JPH08267522A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JPH08267522A
JPH08267522A JP6964795A JP6964795A JPH08267522A JP H08267522 A JPH08267522 A JP H08267522A JP 6964795 A JP6964795 A JP 6964795A JP 6964795 A JP6964795 A JP 6964795A JP H08267522 A JPH08267522 A JP H08267522A
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洋 佐藤
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三郎 藤田
Katsumi Nagasaki
勝実 長崎
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型締工程の短縮化を可能とした。 【構成】 固定金型3を保持する固定ダイプレート5と
移動金型7を保持する移動ダイプレート9とを結合固定
する結合固定手段を、移動ダイプレートの金型取付面の
反対側の面上に設けられタイバー15を型開閉の両方向
に位置決め作動するハーフナット29と、固定金型3内
の型締シリンダ11のラムに直結されてタイバー15の
先端外周に設けられたねじ15aとで構成し、更に移動
ダイプレート9とタイバー15との相対位置を検出する
検出手段43と同検出手段43の信号により移動ダイプ
レートを予定位置に止める移動油圧シリンダ17の作動
を制御する制御装置とを有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の型締タイ
バーの型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機の型締装置において
は、射出時金型内の圧力により型が開こうとするのを抑
えるため、型締め中は大きな型締力が要求され、一方成
形品の取出しの時には、型を必要な距離だけ速やかに開
くことが要求される。油圧駆動源の小型化と作動の高速
化と、製造コスト、運転コストの低減を図り、金型の移
動と型締めとを単一の油圧シリンダで行わず、小径でス
トロークの長い油圧シリンダにより金型を開閉移動し、
別の複数の大径、短ストロークの型締めシリンダにより
移動ダイプレートを固定ダイプレートに対して強圧をか
けて型締めをする方式が実施されている。
【0003】図5はこのような型締装置の典型的な構成
を示す縦断面図である。10は支持フレームで、その一
端には固定金型12を取付けた固定ダイプレート14が
固設されている。支持フレーム10の他端には、固定ダ
イプレート14に対向して、移動金型16を取付けた移
動ダイプレート18が移動可能に載置される。固定ダイ
プレート14には複数の油圧シリンダ20が設けられ、
この油圧シリンダ20の中を摺動するピストン22はそ
の1側面にタイバー24が直結され、このタイバー24
は対向する移動ダイプレート18の挿通孔36を貫通し
てその先端部が支持板26に接続固定されている。固定
ダイプレート14の一側部には、移動シリンダ28を固
設し、この移動シリンダ28内部のピストン30と直結
するロッド32の先端が移動ダイプレート18の側面に
適宜固定される。タイバー24の一部は、それぞれねじ
部34を形成し、一方タイバー24を挿通する挿通孔3
6に近い移動ダイプレート18の側面には、タイバー2
4のねじ部34と噛合するハーフナット38が、挿通孔
36の軸心に対し直角方向に移動自在に設けられてい
る。移動ダイプレート18の中央部には支持板26を貫
通する軸40を突設し、軸40の先端部には、ストップ
リング42をその軸方向の位置が調整可能のように設け
る。すなわち、軸40にはストップリング42の位置変
更を行うための複数の円周溝44が適宜設けられてい
る。
【0004】この構成の型締装置は、先ず移動シリンダ
28により移動ダイプレート18を固定ダイプレート1
4側へ移動させる。固定金型12と移動金型16との型
閉じが完了する直前において、移動ダイプレート18に
突設している軸40上に位置決めされたストップリング
42が支持板26に係合する。このとき、ハーフナット
38を移動させてタイバー24のねじ部34に螺合させ
る。次いで油圧シリンダ20に圧油を供給し、タイバー
24を介して移動ダイプレート18を固定ダイプレート
14側へ移動させ、固定金型12と移動金型16との型
締めをすることができる。
【0005】上記の従来例は、金型の移動を型締めとを
単一の油圧シリンダで共用せず、開閉用シリンダと、別
の複数の短ストロークの型締めシリンダとに機能を分担
して型締装置の小型化、設置面積の節約を図ったもので
あるが、射出成形機が益々大型化の傾向にあり、さらに
構造をコンパクトにするために種々提案がされている。
図6に示したものは特開昭60−82309号において
提案された例であり、この例においては、前述の従来例
における、移動ダイプレート18の中央部に突設する軸
40と、タイバー24の端部に固設している支持板26
とで構成される移動ダイプレート18の係止手段を、移
動ダイプレートの挿通孔36周りで行えるように変え
て、型締装置の長さを短くしたものであり、その概略を
説明する。
【0006】図6において、50は支持フレームで、5
4は固定金型52を取付けた固定ダイプレートである。
58は移動金型56を取付けた移動ダイプレートであ
る。固定ダイプレート54には複数の油圧シリンダ60
が設けられ、この油圧シリンダ60の中に摺動するピス
トン62はその片側面にタイバー64が直結されてい
る。また、固定ダイプレート54の一側部には、移動シ
リンダ66を固設し、この移動シリンダ66内部のピス
トン68と直結するロッド70の先端が移動ダイプレー
ト58の側面に適宜固定される。タイバー64の一部
は、それぞれねじ部72を形成し、一方タイバー64を
挿通する挿通孔74を設けた移動ダイプレート58の側
面には、タイバー64のねじ部72と噛合するハーフナ
ット76が、挿通孔74の軸心に対し直角方向に移動自
在に設けられている。
【0007】ここまでの構成は、上記初めの従来例の型
締装置と同じであるが、移動ダイプレート58の開限度
における係止手段を移動シリンダ66のストローク限度
と変えている。移動ダイプレート58の型開き状態にお
いて、タイバー64の先端が移動ダイプレート58の挿
通孔74に少し入るように各寸法を設定し、かつこのタ
イバー64の一部にストップリング78を位置調節自在
に設けてある。また、タイバー64の待機状態におい
て、移動ダイプレート58が移動して固定金型52と移
動金型56とが型閉じを完了する直前に、タイバー64
に設けたストップリング78が移動ダイプレート58の
挿通孔74の金型取付面側に係止し、かつタイバー64
に設けたねじ部72と移動ダイプレート58に設けたハ
ーフナット76とが噛合するように位置決めする。
【0008】この構成の型締装置は、型開状態からまず
移動シリンダ66により移動ダイプレート58を固定ダ
イプレート54側へ移動させる。固定金型52と移動金
型56との型閉じが完了する直前おいて、タイバー64
に設けたストップリング78が移動ダイプレート58の
挿通孔74の開口端部に係合する。このとき、ハーフナ
ット76を移動させてタイバー64のねじ部72に噛合
させる。次いで油圧シリンダ60に圧油を供給し、タイ
バー64を介して移動ダイプレート58を固定ダイプレ
ート54側へ移動させ、固定金型52と移動金型56と
の型締めをすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の型締装置の型締
タイバーを直接駆動する油圧シリンダは、そのストロー
クがすくなくとも、使用する各種の金型厚さの最大、最
小の差必要であり、従ってシリンダ容積が大きくなり、
作動油の昇圧に時間がかかり、また型締シリンダの占め
るスペースが余分に大きくなり過ぎる。
【0010】射出成形法の1つに型閉後、一旦型を寸開
し、射出後再型締を行なう射出圧縮成形という成形法の
射出圧縮成形の工程において、ハーフナットにより型締
タイバーを噛合係止するときに、タイバーに設けたスト
ップリングが移動ダイプレートの挿通孔の開口端部に係
合後、ハーフナットを移動させてタイバーのねじ部に噛
合させる。その後に油圧シリンダ60による寸開工程を
必要とするので型締工程に余分な手間がかかり工程時間
が長くなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の問題点に対し、固
定金型を保持する固定ダイプレートと、移動金型を保持
する移動ダイプレートと、前記移動ダイプレートを固定
ダイプレートに対し進退動作させる移動手段と、前記移
動ダイプレートが固定ダイプレートに接近し固定金型と
移動金型が型閉じした後、移動ダイプレートと固定ダイ
プレートを結合固定する手段を有し型締めを行うタイバ
ーとからなる型締装置において、前記結合固定手段が、
移動ダイプレートの金型取付面の反対側の面上に設けら
れ、タイバー挿通孔の軸心に対してほぼ直角に移動自在
で、前記タイバーを型開閉の両方向に位置決め作動をす
るハーフナットと、固定金型に内蔵された型締シリンダ
のラムに直結されているタイバーの先端部外周に設けら
れた前記ハーフナットと噛合するねじ部又は等ピッチの
円周溝部とで構成され、さらに、移動ダイプレートとタ
イバーとの相対位置を検出する検出手段と、同検出手段
の信号により移動ダイプレートを予定位置に止めるよう
に前記移動手段である油圧シリンダの作動を制御する制
御装置とを有することを特徴とする。
【0012】また、上記の型締装置において、移動ダイ
プレートとタイバーとの相対位置検出手段が、タイバー
に固設された位置センサと、移動ダイプレートに取付け
られ移動方向に検出目盛溝又は検出目盛磁石を有するス
ケールとにより構成され、移動ダイプレートが移動シリ
ンダで移動するとき、移動ダイプレートとタイバーとの
相対位置を、前記位置センサによる前記スケールの基準
位置からの検出目盛数で検出し、制御装置において予め
入力された指定位置数値と照合して移動シリンダを作動
し、必要な位置に移動ダイプレートを停止させるように
機能するもの、あるいは、型締シリンダを作動し、必要
な位置にタイバーを停止させるように機能するもの、ま
た上記型締装置において、同様の移動ダイプレートとタ
イバーとの相対位置検出及び移動ダイプレート位置検出
手段が、移動ダイプレートに取付けられ、タイバーのね
じ部又は等ピッチの複数のリング溝部を検出する位置セ
ンサであり、制御装置に予め入力された指定位置数値と
照合して移動シリンダを作動し、必要な位置に移動ダイ
プレートを停止させるように機能するもので、移動ダイ
プレートの位置制御手段として最も簡単で効率的であ
る。又、型締シリンダを作動し、必要な位置にタイバー
停止させる機能を有するものも効果的である。
【0013】
【作用】そして本発明は上記の手段により、射出成形機
の稼働前に、型締めラムをタイバーの押端に位置させ、
移動シリンダを手動で作動させて移動ダイプレートを移
動させ、所定の金型厚さにより算出した金型開き位置に
移動ダイプレートを止め、その位置を位置検出手段(位
置センサとスケール)により検出し、型開基準位置と指
定して制御装置に記憶させる。次に移動シリンダによ
り、移動ダイプレートを金型閉じの方向へ移動し、移動
ダイプレートが固定ダイプレートに近づいて、タイバー
がハーフナットに結合できるように相互のねじ、または
リング溝部が噛合する位置まで移動し、位置検出手段は
その行程に沿った目盛を検出し、カウントしてその位置
のカウント数を制御装置に記憶させる。
【0014】機械の運転における型締め工程では、位置
検出手段と制御装置の作用で自動的に移動ダイプレート
は金型閉完了直前の位置で止められ、ハーフナットをタ
イバーのねじ又はリング溝に噛合結合させて後、固定ダ
イプレート内の油圧シリンダに圧油を送り昇圧させ型締
めする。離型に際しては、力の必要な範囲はハーフナッ
ト閉のまま型締シリンダのヘッド側に圧油をかけて離型
させる。その後、ハーフナットを開いてタイバーとの結
合を解き、移動用シリンダで型開させる。移動ダイプレ
ートは位置検出手段と制御装置の作用により所定の位置
に型開き完了して止まる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
1は、本発明の実施例に係る射出成形機の型締装置の側
面図で、図2は、図1をA矢視した側面図である。図3
は、図1の型締装置の移動ダイプレートとタイバーとの
相対位置検出部の拡大図で、図4は、移動ダイプレート
とタイバーとの相対位置検出部の、他の例の拡大図であ
る。
【0016】1は支持フレームで、その一端には固定金
型3を取付けた固定ダイプレート5が固設されている。
支持フレーム1の他端には固定ダイプレート5に対向し
て移動金型7を取付けた移動ダイプレート9が移動可能
に載置される。39は支持フレームに固設されたレール
であり、このレール39にガイドされたリニアベアリン
グ35が、台37を介して移動ダイプレート9を支えて
いる。固定ダイプレート5には従来例よりストロークが
少なく小体積の複数の型締シリンダ11が設けられ(本
例では4基)、この油圧シリンダ11の中を摺動する型
締めラム13はその一側面にタイバー15が直結され、
このタイバー15は対向する移動ダイプレート9の挿通
孔27を貫通し、保持されている。固定ダイプレート5
の一側部には、移動シリンダ17が固設され、この移動
シリンダ17内部のピストン21と直結するロッド23
の先端が移動ダイプレート9の側面に適宜固定される。
タイバー15の一部は、それぞれねじ部15a、又はリ
ング溝部を形成し、一方タイバー15を挿通する挿通孔
27に近い移動ダイプレート9の側面には、タイバー1
5のねじ部15a又はリング溝部と噛合する対になった
ハーフナット29が、シリンダ31により挿通孔27の
軸心に対し挟むように、直角方向に移動自在に設けられ
ている。図2の中心線B−Bで仕切られた左半分は、ハ
ーフナット29が開いてタイバー15が自由な状態を示
し、右半分は、シリンダ31が作動してハーフナット2
9が閉じてタイバー15に係合し、これを固定している
状態を示している。33はハーフナット29が閉じた状
態でタイバー15の型締めラム13のヘッド側に油圧が
働き、タイバーが図1の左方向に押されたとき、ハーフ
ナット29を支える支持部材である。19は射出シリン
ダを示す。図1の2点鎖線は、金型閉の時の状態の移動
ダイプレート9の位置を示したものである。
【0017】図3に移動ダイプレート9とタイバー15
との相対位置検出部の拡大図を示す。43はタイバー1
5に取付けられた近接位置センサ、47は移動ダイプレ
ート9に取付けられた検出目盛溝又は検出目盛磁石47
aを有するスケールである。図示略の制御装置におい
て、移動ダイプレート9の全開限度(移動ダイプレート
9の端面がSの位置)における検出位置を基準点とし、
その基準点から金型3、7が密着する少し前の、ハーフ
ナット29がタイバー15のねじ15a、(またはリン
グ溝25a)に噛合う位置までの移動ダイプレート9の
移動距離mを予め算出しておき、この距離mを動いた移
動ダイプレート9の位置Cに相当する目盛数を、制御装
置に記憶する。移動ダイプレート9が移動中に、制御装
置の有するカウンタは位置センサ43が検出した目盛数
を記録し、これが前記記憶目盛数に達したときに、移動
シリンダ17を停止するように指示を出し、制御回路は
移動シリンダ17をその位置に停止するように制御する
ことができる。
【0018】図4に移動ダイプレートとタイバーとの相
対位置検出部の他の例の拡大図を示す。タイバー25は
等ピッチのリング溝25a(ねじ15aでも同様の働き
をする)を設けた例を示している。この場合も前述と同
様に、図示略の制御装置において、移動ダイプレート9
の全開限度Sにおけるリング溝25aの検出位置を基準
点とし、その基準点から金型が密着する少し前の、ハー
フナット29がタイバー25のリング溝25aに噛合う
位置までの移動ダイプレート9の移動距離mを、予め算
出しておき、この距離mに相当するリング溝数を制御装
置に記憶する。(位置センサ41がリング溝25aを検
出して停止する位置は、ハーフナット29がタイバー2
5のねじ25aに噛合う位置となるように、位置センサ
41の取付位置を調整板49で調整する必要がある。)
移動ダイプレート9が移動中に、制御装置の有するカウ
ンタは位置センサ41が検出したリング溝25a数(又
はねじ15a溝数)を記録し、これが記憶済みの目盛数
に達したときに、移動シリンダ17を停止するように指
示を出し、制御回路は移動シリンダ17をその位置に停
止するように制御することができる。図4は移動ダイプ
レート9が距離m移動し、位置Cに停止したときの状態
を示す。
【0019】この実施例の作用を説明すると、まず、型
締めラム13をタイバー15の押端に位置させ(図4の
状態がこの位置を示している)、移動シリンダ17を作
動し、所定の金型厚さにより算出した金型開き位置に移
動ダイプレート9を止め、(図3において、実線で示し
た移動ダイプレート9の内側面がSの位置)そのときの
位置センサ43が検出するスケール47の目盛り47a
位置を、移動ダイプレート9とタイバー15との相対基
準位置として図示略の制御装置に記憶させる。次に、移
動シリンダ17を金型閉じの方向へ作動し、その基準点
から金型3、7が密着する少し前の、ハーフナット29
がタイバー15のねじ15a、(またはリング溝25
a)に噛合う位置までの移動ダイプレート9の移動距離
mを、予め算出しておき、この距離mに相当する目盛数
を制御装置に記憶させる(図3において、2点鎖線で示
した移動ダイプレート9の内側面がCの位置)。
【0020】射出成形機が稼働し型締め工程に入ると
き、移動ダイプレート9はS位置に停止しており、型締
めの指令が発せられると、移動ダイプレート9は移動シ
リンダ17の作動で固定ダイプレート5に近づいて、制
御装置に制御されて位置Cに止まる。ここでハーフナッ
ト29をタイバー15のねじ(またはリング溝25a)
に結合させ、次に固定ダイプレート5内の油圧シリンダ
13に圧油を送り昇圧させ型締めする。
【0021】射出、冷却の工程を終え、離型をするとき
は、ハーフナット29をタイバー15に結合させたま
ま、型締めラム13のヘッド側に圧油をかけて移動金型
7を押して離型させ、ハーフナット29を開いてタイバ
ー15との結合を解き、移動シリンダ17を前記と逆に
作動させて型開をさせ、成形品を取出す。図4の、ねじ
15a又はリング溝25aを被検出スケールとして利用
する場合も作用は上記と同様である。
【0022】まず、型締めラム13をタイバー15の押
端に位置させ、移動シリンダ17を作動し、所定の金型
厚さにより算出した金型開き位置に移動ダイプレート9
を止め、(図4において、2点鎖線で示した移動ダイプ
レート9の内側面がSの位置)そのときの位置センサ4
1が検出するリング溝25aを、移動ダイプレート9と
タイバー25との相対基準位置として図示略の制御装置
に記憶させる。次に、移動シリンダ17を金型閉じの方
向へ作動し、その基準点から金型3、7が密着する少し
前の、ハーフナット29がタイバー25のリング溝25
aに噛合う位置までの移動ダイプレート9の移動距離m
を、予め算出しておき、この距離mに相当する目盛数を
制御装置に記憶させる(図4において、移動ダイプレー
ト9を実線で示した内側面がCの位置)。
【0023】射出成形機が稼働し型締め工程に入ると
き、移動ダイプレート9はS位置に停止しており、型締
めの指令が発せられると、移動ダイプレート9は移動シ
リンダ17の作動で固定ダイプレート5に近づいて、制
御装置に制御されて位置Cに止まる。ここでハーフナッ
ト29をタイバー25のリング溝25aに結合させ、次
に固定ダイプレート5内の型締めラム13に圧油を送り
昇圧させ型締めする。
【0024】射出、冷却の工程を終え、離型をするとき
は、ハーフナット29をタイバー25に結合させたま
ま、型締シリンダ11のヘッド側に圧油をかけて移動金
型7を押して離型させ、ハーフナット29を開いてタイ
バー25との結合を解き、移動シリンダ17を前記と逆
に作動させて型開をさせ、成形品を取出す。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように移動金型を保持する
移動ダイプレートと、固定金型を保持する固定ダイプレ
ートとを結合固定する結合固定手段が、移動ダイプレー
トの金型取付面の反対側の面上に設けられ、タイバー挿
通孔の軸心に対してほぼ直角に移動自在で、タイバーを
型開閉の両方向に位置決め作動するハーフナットと、固
定金型に内蔵された型締シリンダのラムに直結されてい
るタイバーの先端部外周に設けられた前記ハーフナット
に噛合するねじ部又は等ピッチの複数のリング溝部とで
構成したから、型締シリンダの容積が小さくでき昇圧時
間を短縮でき、また移動ダイプレートの停止位置は自動
制御されるので、タイバーの先端を支えるエンドフレー
ムが不要となり、省スペース、コスト低減に寄与でき、
さらにタイバーに対し移動ダイプレートの相対停止位置
を自由に選択できるので、種々の型厚に対応でき任意の
位置でハーフナットとタイバーのねじ(又はリング溝)
のかみ合いを行なわせる必要のある射出圧縮布貼成形へ
対応し易くなる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る射出成形機の型締装置の
側面図である。
【図2】図1をA矢視した側面図である。
【図3】図1の型締装置の移動ダイプレートとタイバー
との相対位置検出部の拡大図である。
【図4】移動ダイプレートとタイバーとの相対位置検出
部の他の例の拡大図である。
【図5】従来の型締装置の一構成例を示す側面断面図で
ある。
【図6】従来の型締装置の他の構成例を示す平面断面図
である。
【符号の説明】
3 固定金型 5 固定ダイプレート 7 移動金型 9 移動ダイプレート 11 型締シリンダ 13 ラム 15、25 タイバー 17 移動シリンダ 29 ハーフナット 41、43 位置センサ 47 スケール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長崎 勝実 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)発明者 井上 良一 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を保持する固定ダイプレート
    と、移動金型を保持する移動ダイプレートと、前記移動
    ダイプレートを固定ダイプレートに対し進退動作させる
    移動手段と、前記移動ダイプレートが固定ダイプレート
    に接近し固定金型と移動金型が型閉じした後、移動ダイ
    プレートと固定ダイプレートを結合固定する手段を有し
    型締めを行うタイバーとからなる型締装置において、前
    記結合固定手段が、移動ダイプレートの金型取付面の反
    対側の面上に設けられ、タイバー挿通孔の軸心に対して
    ほぼ直角に移動自在で、前記タイバーを型開閉の両方向
    に位置決め作動をするハーフナットと、固定金型に内蔵
    された型締シリンダのラムに直結されているタイバーの
    先端部外周に設けられた前記ハーフナットと噛合するね
    じ部又は等ピッチの複数のリング溝部とで構成され、さ
    らに、移動ダイプレートとタイバーとの相対位置を検出
    する検出手段と、同検出手段の信号により移動ダイプレ
    ートを予定位置に止めるように前記移動手段である油圧
    シリンダの作動を制御する制御装置とを有することを特
    徴とする射出成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の型締装置において、移
    動ダイプレートとタイバーとの相対位置検出手段が、タ
    イバーに固設された位置センサと、移動ダイプレートに
    取付けられ移動方向に検出目盛溝又は検出目盛磁石を有
    するスケールとにより構成され、移動ダイプレートが移
    動シリンダで移動するとき、移動ダイプレートとタイバ
    ーとの相対位置を、前記位置センサによる前記スケール
    の基準位置からの検出目盛数で検出し、制御装置におい
    て予め入力された指定位置数値と照合しながら移動シリ
    ンダを作動し、必要な位置に移動ダイプレートを停止さ
    せる機能を有することを特徴とする射出成形機の型締装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の型締装置において、移
    動ダイプレートとタイバーとの相対位置検出手段が、移
    動ダイプレートに取付けられタイバーのねじ部又は等ピ
    ッチの複数のリング溝部を検出する位置センサであり、
    制御装置において前記位置センサの検出信号を移動ダイ
    プレートとタイバーとの相対基準位置からカウントする
    ことにより移動ダイプレートの位置を検出し、制御装置
    に予め入力された指定位置数値と照合して移動シリンダ
    を作動し、必要な位置に移動ダイプレートを停止させる
    機能を有することを特徴とする射出成形機の型締装置。
  4. 【請求項4】 固定金型を保持する固定ダイプレート
    と、移動金型を保持する移動ダイプレートと、前記移動
    ダイプレートを固定ダイプレートに対して進退動作させ
    る移動手段と、前記移動ダイプレートが固定ダイプレー
    トに接近し固定金型と移動金型が型閉じした後、移動ダ
    イプレートと固定ダイプレートを結合固定する手段を有
    し型締めを行うタイバーとからなる型締装置において、
    前記結合固定手段が、移動ダイプレートの金型取付面の
    反対側の面上に設けられタイバー挿通孔の軸心に対して
    ほぼ直角に移動自在で、前記タイバーを型開閉の両方向
    に位置決め作動をするハーフナットと、固定金型に内蔵
    された型締シリンダのラムに直結されているタイバーの
    先端部外周に設けられたハーフナットと噛合するねじ部
    又は等ピッチの複数のリング溝部とで構成され、さらに
    移動ダイプレートとタイバーとの相対位置を検出する検
    出手段と、同検出手段の信号により移動ダイプレートを
    予定位置に止めるように前記移動手段である油圧シリン
    ダで移動ダイプレートを型閉完了直前の位置まで移動さ
    せたとき、タイバーとハーフナットのねじ(又はリング
    溝)と位相が合致するようタイバーの位置を予め移動さ
    せておくよう型締シリンダの作動を制御する制御装置を
    有することを特徴とする射出成形機の型締装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の型締装置において、移
    動ダイプレートとタイバーとの相対位置検出手段が、タ
    イバーに固設された位置センサと、移動ダイプレートに
    取付けられ移動方向に検出目盛溝又は検出目盛磁石を有
    するスケールとにより構成され、移動ダイプレートが移
    動シリンダで移動するとき、移動ダイプレートとタイバ
    ーとの相対位置を、前記位置センサによる前記スケール
    の基準位置からの検出目盛数で検出し、制御装置におい
    て予め入力された指定位置数値と照合しながら移動シリ
    ンダで移動ダイプレートを型閉完了直前の位置まで移動
    させたとき、タイバーとハーフナットのねじ(又はリン
    グ溝)と位相が合致するようタイバーの位置を予め移動
    させておくよう型締シリンダを作動し、必要な位置にタ
    イバーを停止させる機能を有することを特徴とする射出
    成形機の型締装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の型締装置において、移
    動ダイプレートとタイバーとの相対位置検出手段が、移
    動ダイプレートに取付けられタイバーのねじ部又は等ピ
    ッチの複数のリング溝部を検出する位置センサであり、
    制御装置において前記位置センサの検出信号を移動ダイ
    プレートとタイバーとの相対基準位置からカウントする
    ことにより移動ダイプレートの位置を検出し、制御装置
    に予め入力された指定位置数値と照合しながら移動シリ
    ンダで移動ダイプレートを型閉完了直前の位置まで移動
    させたとき、タイバーとハーフナットのねじ(又はリン
    グ溝)と位相が合致するようにタイバーの位置を予め移
    動させておくよう型締油圧シリンダを作動し、必要な位
    置にタイバーを停止させる機能を有することを特徴とす
    る射出成形機の型締装置。
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