JPH0826419A - ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫 - Google Patents

ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫

Info

Publication number
JPH0826419A
JPH0826419A JP16766194A JP16766194A JPH0826419A JP H0826419 A JPH0826419 A JP H0826419A JP 16766194 A JP16766194 A JP 16766194A JP 16766194 A JP16766194 A JP 16766194A JP H0826419 A JPH0826419 A JP H0826419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
work
fixed
arm
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16766194A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Yamamoto
典明 山本
Takamichi Suzuki
高道 鈴木
Tetsuo Ito
徹雄 伊東
Hiroshi Fujii
浩 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kiden Kogyo Ltd, Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Priority to JP16766194A priority Critical patent/JPH0826419A/ja
Publication of JPH0826419A publication Critical patent/JPH0826419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ワークの搬送において、ローコストで自由度を
増やしワークの方向にハンドの姿勢を合わせることがで
き、かつロボットを含むワーク保管庫の省スペース化が
可能なワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫を提供
すること。 【構成】ワーク載置用のハンド部の下部に回転自由に固
設されたローラ32a、32bとロボット旋回動作時に
該ローラが押し付けられるように設置したハンド回転規
制部品31a、31bにより、回転アーム6、7に基端
部を固設された左右の弾性アームが強制的に変形し、ハ
ンドの姿勢を変化させる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後、上下に移動可能
な所定の台に設置され、該台より構成部材の運動により
ハンドを移動させてワークを搬送するワーク搬送用ロボ
ットおよび該ワーク搬送用ロボットを設置したワーク保
管庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレクトロニクス、情報産業にお
ける電子部品の製品パターンは、微細化、高集積化、高
密度化がますます進められている。それにつれて製品歩
留まり向上と、その製造プロセス段階におけるパーティ
クルなどによる汚染を防止し製品の信頼性を維持するた
め、製造環境でのコンタミネーションコントロールが重
要である。なかでも搬送装置を含めた製造装置からの発
塵防止が強く望まれている。
【0003】上記のごとく発塵のないクリーンな環境で
製作される電子部品は、クリーンルーム内で各種の工程
を連続的に処理されるが、処理時間が異なる各工程をつ
なぐ中継点として、各工程ごとにストッカを設け一時保
管している。該ストッカは、工程内搬送と呼ばれる処理
装置とストッカ間の搬送と、工程間搬送と呼ばれるスト
ッカから次の工程への搬送の中継点にあり、頻繁に入
庫、出庫が繰り返される。したがって、ストッカは、ワ
ークの保管と、入出の接点としての機能をもち、しかも
保管中のワークをクリーンに保つ重要な役割をもつ。
【0004】該ストッカ内でワークの搬送を行うスタッ
カクレーンは、一般に、2列の保管棚の間に設置されて
おり、棚の一部に設けられた工程内入出庫口とのワーク
搬送と、保管棚に対し直角方向に設けられた工程間搬送
装置への入出庫口とのワーク搬送を行う。該スタッカク
レーンは、ワークを昇降、旋回、また、前後左右に移動
させる機能をもつため、床面を直進走行する軌道式台車
上に昇降機構用マストを設置し、該マストにワーク搬送
用ロボットを搭載した構成となっている。該ワーク搬送
用ロボットは、多関節形、円筒座標形等の関節部および
摺動部を有する構成のものが一般的であり、ロボットを
構成するアームの屈曲運動または摺動運動により、ハン
ドを移動させてワークを搬送する構成になっている。ま
た、前記の理由からそれぞれ搬送ロボットの発塵対策が
なされている。発塵性の少ない従来のワーク搬送ロボッ
トは、特開平5−318345号公報記載のようになっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ストッカは、クリ
ーン度の確保が必要であり内部の気流管理を行うが、効
率を良くするため、デッドスペースを減らした省スペー
ス化が要求されている。一方、2列の保管棚に対し直角
方向に設置された工程間入出庫口は、一般に2個隣に並
んだ受け渡し位置をもつ。前記ワーク搬送用ロボット
は、2列の保管棚と該工程間受け渡し位置に対応するた
め、2自由度以上を必要とする。そのため、スタッカク
レーン用マストに搭載されたワーク搬送用ロボットとし
て、上記の理由から摺動機構と旋回機構を組み合わせた
機構や水平多関節ロボットを採用している。
【0006】上記従来技術である特開平5−31834
5号公報記載のワーク搬送ロボットは、低発塵であるも
のの、円筒座標形ロボットと同様にワークを直進、旋回
する機能のみであり、ワークの姿勢を旋回回転軸の半径
方向からずれた方向に変化できなかった。
【0007】また、前記摺動機構を組み合わせた機構の
場合、摺動部の摩擦接触による発塵を迎えるため、カバ
ーを設けた構造が多いが、摺動部を防塵することは難し
い。
【0008】また、前記水平多関節ロボットの場合、2
自由度の機構ではワークの姿勢が半径方向に限定されて
おり、半径方向からずれた姿勢となる2個以上並んだ工
程間受け渡し位置にワークの受け渡しができない。その
ため、旋回、伸縮、ハンドの回転といった3自由度の機
構や、前記走行台車とを含めた3軸同時制御で対応して
いる。また、該ワーク搬送用ロボットは2自由度の機構
とし工程間入出庫口にワーク仮置き台と専用移載機を設
けて対応しているものもある。しかし、装置がコスト高
となるといった問題を有していた。
【0009】本発明は、前記従来技術の問題点に鑑み、
発塵が少なく、ローコストで自由度を増やしたワーク搬
送用ロボットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、前後、上下に移動可能な所定の台に設置
され、該台より構成部材の運動によりハンドを移動させ
てワークを搬送するワーク搬送用ロボットにおいて、
(1) ワークを載置するハンドと、(2) 略同軸上に配置さ
れた2つの回転軸と、(3) 前記各回転軸に固定され、そ
れぞれの回転軸の半径方向に突設し、左右対称状に配置
される1対の回転アームと、(4) 前記各回転アームに基
端部が固着され、他の端部が前記ハンドに固着され、お
よそ対称状に配置される弾性変形可能な部材を有する1
対以上の弾性アームと、(5) 前記各回転軸をそれぞれ回
転駆動する2つの駆動源と、(6) ハンドの所定の位置に
おいて、ハンドの回転を規制しハンドの向きを変える手
段を設けた構成としたものである。
【0011】また、前後、上下に移動可能な所定の台に
設置され、該台より構成部材の直進運動と旋回運動の2
自由度でワークを搬送するワーク搬送用ロボットにおい
て、(1) 先端のアーム部にハンド部を水平面内に回動可
能に支持し、(2) ハンド部を所定の向きに弾性的に姿勢
を保持する弾性部材を先端のアーム部に配設し、(3) ハ
ンドの所定の位置において、ハンドの回転を規制しハン
ドの向きを変える手段を設けた構成としたものである。
【0012】そして、前記ハンドの回転を規制する手段
は、(1) ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラ
と、(2) 回転アームの回転軸固定部に該ローラと同平面
内に固設したハンドの回転を規制する部品からなること
がのぞましい。
【0013】また、前記ハンドの回転を規制する手段
は、(1) ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラ
と、(2) ワーク受け渡し位置に該ローラと同平面内にハ
ンドの回転を規制する部品を固設したハンドの回転を規
制する部品からなるものでもよい。
【0014】また、ワークを保管するワーク保管庫にお
いて、(1) 上下に移動するアーム取付台を有し前後に移
動可能なスタッカクレーンと、(2) ワークを上下、前後
方向の垂直面内に複数個保管する保管棚を前記スタッカ
クレーンに対し前後の移動方向に対し平行に一つ以上配
設し、(3) 前記保管棚におけるワークに対し、直角方向
に二つ平行に並べられたワークを移載するワークの出入
口を有し、(4) 前記スタッカクレーンのアーム取付台に
前記ワーク搬送用ロボットを搭載した構成とするとよ
い。
【0015】また、ワークを保管するワーク保管庫にお
いて、省スペース化のためには、(1) ワークを載置する
ハンドと、(2) 略同軸上に配置された2つの回転軸と、
(3) 前記各回転軸に固定され、それぞれの回転軸の半径
方向に突設し、左右対称状に配置される1対の回転アー
ムと、(4) 前記各回転アームに基端部が固着され、他の
端部が前記ハンドに固着され、およそ対称状に配置され
る弾性変形可能な部材を有する1対以上の弾性アームと
(5) 前記各回転軸をそれぞれ回転駆動する2つの駆動源
を有するワーク搬送用のロボットと、(6) 前記ロボット
を搭載したアーム取付台を上下に移動する機構を有し、
前後に移動可能なスタッカクレーンと、(7) 前記スタッ
カクレーンの前後の移動方向に対しワークを上下、前後
方向の垂直面内に複数個保管する一つ以上の保管棚を有
するワーク保管庫において、1対の回転アームが回動す
る範囲の内側にアーム取付台の上下移動機構を配置した
構成としたワーク保管庫とすることが好ましい。
【0016】また、ワークを保管するワーク保管庫にお
いて、(1) ワークを載置するハンドと、(2) 略同軸上に
配置された2つの回転軸と、(3) 前記各回転軸に固定さ
れ、それぞれの回転軸の半径方向に突設し、左右対称状
に配置される1対の回転アームと、(4) 前記各回転アー
ムに基端部が固着され、他の端部が前記ハンドに固着さ
れ、およそ対称状に配置される弾性変形可能な部材を有
する1対以上の弾性アームと、(5) 前記各回転軸をそれ
ぞれ回転駆動する2つの駆動源と、(6) ハンドの所定の
位置において、ハンドの回転を規制しハンドの向きを変
える手段を設けたワーク搬送用のロボットと、(7) 前記
ロボットを搭載したアーム取付台を上下に移動する機構
を有し、前後に移動可能なスタッカクレーンと、(8) 前
記スタッカクレーンの前後の移動方向に対しワークを上
下、前後方向の垂直面内に複数個保管する一つ以上の保
管棚と、(9) 前記保管棚におけるワークに対し、直角方
向に二つ平行に並べられたワークを移載するワークの出
入口を有するワーク保管庫において、1対の回転アーム
が回動する範囲の内側にアーム取付台の上下移動機構を
配置したワーク保管庫とするとよい。
【0017】また、前記ハンドの回転を規制する手段
は、(1) ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラ
と、(2) 回転アームの回転軸固定部に該ローラと同平面
内に固設したハンドの回転を規制する部品からなる構成
のワーク保管庫とするとよい。
【0018】また、前記ハンドの回転を規制する手段
は、(1) ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラ
と、(2) ワーク受け渡し位置に該ローラと同平面内にハ
ンドの回転を規制する部品を固設したハンドの回転を規
制する部品からなる構成のワーク保管庫としてもよい。
【0019】
【作用】上記構成としたことにより、本発明のロボット
は、前後、上下に移動可能な所定の台に設置され、該台
より構成部材の運動によりハンドを移動させてワークを
搬送するワーク搬送用ロボット及び、該台に設置され、
該台より構成部材の直進運動と旋回運動の2自由度でワ
ークを搬送するワーク搬送用ロボットにおいて、構成を
変えずに、弾性的に姿勢を支持されたハンド部に回転自
由に固設されたローラをハンドの回転を規制する部品に
押し付けることにより強制的にハンドの姿勢を変化させ
ることが可能となる。
【0020】このハンドの姿勢変形量は、回転アームの
回転角度と弾性体の変形量、またローラおよびハンド部
の回転を規制する部品の取り付け位置位置により、弾性
体の弾性変形内において任意に設定することができる。
【0021】また、ワーク保管庫に設置されたスタッカ
クレーンに搭載されるワーク搬送ロボットの1対の回転
アームが回動する範囲の内側にアーム取付台の上下移動
機構を配置した構成としたことにより、ワーク保管庫の
省スペース化が図られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1、図2、図3
を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例のワーク搬送用ロ
ボットの全体概略構成を示す斜視図、図2は図1のA−
A断面詳細図、図3は図1のB−B断面詳細図を示す。
【0024】図1、図2、図3において、1はウェーハ
カセット、2はウェーハカセットを載置するフォーク形
ハンドと該ハンドを固着したハンドホルダを含むハンド
部、3は基端部を回転アーム6の外端部に固着されると
ともに、先端部をハンド部2に固着されているバネ材か
らなる帯状の左の弾性アーム、4は左の弾性アーム3と
同様に、基端部を回転アーム7の外端部に固着されると
ともに、先端部をハンド部2に固着されているバネ材か
らなる帯状の右の弾性アームで、左右の弾性アーム3、
4は、図1に示す座標のZ軸方向の同レベルに左右ほぼ
対称に相対させられて配置されている。ここで、弾性ア
ーム3、4は、ステンレスやリン青銅等が使用される。
【0025】14はアーム側上ギア8とモータ側上ギア
10からなる上側回転伝動部8、10を介して右側弾性
アーム3を回動させるモータ、15はモータ14と同様
に、アーム側下ギア9とモータ側下ギア11からなる下
側回転伝動部9、11を介して左側弾性アーム4を回動
させるモータで、両モータ14、15は構造部材22上
に固設されたレール21上をベルト23とプーリ24か
らなる昇降動作伝動部23、24により上下動する支持
板20に固着されたブラケット12、13に固設されて
いる。前記アーム側ギア8はブラケット12を介して支
持板20に固設された円弧状の支持部材16に回転自由
に固設されており、前記アーム側下ギア9はアーム側上
ギア8と同様に、ブラケット13を介して支持板20に
固設された円弧状の支持部材17に回転自由に固設され
ている。
【0026】25はレール21、構造部材22、前記昇
降動作伝動部23、24を覆う円筒状のカバーであり、
昇降動作時の塵埃をワークに与えないように搬送するワ
ークと反対方向にのみ長手方向の隙間が設けられてお
り、該隙間を通して支持板20はレール21に固設され
ている。26は床に設置された軌道27a、27bを走
行する台車である。
【0027】31aは回転アーム6が回動しハンド部2
が図2において反時計回りに旋回するときハンド部2の
下部に回転自由に固設した右側ローラ32aと接触する
右側規制板、31bは右側規制板31aと同様に、回転
アーム7が回動しハンド部2が図2において時計回りに
旋回するときハンド部2の下部に回転自由に固設した左
側ローラ32bと接触する左側規制板で、右側規制板3
1aと左側規制板31bとも前記円弧状支持部材17に
固設されたベース板30上に固着されている。つまり、
規制板31a、31bとローラ32a、32bは図1の
Z方向に同レベルで設置されている。
【0028】次に、本発明のロボットの基本動作を図4
を参照して説明する。図中、図1、図2、図3と同符号
のものは同じものを示す。図4中の(a)、(b)、
(c)、(d)は連続した動作を示す。
【0029】前記のモータ14、15を駆動し、回転ア
ーム6、7を同期させて反対方向すなわち図4(a)中
のR1方向にそれぞれ回動すると、回転アーム6、7に
固着されている左右の弾性アーム3、4は、それぞれ基
端部を回転アーム6、7を半径として回動しながら全体
を円弧状に弾性変形させられ、同時にハンド部2はその
弾性変形量に応じて図4(a)中のS1方向に直線移動
させられて、図4(a)の点線で示した姿勢から実線で
示した姿勢になる。このハンド部2の直線移動量がワー
クハンドリングのストロークとなり、弾性アーム3、4
の長さ、回転アーム6、7の回転半径および回転アーム
の回動量によって決まる。そして、このストロークは、
回転アーム6、7が任意の角度に回動可能に構成されて
いるため、任意の位置に設定することが可能であり、移
動速度も任意に設定可能である。
【0030】図4(a)の状態において、回転アーム
6、7を回転軸の回りに同期させ同方向すなわち図4
(a)中のR2方向に回動するとハンド部2もS2方向
に回転する。すなわち、ハンド部2、弾性アーム3、4
および回転アーム6、7は、一体的に回動することによ
りワーク搬送用ロボットの旋回動作し、図4(b)の姿
勢となる。
【0031】図4(b)の状態から回転アーム6、7を
同期させて反対方向すなわち図4(b)中のR3方向に
回動し、左側ローラ32bが右側規制板31aと接する
方向すなわち図4(b)中のS3方向にハンド部が移動
するように、左右の弾性アーム3、4を最も伸長させ、
左右の弾性アーム3、4が弾性変形のない直線状態にす
ると図4(c)の姿勢になる。
【0032】図4(c)の状態から左側ローラ32bを
右側規制板31aに押し付ける方向すなわち図4(c)
中のR4方向に回転アーム6、7を回転させ、弾性アー
ム3、4を強制的に弾性変形させると、弾性アーム3、
4がねじられ、ハンド部2は図4(c)中のS4方向に
回転する。回転アーム6、7の回転を続け、ワーク置き
台5に置かれたワーク1とハンド部2の姿勢が同じ方向
になった図4(d)の姿勢で回転アーム6、7の回転を
停止する。このハンド部2の姿勢は、回転アーム6、7
の各回転量、弾性アーム3、4の弾性変形量およびロー
ラ34bと左側規制板31aの位置関係により決まる。
そして、このハンド部2の姿勢は、回転アーム6、7が
任意の角度に回動可能に構成されているため、弾性アー
ム3、4の弾性変形の範囲内で任意の姿勢に設定するこ
とが可能である。
【0033】図4(d)の状態から前記走行台車26を
駆動しワーク方向すなわち図4(d)中のL方向に走行
台車26上を一体的に移動させることにより、ねじられ
た左右の弾性アーム3、4がその形を維持しながら移動
し、ハンド部はワーク方向すなわち図4(d)中のS5
方向に移動しワークの受け渡しを行う。
【0034】また、以上の動作を逆に行うことにより、
図4(a)の姿勢に戻ることができる。
【0035】上記説明したように、弾性アーム3、4が
弾性変形のない最も伸長した状態にし、左側ローラ32
bを右側規制板31aに押し付けるように回転アーム
6、7を同方向に回動することにより、旋回回転軸の半
径方向からずれた方向にもワークを搬送することが可能
になる。
【0036】上記での図4における説明は、図中S5方
向に向かって右側のワークの搬送であり、左側ローラ3
2bが右側規制板31aに押し付けられることによる弾
性アーム3、4の強制的な変形動作による搬送を示し
た。これと同様に、右側ローラ32aが左側規制板31
bに押し付けられるように、回転アーム6、7を回動す
ることにより、弾性アーム3、4を弾性変形すると図中
S5方向に向かって左側のワークの搬送も可能である。
【0037】図5に、左右の弾性アーム3、4が最も伸
長した図4(c)の姿勢から図4(d)の姿勢に強制的
に屈曲するまでの弾性アームの変形軌跡を計算機シミュ
レーションした結果を示す。弾性アームのモデルは、例
えば厚さ1mmのステンレス材のような薄いバネ材からな
る矩形板である。このシミュレーションにおいて図4
(c)のように左側ローラ32bが右側規制板31aに
より旋回動作の規制をされていることと同様の拘束をす
るため、ハンド部2の1点が、図中のY方向にのみ移動
しないように拘束して回転アーム6、7を同方向に回転
させた。この結果、ハンド部2の旋回を規制することに
より弾性アームが屈曲しハンド部2の姿勢が回転中心に
対する半径方向とずれた方向になることがわかる。この
計算の場合、弾性アームが弾性変形のない状態を初期状
態として回転アーム6、7を約25度、同方向に回転さ
せることにより弾性アームを変形させ、ハンド部を初期
状態に対し約30度傾けることができた。この左右の回
転アームの動作を各々設定することにより、ハンドの姿
勢変化に対する弾性アームの変形軌跡が任意に変更可能
である。
【0038】次に、図6にワーク置き台側に規制部品を
固設した第2の実施例を示す。図中、図1、図2、図
3、図4と同符号のものは同じものを示す。
【0039】第1の実施例と同様にハンド部2の下部に
回転自由にローラ32a、32bを固設している。41
はワーク置き台5の下部に固設されたハンド回転規制部
品である。該ハンド回転規制部品41は両側面がワーク
置き台5に置かれたワーク1の搬送方向と平行な側面で
あり、ロボット側の一部が傾斜した側面をもつ。第1の
実施例で説明した図4(c)と同様の姿勢が図6(a)
の姿勢であり、その状態から左側ローラ32bを回転規
制部品41の側面に押し付ける方向すなわち図6(a)
中のR4方向に回転アーム6、7を回転させ、弾性アー
ム3、4を強制的に弾性変形させると、弾性アーム3、
4がねじられ、ハンド部2は図6(a)中のS4方向に
回転する。回転アーム6、7の回転を続け、ワーク置き
台5に置かれたワーク1とハンド部2の姿勢が同じ方向
になった図6(b)の姿勢で回転アーム6、7の回転を
停止する。このハンド部2の姿勢は、回転アーム6、7
の各回転量、弾性アーム3、4の弾性変形量およびロー
ラ32bと回転規制部品41の位置関係により決まる。
そして、このハンド部2の姿勢は、回転アーム6、7が
任意の角度に回動可能に構成されているため、弾性アー
ム3、4の弾性変形の範囲内で任意の姿勢に設定するこ
とが可能である。図6(b)の姿勢のとき、左側ローラ
32bはハンド回転規制部品41のワーク姿勢と平行な
側面と接しているようにする。図6(b)の状態から前
記走行台車26を駆動しワーク方向すなわち図6(b)
中のL方向に走行台車26上を一体的に移動させること
により、ねじられた左右の弾性アーム3、4がその形を
維持しながら移動し、ハンド部はワーク方向すなわち図
6(b)中のS5方向に移動しワークの受け渡しを行
う。
【0040】上記の説明は図中S5方向に向かって右側
のワークの搬送であり、左側ローラ32bが回転規制部
品41に押し付けられることによる弾性アーム3、4の
強制的な変形動作による搬送を示した。これと同様に、
右側ローラ32aが回転規制部品41に押し付けられる
ように、回転アーム6、7を回動することにより、弾性
アーム3、4を弾性変形すると図中S5方向に向かって
左側のワークの搬送も可能である。
【0041】該受け渡し位置と同じ列の上側または下側
の受け渡し位置のワーク姿勢が前記の姿勢と異なってい
ても搬送が可能である。
【0042】このように、ワーク受け渡し側にハンド回
転規制部品を固設し、ハンドの姿勢がワークの姿勢と合
うように弾性アームをねじることにより、それぞれの受
け渡し姿勢に応じた搬送が可能となる。
【0043】次に、図7に円筒座標形ロボットのハンド
部を弾性的に支持した第3の実施例を示す。
【0044】28は前後、上下にベース板30を移動す
ることができる昇降マストであり、該ベース板30は、
昇降マストと反対側の先端部に規制板51が固設されて
いる。また、ベース板30に固設された回転軸を中心に
アーム45を回転させるモータと伝動機構からなる旋回
駆動部42と、該アームに沿ってハンド支持部46をベ
ルト、プーリ、案内機構からなる直進伝動部44を介し
て直進運動させる直進駆動部43が前記ベース板30に
固設されている。また、前記ハンド支持部には旋回中心
と反対側にハンド回転軸47が旋回平面とほぼ直角に固
着されており、該ハンド回転軸47を中心に回転可能に
ハンド部2が設置され、ハンド回転軸47の両側には、
基端部をハンド支持部46に固着され、また先端部をハ
ンド部2に固着された弾性支持部材40a、40bによ
りハンド部2の姿勢が弾性支持されている。そしてハン
ド部2の下部の旋回中心側で、弾性支持部材40a、4
0bの外側の両側に右側ローラ32aと左側ローラ32
bが固着されている。また、前記ローラ32a、32b
は規制板51と同平面内に固定されている。
【0045】次に、本構成によるワーク搬送ロボットの
基本動作を図7(a)を参照して説明する。旋回駆動部
42の駆動によりベース板30に設置された旋回回転軸
を中心に図中θ方向にアーム45は回動可能である。ま
た、直進駆動部43を駆動することにより直進伝動部を
介してハンド部2はアーム45に沿って前後方向すなわ
ち図中R方向に直進可能である。したがって、ベース板
30に対するアーム45の旋回運動とアーム45に沿う
ハンド部2を含むハンド支持部46を直進運動させるこ
とが可能である。
【0046】次に、ハンド姿勢を変化させる動作につい
て、図7(b)、図7(c)を参照して説明する。
【0047】旋回駆動部42の駆動によりアーム45を
ベース板30に固定した回転軸に対し旋回運動させ、左
側ローラ32bがベース板30に固定された規制板51
の右端に接触可能な位置までアーム45を動かし、アー
ム45とベース板30の長手方向が角度をもった位置で
旋回を停止する。そして、ハンド支持部46をアーム4
5に沿ってアーム先端方向に移動させ、左側ローラ32
bと規制板51が接触した状態が図7(b)である。
【0048】図7(b)の状態からハンド支持部46を
アーム45の先端方向すなわち図中R1方向に移動させ
ることにより左側ローラ32bが規制板51に押し付け
られ左側弾性支持部材40bが縮まり、また反対側の右
側弾性支持部材40aが伸長し、ハンド部2がハンド回
転軸47を中心に図中の反時計回りすなわち図7(b)
S1方向にハンド部2が回転し、図7(c)の状態とな
る。
【0049】図7(c)の状態において、ハンド部2が
左側ローラ32bと規制板51により姿勢変化した状態
を維持したまま、昇降マストに設置されたロボットを一
体的に、図中L2方向に移動させることにより、ハンド
部2が図中S2方向に移動し、S2方向のワークの搬送
が可能となる。
【0050】また、上記での図7(b)、(c)による
説明では、図中S2方向に向かって右側のワークの搬送
であり、左側ローラ32bが規制板51の右端に押し付
けるようにハンド支持部46を移動し、弾性支持部材4
0a、40bを強制的に変形させてハンド部2の姿勢を
変化させての搬送である。これと同様に、右側ローラ3
2aが規制板51の左端に押し付けるようにハンド支持
部46を移動し、弾性支持部材40a、40bを強制的
に変形させてハンド部2の姿勢を変化させての搬送も可
能である。
【0051】このように、前後、上下に移動可能な所定
の台に設置され、該台より構成部材の直進運動と旋回運
動の2自由度でワークを搬送するワーク搬送用ロボット
において、先端のアーム部にハンド部を水平面内に回動
可能に支持し、ハンド部を所定の向きに弾性的に姿勢を
保持する弾性部材を先端のアーム部に配設し、ハンドの
所定の位置において、ハンドの回転をハンド部の下部に
回転自由に固設されたローラと回転アームの回転軸固定
部に該ローラと同平面内に固設したハンドの回転を規制
する部品によりローコストでハンドの向きを変えること
ができる。
【0052】また、上記第3の実施例において受け渡し
側にハンド回転規制部品を固設したが、第1の実施例と
同様にロボット側の台板60にハンド回転規制部品を設
けても同様に弾性アームを変形しハンドの姿勢を変化す
ることができる。
【0053】前記した各実施例における弾性アームのす
べてに、その表面に、例えばSiO等の表面処理を施
し、弾性アームの腐食を防止することにより寿命を高め
ることができる。
【0054】次に、前記した本発明のワーク搬送用ロボ
ットをワークの保管庫に適用した例について、図8を参
照して説明する。
【0055】図8は2列の保管棚の間に本発明の前記図
1のロボットを設置しており、保管棚に対し直角方向に
ワークを2個並べて搬送する搬送装置の入出庫口が設置
されている保管庫の平面図である。図中、図1、図2、
図3、図4と同符号のものは同じものを示す。
【0056】図8において、70a、70b、はワーク
保管棚、71は軌道72を走行してワークの搬送を行う
搬送装置、28は弾性アームのロボットを昇降動作させ
る昇降マストを示す。
【0057】図8(a)は、保管棚70a上からワーク
を受け取るロボットの姿勢を示している。すなわち、ロ
ボットの左右の弾性アームが弾性変形し図4(a)の状
態において回転アーム6、7の回転中心と搬送しようと
するワークの中心を合わせるように走行台車26が移動
し、回転アームを回転させロボットが一体的に旋回動作
し、ワークの姿勢とハンドの方向を合わせて弾性アーム
3、4を最も伸長させた状態である。この動作により、
ワーク保管棚70a、70b上のワークの搬送を行う。
【0058】図8(b)は搬送装置71の入出庫口への
ワークの受け渡しをするロボットの姿勢を示している。
すなわち、図4で説明したように、強制的に弾性アーム
3、4を屈曲させてワークの姿勢とハンドの方向を合わ
せたロボットの姿勢である。この図8(a)、(b)の
動作により保管棚のワークを搬送装置上に受け渡すこと
ができる。また、逆の動作により、搬送装置上のワーク
を保管棚に受け渡し保管することもできる。
【0059】このように、本発明のロボットをワーク保
管庫に使用したワーク搬送により、少ない自由度の機構
で、2列の保管棚と該保管棚と直角方向の2個置き搬送
装置に受け渡しが可能となる。
【0060】また、該ワーク保管庫において、回転アー
ム6、7の回転中心に昇降マスト28を設けたことによ
り、保管棚間のロボットの通路幅が狭まり、省スペース
を図ることができる。
【0061】さらに、上記実施例において、ワークを水
平面(X−Y平面)内で搬送する例について説明した
が、上記搬送ロボットを垂直面内で動作するように設置
し、旋回半径方向からずれた姿勢のワークを搬送するこ
とも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ワーク搬
送用ロボットを、2自由度でワークを搬送する構成を変
えずに、弾性的に姿勢を支持されたハンド部に回転自由
に固設されたローラをハンドの回転を規制する部品に押
し付けることにより、ローコストでハンドの姿勢を変化
させることが可能となった。
【0063】このハンドの姿勢変形量は、回転アームの
回転角度と弾性体の変形量、またローラおよびハンド部
の回転を規制する部品の取り付け位置により、弾性体の
弾性変形内において任意に設定することができた。
【0064】さらに、ワーク保管庫に設置されたスタッ
カクレーンに搭載されるワーク搬送ロボットの1対の回
転アームが回動する範囲の内側にアーム取付台の上下移
動機構を配置した構成としたことにより、ワーク保管庫
の省スペース化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のワーク搬送用のロボッ
トの全体概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面詳細図である。
【図3】図1のB−B断面詳細図である。
【図4】本発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図5】弾性アームの変形軌跡を示す図である。
【図6】回転規制部品を受け渡し側に設けた第2の実施
例の動作説明図である。
【図7】円筒座標形ロボットに弾性体を設けた第3の実
施例の説明図である。
【図8】本発明のワーク保管庫への使用例でのワーク搬
送の説明図である。
【符号の説明】
1…ワーク(ウェーハカセット)、 2…ハンド部、 3、4…弾性アーム、 5…ワーク置き台、 6、7…回転アーム、 26…走行台車、 28…昇降マスト、 31a…右側規制板、 31b…左側規制板、 32a、32b、42…ローラ、 41…回転規制部品、 51…規制板、 70a、70b…ワーク保管棚、 71…搬送装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 高道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 伊東 徹雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 藤井 浩 兵庫県尼崎市下坂部三丁目11番1号日立機 電工業株式社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後、上下に移動可能な所定の台に設置さ
    れ、該台より構成部材の運動によりハンドを移動させて
    ワークを搬送するワーク搬送用ロボットにおいて、(1)
    ワークを載置するハンドと、(2) 略同軸上に配置された
    2つの回転軸と、(3) 前記各回転軸に固定され、それぞ
    れの回転軸の半径方向に突設し、左右対称状に配置され
    る1対の回転アームと、(4) 前記各回転アームに基端部
    が固着され、他の端部が前記ハンドに固着され、およそ
    対称状に配置される弾性変形可能な部材を有する1対以
    上の弾性アームと、(5) 前記各回転軸をそれぞれ回転駆
    動する2つの駆動源と、(6) ハンドの所定の位置におい
    て、ハンドの回転を規制しハンドの向きを変える手段を
    設けたことを特徴とするワーク搬送用ロボット。
  2. 【請求項2】前後、上下に移動可能な所定の台に設置さ
    れ、該台より構成部材の直進運動と旋回運動の2自由度
    でワークを搬送するワーク搬送用ロボットにおいて、
    (1) 先端のアーム部にハンド部を水平面内に回動可能に
    支持し、(2) ハンド部を所定の向きに弾性的に姿勢を保
    持する弾性部材を先端のアーム部に配設し、(3) ハンド
    の所定の位置において、ハンドの回転を規制しハンドの
    向きを変える手段を設けたことを特徴とするワーク搬送
    用ロボット。
  3. 【請求項3】前記ハンドの回転を規制する手段が、(1)
    ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラと、(2)
    回転アームの回転軸固定部に該ローラと同平面内に固設
    したハンドの回転を規制する部品からなることを特徴と
    する請求項1または2記載のワーク搬送用ロボット。
  4. 【請求項4】前記ハンドの回転を規制する手段が、(1)
    ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラと、(2)
    ワーク受け渡し位置に該ローラと同平面内にハンドの回
    転を規制する部品を固設したハンドの回転を規制する部
    品からなることを特徴とする請求項1または2記載のワ
    ーク搬送用ロボット。
  5. 【請求項5】(1) 上下に移動するアーム取付台を有し前
    後に移動可能なスタッカクレーンと、(2) ワークを上
    下、前後方向の垂直面内に複数個保管する保管棚を前記
    スタッカクレーンに対し前後の移動方向に対し平行に一
    つ以上配設し、(3) 前記保管棚におけるワークに対し、
    直角方向に二つ平行に並べられたワークを移載するワー
    クの出入口を有し、(4) 前記スタッカクレーンのアーム
    取付台に請求項1、2、3、または4記載のワーク搬送
    用ロボットを搭載したことを特徴とするワーク保管庫。
  6. 【請求項6】(1) ワークを載置するハンドと、(2) 略同
    軸上に配置された2つの回転軸と、(3) 前記各回転軸に
    固定され、それぞれの回転軸の半径方向に突設し、左右
    対称状に配置される1対の回転アームと、(4) 前記各回
    転アームに基端部が固着され、他の端部が前記ハンドに
    固着され、およそ対称状に配置される弾性変形可能な部
    材を有する1対以上の弾性アームと、(5) 前記各回転軸
    をそれぞれ回転駆動する2つの駆動源を有するワーク搬
    送用のロボットと、(6) 前記ロボツトを搭載したアーム
    取付台を上下に移動する機構を有し、前後に移動可能な
    スタッカクレーンと、(7) 前記スタッカクレーンの前後
    の移動方向に対しワークを上下、前後方向の垂直面内に
    複数個保管する一つ以上の保管棚を有するワーク保管庫
    において、1対の回転アームが回動する範囲の内側にア
    ーム取付台の上下移動機構を配置したことを特徴とする
    ワーク保管庫。
  7. 【請求項7】(1) ワークを載置するハンドと、(2) 略同
    軸上に配置された2つの回転軸と、(3) 前記各回転軸に
    固定され、それぞれの回転軸の半径方向に突設し、左右
    対称状に配置される1対の回転アームと、(4) 前記各回
    転アームに基端部が固着され、他の端部が前記ハンドに
    固着され、およそ対称状に配置される弾性変形可能な部
    材を有する1対以上の弾性アームと、(5) 前記各回転軸
    をそれぞれ回転駆動する2つの駆動源と、(6) ハンドの
    所定の位置において、ハンドの回転を規制しハンドの向
    きを変える手段を設けたワーク搬送用のロボットと、
    (7) 前記ロボットを搭載したアーム取付台を上下に移動
    する機構を有し、前後に移動可能なスタッカクレーン
    と、(8) 前記スタッカクレーンの前後の移動方向に対し
    ワークを上下、前後方向の垂直面内に複数個保管する一
    つ以上の保管棚と、(9) 前記保管棚におけるワークに対
    し、直角方向に二つ平行に並べられたワークを移載する
    ワークの出入口を有するワーク保管庫において、1対の
    回転アームが回動する範囲の内側にアーム取付台の上下
    移動機構を配置したことを特徴とするワーク保管庫。
  8. 【請求項8】前記ハンドの回転を規制する手段は、(1)
    ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラと、(2)
    回転アームの回転軸固定部に該ローラと同平面内に固設
    したハンドの回転を規制する部品。からなることを特徴
    とする請求項7記載のワーク保管庫。
  9. 【請求項9】前記ハンドの回転を規制する手段は、(1)
    ハンド部の下部に回転自由に固設されたローラと、(2)
    ワーク受け渡し位置に該ローラと同平面内にハンドの回
    転を規制する部品を固設したハンドの回転を規制する部
    品。からなることを特徴とする請求項7記載のワーク保
    管庫。
JP16766194A 1994-07-20 1994-07-20 ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫 Pending JPH0826419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16766194A JPH0826419A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16766194A JPH0826419A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0826419A true JPH0826419A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15853891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16766194A Pending JPH0826419A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0826419A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016223998A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 株式会社日本自動車部品総合研究所 電磁界計測装置
JP2017109256A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 シンフォニアテクノロジー株式会社 搬送ロボット及び搬送装置
CN109676593A (zh) * 2017-10-18 2019-04-26 中国科学院沈阳自动化研究所 面向汽车变速器中二轴总成的自动翻转机构
US10363370B2 (en) 2012-11-30 2019-07-30 Sio2 Medical Products, Inc. Controlling the uniformity of PECVD deposition
US10390744B2 (en) 2009-05-13 2019-08-27 Sio2 Medical Products, Inc. Syringe with PECVD lubricity layer, apparatus and method for transporting a vessel to and from a PECVD processing station, and double wall plastic vessel

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10390744B2 (en) 2009-05-13 2019-08-27 Sio2 Medical Products, Inc. Syringe with PECVD lubricity layer, apparatus and method for transporting a vessel to and from a PECVD processing station, and double wall plastic vessel
US10363370B2 (en) 2012-11-30 2019-07-30 Sio2 Medical Products, Inc. Controlling the uniformity of PECVD deposition
JP2016223998A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 株式会社日本自動車部品総合研究所 電磁界計測装置
JP2017109256A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 シンフォニアテクノロジー株式会社 搬送ロボット及び搬送装置
CN109676593A (zh) * 2017-10-18 2019-04-26 中国科学院沈阳自动化研究所 面向汽车变速器中二轴总成的自动翻转机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101609205B1 (ko) 판상 워크의 이송 설비 및 이송 방법
US5764013A (en) Plate material conveyance robot
US8079800B2 (en) Articulated robot
CN101454125B (zh) 工件输送***
JP4629731B2 (ja) ワーク搬送システム
WO2006109791A1 (ja) 多関節型ロボット
WO2003047820A1 (fr) Robot du type scalaire conçu pour porter un objet du type plaque plane et systeme de traitement d'objet du type plaque plane
JP2003506289A (ja) 一貫搬送キャリヤ及びディレクターを有する搬送装置
JP4796128B2 (ja) 移載ロボット
WO2009090743A1 (ja) 基板搬送装置
JP3721866B2 (ja) 基板位置決め装置およびこれを搭載した塗布機または装着機
US5549442A (en) Article transfer apparatus
JPH0826419A (ja) ワーク搬送用ロボットおよびワーク保管庫
TW200819373A (en) Transfer equipment
JP3539537B2 (ja) 多関節ロボット
JPH08216073A (ja) ワーク搬入・搬出作業用ロボット
JP4047477B2 (ja) ワーク搬送システム
JP2007260862A (ja) ロボット
JPH04348895A (ja) ワーク搬送用多関節型ロボット
JPS6150790A (ja) ワ−ク搬送用ロボツト
JP2532998B2 (ja) ワ―クの搬送ラインにおけるワ―クの傾斜装置
JPH0557355A (ja) 板材折曲げ加工装置
JPH0239671Y2 (ja)
JPS63284608A (ja) 台車の搬送物移載位置決め装置
CN210116749U (zh) 基板装载设备及基板承载框体