JPH08269026A - 3−ヒドロキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5h)−オンの製造法 - Google Patents

3−ヒドロキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5h)−オンの製造法

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JPH08269026A
JPH08269026A JP7237417A JP23741795A JPH08269026A JP H08269026 A JPH08269026 A JP H08269026A JP 7237417 A JP7237417 A JP 7237417A JP 23741795 A JP23741795 A JP 23741795A JP H08269026 A JPH08269026 A JP H08269026A
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ヒュテネン マルチ
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Orion Yhtyma Oy
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3-ヒドロキシ-5-[2-(ジメチルアミノ)エ
チル]-2,3-ジヒドロ-2-(4-メトキシフェニル)-1,5-
ベンゾチアゼピン-4(5H)-オンおよびその塩を、複雑な
工程を用いることなく、既知の方法よりも安全で能率的
にかつ経済的に製造する方法を提供すること。 【解決手段】 ベンゾチアゼピン誘導体(II)を、2-
(ジメチルアミノ)エチルハライドを用いて、炭酸カリ
ウムまたは水酸化カリウムの存在下2-ブタノンと水から
なる反応混合物中でアルキル化することによって、式
(I): 【化14】 のシス-(+)-3-ヒドロキシ-5-[2-(ジメチルアミノ)エ
チル]-2,3-ジヒドロ-2-(4-メトキシフェニル)-1,5-
ベンゾチアゼピン-4(5H)-オンを製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シス−(+)−3
−アセトキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]
−2,3−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−
1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン(以下ジ
ルチアゼムと称する)などの薬学的に活性な化合物の製
造に用いられうる、3−ヒドロキシ−5−[2−(ジメ
チルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−2−(4−
メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン−4
(5H)−オンおよびその塩の製造法に関し、式(I
a):
【0002】
【化5】
【0003】で示されるジルチアゼムは、心血管治療
(cardiovascular therapy)、とくに狭心症の治療にお
いて用いられる。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ジル
チアゼムの製造は米国特許第3,562,257号明細
書に記載されている。該文献に記載されている方法にお
いては、式(II):
【0005】
【化6】
【0006】で示される3−ヒドロキシ−2,3−ジヒ
ドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾ
チアゼピン−4(5H)−オンを、水素化ナトリウム、
金属ナトリウムまたはナトリウムアミドなどの塩基の存
在下で、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、トルエン
またはキシレンなどの溶媒中で2−(ジメチルアミノ)
エチルクロライドと反応させて、式(I):
【0007】
【化7】
【0008】で示されるシス−(+)−3−ヒドロキシ
−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジ
ヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベン
ゾチアゼピン−4(5H)−オンを生じ、さらにこの式
(I)で示される化合物を無水酢酸と反応させてジルチ
アゼム(Ia)を製造する。
【0009】欧州特許出願公開第0081234号明細
書には、別のN−アルキル化の方法が記載されている。
この文献には、前記ベンゾチアゼピン誘導体(I)また
はジルチアゼム(Ia)の製造法が開示されており、式
(II)で示される前記化合物を水酸化カリウムの存在
下アセトン中で2−(ジメチルアミノ)エチルクロライ
ドと縮合することによって前記ベンゾチアゼピン誘導体
(I)を製造する方法、または式(IIa):
【0010】
【化8】
【0011】で示されるシス−(+)−3−アセトキシ
−2,3−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−
1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンを、アセ
トン、酢酸の低級アルキルエステル(lower alkyl acet
ate)、アセトンと水との混合物および酢酸の低級アル
キルエステルと水との混合物から選ばれた溶媒中で、炭
酸カリウムの存在下、2−(ジメチルアミノ)エチルク
ロライドと縮合することによってジルチアゼム(Ia)
を製造する方法が開示されている。
【0012】しかしながらこの方法にはいくつか不利な
点がある。欧州特許出願公開第0081234号明細書
の実施例に記載されているすべての方法においては、充
分な純度の生成物をえるために、目的生成物は、複雑な
作業工程ステップ(work-upprocess step)ののち、エ
タノールからその塩酸塩として結晶化することにより単
離される。
【0013】さらに、アセトンは水と完全に混和するの
で、水洗によって塩類(salts)を除去するという通常
の除去方法は不可能である。したがって、まず溶媒を除
去し、トルエンなどの別の溶媒に変えて塩類を除去した
のち、続いてエタノールに変えなければならず、こうし
てエタノールから生成物を結晶化することができ、エタ
ノールを用いて不純物を除去することができる。これは
不経済な方法であり、かつ時間、エネルギーおよび容量
(capacity)を浪費する方法である。
【0014】欧州特許出願公開第0081234号明細
書に記載のすべての実施例から、かかる方法では出発物
質1重量部に対して8〜10重量部の溶媒が必要であ
り、かつ反応時間は3時間から30時間までといろいろ
であること、そしてこのことがこの方法が費用のかかる
かつ容量を浪費するものにしていることが示される。
【0015】さらに、酢酸エチルおよび酢酸メチルは、
塩基性条件下では加水分解するので、これら溶媒の再生
(regeneration)および再利用はかなり困難となる。
【0016】国際公開第92/110485号パンフレ
ットには、溶媒としてトルエンを、塩基として炭酸カリ
ウムを、追加の(additional)溶媒としてジメチルホル
ムアミドまたはN−メチルピロリジノンを用いたアルキ
ル化反応が記載されている。しかしながら、この反応は
反応を完了させるために相間移動触媒を必要とするの
で、この系(system)は複雑で費用のかかるものとな
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、薬学的
に活性な式(I)で示されるベンゾチアゼピン誘導体お
よびジルチアゼム(Ia)を工業的に製造するための簡
単で経済的かつ信頼できる方法を提供することである。
【0018】本発明のもう1つの目的は、式(I)で示
される薬学的に活性なベンゾチアゼピン誘導体、および
こうして製造された化合物(I)を出発物質(中間体)
として用いてジルチアゼム(Ia)などの薬学的に活性
な反応生成物を、迅速かつ高い生産性で製造することの
できる方法を提供することである。
【0019】本発明のさらなる目的は、職業上および環
境上の安全性を向上させることである。
【0020】本発明の前記した目的およびそのほかの目
的は特許請求の範囲に記載されている発明によって達成
された。
【0021】すなわち本発明は、式(II):
【0022】
【化9】
【0023】で示されるベンゾチアゼピン誘導体または
その塩を、2−(ジメチルアミノ)エチルハライドまた
はその塩を用いて、炭酸カリウムまたは水酸化カリウム
の存在下でアルキル化することによる製造法であって、
該アルキル化を2−ブタノンと水からなる反応混合物中
で行なうことを特徴とする、式(I):
【0024】
【化10】
【0025】で示されるシス−(+)−3−ヒドロキシ
−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジ
ヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベン
ゾチアゼピン−4(5H)−オンまたはその塩の製造法
に関する。
【0026】本発明の前記製造法においては、反応混合
物中の水の量が2−ブタノン1モルに対して少なくとも
0.4モルである製造法、反応混合物中の水の量が2−
ブタノン1モルに対して少なくとも0.6モルである製
造法、反応混合物中の水の量が2−ブタノン1モルに対
して0.7〜0.9モルの範囲にある製造法、炭酸カリ
ウムまたは水酸化カリウムの量が、式(II)で示され
るベンゾチアゼピン誘導体またはその塩1モルに対し
て、3〜3.5モルの範囲にある製造法、反応混合物中
の2−ブタノンの量が、式(II)で示されるベンゾチ
アゼピン誘導体またはその塩1重量部に対して、1.3
〜1.9重量部の範囲にある製造法、2−(ジメチルア
ミノ)エチルハライドまたはその塩の量が、式(II)
で示されるベンゾチアゼピン誘導体またはその塩1モル
に対して、1.05〜1.18モルの範囲にある製造
法、2−(ジメチルアミノ)エチルハライドまたはその
塩が2−(ジメチルアミノ)エチルクロライドまたはそ
の塩である製造法、および前記製造法を50分〜2.5
時間の範囲内の時間に行ない、そののち追加の水を反応
混合物に加え、つぎにえられた水相を生成物を含有する
有機相から分離し、2−ブタノンを生成物を含有する有
機相から除去する製造法が好ましい。
【0027】さらに本発明は、請求項1ないし9のいず
れかに記載の製造法によってえられた式(I)で示され
るベンゾチアゼピン誘導体を、続いてカルボキシハライ
ド(carboxyhalide)、カルボン酸無水物、活性化され
たエステル誘導体および式(III): R2−Y−COOH (III) (式中、R2はシクロアルキル、低級アルコキシカルボ
ニル、COOH、低級アルカノイル、ヘテロサイクリル
(heterocyclyl)、ハロゲン原子、低級アルキル、低級
アルコキシ、アラルコキシ(aralkoxy)、モノハロアル
キル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、ヒドロキ
シ、アリーロキシ、アミノ、アシルアミノ、低級アルキ
ルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスル
ホニル、ジ−(低級アルキル)−アミノスルホニル(di
-(lower alkyl)-aminosulfonyl)、アリールカルボニ
ル、低級アルコキシカルボニル、または1〜3の置換基
で置換されていてもよいフェニルを表わし、Yは単結合
(a bond)、低級アルキレン、低級アルケニレンまたは
低級アルキレンオキシを表わす)で示される化合物また
はその塩よりなる群から選ばれた1つの活性試薬(acti
ve reagent)を用いて、3位でアシル化することによる
製造法であって、該アシル化反応が、アルキル化反応を
行ない、反応混合物から水および2−ブタノンを除去
し、反応混合物からの水および2−ブタノンの除去とア
シル化反応ステップとのあいだに精製または結晶ステッ
プを介在させることなく、適宜以下の式(Ia′)で示
されるアシル化生成物をその薬学的に許容しうる塩に変
えたあとに、直接そのままで(in situ)行なわれるこ
とを特徴とする、式(Ia′):
【0028】
【化11】
【0029】(式中、R2およびYは前記と同じ)で示
されるベンゾチアゼピン誘導体またはその薬学的に許容
しうる塩の製造法に関し、とりわけ請求項1ないし9の
いずれかに記載の製造法によってえられた式(I)で示
されるベンゾチアゼピン誘導体を、続いて3位でアセチ
ル化することによる製造法であって、該アセチル化反応
が、アルキル化反応を行ない、反応混合物から水および
2−ブタノンを除去し、反応混合物からの水および2−
ブタノンの除去とアセチル化反応ステップとのあいだに
精製または結晶ステップを介在させることなく、適宜以
下の式(Ia)で示されるアセチル化生成物をその薬学
的に許容しうる塩に変えたあとに、直接そのままで行な
われることを特徴とする、式(Ia′)で示されるベン
ゾチアゼピン誘導体が式(Ia):
【0030】
【化12】
【0031】で示されるシス−(+)−3−アセトキシ
−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジ
ヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベン
ゾチアゼピン−4(5H)−オンである、製造法が好ま
しい。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の一観点は、シス体でもト
ランス体でもよく(+)旋光または(−)旋光を有して
いてもよい、式(II)で示されるベンゾチアゼピン誘
導体またはその塩を、炭酸カリウムまたは水酸化カリウ
ムの存在下にて、2−(ジメチルアミノ)エチルハライ
ドまたはその塩を用いてアルキル化することからなる、
かかる反応を2−ブタノンと水からなる反応混合物中で
行なうことを特徴とする方法である。
【0033】本発明の方法の1つの利点は、必要とする
有機溶媒の量が既知の方法で必要とされる量よりもはる
かに少ないことである。本発明の一実施態様において、
この反応を行なうために用いられる反応混合物中の2−
ブタノンの量は出発物質1重量部に対してわずか1.3
〜1.9重量部である。
【0034】本発明の方法のもう1つの利点は、本発明
の方法を行なうのに用いる、きわめて有毒なかつ発癌性
のあるアルキル化試薬、2−(ジメチルアミノ)エチル
ハライドの量が、ベンゾチアゼピン誘導体(II)1m
olあたり1.2mol未満というかなり少ない量であ
ってもよいということである。
【0035】さらにもう1つの利点は、本発明の方法は
生産性が高いということである。一実施態様において、
出発物質を少なくとも90%、好ましくは少なくとも9
5%生成物に変換(conversion)するのに要する時間は
一般に50分〜2.5時間の範囲であり、反応は用いる
水酸化カリウムまたは炭酸カリウムの量にしばしば依存
するが、50分〜1.5時間以内で行なわれるのが好ま
しい。
【0036】2−(ジメチルアミノ)エチルハライドの
好ましい量の範囲は、式(II)で示されるベンゾチア
ゼピン誘導体1モルに対して、1.05〜1.18モ
ル、とくに好ましくは1.12〜1.16モルである。
2−(ジメチルアミノ)エチルハライドのハライドは好
ましくはクロライドである。
【0037】前記製造法に用いられる炭酸カリウムまた
は水酸化カリウムの好ましい量は、式(II)で示され
るベンゾチアゼピン誘導体1モルに対して、3〜3.5
モル、とくに好ましくは3.1〜3.3モルである。
【0038】反応混合物中の2−ブタノンの好ましい量
は、式(II)で示されるベンゾチアゼピン誘導体の1
重量部に対して、1〜2重量部、より好ましくは1.3
〜1.9重量部、さらにより好ましくは1.6重量部±
15%(1.36〜1.84重量部)である。
【0039】反応混合物中の水の量は、2−ブタノン1
モルに対して、好ましくは少なくとも0.4モル(2−
ブタノンに対して約9.8%(w/w)の水に相当)、
より好ましくは少なくとも0.6モル(2−ブタノンに
対して約15%(w/w)の水に相当)、さらにより好
ましくは少なくとも0.7モルまたは0.8モル(2−
ブタノンに対して約17%または20%(w/w)の水
に相当)である。最も好ましくは、加えられる水の量が
2−ブタノン1モルに対して約0.8モル(2−ブタノ
ンに対して約20%(w/w)の水に相当)である。反
応混合物中の水の最大量はとくに制限されないが、1つ
の好ましい実施態様において、ベンゾチアゼピン誘導体
(II)をベンゾチアゼピン誘導体(I)に変換するあ
いだに存在する水の量は、2−ブタノン1モルに対し
て、0.9モルまたはそれより少ない量(2−ブタノン
に対して約22%(w/w)またはそれより少ない水に
相当)である。したがって反応混合物中の水の量のとく
に好ましい範囲は、2−ブタノン1モルに対して0.7
〜0.9モルである。
【0040】反応は反応混合物の還流温度(refluxing
temperature)で、または反応を常圧(atmospheric pre
ssure)で行なうようなときには好ましくは75〜85
℃の範囲の温度で、行なうことが好ましい。もちろん本
発明の製造法は、圧力が常圧をこえるばあいはより高い
温度で行なうこともでき、好ましい実施態様において
は、ベンゾチアゼピン誘導体(I)、2−(ジメチルア
ミノ)エチルハライド、水酸化カリウムまたは炭酸カリ
ウム、および2−ブタノンを組み合わせて(combine
d)、たとえば40〜85℃の範囲の温度、好ましくは
50〜65℃の範囲の温度などの高い(elevated)温度
まで、かかる反応混合物に水を加える前に加熱する。
【0041】その反応ののち、反応混合物にさらに水を
加え、ついで生成物を含有する有機相から水相を分離す
ることなどによって、塩を洗い出し(wash away)ても
よい。反応は非常に選択的であり、その所望の生成物を
さらに精製する必要はない。この生成物またはその薬学
的に許容しうる塩は、欧州特許出願公開第015489
5号明細書に記載されたような冠状動脈不全および動脈
性(arterial)高血圧の治療用の医薬製剤の有効成分と
して有用である。さらには、特開昭63−275572
号公報(JP−A2−63−275572)に記載され
た抗高血圧および血管拡張活性を有する2−フェニル−
1,5−ベンゾチアゼピン誘導体などの薬学的に活性な
化合物、およびそれ自体が心血管治療、とくに狭心症治
療に有用である、ジルチアゼム(Ia)の製造法におけ
る中間体として有用である。本発明のN−アルキル化工
程は、好ましくは所望の生成物(I)の要されるシス−
またはトランス−配座(conformation)に対応する適当
なシス−またはトランス−配座をもつベンゾチアゼピン
誘導体(II)を用いて行なわれる。シス−(+)−配
置(configuration)をもつベンゾチアゼピン誘導体
(II)、すなわちその(2S,3S)−異性体を用い
ることが好ましい。
【0042】好ましくは、アルキル化された生成物
(I)は、たとえば蒸留または蒸発することにより、常
圧下または減圧下(たとえば減圧蒸留)などで反応混合
物から単離された、生成物を含有する有機相から、2−
ブタノンを単に除去することにより単離される。反応混
合物から除去された2−ブタノンは本方法に再度用いて
もよい。これによりさらなるコスト削減および化学的廃
棄物処理の問題が回避できる。ついで、ベンゾチアゼピ
ン誘導体(I)を含有するえられた生成物残渣は、たと
えば薬学的に許容しうる塩の形態で、結晶化に供され、
ついでそれ自体既知の方法で医薬組成物として製剤化さ
れてもよく、または引き続いて種々の薬学的に活性な化
合物を製造するための化学中間体などとして用いてもよ
い。
【0043】本発明の重要かつ驚くべき利点は、2−ブ
タノンの除去後にえられた式(I)で示されるベンゾチ
アゼピン誘導体が、さらなる反応の出発化合物として前
記誘導体(I)を用いることが望まれるばあい、余分の
結晶化ステップまたはいくつかのほかの形態の精製を経
て(by way of)単離および(または)精製を要するこ
とのないような充分な収量と純度のものであるという事
実である。このことにより、新しい試薬および溶媒は、
式(I)で示されるベンゾチアゼピン誘導体をジルチア
ゼム(Ia)などの別の誘導体へ変換するために2−ブ
タノンを除去した同じ容器に加えることができる。
【0044】さらに、本発明のもう1つの観点は、前記
したベンゾチアゼピン誘導体(II)をアルキル化し、
続いて、アルキル化された生成物(I)の3位を活性試
薬を用いてアシル化して、薬学的に活性な化合物(I
a′)をえることからなる方法である。
【0045】活性試薬は、カルボキシハライド、カルボ
ン酸無水物または活性化されたエステル誘導体または式
(III): R2−Y−COOH (III) (式中、R2はシクロアルキル、低級アルコキシカルボ
ニル、COOH、低級アルカノイル、ヘテロサイクリ
ル、ハロゲン原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ア
ラルコキシ、モノハロアルキル、ジハロアルキル、トリ
ハロアルキル、ヒドロキシ、アリーロキシ、アミノ、ア
シルアミノ、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィ
ニル、低級アルキルスルホニル、ジ−(低級アルキル)
−アミノスルホニル、アリールカルボニル、低級アルコ
キシカルボニル、または1〜3の置換基で置換されてい
てもよいフェニルを表わし、Yは単結合、低級アルキレ
ン、低級アルケニレンまたは低級アルキレンオキシを表
わす)で示される化合物またはその塩である。また、こ
こでいう「低級アルキル」、「低級アルキレン」、「低
級アルコキシ」などの語は1〜5、好ましくは1〜3の
炭素原子を有する基を示すことを意味する。前記活性試
薬としては、たとえば酢酸、無水酢酸などがあげられ
る。
【0046】前記活性試薬と化合物(I)とを反応させ
てえられた反応生成物は、化合物(I)の3位の水酸基
が置換基−OCO−Y−R2で置換された、式(I
a′):
【0047】
【化13】
【0048】(式中、R2およびYは前記に同じ)で示
されるベンゾチアゼピン誘導体である。用いる活性試薬
が酢酸のばあい、ジルチアゼム(Ia)がえられる。
【0049】中間体(出発化合物)として前述したよう
に調製されたベンゾチアゼピン誘導体(I)を用いて薬
学的に活性な化合物を生成する反応は、そのまま本発明
のN−アルキル化の工程を完結させた同じ容器内で、ま
たは本発明のN−アルキル化反応を行なうことによって
えられた反応混合物から単離した、生成物を含有する有
機相から2−ブタノンを除去した同じ容器内で行なうこ
とができる。
【0050】こうして、特開昭63−275572号公
報に記載の薬学的に活性な化合物は、まず前記したアル
キル化の方法を行なってベンゾチアゼピン誘導体(I)
をえ、続いて、前記活性試薬を用いてアシル化を行なう
ことによって調製してもよい。
【0051】本発明のこの観点の好ましい実施態様にお
いて、本発明のN−アルキル化の工程によりえられた化
合物(I)は中間体としての役目をし、その3位がアル
シ化されてジルチアゼム(Ia)を生成する。ジルチア
ゼム(Ia)は、ジルチアゼムをトルエンなどの適当な
有機溶媒で抽出し、抽出したジルチアゼムを適当な酸で
処理してそれぞれの塩を形成させる、たとえばエタノー
ル−塩酸溶液で処理して塩酸塩を形成させるなど、とい
った通常の方法によって、塩酸塩などの薬学的に許容し
うる塩に変換してもよい。
【0052】本発明のジルチアゼム(Ia)の製造法の
1つの好ましい実施態様によれば、式(II)で示され
るベンゾチアゼピン誘導体のアルキル化は、炭酸カリウ
ムおよび2−ブタノンと水との混合物の存在下にて、2
−(ジメチルアミノ)エチルクロライドを用いて行な
う。塩類(salts)を除去するために追加の水を反応混
合物に加えたのち、水相を2−ブタノン相から分離し、
再生するために2−ブタノンを、たとえば留去などによ
り除去する。残渣に無水酢酸を加え、式(I)で示され
るベンゾチアゼピン誘導体と反応させる。アセチル化反
応ののち、トルエンなどの有機溶媒を混合物に加え、エ
タノール−塩酸溶液を用いて目的生成物であるジルチア
ゼム(Ia)の塩酸塩を結晶化させる。
【0053】
【実施例】以下に示す実施例により本発明を説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
【0054】実施例1 シス−(+)−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−2
−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピ
ン−4(5H)−オン40g、2−(ジメチルアミノ)
エチルクロライド塩酸塩21.9g、炭酸カリウム5
7.5gおよび2−ブタノン64gを含む混合物を58
℃まで加熱し、水12.8mlを加えた。つぎに、えら
れた混合物を常圧にて82℃で1.5時間還流した。そ
ののち、水104mlを加えて、有機相と水相とを分離
した。再生するために2−ブタノンを生成物を含有する
有機相から留去し、その残渣に無水酢酸を加えた。無水
酢酸と反応させたのち、生成物であるジルチアゼムをト
ルエンに抽出し、エタノール−塩酸溶液を用いて、トル
エンからジルチアゼムを結晶化した。
【0055】アルキル化反応ののち、えられた中間体は
単離しなかったが、以下の方法でその収率を測定した。
2−ブタノンを除去したのちに、粗(crude)中間体5
0.5gが残り、中圧液体クロマトグラフィー(MPL
C)で測定した結果、シス−(+)−3−ヒドロキシ−
5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジヒ
ドロ−2−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾ
チアゼピン−4(5H)−オンを97.2%の収率でえ
た。また、アルキル化反応の生成物の純度はNMR分光
法により確認された。
【0056】実施例2 シス−(+)−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−2
−(4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピ
ン−4(5H)−オン40g、2−(ジメチルアミノ)
エチルクロライド塩酸塩21.9g、炭酸カリウム64
gおよび2−ブタノン64gを含む混合物を58℃まで
加熱し、この混合物に水12.8mlを加え、ついで5
0分間還流した。ついで水110mlを加えて、水相を
2−ブタノンの有機相から分離した。生成物を含有する
2−ブタノン相を、前記実施例1に記載されたような工
程の続きに用いた。蒸留によって2−ブタノンを除去し
たのちにえられた残渣は50.23gであり、シス−
(+)−3−ヒドロキシ−5−[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−2−(4−メトキシ
フェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−
オンを、MPLCによれば96.1%の収率で含有して
いた。
【0057】
【発明の効果】ここに記載したように、本発明の前記方
法は、既知の方法と比較すると、とくに工業的規模にお
いて、ベンゾチアゼピン誘導体(I)、およびジルチア
ゼム(Ia)などのほかのベンゾチアゼピン誘導体を製
造するのに、明らかに有利でより経済的な方法である。
この新規な方法を用いれば、いくつかの複雑な作業(wo
rk-up)ステップを回避することができ、使用する溶媒
および有毒な試薬はごく少量でよく、それにより、装置
の容量および使用するエネルギーもずっと少なくてよい
ことに加え、生じる廃棄物がかなり少なくてすみ、また
職業上の安全性が高くなる。
【0058】また、質のすぐれた生成物を高収率でえら
れることも重要な利点である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II): 【化1】 で示されるベンゾチアゼピン誘導体またはその塩を、2
    −(ジメチルアミノ)エチルハライドまたはその塩を用
    いて、炭酸カリウムまたは水酸化カリウムの存在下でア
    ルキル化することによる製造法であって、該アルキル化
    を2−ブタノンと水からなる反応混合物中で行なうこと
    を特徴とする、式(I): 【化2】 で示されるシス−(+)−3−ヒドロキシ−5−[2−
    (ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−2−
    (4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン
    −4(5H)−オンまたはその塩の製造法。
  2. 【請求項2】 反応混合物中の水の量が2−ブタノン1
    モルに対して少なくとも0.4モルである請求項1記載
    の製造法。
  3. 【請求項3】 反応混合物中の水の量が2−ブタノン1
    モルに対して少なくとも0.6モルである請求項1記載
    の製造法。
  4. 【請求項4】 反応混合物中の水の量が2−ブタノン1
    モルに対して0.7〜0.9モルの範囲にある請求項1
    記載の製造法。
  5. 【請求項5】 炭酸カリウムまたは水酸化カリウムの量
    が、式(II)で示されるベンゾチアゼピン誘導体また
    はその塩1モルに対して、3〜3.5モルの範囲にある
    請求項1ないし4のいずれかに記載の製造法。
  6. 【請求項6】 反応混合物中の2−ブタノンの量が、式
    (II)で示されるベンゾチアゼピン誘導体またはその
    塩1重量部に対して、1.3〜1.9重量部の範囲にあ
    る、請求項1ないし5のいずれかに記載の製造法。
  7. 【請求項7】 2−(ジメチルアミノ)エチルハライド
    またはその塩の量が、式(II)で示されるベンゾチア
    ゼピン誘導体またはその塩1モルに対して、1.05〜
    1.18モルの範囲にある請求項1ないし6のいずれか
    に記載の製造法。
  8. 【請求項8】 2−(ジメチルアミノ)エチルハライド
    またはその塩が2−(ジメチルアミノ)エチルクロライ
    ドまたはその塩である請求項1ないし7のいずれかに記
    載の製造法。
  9. 【請求項9】 前記製造法を50分〜2.5時間の範囲
    内の時間に行ない、そののち追加の水を反応混合物に加
    え、つぎにえられた水相を生成物を含有する有機相から
    分離し、2−ブタノンを生成物を含有する有機相から除
    去する、請求項1ないし8のいずれかに記載の製造法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    製造法によってえられた式(I)で示されるベンゾチア
    ゼピン誘導体を、続いてカルボキシハライド、カルボン
    酸無水物、活性化されたエステル誘導体および式(II
    I): R2−Y−COOH (III) (式中、R2はシクロアルキル、低級アルコキシカルボ
    ニル、COOH、低級アルカノイル、ヘテロサイクリ
    ル、ハロゲン原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ア
    ラルコキシ、モノハロアルキル、ジハロアルキル、トリ
    ハロアルキル、ヒドロキシ、アリーロキシ、アミノ、ア
    シルアミノ、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィ
    ニル、低級アルキルスルホニル、ジ−(低級アルキル)
    −アミノスルホニル、アリールカルボニル、低級アルコ
    キシカルボニル、または1〜3の置換基で置換されてい
    てもよいフェニルを表わし、Yは単結合、低級アルキレ
    ン、低級アルケニレンまたは低級アルキレンオキシを表
    わす)で示される化合物またはその塩よりなる群から選
    ばれた1つの活性試薬を用いて、3位でアシル化するこ
    とによる製造法であって、該アシル化反応が、アルキル
    化反応を行ない、反応混合物から水および2−ブタノン
    を除去し、反応混合物からの水および2−ブタノンの除
    去とアシル化反応ステップとのあいだに精製または結晶
    ステップを介在させることなく、適宜以下の式(I
    a′)で示されるアシル化生成物をその薬学的に許容し
    うる塩に変えたあとに、直接そのままで行なわれること
    を特徴とする、式(Ia′): 【化3】 (式中、R2およびYは前記と同じ)で示されるベンゾ
    チアゼピン誘導体またはその薬学的に許容しうる塩の製
    造法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    製造法によってえられた式(I)で示されるベンゾチア
    ゼピン誘導体を、続いて3位でアセチル化することによ
    る製造法であって、該アセチル化反応が、アルキル化反
    応を行ない、反応混合物から水および2−ブタノンを除
    去し、反応混合物からの水および2−ブタノンの除去と
    アセチル化反応ステップとのあいだに精製または結晶ス
    テップを介在させることなく、適宜以下の式(Ia)で
    示されるアセチル化生成物をその薬学的に許容しうる塩
    に変えたあとに、直接そのままで行なわれることを特徴
    とする、式(Ia′)で示されるベンゾチアゼピン誘導
    体が式(Ia): 【化4】 で示されるシス−(+)−3−アセトキシ−5−[2−
    (ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−2−
    (4−メトキシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン
    −4(5H)−オンである、請求項10記載の製造法。
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