JPH0827117B2 - 蓄冷材を備えた保冷庫 - Google Patents
蓄冷材を備えた保冷庫Info
- Publication number
- JPH0827117B2 JPH0827117B2 JP63061762A JP6176288A JPH0827117B2 JP H0827117 B2 JPH0827117 B2 JP H0827117B2 JP 63061762 A JP63061762 A JP 63061762A JP 6176288 A JP6176288 A JP 6176288A JP H0827117 B2 JPH0827117 B2 JP H0827117B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- evaporation pipe
- inner box
- cold storage
- heat insulating
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D11/00—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D3/00—Devices using other cold materials; Devices using cold-storage bodies
- F25D3/02—Devices using other cold materials; Devices using cold-storage bodies using ice, e.g. ice-boxes
- F25D3/06—Movable containers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D16/00—Devices using a combination of a cooling mode associated with refrigerating machinery with a cooling mode not associated with refrigerating machinery
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/06—Walls
- F25D23/061—Walls with conduit means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D11/00—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
- F25D11/006—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators with cold storage accumulators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2331/00—Details or arrangements of other cooling or freezing apparatus not provided for in other groups of this subclass
- F25D2331/80—Type of cooled receptacles
- F25D2331/804—Boxes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/38—Refrigerating devices characterised by wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓄冷材を備えた保冷庫に関する。
(従来の技術) 一般の保冷庫は、保冷室を区画形成する内箱、この内
箱を覆う外箱、及び内箱と外箱との間に介在する断熱材
とを有する断熱箱を含んでいる。従来、全面開口を有す
る断熱箱に、断熱材を内蔵したドアを回動自在に取り付
けてなる断熱庫の庫内を保冷するのに蓄冷材を用いるこ
とがある。また断熱庫に冷凍回路を組み付け、それの蒸
発パイプを庫内に設置することによって、庫内を冷却出
来るようにするとともに、上述の庫内の蓄冷材を冷却し
蓄冷を行うことが出来るようにした保冷庫もある。後者
の場合、断熱庫外に圧縮機や凝縮器等を備え、蒸発パイ
プの一端を膨張弁を介して凝縮器に接続し、他端を圧縮
機に接続している。
箱を覆う外箱、及び内箱と外箱との間に介在する断熱材
とを有する断熱箱を含んでいる。従来、全面開口を有す
る断熱箱に、断熱材を内蔵したドアを回動自在に取り付
けてなる断熱庫の庫内を保冷するのに蓄冷材を用いるこ
とがある。また断熱庫に冷凍回路を組み付け、それの蒸
発パイプを庫内に設置することによって、庫内を冷却出
来るようにするとともに、上述の庫内の蓄冷材を冷却し
蓄冷を行うことが出来るようにした保冷庫もある。後者
の場合、断熱庫外に圧縮機や凝縮器等を備え、蒸発パイ
プの一端を膨張弁を介して凝縮器に接続し、他端を圧縮
機に接続している。
一方、蓄冷材は、通常、軟質樹脂袋等に封入された状
態で、断熱庫内の収納物品の間、或いは断熱庫内の上部
に置かれて使用されている。その場合には、蓄冷材は、
断熱庫内の冷気によって冷却され、そして蓄冷する。
態で、断熱庫内の収納物品の間、或いは断熱庫内の上部
に置かれて使用されている。その場合には、蓄冷材は、
断熱庫内の冷気によって冷却され、そして蓄冷する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この蓄冷材と冷気との間の熱交換が効
率良く行われず、蓄冷材の冷却に時間がかかる。この
為、蓄冷材を適当な温度にまで下げようとしてもなかな
か下がらず、反対に蓄冷材が適当な温度になると、庫内
が冷え過ぎてしまう不都合がある。
率良く行われず、蓄冷材の冷却に時間がかかる。この
為、蓄冷材を適当な温度にまで下げようとしてもなかな
か下がらず、反対に蓄冷材が適当な温度になると、庫内
が冷え過ぎてしまう不都合がある。
また、蓄冷材は断熱庫内にあるので、その容積を大き
くするにも、物品収容能力との関係で制限される。この
為、保冷時間が制限され、一時的(1〜3時間程度)な
保冷しか期待できない。
くするにも、物品収容能力との関係で制限される。この
為、保冷時間が制限され、一時的(1〜3時間程度)な
保冷しか期待できない。
それ故に、本発明の課題は、蓄冷材を急速に冷却で
き、しかも保冷能力の高い蓄冷材を備えた保冷庫を提供
することにある。
き、しかも保冷能力の高い蓄冷材を備えた保冷庫を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、保冷室を区画する内箱及び所定空間
をおいて該内箱を覆う外箱、並びに該空間内に介在する
断熱材を有する断熱庫と、前記保冷室を冷却するための
冷凍回路の蒸発パイプと、該蒸発パイプによって冷却さ
れる蓄冷材とを含む保冷庫において、前記蒸発パイプは
前記内箱の外壁面に配置され、かつ軟質樹脂袋に封入さ
れた蓄冷材に密着して覆われており、さらに、前記蓄冷
材は前記断熱材に密着して覆われているとともに、前記
断熱材の発泡圧力を用いて前記蒸発パイプ及び前記蓄冷
材のそれぞれを前記内箱の外壁面に密着させたことを特
徴とする蓄冷材を備えた保冷庫が得られる。
をおいて該内箱を覆う外箱、並びに該空間内に介在する
断熱材を有する断熱庫と、前記保冷室を冷却するための
冷凍回路の蒸発パイプと、該蒸発パイプによって冷却さ
れる蓄冷材とを含む保冷庫において、前記蒸発パイプは
前記内箱の外壁面に配置され、かつ軟質樹脂袋に封入さ
れた蓄冷材に密着して覆われており、さらに、前記蓄冷
材は前記断熱材に密着して覆われているとともに、前記
断熱材の発泡圧力を用いて前記蒸発パイプ及び前記蓄冷
材のそれぞれを前記内箱の外壁面に密着させたことを特
徴とする蓄冷材を備えた保冷庫が得られる。
(作用) 本発明の保冷庫において、蒸発パイプは内箱の外壁面
に配置され、かつ軟質樹脂袋に封入された蓄冷材によっ
て前記外壁面方向へ押圧される様に密着して覆われてお
り、更に該蓄冷材は前記断熱材によって前記蒸発パイプ
方向へ押圧されるように密着して覆われているので、冷
凍回路の運転により蒸発パイプの温度が低下すると、断
熱庫内が冷却されるのと同時に蓄冷材も効率良く冷却さ
れる。
に配置され、かつ軟質樹脂袋に封入された蓄冷材によっ
て前記外壁面方向へ押圧される様に密着して覆われてお
り、更に該蓄冷材は前記断熱材によって前記蒸発パイプ
方向へ押圧されるように密着して覆われているので、冷
凍回路の運転により蒸発パイプの温度が低下すると、断
熱庫内が冷却されるのと同時に蓄冷材も効率良く冷却さ
れる。
また、蓄冷材が内箱の外壁面側にあって蒸発パイプと
断熱材の間に位置するので、その容量を大きくしても断
熱庫の物品収容能力に影響を与えず、この為、従来に比
べ蓄冷材の容量を大きくすることができる。
断熱材の間に位置するので、その容量を大きくしても断
熱庫の物品収容能力に影響を与えず、この為、従来に比
べ蓄冷材の容量を大きくすることができる。
(実施例) 第1図は、本発明の一実施例による保冷庫の縦断面図
である。第1図を参照して、この保冷庫には、保冷室を
区画する内箱2及び所定空間をおいて、該内箱2を覆う
外箱3、並びに該空間内に介在する断熱材4を有する断
熱箱1を含む。断熱箱1の前面は開口しており、ここに
は断熱材5を内蔵したドア6が回動自在に取り付けてあ
る。ドア6には断熱箱1との対向面にパッキン7が取り
付けられいる。断熱箱1とドア6とを合わせてここでは
断熱庫8と呼ぶ。
である。第1図を参照して、この保冷庫には、保冷室を
区画する内箱2及び所定空間をおいて、該内箱2を覆う
外箱3、並びに該空間内に介在する断熱材4を有する断
熱箱1を含む。断熱箱1の前面は開口しており、ここに
は断熱材5を内蔵したドア6が回動自在に取り付けてあ
る。ドア6には断熱箱1との対向面にパッキン7が取り
付けられいる。断熱箱1とドア6とを合わせてここでは
断熱庫8と呼ぶ。
断熱庫8内にはダクト9が備えられている。ダクト9
内には送風機10が備えられている。この送風機10は、内
箱2の側壁に設けられたサーモスタット11に接続されて
おり、庫内の温度に応じて前記送風機10の駆動停止を
し、庫内の冷え過ぎを防止する。
内には送風機10が備えられている。この送風機10は、内
箱2の側壁に設けられたサーモスタット11に接続されて
おり、庫内の温度に応じて前記送風機10の駆動停止を
し、庫内の冷え過ぎを防止する。
また、断熱庫8の下面には、冷凍回路の圧縮機よりな
る主要部12及びキャスター13が備えられている。
る主要部12及びキャスター13が備えられている。
尚、送風機10の電源は、外部電源を使用出来る時はこ
こから電源を得、外部電源を使用出来ない時は、内蔵の
バッテリー(図示せず)から電源を得る様に成ってい
る。このバッテリーの充電は、冷凍回路の駆動時に行
い、バッテリー充電時でも送風機10の回転は可能として
ある。
こから電源を得、外部電源を使用出来ない時は、内蔵の
バッテリー(図示せず)から電源を得る様に成ってい
る。このバッテリーの充電は、冷凍回路の駆動時に行
い、バッテリー充電時でも送風機10の回転は可能として
ある。
前記保冷室を冷却するために内箱2の外壁面には冷凍
回路の蒸発パイプ14が巻き付けて配置されている(第2
図参照)。蒸発パイプ14の断面形状は第1図において、
略半円形であるが、第3図及び第4図に示す他の実施例
の要部の断面図の如く、略三角形状或いは円形等でも構
わない。また、蒸発パイプ14は、これを、略波形状(又
は蛇行状)等に屈曲させ、そしてこの屈曲させた蒸発パ
イプ14を内箱2の外壁面に配置しても構わない。
回路の蒸発パイプ14が巻き付けて配置されている(第2
図参照)。蒸発パイプ14の断面形状は第1図において、
略半円形であるが、第3図及び第4図に示す他の実施例
の要部の断面図の如く、略三角形状或いは円形等でも構
わない。また、蒸発パイプ14は、これを、略波形状(又
は蛇行状)等に屈曲させ、そしてこの屈曲させた蒸発パ
イプ14を内箱2の外壁面に配置しても構わない。
第5図は第1図の実施例において使用されている蓄冷
材の斜視図、第6図は同蓄冷材の縦断面図である。
材の斜視図、第6図は同蓄冷材の縦断面図である。
第5図及び第6図をも参照して、前記蒸発パイプ14は
前記内箱2の外壁面に配置されており、その外側面を蓄
冷材15に密着して覆われており、そして蓄冷材15は、軟
質樹脂袋製のパッケージ16内に蓄冷材17を封入し形成さ
れ、一定間隔にヒートシール(軟質樹脂袋のパッケージ
16の途中を熱溶着すること)をして、軟質樹脂袋製のパ
ッケージ16を適当量の大きさに区画して内部の蓄冷材17
の片寄りを防止して成る。またパッケージ16の一面(蒸
発パイプ14と内箱2に接する面)には、アルミ等の薄板
状の良熱伝導材を配置し、この良熱伝導材の表裏両面側
には、粘着剤が塗布されている。この為、表裏両面粘着
機能を有するアルミ等の薄板状の良熱伝導材をパッケー
ジ16の一面に貼付された蓄熱材15は、粘着テープ(又は
粘着剤を塗布された)機能を有しており、蒸発パイプ14
を内箱2の外壁面に密着して覆い固定している。
前記内箱2の外壁面に配置されており、その外側面を蓄
冷材15に密着して覆われており、そして蓄冷材15は、軟
質樹脂袋製のパッケージ16内に蓄冷材17を封入し形成さ
れ、一定間隔にヒートシール(軟質樹脂袋のパッケージ
16の途中を熱溶着すること)をして、軟質樹脂袋製のパ
ッケージ16を適当量の大きさに区画して内部の蓄冷材17
の片寄りを防止して成る。またパッケージ16の一面(蒸
発パイプ14と内箱2に接する面)には、アルミ等の薄板
状の良熱伝導材を配置し、この良熱伝導材の表裏両面側
には、粘着剤が塗布されている。この為、表裏両面粘着
機能を有するアルミ等の薄板状の良熱伝導材をパッケー
ジ16の一面に貼付された蓄熱材15は、粘着テープ(又は
粘着剤を塗布された)機能を有しており、蒸発パイプ14
を内箱2の外壁面に密着して覆い固定している。
因みに、断熱庫8を製造するには、先ず内箱2の外壁
面に蒸発パイプ14を巻き付け配置し、次にこの蒸発パイ
プ14の外側から軟質樹脂袋に封入された蓄冷材15によっ
て内箱2の外壁面に密着して覆い固定し、しかる後この
内箱2を外箱3内に配置し、そして内箱2と外箱3の間
でウレタン発泡させ、この発泡ウレタンを内箱2と外箱
3の間に充填する。即ち蒸発パイプ14は内箱2の外壁面
に配置され、かつその外側面を軟質樹脂袋に封入された
蓄冷材15に密着して覆われており、さらに、蓄冷材15の
外側面は断熱材4に密着して覆われているとともに、断
熱材4の発泡圧力を用いて蒸発パイプ14及び蓄冷材15の
それぞれを内箱2の外壁面に密着させた断熱箱1を形成
する。そして最後に断熱箱1にドア6を回動自在に取り
付ければ断熱庫8の製造が完了する。内箱2と外箱3
は、この発泡ウレタンによって剛性が上がり、また蓄冷
材15は、発泡ウレタンによって平均した厚さ形状を保持
したままとなる。
面に蒸発パイプ14を巻き付け配置し、次にこの蒸発パイ
プ14の外側から軟質樹脂袋に封入された蓄冷材15によっ
て内箱2の外壁面に密着して覆い固定し、しかる後この
内箱2を外箱3内に配置し、そして内箱2と外箱3の間
でウレタン発泡させ、この発泡ウレタンを内箱2と外箱
3の間に充填する。即ち蒸発パイプ14は内箱2の外壁面
に配置され、かつその外側面を軟質樹脂袋に封入された
蓄冷材15に密着して覆われており、さらに、蓄冷材15の
外側面は断熱材4に密着して覆われているとともに、断
熱材4の発泡圧力を用いて蒸発パイプ14及び蓄冷材15の
それぞれを内箱2の外壁面に密着させた断熱箱1を形成
する。そして最後に断熱箱1にドア6を回動自在に取り
付ければ断熱庫8の製造が完了する。内箱2と外箱3
は、この発泡ウレタンによって剛性が上がり、また蓄冷
材15は、発泡ウレタンによって平均した厚さ形状を保持
したままとなる。
尚、蓄冷材15は、一定間隔にヒートシール(熱溶着)
をし、これによって蓄冷材15の量を一定量に区切りその
厚み形状をほぼ均一にしてあるが、必ずしも一定間隔に
ヒートシールする必要はない。
をし、これによって蓄冷材15の量を一定量に区切りその
厚み形状をほぼ均一にしてあるが、必ずしも一定間隔に
ヒートシールする必要はない。
また、蓄冷材15の一面を必ずしも良熱伝導材で構成す
る必要はなく、同様に蓄冷材15の一面に必ずしも粘着剤
を塗布する必要はない。この場合、断熱箱8を製造する
には、内箱2の外壁面に蒸発パイプ14を粘着テープ(こ
こでは薄板状アルミニウムの片面に粘着剤を塗布したア
ルミ粘着テープが適する)で内箱2の外壁面に固定し、
そして蓄冷材15を蒸発パイプ14の外側面周囲に配置し、
しかる後、粘着テープによって蓄冷材15を内箱2の外壁
面に固定すれば良い。
る必要はなく、同様に蓄冷材15の一面に必ずしも粘着剤
を塗布する必要はない。この場合、断熱箱8を製造する
には、内箱2の外壁面に蒸発パイプ14を粘着テープ(こ
こでは薄板状アルミニウムの片面に粘着剤を塗布したア
ルミ粘着テープが適する)で内箱2の外壁面に固定し、
そして蓄冷材15を蒸発パイプ14の外側面周囲に配置し、
しかる後、粘着テープによって蓄冷材15を内箱2の外壁
面に固定すれば良い。
(発明の効果) 本発明の保冷庫は、上述したように断熱箱とドアとを
有する断熱庫を含み、この内の断熱箱において、蒸発パ
イプを保冷室を区画する内箱の外壁面に密着配置させた
ことにより、保冷室内(庫内)の床上(内箱内壁面上)
に収納された物品や保冷室内(庫内)を、蒸発パイプに
より冷やされた内箱内壁面から直接の熱伝導によって冷
却する直冷式の庫内冷却が行える。そして、単に庫内に
収納された蓄冷材を冷却する場合と異なり、蒸発パイプ
と蓄冷材とが密着配置されているため、庫内の冷え過ぎ
を防止しつつ所定の温度に蓄冷材の急速冷却を行うこと
ができる。また、蓄冷材を軟質樹脂袋に適当な大きさに
区画して封入した場合に、断熱材による押圧作用(より
詳しくは、断熱材に用いられる発泡ウレタンの発泡圧力
による押圧作用)を受けても蓄冷材が片寄ることなく一
定厚み形状を保持できているため、蒸発パイプと蓄冷材
との密着が強まり、蒸発パイプによる蓄冷材の冷却をよ
り良好に行うことが可能である。更に、内箱と外箱に囲
まれた空間内に蓄冷材並びに蒸発パイプを設置したた
め、断熱庫の収容能力に影響を与えることなく蓄冷材の
容量を大きくすることが出来るという顕著な作用効果を
奏するものである。
有する断熱庫を含み、この内の断熱箱において、蒸発パ
イプを保冷室を区画する内箱の外壁面に密着配置させた
ことにより、保冷室内(庫内)の床上(内箱内壁面上)
に収納された物品や保冷室内(庫内)を、蒸発パイプに
より冷やされた内箱内壁面から直接の熱伝導によって冷
却する直冷式の庫内冷却が行える。そして、単に庫内に
収納された蓄冷材を冷却する場合と異なり、蒸発パイプ
と蓄冷材とが密着配置されているため、庫内の冷え過ぎ
を防止しつつ所定の温度に蓄冷材の急速冷却を行うこと
ができる。また、蓄冷材を軟質樹脂袋に適当な大きさに
区画して封入した場合に、断熱材による押圧作用(より
詳しくは、断熱材に用いられる発泡ウレタンの発泡圧力
による押圧作用)を受けても蓄冷材が片寄ることなく一
定厚み形状を保持できているため、蒸発パイプと蓄冷材
との密着が強まり、蒸発パイプによる蓄冷材の冷却をよ
り良好に行うことが可能である。更に、内箱と外箱に囲
まれた空間内に蓄冷材並びに蒸発パイプを設置したた
め、断熱庫の収容能力に影響を与えることなく蓄冷材の
容量を大きくすることが出来るという顕著な作用効果を
奏するものである。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の実施例における内箱と蒸発パイプの関係を示す斜視
図、第3図及び第4図は他の実施例における要部の断面
図、第5図は第1図の実施例において使用されている蓄
冷材の斜視図、第6図は同蓄冷材の縦断面図である。 1……断熱箱、2……内箱、3……外箱、4……断熱
材、5……断熱材、6……ドア、7……パッキン、8…
…断熱庫、9……ダクト、10……送風機、11……サーモ
スタット、12……冷凍回路の主要部、13……キャスタ
ー、14……蒸発パイプ、15……蓄冷材、16……軟質樹脂
袋製のパッケージ、17……蓄冷剤。
の実施例における内箱と蒸発パイプの関係を示す斜視
図、第3図及び第4図は他の実施例における要部の断面
図、第5図は第1図の実施例において使用されている蓄
冷材の斜視図、第6図は同蓄冷材の縦断面図である。 1……断熱箱、2……内箱、3……外箱、4……断熱
材、5……断熱材、6……ドア、7……パッキン、8…
…断熱庫、9……ダクト、10……送風機、11……サーモ
スタット、12……冷凍回路の主要部、13……キャスタ
ー、14……蒸発パイプ、15……蓄冷材、16……軟質樹脂
袋製のパッケージ、17……蓄冷剤。
Claims (1)
- 【請求項1】保冷室を区画する内箱及び所定空間をおい
て該内箱を覆う外箱、並びに該空間内に介在する断熱材
を有する断熱庫と、前記保冷室を冷却するための冷凍回
路の蒸発パイプと、該蒸発パイプによって冷却される蓄
冷材とを含む保冷庫において、前記蒸発パイプは前記内
箱の外壁面に配置され、かつ軟質樹脂袋に封入された蓄
冷材に密着して覆われており、さらに、前記蓄冷材は前
記断熱材に密着して覆われているとともに、前記断熱材
の発泡圧力を用いて前記蒸発パイプ及び前記蓄冷材のそ
れぞれを前記内箱の外壁面に密着させたことを特徴とす
る蓄冷材を備えた保冷庫。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63061762A JPH0827117B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 蓄冷材を備えた保冷庫 |
MYPI89000305A MY104416A (en) | 1988-03-17 | 1989-03-13 | Refrigerator with efficient cold accumulator |
US07/324,028 US4951481A (en) | 1988-03-17 | 1989-03-16 | Refrigerator with efficient cold accumulator |
KR1019890003412A KR890014345A (ko) | 1988-03-17 | 1989-03-17 | 보냉 컨테이너 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63061762A JPH0827117B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 蓄冷材を備えた保冷庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01239359A JPH01239359A (ja) | 1989-09-25 |
JPH0827117B2 true JPH0827117B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=13180475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63061762A Expired - Lifetime JPH0827117B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 蓄冷材を備えた保冷庫 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4951481A (ja) |
JP (1) | JPH0827117B2 (ja) |
KR (1) | KR890014345A (ja) |
MY (1) | MY104416A (ja) |
Families Citing this family (24)
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---|---|---|---|---|
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