JPH08265798A - タイムベースコレクタ回路 - Google Patents

タイムベースコレクタ回路

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JPH08265798A
JPH08265798A JP7064319A JP6431995A JPH08265798A JP H08265798 A JPH08265798 A JP H08265798A JP 7064319 A JP7064319 A JP 7064319A JP 6431995 A JP6431995 A JP 6431995A JP H08265798 A JPH08265798 A JP H08265798A
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JP
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clock
signal
circuit
horizontal
time base
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JP7064319A
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Yukitomi Fujishima
之富 藤嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路を簡略化し、A/D,D/A変換による
SN比劣化を無くすことができるタイムベースコレクタ
回路を提供すること。 【構成】NCOのディジタル技術を用いた水平同期ロッ
ククロック発生回路13で、入力映像信号の水平同期信
号に同期した、例えばVTR再生信号のジッタ等にも素
早く追従する第1のクロックを発生し、この第1のクロ
ックを用いてA/D変換を行った後、A/D変換された
ディジタル映像信号をY/C分離・色復調回路16に入
力し、ここで前記第1のクロックに基づいて色復調処理
を行い、その後前記第1のクロックを用いてメモリ21
に書き込み、固定周波数発振器22からの安定度の高い
一定周波数の第2のクロックを用いて読み出し、D/A
変換するようにした。NCOの技術により、入力映像信
号のサンプリング用の第1のクロックに基づいて容易に
色復調用のクロックを生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイムベースコレクタ回
路に係り、特に数値制御発振器(以下、NCOという。
NCO:Numerical Control Oscillatorの略)のディジ
タル技術を利用したタイムベースコレクタ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タイムベースコレクタ回路は、ビ
デオテープレコーダ(以下、VTRという)の時間軸誤
差(以下、ジッタという)を抑圧するために開発された
ものである。VTRでは、磁気テープはキャプスタン軸
の回転によって送られ、記録再生を行うヘッドは回転ド
ラム上に取り付けられており、テープ上に映像信号を記
録、またはテープ上の信号を再生するときモータを含む
機構系を必要としている。
【0003】したがって、記録時のテープ速度や記録ヘ
ッドの回転速度と再生時の速度に誤差を生じる。これら
機械的な誤差が再生信号のジッタとして現れてくるもの
であり、映像信号の時間軸が長く又は短く変化する。タ
イムベースコレクタ回路は、このようなジッタの補正を
行い、標準的な位相状態に戻すことによって、例えばV
TRの再生信号とビデオカメラの信号とを切り替えて使
用する場合などに、2つの信号を位相同期させることを
可能とする。
【0004】図3に、従来のタイムベースコレクタ回路
と映像処理回路のブロック図を示す。
【0005】図3において、入力端子31にはVTR等
からの水平ジッタを持った映像信号が入力されており、
この映像信号はA/D変換器32に供給されると共に水
平同期ロッククロック発生回路33に供給される。水平
同期ロッククロック発生回路33は、位相比較器,低域
フィルタ及び電圧制御発振器から成るPLL(位相同期
ループ、Phase Locked Loop の略)回路を備え、電圧制
御発振器の周波数を正確に入力映像信号の水平同期信号
の平均周波数(ロックされている時)に一致させること
により、入力映像信号の水平同期信号に同期化したクロ
ックを発生する。A/D変換器32では、この発生クロ
ックで入力映像信号をサンプリングし、ディジタル信号
としてメモリ34へ出力する。メモリ34では、A/D
変換器32と同じクロックタイミングでディジタル信号
を記憶し、これとは別の固定周波数発振器35からの一
定周期のクロックを用いて、記憶されている値を順次読
み出し、D/A変換器36に供給する。D/A変換器3
6では、読み出されたディジタル信号を固定周波数発振
器35からの同じクロックを用いてアナログ信号に変換
する。このようにメモリ34に対して、水平同期信号に
同期したクロックで書き込み、一定周波数のクロックで
読み出すことにより、ジッタ補正された映像信号を得、
次段の映像処理回路40に供給する。
【0006】映像処理回路40では、色復調のためのデ
ィジタル処理を行うために、前記タイムベースコレクタ
回路30からのジッタ補正された映像信号をA/D変換
器41に供給し、バーストロッククロック発生回路42
からのクロックでA/D変換した後、Y/C分離・色復
調回路43に入力する。バーストロッククロック発生回
路42は、位相比較器,低域フィルタ及び電圧制御発振
器から成るPLL回路を備え、電圧制御発振器の周波数
をジッタ補正された映像信号のバースト信号の平均周波
数(ロックされている時)に正確に一致させることによ
り、バースト信号に同期化したクロックを発生する。A
/D変換器41では、この発生クロックに基づいて映像
信号をディジタル信号に変換して出力する。ディジタル
映像信号は、前記バーストクロック発生回路42からの
バースト信号に同期したクロックを用いてY/C分離・
色復調回路43でY/C分離及び色復調処理された後、
D/A変換器44でA/D変換器41と同じクロックを
用いてアナログ信号への変換がなされる。D/A変換器
44からのアナログの輝度信号Y及び色差信号R−Y,
B−Yは、出力端子45,46,47から出力され、図
示しないディスプレイ装置へ供給される。
【0007】ところで、上記の従来の回路では、時間軸
補正動作と色復調動作の両方の動作を行うのに、水平同
期信号に同期化したクロックと、バースト信号に同期化
したクロックの2つのクロックが必要であり、回路が複
雑化していた。これを解決するために水平同期信号に同
期化したクロックだけを用いて前記2つの動作を行おう
としても、水平同期のクロックと色復調用クロックとの
対応が正確に把握できないため、色復調処理は不可能で
あった。従って、従来の回路では、3つのクロック発生
手段と、2組のA/D、D/A変換器が必要となり、回
路構成が複雑化する一方、A/D、D/A変換を繰り返
すことになり、サンプリングによる量子化ノイズが発生
し、SN比の低下を招いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の時
間軸補正動作と色復調動作の両方を行う処理回路では異
なる処理クロックが必要となり、回路が複雑化すると共
に、A/D,D/A変換の繰り返しによるSN比劣化を
生じていた。
【0009】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、回路
を簡略化し、A/D,D/A変換によるSN比劣化をな
くすことができるタイムベースコレクタ回路を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るタイムベースコレクタ回路は、入力映像信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器と、NCOのディジタ
ル技術を用いたPLL回路を含み、前記A/D変換器か
らのA/D変換された映像信号を入力し、入力映像信号
の水平同期信号に同期した前記A/D変換用の第1のク
ロック及び水平・垂直基準信号を発生する第1のクロッ
ク発生回路と、この第1のクロック発生回路からの第1
のクロックを用いて、前記A/D変換器からの映像信号
をディジタル的にY/C分離及び色復調し、ディジタル
の輝度信号及び色差信号を出力するY/C分離・色復調
回路と、前記水平・垂直基準信号を参照して前記第1の
クロックとは別の周波数安定度の高い第2のクロックを
発生する第2のクロック発生回路と、前記Y/C分離・
色復調回路からの輝度信号及び色差信号を入力し、前記
第1のクロック発生回路からの水平同期信号に同期した
第1のクロック及び水平・垂直基準信号を用いて書き込
みを行い、前記第2のクロック発生回路からの周波数安
定度の高い第2のクロックを用いて読み出しを行い、時
間軸補正されたディジタルの輝度信号及び色差信号を出
力するメモリと、このメモリから読み出された輝度信号
及び色差信号を前記第2のクロックを用いてアナログ信
号に変換するD/A変換器とを具備したことを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明によるタイムベースコレクタ回路において、前記第2
のクロック発生回路は、前記第1のクロック発生回路か
らの水平・垂直基準信号を参照して前記第1のクロック
とは別の周波数安定度の高いクロックを発生する固定周
波数発振器で構成されることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明によるタイムベースコレクタ回路において、前記第2
のクロック発生回路は、前記第1のクロック発生回路か
らの水平・垂直基準信号を参照し入力映像信号から得ら
れるバースト信号に基づいて、水平同期に対して十分周
波数安定度の高い、前記バースト信号に同期したクロッ
クを発生するクロック発生回路で構成されることを特徴
とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明によるタイムベースコレクタ回路において、前記第2
のクロック発生回路は、前記第1のクロック発生回路か
らの水平・垂直基準信号を参照し入力映像信号から得ら
れる垂直同期信号に基づいて、水平同期に対して十分周
波数安定度の高い、前記垂直同期信号に同期したクロッ
クを発生するクロック発生回路で構成されることを特徴
とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、NCOのディジタル技術を用
いた第1のクロック発生回路で、入力映像信号の水平同
期信号に同期した、例えばVTR再生信号のジッタ等に
も素早く追従する第1のクロックを発生し、この第1の
クロックを用いてA/D変換を行い、A/D変換された
ディジタル映像信号をY/C分離・色復調回路に入力
し、ここで前記第1のクロックに基づいて色復調処理を
行った後、前記第1のクロックを用いてメモリに書き込
み、第2のクロック発生回路からの安定度の高い一定周
波数の第2のクロックを用いて読み出し、D/A変換す
るようにした。第1のクロック発生回路をNCOを用い
た回路構成としたので、入力映像信号のサンプリング用
クロックに基づいて容易に色復調用のクロックを生成す
ることができ、クロック発生回路を1つ削除することが
でき、しかもA/D,D/A変換器が1組削除でき、回
路構成を簡略化することができると共に、A/D,D/
A変換によるSN比劣化を減少させることができる。
【0015】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例のタイムベースコレクタ回路を示
すブロック図である。
【0016】図1に示す実施例のタイムベースコレクタ
回路は、ジッタを含んだ入力映像信号をディジタル信号
に変換し、このディジタル映像信号を、入力映像信号の
水平同期信号に同期したクロックに基づいてディジタル
的にY/C分離及び色復調を行う映像処理部10と、こ
の映像処理部10からのディジタル輝度信号Yとディジ
タル色差信号R−Y,B−Yを、入力映像信号の水平同
期信号に同期したクロックを用いてメモリに書き込み、
前記クロックとは別の安定度の高いクロックを用いて読
み出し、出力として安定した同期の映像信号を取り出す
タイムベースコレクタ動作部20とで構成されている。
【0017】映像処理部10は、入力端子11からのジ
ッタを含んだ入力映像信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器12と、後述するNCOのディジタル技術
を用いたPLL回路を含み、前記A/D変換器1からの
A/D変換された映像信号を入力し、入力映像信号の水
平同期信号に同期したクロック(1水平期間内について
一定数のクロック)及び水平・垂直基準信号を発生する
水平同期ロッククロック発生回路13と、この水平同期
のクロックを用いて、前記A/D変換器12からの映像
信号をディジタル的にY/C分離及び色復調し、ディジ
タルの輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yを出力す
るY/C分離・色復調回路16とで構成されている。
【0018】タイムベースコレクタ動作部20は、例え
ば水晶発振器で構成され、前記映像処理部10からの水
平・垂直基準信号を参照して前記映像処理部10からの
クロックとは別の周波数安定度の高いクロックを発生す
る固定周波数発振器22と、前記映像処理部10からの
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yを入力し、前記
映像処理部10からの水平同期信号に同期したクロック
及び水平・垂直基準信号を用いて書き込みを行い、前記
固定周波数発振器22からの安定度の高い一定周波数の
クロックを用いて読み出しを行い、時間軸補正されたデ
ィジタルの輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yを出
力するメモリ21と、このメモリ21から読み出された
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yをアナログ信号
に変換し、出力端子24,25及び26から出力するD
/A変換器23とで構成されている。
【0019】上記のように構成された回路において、入
力端子11からはジッタを持った映像信号が入力され、
この映像信号はA/D変換器12によってディジタル映
像信号に変換され、水平同期ロッククロック発生回路1
3に供給されると共にY/C分離・色復調回路16に供
給される。水平同期ロッククロック発生回路13は、位
相比較器,低域フィルタ及び電圧制御発振器から成るP
LL(Phase Locked Loop の略)回路を備え、電圧制御
発振器の周波数を正確に入力映像信号の水平同期信号の
平均周波数(ロックされている時)に一致させることに
より、入力映像信号の水平同期信号に同期化したクロッ
ク14を発生すると共に水平・垂直基準信号15を発生
する。ここで、水平同期ロッククロック発生回路13
は、東芝レビュー1993 Vol.48 No.11(11月号)の第853
頁に示されているような、NCOのディジタル技術を利
用したもので、発振制御信号から発振周波数を一意的に
知ることができる特徴を備えている。即ち、NCOは、
累積加算器とオーバーフロー処理回路を用いて、安定に
発振周波数をディジタル制御し得るものである。これに
より、ジッタを持った水平同期信号に同期化したクロッ
クでも、正確にディジタル値で表現することができるの
で、入力映像信号のサンプリング周波数を絶対値的に
(ディジタル値的に)正確に把握できる。
【0020】A/D変換器12からのディジタル映像信
号は水平同期ロッククロック発生回路13からのクロッ
クに基づいて得られる周期のクロックを用いてY/C分
離・色復調回路16で色復調を行い、輝度信号Yと色差
信号R−Y,B−Yを出力する。Y/C分離・色復調回
路16でディジタル技術を用いてY/C分離及び色復調
された後の輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yは、水
平同期ロッククロック発生回路からの水平同期期間を一
定値で分割したサンプリング数のクロックで、タイムベ
ースコレクタ動作部20のメモリ21に書き込まれる。
なお、VTR等のジッタを持った映像信号についてもそ
のサンプリング数は、例えば1フィールド周期では一定
のサンプリング数となっている。そこで、フィールド周
波数にその1フィールド周期のサンプリング数を乗じた
周波数の固定周波数発振器22を設け、その発振クロッ
クでメモリ21の読み出しを行い、同じクロックを用い
てD/A変換器23でアナログ信号に変換し、出力端子
24,25及び26よりジッタ補正された輝度信号Y,
色差信号R−Y,B−Yを出力し、図示しないディスプ
レイ装置へ供給する。
【0021】水平同期ロッククロック発生回路13の水
平同期信号に同期したクロックでメモリ21への書込み
を行い、固定周波数発振器22からの周波数安定度の高
いクロックを用いてメモリ21からの読み出しを行うこ
とにより、時間軸補正動作が行われ、ジッタ補正がなさ
れる。
【0022】固定周波数発振器22は、例えば水晶発振
器でよいが、素子ばらつき、温度ドリフト等により発生
するクロックに周波数ばらつきが考えられるが、ディス
プレイ装置へ供給される水平同期信号が、D/A変換器
23にてD/A変換された輝度信号Y及び色差信号R−
Y,B−Yの各信号に同期して処理されていれば、実用
上ほとんど問題ない。
【0023】なお、メモリ21において、その書き込み
に対する読み出しのタイミングについては、メモリ21
で、入力端子11からのジッタを含んだ映像信号の時間
的な遅延量を、水平・垂直基準信号によって最小値とな
るように管理することによって、メモリ21からの読み
出しタイミングはVTRのスキューの最大値に相当する
遅延量をもって行えばよい。しかし、これは、広範囲の
VTRに適応させる場合であって、適応範囲つまり許容
されるVTRスキューの上限を決め、メモリ21の遅延
量を減らすことも可能である。
【0024】図2は本発明の他の実施例のタイムベース
コレクタ回路を示すブロック図である。図1と同一の構
成要素には同一符号を付して説明する。
【0025】図1において、図2と異なる点は、メモリ
21の読み出し及びD/A変換器23のサンプリングに
使用するクロックの発生手段にある。
【0026】図2に示す実施例のタイムベースコレクタ
回路は、ジッタを含んだ入力映像信号をディジタル信号
に変換し、このディジタル映像信号を、入力映像信号の
水平同期信号に同期したクロックに基づいてディジタル
的にY/C分離及び色復調を行いディジタルの輝度信号
Y及び色差信号R−Y,B−Yを出力する一方、入力映
像信号から得られる水平・垂直基準信号と前記色復調時
の取り出されるバースト信号に同期した周波数安定度の
高いクロックを発生することが可能な映像処理部10A
と、この映像処理部10Aからのディジタルの輝度信号
Yと色差信号R−Y,B−Yを、入力映像信号の水平同
期信号に同期したクロックを用いてメモリ21に書き込
み、前記水平同期クロックとは別の水平同期に対して十
分周波数安定度の高いバースト信号に同期したクロック
を用いて読み出し、出力として安定した周期のアナログ
の輝度信号Y及びディジタル色差信号R−Y,B−Yを
取り出すタイムベースコレクタ動作部20Aとで構成さ
れている。
【0027】映像処理部10Aは、入力端子11からの
ジッタを含んだ入力映像信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換器12と、後述するNCOのディジタル技
術を用いたPLL回路を含み、前記A/D変換器12か
らのA/D変換された映像信号を入力し、入力映像信号
の水平同期信号に同期したクロック(1水平期間内につ
いて一定数のクロック)及び水平・垂直基準信号を発生
する水平同期ロッククロック発生回路13と、この水平
同期のクロックを用いて、前記A/D変換器12からの
映像信号をディジタル的にY/C分離及び色復調し、デ
ィジタルの輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yを出
力するY/C分離・色復調回路16と、前記水平・垂直
基準信号15を参照して前記色復調時に再生されるバー
スト信号に基づいて、水平同期に対して十分周波数安定
度の高いバースト信号に同期したクロックを発生するバ
ーストロッククロック発生回路18とで構成されてい
る。
【0028】タイムベースコレクタ動作部20Aは、前
記Y/C分離・色復調回路16からの輝度信号Y及び色
差信号R−Y,B−Yを入力し、前記水平同期ロックク
ロック発生回路13からの水平同期信号に同期したクロ
ックを用いて書き込みを行い、前記バーストロッククロ
ック発生回路18からの周波数安定度の高いクロックを
用いて読み出しを行い、ジッタ補正されたディジタルの
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yを出力するメモ
リ21と、このメモリ21から読み出された輝度信号Y
及び色差信号R−Y,B−Yをアナログ信号に変換し、
出力端子24,25及び26から出力するD/A変換器
23とで構成されている。
【0029】前述の図1の実施例では、メモリ21の読
み出し及びD/A変換器23のD/A変換を、入力映像
信号とは独立した固定周波数発振器22からのクロック
を利用して行ったのに対し、図2の実施例では、水平同
期に対して十分周波数安定度の高いバースト信号に同期
したクロックを用いてメモリ21の読み出し及びD/A
変換器23のD/A変換を行う。バーストロッククロッ
ク発生回路18に、NCOのディジタル技術を用いれ
ば、バースト信号(即ち色副搬送波)に同期したディジ
タルデータを正確に表現可能となり、Y/C分離・色復
調回路16内の色復調のところでバースト信号にロック
した色副搬送波は再現されているので、これを入力とし
て必要な周波数に変換した後、D/A変換し2値化する
だけで目的のクロックを発生できる。つまり、簡単なデ
ィジタル回路とアナログ回路を追加するだけで実現可能
である。
【0030】このようにして、図1の実施例と同様に、
水平同期ロッククロック発生回路13からの水平同期信
号に同期したクロックを用いてメモリ21への書込みを
行い、バーストロッククロック発生回路18からのバー
スト信号に同期したクロックを用いてメモリ21からの
読み出しを行うことにより、時間軸補正動作が行われ、
ジッタ補正がなされる。
【0031】尚、以上述べた実施例では、メモリ21の
読み出し用クロックの発生手段として、一定周波数のク
ロックを発生する固定発振器22或いはバースト信号に
同期したクロックを発生するバーストロッククロック発
生回路18を用いたが、本発明ではこれに代えて、垂直
同期信号に同期したクロックを発生するクロック発生回
路を使用した構成としてもよく、これによっても図2と
ほぼ同等の性能が得られる。これは、垂直同期信号は水
平同期に対して十分周波数が低く、水平ジッタが生じて
も、周波数的に比較的安定しているためである。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、NC
Oのディジタル技術を用いて、入力映像信号のサンプリ
ング用クロックに基づいて色復調を行うので、クロック
発生回路を1つ削除することができる一方、1組のA/
D,D/A変換器を削除でき、回路構成を簡略化するこ
とができる。また、A/D,D/A変換器が減少するの
で、A/D,D/A変換によるSN比劣化を減少させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイムベースコレクタ回路
を示すブロック図。
【図2】本発明の他の実施例のタイムベースコレクタ回
路を示すブロック図。
【図3】従来のタイムベースコレクタ回路を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
10,10A…映像処理部 12…A/D変換器 13…水平同期ロッククロック発生回路 16…Y/C分離・色復調回路 18…バーストクロック発生回路 20,20A…タイムベースコレクタ回路 21…メモリ 22…固定周波数発振器 23…D/A変換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号をディジタル信号に変換する
    A/D変換器と、 NCOのディジタル技術を用いたPLL回路を含み、前
    記A/D変換器からのA/D変換された映像信号を入力
    し、入力映像信号の水平同期信号に同期した前記A/D
    変換用の第1のクロック及び水平・垂直基準信号を発生
    する第1のクロック発生回路と、 この第1のクロック発生回路からの第1のクロックを用
    いて、前記A/D変換器からの映像信号をディジタル的
    にY/C分離及び色復調し、ディジタルの輝度信号及び
    色差信号を出力するY/C分離・色復調回路と、 前記水平・垂直基準信号を参照して前記第1のクロック
    とは別の周波数安定度の高い第2のクロックを発生する
    第2のクロック発生回路と、 前記Y/C分離・色復調回路からの輝度信号及び色差信
    号を入力し、前記第1のクロック発生回路からの水平同
    期信号に同期した第1のクロック及び水平・垂直基準信
    号を用いて書き込みを行い、前記第2のクロック発生回
    路からの周波数安定度の高い第2のクロックを用いて読
    み出しを行い、時間軸補正されたディジタルの輝度信号
    及び色差信号を出力するメモリと、 このメモリから読み出された輝度信号及び色差信号を前
    記第2のクロックを用いアナログ信号に変換するD/A
    変換器とを具備したことを特徴とするタイムベースコレ
    クタ回路。
  2. 【請求項2】前記第2のクロック発生回路は、前記第1
    のクロック発生回路からの水平・垂直基準信号を参照し
    て前記第1のクロックとは別の周波数安定度の高いクロ
    ックを発生する固定周波数発振器で構成されることを特
    徴とする請求項1記載のタイムベースコレクタ回路。
  3. 【請求項3】前記第2のクロック発生回路は、前記第1
    のクロック発生回路からの水平・垂直基準信号を参照し
    入力映像信号から得られるバースト信号に基づいて、水
    平同期に対して十分周波数安定度の高い、前記バースト
    信号に同期したクロックを発生するクロック発生回路で
    構成されることを特徴とする請求項1記載のタイムベー
    スコレクタ回路。
  4. 【請求項4】前記第2のクロック発生回路は、前記第1
    のクロック発生回路からの水平・垂直基準信号を参照し
    入力映像信号から得られる垂直同期信号に基づいて、水
    平同期に対して十分周波数安定度の高い、前記垂直同期
    信号に同期したクロックを発生するクロック発生回路で
    構成されることを特徴とする請求項1記載のタイムベー
    スコレクタ回路。
JP7064319A 1995-03-23 1995-03-23 タイムベースコレクタ回路 Pending JPH08265798A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002060188A1 (fr) * 2001-01-24 2002-08-01 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Procede et circuit de separations de signaux y-c
US6483550B1 (en) 1998-05-29 2002-11-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video signal level converting device and video signal analog-to-digital converter

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