上記素材に曲げを与える油圧シリンダの作動
時に、プレスブレーキのラムやテーブルに生じる中だれ
を補正するため補正シリンダを有するプレスブレーキに
おける成形方法であって、上記補正シリンダを駆動する
油圧を、上記油圧シリンダを駆動する油圧制御系から独
立に制御するとともに、任意に設定した圧力指令信号に
より振動的に可変させることを特徴とするプレスブレー
キにおける振動成形方法。 - 【請求項２】 上記たわみ量を測定し、測定値により上
記圧力指令信号に対するフィードバックを掛け、上記補
正シリンダを駆動する油圧を制御することを特徴とする
請求項１のプレスブレーキにおける振動成形方法。 - 【請求項３】 一対の金型で素材を挟み、一の金型を加
圧駆動して上記素材に曲げを与える油圧シリンダの作動
時に、プレスブレーキのラムやテーブルに生じる中だれ
を補正するため補正シリンダを有するプレスブレーキに
おいて、上記補正シリンダへ圧油を給排する配管を、上
記油圧シリンダを駆動する油圧制御系中のリリーフ弁と
油圧源との間に接続し、該配管に、上記リリーフ弁の作
動圧以下で作動する圧力制御弁を備えるとともに、上記
補正シリンダを駆動する油圧を任意に設定した圧力指令
信号により振動的に可変させ得る数値制御装置を備える
ことを特徴とするプレスブレーキ。 - 【請求項４】 上記数値制御装置が、成形する素材の種
類や材料の曲げ幅、板厚に応じて自動的に上記圧力指令
信号を演算するものであることを特徴とする請求項３の
プレスブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11242695A JPH08281337A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | プレスブレーキにおける振動成形方法及びプレスブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11242695A JPH08281337A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | プレスブレーキにおける振動成形方法及びプレスブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281337A true JPH08281337A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14586351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11242695A Pending JPH08281337A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | プレスブレーキにおける振動成形方法及びプレスブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08281337A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001028705A1 (fr) * | 1999-10-20 | 2001-04-26 | Amada Company, Limited | Presse plieuse et procede de mouvement de piston pour presse plieuse |
| CN102218462A (zh) * | 2011-04-01 | 2011-10-19 | 成都振中电气有限公司 | 组合弯折成型工艺 |
| CN102218475A (zh) * | 2011-04-01 | 2011-10-19 | 成都振中电气有限公司 | 液压组合折弯模 |
| CN102218464A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-10-19 | 杭州银都餐饮设备有限公司 | 一种用于自动生产线上的板材u型加工方法 |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP11242695A patent/JPH08281337A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001028705A1 (fr) * | 1999-10-20 | 2001-04-26 | Amada Company, Limited | Presse plieuse et procede de mouvement de piston pour presse plieuse |
| US6959581B2 (en) | 1999-10-20 | 2005-11-01 | Amada Company, Limited | Press brake and ram movement method for press brake |
| CN102218464A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-10-19 | 杭州银都餐饮设备有限公司 | 一种用于自动生产线上的板材u型加工方法 |
| CN102218462A (zh) * | 2011-04-01 | 2011-10-19 | 成都振中电气有限公司 | 组合弯折成型工艺 |
| CN102218475A (zh) * | 2011-04-01 | 2011-10-19 | 成都振中电气有限公司 | 液压组合折弯模 |
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