JPH08277785A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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Publication number
JPH08277785A
JPH08277785A JP8002395A JP8002395A JPH08277785A JP H08277785 A JPH08277785 A JP H08277785A JP 8002395 A JP8002395 A JP 8002395A JP 8002395 A JP8002395 A JP 8002395A JP H08277785 A JPH08277785 A JP H08277785A
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JP
Japan
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vane
fluid passage
fluid
cam
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8002395A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadatomo Kuribayashi
定友 栗林
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K Seven Co Ltd
Original Assignee
K Seven Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by K Seven Co Ltd filed Critical K Seven Co Ltd
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Publication of JPH08277785A publication Critical patent/JPH08277785A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベーンポンプの径方向寸法を大きくせず大き
な容量を得る。 【構成】 ケーシング内に挿入された駆動回転軸12に
ベーン保持部材14が取付けられている。回転軸方向端
面に形成されたカム面22aを有するカム部材22がケ
ーシングに取付けられている。ベーン保持部材14には
回転軸方向に沿って往復移動可能な様にベーン18を受
け入れるスライド溝16が複数形成されている。ベーン
18の端縁がカム面22aと当接せしめられている。ベ
ーン保持部材14とカム面22aとケーシングとにより
形成される環状空洞をベーン18により区画して複数の
隔室が形成されている。駆動回転軸12の回転にともな
い容積が次第に増加する隔室と流体吸入口8とが吸入用
流体通路3A,21Aにより接続されており、駆動回転
軸12の回転にともない容積が次第に減少する隔室と流
体吐出口10とが吐出用流体通路3B,21Bにより接
続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベーンポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ベーンポンプとしては、2つの側板の間にこれらと直交
する回転軸の周りに回転可能にロータを取付け、該ロー
タの外周面にロータ回転方向(周方向)に沿って配列さ
れた複数の放射方向の溝を形成し、各溝内にベーンを収
容し、上記ロータに対しその径方向外方においてベーン
の外側端縁と接触する様にカムリングを設け、上記ロー
タを回転させることにより、隣接する2つのベーンとロ
ータ外面及びカムリング内面(内周カム面)と2つの側
板との間で形成される隔室の大きさを、ロータ回転に伴
って変化させ、吸入口から流体を吸入し吐出口から流体
を吐出させる様にしてなるものが用いられている。
【0003】この様なベーンポンプにおいて、大きな流
量を得るためにロータ及びケーシングの径方向寸法を大
きくすることがなされている。しかし、径方向寸法を大
きくせず大きな容量を実現することが要求される場合に
は、この要求を十分に満足するものが得られないという
問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、径方向寸法を大きくせ
ず大きな容量を実現することの容易なベーンポンプを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、ケーシング内に駆動回転軸が
挿入されており、上記ケーシング内においてベーン保持
部材及びカム部材のうちの一方が上記駆動回転軸に取付
けられており他方が上記ケーシングに取付けられてお
り、上記ベーン保持部材には上記駆動回転軸の方向に沿
って往復移動可能な様にベーンを受け入れているスライ
ド溝が複数形成されており、上記カム部材は上記駆動回
転軸の方向の端面に周方向に沿って形成されたカム面を
有しており、上記ベーンはその上記駆動回転軸方向の端
縁が上記カム面と当接せしめられており、上記ベーン保
持部材と上記カム部材のカム面と上記ケーシングとによ
り形成される環状空洞を上記ベーンにより区画して複数
の隔室が形成されており、上記駆動回転軸の回転にとも
ない容積が次第に増加する上記隔室と外部から流体を吸
入する流体吸入口とが吸入用流体通路により接続されて
おり、上記駆動回転軸の回転にともない容積が次第に減
少する上記隔室と外部へ流体を吐出する流体吐出口とが
吐出用流体通路により接続されている、ことを特徴とす
る、ベーンポンプ、が提供される。
【0006】本発明の一態様においては、上記ベーンが
上記駆動回転軸の径方向に放射状に配列されている。
【0007】本発明の一態様においては、上記駆動回転
軸方向に関し異なる位置に上記環状空洞が複数形成され
ており、それぞれの環状空洞を上記ベーンにより区画し
て複数の隔室が形成されている。
【0008】本発明の一態様においては、上記ベーン保
持部材が上記駆動回転軸方向に関し中央に形成された大
径部とその両側に形成された2つの小径部とを有し、該
2つの小径部のそれぞれと上記大径部とを含んで上記環
状空洞が2つ形成されており、上記ベーンが上記2つの
環状空洞にわたって往復移動可能であり上記2つの環状
空洞内において隔室形成に寄与している。
【0009】本発明の一態様においては、上記ベーン保
持部材の上記駆動回転軸方向に関し両側にそれぞれ上記
カム部材が配置されており、これら2つのカム部材の上
記駆動回転軸周方向の対応位置の間の距離が全周にわた
って一定である。
【0010】本発明の一態様においては、上記ベーンが
上記カム部材のカム面に対し押圧される様に付勢されて
いる。
【0011】本発明の一態様においては、上記ベーンが
上記駆動回転軸方向に相対移動可能な2つの部分を有し
ており、これら2つの部分は上記駆動回転軸方向に互い
に押し合う様に付勢されている。
【0012】本発明の一態様においては、上記吸入用流
体通路及び上記吐出用流体通路がいずれも上記カム部材
及び上記ケーシングを経由して形成されている。
【0013】本発明の一態様においては、上記吸入用流
体通路及び上記吐出用流体通路がいずれも上記ベーン保
持部材及び上記駆動回転軸を経由して形成されている。
【0014】本発明の一態様においては、上記吸入用流
体通路及び上記吐出用流体通路と上記隔室との間に逆止
め弁が介在している。
【0015】本発明の一態様においては、上記吸入用流
体通路及び上記吐出用流体通路がそれぞれ上記ケーシン
グ内に形成された吸入用流体流通室及び吐出用流体流通
室を含んでなる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0017】図1は本発明によるベーンポンプの第1の
実施例を示す一部切欠分解斜視図であり、図2及び図3
はいずれもこのベーンポンプの組立て状態を示す断面図
である。
【0018】これらの図において、2は円筒形状のケー
シング胴体部であり、4,6はケーシング蓋体部であ
り、これらはボルトにより結合され一体化されてケーシ
ングを構成している。該ケーシングには、流体吸入口8
及び流体吐出口10が形成されている。尚、流体は例え
ば油である。
【0019】ケーシング内にはケーシング蓋体部4を貫
通してXY方向の駆動回転軸12が挿入されている。該
回転軸12は、ベアリングを介してケーシング蓋体部
4,6により回転可能に支持されている。回転軸12の
ケーシング内の部分はベーン保持部材14として形成さ
れている。保持部材14はXY方向に関し中央の大径部
14aとその両側の2つの小径部14b,14cとを有
する。
【0020】上記駆動回転軸12は、必要によりクラッ
チ等を介してモータの出力軸に接続されている。
【0021】尚、本明細書では、周方向、径方向及び軸
方向は、特に指示しない限り、いずれも回転軸12に関
する方向(あるいはこれに相当する方向)を指すもので
ある。
【0022】保持部材14には、その軸方向の全長にわ
たって外周面に形成された複数のスライド溝16が形成
されており、該溝内にはそれぞれベーン18の一部がス
ライド可能に受け入れられている。図示されている様
に、スライド溝16及びベーン18は、周方向に関し均
等に16個配置されており、しかもいずれも径方向に放
射状に配列されている。各ベーン18はスライド溝16
に沿って保持部材14の全長にわたって往復移動するこ
とができる。
【0023】ケーシング蓋体部4,6のケーシング内に
面する部分には、それぞれリング形状の第1カム部材2
0及び第2カム部材22が付設形成されている。カム部
材20のX側の端面には第1カム面20aが形成されて
おり、カム部材22のY側の端面には第2カム面22a
が形成されている。そして、第1カム面20aは、周方
向角度位置(θ)が0度から180度に至るまで軸方向
に関し徐々に後退し且つ周方向角度位置が180度から
360度に至るまで軸方向に関し徐々に前進する形状を
なしている。第2カム面22aは、カム面20aとは逆
に、周方向角度位置(θ)が0度から180度に至るま
で軸方向に関し徐々に前進し且つ周方向角度位置が18
0度から360度に至るまで軸方向に関し徐々に後退す
る形状をなしている。そして、第1カム面20aと第2
カム面22aとの対応する周方向角度位置における間隔
1 は全周にわたって等しい。
【0024】ベーン18の軸方向の長さL2 は上記L1
と等しいか又はL1 より極くわずかに小さく、従ってベ
ーン18の駆動回転軸方向の両端縁がそれぞれカム面2
0a,22aと実質上当接せしめられている。また、ベ
ーン18の径方向の高さHはスライド溝16の底部とケ
ーシング胴体部2の内面との間の距離よりわずかに小さ
い。
【0025】ベーン保持部材大径部14aの外周面はケ
ーシング胴体部2の内周面と接触している。従って、ベ
ーン保持部材大径部14aのY方向端面とベーン保持部
材小径部14bの外周面と第1カム部材カム面20aと
ケーシング胴体部2の内周面とにより第1の環状空洞が
形成されている。尚、本発明においていう環状空洞と
は、環形状の一部がくびれていてもよい。即ち、第1の
環状空洞に関していえば、或る周方向角度位置において
ベーン保持部材大径部14aのY方向端面と第1カム部
材カム面20aとが接触していてもよい。この様に第1
の環状空洞をベーン18により区画して複数の隔室が形
成されている。これら隔室を含んで第1ポンプ部が構成
される。
【0026】同様にして、ベーン保持部材大径部14a
のX方向端面とベーン保持部材小径部14cの外周面と
第2カム部材カム面22aとケーシング胴体部2の内周
面とにより第2の環状空洞が形成されており、該第2の
環状空洞をベーン18により区画して複数の隔室が形成
されている。これら隔室を含んで第2ポンプ部が構成さ
れる。
【0027】カム部材20には、カム面20aにて開口
せる吸入用流体通路21A及び吐出用流体通路21Bが
形成されている。これらは、それぞれケーシング胴体部
2に形成された吸入用流体通路3A及び吐出用流体通路
3Bと連通している。同様に、カム部材22には、カム
面22aにて開口せる吸入用流体通路23A及び吐出用
流体通路23Bが形成されている。これらは、それぞれ
上記吸入用流体通路3A及び吐出用流体通路3Bと連通
している。そして、吸入用流体通路3A及び吐出用流体
通路3Bは、それぞれ上記上記流体吸入口8及び流体吐
出口10と連通している。
【0028】図3に示されている様に、吸入用流体通路
21Aは周方向角度位置θが0度より少し大きい位置か
ら180度より少し小さい位置までの範囲内において第
1カム面20aで開口しており、吐出用流体通路21B
は周方向角度位置θが180度より少し大きい位置から
360度より少し小さい位置までの範囲内において第1
カム面20aで開口している。同様に、図示はされてい
ないが、吸入用流体通路23Aは周方向角度位置θが1
80度より少し大きい位置から360度より少し小さい
位置までの範囲内において第2カム面22aで開口して
おり、吐出用流体通路23Bは周方向角度位置θが0度
より少し大きい位置から180度より少し小さい位置ま
での範囲内において第2カム面22aで開口している。
【0029】従って、駆動回転軸12を図3中で時計回
りに回転させると、第1環状空洞位置に形成された第1
ポンプ部においては、周方向角度位置θが0度〜180
度の間では、隔室の容積が次第に増加するので、流体吸
入口8から吸入用流体通路3A,21Aを介して隔室内
へと流体吸入がなされ、周方向角度位置θが180度〜
360度の間では、隔室の容積が次第に減少するので、
隔室から吐出用流体通路21B,3Bを介して流体吐出
口10へと流体吐出がなされる。
【0030】同様に、第2環状空洞位置に形成された第
2ポンプ部においては、周方向角度位置θが0度〜18
0度の間では、隔室の容積が次第に減少するので、隔室
から吐出用流体通路23B,3Bを介して流体吐出口1
0へと流体吐出がなされ、周方向角度位置θが180〜
360度の間では、隔室の容積が次第に増加するので、
流体吸入口8から吸入用流体通路3A,23Aを介して
隔室内へと流体吸入がなされる。
【0031】以上のポンプ動作において、周方向角度位
置θが0度〜180度の間ではベーン18は第2カム面
22aにより押されてスライド溝16内をY方向に移動
し、周方向角度位置θが180度〜360度の間ではベ
ーン18は第1カム面20aにより押されてスライド溝
16内をX方向に移動する。
【0032】本実施例では、隔室容積の変化はカム部材
20,22の軸方向端面に形成されたカム面20a,2
2aにより実現されるので、軸方向寸法を十分とること
により、径方向寸法を小さく維持したままで、容易に大
きな流量(ポンプ容量)を実現することができる。
【0033】図4及び図5は本発明によるベーンポンプ
の第2の実施例を示す部分分解斜視図であり、図6及び
図7はいずれもこのベーンポンプの組立て状態を示す断
面図であり、図8はこのベーンポンプの組立て状態を示
す部分断面図である。尚、図5は図4の一部を構成する
部分を示すものである。これらの図において、上記図1
〜図3におけると同様な機能を有する部材には同一の符
号が付されている。
【0034】本実施例においては、ケーシング内におい
て、駆動回転軸12に2つのスプラインが12A,12
Bが形成されている。そして、第1カム部材20及び第
2カム部材22はケーシングに対し回転可能に配置され
ており、これらカム部材にはそれぞれ上記回転軸スプラ
イン12A,12Bと噛み合うスプライン穴20A,2
2Aが形成されている。
【0035】ベーン保持部材14は、ボルトによりケー
シング胴体部2に対し固定されている。また、ベーン保
持部材14には、周方向角度位置θが0度の位置と18
0度の位置に、スライド溝16が配置されている。ベー
ン保持部材14の中央にはXY方向の貫通孔が形成され
ており、上記駆動回転軸12はここを貫通して配置され
ており該保持部材14に対し摺動回転可能である。ケー
シング胴体部2の内周面にもスライド溝16’が形成さ
れている。
【0036】図8(a)に示されている様に、ベーン保
持部材小径部14bには、周方向角度位置θが0度より
少し大きい位置から180度より少し小さい位置までの
範囲内において径方向に貫通せる第1流体通路15Aが
形成されており、周方向角度位置θが180度より少し
大きい位置から360度より少し小さい位置までの範囲
内において径方向に貫通せる第2流体通路15Bが形成
されている。そして、駆動回転軸12には、第1流体通
路15A及び第2流体通路15Bの位置する軸方向位置
において周方向角度位置θが180度ずれた反対側に開
口せる吸入用流体通路13A及び吐出用流体通路13B
が形成されている。これら吸入用流体通路13A及び吐
出用流体通路13Bは、それぞれケーシング蓋体部6に
形成された吸入用流体通路3A及び吐出用流体通路3B
と連通している。そして、吸入用流体通路3A及び吐出
用流体通路3Bは、それぞれ上記流体吸入口8及び流体
吐出口10と連通している。
【0037】また、図8(b)に示されている様に、ベ
ーン保持部材小径部14cには、周方向角度位置θが1
80度より少し大きい位置から360度より少し小さい
位置までの範囲内において径方向に貫通せる第1流体通
路15Cが形成されており、周方向角度位置θが0度よ
り少し大きい位置から180度より少し小さい位置まで
の範囲内において径方向に貫通せる第2流体通路15D
が形成されている。そして、駆動回転軸12の吸入用流
体通路13A及び吐出用流体通路13Bは、上記第1流
体通路15C及び第2流体通路15Dの位置する軸方向
位置において周方向角度位置θが180度ずれた反対側
に開口している。これらの開口の周方向角度位置は、そ
れぞれ上記第2流体通路15B及び第1流体通路15A
に対応する開口と同一である。
【0038】本実施例では、ベーン18はXY方向に相
対移動可能な2つの部分18a,18bを有しており、
これら2つの部分を圧縮コイルバネ18cによりXY方
向に互いに押し合う様に付勢させて伸長力をもたせてい
る。従って、本実施例では、ベーン18の軸方向両端縁
は第1カム面20a及び第2カム面22aに適宜の押圧
力にて当接せしめられ、隔室間の流体の漏れが少ない。
本実施例のベーン18を上記第1の実施例においても使
用することができる。
【0039】本実施例では、上記第1の実施例と同様
に、第1カム面20aと第2カム面22aとの対応する
周方向角度位置における間隔L1 は全周にわたって等し
い。
【0040】本実施例では、第1カム部材20のカム面
20a及び第2カム部材22のカム面22aと、第1環
状空洞位置に形成された第1ポンプ部及び第2環状空洞
位置に形成された第2ポンプ部における駆動回転軸12
の吸入用及び吐出用の流体通路13A,13Bの開口と
は、次の様な関係を有する。
【0041】即ち、第1環状空洞位置に形成された第1
ポンプ部において、駆動回転軸12を図7及び図8
(a)中で時計回りに回転させた場合、駆動回転軸12
の吸入用流体通路13Aの開口の周方向角度位置θが0
度〜180度の間(即ち吐出用流体通路13Bの開口の
周方向角度位置θが180度〜360度の間)では、第
1流体通路15Aと連通せる隔室の容積は次第に増加
し、第2流体通路15Bと連通せる隔室の容積は次第に
減少する様に設定されている。また、第2環状空洞位置
に形成された第2ポンプ部において、駆動回転軸12を
図7及び図8(b)中で時計回りに回転させた場合、駆
動回転軸12の吸入用流体通路13Aの開口の周方向角
度位置θが180度〜360度の間(即ち吐出用流体通
路13Bの開口の周方向角度位置θが0度〜180度の
間)では、第1流体通路15Cと連通せる隔室の容積は
次第に増加し、第2流体通路15Dと連通せる隔室の容
積は次第に減少する様に設定されている。
【0042】従って、駆動回転軸12を図7及び図8中
で時計回りに回転させると、第1環状空洞位置に形成さ
れた第1ポンプ部においては、駆動回転軸12の吸入用
流体通路13Aの開口の周方向角度位置θが0度〜18
0度の間(即ち吐出用流体通路13Bの開口の周方向角
度位置θが180度〜360度の間)では、流体吸入口
8から吸入用流体通路3A,13A及び第1流体通路1
5Aを介して隔室内へと流体吸入がなされ、且つ、隔室
から第2流体通路15B及び吐出用流体通路13B,3
Bを介して流体吐出口10へと流体吐出がなされ、更
に、駆動回転軸12の吸入用流体通路13Aの開口の周
方向角度位置θが180度〜360度の間(即ち吐出用
流体通路13Bの開口の周方向角度位置θが0度〜18
0度の間)では、流体吸入口8から吸入用流体通路3
A,13A及び第2流体通路15Bを介して隔室内へと
流体吸入がなされ、且つ、隔室から第1流体通路15A
及び吐出用流体通路13B,3Bを介して流体吐出口1
0へと流体吐出がなされる。
【0043】同様に、駆動回転軸12を図7及び図8中
で時計回りに回転させると、第2環状空洞位置に形成さ
れた第2ポンプ部においては、駆動回転軸12の吸入用
流体通路13Aの開口の周方向角度位置θが180度〜
360度の間(即ち吐出用流体通路13Bの開口の周方
向角度位置θが0度〜180度の間)では、流体吸入口
8から吸入用流体通路3A,13A及び第1流体通路1
5Cを介して隔室内へと流体吸入がなされ、且つ、隔室
から第2流体通路15D及び吐出用流体通路13B,3
Bを介して流体吐出口10へと流体吐出がなされ、更
に、駆動回転軸12の吸入用流体通路13Aの開口の周
方向角度位置θが0度〜180度の間(即ち吐出用流体
通路13Bの開口の周方向角度位置θが180度〜36
0度の間)では、流体吸入口8から吸入用流体通路3
A,13A及び第2流体通路15Dを介して隔室内へと
流体吸入がなされ、且つ、隔室から第1流体通路15C
及び吐出用流体通路13B,3Bを介して流体吐出口1
0へと流体吐出がなされる。
【0044】以上のポンプ動作において、ベーン18は
第1カム面20a及び第2カム面22aにより押されて
スライド溝16,16’内をXY方向に往復移動する。
【0045】本実施例においても、上記第1の実施例と
同様に、隔室容積の変化はカム部材20,22の軸方向
端面に形成されたカム面20a,22aにより実現され
るので、軸方向寸法を十分とることにより、径方向寸法
を小さく維持したままで、容易に大きな流量(ポンプ容
量)を実現することができる。
【0046】図9は本発明によるベーンポンプの第3の
実施例を示す分解斜視図であり、図10及び図11はい
ずれもこのベーンポンプの組立て状態を示す断面図であ
る。これらの図において、上記図1〜図8におけると同
様な機能を有する部材には同一の符号が付されている。
【0047】本実施例では、駆動回転軸12は、ケーシ
ング蓋体6を貫通してケーシング内に挿入されている。
該回転軸のY方向先端にはケーシング内においてカム部
材30が付設形成されている。カム部材30のY方向側
の端面にはカム面30aが形成されている。ベーン保持
部材14はボルトによりケーシング胴体部2に取付けら
れている。保持部材14は、大径部14aと小径部14
cとを有し、該大径部14aのY方向側には水平隔壁3
2が付設形成されている。この水平隔壁32は、周方向
角度位置θが0度及び180度となる様に配置されたベ
ーン18とは直交している。この水平隔壁32により上
下に区画されケーシング胴体部2の内周面、ベーン保持
部材大径部14aのY方向端面及びケーシング蓋体部4
の内面により囲まれて、吸入用流体流通室33A及び吐
出用流体流通室33Bが形成されている。
【0048】保持部材大径部14aには、周方向角度位
置θが0度〜90度の範囲内、90度〜180度の範囲
内、180度〜270度の範囲内及び270度〜360
度の範囲内に、それぞれXY方向に貫通せる開口34,
35,36,37が形成されている。そして、開口3
4,37には、X方向の流体流通のみを許容する第1の
逆止め弁38が取付けられており、開口35,36に
は、Y方向の流体流通のみを許容する第2の逆止め弁3
9が取付けられている。
【0049】また、2つのベーン18は、それぞれ圧縮
コイルバネ42によりX方向に付勢されており、カム部
材30のカム面30aに適宜の押圧力をもって当接せし
められている。
【0050】本実施例では、流体吸入口8及び流体吐出
口10はケーシング蓋体部4に付設形成されている。そ
して、これら流体吸入口8及び流体吐出口10は、それ
ぞれ上記吸入用流体流通室33A及び吐出用流体流通室
33Bと連通している。
【0051】本実施例においては、駆動回転軸12を回
転させると、ベーン保持部材大径部14aとカム部材3
0との間において2つのベーン18により区画され形成
された2つの隔室のいずれにおいても、当該隔室の容積
が増加する時には流体吸入口8から吸入用流体流通室3
3A及び第1逆止め弁38を介して隔室内へと流体吸入
がなされ、当該隔室の容積が減少する時には隔室から第
2逆止め弁39及び吐出用流体流通室33Bを介して流
体吐出口10へと流体吐出がなされる。
【0052】本実施例においても、上記第1及び第2の
実施例と同様に、隔室容積の変化はカム部材30の軸方
向端面に形成されたカム面30aにより実現されるの
で、軸方向寸法を十分とることにより、径方向寸法を小
さく維持したままで、容易に大きな流量(ポンプ容量)
を実現することができる。
【0053】図12は本発明によるベーンポンプの第4
の実施例を示す分解斜視図であり、図13、図14及び
図15はいずれもこのベーンポンプの組立て状態を示す
断面図である。これらの図において、上記図1〜図11
におけると同様な機能を有する部材には同一の符号が付
されている。
【0054】本実施例では、ベーン18が3つ用いられ
ており、これらベーンにより区画されて隔室が3つ形成
されている。そして、隔室が3つであることにともな
い、ベーン保持部材14及びその大径部14aよりY方
向側の構成が上記第3の実施例と異なる。即ち、保持部
材14には、その大径部14aのY方向側に中径部14
dが付設形成されている。そして、該中径部14dの径
方向外側に吸入用流体流通室43Aが形成されており、
中径部14dの径方向内側に吐出用流体流通室43Bが
形成されている。これら吸入用流体流通室43A及び吐
出用流体流通室43Bは、それぞれ流体吸入口8及び流
体吐出口10と連通している。また、ベーン18により
区画される隔室のそれぞれは、上記吸入用流体流通室4
3AとはX方向の流体流通のみを許容する第1の逆止め
弁38を介して連通しており、上記吐出用流体流通室4
3BとはY方向の流体流通のみを許容する第2の逆止め
弁39を介して連通している。
【0055】従って、本実施例においても、上記第3の
実施例と同様に、駆動回転軸12を回転させると、3つ
の隔室のいずれにおいても、当該隔室の容積が増加する
時には流体吸入口8から吸入用流体流通室43A及び第
1逆止め弁38を介して隔室内へと流体吸入がなされ、
当該隔室の容積が減少する時には隔室から第2逆止め弁
39及び吐出用流体流通室43Bを介して流体吐出口1
0へと流体吐出がなされる。
【0056】本実施例においても、上記第3の実施例と
同様の効果が得られる。
【0057】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、隔室容積
の変化はカム部材の軸方向端面に形成されたカム面によ
り実現されるので、軸方向寸法を十分とることにより、
径方向寸法を小さく維持したままで、容易に大きな流量
の得られるベーンポンプが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベーンポンプの第1の実施例を示
す一部切欠分解斜視図である。
【図2】本発明によるベーンポンプの第1の実施例の組
立て状態を示す断面図である。
【図3】本発明によるベーンポンプの第1の実施例の組
立て状態を示す断面図である。
【図4】本発明によるベーンポンプの第2の実施例を示
す部分分解斜視図である。
【図5】本発明によるベーンポンプの第2の実施例を示
す部分分解斜視図である。
【図6】本発明によるベーンポンプの第2の実施例の組
立て状態を示す断面図である。
【図7】本発明によるベーンポンプの第2の実施例の組
立て状態を示す断面図である。
【図8】本発明によるベーンポンプの第2の実施例の組
立て状態を示す部分断面図である。
【図9】本発明によるベーンポンプの第3の実施例を示
す分解斜視図である。
【図10】本発明によるベーンポンプの第3の実施例の
組立て状態を示す断面図である。
【図11】本発明によるベーンポンプの第3の実施例の
組立て状態を示す断面図である。
【図12】本発明によるベーンポンプの第4の実施例を
示す分解斜視図である。
【図13】本発明によるベーンポンプの第4の実施例の
組立て状態を示す断面図である。
【図14】本発明によるベーンポンプの第4の実施例の
組立て状態を示す断面図である。
【図15】本発明によるベーンポンプの第4の実施例の
組立て状態を示す断面図である。
【符号の説明】 2 ケーシング胴体部 3A 吸入用流体通路 3B 吐出用流体通路 4,6 ケーシング蓋体部 8 流体入口 10 流体出口 12 駆動回転軸 12A,12B スプライン 13A 吸入用流体通路 13B 吐出用流体通路 14 ベーン保持部材 14a 大径部 14b,14c 小径部 14d 中径部 15A 第1流体通路 15B 第2流体通路 15C 第1流体通路 15D 第2流体通路 16 スライド溝 18 ベーン 18a,18b ベーン部分 18c 圧縮コイルバネ 20 第1カム部材 20a 第1カム面 20A スプライン穴 21A 吸入用流体通路 21B 吐出用流体通路 22 第2カム部材 22a 第2カム面 22A スプライン穴 23A 吸入用流体通路 23B 吐出用流体通路 30 カム部材 30a カム面 32 水平隔壁 33A 吸入用流体流通室 33B 吐出用流体流通室 34,35,36,37 開口 38 第1逆止め弁 39 第2逆止め弁 42 圧縮コイルバネ 43A 吸入用流体流通室 43B 吐出用流体流通室

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に駆動回転軸が挿入されて
    おり、上記ケーシング内においてベーン保持部材及びカ
    ム部材のうちの一方が上記駆動回転軸に取付けられてお
    り他方が上記ケーシングに取付けられており、 上記ベーン保持部材には上記駆動回転軸の方向に沿って
    往復移動可能な様にベーンを受け入れているスライド溝
    が複数形成されており、 上記カム部材は上記駆動回転軸の方向の端面に周方向に
    沿って形成されたカム面を有しており、上記ベーンはそ
    の上記駆動回転軸方向の端縁が上記カム面と当接せしめ
    られており、 上記ベーン保持部材と上記カム部材のカム面と上記ケー
    シングとにより形成される環状空洞を上記ベーンにより
    区画して複数の隔室が形成されており、 上記駆動回転軸の回転にともない容積が次第に増加する
    上記隔室と外部から流体を吸入する流体吸入口とが吸入
    用流体通路により接続されており、上記駆動回転軸の回
    転にともない容積が次第に減少する上記隔室と外部へ流
    体を吐出する流体吐出口とが吐出用流体通路により接続
    されている、ことを特徴とする、ベーンポンプ。
  2. 【請求項2】 上記ベーンが上記駆動回転軸の径方向に
    放射状に配列されていることを特徴とする、請求項1に
    記載のベーンポンプ。
  3. 【請求項3】 上記駆動回転軸方向に関し異なる位置に
    上記環状空洞が複数形成されており、それぞれの環状空
    洞を上記ベーンにより区画して複数の隔室が形成されて
    いることを特徴とする、請求項1または2に記載のベー
    ンポンプ。
  4. 【請求項4】 上記ベーン保持部材が上記駆動回転軸方
    向に関し中央に形成された大径部とその両側に形成され
    た2つの小径部とを有し、該2つの小径部のそれぞれと
    上記大径部とを含んで上記環状空洞が2つ形成されてお
    り、上記ベーンが上記2つの環状空洞にわたって往復移
    動可能であり上記2つの環状空洞内において隔室形成に
    寄与していることを特徴とする、請求項3に記載のベー
    ンポンプ。
  5. 【請求項5】 上記ベーン保持部材の上記駆動回転軸方
    向に関し両側にそれぞれ上記カム部材が配置されてお
    り、これら2つのカム部材の上記駆動回転軸周方向の対
    応位置の間の距離が全周にわたって一定であることを特
    徴とする、請求項4に記載のベーンポンプ。
  6. 【請求項6】 上記ベーンが上記カム部材のカム面に対
    し押圧される様に付勢されていることを特徴とする、請
    求項1〜5のいずれかに記載のベーンポンプ。
  7. 【請求項7】 上記ベーンが上記駆動回転軸方向に相対
    移動可能な2つの部分を有しており、これら2つの部分
    は上記駆動回転軸方向に互いに押し合う様に付勢されて
    いることを特徴とする、請求項6に記載のベーンポン
    プ。
  8. 【請求項8】 上記吸入用流体通路及び上記吐出用流体
    通路がいずれも上記カム部材及び上記ケーシングを経由
    して形成されていることを特徴とする、請求項1〜7の
    いずれかに記載のベーンポンプ。
  9. 【請求項9】 上記吸入用流体通路及び上記吐出用流体
    通路がいずれも上記ベーン保持部材及び上記駆動回転軸
    を経由して形成されていることを特徴とする、請求項1
    〜7のいずれかに記載のベーンポンプ。
  10. 【請求項10】 上記吸入用流体通路及び上記吐出用流
    体通路と上記隔室との間に逆止め弁が介在していること
    を特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のベーン
    ポンプ。
  11. 【請求項11】 上記吸入用流体通路及び上記吐出用流
    体通路がそれぞれ上記ケーシング内に形成された吸入用
    流体流通室及び吐出用流体流通室を含んでなることを特
    徴とする、請求項1〜7,10のいずれかに記載のベー
    ンポンプ。
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